JP2014018896A - ブラスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃密度が高いブラスト室内で、ダイレクトドライブモータを第1ノズルの駆動源として用いたブラスト装置を提供する。
【解決手段】ブラスト装置10は、ブラスト室14内の移動装置に被加工物16に接離可能に設けたDDモータ20の貫通孔20bに挿入され、回転駆動部20eの回転に伴って回転する、長軸に沿って投射材通路30aが貫通するノズルホルダー30であって、DDモータ20の一端側から突出するノズル挿入部30bに、第1ノズル24の後端部が挿入され、且つノズルホルダー30の他端部であって、DDモータ20の他端側から突出する接続具装着部30dに、ホースジョイント28を介して供給ホース26が接続されており、回転駆動部20eを含む筒状ケーシング20aの一端側に蓋体38が被着され、接続具装着部30dとホースジョイントとの接続部分にシール部材40bが内挿されたシールソケット48が外挿されているものである。
【選択図】図2

Description

本発明はブラスト室内に載置された被加工物に、供給ホースから供給した混合状態の投射材及び圧縮空気を噴出してブラスト加工を施すブラスト装置に関するものである。
鋳物製品等の被加工物の穴内の中子砂を剥離除去するブラスト装置が、下記特許文献1に記載されている。このブラスト装置は、ブラスト室内に配置された水平移動装置に昇降装置が装着され、この昇降装置に上下方向に移動可能に設けられた保持枠体に載置されたモータに、先端部の側面に噴出口が開口された長尺のノズルが回転可能に取り付けられている。モータとノズルとは、モータの回転駆動部と歯車を介して連結されている。このブラスト装置によれば、移動装置で被加工物の穴の上方にノズルを移動し、昇降装置で穴内を昇降しているノズルをモータで回転させつつ、噴出口から投射材を圧縮空気と共に穴の内壁面に噴出し、穴内の中子砂の剥離除去を行うことができる。また、下記特許文献2には、多関節ロボットのアームに研掃用ノズルを装着することが記載されている。
特開2004−106092号公報 特開平11−207630号公報
本発明者は、被加工物の穴内の中子砂を剥離除去する際に、中子砂が穴の内壁面に均等に残存しておらず、穴の形状等によって中子砂が所定箇所に残存しており、その箇所に投射材を圧縮空気と共に噴出することによって容易に剥離できることを知った。このため、ノズルの回転角度を正確に調整できるダイレクトドライブモータを、ノズルの駆動源に用いることを試みたところ、ダイレクトドライブモータに内蔵されているベアリングが、塵埃によって損傷され易く、塵埃密度が高いブラスト室内でのダイレクトドライブモータは使用困難であることが判明した。
そこで、本発明の目的は、塵埃密度が高いブラスト室内で、ダイレクトドライブモータをノズルの駆動源として用いたブラスト装置を提供することにある。
本発明は、ブラスト室内に載置された被加工物に、供給ホースから供給された混合状態の投射材及び圧縮空気を噴出してブラスト加工を施すブラスト装置であって、前記被加工物に接離可能に設けられ、筒状ケーシングの中心軸に沿って貫通し、前記筒状ケーシングの両端部を形成する第1固定部及び第2固定部に開口された貫通孔と、前記第1固定部の前記貫通孔の開口縁に沿って回転する回転駆動部とを備えたダイレクトドライブモータと、前記ダイレクトドライブモータの前記回転駆動部と連結され、前記貫通孔に挿入された挿入部の長軸に沿って形成された前記投射材及び圧縮空気が混合状態で通過する投射材通路と、前記第1固定部から突出し、先端部側面に前記投射材及び圧縮空気を噴出する噴出口が形成された長尺の第1ノズルの後端側が挿入されて前記投射材通路の一端側に接続されるノズル挿入部と、前記第2固定部から突出し、前記投射材通路の他端側に前記供給ホースとの接続具が装着された接続具装着部とが設けられたノズルホルダーと、前記ノズルホルダーと共に回転するように前記接続具装着部に外挿され、前記接続具との接続部分を覆うシールソケットとを具備し、前記ダイレクトドライブモータの前記回転駆動部を含む前記第1固定部側を覆うように前記第1固定部に被着された蓋体の開口部に、前記ノズル挿入部が回転可能に挿入され、且つ前記蓋体の開口部と前記ノズル挿入部との隙間及び前記シールソケットと前記接続具との隙間の各々にシール部材が挿入されていることを特徴とするブラスト装置である。
かかる本発明において、前記接続具が、前記ダイレクトドライブモータの第2固定部に固定された固定ベースに、所定の空間を介して固着された鍔状部を貫通し、その各面から筒状部が突出しており、前記筒状部の一方の先端部が前記ノズルホルダーの接続具装着部内に挿入され、他方の前記筒状部内に前記供給ホースが挿入されているホースジョイントであり、前記ホースジョイントの筒状部の一方の外周面と、その外周面を覆うように延出された前記シールソケットの部分の内壁面との隙間にシール部材が挿入されていることにより、供給ホースとホースジョイントとの接続部をダイレクトドライブモータから確実に離すことができる。このため、その接続部から投射材等が漏出したとしても、投射材等はブラスト室内に漏出するのみであり、ダイレクトドライブモータ内に侵入することを防止できる。また、回転部材であるシールソケットと固定部材であるホースジョイントとの隙間からの塵埃の発生も防止できる。
前記ホースジョイントの前記鍔状部は、前記ダイレクトドライブモータの前記第2固定部に装着された固定ベースに立設された支持体に支持されていることが好ましい。
前記ダイレクトドライブモータの貫通孔に挿入されたノズルホルダーの挿入部の外周面に周設された凹溝に、シール部材が挿入されていることにより、貫通孔の内壁とノズルホルダーの外周面との隙間を経由してダイレクトドライブモータの第1固定部側に侵入する塵埃を確実に防止できる。また、シール部材をノズルホルダーの挿入部の外周面の所定箇所に確実に装着できる。
前記ダイレクトドライブモータの前記回転駆動部に装着された回転ベースに、前記ノズルホルダーの前記ノズル挿入部の外周面に周設されたフランジが連結されており、前記回転ベースと前記蓋体との間に空間が形成されていることが、ダイレクトドライブモータの回転駆動部にノズルホルダーのフランジを簡単に取り付けることができ、且つ蓋体を取り外して回転ベースの表面を観察することにより、蓋体内への塵埃の侵入の可否を判断でき、シール部材等の交換の可否を簡単に判断できる。
前記回転ベースと前記ブラケットとの間の隙間に、シール部材が挿入されていることにより、塵埃の第1固定部側への侵入を更に一層防止できる。
前記ダイレクトドライブモータが、前記ブラスト室内に配設された多関節ロボットのアームに装着されていることが、前記第1ノズルを被加工物に対して種々の方向から投射材及び圧縮空気を噴出できる。
前記多関節ロボットのアームに装着されたブラケットの一端側に前記ダイレクトドライブモータが装着され、且つ前記ブラケットの他端側に、先端に噴出口が開口された長尺の第2ノズルが装着されており、前記噴出口からは、前記第2ノズルの延出方向に前記投射材及び圧縮空気が噴出されることが、被加工物に対して種々の方向から投射材及び圧縮空気を噴出できる。
本発明のブラスト装置は、被加工物に投射材を圧縮空気と共に噴出する第1ノズルに、ダイレクトドライブモータ(以下、DDモータと称する)の回転力を伝達する部材として、混合状態の投射材及び圧縮空気の投射材通路を形成したノズルホルダーを採用する。ノズルホルダーは、DDモータの貫通孔に挿入し、その両端部をDDモータの両端部を形成する第1固定部及び第2固定部から突出する。第1固定部から突出したノズルホルダーの一端部であるノズル挿入部に第1ノズルの後端部を挿入し、且つ第2固定部から突出したノズルホルダーの他端部である接続具装着部に接続具を介して供給ホースと接続する。また、ノズルホルダーの接続具装着部と接続具との接続部分を覆うように、接続具装着部にシールソケットを外挿し、DDモータの回転駆動部を含む第1固定部側を蓋体で覆っている。更に、シールソケットと接続具との隙間及びノズル挿入部と蓋体の開口部との隙間の各々にシール部材が挿入されている。このようにDDモータの両端部には、防塵対策が施されている。
かかる防塵対策を施したDDモータは、被加工物に投射材を圧縮空気と共に噴出する第1ノズルの回転駆動源として使用できる。また、歯車等を介することなくDDモータの駆動力を第1ノズルに直接伝達でき、第1ノズルの回転角度を確実に調整できる。更に、DDモータは、歯車等を用いたモータに比較して軽量であるため、多関節ロボットのアームに簡単に装着でき、被加工物に対して種々の方向から投射材を圧縮空気と共に噴出できる。
本発明に係るブラスト装置の一例を示す正面図である。 DDモータ、第1ノズル及び供給ホースの接続状態を示す部分断面図である。 DDモータの斜視図である。 ノズルホルダーの部分断面図である。 第2ノズルと供給ホースとの接続状態を示す部分断面図である。 第2ノズルを用いて被加工物にブラスト加工を施す状態を示す部分正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。
本発明に係るブラスト装置の一例を図1に示す。図1に示すブラスト装置10は、カーテン12で仕切られたブラスト室14内に、移動装置としての多関節ロボット16のアーム18が挿入されている。このアーム18の先端に装着されたブラケット22の一端側に、DDモータ20が装着されている。このDDモータ20には、左右方向に移動可能の搬送装置100に載置された被加工物60に対して投射材を圧縮空気と共に噴出する金属製又はセラミック製の長尺の第1ノズル24が装着され、供給ホース26から混合状態の投射材及び圧縮空気が供給される。更に、ブラケット22の他端側には、第1ノズル24に対して直角となるように配設された金属製又はセラミック製の長尺の第2ノズル50が装着され、供給ホース52から混合状態の投射材及び圧縮空気が供給される。尚、供給ホース26,52の各々は、投射材が貯蔵された投射材タンク(不図示)と圧縮空気タンク(不図示)とに接続されている。
図1に示すブラケット22の一端側に装着されたDDモータ20には、図2に示すように、その中央部を貫通するノズルホルダー30を介して供給ホース26と第1ノズル24とが接続されている。かかるDDモータ20は、図3に示すように、筒状ケーシング20aの中心軸に沿って貫通する貫通孔20bが、筒状ケーシング20aの両端部を形成する第1固定部20cと第2固定部20dとに開口されている。更に、第1固定部20cには、貫通孔20bの開口縁に沿って矢印B方向に回転する回転駆動部20eが設けられている。かかる第1固定部20c、第2固定部20d及び回転駆動部20eには、他の部材と連結される複数のボルト穴20fが形成されている(図3には、第2固定部20dのボルト穴20fを省略した)。
DDモータ20の貫通孔20bに挿入されるノズルホルダー30を図4に示す。ノズルホルダー30は、その中心軸に沿って混合状態の投射材及び圧縮空気が通過する投射材通路30aが形成されている。かかるノズルホルダー30の一端部は、第1ノズル24の後端部が挿入されるノズル挿入部30bに形成されている。ノズル挿入部30bには、投射材通路30aの一端に接続されている中空部30cが形成されている。中空部30は、その内径がノズルホルダー30の一端方向に徐々に拡大するテーパ状である。ノズルホルダー30の他端部は、供給ホース26と接続する接続具が挿入される接続具装着部30dが形成されている。接続具装着部30dには、投射材通路30aの他端に接続されている中空部30eが形成されている。中空部30eは、その内径がノズルホルダー30の他端方向に徐々に拡径されて、接続具が挿入される内径まで拡径されている。かかるノズル挿入部30b及び接続具装着部30dの外周面には、ネジ30fが形成されている。また、ノズルホルダー30のノズル挿入部30bの近傍の外周面には、フランジ30gが形成されている。更に、ノズルホルダー30のノズル挿入部30bとフランジ30gとの中間部は、DDモータ20の貫通孔20bに挿入される挿入部30iであり、挿入部30iの外周面には、複数の周溝30hが形成されている。
図3に示すDDモータ20は、図2に示すようにブラケット22の一端側に、第1固定部20cのボルト穴20fを利用してボルト止されている。更に、DDモータ20の回転駆動部20eには、そのボルト穴20fを利用して回転ベース32がボルト止されている。回転ベース32には、DDモータ20の貫通孔20bに挿入されたノズルホルダー30のフランジ30gが連結されている。DDモータ20の回転駆動部20eが駆動されたとき、回転ベース32と共にノズルホルダー30は回転する。かかるDDモータ20の貫通孔20b内には、ノズルホルダー30の挿入部30iが挿入され、DDモータ20の第1固定部20cからノズル挿入部30bが突出している。このノズル挿入部30bの中空部30cには、ポリウレタン等のプラスチック製のチューブ43が挿入されており、第1ノズル24の後端部がチューブ43内に挿入される。更に、ノズル挿入部30bの外周面のネジ30fにキャップ36が螺着され、ノズル挿入部30bに挿入された第1ノズル24の後端部が固着される。この第1ノズル24は、先端部の側面に投射材を圧縮空気と共に噴出する噴出口24aが形成されており、投射材及び圧縮空気が第1ノズル24の斜目下方(図2の矢印A方向)に噴出される。このように第1ノズル24とノズルホルダー30との接続箇所は、DDモータ20の第1固定部よりも外方であり、接続箇所から圧縮空地と共に投射材が噴出しても、ブラスト室14内に噴出され、DDモータ20の第1固定部に向けて噴出されるおそれを解消できる。
DDモータ20の第1固定部20cと回転駆動部20eとの間には、隙間が形成されており、この隙間からブラスト室14内に浮遊する塵埃が侵入すると、DDモータ20内のベアリング等が損傷され易い。このため、図2に示すようにDDモータ20の回転駆動部20eを含む第1固定部20c側が蓋体38で覆われている。蓋体38は、ブラケット22に固定されており、その開口部にノズルホルダー30のノズル挿入部30bが挿入されている。更に、固定部材である蓋体38の開口部と回転部材であるノズル挿入部30bとの隙間及び回転ベース32とブラケット22との隙間の各々には、リング状のシール部材40aが挿入されている。
このようにDDモータ20の回転駆動部20eを含む第1固定部20c側が蓋体38及びシール部材40aで密閉状態であり、ブラスト室14内の塵埃が第1固定部20c側からの侵入を防止できる。また、蓋体38と回転ベース32及びノズルホルダー30のフランジ30gとの間に空間42が形成されており、シール部材40aが劣化して微細な塵埃が蓋体38内に侵入し始めると、回転ベース32やフランジ30gの空間42に臨む面に微細な塵埃が付着する。このため、蓋体38を取り外して回転ベース32やフランジ30gの面の汚れ状態を観察することにより、シール部材40aの交換時期を簡単に判断できる。
DDモータ20の第2固定部20d側には、ノズルホルダー30の接続具装着部30dが第2固定部20dから突出している。この接続具装着部30dには、供給ホース26を接続する接続具であるホースジョイント28が接続されている。ホースジョイント28には、第2固定部20dに固定された固定ベース44から突出する複数の支持台46で支持され、固定ベース44との間に所定の空隙を介して固定されている鍔状部28aと、鍔状部28aを貫通し、その両面に突出する筒状部28b、28cとが形成されている。筒状部28bは、その先端部がノズルホルダー30の接続具装着部30dに内挿されており、他方の筒状部28c内には、供給ホース26が挿入されている。このため、供給ホース26はホースジョイント28を介してノズルホルダー30の投射材通路30aに接続されている。
ノズルホルダー30の接続具装着部30dには、ホースジョイント28の筒状部28bとの接続部分を覆うシールソケット48が外挿されて螺着されている。シールソケット48は、筒状部28bの外周面を覆うように延出されている。この延出されたシールソケット48の部分の内壁面との隙間及びシールソケット48と固定ベース44との隙間の各々には、リング状のシール部材40bが挿入されている。
更に、DDモータ20の貫通孔20bに挿入されたノズルホルダー30の挿入部30iの外周面に形成された複数の周溝30hの各々には、シール部材としてのオーリング40cが挿入されている。これによって、貫通孔20bの内壁面と挿入部30iの外周面との隙間をシールすることができ、この隙間を経由して第1固定部20c側への塵埃の侵入を確実に防止できる。また、DDモータ20の全体を樹脂製カバーで覆うことによって、更に一層DDモータ20内への塵埃の侵入を防止できる。
図2に示す第1ノズル24に対して直角となるようにブラケット22の他端部には、図5に示すように固定板51を介して第2ノズル24が装着されている。第2ノズル24は、先端に開口された噴出口50aから、第2ノズル50の延出方向(矢印C方向)に供給ホース52から供給された投射材及び圧縮空気を噴出する。第2ノズル50は、その後端部が、固定板51に固着されたノズルホルダー54の一端部側に挿入された、ポリウレタン等のプラスチック製のチューブ56内に挿入されている。更に、ノズルホルダー54の一端部側の外周面のキャップ58が螺着され、第2ノズル50の後端部が固定されている。また、ノズルホルダー54の他端部側には、供給ホース52が挿入され、第2ノズル50と供給ホース52とを接続している。尚、シール部材40a,40b,40cとしては、例えばオイルシール、ダストシール、O−リング、を好適に用いることができる。
図1〜図6に示すブラスト装置10を用いてブラスト室14内の鋳物製品である被加工物60の穴内の中子砂をブラスト加工して除去する際には、多関節ロボット16のアーム18を駆動し、第1ノズル24の先端部を、被加工物60の対象穴内に挿入しつつ、DDモータ20を駆動して第1ノズル24を回転すると共に、第1ノズル24に供給ホース26から混合状態の投射材及び圧縮空気を供給し、第1ノズル24の噴出口24aから穴の内壁面に向けて投射材を圧縮空気と共に噴出する。かかる投射材と圧縮空気との噴射によって、穴内の中子砂の除去を行うことができる。この際に、被加工物60の穴内の所定箇所に中子砂が存在している場合には、DDモータ20を駆動して第1ノズル24の噴出口24aから投射材を圧縮空気と共に連続して対象穴の内壁面に向けて噴出しつつ、第1ノズル24の噴出口24aが中子砂の存在箇所に向いたとき、DDモータ20の駆動を停止し、重点的に中子砂の存在箇所に投射材を圧縮空気と共に噴出することが好ましい。対象穴の内壁面の全面に万遍なく投射材を圧縮空気と共に噴出する場合に比較して、中子砂を迅速に除去でき且つ穴の内壁面に及ぼす損傷を少なくできる。
また、ブラスト装置10の第2ノズル50を用いて被加工物60にブラスト加工を施す際には、図6に示すように、多関節ロボット16のアーム18を駆動し、第2ノズル50の先端の噴出口が被加工物60に向くようにブラケット22を回動する。この際に、第1ノズル24は、被加工物60の方向には向いていない。更に、アーム18を駆動し、第2ノズル50の噴出口が被加工物60のブラスト加工を施す所定部分に近接させた後、第2ノズル50の噴出口から投射材を圧縮空気と共に噴出することにより、所定部分にブラスト加工を施すことができる。
図1〜図5に示すブラスト装置は、ノズルホルダー30と第1ノズル24との接続箇所及び供給ホース26との接続箇所は、DDモータ20から離れているため、例え接続箇所から投射材が圧縮空気と共に噴出しても、DDモータ20内に侵入することなくブラスト室14内に噴出し、投射材が圧縮空気と共に直接DDモータ20に向けて噴出することを防止できる。
また、ブラスト室14内に高濃度で浮遊する塵埃も、DDモータ20の回転駆動部20eが設けられた第1固定部20c側が蓋体38で覆われており、蓋体38や固定ベース44等の固定部材とノズル挿入部30bやシールソケット48等の回転部材との隙間にはリング状のシール部材40a、40bが挿入されている。更に、DDモータ20の貫通孔20bの内壁面とノズルホルダー30の挿入部30iの外周面との隙間にも、
シール部材40cが挿入されている。このため、回転駆動部20e等の隙間からDDモータ20内への塵埃の侵入を防止できる。このように、DDモータ20内への塵埃の侵入を防止でき、塵埃密度の高いブラスト室14内で第1ノズル24の回転駆動源としてのDDモータ20を使用できる。かかるDDモータ20によれば、その回転駆動力を第1ノズル24に直接伝達でき、第1ノズル24の回転角度を確実に調整できる。更に、DDモータ20は、軽量であるため、多関節ロボット16のアーム18に簡単に装着でき、被加工物60に対して種々の方向から投射材を噴出できる。
図1〜図5に示すブラスト装置10では、DDモータ20の回転駆動部20eに回転ベース32を介してノズルホルダー30のフランジ30gを連結していたが、回転駆動部20eにフランジ30gを直接連結してもよい。更に、DDモータ20の第2固定部20dに固定ベース44を介して支持台46を装着していたが、第2固定部20dに直接支持台46を装着してもよい。また、ブラケット22にDDモータ20を介して第1ノズル24が装着されていると共に、第2ノズル50もブラケット22に装着されていたが、DDモータ20を介して第1ノズル24のみが装着されていてもよい。多関節ロボット16に代えて、X−Y移動装置に上下動するシリンダー装置を設け、このシリンダー装置にブラケット22を装着してもよい。
或いは、ブラスト室14の天井部や壁面部にDDモータ20を装着し、被加工物を載置した移動装置によって、DDモータ20を被加工物に接離可能としてもよい。この場合、DDモータ20をブラスト室14の天井部や壁面部に固定したブラケット22にDDモータ20を装着し、ブラケット22の他部に固定した別のブラケットに第2ノズル50を装着する固定板51を装着してもよい。この被加工物の移動装置として、多関節ロボットを用いてもよい。また、第2ノズル50としては、図5に示す長尺のノズルよりも短尺の金属製又はセラミック製のノズルを用いることができる。かかる短尺のノズルを第2ノズル50に用いた場合には、ノズルホルダー54の長さを変えて第2ノズル50の噴出口50aの位置を調整することが好ましい。
本発明に係るブラスト装置は、鋳造製品等の被加工物のブラスト加工に好適に用いることができる。
10はブラスト装置、12はカーテン、14はブラスト室、16は多関節ロボット、18はアーム、20はダイレクトドライブモータ、20aは筒状ケーシング、20bは貫通孔、20cは第1固定部、20dは第2固定部、20eは回転駆動部、20fはボルト穴、22はブラケット、24は第1ノズル、24a,50aは噴出口、26,52は供給ホース、28はホースジョイント、28aは鍔状部、28b,28cは筒状部、30,54はノズルホルダー、30aは投射材通路、30bはノズル挿入部、30c,30eは中空部、30dは接続具装着部、30fはネジ、30gはフランジ、30hは周溝、30iは挿入部、32は回転ベース、36,58はキャップ、38は蓋体、40a,40b,40cはシール部材、42は空間、43,56はチューブ、44は固定ベース、46は支持台、48はシールソケット、50は第2ノズル、51は固定板、60は被加工物、100は搬送装置である。

Claims (8)

  1. ブラスト室内に載置された被加工物に、供給ホースから供給された混合状態の投射材及び圧縮空気を噴出してブラスト加工を施すブラスト装置であって、
    前記被加工物に接離可能に設けられ、筒状ケーシングの中心軸に沿って貫通し、前記筒状ケーシングの両端部を形成する第1固定部及び第2固定部に開口された貫通孔と、前記第1固定部の前記貫通孔の開口縁に沿って回転する回転駆動部とを備えたダイレクトドライブモータと、
    前記ダイレクトドライブモータの前記回転駆動部と連結され、前記貫通孔に挿入された挿入部の長軸に沿って形成された前記投射材及び圧縮空気が混合状態で通過する投射材通路と、前記第1固定部から突出し、先端部側面に前記投射材及び圧縮空気を噴出する噴出口が形成された長尺の第1ノズルの後端側が挿入されて前記投射材通路の一端側に接続されるノズル挿入部と、前記第2固定部から突出し、前記投射材通路の他端側に前記供給ホースとの接続具が装着された接続具装着部とが設けられたノズルホルダーと、
    前記ノズルホルダーと共に回転するように前記接続具装着部に外挿され、前記接続具との接続部分を覆うシールソケットとを具備し、
    前記ダイレクトドライブモータの前記回転駆動部を含む前記第1固定部側を覆うように前記第1固定部に被着された蓋体の開口部に、前記ノズル挿入部が回転可能に挿入され、且つ前記蓋体の開口部と前記ノズル挿入部との隙間及び前記シールソケットと前記接続具との隙間の各々にシール部材が挿入されていることを特徴とするブラスト装置。
  2. 前記接続具が、前記ダイレクトドライブモータの第2固定部に固定された固定ベースに、所定の空間を介して固着された鍔状部を貫通し、その各面から筒状部が突出しており、前記筒状部の一方の先端部が前記ノズルホルダーの接続具装着部内に挿入され、他方の前記筒状部内に前記供給ホースが挿入されているホースジョイントであり、
    前記ホースジョイントの筒状部の一方の外周面と、その外周面を覆うように延出された前記シールソケットの部分の内壁面との隙間にシール部材が挿入されている請求項1記載のブラスト装置。
  3. 前記ホースジョイントの前記鍔状部は、前記ダイレクトドライブモータの前記第2固定部に装着された固定ベースに立設された支持体に支持されている請求項2記載のブラスト装置。
  4. 前記ダイレクトドライブモータの貫通孔に挿入されたノズルホルダーの挿入部の外周面に周設された凹溝に、シール部材が挿入されている請求項1〜3のいずれか一項記載のブラスト装置。
  5. 前記ダイレクトドライブモータの前記回転駆動部に装着された回転ベースに、前記ノズルホルダーの前記ノズル挿入部の外周面に周設されたフランジが連結されており、前記回転ベースと前記蓋体との間に空間が形成されている請求項1〜4のいずれか一項記載のブラスト装置。
  6. 前記回転ベースと前記ブラケットとの間の隙間に、シール部材が挿入されている請求項5記載のブラスト装置。
  7. 前記ダイレクトドライブモータが、前記ブラスト室内に配設された多関節ロボットのアームに装着されている請求項1〜6のいずれか一項記載のブラスト装置。
  8. 前記多関節ロボットのアームに装着されたブラケットの一端側に前記ダイレクトドライブモータが装着され、且つ前記ブラケットの他端側に、先端に噴出口が開口された長尺の第2ノズルが装着されており、前記噴出口からは、前記第2ノズルの延出方向に前記投射材及び圧縮空気が噴出される請求項7記載のブラスト装置。
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