JPH0397324A - スペースダイバーシティ受信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 スペースダイバーシティ受信システムに関し、簡潔な構
或で広い受信帯域にわたって充分な等化能力を得ること
を目的とし、 副アンテナからの受信信号を移相する可変移相手段と、
該主アンテナからの受信信号に該可変移相手段からの信
号を乗算する乗算手段と、該移相量を制御する第１の制
御手段と、該可変移相手段の出力を合威して出力信号と
する信号合戒手段とを具備するスペースダイバーシティ
受信システムにおいて、制御入力に応じて通過帯域が切
換可能であり、該主アンテナからの信号および該可変移
相手段の出力信号のうち通過帯域の周波数の信号のみを
該乗算手段へ供給するそれぞれ第１および第２の可変帯
域フィルタと、該主アンテナからの受信信号について受
信帯域内でレベルが最低である周波数を検出する検出手
段と、該検出手段の検出結果に応じて該第１および第２
の可変帯域フィルタの通過帯域を最低レベルの周波数へ
切り換える第２の制御手段とを具備して構或する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はマルチパスフェージングまたは降雨による減衰
等の影響を軽減するためのスペースダイバーシティ受信
システム、特に主アンテナおよび副アンテナからの受信
信号を、直接波が同相となる様に副アンテナからの信号
を移相して合成するスペースダイバーシティ受信システ
ムに関する。

〔従来の技術〕

第４図はこの方式によるスペースダイバーシティ受信シ
ステムの一例を表わすブロック図である。

主アンテナ１０と副アンテナ１２とは所定の距離、例え
ば数ｍ程度離れて設置される。主アンテナ１０および副
アンテナ１２で受信された数ＧＨｚ帯の受信信号はミキ
サ（図示せず）で局部発信信号と混合されて１０　０　
！Ｊ　Ｈ　ｚ程度の中間周波数に落とされる。主アンテ
ナＩＯからの信号はハイブリッド３００を経てＡＧＣア
ンブ３０４でレベル一定に制御され、ミキサ１６０へ供
給される。一方、副アンテナ１２からの信号は無限移相
器１４０、ハイブリッド３０２、およびＡＧＣアンブ３
０６を経てミキサ１６０へ供給される。

ＡＧＣアンプ３０４および３０６はミキサ１６０へ供給
される信号レベルを一定に保つためのものである。

ミキサ１６０は入力信号の乗算を行なうもので、その出
力信号は双方の入力信号が同相であるときに最大の振幅
となる。制御器１８０はミキサ１６０の出力信号の振幅
が最大となる様に無限移相器１４０の移相量を制御する
。この出力はハイブリッド２００で合威されて出力信号
となる。

この様な構戒とすることで比較的信号レベルの高い直接
波の位相が同相となる様に副アンテナ１２からの信号が
移相され主アンテナ１０からの信号と合成されるので、
直接波は強められるのに対してそれと位相の異なる反射
波が抑制され、マルチパスフユージングおよび降雨等の
影響が低減される。

〔発明が解決しようとする課題〕

受信帯域が比較的広い場合にはフェージング等の影響は
帯域内の特定の周波数に特に強く現われ、特定の周波数
領域のみが著しく減衰する様になる。

この様な場合に前述の回路構或では主として中心帯域に
おける位相差を基準として制御されることになり、充分
な等化能力が得られないという問題があった。

マルチキャリア方式の受信装置で行なわれている様に、
受信帯域を分割しそれぞれについて第４図に示した回路
構或によって等価を行なう方式も考えられるが、そうす
ると回路規模が増大するという問題と共に、回路同志の
干渉等の影響で誤動作するという問題が発生する。

したがって本発明の目的は比較的簡潔な回路構或で広い
受信帯域にわたって充分な等化能力を発揮するスペース
ダイバーシティ受信システムを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理構戊を表わす図である。

主アンテナ１０と副アンテナ１２は第４図で説明したも
のと同一であり、可変移相手段１４、乗算手段１６、第
ｌの制御手段１８および信号合成手段２０はそれぞれ第
４図の無限移相器１４０、ミキサ１６０１制御器１８０
、およびハイブリッド２００に対応する。

第１および第２の可変帯域フィルタ５０．５２は制御入
力に応じて通過帯域が切換可能であり、該主アンテナ１
０からの信号および該可変移相手段１４の出力信号のう
ち、設定された通過帯域の信号のみを該乗算手段１６へ
それぞれ供給する。

検出手段５４は該主アンテナ１０からの信号について、
受信帯域内でレベルが最低である周波数を検出する。

第２の制御手段５６は該検出手段５４の検出結果に応じ
て該第１および第２の可変帯域フィルタ５０，５２の通
過帯域を最低レベルの周波数へ切り換える。

〔作　用〕

乗算手段１６へは受信レベルが最低の周波数すなわちフ
ェージング等の影響を強く受けている周波数の信号が供
給されるので、可変移相手段１４はその周波数の直接波
が同相となる様に制御される。

したがってその部分における減衰が主として補償されて
フラットな特性に近くなり、全体としての等化能力が向
上する。

〔実施例〕

第２図は本発明に係るスペースダイバーシティ受信シス
テムの一実施例を表わす図である。第４図と同一の構或
要素には同一の参照符号を付してその説明を省略する。

振幅偏差検出器５４０は主アンテナ１０からの受信信号
について周波数ｆ−，　　ｆｏ，　　ｆヤにおけるレベ
ルを検出してそれに比例した電圧を出力する。

ここで、周波数ｆ−，　　ｆ．，　　ｆ＋は例えば受信
帯域のそれぞれ最低、中心、最高周波数である。帯域フ
ィルタ５０２，　５０４，　５０６はそれぞれ中心周波
数が，ｆ。，ｆ．，ｆ一であり、同様に帯域フィルタ５
２２，　５２４，　５２６はそれぞれ中心周波数がｆ＋
＋ｆｏ，ｆ一である。第２の制御器５６０は振幅偏差検
出器５４０の出力電圧を比較し、それらの最低のレベル
の周波数に相当する帯域フィルタを選択する様にスイッ
チ５００，　５０８，　５２０．　５２８を制御する。

したがって、ミキサ１６０へはレベルが最低である戊分
、すなわちフェージング等の影響を最も強く受けた周波
数或分のみが供給され、制御器１８０はこれについて同
相となる様に無限移相器１４０を制御することになる。

第３Ａ図は周波数ｆ。の付近で最も強くフェージング等
の影響を受けて減衰した場合の周波数特性の例を表わし
ており、破線で表わした曲線はフェージング等の影響が
ない場合の特性を表わしている。

この場合、第２図の回路の出力は第３Ｂ図の様に補償さ
れ、受信帯域全体にわたって良好な等化能力が示される
。

１４・・・可変移相手段、 ２０・・・信号合成手段。

１６・・・乗算手段、 〔発明の効果〕 以上述べてきたように本発明によれば、比較的簡潔な構
戊で広い受信帯域幅全体にわたって良好な等化能力を有
するスペースダイバーシティ受信システムが提供される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構或を表わす図、第２図は本発明
の一実施例を表わす図、第３図は第２図の回路の等化能
力を説明するための図、 第４図は従来のスペースダイバーシティ受信システムを
表わす図。 図において、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、主アンテナ（１０）と、該主アンテナ（１０）から
   所定の距離だけ離れた位置に設置された副アンテナ（１
   ２）と、該副アンテナ（１２）からの受信信号を制御入
   力に応じて移相する可変移相手段（１４）と、該主アン
   テナ（１０）からの受信信号に該可変移相手段（１４）
   からの信号を乗算して出力する乗算手段（１６）と、該
   乗算手段（１６）の出力が最大となる様に該可変移相手
   段（１４）の移相量を制御する第１の制御手段（１８）
   と、該主アンテナ（１０）からの信号と該可変移相手段
   （１４）の出力信号を合成して出力信号とする信号合成
   手段（２０）とを具備するスペースダイバーシティ受信
   システムにおいて、 制御入力に応じて通過帯域が切換可能であり、該主アン
   テナ（１０）からの信号および該可変移相手段（１４）
   の出力信号のうち該通過帯域の周波数の信号のみを該乗
   算手段（１６）へ供給するそれぞれ第１および第２の可
   変帯域フィルタ（５０、５２）と、 該主アンテナ（１０）からの受信信号について受信帯域
   内でレベルが最低である周波数を検出する検出手段（５
   ４）と、 該検出手段（５４）の検出結果に応じて該第１および第
   ２の可変帯域フィルタ（５０、５２）の通過帯域を最低
   レベルの周波数へ切り換える第２の制御手段（５６）と
   を具備することを特徴とするスペースダイバーシティ受
   信システム。