JPH0396404A - ラジアルタイヤ用スチールベルト - Google Patents
ラジアルタイヤ用スチールベルトInfo
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- JPH0396404A JPH0396404A JP1234161A JP23416189A JPH0396404A JP H0396404 A JPH0396404 A JP H0396404A JP 1234161 A JP1234161 A JP 1234161A JP 23416189 A JP23416189 A JP 23416189A JP H0396404 A JPH0396404 A JP H0396404A
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- Japan
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- belt
- steel cord
- tire
- rubber
- cord
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- Granted
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 44
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 44
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 abstract description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ラジアルタイヤをカーカスの外周において補
強するベルトの改良に関する。
強するベルトの改良に関する。
(従来の技術)
ラジアルタイヤ用ベルトとしては、タイヤ幅方向に並列
する複数のスチールコードを、ゴムで被覆することによ
って形成したものが用いられている。
する複数のスチールコードを、ゴムで被覆することによ
って形成したものが用いられている。
例えば第2図のベルトは、スチールコード1として、複
数の素線4を全長に亘って互いに接触するように撚った
いわゆるコンパクト撚りのものを用い、これをゴム2で
被覆してベルト3としたものを2枚重ねたものである。
数の素線4を全長に亘って互いに接触するように撚った
いわゆるコンパクト撚りのものを用い、これをゴム2で
被覆してベルト3としたものを2枚重ねたものである。
また、第3図のベルトは、スチールコード1として、複
数の素線4が互いに離間した部分を有するよう撚ったい
わゆるオープン撚りのものを用い、これをゴム2で被覆
してベルト3としたものを2枚重ねたものである。
数の素線4が互いに離間した部分を有するよう撚ったい
わゆるオープン撚りのものを用い、これをゴム2で被覆
してベルト3としたものを2枚重ねたものである。
(発明が解決しようとする課題)
第2図のベルト3のようにコンパクト撚りスチールコー
ド1を用いると、各素線間にゴム2が入り込まずに空間
が生じ、その空間にタイヤの傷から浸入した水が入り込
み、スチールコードlが内部から腐食するという欠点が
ある。
ド1を用いると、各素線間にゴム2が入り込まずに空間
が生じ、その空間にタイヤの傷から浸入した水が入り込
み、スチールコードlが内部から腐食するという欠点が
ある。
そこで、第3図のベルト3のようにオープン撚りスチー
ルコードlを用いると、各素線4の間にゴム2が入り込
むため、スチールコードlが内部から腐食するという問
題はない。しかし、オープン撚りスチールコード1の外
径は、コンパクト撚りスチールコード1の外径よりも大
きくなるため、スチールコードlからベルト3の幅方向
に沿う外面までの距離Sが小さくなる。そうすると、ス
チールコード1とゴム2との接着性能が悪くなり、スチ
ールコード1とゴム2との剥離によりスチールコードl
が切断し易くなるという問題がある。
ルコードlを用いると、各素線4の間にゴム2が入り込
むため、スチールコードlが内部から腐食するという問
題はない。しかし、オープン撚りスチールコード1の外
径は、コンパクト撚りスチールコード1の外径よりも大
きくなるため、スチールコードlからベルト3の幅方向
に沿う外面までの距離Sが小さくなる。そうすると、ス
チールコード1とゴム2との接着性能が悪くなり、スチ
ールコード1とゴム2との剥離によりスチールコードl
が切断し易くなるという問題がある。
また、スチールコード1からベルト3の外面までの距離
Sを大きくするためにベルト3を厚くすると、その分の
ベルト重量の増大によってタイヤの転がり抵抗が増大し
、高速耐久性が低減し、さらに、材料コストが嵩むとい
う問題がある。
Sを大きくするためにベルト3を厚くすると、その分の
ベルト重量の増大によってタイヤの転がり抵抗が増大し
、高速耐久性が低減し、さらに、材料コストが嵩むとい
う問題がある。
本発明は上記オープン撚りスチールコードを採用するこ
とによる問題を解決することを目的とする。
とによる問題を解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明の特徴とするところは、タイヤ幅方向に並列する
1×n(nは素線本数)構造の複数のオープン撚りスチ
ールコード1が、ゴム2で被覆されることにより形戒さ
れるラジアルタイヤ用ベルト3において、各スチールコ
ード1の断面形状が偏平とされると共に、その長径方向
がタイヤ幅方向となるように配列され、このオープンI
然りスチールコードlの短径をD1、長径をD2、ベル
ト3内の全オープン撚りスチールコード1の容積をVS
%オープン撚りスチールコード1を被覆する前記ゴム2
の容積をv9として、 l.l ≦D2/D1≦2.2 0.80≦vi /(V*+v.) ≦0.87とさ
れている点にある。
1×n(nは素線本数)構造の複数のオープン撚りスチ
ールコード1が、ゴム2で被覆されることにより形戒さ
れるラジアルタイヤ用ベルト3において、各スチールコ
ード1の断面形状が偏平とされると共に、その長径方向
がタイヤ幅方向となるように配列され、このオープンI
然りスチールコードlの短径をD1、長径をD2、ベル
ト3内の全オープン撚りスチールコード1の容積をVS
%オープン撚りスチールコード1を被覆する前記ゴム2
の容積をv9として、 l.l ≦D2/D1≦2.2 0.80≦vi /(V*+v.) ≦0.87とさ
れている点にある。
(作 用)
本発明の構或において、各゛オープン撚りスチールコー
ドlの断面形状が偏平とされると共に、その長径方向が
タイヤ幅方向となるように配列されることで、断面形状
が円形のオープン撚スチールコードに比べ、同一厚さの
ベルトに対し、スチールコードからベルトの幅方向に沿
う外面までの距離Sを大きくできる。
ドlの断面形状が偏平とされると共に、その長径方向が
タイヤ幅方向となるように配列されることで、断面形状
が円形のオープン撚スチールコードに比べ、同一厚さの
ベルトに対し、スチールコードからベルトの幅方向に沿
う外面までの距離Sを大きくできる。
この場合、各オープン撚りスチールコード1の偏平断面
の長径D2に対する短径D,の比が1.1より小さいと
、その断面形状が実質状円形のものと効果に差がない。
の長径D2に対する短径D,の比が1.1より小さいと
、その断面形状が実質状円形のものと効果に差がない。
また、D2/D1が2.2を超えると、オープン撚りス
チールコードlの製造が困難である。
チールコードlの製造が困難である。
また、全オープン撚りスチールコード1の容積をV,、
これを被覆するゴム2の容積をvRとして、L+/ (
Vi+vs)が0.80未満であると、ベルト3が薄く
なってオープン撚りスチールコード1からベルト3の幅
方向に沿う外面までの距離Sが小さくなり、オープン撚
りスチールコード1とゴム2との接着性能が悪くなる。
これを被覆するゴム2の容積をvRとして、L+/ (
Vi+vs)が0.80未満であると、ベルト3が薄く
なってオープン撚りスチールコード1からベルト3の幅
方向に沿う外面までの距離Sが小さくなり、オープン撚
りスチールコード1とゴム2との接着性能が悪くなる。
また、νつ/ (V,l+ V3)が0.87を超える
と、ベルト3の重量が増大して断面円形のオープン撚り
スチールコードを用いたものと効果に差がない。
と、ベルト3の重量が増大して断面円形のオープン撚り
スチールコードを用いたものと効果に差がない。
(実施例)
タイヤサイズT/L 175SR14のラジアルタイヤ
において、D2/DIとVl/ (VR+V!!)とが
種々異なるものを製造し、それぞれについてベルト重量
、ころがり抵抗、高速耐久性、接着性能、コストを評価
し、それぞれ第1表に示した。
において、D2/DIとVl/ (VR+V!!)とが
種々異なるものを製造し、それぞれについてベルト重量
、ころがり抵抗、高速耐久性、接着性能、コストを評価
し、それぞれ第1表に示した。
この場合、第l図に示すようにベルト3は2枚重ねると
共に、タイヤ幅方向に沿う外面同志を接着剤により接着
したものを用いた。また、各オープン撚りスチールコー
ド1は直径0.25mの素線を4本用いたI X 4
X0.25構造のものとし、タイヤ幅方向に20本/I
NCI打ち込んだ。また、タイヤカーカスはポリエステ
ルコード(15000/2 、25ENDS/ rNc
H)により形成した1枚構造とした。
共に、タイヤ幅方向に沿う外面同志を接着剤により接着
したものを用いた。また、各オープン撚りスチールコー
ド1は直径0.25mの素線を4本用いたI X 4
X0.25構造のものとし、タイヤ幅方向に20本/I
NCI打ち込んだ。また、タイヤカーカスはポリエステ
ルコード(15000/2 、25ENDS/ rNc
H)により形成した1枚構造とした。
ころがり抵抗は、ドラム試験機上で、タイヤにJIS標
準内圧の下にJIS標準荷重を負荷させ、80km/h
相当のスピードでタイヤを回転させたときの値を測定し
た。
準内圧の下にJIS標準荷重を負荷させ、80km/h
相当のスピードでタイヤを回転させたときの値を測定し
た。
高速耐久性は、J I S 04230のドラム高速耐
久試験に準拠した。
久試験に準拠した。
接着性能は、タイヤを温度83℃、相対湿度95%の下
で3日間放置した後、タイヤより採取した2枚のベルト
3,3の接着部間を、幅251mで剥離し、スチールコ
ードlへのゴム2の付着率で評価した。
で3日間放置した後、タイヤより採取した2枚のベルト
3,3の接着部間を、幅251mで剥離し、スチールコ
ードlへのゴム2の付着率で評価した。
なお、第1表においては各性能評価は指数により表わし
、第5比較列を100とし、数値が大きいほど優れ、ベ
ルト重量は軽く、ころがり抵抗は小さく、高速耐久性に
優れ、スチールコード1とゴム2との付着率は高く、コ
ストは低い。
、第5比較列を100とし、数値が大きいほど優れ、ベ
ルト重量は軽く、ころがり抵抗は小さく、高速耐久性に
優れ、スチールコード1とゴム2との付着率は高く、コ
ストは低い。
なお、オープン撚りスチールコード1は1×4の構造に
限らず、例えば1×3、1×5のように1×n構造であ
ればよく、また、埋設するベルト3は3枚以上を重合し
たものでも1枚でもよい。
限らず、例えば1×3、1×5のように1×n構造であ
ればよく、また、埋設するベルト3は3枚以上を重合し
たものでも1枚でもよい。
(以下次葉)
(発明の効果)
本発明によるラジアルタイヤ用ベルトは、オープン撚り
スチールコードとこれを被覆するゴムとの接着性能は良
好で、かつ、ベルト重量が増大することがないためころ
がり抵抗、高速性能、コストの面で優れたものである。
スチールコードとこれを被覆するゴムとの接着性能は良
好で、かつ、ベルト重量が増大することがないためころ
がり抵抗、高速性能、コストの面で優れたものである。
第l図は本発明の実施例に係るベルトの断面図、第2図
及び第3図はそれぞれ従来例に係るベルト.の断面図で
ある。 1・・・オープン撚りスチールコード、2・・・ゴム、
3・・・ベルト。 特 許 出 願 人 オーツタイヤ株式会社−25−
及び第3図はそれぞれ従来例に係るベルト.の断面図で
ある。 1・・・オープン撚りスチールコード、2・・・ゴム、
3・・・ベルト。 特 許 出 願 人 オーツタイヤ株式会社−25−
Claims (1)
- (1)タイヤ幅方向に並列する1×n(nは素線本数)
構造の複数のオープン撚りスチールコード(1)が、ゴ
ム(2)で被覆されることにより形成されるラジアルタ
イヤ用ベルト(3)において、各スチールコード(1)
の断面形状が偏平とされると共に、その長径方向がタイ
ヤ幅方向となるように配列され、このオープン撚りスチ
ールコード(1)の短径をD_1、長径をD_2、ベル
ト(3)内の全オープン撚りスチールコード(1)の容
積をV_S、オープン撚りスチールコード(1)を被覆
する前記ゴム(2)の容積をV_Rとして、 1.1≦D_2/D_1≦2.2 0.80≦V_R/(V_R+V_S)≦0.87とさ
れていることを特徴とするラジアルタイヤ用ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234161A JP2957605B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | ラジアルタイヤ用スチールベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234161A JP2957605B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | ラジアルタイヤ用スチールベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0396404A true JPH0396404A (ja) | 1991-04-22 |
JP2957605B2 JP2957605B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=16966616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1234161A Expired - Lifetime JP2957605B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | ラジアルタイヤ用スチールベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957605B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11192810A (ja) * | 1997-12-29 | 1999-07-21 | Bridgestone Metalpha Kk | ゴム物品補強構造およびこれを使用した空気入りラジアルタイヤ |
JP2007159908A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Kenkichi Sato | 健康増進用履き物 |
EP3231634A1 (en) | 2016-04-13 | 2017-10-18 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61108397U (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-09 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP1234161A patent/JP2957605B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61108397U (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-09 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11192810A (ja) * | 1997-12-29 | 1999-07-21 | Bridgestone Metalpha Kk | ゴム物品補強構造およびこれを使用した空気入りラジアルタイヤ |
JP2007159908A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Kenkichi Sato | 健康増進用履き物 |
EP3231634A1 (en) | 2016-04-13 | 2017-10-18 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2957605B2 (ja) | 1999-10-06 |
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