JPH0395751A - 磁気テープ高速走行方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、Ｖ．ＩＩＳビデオテープその池のカセット
式の磁気テープの早送り時または巻き戻し時の磁気テー
プ高速走行方法に関する。

［従来の技術〕 カセッＩ・式のビデオテープを用いるモ゛（来ビデオテ
ープレコーダにむいては、ビデオテーブの早送り・巻き
戻しを短時間で行むうとした場合、リール駆動モータに
一定の高電圧を供給して駆動側リールを高速回転させて
テープの早送り・巻き戻しを行うものであった。

［発明が解決しようとする課題コ 上記従来の早送り・巻き戻し方式では、高速走行のまま
テープエンドに突っ込んでしまうことになるので、テー
プの沖びや切断などの損傷、あるいはリール駆動ａ構の
損傷などの危険性がある。

また、この危険性を避けようとすれば、テープを十分高
い巻き取り速度で巻き取ることができず、巻き取り時間
短縮化を図ることができない。

この場合、テープの巻中位置では高速走行させ、テープ
エンドに接近した時低速走行に切り替えると、上記のよ
うなテープエンドへの高速走行のままの突っ込みを回避
しつつ、巻き取り時間の短縮化が図られるが、リール駆
動によりテープを巻き取る場合にこれを実現することは
必ずしも簡単でない。

すなわち、ピンヂローラをキャプスタ〉に圧着し、キャ
プスタンとピンチローラとでテープを挾み込んでテープ
駆動を行うキャプスクン駆動の場な〈再生または録画の
場ｈ〉は、キャプスタン径とキャプスクン回転速度が分
かっているので、テープ走行速度を簡単に算出すること
ができる。しかし、早送り・巻き戻しの際のようにリー
ル駆動によりテープを巻き取る場合には、リール回転速
度が一定でも、巻き取り径によりテープ速度が変化する
ので、また、カセットの種Ｍ（すなわちテープ厚さ、テ
ープ全長、リールのハブ径の種類〉により条件が変化す
るので、テープ速度を検出することは容易でなく、した
がって、テープの巻き位置を検出することは困難であり
、上記のテープエンドで低速走行に切り替えることは必
ずしも容易でない。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、カセットの
種類を巧みに判別して、いずれのカセットでもテープ巻
中位置では高速走行し、テープエンドでは低速走行させ
ることを可能とし、巻き取り時間の短縮ｆヒおよびリー
ル巻き取り機構の損傷防止を図ることができる磁気テー
プ高速走行方法を提供することを目的とする． ［課題を解決するための千段］ 上記課題を解決する請求項１の発明は、磁気テープの早
送り時または巻き戻し時の高速走行を行う磁気テープ高
速走行方法であって、 巻き始めに駆動側リールを低速回転させ、この時の従動
測リールの回転速度Ｂと駆動測リールの回転速度Ａとの
比である回転速度比Ｎを検出し、この回転速度比Ｎが一
定値以下の場合に駆動ｊｉｊｌｌリールを高速回転させ
るとともに、回転速度比Ｎが増大して所定の大きさにな
った時低速回転に減速することを特徴とする磁気テープ
高速走行方法である。

請求項２の発明は、磁気テープの早送り時または巻き戻
し時の高速走行を行う磁気テープ高速走行方法であって
、 巻き始めに駆動側リールを低速回転させ、この時の従動
側リールの回転逮度Ｂと駆動側リールの回転速度Ａとの
比である回転速度比Ｎを検出し、この時の回転速度比Ｎ
がａ＜Ｎぐｂなる所定の範囲にある時、駆動側リールを
高速回転させるとともに、回転速度比Ｎが一定値ｂがら
一定値ｃ（ｂ＜ｃ）になるまでの時間ｔを計測し、この
時間をが一定値Ｔより大きいか小さいがにより、低速回
転に減速する時期を異ならせることを特徴とする磁気テ
ープ高速走行方法である。

請求項３はＶＨＳ規格ビデオテープについて、早送りの
場合に請求項１の発明と請求項２の発明とを併せて適用
したものである。

請求項４はＶ　Ｈ　Ｓ規格ビデオテープについて、巻き
戻しの場合に請求項１の発明と請求単２の発明とを併せ
て適用したものである。

請求項５は請求項ｌ１の一部を変形したものである。

，請求項６の発明は、巻き始めの従動側リールの回転速
度Ｂと駆動１１！クリールの回転進度Ａとの比である回
転速度比Ｎを検出し、この回転速度比Ｎが巻き始め時の
ｉ　ｌ（に対して逆数１／Ｋの大きさになった時に駆動
側リールの回転速度を低速回転に減速することを特徴と
する磁気テープ高速走行方法である。

［ｆヤ用］ テープ厚さ、テープ全長、リールのハブ径に関して種類
の異なるカセットについては、一方のリールにテープ全
長が巻き取られた状態から巷き始めた時の巻き取り時間
Ｓとその時間における回転速度比Ｎとｆ）関係は、各カ
セッＩ−　Ｒにπなったパターンとなる。

請求項１においては回転速度比Ｎを検出することにより
、また請求項２においては回転速度比Ｎおよび回転速度
比Ｎの変化率を検出することにより、前記巻き取り時間
Ｓと回転速度比Ｎとの関係のパターンが判別され、これ
によりカセッｌ・の種類が判別され、かつ、テープエン
ドに接近していないかどうかが判別される。そして、テ
ープエンドにまだ余裕がある間は磁気テープが高速走行
され、かつテープエンドに近づいた時に低速走行に切り
替わる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図〜第５図を参照して説明
する． 第１１はｖＨｓｍ格のビデオテーブレコーダに適用した
本発明の磁気テーフ゜高速走行方法の一実施例を説明す
るブロック図である。ビデオカセットテープく以下カセ
ットと略す）１のテープ１ａはカセット１のリール２．
３に巻かれ、リール２．３はビデオテーブレコーダのリ
ール台４．５に装着され、リール台４．５は、リール駆
動モータ６によりリール駆動機構を介して回転駆動され
て、リール２または３を回転駆動し、カセット１内のテ
ープ１ａを走行させる．この場合、リール２，３の一方
は駆動側リールとなり他方が従動側りールとなるが、早
送り時と巻き戻し時とでは駆動側、従動側が逆になる。

各リール２，３の回転速度を検出（直接的にはリール台
４，５の回転速度を検出）する回転速度検出器７，８を
設け、従動醐リール２または３の回転速度Ｂと駆動側リ
ール３または２の回転運度Ａとの比である回転速度比Ｎ
　＜Ｎ＝Ｂ／Ａ）を演算する演算器９を設け、この演算
器９の演算結果に応じて、第２図および第３図のフロー
チャー■・で示す処理を行う論理回路１０によりサーボ
回路１１を作動させ、前記リール駆動モータ６の回転速
度を制御する構成である。なお、前記の駆動側リールの
回転速度Ａは一定とする。

ところで、ＶＨＳ規格で決められているビデオカセット
テーブの種類としては、 （１）ＶＨＳカセットで、ハブ径が２　６　ｒｎ　ｍΦ
のもの（Ｔ−６０〜Ｔ−１６０）、 （Ｉ［）ＶＨＳカセットで、ハブ径が６　２　ｍ　ｍΦ
のもの（Ｔ−２０−Ｔ−６０）、 （Ｉ［［）ＶＨ．Ｓ−Ｃカセット（片側のハブ径が２６
ｍｍΦで他側のハブ径が１　５　ｒｔｉ　ｒｒｉΦのも
の）、の３種類がある． 上記の各カセッ【・について、テープが一方のリールに
全長巻かれた状態から２　１　３　ｒ．ｐ．ｍ．ノリー
ル回転速度で巻き取っていった時の巻き収り時間Ｓと前
記回転速度比Ｎとの関係は第４（２Ｉの通りとなる。但
し、■型のテープについては、別途Ｖ　Ｉ｛　Ｓ規格に
定められているカセットアダプタに挿着して巻き収りを
行った場合のものである。この回転速度比一巻き取り・
時間曲線図では、前記のＩ型のカセットとしてＴ−６０
（１）、Ｔ−１２０，Ｔ−１６０について示し、■型の
カセットとしてＴ　　２０，Ｔ　　４０，Ｔ　　６０　
（ＩＩ）について示し、■型のカセットとしてＴＣ−１
０、ＴＣ−２０について示した。なむ、■型のカセット
では左右のハブ径が異なり、さらに力七ットアダプタを
用いているので、早送り（ＦＦ）時と巻き戻し（ＲＥＷ
）時とで、図示のように異なるパターンとなる。

このように、各カセットのパターンの相異を利用し、早
送り（ＦＦ）では第２図のフローチャートのように、ま
た、巻き戻し（ＲＥＷ）では第３図のフローチャーｌ・
のようにしてテープの高速走行を行わせる。

まず、請求ボ３の一実施例である早送り（ＦＦ）の場合
の動作を第２図を多照して説明する。なお、請求項３に
記載したａ．ｂ．ｃ，ｄ，ｅの各定数は、この実施例で
は、ａ　＝　０　．６、ｌ：＋　＝　０　．９、Ｃ一１
．０、ｄ＝１．８、ｅ＝２．０である。

巻き始めに駆動側リールを低速回転させ、この時の従動
側リールの回転運度Ａと駆動測リールの回転速度Ｂとの
比である回転速度比Ｎを検出する。

この回転速度比Ｎの大きさに応じて次の（ｉ）〜（　ｉ
ｖ　＞の各動作をさせる。

（ｉ）巻き始めの回転・速度比ＮがＮ≦０．６（すなわ
ちａ＝０．６）の時、第７１図から明らかなように、装
填しているカセットが！型のカセット、すなわちＴ−６
０　（１），Ｔ−１２０，Ｔ−１６０等であると判別で
きる。そして、この種類のカセットでは、テープエンド
ではすべて回転速度比Ｎが２．０を越えるから、Ｎ＝２
．０（すなわちｅ＝２．０）となるまで駆動側リールを
高速回転させた１炎低速回転に減速する。

（１１）巻き始めの回転速度比Ｎが０．６＜Ｎて０・９
（すなわちｌ）　一０　．　９）の時、第４図力・ら門
らかなように、′Ａ填しているカセットが■型の力セッ
ｌ・すなわちＴ−２（１−Ｔ−Ｇｏ　（Ｉｔ）が・また
は・■型のカセ゛ントすなわちＴＣ−１０〜Ｔ（・２０
であると判別できる．この場合、第４図の巻き取り時間
−回転速度比曲線図にわいて■型と■型とでは傾きが異
なるので、回転速度比Ｎの変ｆヒ圭が異なり、この回転
速度比Ｎの変（ヒ率を検出して■型か■型かを判別でき
る。

すなわち、駆動側リールを高速回転させるとともに、回
転速度比Ｎが前記０．９から１．０（すなわちｃ　＝　
１．０　）になるまでの時間ｔを計測し、この時間をが
一定値Ｔ．以下の場合、■型（ＴＣｌＯ〜ＴＣ−２０＞
であると同別でき、テーフ゜エンドまでまだ若干の示裕
のあるＮ＝１．８（すなわちｄ＝１．８＞となるまで高
速回転させた後低速回転に減速する。

また、前記時間をが一定値ＴＩ以上の場合には？型（Ｔ
−　２　０■−．Ｔ−　６　０　＞であると判別でき、
この場合、テープエンドが接近しているので、直ちに低
速回転に減速する。

（　ｉｉｉ　＞巻き始めの回転速度比Ｎが０．９≦Ｎ′
＝１．０の場合は、カセットの種類を判別不可能である
。

しかし、いずれのカセットもテープエンドがＮ＝１．０
を越えるので、Ｎ＝ｌ．Ｏまで高速走行させた後減速す
る。

（　ｉＶ　）巻き始めの回転速度比Ｎが１≦Ｎの場なら
前記と同じくカセットの種類を判別できないが、この場
合は既にＮ＝１を越えておりテープエンドが接近してい
る可能性があるので低速回転のままとする． 以上の各動作を行わせることにより、ほとんどの場合に
テープの巻中位置では高速走行させることができ、そし
て、テープエンドで確実に減速させることができる。し
たがって、早送りの時間短縮化が図られるとともに、高
速走行のままテープエンドに突っ込むことが避けられ、
リール駆動機横の破損防止が図られる。

次に、請求項４および５の一実胞例である巻き戻し（　
Ｒ　Ｅ　Ｗ　）の場ｈの動作を第３図のフローチャーＩ
・に基づいて説明する。なお、請求項４！３よび５に記
載したａ’　、ｂ．ｃ．ｄ’　，ｃｌ”　，６の各定数
は、この実施例では、Ｅｔ　’　＝　Ｏ　−　７　．　
ＩＪ　＝　０　．　９、（．：　＝　１　．　０、ｄ’
−１　．２　，　＜１”＝　１　．４、ｅ＝２．．０で
ある。

前記と同様に巻き始めに駆動側リールを低速回転させ、
回転速度比Ｎを検出する。この回転速度比Ｎの大きさに
応じて次の（ｉ）〜（ｖ）の各動作をさせる。

（ｉ）巻き始めの回転速度比ＮがＮ≦０．７（すなわち
ａ’＝０．７）の時、第４Ｉ２ｌから明らかなように、
装填しているカセットカ川型（すなわちＴ−６０（１）
〜Ｔ−１　６　０　）か、または■型（すなわちＴＣ−
１０〜Ｔ（＞２０）二？あると判別できる。この場な、
第ｌｌ　［２Ｉの巻き収り時間一回転速度比曲線図にわ
いて■型と■型とでは傾きが異なるので、回転運度比Ｎ
の変化率が異なり、この回転速度比Ｎの変ｆヒ率を検出
してＩ型か■型かを判別する。

すなわち、駆動側リールを高速回転させるとともに、回
転速度比Ｎが０．９から１，Ｏ（すなわちｂ　＝　０　
．９、ｃ　＝　１　．０　）になるまでの時間ｔを計測
し、この時間Ｌが一定イ直Ｔ２以下の場合カセットは■
型（ＴＣ−１０〜ＴＣ−２０）であると判別でき、デー
フ゜エンドまでまだ若干のｒｒｒ　’ｋの５ちるＮ＝１
．２（すなわちｄ’−１．２）となるまで高速回転させ
た紙低速回転に減速する。

また、前記時間をが一定値Ｔ２以上の渇きにはＩ型（Ｔ
−６０（１）〜Ｔ−１６０）であると判別でき、Ｎ＝２
．０（すなわちｅ＝２．０）となるまで高速回転させた
後低速回転に減速する。

（　ｉｉｉ　）巻き／７６めの回転速度比Ｎが０．７≦
Ｎ；０，つの時は、Ｎの値のみではカセットの種類は判
別不可能である。そこで、駆動側リールを高速回転させ
るとともに、回転速度比Ｎが０．９から１．０になるま
での時間ｔを計測し、この時間をが一定値Ｔ３以下の場
合、■型（ＴＣ−１０〜ＴＣ−２０）と判別できるから
、Ｎ＝１．２となるまで高速回転させた賎代連回転に減
速する。

また、前記時間をが一定値Ｔ，以上の渇きは、カセツｌ
・がＩ聖か■型かは不明であるから、一旦低速回転をさ
せる。回転速度比Ｎが１．４を越えずにテープエンドに
達した場合にはこのカセ・・Ｉトは■型（７　−　２　
０　−Ｔ　−　６　０　（　ＩＩ　）　）である。・し
かし、Ｎ＝１．＝１を越えた時はそのカセッｌ・は■型
（Ｔ−６０（Ｉ）〜Ｔ　−　Ｌ　６　０　）てあると’
Ｉ’ｌｌ別できるから、Ｎ＝２．０まで高速回転させた
ｌ＆減速させる。

（　ｉｖ）巻き始めの回転速度比Ｎが０．９≦Ｎて１，
Ｏの時は、カセットの種類を利別不可能であるから、Ｎ
＝１．０となるまで高速回転させた磯低速回転に減速す
る。

（ｖ）巻き始めの回転速度比Ｎが１≦Ｎの吟らカセット
の種類を判別不可能で，らるが、この場合は既にＮ＝１
を越えておりテープエンドが接近している可能性がある
ので低速回転のままとする。

次に、請求項６の磁気テープ高速走行方法の一実施嗣を
第５図を参照して説明する。

この実ｔｊ（！．例にｔ３いては、供給側リールおよび
巻き取り側リールのハブ径が同一であるカセットに適用
され〈したがって■型のカセッｌ，　’［’　Ｃ〜１０
〜ＴＣ−２０は除く）、また、主としてテープエンドか
らテープ先端まで巻き戻す場合の方法を第５図に示す。

まず、巻き始め（主として巻き戻しの巻き始め）から高
速回転をさせるとともに、従動側リールの回転速度八と
駆動側リールの回転速度Ｂとの比である回転速度比Ｎを
巻き始め（巻き戻し〉の初期において検出し、この回転
速度比Ｎ＝Ｋを記憶する。テープ巻き戻しが進んで、こ
の回転速度比Ｎが前記の値■くに対して逆数１　，．−
’　Ｋの大きさになった時、巻き取りリール側のテープ
量と供給リール測のテープ量との割きが前記巻き始めの
初期（　Ｎ　＝　Ｋであった時）と正反対となったこと
が検出され、したがって、テープ先頭に接近したことが
判別できるから、駆動劇リールの回転速度を減速する。

これにより、テープ巻中位置で高速走行させ、テープ先
端近１方で減速して、巻き戻し時間の短縮化が図られる
とと乙に、巻き戻し１％了時点の衝撃を防止できる・な
Ｊ３・こ０方法を早送り時に適用することも当然可能で
ある。また、この方法に才３いて、カセットテープのハ
ブ径が異なっていたとしても、値Ｉくの逆数１　／’　
Ｋにある定数を乗じた値で犯１力側リールの回転速度を
滅運させればよい。この時の，らる定数（１丈験的に求
められる。

なれ、上記の各尖施ＦｌｌはＶ　Ｉ｛　Ｓ規格のビデオ
デーブの高速走行にに適用したものであるが、種類の異
なるカセントをｆ・タ川する種々の磁気テープ記録再生
装置に適用可能である。

［発明の効果］ 本発明は上記の通り横戊されているので、次のような効
果を奏する。

回転速度比および回転速度比の変化率を検出することに
より、カセッ）・の種類が判別され、テープ巻中位置で
は磁気テープが高速走行され、がつテープエンドに近づ
いた時に低速走行に切り替わるから、巷き取り時間の短
縮ｆヒが図られる。また、高速走行のままテープエ〉ド
に突っ込むことが防止されるから、磁気テープの損傷、
テープ巻き収り機構の損傷が防止され、安全なテープ巻
き取りが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本北門の磁気テープ高速走行方法の一実施例を
示ず横成説明図、第２図は早送りの場合のフローヂャー
ト、第３１１２１（その１およびその２）は巻き戻しの
場合のフローヂャー１・、第・１図はリールの巻き取り
時間と回転速度比との関係を示す図、第５図は請求項６
の允明の一実施例を説明するフローチャートである。 １・・・ビデオカセットテーフ゜（カセット〉、１ａ・
・・ビデオデープ（磁気テープ）、２．３・・・リール
〈駆動側リール又は従動側りー／Ｌ　）、４．５・・・
リール台（駆動側リール台または従動側リール台）、６
・・・リール駆動モータ、７，８・・・回転検出器、９
・・・演ｇ器、１０・・・論理回路、１１・・・サーボ
回路。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープの早送り時または巻き戻し時の高速走
   行を行う磁気テープ高速走行方法であって、 巻き始めに駆動側リールを低速回転させ、この時の従動
   側リールの回転速度Ｂと駆動側リールの回転速度Ａとの
   比である回転速度比Ｎを検出し、この回転速度比Ｎが一
   定値以下の場合に駆動側リールを高速回転させるととも
   に、回転速度比Ｎが増大して所定の大きさになった時低
   速回転に減速することを特徴とする磁気テープ高速走行
   方法。
2. （２）磁気テープの早送り時または巻き戻し時の高速走
   行を行う磁気テープ高速走行方法であって、 巻き始めに駆動側リールを低速回転させ、この時の従動
   側リールの回転速度Ｂと駆動側リールの回転速度Ａとの
   比である回転速度比Ｎを検出し、この時の回転速度比Ｎ
   がａ＜Ｎ＜ｂなる所定の範囲にある時、駆動側リールを
   高速回転させるとともに、回転速度比Ｎが一定値をから
   一定値ｃ（ｂ＜ｃ）になるまでの時間ｔを計測し、この
   時間をが一定値Ｔより大きいか小さいかにより、低速回
   転に減速する時期を異ならせることを特徴とする磁気テ
   ープ高速走行方法。
3. （３）請求項１の磁気テープ高速走行方法をＶＨＳ規格
   のビデオテープの早送り時の高速走行に適用した磁気テ
   ープ高速走行方法であって、検出した前記回転速度比Ｎ
   の大きさに応じて次の（ｉ）〜（ｉｖ）の各動作をさせ
   ることを特徴とする磁気テープ高速走行方法。ただし、
   下記の符号ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅは、ａ＜ｂ＜ｃ＜ｄ＜ｅ
   である適宜設定した定数。 （ｉ）巻き始めの回転速度比ＮがＮ≦ａの時、Ｎ＝ｅと
   なるまで駆動側リールを高速回転させた後低速回転に減
   速する。 （ｉｉ）巻き始めの回転速度比Ｎがａ＜Ｎ＜ｂの時、駆
   動側リールを高速回転させるとともに、回転速度比Ｎが
   前記ｂからｃになるまでの時間ｔを計測し、この時間ｔ
   が一定値Ｔ＿１以下の場合にＮ＝ｄとなるまで高速回転
   させた後低速回転に減速し、一定値Ｔ＿１以上の場合に
   は直ちに低速回転に減速する。 （ｉｉｉ）巻き始めの回転速度比Ｎがｂ≦Ｎ＜ｃの時、
   Ｎ＝ｃとなるまで高速回転させた後低速回転に減速する
   。 （ｉｖ）巻き始めの回転速度比Ｎが１≦Ｎの時、低速回
   転のままとする。
4. （４）請求項１の磁気テープ高速走行方法をＶＨＳ規格
   のビデオテープの巻き戻し時の高速走行に適用した磁気
   テープ高速走行方法であつて、検出した前記回転速度比
   Ｎの大きさに応じて次の（ｉ）〜（ｉｖ）の各動作をさ
   せることを特徴とする磁気テープ高速走行方法。ただし
   、下記の符号ａ′、ｂ、ｃ、ｄ′、ｅは、ａ′＜ｂ＜ｃ
   ＜ｄ′＜ｅなる関係を持つ適宜設定した定数。 （ｉ）巻き始めの回転速度比ＮがＮ≦ａ′の時、駆動側
   リールを高速回転させるとともに、回転速度比Ｎがｂか
   らｃになるまでの時間ｔを計測し、この時間をが一定値
   Ｔ＿１以下の場合にＮ＝ｄ′となるまで高速回転させた
   後低速回転に減速し、一定値Ｔ＿２以上の場合にＮ＝ｅ
   となるまで高速回転させた後低速回転に減速する。 （ｉｉｉ）巻き始めの回転速度比Ｎがａ′≦Ｎ＜をの時
   、駆動側リールを高速回転させるとともに、回転速度比
   Ｎがｂからｃになるまでの時間ｔを計測し、この時間を
   が一定値Ｔ＿３以下の場合にＮ＝ｄ′となるまで高速回
   転させた後低速回転に減速し、一定値Ｔ＿３以上の場合
   には直ちに低速回転に減速する。 （ｉｖ）巻き始めの回転速度比Ｎがｂ≦Ｎ＜ｃの時、Ｎ
   ＝ｃとなるまで高速回転させた後低速回転に減速する。 （ｖ）巻き始めの回転速度比Ｎが１≦Ｎの時、低速回転
   のままとする。
5. （５）請求項４記載の磁気テープ高速走行方法における
   （ｉｉｉ）の動作に代えて、下記（ｉｉｉ′）の動作を
   行わせることを特徴とする磁気テープ高速走行方法。 （ｉｉｉ′）巻き始めの回転速度比Ｎがａ′≦Ｎ＜ｂの
   時、駆動側リールを高速回転させるとともに、回転速度
   比Ｎがｂからｃになるまでの時間ｔを計測し、この時間
   ｔが一定値Ｔ＿３以下の場合にＮ＝ｄ′となるまで高速
   回転させた後低速回転に減速し、一定値Ｔ＿３以上の場
   合には直ちに低速回転に減速し、その後回転速度比Ｎが
   ｄ″（ｄ″＜ｅ）を越えた時にのみ、再び高速回転させ
   た後回転速度比Ｎ＝ｅで低速回転に減速する。
6. （６）巻き始めの従動側リールの回転速度Ｂと駆動側リ
   ールの回転速度Ａとの比である回転速度比Ｎを検出し、
   この回転速度比Ｎが巻き始め時の値Ｋに対して逆数１／
   Ｋの大きさになった時に駆動側リールの回転速度を低速
   回転に減速することを特徴とする磁気テープ高速走行方
   法。