JPH0395009A - コンベヤ装置 - Google Patents

コンベヤ装置

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JPH0395009A
JPH0395009A JP23005889A JP23005889A JPH0395009A JP H0395009 A JPH0395009 A JP H0395009A JP 23005889 A JP23005889 A JP 23005889A JP 23005889 A JP23005889 A JP 23005889A JP H0395009 A JPH0395009 A JP H0395009A
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piece
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pieces
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Akira Uehara
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ERETSUTSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンベヤ装置に関し、キャタピラ(無限軌道帯
)を構成するキャタピラ片と継手とを円弧回転に対応で
きるように連続して而も隙間なく繋ぎ、これによってで
きたキャタピラ(無限軌道帯)にスプロケットを直接的
に噛合させで回転走行させるようにし、さらにそのキャ
タピラの載置面に粉粒体や流動体のような搬送物を直接
積込んでもキャタピラ載置面やその側面から荷零れがな
いように搬送できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
在来のコンベヤ装置は、前後のスプロケットに無端チェ
ーンを巻掛け、このチェーンに断面矩形上の支持体を複
数個並列に並べて取付け、さらに隣接する支持体間に隙
間を設けて、前後のスプロケット部位においての円弧回
転がスムーズに行えるようになっている. ところが、前記構造のコンベヤ装置にあっては、ダンボ
ール箱や袋体等のような保型物の搬送には適するが、粉
粒体や流動体のようなものは、隣接する支持体間から零
れるため、別個のコンベヤ装置を使用しなければならな
ず、作業効率が非常に悪いという課題があった。
そこで、これを改良するために、特開昭61−1664
09号、同61−166413号公報記載の発明のよう
に、前後一対のスプロケット間に巻掛けたチェーンに左
右方向に延びた支持体を適宜の間隔を設けて複数個取付
け、前記各支持体間の隙間に遮蔽部材を取付け、さらに
その支持体平面の両側内の直上にガイド板を備えたコン
ベヤが提供されている.これによって保型物の搬送と共
に、粉粒体の搬送の可能であるとしている. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前記公開特許の発明にあっては、支持体
平面の両側内の直上に位置するガイド板の下端が、その
支持体平面から離れて隙間が生じている.そのため、粉
粒体や流動体にあっては前記隙間から外に零れたり流失
したりしてしまうという課題が残っている. なお、前記のガイド板の下端と支持体平面との隙間を接
触させて隙間をなくすとことは、前後スプロケットの部
位において支持体が円弧移動する際に進行方向の支持体
の前後端部の角が当たるために事実上不可能である. 〔課題を解決するための手段〕 そこで、本発明は上記従来の課題を解決し、且つ連結し
たキャタピラ上に粉粒体や流動体のような搬送物を直接
積込んでもそのキャタピラ!!置面ばもち論のこと、キ
ャタピラの左右方向の側面からの荷零れかないように搬
送できるようにしたことを目的とする. 上記の目的を達或するために本発明の第1は、コンベヤ
装置において、前後一対のスプロケットに巻掛け、且つ
運び側に載置面を有するキャタピラを、キャタピラ片と
、当該キャタピラ片を連結するための継手とで構戒し、
前記一キャタピラ片の連結方向の端部に細頚溝に連通す
る括れ凹溝を形成し、また継手の連結方向の端部に前記
キャタピラ片の括れ凹溝に嵌合する括れた頭部を威形し
、前記キャタピラ片における左右方向の端面の入口から
継手の頭部を挿入して連結するものである.本発明の第
2は、前記本発明の第1に係るコンベヤ装置において、
括れ凹溝をキャタピラ片の連結方向の両端に形成したも
のである. 本発明の第3は、前記本発明の第1に係るコンベヤ装置
において、キャタピラ片の連結方向の一端に括れ凹溝を
形放し、他端に弾性継手を一体に成形したものである. 本発明の第4は、前記本発明の第1に係るコンベヤ装置
において、前後一対の又はそれ以上の複数のキャタピラ
片を所定間隔を保持して弾性継手で一体成形し、一方の
キャタピラ片の端部に括れ凹溝を形成し、他方のキャタ
ピラ片の端部に弾性継手を一体に成形したものである. 本発明の第5は、前記本発明の第1及び第2並びに第3
に係るコンベヤ装置において、キャタピラ片の左右方向
の両端面に凹溝部を設け、これに対峙するサイドプロテ
クタを、その下部に内向きに形成した突起形の取付け部
材に対して走行方向の後部に向けて多少広角に傾斜して
設け、前記取付け部材を凹溝部に挿入して結合し、前記
キャタピラ片を連結したときに隣接するサイドプロテク
タ同士の一部が重なり合うようにすると共に、サイドプ
ロテクタの基部に隙間防止部材を形戊し、且つその隙間
防止部材の前後両端部に円弧突起を形成し、隣接するサ
イドプロテクタにおける隙間防止部材の円弧突起と接合
させたものである.本発明の第6は、前記本発明の第1
に係るコンベヤ装置において、キャタピラ片の凹溝及び
弾性継手の頭部の断面形状がそれぞれ円形又は多角形を
成しているものである. 本発明の第7は、前記本発明の第1に係るコンベヤ装置
において、キャタピラ片の平面に丈夫で柔軟な材質から
或る緩衝体を積層したものである。
本発明の第8は、前記本発明の第1に係るコンベヤ装置
において、キャタピラ片の平面と反対側の裏面にスプロ
ケットの歯部に噛合する突起を設けたものである. 本発明の第9は、前記本発明の第2に係るコンベヤ装置
において、キャタピラ片の平面に仕切体を一体又は別体
に設けて起立させたものである。
〔作 用〕
本発明の作用は次の通りである.すなわち、まずキャタ
ピラの走行方向に相当するキャタピラ片の連結方向端部
の括れ凹溝に、その端面の入口から継手を、その一方の
頭部を挿入する.次いで、前記両継手の他方の頭部を別
のキャタピラ片の括れ凹溝に、その凹溝口から挿入する
ことにより、前後一対のキャタピラ片が連結される.同
様の要領で設定の長さになるまでキャタピラ片を継手を
介して連結していき、所定の間隔を保持して配置した前
後一対又はそれ以上の複数のスプロケットにキャタピラ
片を連結したキャタピラを巻掛けてキャタピラを構成す
る。
このとき、各キャタピラ片の左右方向両端面の凹溝部に
サイドブロテクク基部の取付け部材を挿入して取付け、
そして、隣接するキャタピラ片のサイドプロテクタ同士
は、走行方向の後部に多少広角傾斜した状態で、その一
部が重なり合っている. また、各キャタピラ片の平面と反対側の裏面に設けた突
起によって前後のスプロケットの位置にあるキャタピラ
片は、その突起がスプロケットの歯部に噛み合う。
これによって、キャタピラの載置面に乗せた粉粒体又は
流動体等は隣接するキャタピラ片間を継手によって隙間
なく塞がれるため、外方に零れ落ちることがない. また、走行方向に隣接するサイドプロテクタは、その基
部に形成した隙間防止部材の円弧突起の接合によって、
キャタピラの載置面とサイドプロテクタとの平面部位の
隙間も塞がれる. さらに、キャタピラ片の左右方向両端面は、サイドプロ
テクタによって隙間なく密着結合していることにより、
粉体又は流動体等は両側からも零れることなく搬送され
る. 〔実施例] 次に本考案の実施例を図面を以て説明する.第1図はキ
ャタピラ式のコンベヤ装置の正面図、第2図は第1図の
一部の平面図、第3図は第2図の3−3線に沿う断面図
、第4図はプロテクタを示す第5図の4−4線に沿う拡
大断面図、第5図は第4図の平面図、第6図は第4図の
左側面図、第7図は第4図の右側面図、第8図はキャタ
ピラ片にブロテクタを取付けた第9図の8−8線に沿う
断面図、第9図は第8図の平面図、第10図は第8図の
連鎖したキャタピラ片とスプロケントとの噛合状態を示
す一部の拡大正面図、第11図は第8図示のキャタピラ
片のさらに別の変形例を示す第12図における11−I
I線に沿う断面図、第12図は第11図の平面図、第1
3図は第8図示のキャタピラ片のさらにまた別の変形例
を示す第14図における13−13線に沿う断面図、第
14図は第l3図の平面図、第15図は第8図示のキャ
タピラ片の他の変形例を示す第16図における15−1
5線に沿う一部断面図、第17図は第6図示のサイドプ
ロテクタ取付け部の他の例を示す第18図の17−17
線に沿う断面図、第18図は第17図の平面図、第19
図は仕切体を別体に作り、その基部をキャタピラ片の平
面の凹部に嵌め込んで起立させた、第20図の19−1
9線に沿う断面図、第20図は第19図の平面図、第2
1図はキャタピラ片の平面に仕切体を一体威形により起
立させた、第22図の21−21線に沿う断面図、第2
2図は第21図の平面図、第23図は第21図の他の変
形例を示す、第24図の23−23線に沿う断面図であ
る。
図において、lは前後一対のスプロケットに巻掛けると
共に、搬送物のR置面を持つキャタピラ、2及び3はそ
のキャタピラ1を形成するキャタピラ片とその継手であ
り、そのうち、キャタピラ片2には、キャタピラの走行
方向となる、連結方向の前後両端部に細頚溝41に連通
して括れ凹溝4が形成されている。また、継手3は弾力
性を有する材質を可とし、その連結方向の前後端部に細
TM5Iと一体の括れ頭部5を成形する。なお、キャタ
ピラの走行方向における前記キャタピラ片及び継手に直
交する左右方向の長さしは、用途に応じて任意に設定で
きるものである。
そして、キャタピラ片2と継手3との組合わせは、第6
・10図においては、前記の両者を別体に成形して結合
してあるが、第11図示のものはキャタピラ片2の連結
方向の一端に弾性継手3′を一体に成形してある。
前記第8・10図のキャタピラ片の凹満4と、これに挿
入される弾性継手3の括れた頭部5の断面形状は、円形
のほか、鎖線示4′ ・ 5′の如く四角形、六角形そ
の他の多角形等任意である。
なお、前記の継手を第10図の鎖線示3fiのように弾
性材料を用いないで剛性材料にした場合は、スブロケッ
目1と噛合して円弧回転する際、その継手が撓まないか
ら、その分キャタピラ片の凹溝4の頚溝4+’の満幅を
太き《することになる。そして、前記継手が剛性材質の
場合は、頭部5は真円形状にするものである。
また、第13図にあっては、第11図のキャタピラ片と
同しキャタピラ片2・の弾性継手3′と対向側の端部に
もう1個のキャタピラ片2′を弾性継手3″によって、
所定の間隔Sを保持して一体に連結したものを示す。な
お、第13図の鎖線示のように弾性継手3′を除去して
細頚溝4.に連通ずる括れ凹溝4を形成し、キャタピラ
1の構成に頭付き継手3を用いて連結することもできる
6はキャタピラ片2の平面に積層した11 1i体であ
って、例えば合戒樹脂若しくは合戒ゴムを可とし、丈夫
で柔軟な材質を用いる。この緩衝体は、キャタピラ片の
材質が金属の場合であり、その表面が滑りやすく、且つ
傷を付けては都合が悪いときに設けるものであって、平
面全体を覆うことが望ましい。その積層手段は、図示の
ようなキャタピラ片の平面に形或した掛止部21に抜け
止的に取付けたもの、又は接着材で貼着したものなど任
意である。
7はキャタピラ片2の左右の長さ方向の両端面に形成し
た凹溝部であり、サイドプロテククの基部取付け部9を
挿入して結合する。
前記の凹講部7の形状は、第8・10・11 − 13
図のように取付け部9に対する掛合突縁辺17が肘向内
向きに形成されたものであるが、第15・17図示の掛
合突縁辺17は、対向外向きに形或されているものを示
す。なお、第7図の鎖線で示すように掛合突縁i229
,をキャタピラ片の千而21を押さえる位置に設け、取
付け部材9とで扶持することもできる。
8は板状のサイドプロテクタであり、その括部に突起型
の取付け部材9を内向きに設けてある。
なお、前記サイドプロテクタには取付け部材9に対して
走行方向の後部に向けて多少の広角になっている傾斜角
度θ′ (第7図示では約5゜)を形成してある。
10はキャタピラ片2の平捕21と反対側の裏面に?け
たスプロケットに噛合するための突起であって、適宜の
間隔を保持して前後に配置したスプロケノトl1の歯と
歯(1l1・llz・・・・・・11. )の間の凹部
(iL’  ・ 112n・・・・・・II. ’ )
に噛合する形状を成している.そして、前記の突起10
は、図示例においては取{=jけ部材9と一体に設けて
ある。
12はサイドプロテクタの基部に形成した隙間防止部材
であり、前後端部に形成した円弧突起l2・12■が隣
接する前位又は後位のサイドプロテクタの隙間防止部材
の円弧突起と接合することによって、サイドプロテクタ
部位の平面の隙間を塞いでいる。
前記のサイドプロテクタは、これと一体の取付け部材9
を凹溝部7に端面の入口4.から挿入することによって
、キャタピラ片2に密着的に結合する。
この場合、各キャタピラ片に取付けたサイドプロテクタ
8は、その走行方向の後部に向けて多少広角になってい
る傾斜部によって、隣接するサイドプロテクタに、その
一部が傾斜状態で重なり合うように配置されている。ま
た、各サイドプロテクタには走行方向の中程に段差を形
成し、その翼片同士を重ねたときに多少の間隙gが保持
されている。
前記の取付け部材9は、第9図のようにサイドプロテク
タ8の基部にあけられた孔9(14)を介してキャタピ
ラ片の孔部20にポルト13を挿入して締付けるように
してある。
なお、前記スプロケットの歯(111・1h・・・・・
・・・・ll,l)は、継手3によって連結した前後一
対のキャタピラ片2・2間に入り込むようになっている
この場合、スブロケノトの歯が適正に噛合するように各
キャタピラ片2の連結方向の側面に前記の歯に合わせて
斜面を形或するものとする。なお、その傾斜角度θは図
示例は45゜に設定してある。
l4はキャクビラ片の平面21に設けた仕切体であって
、第19・20図示のものは、キャタピラ片2と別体に
設け、前記キャタピラ片の平面2,に形或した凹部15
に嵌込んで起立させたものである。
第21〜24図は、キャタピラ片の千面21に仕切体1
4を一体成形したものを示す.なお、前記仕切体の高さ
はサイドプロテクタ8と同しに設定することが望ましい
. 図中16はキャタピラ片の平面2,と対向する下側に設
けた突起1(14)を受ける凹溝形のガイドレールであ
る。
(具体的な使用例〕 次に上記実施例に基づく具体的な使用例を説明する。
まず、第8・9図及び第10図は、単一のキャタピラ片
2の連結方向の前後端部における括れ凹溝4に、その入
口4tから継手3の一方の頭部5を挿入し、次に別のキ
ャタピラ片2の括れ凹溝4に前記継手の他方の頭部を入
口から挿入する。これによって、走行方向における前後
一対のキャタピラ片2・2が連結される. 次に、第11・12図及び第13・14図においては、
予めキャタピラ片2の一端に弾性継手3′が一体成形さ
れ、他端に括れ凹溝4が形成されているので、その弾性
継手の片方の頭部5を別のキャタピ?片に挿入して連結
する。
同様の要領で全長が設定の長さになるまでキャタピラ片
2を弾性継手3′を介して連結していき、所定の間隔を
保持して配置した前後のスプロケット11・11′に連
結したキャタピラ片を巻掛けてキャタピラlをtlI戒
する。
そして各キャタピラ片の左右方向の両端面の凹溝部7に
サイドプロテクタ8の取付け部材9を挿入結合し、さら
にボルト13によって抜けないように締付けて結合する
。そして、隣接するサイドプロテクタ同士は、その一部
が走行方向の後部に広角傾斜した状態で重なり合ってい
る。
前記の取付け部材は、サイドプロテクタ8に対して内向
きに設けられ、且つその下面に突起10が設けられてい
るから、前後のスプロケントの位置にあるキャタピラ片
の前記突起は、スプロケノトの歯(111  ・11■
・・・・・・l1、)に噛合する。
この状態で、モーター駆動によりキャタピラ1を運転開
始すると、キャタピラの載置面hに乗せた籾粒体又は流
動体等の搬送物は隣接するキャタ?ラ片2・2間を繋ぐ
継手3によって隙間なく塞がれ、且つ括れた凹溝4と頭
部5とによって、隣合うキャタピラ片同士の引張力に対
しても、その継手がキャタピラ片から外れたり抜けたり
することなく連結されている.そして、キャタピラ1が
スプロケットの歯の噛合位置にくると、第10図のよう
に弾性継手が撓みながら円弧回転する.この場合、キャ
タピラlの継手が非弾性の剛性材質にあっては、第10
図鎖線示のように円形頭部が円形凹部の中を移動しなが
ら前記キャタピラが円弧回転する. また、キャタピラ片2の左右方向の両側端面に取付けた
サイドプロテクタ8は、走行方向に隣接する隙間防止部
材l2の円弧突起121  ・l2■の接合により、さ
らに、サイドプロテクタ同士の半分程度が傾斜状に重な
り合わせにより、直線走行のほか、スブロケント部位に
おける円弧回転においても、サイドプロテクタ同士が隙
間なく、而もその重なりが外れることはなく搬送される
.なお、キャタピラ片2に仕切体l4を起立させる場合
は、別体の仕切板については、搬送物に応して走行方向
の任意の長さになるようにキャタピラ片2に全部若しく
は1個飛びないしは数個飛びに設けることもできる. また、キャタピラ片2の凹部l5に仕切体l4を起立さ
せないときは、第19図の鎖線示のように仕切板の基部
14,と同じ部材141′を嵌込むことによってキャタ
ピラ片2の平面を平坦にするものである. 〔発明の効果〕 本発明は上記の構成であるから、次のような効果がある
.すなわち、請求項(1)記載にあっては、キャタピラ
を構成するキャタピラ片が頭付き継手によって連結され
ているから、隣接するキャタピラ片間の隙間が完全に遮
断され、而も継手の括れ頭部と括れ凹部との挿入結合に
よって外れたり、抜けたりすることがなくて、形状が一
定のキャタピラが得られる.また、前記の各キャタピラ
片を繋ぐ継手は弾力性を持たせることによって、キャタ
ピラを直接巻掛けたスプロケットに馴染んで円弧回転す
ることもできる. そして、請求項(2)ないし(9)にあっては、請求項
(1)の効果のほかに、さらに次の効果が生じる.すな
わち、請求項(2)は、キャタピラ片の連結方向の両端
に括れ凹溝を形成し、これを継手の括れ頭部で連結する
から、両者の互換性があり、2種類の部品によって長さ
を自由に設定できるキャタピラが得られる. 請求項(3)においては、一対キャタピラ片をつなぐの
に、予め弾性継手の一端を一方のキャタピラ片に一体に
威形してあるから、■種類の部品でキャタピラが得られ
ると共に、その一体威形の継手具とキャタピラ片との結
合が請求項(2)に比べて1工程省略できる. また、請求項(4)にあっては、2個一対のキャタピラ
片が予め連結され、而もその一方のキャタピラ片に弾性
継手が一体に成形されているから、キャタピラの構成部
品の種類が1種類だけでキャタピラが得られると共に、
同じ長さのキャタピラを構成するのに、請求項(3)の
それに比べて部品数が少なくでき、且つ、その組み立て
工程数も大幅に省略される. 請求項(5)記載においては、キャタピラ片の左右両端
面に凹溝を形或し、これに対峙するサイドプロテクタ下
部の取付け部材を内向きに且つ傾斜を持たせて設け、前
記取付け部材を介してプロテクタをキャタピラ片に結合
し、前記キャタビづ片を連結したときに隣接するプロテ
クタ同士の一部が常に重なり合うようにし、而も隙間防
止部材によって隣接するサイドプロテクタの基部の円弧
突起を接合したものであるから、キャタピラの走行が直
線走行はもち論のこと、スブロケソトにかかる円弧回転
部位においても、キャタピラの左右vf4@端部は隙間
なく遮蔽される.従って、キャタピラの載置面に乗せた
搬送物が粉粒体や流動体であっても両側から外に零れる
ことがなく、図送作業が確実且つ安全である. さらに請求項(6)にあっては、キャタピラ片の左右方
向の両端面の入口から挿入できるから、そのキャタピラ
片同士の連結操作が簡単である。而も、キャタピラ片の
凹溝及び弾性継手の頭部の断面形状を円形又は多角形な
ど任意に成形することができる。
次に請求項(7)記載にあっては、キャタピラ片の載置
面に柔軟な材質から成る緩衝体を積層してあるから、搬
送物品を傷付けることがなく品質保持が保証される。
さらに、請求項(8)により、キャタピラ片の載置面と
反対面の裏面にスプロケットの歯に噛合する突起を設け
たから、従来のようにチェーン機構をキャタピラの左右
両側の外方に出っ張らして設ける必要がなく、全体をコ
ンパクトに製作することができる. そして、請求項(9)にあっては、キャタピラ片の平面
に仕切体を一体又は別体に設けて起立させたカラ、仕切
体によってキャタピラの載置面を走行方向に任意の長さ
に区画室を形或することができ、これによってコンベヤ
装置を上り坂又は下り坂に傾斜して設置した場合に、I
fした搬送物がずれることがなく、確実に搬送すること
ができる.
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るコンベヤ装置の実施例を示し、第l
図は全体の正面図、第2図は第1図の一部の平面図、第
3図は第2図の3−3線に沿う断面図、第4図は第2図
の4−4線に沿う拡大断面図、第5図は第4図の平面図
、第6図は第5図の6−6線に沿う断面図、第7図は第
6図の平面図、第8図は第6図右側面図、第9図は第6
図の左側面図、第10図は第4図の連結したキャタピラ
片とスプロケットとの噛合状態を示す一部の拡大正面図
、第l1図は第4図示のキャタピラ片のさらに別の変形
例を示す第12図における11−11線に沿う断面図、
第12図は第11図の平面図、第13図は第4図示のキ
ャタピラ片のさらにまた別の変形例を示す第14図にお
ける13−13線に沿う断面図、第14図は第13図の
平面図、第l5図は第4図示のキャタピラ片の他の変形
例を示す第16図における15−15線に沿う一部断面
図、第l6図は第l5図の平面図、第17図は第6図示
のブロテクタの他の変形例を示す第18図における17
−17線に沿う断面図、第18図は第l7図の平面図、
第19図は仕切体を別体に作り、その基部をキャタピラ
片の平面に設けた凹部に嵌込んで起立させた、第20図
の19−19綿に沿う断面図、第20図は第19図の平
面図、第21図はキャタピラ片の平面に仕切体を一体成
形により起立させた、第22図の21−21線に沿う断
面図、第22図は第21図の平面図、第23図は第21
図の他の変形例を示す、第24図の23−23線に沿う
断面図である.12・・・・・・隙間防止部材 13・・・・・・ボルト 14・・・・・・仕切体 15・・・・・・仕切体用の凹部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前後一対のスプロケット(11)・(11′)に
    巻掛け、且つ載置面(1_1)を有するキャタピラ(1
    )を、キャタピラ片(2)と、当該キャタピラ片を連結
    するための継手(3)とで構成し、前記キャタピラ片の
    連結方向の端部に細頚溝(4_1)に連通する括れ凹溝
    (4)を形成し、また継手(3)の連結方向の端部に前
    記キャタピラ片の括れ凹溝(4)に嵌合する括れた頭部
    (5)を成形し、前記キャタピラ片における左右方向の
    端面の入口(4_2)から継手の頭部(5)を挿入して
    連結することを特徴とするコンベヤ装置。
  2. (2)括れ凹溝(4)をキャタピラ片(2)の連結方向
    の両端に形成した請求項(1)記載のコンベヤ装置。
  3. (3)キャタピラ片(2)の連結方向の一端に括れ凹溝
    (4)を形成し、他端に弾性継手(3)を一体に成形し
    た請求項(1)記載のコンベヤ装置。
  4. (4)前後一対の又はそれ以上の複数のキャタピラ片(
    2′)・(2^n)を所定間隔(S)を保持して弾性継
    手(3″)で一体成形し、一方のキャタピラ片(2′)
    の端部に括れ凹溝(4)を形成し、他方のキャタピラ片
    (2^n)の端部に弾性継手(3′)を一体に成形した
    請求項(1)記載のコンベヤ装置。
  5. (5)キャタピラ片(2)の左右方向の両端面に凹溝部
    (7)を設け、これに対峙するサイドプロテクタ(8)
    を、その下部に内向きに形成した突起形の取付け部材(
    9)に対して走行方向の後部に向けて多少広角に傾斜し
    て設け、前記取付け部材(9)を凹溝部(7)に挿入し
    て結合し、前記キャタピラ片を連結したときに隣接する
    サイドプロテクタ同士の一部が重なり合うようにすると
    共に、サイドプロテクタ(8)の基部に隙間防止部材(
    12)を形成し、且つその隙間防止部材の前後両端部に
    円弧突起(12_1)・(12_2)を形成し、隣接す
    るサイドプロテクタにおける隙間防止部材の円弧突起と
    接合させた請求項(1)又は(2)若しくは(3)記載
    のコンベヤ装置。
  6. (6)キャタピラ片(2)の凹溝(4)及び弾性継手(
    3)の頭部(5)の断面形状がそれぞれ円形又は多角形
    を成している請求項(1)記載のコンベヤ装置。
  7. (7)キャタピラ片(2)の平面(2_1)に丈夫で柔
    軟な材質から成る緩衝体(6)を積層した請求項(1)
    記載のコンベヤ装置。
  8. (8)キャタピラ片(2)の平面(2_1)と反対側の
    裏面にスプロケットの歯部(11_1・11_2・・・
    ・・・11_n)に噛合する突起(10)を設けた請求
    項(1)記載のコンベヤ装置。
  9. (9)キャタピラ片(2)の平面(2_1)に仕切体(
    14)を一体又は別体に設けて起立させた請求項(1)
    又は(2)記載のコンベヤ装置。
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