JP2631411B2 - コンベヤ装置 - Google Patents
コンベヤ装置Info
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- JP2631411B2 JP2631411B2 JP2094876A JP9487690A JP2631411B2 JP 2631411 B2 JP2631411 B2 JP 2631411B2 JP 2094876 A JP2094876 A JP 2094876A JP 9487690 A JP9487690 A JP 9487690A JP 2631411 B2 JP2631411 B2 JP 2631411B2
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- groove
- track strip
- strip
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンベヤ装置に関し、無限軌道帯を構成する
軌道帯片と継手とを円弧回転に対応できるように連続し
て而も隙間なく繋ぎ、これによってできた無限軌道帯に
スプロケットを直接的に噛合させで回転走行させるよう
にし、さらにその無限軌道帯の載置面に粉粒物や流動体
のような搬送物を直接積込んでも無限軌道体載置面やそ
の側面から荷零れがないように搬送できるようにしたも
のである。
軌道帯片と継手とを円弧回転に対応できるように連続し
て而も隙間なく繋ぎ、これによってできた無限軌道帯に
スプロケットを直接的に噛合させで回転走行させるよう
にし、さらにその無限軌道帯の載置面に粉粒物や流動体
のような搬送物を直接積込んでも無限軌道体載置面やそ
の側面から荷零れがないように搬送できるようにしたも
のである。
在来のコンベヤ装置は、前後のスプロケットに無端チ
ェーンを巻き掛け、このチェーンに断面矩形状を成す、
物載せ用の支持体を複数個並列に並べて取付け、さらに
隣接する支持体間に隙間を設けて、前後のスプロケット
部位においての円弧回転がスムーズに行えるようになっ
ている。
ェーンを巻き掛け、このチェーンに断面矩形状を成す、
物載せ用の支持体を複数個並列に並べて取付け、さらに
隣接する支持体間に隙間を設けて、前後のスプロケット
部位においての円弧回転がスムーズに行えるようになっ
ている。
ところが、前記構造のコンベヤ装置にあっては、ダン
ボール箱や袋体等のような保型物の搬送には適するが、
粉粒物や流動体のようなものは、隣接する支持体間から
零れるため、別個のコンベヤ装置を使用しなければなら
なず、作業効率が非常に悪いという課題があった。
ボール箱や袋体等のような保型物の搬送には適するが、
粉粒物や流動体のようなものは、隣接する支持体間から
零れるため、別個のコンベヤ装置を使用しなければなら
なず、作業効率が非常に悪いという課題があった。
そこで、これを改良するために、特開昭61−166409
号、同61−166413号公報記載の発明のように、前後一対
のスプロケット間に巻き掛けたチェーンに左右方向に延
びた支持体を適宜の間隔を設けて複数個取付け、前記各
支持体間の隙間に遮蔽部材を取付け、さらにその支持体
平面の両側内の直上にガイド板を備えたコンベヤが提供
されている。これによって保型物の搬送と共に、粉粒物
の搬送の可能であるとしている。
号、同61−166413号公報記載の発明のように、前後一対
のスプロケット間に巻き掛けたチェーンに左右方向に延
びた支持体を適宜の間隔を設けて複数個取付け、前記各
支持体間の隙間に遮蔽部材を取付け、さらにその支持体
平面の両側内の直上にガイド板を備えたコンベヤが提供
されている。これによって保型物の搬送と共に、粉粒物
の搬送の可能であるとしている。
しかしながら、前記公開特許の発明にあっては、支持
体平面の両側内の直上に位置するガイド板の下端が、そ
の支持体平面から離れて隙間が生じている。そのため、
粉粒体や流動体にあっては前記隙間から外に零れたり流
失したりしてしまうという課題が残っている。
体平面の両側内の直上に位置するガイド板の下端が、そ
の支持体平面から離れて隙間が生じている。そのため、
粉粒体や流動体にあっては前記隙間から外に零れたり流
失したりしてしまうという課題が残っている。
なお、前記のガイド板の下端と支持体平面との隙間を
接触させて隙間をなくすとことは、前後スプロケットの
部位において支持体が円弧回転で移動する際に走行方向
の支持体の前後端部の角が当たるために事実上不可能で
ある。
接触させて隙間をなくすとことは、前後スプロケットの
部位において支持体が円弧回転で移動する際に走行方向
の支持体の前後端部の角が当たるために事実上不可能で
ある。
そこで、本発明は上記従来の課題を解決し、且つ連結
した無限軌道帯上に粉粒物や流動体のような搬送物を直
接積込んでもその無限軌道体載置面はもち論のこと、無
限軌道帯の左右幅方向の側面からの荷零れがないように
搬送できるようにしたことを目的とする。
した無限軌道帯上に粉粒物や流動体のような搬送物を直
接積込んでもその無限軌道体載置面はもち論のこと、無
限軌道帯の左右幅方向の側面からの荷零れがないように
搬送できるようにしたことを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の第1は、コンベ
ヤ装置において、前後一対のスプロケットに巻き掛け、
且つ載置面を有する無限軌道帯を、軌道帯片と、当該軌
道帯片を連結するための薄肉平坦部を有する弾力性継手
とで構成し、前記軌道帯片の連結方向の端部に細頚溝に
連通する括れ凹溝を形成し、また薄肉平坦部を有する弾
力性継手の連結方向の端部に前記軌道帯片の括れ凹溝に
嵌合する細頚付き頭部を成形し、前記軌道帯片における
左右幅方向の端面の入口から薄肉平坦部を有する弾力性
継手の細頚付き頭部を挿入して連結し、前記の軌道帯片
の左右方向の両端面に凹溝部を設け、これに対峙するサ
イドプロテクタを、その下部に内向きに形成した突起形
の取付け部材に対して走行方向のに向けて多少広角に傾
斜して設け、前記取付け部材を凹溝部に挿入して結合
し、前記軌道帯片を連結したときに隣接するサイドプロ
テクタ同士の一部が重なり合うようにすると共に、サイ
ドプロテクタの基部に隙間防止部材を形成し、且つその
隙間防止部材の前後両端部に円弧突起を形成し、隣接す
るサイドプロテクタにおける隙間防止部材の円弧突起と
接合させたものである。
ヤ装置において、前後一対のスプロケットに巻き掛け、
且つ載置面を有する無限軌道帯を、軌道帯片と、当該軌
道帯片を連結するための薄肉平坦部を有する弾力性継手
とで構成し、前記軌道帯片の連結方向の端部に細頚溝に
連通する括れ凹溝を形成し、また薄肉平坦部を有する弾
力性継手の連結方向の端部に前記軌道帯片の括れ凹溝に
嵌合する細頚付き頭部を成形し、前記軌道帯片における
左右幅方向の端面の入口から薄肉平坦部を有する弾力性
継手の細頚付き頭部を挿入して連結し、前記の軌道帯片
の左右方向の両端面に凹溝部を設け、これに対峙するサ
イドプロテクタを、その下部に内向きに形成した突起形
の取付け部材に対して走行方向のに向けて多少広角に傾
斜して設け、前記取付け部材を凹溝部に挿入して結合
し、前記軌道帯片を連結したときに隣接するサイドプロ
テクタ同士の一部が重なり合うようにすると共に、サイ
ドプロテクタの基部に隙間防止部材を形成し、且つその
隙間防止部材の前後両端部に円弧突起を形成し、隣接す
るサイドプロテクタにおける隙間防止部材の円弧突起と
接合させたものである。
本発明の第2は、前記本発明の第1に係るコンベヤ装
置において、前後一対のスプロケットに巻き掛け、且つ
載置面を有する無限軌道帯を、軌道帯片と、当該軌道帯
片を連結するための薄肉平坦部を有する弾力性継手とで
構成し、前記軌道帯片の連結方向の端部に細頚溝に連通
する括れ凹溝を形成し、また薄肉平坦部を有する弾力性
継手の連結方向の端部に前記軌道帯片の凹溝に嵌合する
細頚付き頭部を成形し、前記軌道帯片における左右幅方
向の端面の入口から弾力性継手の細頚付き頭部を挿入し
て連結し、前記の軌道帯片の左右方向の両端面に凹溝部
を設け、これに対峙するサイドプロテクタを、その下部
に内向きに形成した突起形の取付け部材に対して走行方
向に向けて多少広角に傾斜して設け、軌道帯片の左右幅
方向側端の内側において、単一又は複数の取付け部材を
配置すると共に、その軌道帯片の凹溝部に取付け部材の
上部隆起部を嵌合し、前記取付け部材の滑走受け部材を
ガイドレール体の支持部材上に設けると共に、その取付
け部材の両側を間隔保持部材で押圧して動かないように
位置決めしたものである。
置において、前後一対のスプロケットに巻き掛け、且つ
載置面を有する無限軌道帯を、軌道帯片と、当該軌道帯
片を連結するための薄肉平坦部を有する弾力性継手とで
構成し、前記軌道帯片の連結方向の端部に細頚溝に連通
する括れ凹溝を形成し、また薄肉平坦部を有する弾力性
継手の連結方向の端部に前記軌道帯片の凹溝に嵌合する
細頚付き頭部を成形し、前記軌道帯片における左右幅方
向の端面の入口から弾力性継手の細頚付き頭部を挿入し
て連結し、前記の軌道帯片の左右方向の両端面に凹溝部
を設け、これに対峙するサイドプロテクタを、その下部
に内向きに形成した突起形の取付け部材に対して走行方
向に向けて多少広角に傾斜して設け、軌道帯片の左右幅
方向側端の内側において、単一又は複数の取付け部材を
配置すると共に、その軌道帯片の凹溝部に取付け部材の
上部隆起部を嵌合し、前記取付け部材の滑走受け部材を
ガイドレール体の支持部材上に設けると共に、その取付
け部材の両側を間隔保持部材で押圧して動かないように
位置決めしたものである。
本発明の作用は次の通りである。すなわち、まず無限
軌道帯の走行方向に相当する軌道帯片の連結方向端部の
括れ凹溝に、その端面の入口から継手を、その一方の頭
部を挿入する。
軌道帯の走行方向に相当する軌道帯片の連結方向端部の
括れ凹溝に、その端面の入口から継手を、その一方の頭
部を挿入する。
次いで、前記両継手の他方の頭部を別の軌道帯片の括
れ凹溝にに、その凹溝口から挿入することにより、前後
一対の軌道帯片が連結される。同様の要領で設定の長さ
になるまで軌道帯片を継手を介して連結していき、所定
の間隔を保持して配置した前後一対又はそれ以上の複数
のスプロケットに軌道帯片を連続して繋ぎ、これを巻き
掛けて無限軌道帯を構成する。
れ凹溝にに、その凹溝口から挿入することにより、前後
一対の軌道帯片が連結される。同様の要領で設定の長さ
になるまで軌道帯片を継手を介して連結していき、所定
の間隔を保持して配置した前後一対又はそれ以上の複数
のスプロケットに軌道帯片を連続して繋ぎ、これを巻き
掛けて無限軌道帯を構成する。
このとき、各軌道帯片の左右幅方向両端面の凹溝部に
サイドプロテクタ基部の取付け部材を挿入して取付け、
そして、隣接する軌道帯片のサイドプロテクタ同士は、
走行方向に向けて多少広角傾斜した状態で、その一部が
重なり合っている。
サイドプロテクタ基部の取付け部材を挿入して取付け、
そして、隣接する軌道帯片のサイドプロテクタ同士は、
走行方向に向けて多少広角傾斜した状態で、その一部が
重なり合っている。
また、各軌道帯片の平面と反対側の裏面に設けた突起
によって前後のスプロケットの位置にある軌道帯片は、
その突起がスプロケットの歯部に噛み合う。さらに掛止
滑走体がレール縁辺に掛合しているから、特に帰り側の
軌道帯片は掛止滑走体に吊下げられた状態で走行する。
によって前後のスプロケットの位置にある軌道帯片は、
その突起がスプロケットの歯部に噛み合う。さらに掛止
滑走体がレール縁辺に掛合しているから、特に帰り側の
軌道帯片は掛止滑走体に吊下げられた状態で走行する。
これによって、無限軌道帯の載置面に載せた粉粒物又
は半流動体等は隣接する軌道体辺間を弾力性継手によっ
て隙間なく塞がれるため、外方に零れ落ちることがな
い。
は半流動体等は隣接する軌道体辺間を弾力性継手によっ
て隙間なく塞がれるため、外方に零れ落ちることがな
い。
また、走行方向に隣接するサイドプロテクタは、その
基部に形成した隙間防止部材の円弧突起の接合によっ
て、無限軌道帯の載置面とサイドプロテクタとの平面部
位の隙間も塞がれる。
基部に形成した隙間防止部材の円弧突起の接合によっ
て、無限軌道帯の載置面とサイドプロテクタとの平面部
位の隙間も塞がれる。
さらに、軌道帯片の左右方向両端面は、サイドプロテ
クタによって隙間なく密着結合していることにより、粉
粒物又は半流動体等は両側からも零れることなく搬送さ
れる。
クタによって隙間なく密着結合していることにより、粉
粒物又は半流動体等は両側からも零れることなく搬送さ
れる。
なお、無限機動帯の左右両側に設けた取付け部材の内
側に配置した補助取付部材を、その係止受部を軌道帯片
の掛止爪に嵌合し、間隔保持部材で位置決めをして動か
ないように固定し、これを前記の補助取付部材はガイド
レール体の支持部材に設けた受部材上を滑走することに
より、無限軌道帯上にかかる重荷重や幅広の軌道帯の湾
曲変形防止に対応している。
側に配置した補助取付部材を、その係止受部を軌道帯片
の掛止爪に嵌合し、間隔保持部材で位置決めをして動か
ないように固定し、これを前記の補助取付部材はガイド
レール体の支持部材に設けた受部材上を滑走することに
より、無限軌道帯上にかかる重荷重や幅広の軌道帯の湾
曲変形防止に対応している。
次に本発明の実施例を図面を以て説明する。
第1図は無限軌道帯式のコンベヤ装置の正面図、第2
図は第1図の一部の平面図、第3図は第2図の3−3線
に沿う断面図、第4図はプロテクタを示す第5図の4−
4線に沿う拡大断面図、第5図は第4図の平面図、第6
図は第4図の左側面図、第7図は第4図の右側面図、第
8図は軌道帯片にプロテクタを取付けた第9図の8−8
線に沿う断面図、第9図は第8図の平面図、第10図は第
8図の連鎖した軌道帯片とスプロケットとの噛合状態を
示す一部の拡大正面図、第11図は第8図示の軌道帯片の
さらに別の変形例を示す第12図における11−11線に沿う
断面図、第12図は第11図の平面図、第13図は第8図示の
軌道帯片のさらにまた別の変形例を示す第14図における
13−13線に沿う断面図、第14図は第13図の平面図、第15
図は第8図示の軌道帯片の他の変形例を示す第16図にお
ける15−15線に沿う一部断面図、第17図は第6図示のサ
イドプロテクタ取付け部の他の例を示す第18図の17−17
線に沿う断面図、第18図は第17図の平面図、第19図は仕
切体を別体に作り、その基部を軌道帯片の平面の凹部に
嵌め込んで起立させた、第20図の19−19線に沿う断面
図、第20図は第19図の平面図、第21図は軌道帯片の平面
に仕切体を一体成形により起立させた、第22図の21−21
線に沿う断面図、第22図は第21図の平面図、第23図は第
24図の23−23線に沿う断面図、第24図は第23図の平面
図、第25図は第1図の一端部の拡大正面図、第26図は第
25図の26−26線に沿う断面図、第27図は第1図の中央部
位における一部の拡大断面図である。
図は第1図の一部の平面図、第3図は第2図の3−3線
に沿う断面図、第4図はプロテクタを示す第5図の4−
4線に沿う拡大断面図、第5図は第4図の平面図、第6
図は第4図の左側面図、第7図は第4図の右側面図、第
8図は軌道帯片にプロテクタを取付けた第9図の8−8
線に沿う断面図、第9図は第8図の平面図、第10図は第
8図の連鎖した軌道帯片とスプロケットとの噛合状態を
示す一部の拡大正面図、第11図は第8図示の軌道帯片の
さらに別の変形例を示す第12図における11−11線に沿う
断面図、第12図は第11図の平面図、第13図は第8図示の
軌道帯片のさらにまた別の変形例を示す第14図における
13−13線に沿う断面図、第14図は第13図の平面図、第15
図は第8図示の軌道帯片の他の変形例を示す第16図にお
ける15−15線に沿う一部断面図、第17図は第6図示のサ
イドプロテクタ取付け部の他の例を示す第18図の17−17
線に沿う断面図、第18図は第17図の平面図、第19図は仕
切体を別体に作り、その基部を軌道帯片の平面の凹部に
嵌め込んで起立させた、第20図の19−19線に沿う断面
図、第20図は第19図の平面図、第21図は軌道帯片の平面
に仕切体を一体成形により起立させた、第22図の21−21
線に沿う断面図、第22図は第21図の平面図、第23図は第
24図の23−23線に沿う断面図、第24図は第23図の平面
図、第25図は第1図の一端部の拡大正面図、第26図は第
25図の26−26線に沿う断面図、第27図は第1図の中央部
位における一部の拡大断面図である。
図において、1はガイドレール体16の前後部におい
て、一対のスプロケットに巻き掛けると共に、搬送物の
載置面11を持つ無限軌道帯、2及び3はその無限軌道帯
1を形成する軌道帯片とその継手であり、そのうち、軌
道帯片2には、無限軌道帯の走行方向となる、連結方向
の前後両端部に細頚溝41に連通して括れ凹溝4が形成さ
れている。
て、一対のスプロケットに巻き掛けると共に、搬送物の
載置面11を持つ無限軌道帯、2及び3はその無限軌道帯
1を形成する軌道帯片とその継手であり、そのうち、軌
道帯片2には、無限軌道帯の走行方向となる、連結方向
の前後両端部に細頚溝41に連通して括れ凹溝4が形成さ
れている。
また、継手3は薄肉平坦部を有し、且つ弾力性を有す
る可撓性材質を可とし、具体的には合成樹脂材料で製す
るものとする。前記の継手3は、その連結方向の前後端
部に細頚51と一体の頭部5を成形する。なお、前記継手
を形成する前後の細頚51を含む頭部5・5間に薄肉平坦
部が形成されている。
る可撓性材質を可とし、具体的には合成樹脂材料で製す
るものとする。前記の継手3は、その連結方向の前後端
部に細頚51と一体の頭部5を成形する。なお、前記継手
を形成する前後の細頚51を含む頭部5・5間に薄肉平坦
部が形成されている。
そして、無限軌道帯の走行方向における前記軌道帯片
及び継手に直交する左右幅方向の長さLは、用途に応じ
て任意に設定できるものである。
及び継手に直交する左右幅方向の長さLは、用途に応じ
て任意に設定できるものである。
そして、軌道帯片2と薄肉平坦部を有する弾力性継手
3との組合わせは、第6・10図においては、前記の両者
を別体に成形して結合してあるが、第11図示のものは軌
道帯片2の連結方向の一端に弾力性継手3′を一体に成
形してある。
3との組合わせは、第6・10図においては、前記の両者
を別体に成形して結合してあるが、第11図示のものは軌
道帯片2の連結方向の一端に弾力性継手3′を一体に成
形してある。
前記第8・10図の軌道帯片の凹溝4と、これに挿入さ
れる弾性継手3の細頚付き頭部5の断面形状は、円形の
ほか、鎖線示4′・5′の如く四角形、六角形その他の
多角形等任意である。
れる弾性継手3の細頚付き頭部5の断面形状は、円形の
ほか、鎖線示4′・5′の如く四角形、六角形その他の
多角形等任意である。
なお、前記の継手を第10図の鎖線示3nのように弾力性
材料を用いないで剛性材料にすることも考えられるが、
この場合は、スプロケット11と噛合して円弧回転する
際、その継手が撓まないから、その分軌道帯片の凹溝4
の頚溝41′の溝幅を大きくしなければならなくなる。そ
のため、前記継手が剛性材質の場合は、頭部5は真円形
状にするものであり、且つ前後の頭部5・5間は薄肉平
坦部にするため、その部分が弱くなり、過度の負荷が加
わると当該部位が破損する恐れかありあまり好ましくは
ない。
材料を用いないで剛性材料にすることも考えられるが、
この場合は、スプロケット11と噛合して円弧回転する
際、その継手が撓まないから、その分軌道帯片の凹溝4
の頚溝41′の溝幅を大きくしなければならなくなる。そ
のため、前記継手が剛性材質の場合は、頭部5は真円形
状にするものであり、且つ前後の頭部5・5間は薄肉平
坦部にするため、その部分が弱くなり、過度の負荷が加
わると当該部位が破損する恐れかありあまり好ましくは
ない。
また、第13図にあっては、第11図示の軌道帯片2nの薄
肉平坦部を有する弾力性継手3′と対向側の端部にもう
1個の軌道帯片2′を薄肉平坦部を有する弾力性継手
3″によって、所定の間隔Sを保持して一体に連結した
ものを示す。なお、第13図の鎖線示のように弾力性継手
3′を除去して細頚溝41に連通する括れ凹溝4を形成
し、無限軌道帯1の構成に頭付き弾力性継手3を用いて
連結することもできる。
肉平坦部を有する弾力性継手3′と対向側の端部にもう
1個の軌道帯片2′を薄肉平坦部を有する弾力性継手
3″によって、所定の間隔Sを保持して一体に連結した
ものを示す。なお、第13図の鎖線示のように弾力性継手
3′を除去して細頚溝41に連通する括れ凹溝4を形成
し、無限軌道帯1の構成に頭付き弾力性継手3を用いて
連結することもできる。
6は軌道帯片2の平面に積層した緩衝体であって、例
えば合成樹脂若しくは合成ゴムを可とし、丈夫で柔軟な
材質を用いる。この緩衝体は、軌道帯片の材質が金属の
場合であり、その表面が滑りやすく、且つ傷を付けては
都合が悪いときに設けるものであって、平面全体を覆う
ことが望ましい。その積層手段は、図示のような軌道帯
片の平面に形成した掛止部21に抜け止的に取付けたも
の、又は接着材で貼着したものなど任意である。
えば合成樹脂若しくは合成ゴムを可とし、丈夫で柔軟な
材質を用いる。この緩衝体は、軌道帯片の材質が金属の
場合であり、その表面が滑りやすく、且つ傷を付けては
都合が悪いときに設けるものであって、平面全体を覆う
ことが望ましい。その積層手段は、図示のような軌道帯
片の平面に形成した掛止部21に抜け止的に取付けたも
の、又は接着材で貼着したものなど任意である。
7は軌道帯片2の左右幅方向の両端面に形成した凹溝
部であり、サイドプロテクタの基部取付け部材9を挿入
して結合する。
部であり、サイドプロテクタの基部取付け部材9を挿入
して結合する。
前記の凹溝部7の形状は、第8・10・11・13図のよう
に取付け部材9に対する掛合爪部17が対向内向きに形成
されたものであるが、第15・17図示の掛合爪部17は、対
向外向きに形成されているものを示す。なお、第7図の
鎖線で示すように掛合突縁辺93を軌道帯辺の平面21を押
さえる位置に設け、取付け部材9とで挟持することもで
きる。
に取付け部材9に対する掛合爪部17が対向内向きに形成
されたものであるが、第15・17図示の掛合爪部17は、対
向外向きに形成されているものを示す。なお、第7図の
鎖線で示すように掛合突縁辺93を軌道帯辺の平面21を押
さえる位置に設け、取付け部材9とで挟持することもで
きる。
8は板状のサイドプロテクタであり、その基部に突起
形の取付け部材9を設けてある。なお、前記サイドプロ
テクタには取付け部材9に対して走行方向の後部に向け
て多少の広角になっている傾斜角度θ(第5図示では約
5゜)を形成してある。
形の取付け部材9を設けてある。なお、前記サイドプロ
テクタには取付け部材9に対して走行方向の後部に向け
て多少の広角になっている傾斜角度θ(第5図示では約
5゜)を形成してある。
前記の取付け部材9は、第9図のようにサイドプロテ
クタ8の基部にあけられた孔90を介して軌道帯片の孔部
20にボルト13を挿入して締付けるようにしてある。ま
た、左右幅方向の中間には、補助取付け部材9′が掛合
受溝91′と掛合爪17を介して軌道帯片2に取付けられ、
これがガイドレール体の支持部材210に設けた受け部材2
11上を滑走するようになっている。そして、前記の補助
取付け部材は、その両側を軌道帯片の孔20内に挿通させ
た間隔保持部材35によって動かないように位置決めされ
ている。
クタ8の基部にあけられた孔90を介して軌道帯片の孔部
20にボルト13を挿入して締付けるようにしてある。ま
た、左右幅方向の中間には、補助取付け部材9′が掛合
受溝91′と掛合爪17を介して軌道帯片2に取付けられ、
これがガイドレール体の支持部材210に設けた受け部材2
11上を滑走するようになっている。そして、前記の補助
取付け部材は、その両側を軌道帯片の孔20内に挿通させ
た間隔保持部材35によって動かないように位置決めされ
ている。
10は軌道帯片2の平面21に対して反対側の裏面に設け
たスプロケットに噛合するための突起であって、適宜の
間隔を保持して前後に配置したスプロケット11の歯と歯
(111・112……11n)の間の凹部(111′・112′……1
1n′)に噛合する形状を成している。そして、前記の突
起10は、図示例においては取付け部材9と一体に設けて
ある。
たスプロケットに噛合するための突起であって、適宜の
間隔を保持して前後に配置したスプロケット11の歯と歯
(111・112……11n)の間の凹部(111′・112′……1
1n′)に噛合する形状を成している。そして、前記の突
起10は、図示例においては取付け部材9と一体に設けて
ある。
12はサイドプロテクタの基部に形成した隙間防止部材
であり、前後端部に形成した円弧突起121・122が隣接す
るサイドプロテクタの隙間防止部材の円弧突起と接合す
ることによって、サイドプロテクタ部位の平面の隙間を
塞いでいる。
であり、前後端部に形成した円弧突起121・122が隣接す
るサイドプロテクタの隙間防止部材の円弧突起と接合す
ることによって、サイドプロテクタ部位の平面の隙間を
塞いでいる。
前記サイドプロテクタは、これと一体の取付け部材9
を凹溝部7に端面の入口42から挿入することによって、
軌道帯片2に密着的に結合する。
を凹溝部7に端面の入口42から挿入することによって、
軌道帯片2に密着的に結合する。
この場合、各軌道帯片に取付けたサイドプロテクタ8
は、その走行方向の後部に向けて多少広角になっている
傾斜部によって、隣接するサイドプロテクタに、その一
部が傾斜状態で重なり合うように配置されている。ま
た、各サイドプロテクタには走行方向の中程に段差を形
成し、その翼片同士を重ねたときに多少の間隙gが保持
されている。
は、その走行方向の後部に向けて多少広角になっている
傾斜部によって、隣接するサイドプロテクタに、その一
部が傾斜状態で重なり合うように配置されている。ま
た、各サイドプロテクタには走行方向の中程に段差を形
成し、その翼片同士を重ねたときに多少の間隙gが保持
されている。
なお、前記スプロケットの歯(111・112………11n)
は、薄肉平坦部を有する弾力性継手3によって連結した
前後一対のキャタピラ片2・2間に入り込むようになっ
ている。この場合、スプロケットの歯が適正に噛合する
ように各軌道帯片2の連結方向の側面に前記の歯に合わ
せて斜面を形成するものとする。なお、その傾斜角度
θ′は約45゜(第4図示)に設定してある。
は、薄肉平坦部を有する弾力性継手3によって連結した
前後一対のキャタピラ片2・2間に入り込むようになっ
ている。この場合、スプロケットの歯が適正に噛合する
ように各軌道帯片2の連結方向の側面に前記の歯に合わ
せて斜面を形成するものとする。なお、その傾斜角度
θ′は約45゜(第4図示)に設定してある。
16は軌道帯片2の平面21の下側に設けた突起10を受け
る凹溝形のガイドレール体である。
る凹溝形のガイドレール体である。
17は軌道帯片2の凹溝部7の下部に形成した掛合爪で
あって、取付け部材9の掛合溝91に嵌合掛止している。
あって、取付け部材9の掛合溝91に嵌合掛止している。
18は突起10の側方に設けた掛止滑走体を示し、ガイド
レール体16のレール縁辺162に掛合するようになってい
る。
レール体16のレール縁辺162に掛合するようになってい
る。
上記実施例に基づく具体的な使用例を説明する。
まず、第8・9図及び第10図は、単一の軌道帯辺2の
連結方向の前後端部における括れ凹溝4に、その入口42
から薄肉平坦部を有する弾力性継手3の一方の頭部5を
挿入し、次に別の軌道帯片2の括れ凹溝4に前記継手の
他方の頭部を入口から挿入する。これによって、走行方
向における前後一対の軌道帯片2・2が連結される。
連結方向の前後端部における括れ凹溝4に、その入口42
から薄肉平坦部を有する弾力性継手3の一方の頭部5を
挿入し、次に別の軌道帯片2の括れ凹溝4に前記継手の
他方の頭部を入口から挿入する。これによって、走行方
向における前後一対の軌道帯片2・2が連結される。
次に、第11・12図及び第13・14図においては、予め軌
道帯片2の一端に薄肉平坦部を有する弾力性継手3′が
一体成形され、他端に括れ凹溝4が形成されているの
で、その弾性継手の片方の頭部5を別の軌道帯片に挿入
して連結する。このとき、掛止滑走体18は無限軌道帯の
上辺運び側にあっては、ガイドレール体16のレール隆起
部161に沿わせ、また、下辺帰り側はレール縁辺162に吊
下掛合してある。
道帯片2の一端に薄肉平坦部を有する弾力性継手3′が
一体成形され、他端に括れ凹溝4が形成されているの
で、その弾性継手の片方の頭部5を別の軌道帯片に挿入
して連結する。このとき、掛止滑走体18は無限軌道帯の
上辺運び側にあっては、ガイドレール体16のレール隆起
部161に沿わせ、また、下辺帰り側はレール縁辺162に吊
下掛合してある。
同様の要領で全長が設定の長さになるまで軌道帯片2
を薄肉平坦部を有する弾力性継手3′を介して連結して
いき、所定の間隔を保持して配置した前後のスプロケッ
ト11・11′に連結した軌道帯片を巻き掛けて無限軌道帯
1を構成する。
を薄肉平坦部を有する弾力性継手3′を介して連結して
いき、所定の間隔を保持して配置した前後のスプロケッ
ト11・11′に連結した軌道帯片を巻き掛けて無限軌道帯
1を構成する。
そして各軌道帯片の左右方向の両端面の凹溝部7にサ
イドプロテクタ8の取付け部材9を挿入結合し、さらに
ボルト13によって抜けないように締付けて結合する。そ
して、隣接するサイドプロテクタ同士は、その一部が走
行方向の後部に広角傾斜した状態で重なり合っている。
イドプロテクタ8の取付け部材9を挿入結合し、さらに
ボルト13によって抜けないように締付けて結合する。そ
して、隣接するサイドプロテクタ同士は、その一部が走
行方向の後部に広角傾斜した状態で重なり合っている。
前記の取付け部材9は、サイドプロテクタ8に対して
内向きに設けられ、且つその下面に突起10が設けられて
いるから、前後のスプロケットの位置にある軌道帯片の
前記突起は、スプロケットの歯(111・112……11n)に
噛合する。
内向きに設けられ、且つその下面に突起10が設けられて
いるから、前後のスプロケットの位置にある軌道帯片の
前記突起は、スプロケットの歯(111・112……11n)に
噛合する。
なお、無限軌道帯の左右両側に設けた取付け部材9の
内側に設けた補助取付部材9′は、その掛合受溝91′が
軌道帯片2の掛合爪17に嵌合し、間隔保持部材35で位置
決めをして動かないように固定されている。前記の補助
取付部材はガイドレール体の支持部材210に設けた受部
材211上を滑走するようになっている。これによって、
重荷重や幅尋の軌道帯における幅方向の中間部位の湾曲
変形の防止に機能する。
内側に設けた補助取付部材9′は、その掛合受溝91′が
軌道帯片2の掛合爪17に嵌合し、間隔保持部材35で位置
決めをして動かないように固定されている。前記の補助
取付部材はガイドレール体の支持部材210に設けた受部
材211上を滑走するようになっている。これによって、
重荷重や幅尋の軌道帯における幅方向の中間部位の湾曲
変形の防止に機能する。
この状態で、モーター駆動により無限軌道帯1を運転
開始すると、その無限軌道帯の載置面11に載せた粉粒物
又は流動体等の搬送物は隣接する軌道帯片2・2間を繋
ぐ薄肉平坦部を有する弾力性継手3によって隙間なく塞
がれ、且つ括れた凹溝4と細頚付き頭部5とによって、
隣合う軌道帯片同士の引張力に対しても、その継手が軌
道帯片から外れたり抜けたりすることなく連結状態を保
持している。そして、無限軌道帯1がスプロケットの歯
の噛合位置にくると、第10図のように弾性継手が撓みな
がら円弧回転する。
開始すると、その無限軌道帯の載置面11に載せた粉粒物
又は流動体等の搬送物は隣接する軌道帯片2・2間を繋
ぐ薄肉平坦部を有する弾力性継手3によって隙間なく塞
がれ、且つ括れた凹溝4と細頚付き頭部5とによって、
隣合う軌道帯片同士の引張力に対しても、その継手が軌
道帯片から外れたり抜けたりすることなく連結状態を保
持している。そして、無限軌道帯1がスプロケットの歯
の噛合位置にくると、第10図のように弾性継手が撓みな
がら円弧回転する。
この場合、無限軌道帯1の継手が剛性材質にあって
は、第10図鎖線示のように円形頭部が円形凹部の中を移
動しながら円弧回転する。
は、第10図鎖線示のように円形頭部が円形凹部の中を移
動しながら円弧回転する。
また、軌道帯片2の左右方向の両側端面に取付けたサ
イドプロテクタ8は、走行方向に隣接する隙間防止部材
12の円弧突起121・122の接合により、またサイドプロテ
クタ同士の半分程度が傾斜状に重なり合わせれているこ
とにより、直線走行のほか、スプロケット部位における
円弧回転においても、サイドプロテクタ同士が隙間な
く、而もその重なりが外れることはなく搬送される。
イドプロテクタ8は、走行方向に隣接する隙間防止部材
12の円弧突起121・122の接合により、またサイドプロテ
クタ同士の半分程度が傾斜状に重なり合わせれているこ
とにより、直線走行のほか、スプロケット部位における
円弧回転においても、サイドプロテクタ同士が隙間な
く、而もその重なりが外れることはなく搬送される。
なお、軌道帯片2に仕切体14を起立させる場合は、別
体の仕切板については、搬送物に応じて走行方向の任意
の長さになるように軌道帯片2に全部若しくは1個飛び
ないしは数個飛びに設けることもできる。
体の仕切板については、搬送物に応じて走行方向の任意
の長さになるように軌道帯片2に全部若しくは1個飛び
ないしは数個飛びに設けることもできる。
また、軌道帯片2の凹部15に仕切体14を起立させない
ときは、第19図の鎖線示のように仕切板の基部141と同
じ部材141′を嵌込むことによって軌道帯片2の平面を
平坦にするものである。
ときは、第19図の鎖線示のように仕切板の基部141と同
じ部材141′を嵌込むことによって軌道帯片2の平面を
平坦にするものである。
〔発明の効果〕 本発明は上記の構成であるから、次のような効果があ
る。すなわち、請求項(1)記載の発明にあっては、無
限軌道帯を構成する軌道帯片が薄肉平坦部を有する可撓
性の頭付き継手によって連結されているから、隣接する
軌道帯片間の隙間が完全に遮断され、而も薄肉平坦部を
有する弾力性継手の括れ頭部と括れ凹部との挿入結合に
よって外れたり、抜けたりすることがなくて、形状が一
定の無限軌道帯が得られる。また、前記の各軌道帯片を
繋ぐ継手は弾力性を持たせることによって、無限軌道帯
を直接巻掛けたスプロケットに馴染んでスムーズに円弧
回転することもできる。
る。すなわち、請求項(1)記載の発明にあっては、無
限軌道帯を構成する軌道帯片が薄肉平坦部を有する可撓
性の頭付き継手によって連結されているから、隣接する
軌道帯片間の隙間が完全に遮断され、而も薄肉平坦部を
有する弾力性継手の括れ頭部と括れ凹部との挿入結合に
よって外れたり、抜けたりすることがなくて、形状が一
定の無限軌道帯が得られる。また、前記の各軌道帯片を
繋ぐ継手は弾力性を持たせることによって、無限軌道帯
を直接巻掛けたスプロケットに馴染んでスムーズに円弧
回転することもできる。
また、軌道帯片の左右両端面に凹溝を形成し、これに
対峙するサイドプロテクタ下部の取付け部材を内向きに
且つ傾斜を持たせて設け、前記取付け部材を介してプロ
テクタを軌道帯片に結合し、前記軌道帯片を連結したと
きに隣接するプロテクタ同士の一部が常に重なり合うよ
うにし、而も隙間防止部材によって隣接するサイドプロ
テクタの基部の円弧突起を接合したものであるから、無
限軌道帯の走行が直線走行はもち論のこと、スプロケッ
トにかかる円弧回転部位においても、無限軌道帯の左右
両側端部は隙間なく遮蔽される。従って、無限軌道帯の
載置面に載せた搬送物が粉粒物や半流動体であっても両
側から外に零れることがなく、搬送作業が確実且つ安全
である。
対峙するサイドプロテクタ下部の取付け部材を内向きに
且つ傾斜を持たせて設け、前記取付け部材を介してプロ
テクタを軌道帯片に結合し、前記軌道帯片を連結したと
きに隣接するプロテクタ同士の一部が常に重なり合うよ
うにし、而も隙間防止部材によって隣接するサイドプロ
テクタの基部の円弧突起を接合したものであるから、無
限軌道帯の走行が直線走行はもち論のこと、スプロケッ
トにかかる円弧回転部位においても、無限軌道帯の左右
両側端部は隙間なく遮蔽される。従って、無限軌道帯の
載置面に載せた搬送物が粉粒物や半流動体であっても両
側から外に零れることがなく、搬送作業が確実且つ安全
である。
次に請求項2の発明にあっては、請求項1の前半の効
果すなわち、無限軌道帯を構成する軌道帯片が薄肉平坦
部を有する可撓性の頭付き継手によって連結されている
から、隣接する軌道帯片間の隙間が完全に遮断され、而
も薄肉平坦部を有する弾力性継手の括れ頭部と括れ凹部
との挿入結合によって外れたり、抜けたりすることがな
くて、形状が一定の無限軌道帯が得られる。また、前記
の各軌道帯片を繋ぐ継手は薄肉平坦部を有し、且つ弾力
性を有することによって、無限軌道帯を直接巻掛けたス
プロケットに馴染んでスムーズに円弧回転することもで
きる。
果すなわち、無限軌道帯を構成する軌道帯片が薄肉平坦
部を有する可撓性の頭付き継手によって連結されている
から、隣接する軌道帯片間の隙間が完全に遮断され、而
も薄肉平坦部を有する弾力性継手の括れ頭部と括れ凹部
との挿入結合によって外れたり、抜けたりすることがな
くて、形状が一定の無限軌道帯が得られる。また、前記
の各軌道帯片を繋ぐ継手は薄肉平坦部を有し、且つ弾力
性を有することによって、無限軌道帯を直接巻掛けたス
プロケットに馴染んでスムーズに円弧回転することもで
きる。
そして、軌道帯片の左右幅方向側端の内側において、
単一又は複数の取付け部材を配置すると共に、その軌道
帯片の凹溝部に取付け部材の上部隆起部を嵌合し、前記
取付け部材の滑走受け部材をガイドレール体の支持部材
上に設けると共に、その取付け部材の両側を間隔保持部
材で押圧して動かないように位置決めしたことにより、
無限軌道帯上にかかる重荷重や幅広の軌道帯の幅方向の
中間部位の湾曲変形防止に対応できる効果がある。
単一又は複数の取付け部材を配置すると共に、その軌道
帯片の凹溝部に取付け部材の上部隆起部を嵌合し、前記
取付け部材の滑走受け部材をガイドレール体の支持部材
上に設けると共に、その取付け部材の両側を間隔保持部
材で押圧して動かないように位置決めしたことにより、
無限軌道帯上にかかる重荷重や幅広の軌道帯の幅方向の
中間部位の湾曲変形防止に対応できる効果がある。
図面は本発明に係るコンベヤ装置の実施例を示し、第1
図は全体の正面図、第2図は第1図の一部の平面図、第
3図は第2図の3−3線に沿う断面図、第4図は第2図
の4−4線に沿う拡大断面図、第5図は第4図の平面
図、第6図は第5図の6−6線に沿う断面図、第7図は
第6図の平面図、第8図は第6図右側面図、第9図は第
6図の左側面図、第10図は第4図の連結した軌道帯片と
スプロケットとの噛合状態を示す一部の拡大正面図、第
11図は第4図示の軌道帯片のさらに別の変形例を示す第
12図における11−11線に沿う断面図、第12図は第11図の
平面図、第13図は第4図示の軌道帯片のさらにまた別の
変形例を示す第14図における13−13線に沿う断面図、第
14図は第13図の平面図、第15図は第4図示の軌道帯片の
他の変形例を示す第16図における15−15線に沿う一部断
面図、第16図は第15図の平面図、第17図は第6図示のプ
ロテクタの他の変形例を示す第18図における17−17線に
沿う断面図、第18図は第17図の平面図、第19図は仕切体
を別体に作り、その基部を軌道帯片の平面に設けた凹部
に嵌合して起立させた、第20図の19−19線に沿う断面
図、第20図は第19図の平面図、第21図は軌道帯片の平面
に仕切体を一体成形により起立させた、第22図の21−21
線に沿う断面図、第22図は第21図の平面図、第23図は第
21図の他の変形例を示す、第24図の23−23線に沿う断面
図、第24図は第23図の平面図、第25図は第1図の一端部
の拡大正面図、第26図は第25図の26−26線に沿う断面
図、第27図は第1図の中央部位における一部の拡大断面
図である。 1……無限軌道帯 2……軌道帯片 3……薄肉平坦部を有する弾力性継手 4……括れ凹溝 5……細頚付き頭部 6……緩衝体 7……軌道帯片の凹溝部 8……サイドプロテクタ 9……取付け部材 91……取付け部材の掛合受溝 10……突起 11・11′……スプロケット 12……隙間防止部材 13……ボルト 14……仕切体 15……仕切体用の凹部 16……ガイドレール体 162……レール縁辺 17……取付け部材の掛合爪部 18……掛止滑走体
図は全体の正面図、第2図は第1図の一部の平面図、第
3図は第2図の3−3線に沿う断面図、第4図は第2図
の4−4線に沿う拡大断面図、第5図は第4図の平面
図、第6図は第5図の6−6線に沿う断面図、第7図は
第6図の平面図、第8図は第6図右側面図、第9図は第
6図の左側面図、第10図は第4図の連結した軌道帯片と
スプロケットとの噛合状態を示す一部の拡大正面図、第
11図は第4図示の軌道帯片のさらに別の変形例を示す第
12図における11−11線に沿う断面図、第12図は第11図の
平面図、第13図は第4図示の軌道帯片のさらにまた別の
変形例を示す第14図における13−13線に沿う断面図、第
14図は第13図の平面図、第15図は第4図示の軌道帯片の
他の変形例を示す第16図における15−15線に沿う一部断
面図、第16図は第15図の平面図、第17図は第6図示のプ
ロテクタの他の変形例を示す第18図における17−17線に
沿う断面図、第18図は第17図の平面図、第19図は仕切体
を別体に作り、その基部を軌道帯片の平面に設けた凹部
に嵌合して起立させた、第20図の19−19線に沿う断面
図、第20図は第19図の平面図、第21図は軌道帯片の平面
に仕切体を一体成形により起立させた、第22図の21−21
線に沿う断面図、第22図は第21図の平面図、第23図は第
21図の他の変形例を示す、第24図の23−23線に沿う断面
図、第24図は第23図の平面図、第25図は第1図の一端部
の拡大正面図、第26図は第25図の26−26線に沿う断面
図、第27図は第1図の中央部位における一部の拡大断面
図である。 1……無限軌道帯 2……軌道帯片 3……薄肉平坦部を有する弾力性継手 4……括れ凹溝 5……細頚付き頭部 6……緩衝体 7……軌道帯片の凹溝部 8……サイドプロテクタ 9……取付け部材 91……取付け部材の掛合受溝 10……突起 11・11′……スプロケット 12……隙間防止部材 13……ボルト 14……仕切体 15……仕切体用の凹部 16……ガイドレール体 162……レール縁辺 17……取付け部材の掛合爪部 18……掛止滑走体
Claims (2)
- 【請求項1】前後一対のスプロケット(11)・(11′)
に巻き掛け、且つ載置面(11)を有する無限軌道帯
(1)を、軌道帯片(2)と、当該軌道帯片を連結する
ための薄肉平坦部を有する弾力性継手(3)とで構成
し、前記軌道帯片の連結方向の端部に細頚溝(41)に連
通する括れ凹溝(4)を形成し、また継手(3)の連結
方向の端部に前記軌道帯片の括れ凹溝(4)に嵌合する
細頚付き頭部(5)を成形し、前記軌道帯片における左
右幅方向の端面の入口(42)から薄肉平坦部を有する弾
力性継手(3)の細頚付き頭部(5)を挿入して連結
し、前記の軌道帯片(2)の左右方向の両端面に凹溝部
(7)を設け、これに対峙するサイドプロテクタ(8)
を、その下部に内向きに形成した突起形の取付け部材
(9)に対して走行方向の後部に向けて多少広角に傾斜
して設け、前記取付け部材(9)を凹溝部(7)に挿入
して結合し、前記軌道帯片を連結したときに隣接するサ
イドプロテクタ同士の一部が重なり合うようにすると共
に、サイドプロテクタ(8)の基部に隙間防止部材(1
2)を形成し、且つその隙間防止部材の前後両端部に円
弧突起(121)・(122)を形成し、隣接するサイドプロ
テクタにおける隙間防止部材の円弧突起と接合させたこ
とを特徴とするコンベヤ装置。 - 【請求項2】前後一対のスプロケット(11)・(11′)
に巻き掛け、且つ載置面(11)を有する無限軌道帯
(1)を、軌道帯片(2)と、当該軌道帯片を連結する
ための薄肉平坦部を有する弾力性継手(3)とで構成
し、前記軌道帯片の連結方向の端部に細頚溝(41)に連
通する括れ凹溝(4)を形成し、また薄肉平坦部を有す
る弾力性継手(3)の連結方向の端部に前記軌道帯片の
凹溝(4)に嵌合する細頚付き頭部(5)を成形し、前
記軌道帯片における左右幅方向の端面の入口(42)から
平坦部を有する弾力性継手の細頚付き頭部(5)を挿入
して連結し、前記の軌道帯片(2)の左右方向の両端面
に凹溝部(7)を設け、これに対峙するサイドプロテク
タ(8)を、その下部に内向きに形成した突起形の取付
け部材(9)に対して走行方向の後部に向けて多少広角
に傾斜して設け、軌道帯片(2)の左右幅方向側端の内
側において、単一又は複数の取付け部材(9)を配置す
ると共に、その軌道帯片の凹溝部(7)に取付け部材の
上部隆起部(91)を嵌合し、前記取付け部材の滑走受け
部材(211)をガイドレール体(6)の支持部材(210)
上に設けると共に、その取付け部材(9)の両側を間隔
保持部材(35)で押圧して動かないように位置決めした
コンベヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094876A JP2631411B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | コンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094876A JP2631411B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | コンベヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04179614A JPH04179614A (ja) | 1992-06-26 |
JP2631411B2 true JP2631411B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=14122254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2094876A Expired - Lifetime JP2631411B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | コンベヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
US7757841B2 (en) | 2006-11-13 | 2010-07-20 | Habasit Ag | Hingeless belt |
EP2116487A1 (en) | 2008-05-05 | 2009-11-11 | Habasit AG | Modular conveyor belt with flexible joining member |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4517383Y1 (ja) * | 1964-12-30 | 1970-07-17 | ||
KR870000221A (ko) * | 1985-06-29 | 1987-02-17 | 데루노부 모모세 | 콘베이어 링크벨트 |
JPS6283007U (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-27 |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP2094876A patent/JP2631411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04179614A (ja) | 1992-06-26 |
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