JPH0393729A - 百日咳保護抗原の製造方法 - Google Patents

百日咳保護抗原の製造方法

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JPH0393729A
JPH0393729A JP22729989A JP22729989A JPH0393729A JP H0393729 A JPH0393729 A JP H0393729A JP 22729989 A JP22729989 A JP 22729989A JP 22729989 A JP22729989 A JP 22729989A JP H0393729 A JPH0393729 A JP H0393729A
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JP
Japan
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microorganism
pertussis
antigen
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sodium chloride
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JP22729989A
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English (en)
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Jerina Zurateva Ljudmila
リュドミラ・ジェリナー ズラテバ
Ivanov Zuratev Valentin
バレンテイン・イワノフ・ズラテフ
Ryubomirov Todorov Svetoslav
スベトスラフ・リュボミロフ・トドロフ
Stepanov Zaharov Margarita
マルガリタ・ステパノブナ・ザハロバ
Paruirov Amerina Inga
インガ・パルイロブナ・アメリナ
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MEDICINSKA AKAD
N I INST PO EPIDEMIOLOG I MICROBIOLOG NF GAMAREA
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MEDICINSKA AKAD
N I INST PO EPIDEMIOLOG I MICROBIOLOG NF GAMAREA
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医薬の分野で利用される吸着DPTワクチン
の製造で使用される百日咳保護小体(corpuscl
e)抗原の製造方法に関する。
[従来の技術] 百日咳保護小体抗原の公知の製造方法は、カゼイン寒天
及び炭素を有する媒体若しくは液体栄養物媒体中で36
℃で百日咳微生物を培養する工程と、塩化ナトリウムの
等張溶液により、カゼイン寒天と炭素を有する媒体から
微生物塊を洗浄する工程と、遠心分離若しくは塩酸で液
体栄養物媒体から微生物塊を沈降する工程と、ついで遠
心分離し、過沈降した液体をデカントして、沈降物を塩
化ナトリウムの緩衝等張の溶液で希釈し、56℃で加熱
し(又は加熱せず)、10〜14日から4か月までメル
チオレイトで処理する方法である(1)。
百日咳保護小体抗原の別の公知の製造方法は、前記第一
の方法と同様にして微生物懸濁物を得るが、室温中で2
0〜24時間ホルムアルデヒドデで処理する。ついで遠
心分離して、遊離ホルムアルデヒドの濃度を減少させ、
保存用メルチオレイトを含む塩化ナトリウムの等張溶液
で希釈する方法である(2)。
[発明が解決しようとする技術的課・題]百日咳保護小
体抗原の公知の製造方法の欠点は、使用される化学物質
が微生物の細胞の蛋白質に有害な作用をもたらし(ホル
ムアルデヒドは、アミノ基と反応して変成させ、凝固さ
せ、一方メルチオレイトの水銀イオンは、スルホヒドリ
ル基と反応する)、その結果、百日咳保護小体抗原の保
護特性が減少する。さらにこれらの方法では、微生物と
不活性化剤との保持、一接触に時間がかかり(10日〜
4か月)、その濃度の減少をもたらす。
また使用する熱処理は、微生物の消滅をある程度促進す
るが、同時にワクチンの保護活性及び安定性を減少させ
てしまう。
液体栄養物媒体から百日咳保護小体抗原を得ることの実
質的な欠点は、微生物塊と栄養物媒体との分離のための
遠心分離が必須であると言うことである。微生物塊の沈
降物を塩酸で置換するする際に、遠心分離はその保護的
性質を減少させ、同時に子供の抗原の場合にその毒性と
活性を増加させてしまう。
本発明の目的は、これら抗原の保護特性を向上し、その
毒性を減少し、その作製時間を減少させる百日咳保護小
体抗原の製造方法を提供することにある。
[技術的課題を解決する手段、作用、及び効果]この方
法は、微生物を培養する工程と、等張酸によって不活性
化された微生物の懸濁物を得る工程と、ついで微生物塊
の沈降物を、過沈降した液体をデカントして、バクテリ
ア沈降物を塩化ナトリウムの等張溶液で希釈する百日咳
保護小体抗原の製造方法により達成される。この方法は
、微生物を溶液または液体栄養物媒体中で媒溶すること
によりおこなわれる。微生物塊を塩化ナトリウムの等張
溶液で洗浄する。この様にして得られた微生物の懸濁物
の不活性化は、最終濃度が3.75〜1 3mg/ml
SpH3.7〜4.2となるようにイタコン酸を加えて
おこなわれる。その接触は、1〜4時問おこなわれる。
この処理中微生物はそれ自身で沈降される。過沈降した
液体をデカントした後、沈降物を塩化ナトリウムの等張
溶液で希釈する。
本発明方法の利点は、次のとおりである。作製された百
日咳保護小体抗原は、保護活性が高く、毒性が低い。ま
た、最終製品を得るための製造時間が減少される。加熱
や遠心分離を必要とせず、従ってそのための特別な機器
が不要である。
[実施例] 本発明は、以下の実施例で詳細に説明する。
実施例1 第I相の百日咳微生物をカゼイン寒天と炭素とを有する
栄養物媒体中で培養し、微生物塊を塩化ナトリウムの等
張溶液で洗浄し、濃度50〜801007 mlに希釈
し、ついで等張酸を加えて最終濃度が3 .  7 5
 +*g / ml Sp H 3 . 7 〜4 .
 2とした。
混合物を振動し、懸濁物を4時間室温に保持し、ついで
4〜10℃で夜中保持した。
この保持中、微生物は細胞沈降物を形威し、これは容易
に解体できるものである。次の日、過沈降した液体をデ
カントして細胞沈降物を再懸濁し、塩化ナトリウムの等
張溶液で初期濃度(細胞)となるまで希釈した。これに
対し、pHは、7,o〜7.2とした。この様に作製さ
れた微生物懸濁物は、百日咳保護小体抗原の作製物を示
した。
実施例2 百日咳保護小体抗原用の微生物懸濁物は実施例1で記載
されたものであるが、その感染性の不活性化は、イタコ
ン酸6 .  5 ■/ ml , p H 3 . 
 7 〜4,2、室温で2〜3時間保持し、ついで5〜
10℃に保持し、同じ日に又は次の朝に過沈降した液体
をデカントし、その後沈降物をpH7.0〜7.2にし
た塩化ナトリウムの等張溶液で希釈した。
実施例3 微生物懸濁物は実施例1及び2で記載された方法と同様
の方法で作製された。ただし、不活性化は、イタコン酸
1 3a+g/mlSpH3.7 〜4、2、で、1〜
2時間保持しておこなった。透明な過沈降した液体を同
じ日又は次の朝にデカントし、沈降物を、塩化ナトリウ
ムの等張溶液で希釈して、細胞濃度がpH7.0 〜7
.2で50 〜80100/mlとなるようにした。
実施例4 第I相の微生物をコエンとビラーの液体半合或媒体(最
終的にイオン交換樹脂を加える)中で48時間培養した
。樹脂を濾過により分離し、懸濁物ψの微生物の濃度を
測定した(通常40〜5 0  1UO/ ml)。つ
いでイタコン酸溶液を加えて、最終濃度が5■/ml,
pH3.7となるようにした。懸濁物の感染性の不活性
化は、室温で3〜4時間、なされた。そしてその後、懸
濁物を5〜10℃で夜中保持した。細胞は、沈降物を形
成し、これは容易に解体できるものである。透明な過沈
降した液体をデカントして分離し、細胞沈降物を、pH
7.2の塩化ナトリウムの緩衝等張溶液で所定の微生物
濃度に希釈した。
実施例5 実施例4と同様にして百日咳保護小体抗原の製造に用い
られる微生物懸濁物を得た。但し、感染性の不活性化は
、イタコン酸でおこない、最終濃度が1 0mg/ml
SpH4.2となるようにした。
そして室温で2〜3時間保持した。更に微生物懸濁物の
処理は実施例4に記載されているようにしておこなった
この様にして得られた百日咳保護小体抗原(不活性化微
生物懸濁物)の不活性度(特定の滅菌)の制御および純
度(付随する微細植物の不存在)については、それぞれ
栄養物媒体中で培養し、無害性については、マウスの皮
下注射によってなされた。同様に、毒性、保護特性につ
いては、マウスの実験により百日咳と吸着DPTワクチ
ンの方法によってなされた(1.2)。
五つの実験で得られた百日咳保護小体抗原の全ては、乳
白色の均一な微生物懸濁物で、保持中容易に分離する沈
降物を形成した。微生物細胞は、典型的な形態学的で着
色の( LineLure)特性を持ち、特定の集合性
と、羊と人の赤血球を凝集させる能力を持つ。
イタコン酸の殺菌作用の有効性については、酸濃度や接
触時間の関数であるpHや、温度が5〜10℃、20〜
22℃の幾つかの異なる株から用意された微生物懸濁物
に関して評価された。希釈微生物懸濁物の培養は、カゼ
イン寒天と炭素を有し5%人血液を含む栄養物媒体によ
り、ペトリ上で1.2,3,4.16.18時間後にな
された。
その結果は5日後にチェックされた。実験がおこわれて
いる間、細胞消滅の過程は所定の条件で1〜4時間で終
了した。細胞の沈降は、10〜13mg / mlのイ
タコン酸の濃度で、pH3.7の場合、通常3〜4時間
で終了する。濃度が低い場合この期間は長くなる(懸濁
物は温度5〜10℃で朝まで保持される)。沈降物を形
成するための時間限度については、微生物の株が異なる
場合、若干の相違が見られた。
提案した方法を行った後に百日咳小体抗原を得、その毒
性を以下の試験に従って調べ、10〜30日後に評価し
た。すなわち、マウスの体の質量の増加と、リンパ球増
加後、作製物の注射後における末梢血液中のリンパ球の
数を数えることによる刺激活性により評価した。
実験では、14〜16kgのマウスが使用された。
容積0.5ml中の10100中の百日咳小体抗原を腹
腔内に注射した。すなわち子供の単独適用量を導入した
。対照マウスは、塩化ナトリウムの等張溶液が注射され
た。マウスの重量は、7日間毎日測定された。
WHOの要請に基づけば、子供ワクチン用の単独免疫量
の少なくとも半分を各マウスに注射した後、3日目では
マウスの群の総量が初期重量と同じであるべきであり、
これに対して、7日目では対照マウスの重量に対して6
0%以上であるべきである。ペリスメント(peris
ment)は、5%未満であるべきである。
百日咳保護小体抗原は、カゼイン寒天と炭素とを持つ媒
体もしくは液体栄養物媒体で媒溶された微生物をイタコ
ン酸で不活性化した後に得られるが、これを注射した場
合、多量注射しても最初の2口間はマウスの重量減少は
生じず、7口目の体の質量の増加は68.9%〜91.
8%であった(表1参照)。マウスにはいずれも死滅す
ることはなかった。これらのデータによれば、この様に
作製された百日咳保護小体抗原は、11〜30日目に関
してもWHOの毒性に関する要求を満すが、それだけで
なく、それを凌ぐものである(2,3)。
この様に作或された百日咳保護小体抗原は、リンパ球刺
激活性が低く、そのうちのいつつかは塩酸での沈降を含
む方法の後に得られたワクチンのそれよりも低い(表1
)。百日咳保護小体抗原の保護特性は、実験マウス中で
50%の保証生存(surliv1ng)のED,。適
用量に従って評価した。
この目的のために、研究された作製物の3つの五倍希釈
物をもちいてマウスを腹腔的に免疫せしめた。そして、
14日後に、それらマウスの脳内を、活性の有毒な百日
咳微生物(100LDsa以上)で感染させた。すべて
の実験では、同じ微生物懸濁物から先に記載した方法に
従って作製された百日咳小体抗原ワクチンを含む。
本発明方法で作製された百日咳保護小体抗原は、ホルム
アルデヒドやメルチオレイトで作製されたワクチンと比
較して保護活性が高い。作製物のED,,は、上記ワク
チンより通常2.3〜5.3倍優れている(表1)。
微生物の懸濁物を不活性化するのに使用されるイタコン
酸は有機酸を示すことに注意する必要がある。これは動
物や植物の細胞の新陳代謝の自然の中間坐成物で、三炭
素酸の細胞サイクル中に含まれる。この物質は百日咳微
生物にのみ毒性である。
引用した公知資料 1.’7yクハロバ エム、シー.「百日咳一ジフテリ
アー破傷風ワクチン。ワクチンと血清に関するマニュア
ル」 モスコー パブリッシングハウス 「メデジナ」
164頁。
2.生物学的製造の標準化に関するWHOエクスハート
のコミッティー、技術報告 638、ペーバ3(L,1
982.65頁、W H O.3,生物学的生成物の最
小限の要求、厚生省、日本政府、1982.123〜1
25頁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  微生物を培養する工程と、その後微生物塊の沈降によ
    って不活性化された微生物の懸濁物を作成する工程と、
    過沈降した液体をデカントして、沈降物を塩化ナトリウ
    ムの等張溶液で希釈する百日咳保護小体抗原の製造方法
    において、不活性化は、微生物の懸濁物中の最終濃度が
    3.75〜13mg/ml、pH3.7〜4.2となる
    ようにイタコン酸に、1〜4時間接触することを特徴と
    する百日咳保護小体抗原の製造方法。
JP22729989A 1989-09-01 1989-09-01 百日咳保護抗原の製造方法 Pending JPH0393729A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096188A (ja) * 2010-02-01 2010-04-30 Fujitsu Ten Ltd エコ運転支援装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096188A (ja) * 2010-02-01 2010-04-30 Fujitsu Ten Ltd エコ運転支援装置

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