JPH0393492A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動装置

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JPH0393492A
JPH0393492A JP1229610A JP22961089A JPH0393492A JP H0393492 A JPH0393492 A JP H0393492A JP 1229610 A JP1229610 A JP 1229610A JP 22961089 A JP22961089 A JP 22961089A JP H0393492 A JPH0393492 A JP H0393492A
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JP1229610A
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Yoshinobu Nakamura
嘉伸 中村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的】 (産業上の利用分野) 本発明は固定子巻線に生ずる端子電圧に基づいて位置検
出信号を得るようにしたブラシレスモータの駆動装置に
関する。
(従来の技術) ブラシレスモータにおいては、固定子巻線と永久磁石形
の回転子との相対的位置をホール素子等の位置検出素子
を用いずに固定子巻線に生ずる誘起電圧を含む端子電圧
を利用して検出する方式が採用されるようになってきて
いる。
この従来例を第5図に示す。即ち、1は直流電源、2は
ブラシレスモータ3の固定子巻線3U,3v及び3Wに
通電するためのインバータ回路、4,5及び6は固定子
巻線3U,3V及び3Wに生ずる誘起電圧を含む端子電
圧UV,VV及びWVを90’移相させるフィルタ回路
、7はこれらのフィルタ回路4乃至6の出力信号から中
性点電圧NVを得る検出回路、8,9及び10はフィル
タ回路4,5及び6の出力信号と中性点電圧NVとを夫
々比較する比較器、11は制御回路である。
第6図は従来例の動作を示すタイムチャートであり、今
、これを参照してU相について考えてみる。
固定子巻線3Uに生ずる端子電圧UV(第6図(a)参
照)には、インバータ回路2の転流時に対アーム還流ダ
イオードの導通によって生ずるスパイク状の電圧成分が
含まれている。このスパイク状の電圧或分の影響をなく
すために、端子電圧UVをフィルタ回路4によって90
”位相をシフトさせ、第6図(b)で示すような移相電
圧DUVとする。その後、この移相電圧DUVと第6図
(b)に示す中性点電圧NVとを比較器8により比較し
、第6図(c)で示すように位置検出信号PSUを得る
。他の■及びW相についても同様であり、端子電圧vv
及びWVに基づいて比較器9及び10から第6図(d)
及び(e)で示すように位置検出信号PSV及びPSW
を得る。これらの位置検出信号PSU,PSV及びPS
Wはl80゜通電の120゜位相の異なる信号となり、
これらが制御回路11に与えられることにより、その制
御回路11は6つの転流信号を出力してインバータ回路
2のスイッチング素子たるトランジスタのベースに与え
るようになる。
ところが、上記従来の構成では、端子電圧UV,V■及
びWvに含まれるスパイク状の電圧成分を除去するため
に90゜遅れ位相特性を有するフィルタ回路4乃至6を
設けているので、フィルタ回路4乃至6の時定数が大き
く、この゛ため、急激な速度変動に追従できない問題が
あり、又、低速度領域での位置検出が困難になる問題が
ある。更に、端子電圧UV,VV及びW■に含まれるス
パイク状の電圧成分の大きさは、固定子巻線3U,3V
及び3Wの電流即ち負荷の大きさによって変化するので
、負荷変動が大きいとフィルタ回路4乃至6以降の信号
波形に位相誤差を生ずることになって広範囲の動作は不
可能であり、従って、用途としては負荷変動の小さなコ
ンプレッサ等に限定される問題がある。
尚、このような問題を解消するために、特願昭63−2
0936号に開示されたような改良例が考えられている
。この改良例を第7図に示す。即ち、12.13及び1
4は夫々固定子巻線3U,3v及び3Wに生ずる端子電
圧を分圧する分圧回路、15はこれらの分圧回路12.
13及び14からの各相分圧信号がバッファ回路16を
介して与えられて任意の2相の電位差のゼロクロス点を
検出して比較出力信号を出力する比較回路、17は論理
回路等から構成されて比較回路15からの比較出力信号
より位置検出信号を得る磁極位置検出回路である。尚、
第7図においては第5図と同一部分には同一符号を付し
て示す。第8図はこの改良例の動作を示すタイムチャー
トである。各分圧回路12.13及び14は端子電圧U
V,VV及びWvを分圧して第8図(a),(b)及び
(C)で示すように各相分圧信号UVa,VVa及びW
Vaとして出力し、これらをバッファ回路16を介して
比較回路15に与える。比較回路15は、任意の2相例
えばU相分圧信号UVaからV相分圧信号VVaを引い
て第8図(d)で示すように電位差信号V (U−V)
を得、この電位差信号V (U−V)のゼロクロス点を
検出して第8図(e)で示すように比較出力信号CUV
を出力する。この比較出力信号CUVには前述のスパイ
ク状の電圧の影響がそのまま残っているので、この比較
出力信号CUVを磁極位置検出回路17に与え、ここで
論理処理することにより第8図(f)で示すような位置
検出信号PSUを得るものである。同様にして、■相分
圧信号VVa及びW相分圧信号WVaの電位差信号並び
にW相分圧信号WVa及びU相分圧信号UVaの電位差
信号に基づいて第8図(g)並びに(h)で示すような
位置検出信号PSv並びにPSWを得るものである。
これらの位置検出信号PSU,PSV及びPSWは前述
同様に制御回路11に与えられる。
このような改良例によれば、従来例とは光なり、端子電
圧UV,VV及びWvを移相させるための時定数の大な
るフィルタ回路4乃至6を設ける必要がないので、固定
子巻線3U,3V及び3Wの端子電圧UV,VV及びW
vを高速度且つ正確に検出して位置検出信号PSU,P
SV及びPSWを得ることができ、急激な速度変動に対
する応答性がよく、又、負荷変動に対しても広範囲に動
作し得るとともに、低速度領域に対しても確実に位置検
出信号を得ることができる。
(発明が解決しようとする課,II) 改良例においては、ブラシレスモータ3が停止している
時には磁極位置の検出を行なうことができないので、何
らかの方法で起動させる必要があり、又、起動後に位置
検出信号PSU,PSV及びPSWに基づく運転に切換
える必要があり、この起動及び切換えの具体的構成が未
解決の課題として残っている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、固定子巻線の端子電圧に基づいてその固定子巻線の通
電を制御するものであっても、固定子巻線の端子電圧を
高速度且つ正確に検出して位置検出信号を得ることがで
き、急激な速度変動に対する応答性がよく、負荷変動に
対しても広範囲に動作し得、又、低速度領域に対しても
確実に位置検出信号を得ることができ、更に、ブラシレ
スモータを確実に起動させることができるとともに、起
動後は固定子巻線の端子電圧を利用して得た位置検出信
号に基づく運転に確実に切換えることができるブラシレ
スモータの駆動装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、永久磁石形の回転子と、この回転子に回転力
を与えるべく磁界を作用させる複数相の固定子巻線を有
する固定子とを備えたブラシレスモータにおいて、前、
記複数相の固定子巻線に生ずる端子電圧を夫々分圧する
分圧回路を設け、この分圧回路による各相分圧信号の内
の任意の2相の電位差から比較出力信号を出力する比較
手段を設け、この比較手段の比較出力信号を論理処理し
て位置検出信号を出力する磁極位置検出手段を設け、起
動信号を出力する起動回路を設け、前記磁極位置検出手
段からの位置検出信号に基づいて切換信号を出力する切
換手段を設け、前記起動信号に基づいて起動転流信号を
出力し前記切換信号が与えられると前記位置検出信号に
基づいて運転転流信号を出力する制御回路を設け、この
制御回路からの起動転流信号及び運転転流信号に基づい
て前記固定子巻線の通電を制御する出力回路を設ける構
成に特徴を有する。
(作用) 固定子巻線に生ずる誘起電圧を含む端子電圧を分圧回路
及び比較手段により処理することによってスパイク状の
電圧成分を含んだ比較出力信号が得られ、そして、この
比較出力信号のスパイク状の電圧成分は磁極位置検出手
段により除去されて制御回路に与えられる位置検出信号
が得られる。
従って、従来のような時定数の大なるフィルタ回路を設
ける必要がないので、応答性をよくし得て、急激な速度
変動,固定子巻線の電流変化即ち負荷変動に対しても高
速度で位置検出を行ない得る。
又、制御回路は、起動回路からの起動信号に基づいて起
動転流信号を出力し、位置検出信号に基づいて出力され
る切換回路からの切換信号が与えられると前記位置検出
信号に基づいて運転転流信号を出力する。従って、ブラ
シレスモータは、起動転流信号により確実に起動され、
起動後は運転転流信号による運転に確実に切換えられる
(実施N) 以下本発明の一実施例につき第1図乃至第4図を参照し
ながら説明する。
先ず、.第1図に従って全体の構成について述べる。2
1は電圧調整可能な直流電源であり、これの正及び負端
子は母線22及び23に接続され、母線23はアースさ
れている。24は電圧制御回路25を構成するためのN
PN形のトランジスタであり、そのコレクタは母線22
に接続され、エミッタはダイオード26を介して母線2
3に接続されているとともにリアクトル27を介して母
線28に接続され、コレクタ,エミッタ間にはダイオー
ド29が接続されている。そして、母線28,23間に
はコンデンサ30が接続されている。31は出力回路た
るインバータ回路であり、これは母線28.23間にス
イッチング素子たるNPN形のトランジスタ32乃至3
4及び35乃至37を3相ブリッジ接続して構成されて
いる。尚、38乃至43はトランジスタ32乃至37に
並列に接続された還流ダイオードである。44は3相4
極のブラシレスモータであり、これは、U,V及びW相
の固定子巻線45U,45V及び45Wを有する固定子
45と、永久磁石形の回転子46とを備えている。そし
て、固定子巻$145U,45V及び45Wの一端子は
共通に接続され、各他端子はトランジスタ32及び35
の共通接続点たる出力端子OU,  トランジスタ33
及び36の共通接続点たる出力端子Ov及びトランジス
タ34及び37の共通接続点たる出力端子OWに夫々接
続されている。47は分圧回路であり、これは、出力端
子OU,OV及びOWとアース(母線23)との間に、
抵抗48と49との直列回路.抵抗50と51との直列
回路及び抵抗52と53との直列回路を接続して構成さ
れ、その抵抗48と49.抵抗50と51及び抵抗52
と53の各共通接続点を出力端子47U,47V及び4
7Wとしている。54はバッファ回路であり、これは,
U,V及びW相用の演算増幅器(図示せず)からなり、
各入力端子は前記出力端子47U.47V及び47Wに
夫々接続され、出力端子は比較手段55の入力端子に接
続されている。比較手段55は、差動増幅回路及び比較
回路(いずれも図示せず)等から構成され、分圧回路4
7から与えられる各相分圧信号の任意の2相の分圧信号
より電位差信号を得、その電位差信号のゼロクロス点を
検出して比較出力信号を出力するようになっている。そ
して、この比較手段55の出力端子は磁極位置検出手段
56の入力端子に接続されている。この磁極位置検出手
段56は、論理回路及び遅延回路(いずれも図示せず)
等から構成され、後述するように比較出力信号を論理処
理して位置検出信号を出力するようになっている。そし
て、この磁極位置検出手段56の3個の出力端子は出力
線56,乃至563を介して制御回路57の3個の人カ
ボーI’ll乃至I,に接続されており、又、この制御
回路57における6個の出力ポートOI乃至06はイン
バータ回路31のトランジスタ32乃至37の各ベース
に接続されているとともに、もう1個の出力ボート07
は電圧制御回路25のトランジスタ24のベースに接続
されている。
さて、58は起動回路であり、以下これについて第2図
を参照しながら説明する。59は設定ボリューム60を
有するスイッチングレギュレー夕回路であり、その出力
端子は制御回路57の人力ボートI4に接続されている
。このスイッチングレギュレー夕回路59は設定ボリュ
ーム60の設定値に坏づくデューティ比のパルス信号を
出力するようになっており、これを制御回路57を介し
て電圧制御回路25におけるトランジスタ24のベース
に与えるようになっている。61は設定ボリューム62
を有する電圧一周波数(V/F)コンバータであり、そ
の出力端子は分周回路63の人力端子に接続されている
。このV/Fコンバータ61は設定ボリューム62の設
定値に応じた周波数のパルス信号を出力するようになっ
ており、又、分周回路63はそのパルス信号を分周して
分周パルス信号を出力するようになっている。そして、
この分周回路63の出力端子は二分岐され、その一方は
シフト回路64を介して制御回路57の入力ボートI,
に接続され、他方はノット回路65及びシフト回路66
を介して制御回路57の人力ポートI6に接続されてい
る。この場合、シフト回路64はインバータ回路31に
おけるトランジスタ32乃至34の制御用パルスを出力
し、又、シフト回路66はインバータ回路31における
トランジスタ35乃至37の制御用パルスを出力するよ
うになっている。この結果、制御回路57は、スイッチ
ングレギュレー夕回路59及びシフト回路64.66に
よる電圧及び周波数制御により、例えば第3図に示す如
き起動信号たるV/FパターンI1が得られるように出
力ボー} 0 1乃至06から起動転流信号を出力する
ものである。
一方、67は切換手段であり、以下これについて同第2
図を参照しながら説明する。68は検出判定回路たるオ
ア回路であり、その3個の入力端子は磁極位置検出手段
56の出力線56.乃至561に接続され、出力端子は
アンド回路69の一方の入力端子に接続されている。7
0はアンド回路69とともに繰返し判定回路71を構成
するカウンタであり、そのクロック入力端子CKは出力
線56,に接続され、リセット入力端子Rはアンド回路
6つの出力端子に接続され、出力端子Qnは制御回路5
7の入力ボート■7に接続されている。この場合、カウ
ンタ70は所定のカウント値rnJとなった時に出力端
子Qnからハイレベルの出力信号を出力するようになっ
ている。72は順序判定回路であり、これはアンド回路
73乃至75を備えている。これらのアンド回路73乃
至75は夫々2個の通常の入力端子(非反転入力端子)
と1個の反転入力端子を有するものである。
そして、磁極位置検出千段56における出力線56,は
アンド回路73の一方の入力端子.アンド回路74の一
方の入力端子及びアンド回路75の反転入力端子に接続
され、出力線562はアンド回路73の他方の入力端子
,アンド回路74の反転入力端子及びアンド回路75の
一方の入力端子に接続され、出力線561はアンド回路
73の反転入力端子.アンド回路74の他方の入力端子
及びアンド回路75の他方の入力端子に接続され、これ
らのアンド回路73乃至75の各出力端子はオア回路7
6の入力燗子に接続されている。又、オア回路76の出
力端子は二分岐され、その一方は第1の積分回路77を
形成する抵抗77a及びコンデンサ77bを介してアー
スされ、他方はノット回路78,第2の積分回路79を
形成する抵抗79a及びコンデンサ79bを介してアー
スされている。更に、第1の積分回路77における抵抗
77a及びコンデンサ77bの共通接続点たる出力端子
?7cはアンド回路80の一方の入力端子に接続され、
第2の積分回路79における抵抗79a及びコンデンサ
79bの共通接続点たる出力端子79cはアンド回路8
0の他方の入力端子に接続され、そのアンド回路80の
出力端子はアンド回路69の他方の入力端子に接続され
ている。
次に、本実施例の作用につき第3図及び第4図をも参照
しながら説明する@ 今、ブラシレスモータ44の回転子46が回転している
場合には、分圧回路47は固定子巻線45U,45V及
び45Wに生ずる誘起電圧を含む端子電圧UV,VV及
びWvを分圧して第4図(a),(b)及び(C)で示
すように各相分圧信号UVa,VVa及びWVaとして
出力し、これらをバッファ回路54を介して比較手段5
5に与える。比較手段55は、任意の2相例えばU相分
圧信号UVaからV相分圧信号VVaを引いて第4図(
d)で示すように電位差信号V (U−V)を得、この
電位差信号V (U−V)のゼロクロス点を検出して第
4図(e)で示すように比較出力信号CUVを出力する
。この比較出力信号CUVには前述のスパイク状の電圧
の影響がそのまま残っているので、この比較出力信号C
UVを磁極位置検出手段56に与え、ここで論理処理す
ることにより第4図<1>で示すような位置検出信号P
SUを得るものである。同様にして、V相分圧信号VV
a及びW相分圧信号WVaの電位差信号並びにW相分圧
信号WVa及びU相分圧信号UVaの電位差信号に基づ
いて第4図(g)並びに(h)で示すような位置検出信
号PSv並びにPSWを得るものである。これらの互い
に120゜の位相差をもち且つ180@amの位置検出
信号PSU,PSv及びPSWは制御回路57に与えら
れる。
ところで、ブラシレスモータ44が停止している状態に
おいては、第4図(f).(g)及び(h)で示すよう
に位置検出信号PSU,PSV及びPSWは出力されず
ロウレベルのままである。
従って、切換手段67におけるオア回路68の出力信号
S6sも第4図(i)で示すようにロウレベルであり、
アンド回路69の出力信号869も第4図(n)で示す
ようにロウレベルであり、カウンタ70はリセット状態
になる。これにより、カウンタ70の出力端子Qnから
の出力信号S7。は第4図(0)で示すようにロウレベ
ルである。而Lて、図示しないスタートスイッチが操作
されると、制御回路57は、入力ボートl7に与えられ
る出力『号S,。がロウレベルであることから、起動回
l158から与えられる第3図に示す如き起動信号たる
V/Fパターンp1に基づいて出力ボートOl乃至06
から起動転流信号を出力するようになり、従って、イン
バータ回路31はブラシレスモータ44をV/Fパター
ンg1に従って低周波数から起動させることになる。こ
のようにして、ブラシレスモータ44が起動されて或る
回転数になると、前述したようにして磁極位置検出手段
56からハイレベル及びロウレベルを繰返す位置検出信
号PSU,PSV及びPSWが出力される。そして、こ
れらの互いに120゜の位相差を有する180゛通電の
位置検出信号PSU,PSV及びPSWは切換手段67
におけるオア回路68に与えられるので、そのオア回路
68の出力信号S611は第4図(i)で示すようにハ
イレベルとなる。
即ち、オア回路68は、磁極位置検出手段56から位置
検出信号PSU,PSV及びPSWが出力されたことを
検出判定するものである。又、これらの位置検出信号P
SU,PSV及びPSWはアンド回路73乃至75にも
与えられる。この場合、?置検出信号PSU,PSV及
びpswは、第4図(f),(g)及び(h)から明ら
かなように、2つの信号がともにハイレベルになる60
”の期間と1つの信号のみがハイレベルになる60゜の
期間とを交互に繰返す出力状態となるものであり、従っ
て、オア回路76は第4図(j)で示すように位置検出
信号PSU,PSV,PSWの周波数に比例したパルス
信号py6を出力する。このパルス信号P?6は第1の
積分回路77に与えられるので、第1の積分回路77の
出力信号S7■はパルス信号P76が存在する時(ハイ
レベルの時)に第4図(k)で示すようにハイレベルに
向って上昇する。又、パルス信号P76はノット回路7
8を介して第2の積分回路79に与えられるので、第2
の積分回路7つの出力信号879はパルス信号P76が
存在しない時(ロウレベルの時)に第4図(1)で示す
ようにハイレベルに向って上昇する。そして、出力信号
S77及びS7,がともにハイレベルとなった時にアン
ド回路80の出力信号S80が第4図(m)で示すよう
にハイレベルとなる。即ち、順序判定回路72は位置検
出信号PSU,PSV及びPSWが所定の順序で出力さ
れていることを検出判定するものである。アンド回路8
0の出力信号S8。はアンド回路69に与えられるので
、そのアンド回路69は両入力信号がともにハイレベル
となることにより第4図(n)で示すように出力信号S
69をハイレベルとするようになり、従って、カウンタ
70はリセット状態から解除されてカウント動作可能に
なる。このカウンタ70のクロック入力端子CKには位
置検出信号PSWが与えられるようになっており、カウ
ンタ70は位置検出i号PSWのロウレベルからハイレ
ベルの立上りによりトリガされてカウント動作を行なう
その後、カウンタ70は、所定のカウント値rnJまで
カウント動作すると、第4図(0)で示すように出力端
子Qnの出力信号S,。をハイレベルにしてこれを切換
信号として出力するようになる。
即ち、繰返し判定回路71は位置検出信号PSWが所定
回数繰返して出力されたことを検出判定するものである
。そして、制御回路57は、入力ポ}I7にハイレベル
の出力信号s7。(切換信号)が与えられると、今度は
、起動回路58からの■/FパターンIIIによる制御
を中止して磁極位置検出手段56からの位置検出信号P
SU,PSV及びPSWによる制御に切換わるようにな
り、これらの位置検出信号PSU,PSV及びPswに
基づいて出力ボート01乃至06から運転転流信号を出
力する。従って、インバータ回路31はブラシレスモー
タ44を位置検出信号PSU,PSV及びPSWに基づ
いて運転させるようになる。
ところで、制御回路57が起動回路58の起動信号によ
る制御から磁極位置検出手段56.の位置検出信号によ
る制御に切換わった時に、ブラシレスモータ44に同期
外れが生じたとすると、そのブラシレスモータ44は停
止することになる。このような状態になると、磁極位置
検出手段56からの位置検出信号PSU,PSV及びP
swはハイレベル,aウレベルの或る組合せ状態を維持
することになる。今、例えば、位置検出信号PSU及び
PSvがともにハイレベル且つ位置検出信号PSWがロ
ウレベルの状態に維持されているとすると、オア回路6
8の出力信号sbaはノ)イレベルとなり、順序判定回
路72のオア回路76の出力信号S76もハイレベルの
ままとなる。これにより、第1の積分回路77の出力信
号377はノ\イレベルに上昇するが、ノット回路78
の出力信号はロウレベルのままとなって第2の積分回路
79の出力信号S?9はハイレベルへ上昇することはな
くロウレベルのままとなる。従って、アンド回路80の
出力信号S.。はロウレベルとなり、繰返し判定回路7
1のアンド回路6つの出力信号sheがロウレベルとな
り、カウンタ70がリセットされる。このカウンタ70
のリセットにより出力信号S7。がロウレベルとなるの
で、制御回路57は起動回路58の起動信号に基づいて
ブラシレスモータ44の再起動を行なわせる。この場合
、制御回路57としては、前述したように起動信号たる
V/Fパターンρ1に基づいて再起動させるようにして
もよいが、本実施例ではV/FパターンfI1に基づい
て第3図に示す異なるV/FパターンI2を形成して、
このV/FパターンI2に基づいて再起動させるように
構成されている。
このように本実施例においては、固定子巻線45U.4
5V及び45Wに生ずる誘起電圧を含む端子電圧UV,
VV及びWvを分圧回路47により分圧し、その各相分
圧信号UVa,VVa及びWVaからバツフ1回路54
及び比較手段55を介して比較出力信号を得、更に、こ
れらの比較出力信号から磁極位置検出手段56を介して
スパイク状の電圧成分を除去して位置検出信号PSU,
PSv及びPSWを得るようにしたものである。
従って、従来例とは異なり、端子電圧UV,MV及びW
vを移相させるための時定数の大なるフィルタ回路4乃
至6を設ける必要がないので、固定子巻線45U,45
V及び45W(7)端子電圧UV,vv及びWvを高速
度且つ正確に検出して位置検出信号PSU,PSV及び
PSWを得ることができ、急激な速度変動1こ対する応
答性がよく、又、負荷変動に対しても広範囲に動作し得
るとともに、低速度領域に対しても確実に位置検出信号
を得ることができる。
更に、本実施例においては、切換手段67が切換信号を
出力していない時即ちカウンタ70の出力信号S7。が
ロウレベルの時には、起動回路58からの起動信号に基
づいて制御回路57が起動転流信号を出力し、切換手段
67が切換信号を出力した時即ちカウンタ70の出力信
号S7。がハイレベルになった時に、磁極位置検出手段
56からの位置検出信号PSU,PSV及びPSWに基
づいて制御回路57が運転転流信号を出力するようにし
た。従って、改良例とは異なり、ブラシレスモータ44
を停,止状態から確実に起動させることができるととも
に、起動後は位置検出信号PSU,PS■及びPSWに
よる制御に確実に切換えることができる。そして、ブラ
シレスモータ44の起動に当っては、起動回路58のV
/Fパターンpに基づいて制御回路57が起動転流信号
を出力するが、前述した位置検出信号PSU,PSV及
びPSWによる制御に切換えられた時にブラシレスモー
タ44が同期外れを生じた場合には、v/Fパターン1
,とは異なるV/Fパターン12に基づいて制御回路5
7が起動転流信号を出力して再起動させるようにしたの
で、ブラシレスモータ44における起動回路58の起動
信号に基づく起動から磁極位置検出手段56の位置検出
信号PSu,psv及びPSWに基づく運転への切換え
を円滑に行なうことができ、同期外れを繰返すことはな
い。
しかも、本実施例においては、切換手段67を、ブラシ
レスモータ44が起動されて端子電圧UV,vv及びW
vから磁極位置検出手段56より位置検出信号PSU,
PSV及びPSWが出力されているかを判定する検出判
定回路たるオア回路68と、位置検出信号PSU,PS
V及びpswが所定の正しい順序で出力されているかを
判定する順序判定回路72と、これらの判定の基に位置
検出信号PSU,PSV及びpswの一つが正しく繰返
されているかを判定する繰返し判定回路71とから構成
したので、起動回路58による起動から磁極位置検出手
段56による運転への切換時点を適切に検出することが
できる。
尚、上記実施例においては、各相分圧信号UVa,VV
a及びWVaの任意の2相の電圧差のゼロクロス点を検
出して比較出力信号を出力する比較手段55を設けるよ
うにしたが、代りに前述した任意の2相の電圧差と基準
電圧とを比較して比較出力信号を出力する比較手段を設
けるようにしてもよい。
又、上記実施例は駆動装置を機能別のブロック線図とし
て示したものであるが、例えば制御回路57,起動回路
58及び切換手段67をマイクロコンビュータで構或す
ることも可能である。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限
定させるものではなく、例えば3相に限られず複数相の
ブラシレスモータ全般に適用できる等、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
[発明の効果] 本発明のブラシレスモータの駆動装置は以上説明した通
りであるので、次のような効果を奏するもめである。
即ち、複数相の固定子巻線に生ずる誘起電圧を含む端子
電圧から分圧回路及び比較手段により比較出力信号を得
、この比較出力信号から磁極位置検出手段を介してスパ
イク状の電圧成分を除去するようにしたので、固定子巻
線の端子電圧を高速度且つ正確に検出して位置検出信号
を得ることができ、急激な速度変動に対する応答性がよ
く、負荷変動に対しても広範囲に動作し得、又、低速度
領域に対しても確実に位置検出信号を得ることができる
又、ブラシレスモータを、起動回路の起動信号に基づい
て起動させ、その後切換手段が切換信号を出力した時に
磁極位置検出手段の位置検出信号に基づいて運転させる
ように切換える構成としたので、ブラシレスモータの起
動及び運転の切換えを確実に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は
全体の電気的構成図、第2図は起動回路及び切換手段の
具体的な電気的構成図、第3図は起動回路のV/Fパタ
ーン図、第4図は作用説明用のタイムチャートであり、
第5図及び第6図は従来例のji1図及び第4図相当図
、第7図及び第8図は改良例の第1図及び第4図相当図
である。 図面中、21は直流電源、25は電圧制御回路、31は
インバータ回路(出力回路)、32乃至37はトランジ
スタ(スイッチング素子)、44はブラシレスモータ、
45は固定子、45U,45V及び45Wは固定子巻線
、46は固定子、47は分圧回路、54はバッファ回路
、55は比較手段、56は磁極位置検出手段、57は制
御回路、58は起動回路、67は切換手段、68はオア
回路(検出判定回路)、71は繰返し判定回路、72は
順序判定回路を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、永久磁石形の回転子と、この回転子に回転力を与え
    るべく磁界を作用させる複数相の固定子巻線を有する固
    定子とを備えたブラシレスモータにおいて、前記複数相
    の固定子巻線に生ずる端子電圧を夫々分圧する分圧回路
    と、この分圧回路による各相分圧信号の内の任意の2相
    の電位差から比較出力信号を出力する比較手段と、この
    比較手段の比較出力信号を論理処理して位置検出信号を
    出力する磁極位置検出手段と、起動信号を出力する起動
    回路と、前記磁極位置検出手段からの位置検出信号に基
    づいて切換信号を出力する切換手段と、前記起動信号に
    基づいて起動転流信号を出力し前記切換信号が与えられ
    ると前記位置検出信号に基づいて運転転流信号を出力す
    る制御回路と、この制御回路からの起動転流信号及び運
    転転流信号に基づいて前記固定子巻線の通電を制御する
    出力回路とを具備してなるブラシレスモータの駆動装置
JP1229610A 1989-09-05 1989-09-05 ブラシレスモータの駆動装置 Pending JPH0393492A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61170292A (ja) * 1985-01-22 1986-07-31 Shinano Denki Kk ブラシレスモ−タ
JPH01194886A (ja) * 1988-01-28 1989-08-04 Toshiba Corp ブラシレスモータの駆動装置

Patent Citations (2)

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