JPH0393409A - 引出形遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、閉鎖配電盤に収納された引出形遮断器に関す
る。

（従来の技術） 閉鎖配電盤に収納された従来の引出形遮断器の斜視図を
示す第４図において、左右の前後に車輪１ａを備えた引
出台車１には、後端上下に主回路接触子２ａが設けられ
た遮断器２が載置され、引出台車１の前面板１ｂの右側
下部の長方形の開口部１ｂ，には、遮断器２の図示しな
い操作コイルに接続されたソケット３Ａが後方から取付
けられ、このソケット３Ａの前方には、図示しない閉鎖
配電盤の操作回路に接続されたプラグ３Ｂが図示しない
遮断器室に取付けられている。

なお、プラグ３Ｂには爪３ａが設けられて、ソケット３
Ａにプラグ３Ｂが挿入されると、爪３ａがソケット３Ａ
に係合して抜けないようになっている。

ところで、このような構成の引出形遮断器では、安全上
、規格（日本電気工業会規格　Ｊ　ＥＭ−１４２５）で
、 （１）引出形遮断器は、プラグ３Ｂがソケット３Ａに接
続されていないときには、新路位置から接続位置に挿入
できない。

（２）引出形遮断器が接続位置にあるときには、プラグ
３Ｂは抜けてはならない。

ことが規定されている。

そのため、実開昭６３−１２５３３４号公報で示される
考案が提案されている。これは、プラグ３Ｂの後端に矢
印状のロックピンを設けて、ソケット３Ａに挿入すると
きに、ロックピンで引出形遮断器に設けられた断路位置
と挿入位置間を移動するロックレバーを解錠するもので
ある。

（発明が解決しようとする課題） ところが、この機構は、操作が簡単でかつ上記（１），
（２）の条件を満足する優れた提案であるが、もし、万
一、操作者がプラグ３Ｂをソケッ｝３Ａに完全に挿入し
なくて、新路位置の引出形遮断器を押すと、ロックレバ
ーが解錠されて接続位置に移動するおそれがある。

そこで、本発明の目的は、誤操作のおそれのないインタ
ーロック機構を備えた引出形遮断器を得ることである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、閉鎖配電盤の遮断器室に収納され、この遮断
器室の断路位置から接続位置への挿脱で主回路が接離さ
れ、前面の開口部に操作回路の挿脱形の雄雌接続具が設
けられた引出形遮断器において、この引出形遮断器の開
口部に、雄側接続具の雌側接続具への挿入で後退するス
ライド板と、このスライド板の下面に上端が係合し下端
が遮断器室のストッパに係合して、雄側接続具の雌側接
続具への挿入でスライド板との係合が解かれて上動し上
端が雄側接続具に嵌合するピンを設けることで、誤操作
のおそれのないインターロック機構を備えた引出形遮断
器である。

（実施例） 以下、本発明の引出形遮断器の一実施例を図面を参照し
て説明する。但し、第４図と重複する部分は省く。

第１図は、本発明の引出形遮断器の要部を示す部分破断
斜視図、第２図は第１図の右側面図である。

第１〜２図において、図示しない引出形遮断器の前面板
１ｂの開口部１ｂ，の真面には、上から見て略コ字状の
軟鋼板製の案内カバー４が前面板１ｂの前側から図示し
ない小ねじで固定されている。この案内カバー４の両側
面には、前後方向に長い長方形の案内穴４ａが上下に二
列に設けられ、後部には左右に長い図示しない角穴にソ
ケット３Ａが取付けられ、このソケット３Ａ下方にも案
内カバー４に長い角穴４ｂが設けられている。

そして、この角穴４ｂには、横からみて略２字状のスラ
イド板５が前方から挿入され、このスライド板５の前端
の垂直部には左右に長い角穴５ａが設けられ、この垂直
部の左右外側には上下に凸部５ｂが設けられ、この凸部
５ｂは案内カバー４の案内穴４ａ内に緩挿されている。

さらに、スライド板５の水平部中央の左右外側にも凸部
５ｃが設けられて、この凸部５ｃも案内カバー４の両側
面後部に設けられた前後方向に長い図示しない角穴に緩
挿され、スライド板５の後端と案内カバー４との間には
巻数の多いコイルばね１１が取付けられて、この結果、
第１図では、凸部５ｂは穴４ａの前端に位置している。

また、開口部１ｂ．の上部左側に設けられた上下方向に
長い長円穴１ｂｚに上端のハンドル部８ｄが後方から突
き出て前面板１ｂの裏面に縦に設けられた出入インター
ロックレバー８の上端後面には、長方形の板８ｂが溶接
され、この板８ｂの後部上面には、図示しない遮断器の
主接点開閉機構の駆動軸９に固定された遮断器投入状態
の主レバー９ａの前端側面に固定されたピン９ｂの右端
下面に今、当接している。

さらに、投入インターロックレバー８の下端寄りには、
右側に長い帯板状のロック板８ａが溶接され、このロッ
ク板８ａの右端には後述するピン６が緩挿される図示し
ない穴が設けられている。

また、スライド板５の前方中央の下方には、引出形遮断
器の底板１ｃの上面に角形座金状のガイド７が固定され
、このガイド７の上面にはロック板８ａの右端が重ねら
れ、このロック板８ａとガイド７には、上部につば６ａ
が固定され上端が面取りされたピン６が上から緩挿され
て、このピン６の上端面はスライド板５の下面に近接し
、このビン６の底板１ｃから下に突き出た下端の後方に
は、遮断器室の床面にストッパ１０が設けられ、ピン６
の中央には軸用止め輪６ｂが挿着され、この止め輪６ｂ
と底板１ｃとの間には圧縮ばね１２が取付けられている
。

さらに、プラグ３ＢにはＬ形の金具３ｂが取付けられ、
この金具３ｂの一側中央には、ピン６の直径よりやや大
きい穴３ｂ．が設けられている。

次に、このように構成された引出形遮断器の作用を説明
する。

まず、第１〜２図において、図示しない遮断器が投入状
態のときには、もし遮断器を接続位置に挿入しようとし
ても出し入れインターロックレバー８は、板８ｂがピン
９ｂに当り、，ピン６の上端がスライド板５の底に当っ
て上らず、すると、下端８Ｃがストッパ１０に当たるの
で入らない。

次に、プラグ３Ｂをソケット３Ａに挿入するときには、
図示しない接点が接触し始める前に金具３ｂがスライド
板５の前面に当り、図示しない端子が接触すると、スラ
イド板５の水平部前端はピン６の上面から離れると同時
に金具３ｂの下部後端がピン６の上面に当り、端子が完
全に嵌合するとピン６は金具３ｂの穴３ｂ，の直下の位
置になる。したがって、もし遮断器が開極しているとき
には、第３図に示すように出し入れインターロックレバ
ー８は持ち上げることができるので、遮断器は接続位置
に挿入することができる。

すなわち、遮断器が開極状態でかつ制御回路用プラグが
完全に接続されているときには、引出形遮断器は新路位
置から接続位置に挿入できる。

さらに、引出形遮断器が接続位置に挿入されると、第３
図に示すように、出し入れインターロックレバー８は手
を離すと下端８ｃがストッパー１０に設けられた穴１０
ａに入る。しかも、遮断器が投入されると板８ｂがピン
９ｂに当って持ち上げることができないので、もし、引
出形遮断器を引き出そうとしても出ない。同じく、もし
プラグ３Ｂを抜こうとしても、第３図に示すようにビン
６はストッパ １０に当って下がらず、金具３ｂから抜けないのででき
ない。

すなわち、遮断器が接続状態のときには、引出形遮断器
は引き出せず、プラグ３Ｂも抜けない。

［発明の効果］ 以上、本発明によれば、閉鎖配電盤の遮断器室に収納さ
れこの遮断器室の断路位置から接続位置への挿脱で主回
路が接離され、前面の開口部に操作回路の挿脱形の雄雌
接続具が設けられた引出形遮断器において、引出形遮断
器の前面の開口部に雄側接続具の雌側接続具への挿入で
後退するスライド板と、このスライド板の下面に上端が
係合し下端が遮断器室のストッパに係合して雄側接続具
の雌側接続具への挿入でスライド板との係合が解かれて
上動し上端が雄側接続具に嵌合するピンを設けたので、
誤操作のおそれのないインターロック機構を備えた引出
形遮断器を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第ｒ図は本発明の引出形遮断器の一実施例を示す斜視図
、第２図は第１図の右側面図、第３図は本発明の引出形
遮断器の作用を示す側面図、第４図は従来の引出形遮断
器の一例を示す斜視図である。 ・・・開口部 ・・・遮断器 ・・・ソケット ・・・プラグ ・・・スライド板 ・・・ビン ｌｂ． ２ ３Ａ ３Ｂ ５ ６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 閉鎖配電盤の遮断器室に収納され、この遮断器室の新路
   位置から接続位置への挿脱で主回路が接離され、前面の
   開口部に操作回路の挿脱形の雄雌接続具が設けられた引
   出形遮断器において、前記開口部に設けられ前記雄側接
   続具の前記雌側接続具への挿入で後退するスライド板と
   、このスライド板の下面に上端が係合し下端が前記遮断
   器室のストッパに係合して、前記雄側接続具の前記雌側
   接続具への挿入で前記スライド板との係合が解かれて上
   動し、前記上端が前記雄側接続具に嵌合するピンを設け
   たことを特徴とする引出形遮断器。