JPH0391709A - 走査型微分干渉顕微鏡 - Google Patents
走査型微分干渉顕微鏡Info
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- JPH0391709A JPH0391709A JP1229552A JP22955289A JPH0391709A JP H0391709 A JPH0391709 A JP H0391709A JP 1229552 A JP1229552 A JP 1229552A JP 22955289 A JP22955289 A JP 22955289A JP H0391709 A JPH0391709 A JP H0391709A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は走査型微分干渉顕微鏡に関するものである。
従来、微分干渉顕微鏡は位相差顕微鏡等と比べて、被観
察物体の像が立体的に観察できるという特徴を有し、医
療、工業分野において種々実用に供されてきている。
察物体の像が立体的に観察できるという特徴を有し、医
療、工業分野において種々実用に供されてきている。
ところが、従来の微分干渉顕微鏡では高コントラスト、
高分解能が十分に得られず、また、色収差を抑えるため
に、光源に干渉フィルター等を設けると、照明光が著し
く減少するという問題を抱えていた。
高分解能が十分に得られず、また、色収差を抑えるため
に、光源に干渉フィルター等を設けると、照明光が著し
く減少するという問題を抱えていた。
そこで、本発明は上記の問題を解決し、常に安定した画
像が検出できる優れた性能を有する走査型微分干渉顕微
鏡を提供することを目的としている。
像が検出できる優れた性能を有する走査型微分干渉顕微
鏡を提供することを目的としている。
本発明による走査型微分干渉顕微鏡は、照射対物レンズ
により光源からの光束を被照射物体上でスポット状に集
光して、被照射物体からの光束を集光対物レンズにより
集光して、この集光対物レンズの集光位置に設けられて
微小開口部を有する開口絞りを通して、検出器にて像検
出する、所謂コンフォーカル型の構成としたものである
。
により光源からの光束を被照射物体上でスポット状に集
光して、被照射物体からの光束を集光対物レンズにより
集光して、この集光対物レンズの集光位置に設けられて
微小開口部を有する開口絞りを通して、検出器にて像検
出する、所謂コンフォーカル型の構成としたものである
。
すなわち、本発明は、第1図に示す如く、平行光束供給
手段(1)と;該平行光束供給手段からの平行光を所定
状態の偏光光にする第1偏光手段(2〉と;該第1偏光
手段を介した所定状態の偏光光を、第1方向に偏光する
第1光束と、該第1光束に対して垂直な第2方向に偏光
する第2光束とに、分離する第1複屈折手段(31)と
;該第1複屈折手段を介して分離した前記第1光束と前
記第2光束とを被照射物体に集光して照射する照射対物
レンズ(41)と;該被照射物体を介した前記第1光束
と前記第2光束とを集光する第1集光対物レンズ(42
)と,該第1集光対物レンズを介した前記第1光束と前
記第2光束とを同一光路上に合成させるための第2複屈
折手段(32)と;該第2複屈折手段を介して同一光路
上に合成した前記第1光束と前記第2光束とを干渉させ
るための第2偏光手段(6)と;該第2偏光手段を介し
た干渉光束を集光する第2集光対物レンズ(7)と;該
第2集光対物レンズにより集光された位置近傍に配置さ
れた微小開口部を有する開口絞り(8)と;該開口絞り
を介した干渉光束を検出するための検出手段(9)と,
前記被照射物体と前記照射対物レンズによる集光位置と
を相対的に走査する走査手段(10)とを有するように
したものである。
手段(1)と;該平行光束供給手段からの平行光を所定
状態の偏光光にする第1偏光手段(2〉と;該第1偏光
手段を介した所定状態の偏光光を、第1方向に偏光する
第1光束と、該第1光束に対して垂直な第2方向に偏光
する第2光束とに、分離する第1複屈折手段(31)と
;該第1複屈折手段を介して分離した前記第1光束と前
記第2光束とを被照射物体に集光して照射する照射対物
レンズ(41)と;該被照射物体を介した前記第1光束
と前記第2光束とを集光する第1集光対物レンズ(42
)と,該第1集光対物レンズを介した前記第1光束と前
記第2光束とを同一光路上に合成させるための第2複屈
折手段(32)と;該第2複屈折手段を介して同一光路
上に合成した前記第1光束と前記第2光束とを干渉させ
るための第2偏光手段(6)と;該第2偏光手段を介し
た干渉光束を集光する第2集光対物レンズ(7)と;該
第2集光対物レンズにより集光された位置近傍に配置さ
れた微小開口部を有する開口絞り(8)と;該開口絞り
を介した干渉光束を検出するための検出手段(9)と,
前記被照射物体と前記照射対物レンズによる集光位置と
を相対的に走査する走査手段(10)とを有するように
したものである。
以上の構成に基づいて、信号処理手段(11)により、
検出手段(9)からの検出信号を走査手段(10)によ
る走査と同期して記憶され、表示手段(12)にて被照
射物体上の位相情報についの2次元像が表示される。
検出手段(9)からの検出信号を走査手段(10)によ
る走査と同期して記憶され、表示手段(12)にて被照
射物体上の位相情報についの2次元像が表示される。
本発明は微分干渉顕微鏡の構成をコンフオーカル(共焦
点)走査型とすることに着目し、高コントラストかつ高
分解能な微分干渉顕微鏡を得ようとするものである。こ
のような構成を採用することにより、特に、光軸方向(
試料の厚さ方向)の分解能を格段に向上させることが可
能となる。
点)走査型とすることに着目し、高コントラストかつ高
分解能な微分干渉顕微鏡を得ようとするものである。こ
のような構成を採用することにより、特に、光軸方向(
試料の厚さ方向)の分解能を格段に向上させることが可
能となる。
〔実施例〕
第1図は本発明による実施例1の概略構成図であり、こ
の図を参照しながら説明する。
の図を参照しながら説明する。
平行光束手段1は、He−Neレーザー等のレーザー光
源、ビームエキスパンダ等を含んだ構成を有しており、
このレーザー光源からの直線偏光した光束をビームエキ
スパンダにより所望のビーム径に拡大された平行光束を
供給する。そして、この平行光束は、第1偏光手段とし
ての1/2波長板を通過すると、紙面に対して45度傾
いた光軸を含む平面内で直線偏光する光束となる。
源、ビームエキスパンダ等を含んだ構成を有しており、
このレーザー光源からの直線偏光した光束をビームエキ
スパンダにより所望のビーム径に拡大された平行光束を
供給する。そして、この平行光束は、第1偏光手段とし
ての1/2波長板を通過すると、紙面に対して45度傾
いた光軸を含む平面内で直線偏光する光束となる。
その後、この直線偏光光は、第1複屈折手段としてのノ
マルスキープリズム31を通過すると、紙面方向に直線
偏光するP偏光光(破線)と、紙面に対して垂直方向に
直線偏光するS偏光光(実線)とに分離される。そして
、分離された各偏光光(P偏光光、S偏光光)は、照射
対物レンズ41により集光して、被照射物体5上で2つ
のスポット光が形盛される。
マルスキープリズム31を通過すると、紙面方向に直線
偏光するP偏光光(破線)と、紙面に対して垂直方向に
直線偏光するS偏光光(実線)とに分離される。そして
、分離された各偏光光(P偏光光、S偏光光)は、照射
対物レンズ41により集光して、被照射物体5上で2つ
のスポット光が形盛される。
ここで、ノマルスキープリズム3■の具体的な構造の1
例を第3図に示す。
例を第3図に示す。
このノマルスキープリズム31は、光学軸方向が互いに
異なる楔状の複屈折プリズムを組み合わせた構成を有し
ており、複屈折プリズム31aは図示の如き方向に光学
軸を有しており、複屈折プリズム3lbは紙面に垂直な
方向に光学軸を有している。そして、図示の如く、プリ
ズム31の入射側面で光束が破線で示すP偏光光と実線
で示すS偏光光とに分離された後、S偏光光は直進する
一方で、P偏光光はプリズム3lの接合面,射出側面で
屈折作用を受ける。これにより、光源からの光束は、実
質的にこのプリズム31の射出側空間で、P偏光光とS
偏光光とに分離されることになる。
異なる楔状の複屈折プリズムを組み合わせた構成を有し
ており、複屈折プリズム31aは図示の如き方向に光学
軸を有しており、複屈折プリズム3lbは紙面に垂直な
方向に光学軸を有している。そして、図示の如く、プリ
ズム31の入射側面で光束が破線で示すP偏光光と実線
で示すS偏光光とに分離された後、S偏光光は直進する
一方で、P偏光光はプリズム3lの接合面,射出側面で
屈折作用を受ける。これにより、光源からの光束は、実
質的にこのプリズム31の射出側空間で、P偏光光とS
偏光光とに分離されることになる。
このノマルスキープリズム3lの分離点a(P偏光光と
S偏光光とに分離される位置)は、第1集光対物レンズ
4lの前側焦点位置f、すなわち第1集光対物レンズ4
lの瞳位置にほぼ位置するように設けられている。
S偏光光とに分離される位置)は、第1集光対物レンズ
4lの前側焦点位置f、すなわち第1集光対物レンズ4
lの瞳位置にほぼ位置するように設けられている。
再び、第1図に戻って説明する。
被照射物体5は走査手段10として2次元的に移動可能
なステージ上に載置されており、このステージを2次元
的に移動させることより、照射対物レンズ6により形成
される2つのスポット光と被照射物体5とが相対的に走
査される。
なステージ上に載置されており、このステージを2次元
的に移動させることより、照射対物レンズ6により形成
される2つのスポット光と被照射物体5とが相対的に走
査される。
さて、被照射物体5を通過した各偏光光(P偏光光、S
偏光光)は、この被照射物体5の形状変化に応じて光路
長が変化し、その結果、位相変化を受ける。
偏光光)は、この被照射物体5の形状変化に応じて光路
長が変化し、その結果、位相変化を受ける。
そして、この位相変化による被照射物体5の情報を含ん
だ各偏光光(P偏光光、S偏光光)は、第1集光対物レ
ンズ42により集光されてほぼ平行光束となり、第1複
屈折手段と同様な複屈折素子で構成される第2複屈折手
段としてのノマルスキープリズム32により同一光路に
進行するように合成される。
だ各偏光光(P偏光光、S偏光光)は、第1集光対物レ
ンズ42により集光されてほぼ平行光束となり、第1複
屈折手段と同様な複屈折素子で構成される第2複屈折手
段としてのノマルスキープリズム32により同一光路に
進行するように合成される。
このとき、ノマルスキープリズム32により、実質的に
P偏光光とS偏光光とが合成される位置(合成点b)は
、第1集光対物レンズ42の後側焦点位置、すなわち第
1集光対物レンズ42の瞳位置に、ほぼ一致するように
設けられている。
P偏光光とS偏光光とが合成される位置(合成点b)は
、第1集光対物レンズ42の後側焦点位置、すなわち第
1集光対物レンズ42の瞳位置に、ほぼ一致するように
設けられている。
したがって、先に述べた第1複屈折手段の分離点aとこ
の第2複屈折手段の合成点bとは、照射対物レンズと第
1集光対物レンズとに関してほぼ共役に配置されている
。
の第2複屈折手段の合成点bとは、照射対物レンズと第
1集光対物レンズとに関してほぼ共役に配置されている
。
さて、ノマルスキープリズム32によって、同一光路上
を進行するように合成された各偏光光(P偏光光、S偏
光光)は、第2偏光手段としてのl/2波長板6を通過
する。
を進行するように合成された各偏光光(P偏光光、S偏
光光)は、第2偏光手段としてのl/2波長板6を通過
する。
すると、紙面に対して45度傾いた光軸を含む平面内で
直線偏光する各偏光光(P偏光光、S偏光光)とが互い
に干渉する。そして、この干渉光は第2集光対物レンズ
7により集光され、微小な開口部を有する開口絞りとし
てのピンホール8を介して検出器9にて被照射物体5の
形状に応じた位相差の情報が光電検出される。
直線偏光する各偏光光(P偏光光、S偏光光)とが互い
に干渉する。そして、この干渉光は第2集光対物レンズ
7により集光され、微小な開口部を有する開口絞りとし
てのピンホール8を介して検出器9にて被照射物体5の
形状に応じた位相差の情報が光電検出される。
この検出器9にて光電検出された信号は、信号処理手段
1lにより走査手段lOの2次元的な走査に同期して記
憶(メモリー)され、この記憶された情報を表示手段l
2としてのCRTモニター等にて画像として観察するこ
とができる。
1lにより走査手段lOの2次元的な走査に同期して記
憶(メモリー)され、この記憶された情報を表示手段l
2としてのCRTモニター等にて画像として観察するこ
とができる。
以上の如き構成により、第1集光対物レンズ42と第2
集光対物レンズ7とに関して被照射物体5がピンホール
10とほぼ共役に配置された所謂コンフォーカル(共焦
点)型の構威が達威されている。
集光対物レンズ7とに関して被照射物体5がピンホール
10とほぼ共役に配置された所謂コンフォーカル(共焦
点)型の構威が達威されている。
したがって、この構成により、被照射物体面のピントの
合った場合のみに信号検出が可能となり、フォーカスの
情報も同時に得ることができる。それゆえ、例えば第1
集光対物レンズ42を光軸方向へ移動させて、その各々
の位置に対応する信号の中から最もコントラストあるい
は最も強度の強い信号をベストフォーカスの信号とする
ことにより被照射物体の大きな表面形状変化にも観測が
可能となる。よって、高コントラストかつ高分解能な走
査型微分干渉顕微鏡が達或される。
合った場合のみに信号検出が可能となり、フォーカスの
情報も同時に得ることができる。それゆえ、例えば第1
集光対物レンズ42を光軸方向へ移動させて、その各々
の位置に対応する信号の中から最もコントラストあるい
は最も強度の強い信号をベストフォーカスの信号とする
ことにより被照射物体の大きな表面形状変化にも観測が
可能となる。よって、高コントラストかつ高分解能な走
査型微分干渉顕微鏡が達或される。
尚、本実施例では、第1及び第2複屈折手段をノマルス
キープリズムで構成しているため、各偏光光(P偏光光
、S偏光光)の分離点a及び合成点bは、これらのプリ
ズムの外側空間中に形成されている。これにより、照射
対物レンズ及び第1集光対物レンズの内部にこの対物レ
ンズの瞳が位置していても、リレー系を不要とした簡単
な構成で、この分離点aと合成点bとの各々をこれらの
対物レンズの瞳とと致させることが容易にできる。
キープリズムで構成しているため、各偏光光(P偏光光
、S偏光光)の分離点a及び合成点bは、これらのプリ
ズムの外側空間中に形成されている。これにより、照射
対物レンズ及び第1集光対物レンズの内部にこの対物レ
ンズの瞳が位置していても、リレー系を不要とした簡単
な構成で、この分離点aと合成点bとの各々をこれらの
対物レンズの瞳とと致させることが容易にできる。
次に、第2図は本発明による実施例2の概略構成図であ
り、実施例1と同一の部材には同じ記号を付してある。
り、実施例1と同一の部材には同じ記号を付してある。
本実施例は先に述べた実施例1の第I複屈折手段を第2
複屈折手段と共用させつつ、照射対物レンズを第1集光
対物レンズと共用させた構成とした反射型の走査微分干
渉顕微鏡である。
複屈折手段と共用させつつ、照射対物レンズを第1集光
対物レンズと共用させた構成とした反射型の走査微分干
渉顕微鏡である。
図示の如く、レーザー光源l00、ビームエキスパンダ
l02A、102Bを含んだ構成の平行光束供給手段に
より所望のビーム径に拡大された平行光束は、第1偏光
手段としての1/2波長板2、光路分割手段としてのビ
ームスプリッター20を通過して、ノマルスキープリズ
ム3に達する。
l02A、102Bを含んだ構成の平行光束供給手段に
より所望のビーム径に拡大された平行光束は、第1偏光
手段としての1/2波長板2、光路分割手段としてのビ
ームスプリッター20を通過して、ノマルスキープリズ
ム3に達する。
このノマルスキープリズム3は、照射光が送光される際
にP偏光光とS偏光光とに分離する機能と、被照射物体
からのP偏光とS偏光との反射光を検出する際に、各反
射光を同一光路上に進行させる機能とを兼ね備えている
。そして、このプリズム3による分離点(P偏光光とS
偏光光とに分離される位置)及び合成点(P偏光光とS
偏光光とが合成される位置)は、第3図に示した如く、
このプリズムの外部空間中に形或されており、この分離
点及び合成点が後方の光路中に配置されている第1走査
ミラー50Aの振れの原点O,(後述する第1対物レン
ズ4の前側焦点と共役な位置)にほぼ位置するように設
けられている。
にP偏光光とS偏光光とに分離する機能と、被照射物体
からのP偏光とS偏光との反射光を検出する際に、各反
射光を同一光路上に進行させる機能とを兼ね備えている
。そして、このプリズム3による分離点(P偏光光とS
偏光光とに分離される位置)及び合成点(P偏光光とS
偏光光とが合成される位置)は、第3図に示した如く、
このプリズムの外部空間中に形或されており、この分離
点及び合成点が後方の光路中に配置されている第1走査
ミラー50Aの振れの原点O,(後述する第1対物レン
ズ4の前側焦点と共役な位置)にほぼ位置するように設
けられている。
これにより、分離点及び合成点を内部に有する複屈折手
段を用いた場合に、この分離点と振れの原点01との共
役関係を保つために必要とされるリレー系の構成を不要
とした極めて簡単な構成が実現できる。
段を用いた場合に、この分離点と振れの原点01との共
役関係を保つために必要とされるリレー系の構成を不要
とした極めて簡単な構成が実現できる。
尚、ノマルスキープリズム3を通過した照射光は、被照
射物体5を照射した後、反射して再びこのノマルスキー
プリズム3を通過して合或されるまで、P偏光光とS偏
光光とは分離した状態で並列的な光路を進行するが、第
2図においては、S偏光光の光路を代表させて示した。
射物体5を照射した後、反射して再びこのノマルスキー
プリズム3を通過して合或されるまで、P偏光光とS偏
光光とは分離した状態で並列的な光路を進行するが、第
2図においては、S偏光光の光路を代表させて示した。
さて、このノマルスキープリズム3を通過した照射光は
、P偏光光とS偏光光とに分離した状態で並列な光路上
を進行し、第1走査ミラー50Aにより反射された後、
リレー系60A、60Bによりリレーされて、第2走査
ミラー50Bを反射し、第1対物レンズ4を介して被照
射物体5へ照射される。
、P偏光光とS偏光光とに分離した状態で並列な光路上
を進行し、第1走査ミラー50Aにより反射された後、
リレー系60A、60Bによりリレーされて、第2走査
ミラー50Bを反射し、第1対物レンズ4を介して被照
射物体5へ照射される。
この第1対物レンズ4は、分離した各偏光光(P偏光光
、S偏光光)を照射する機能と被照射物体5からの反射
光を集光する機能を兼ね備えており、また被照射物体側
がテレセントリックに設けられている。
、S偏光光)を照射する機能と被照射物体5からの反射
光を集光する機能を兼ね備えており、また被照射物体側
がテレセントリックに設けられている。
ここで、第2走査ミラー50Bの振れの原点02は、第
1対物レンズ4の前側焦点位置にほぼ位置するように設
けられていると共に、リレー系(60A,60B)に関
して、第1走査ミラー50Aの振れの原点01とほぼ共
役となるように設けられている。
1対物レンズ4の前側焦点位置にほぼ位置するように設
けられていると共に、リレー系(60A,60B)に関
して、第1走査ミラー50Aの振れの原点01とほぼ共
役となるように設けられている。
そして、第1走査ミラー50Aを振れの原点Oを中心に
矢印Aの如く左右に振ると、この第1走査ミラー50A
の傾きに応じて第1対物レンズ4による集光位置がX方
向に走査される一方、第2走査ミラー50Bを振れの原
点O,を中心に矢印Bの如く左右に振ると、この第■走
査ミラー5OBの傾きに応じて第1対物レンズ4による
集光位置がY方向に走査される。
矢印Aの如く左右に振ると、この第1走査ミラー50A
の傾きに応じて第1対物レンズ4による集光位置がX方
向に走査される一方、第2走査ミラー50Bを振れの原
点O,を中心に矢印Bの如く左右に振ると、この第■走
査ミラー5OBの傾きに応じて第1対物レンズ4による
集光位置がY方向に走査される。
さて、被照射物体5を反射してこの被照射物体の形状に
応じた位相情報を含んだ各偏光光(P偏光光、S偏光光
)は、照射兼集光機能を有する第1対物レンズ4を介し
て集光され、再び逆の光路を辿って、第1走査ミラー5
0B1リレー系6oA,60B,第2走査ミラー50A
1ノマルスキープリズム3に達する。
応じた位相情報を含んだ各偏光光(P偏光光、S偏光光
)は、照射兼集光機能を有する第1対物レンズ4を介し
て集光され、再び逆の光路を辿って、第1走査ミラー5
0B1リレー系6oA,60B,第2走査ミラー50A
1ノマルスキープリズム3に達する。
そして、各偏光光は、再びノマルスキープリズム3を通
過すると、同一光路上を進行し、この状態でビームスプ
リッター20を反射した後、第2偏光手段の1/2波長
板を通過して干渉する。そして、この干渉光は第2対物
レンズ70により集光され、微小な開口部を有する開口
絞りとしてのビンホール8を介して検出器9にて光電検
出される。
過すると、同一光路上を進行し、この状態でビームスプ
リッター20を反射した後、第2偏光手段の1/2波長
板を通過して干渉する。そして、この干渉光は第2対物
レンズ70により集光され、微小な開口部を有する開口
絞りとしてのビンホール8を介して検出器9にて光電検
出される。
以上の如く、本実施例の反射型のコンフォーカルな構成
によっても、実施例1と同様に、高コントラストかつ高
分解能な画像を得ることができる。
によっても、実施例1と同様に、高コントラストかつ高
分解能な画像を得ることができる。
尚、本実施例においては走査手段として走査ミラーを適
用したが、ポリゴンミラー、音響光学素子等を使用して
も良いことは言うまでもない。
用したが、ポリゴンミラー、音響光学素子等を使用して
も良いことは言うまでもない。
また、ベストフォーカスの信号は、実施例lと同様に、
例えば第1対物レンズ4を光軸方向へ移動させることに
より得ることができる。
例えば第1対物レンズ4を光軸方向へ移動させることに
より得ることができる。
さらに、各実施例のノマルスキープリズムを光軸に対し
て垂直な方向へ移動させることにより、P偏光光とS偏
光光との分離点及び合戊点の位置を調整することができ
る。
て垂直な方向へ移動させることにより、P偏光光とS偏
光光との分離点及び合戊点の位置を調整することができ
る。
また、各実施例とも複屈折手段としてノマルスキープリ
ズムを用いたが、ウォラストンプリズム等の複屈折機能
を有する光学部材を適応することもできる。
ズムを用いたが、ウォラストンプリズム等の複屈折機能
を有する光学部材を適応することもできる。
また、各実施例とも第1偏光手段として1/2波長板を
使用したが、光源から供給される光束の偏光状態(ラン
ダム偏光、円偏光、楕円偏光)によっては適宜、偏光子
、1/4波長板、l/8波長板等を使用することも可能
である。
使用したが、光源から供給される光束の偏光状態(ラン
ダム偏光、円偏光、楕円偏光)によっては適宜、偏光子
、1/4波長板、l/8波長板等を使用することも可能
である。
本発明によれば、高コントラストかつ高分解能で、常に
安定した被照射物体の画像を観察することができ優れた
性能を有する走査型微分干渉顕微鏡を達戊することがで
きる。
安定した被照射物体の画像を観察することができ優れた
性能を有する走査型微分干渉顕微鏡を達戊することがで
きる。
これにより、特に光軸方向(試料の深さ方向)の分解能
を格段に向上させることができる。
を格段に向上させることができる。
また、複屈折手段としてノマルスキープリズムを用I.
.)れば、P偏光光とS偏光光との分離点及び合成点と
、照射及び集光対物レンズの瞳あるいは走査ミラーの振
れ角の原点との共役関係を簡単な構成で実現できるため
、極めて有効である。
.)れば、P偏光光とS偏光光との分離点及び合成点と
、照射及び集光対物レンズの瞳あるいは走査ミラーの振
れ角の原点との共役関係を簡単な構成で実現できるため
、極めて有効である。
第1図は実施例1の概略構成図、第2図は実施例1の概
略構成図、第3図はノマルスキープリズムについての具
体的な構成を示す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 ■・・・平行光束供給手段 2、9・・・1/2波長板 3、31, 32・・・ノマルスキープリズム4・・・
第1対物レンズ 41・・・照射対物レンズ 42・・・第1集光対物レンズ 5・・・被照射物体 7・・・第2集光対物レンズ 70●・・第2対物レンズ 8・●・ピンホール 9・・・検出手段 12、50A、50B・・・走査手段
略構成図、第3図はノマルスキープリズムについての具
体的な構成を示す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 ■・・・平行光束供給手段 2、9・・・1/2波長板 3、31, 32・・・ノマルスキープリズム4・・・
第1対物レンズ 41・・・照射対物レンズ 42・・・第1集光対物レンズ 5・・・被照射物体 7・・・第2集光対物レンズ 70●・・第2対物レンズ 8・●・ピンホール 9・・・検出手段 12、50A、50B・・・走査手段
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)平行光束供給手段と;該平行光束供給手段からの平
行光を所定状態の偏光光にする第1偏光手段と;該第1
偏光手段を介した所定状態の偏光光を、第1方向に偏光
する第1光束と、該第1光束に対して垂直な第2方向に
偏光する第2光束とに、分離する第1複屈折手段と;該
第1複屈折手段を介して分離した前記第1光束と前記第
2光束とを被照射物体に集光して照射する照射対物レン
ズと;該被照射物体を介した前記第1光束と前記第2光
束とを集光する第1集光対物レンズと;該第1集光対物
レンズを介した前記第1光束と前記第2光束とを同一光
路上に合成させるための第2複屈折手段と;該第2複屈
折手段を介して同一光路上に合成した前記第1光束と前
記第2光束とを干渉させるための第2偏光手段と;該第
2偏光手段を介した干渉光束を集光する第2集光対物レ
ンズと;該第2集光対物レンズにより集光された位置近
傍に配置された微小開口部を有する開口絞りと;該開口
絞りを介した干渉光束を検出するための検出手段と;前
記被照射物体と前記照射対物レンズによる集光位置とを
相対的に走査する走査手段とを有することを特徴とする
走査型微分干渉顕微鏡。 2)前記走査手段は被照射物体を前記照射対物レンズの
光軸に対し垂直方向へ移動させるためのステージを有す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の走査型
微分干渉顕微鏡。 3)前記走査手段は前記第1複屈折手段と前記照射対物
レンズとの間に配置される走査ミラーを有し、該走査ミ
ラーにより反射される光束の振れ角の原点は、前記照射
対物レンズの瞳位置とぼぼ共役となるようにすることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の走査型微分干渉
顕微鏡。 4)前記第1光束偏光手段と前記第1複屈折手段との間
に光路分割手段を設け、前記照射対物レンズが被照射物
体からの反射光を集光して第1集光対物レンズを共用す
るようにするとともに、前記第1複屈折手段が前記第2
複屈折手段を共用するようにし、 前記照射対物レンズと前記第1複屈折手段とを介した被
照射物体からの反射光を前記光路分割手段を介して検出
することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の走査
型微分干渉顕微鏡。 5)前記第1複屈折手段及び前記第2複屈折手段をノマ
ルスキープリズムで構成することを特徴とする特許請求
の範囲第1項乃至第4項記載の走査型微分干渉顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229552A JPH0391709A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 走査型微分干渉顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229552A JPH0391709A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 走査型微分干渉顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0391709A true JPH0391709A (ja) | 1991-04-17 |
Family
ID=16893956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1229552A Pending JPH0391709A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 走査型微分干渉顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0391709A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005309415A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-11-04 | Olympus Corp | 光学顕微鏡と光学的観察方法 |
US7324273B2 (en) | 2005-09-23 | 2008-01-29 | Eun Jin Sohn Patent & Law Office | Confocal self-interference microscopy from which side lobe has been removed |
JP2008111726A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Olympus Corp | 3次元位相計測方法とそれに使われる微分干渉顕微鏡 |
JP2011118162A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Olympus Corp | 顕微鏡装置 |
CN111307269A (zh) * | 2020-03-11 | 2020-06-19 | 北京理工大学 | 激光共焦/差动共焦拉曼光谱振动参数测量方法 |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1229552A patent/JPH0391709A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE102006025505B4 (de) * | 2005-09-23 | 2011-08-18 | Korea Advanced Institute Of Science & Technology | Konfokales Selbstinterferenz-Mikroskop ohne Nebenmaxima |
JP2008111726A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Olympus Corp | 3次元位相計測方法とそれに使われる微分干渉顕微鏡 |
JP2011118162A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Olympus Corp | 顕微鏡装置 |
US8730574B2 (en) | 2009-12-03 | 2014-05-20 | Olympus Corporation | Microscope system |
CN111307269A (zh) * | 2020-03-11 | 2020-06-19 | 北京理工大学 | 激光共焦/差动共焦拉曼光谱振动参数测量方法 |
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