JPH0390614A - レッド144で着色された安定化ポリプロピレン繊維 - Google Patents

レッド144で着色された安定化ポリプロピレン繊維

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JPH0390614A
JPH0390614A JP2124302A JP12430290A JPH0390614A JP H0390614 A JPH0390614 A JP H0390614A JP 2124302 A JP2124302 A JP 2124302A JP 12430290 A JP12430290 A JP 12430290A JP H0390614 A JPH0390614 A JP H0390614A
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alkyl
fibers
hydroxyphenyl
butyl
piperazinyl
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JP2124302A
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George Kletecka
ジョージ クリテッカ
John Ta-Yuan Lai
ジョン ターユアン ライ
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BF Goodrich Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、特殊な顔料、すなわちレッド(Red)1
44(普通名称)により着色されたポリプロピレンまた
はポリプロピレンを主として含有するコポリマーの繊維
(以下、簡略化の目的でrPP繊維」という)の安定化
に関する。
〔発明の背景〕
各種の安定剤、特にヒンダードア旦ン安定剤(rHAL
sJ )は、PP繊維の優れた安定性をもたらすがレッ
ド144着色PP繊維の赤色着色性についてはそうでな
いことが知られている。これらの着色PP繊維は、その
顔料の化学的分解に起因してそれらの顔料着色性を失い
、それらの意図された使用に役立てられる相当前に繊維
自体も崩壊してしまう、この課題は、繊維におけるレッ
ド144顔料濃度の上昇がそれらの崩壊を促進するので
深刻である。
レッド144(簡潔で便利なためこのまま用いる)は、
アゾ縮合顔料であり、より正確には〔2−ナフタレンカ
ーボオキサミド、N、N’−(2−クロロ−p−フェニ
レン)ビス(4−(2,5−ジクロロフェニル)アゾツ
ー3−ヒドロキシ(登録番号第5280−78−4)と
して同定されており、CibaGeigyからCrom
ophtalとして、そしてAmpacetからRed
 BRPR144/45415として市販されている。
今日では、市販のPP繊維は良好なレジリエンスと熱安
定性を有し、そして広範囲スペクトルHALSによる紫
外(UV)線分解に対して安定化することに成功してい
る。しかしながら、PPは本質的に殆どの染料に無反応
性であるため、このような安定化PP繊維は可染性に乏
しい。この乏しいPP可染性が多くの普及している着色
剤により着色されたPP繊維の長期安定性を目的にPP
繊維を顔料着色しなければならないことを要求する。
大きな需要のある特に赤色PP繊維に関して、現在有効
な顔料はレッド144である。レッド144使用上の課
題は、直日光に暴露したときにPP着色変化を促進しす
ると共に規定時間外にはそれらの物理特性を劣化させ、
これらが組み合わさって、前記繊維は通常の使用に際し
てそれらの寿命に対して二面攻撃を受けるのでそれらの
市場性は低下する。
レッド144着色PP繊維から製造された織物は、特に
自動車、ボート、屋外用被服および繊維が直射日光に暴
露されることによって許容できない程非常に早く分解さ
れるような他の用途分野で重宝されており、そのためそ
れらは、しばらくしてピンクやオレンジ色の濃淡を有す
る広範なスペクトルを伴う不均一に着色した製品に変化
する。この着色分解の課題に対拠する自明の方法は、目
的の着色を提供するのに必要とされるより晶に多くの顔
料を使用することであり、そうすることで予測される着
色分解を受けることで残存する未分解顔料の着色性は、
もとのままでないとしても許容できる色を保持するであ
ろう。着色力を保持するためにより多くのレッド144
顔料をHALS安定化繊維に乗せた場合を除き、レッド
144は通常使用されるHALSやPPに対する溶融安
定性を与るために使用される抗酸化剤およびオゾン亀裂
防止剤のような他の添加剤と高い反応性を有するのでP
P着色変化性を容易に促進する。
典型的には、PPが繊維に溶融紡糸される前にそれと各
種の添加剤が組み合わされ、各添加剤は各種範囲内の安
定化をもたらすように特別に設計される。これらの主要
な範囲内のものとしては、(a)溶融紡糸安定性、(b
)使用を通じて遭遇することが予期される条件下での長
期熱安定性、(C)直接日光およびほとんどとるにたら
ない照明下でのUV線安定性、ならびに(d)目的の着
色を維持するような安定な着色力が挙げられる。
各特殊な目的には有効であることが知られている各種添
加の配合は、特にPP繊維の場合には、それらの添加剤
間の相互作用に起因する好ましくない副作用を引き起こ
すので所期の結果を提供しないようである。
例えば、ジラウリルチオジプロピオネート(DLTDP
)やジステアリルチオジプロピオネート(DSTOP)
のような化合物は、臭気の問題あるものの溶融安定性を
調整するのに役立ち、そしである種のホスファイト類は
溶融流動性を調整するのに役立つと同時に、PP繊維が
一般にヒンダードフェノール抗酸化剤を含むことに、起
因するその繊維の黄変傾向を低下させる。このヒンダー
ドフェノール抗酸化剤は長期安定性を高めるが、黄変を
促進する。ヒンダードフェノール抗酸化剤とチオジプロ
ピオネートは、一緒に使用された場合に最も有効である
ことが知られている。ある種のHALSは、PP繊維が
それらを着色するのに使用された顔料のあるものより長
持ちするような優れたU■安定性だけでなく、良好な長
期熱安定性をも示す。
従って、HALSはヒンダードフェノール抗酸化剤なら
びにホスファイトまたはチオジプロピオネートと組み合
わされている。
顔料は、PP繊維の二次加工に対するそれらの影響、最
終製品に必要な安定性、使用される他の添加剤とその顔
料の相互作用、着色要件および着色PP繊維の製造原価
を考慮して選ばれる。自動車工業では安価なPP繊維の
使用に対する強い要望があり、そして赤色の需要が多い
いため、その高い原価にもかかわらずレッド144の使
用が考慮されている。なぜかなら、レッド144は強い
着色力と着色安定性を有し、さらにレッド144は適当
なUV安定剤と結合されるからである。レッド144着
色PP繊維の安定性に最も障害となる因子は、使用され
るヒンダードアミンUV安定剤とそれらの相互作用であ
ることが見い出された。
赤色PP繊維の商業上の使用では、その繊維を含有する
生地または他の製品であって、その製品が加熱および光
にさらされる場合の使用寿命と等しくなるようなPP繊
維の着色安定性を有することが必要である。安定剤は着
色剤とみなされないとはいえ、使用される安定剤は一般
に着色に影響を及ぼし、たとえ顔料類が熱およびUV線
安定性を有することが知られていないとはいえ、それら
がかかる活性に影響を及ぼすかも知れないため、あるも
のが前記相互作用に総体的にどのような相互作用を及ぼ
すかは推定することはできない(Peter P、Kl
enchuckによる「ポリマーの光安定性に対する顔
料の影響(Influence of Pigment
son  the LLght 5tability 
 of  Polymers:A  Critjcal
Review)  」Pol mer Photoch
emistr   3.1〜27ページ、工983を参
照のこと)。
本発明者らは、レッド144着色繊維における安定剤の
膨大な組み合わせについて我々の試験を継続し、その繊
維が崩壊する前に許容できない程度の退色が得られるか
を決定するために複数の試料をスクリーニングした。本
発明者らは、着色繊維の分解度を視覚観察と暴露した繊
維表面の「引っかき硬度試験」 (後述する)によって
測定した。
繊維の分解性は、水分存在下におけるウエザロメーター
(Weather−0−meter)内か、または周囲
条件の湿度下で陽光(試験はフロツグの陽光下で行われ
た)のいずれかに暴露された着色糸を肉眼で精査するこ
とが容易に可能な現象である。フロツグの陽光にさらさ
れた未安定化レッド144着色PP繊維I維は、その顔
料よりも遥かに急速に着色繊維が崩壊し、その結果、分
解されていない顔料を有する暴露された繊維の層が連続
的に脱離するので全く退色を示さない。安定化PP着色
変化は、(i)生地(着色繊維で織られた)の表面の桃
の皮のような毛羽立ちの出現や、(ii)退色の困難性
によって特徴付けられる。
特に興味深いものは、N−(置換)−α−(3゜5−ジ
アルキル−4−ヒドロキシフェニル)−α。
α−ジ置換アセタξド類であって、そのN原子上のz換
基の1つが2−ピペラジノン基である化合物に特有なU
v安定化効果である。より正確には、前記化合物は「N
−(置換)−1−(ピペラジン−2−オンアルキル)−
α−(3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシフェニル)
−α、α−置換アセタξド類」であり、簡略化のため以
後「3,5− DHPZNA Jと称する。コ(7) 
3 、5−DHPZNA安定剤は、PPにおけるそのU
V線安定化についてJohnT、 Laiへの米国特許
第4.780.495号明細書に公表されており、さら
にその分子内に多置換ピペラジノン(PSP)基が存在
するため、3,5−DHPZNAが有するかも知れない
安定化効率についてPPブラック中で定期的に試験され
た。PP製品の大多数は、繊維以外の押出品または成形
面であるので、殆どの安定化試験は繊維でないブラック
を用いて通常行われている。これは、ブラックがより都
合よく調製されるからである。これらのブラックは容易
に劣化した。はんの偶然にも3,5− DHPZNAは
レッド144着色PP繊維において試験もされており、
そしてその注目すべき有効性が記載されていた。
ある者は予期しうるように、幾つかの顔料は特殊な抗酸
化剤とヒンダードアミン安定剤で安定化されたPP繊維
の加熱および光安定性を高める。
その他の顔料は逆効果を有する。誰れも何んの効果が示
しうるかは試験するまで、かなりの確信をもって予言す
ることはできない。例えば、二・ンケル含有安定剤では
レッド(Red)101 (酸化鉄)が副分解物(pr
odegradan t)である。より有効なヒンダー
ドアミン安定剤類ではイエロー(Yet low) 9
3とレッド(Red) 144との両者が副分解物であ
る。安定化PP繊維におけるこれらの顔料の効果は、未
安定化着色繊維におけるそれらの挙動や別異の安定剤に
おけるそれらの挙動によっては予測することができなか
った。ニッケル含有安定剤では、レッド144(レッド
101と非類似)は安定剤(副分解物でない)であるが
、レッド144はチニュビン(Tinuvtn)?70
による副分解物である。他の安定剤が全く存在しない場
合の安定剤、イエロー93は、ニッケル安定化に中性で
あるが、Tinuvin 770では副分解物となる(
Phillips Fibers社のMarvinWi
shmanによる「ポリプロピレン繊維の安定化(St
abilization of Po1ypropyl
en) Jを参照のこと)。特に、赤色PP繊維に関す
る課題は、レッド144が通常のAOおよびUV線安定
剤と組み合わされている場合、そのPP繊維をレッド1
44が分解する傾向を避けるような安定剤の組み合わせ
を見い出すことであった。レッド144は副分解物であ
ったため、必要な期間、すなわち安定化PP繊維の使用
寿命の間所期の着色効果を奏しうるようにそのできるだ
け多くを単独使用することが好ましいと思われる。
Tinuvin 770で安定化されたPP繊維の安定
性に対する各種顔料の効果は、5teinlinと5a
arによって報告された(1980年9月、オーストリ
アにおける19th International M
anmade Fiber Confer−enceの
予稿集、「光と風雨にさらすことによるポリエチレン繊
維の分解性に対する顔料の影響(Influence 
of Pigments on the Degrad
ation ofPolypropylene Fib
ers on Exposure to Light 
andHea ther) Jを参照のこと)。
本発明者前の他の研究者と同様な気持で、本発明者らは
レッド144との膨大な数の組み合わせ物を試験し、そ
れらを繊維で試験した。本発明者らは、レッド144と
組み合わされたTinuvin 144は繊維を安定化
するが、着色安定性については副分解物により似た作用
をすることをTa1lU2した。
Tinuvin 144は、3 、5−DHPZNAの
それと同等なサイズのHALS分子であり、3 、5−
DHPZNAと同様にハイブリッド分子である。Tin
uvin 144はヒンダードフェノールを置換ピペラ
ジンノンよりむしろ置換ピペリジイルと結合する。しか
しながら、このヒンダードフェノールとピペラジニル基
の−の分子内での組み合わせは、レッド144によるヒ
ンダードフェノールとピペラジノンの組み合わせほど有
効でない。Chimassorb 944は、レッド1
44着色PP繊維に対して優れた安定性を提供するが、
Tinuvin 144と同様Chimassorb 
944は優れたUV安定性のPPを提供するだけで、迅
速に分解され着色を呈さない。Tinuvin 770
では、PPの安定性の低下によって立証されるようにT
tnuvin 144によるよりも大きな負の相互作用
が存在する。
−船釣に、安定剤が繊維で有効である場合には、それが
ブラックでも有効であるが、その逆は真実でない。熱お
よび光に対して3,5−ロHPZNAでレッド144着
色PP繊維が安定化され、そしてレッド144着色PP
ブラックで相当する効果を予期することは道理に合って
いる。さらに、レッド144着色された3 、 5−D
HPZN^安定化PP繊維は、約0、1 phr未満の
少量といえどもおそらくそのレッド144着色PPが紡
糸口金から紡糸される場合に高レベルの溶融安定性を提
供するために使用されるかも知れない通常のヒンダード
フェノール抗酸化剤が添加されて存在することを必要と
しない。
Kleteckaらへの米国特許第4,797,438
号明細書は、既知の特殊な構造を有するヒンダードアミ
ン類がそれらのUV安定性に対する相対的感受性に関す
る限り、他のポリマーからあるポリマーを区別すること
なく多数のホストポリマーで優れたUV安定性を示すこ
とを公表しており、γ線による分解に対してPPを安定
化することは驚くべき効果である。さらに、このような
安定化は繊維を含む任意の造形品に及んでおり、そして
これらのアミン類はA○、ホスファイトまたはチオエス
テルと個別に使用したときより有効である。しかしなが
ら、それは知られていなかったし、また、我々が、特に
3 、5−DHPZNAのどのような相互作用がレッド
144顔料とで生じうるかも合理的には予測することが
できなかった。
Kleteckaらの米国特許第4.797,438号
の組成物における安定剤に特有の区別しうる構造上の特
徴は、3 、5−DHPZNAのように、それらがそれ
らの基本構造の主要な部分として、PSP基内のNl隣
接カルボニルを有するPSPを含み、そして少なくとも
C3(その環における3位の炭素原子)が2つの置換基
(これゆえに、「多置換または置換」という)を有して
おり、かつこれらは環化可能、すなわち環状の置換基を
形成してもよい点にある。
前述のLaiの米国特許第4.780,495号明細書
で引用される3 、 5−DHPZNA化合物類は化合
比類と組み合わせて使用される場合に無色の有機材料に
おける優れたUV安定性を有することが知られていたが
、それをPP繊維に組み入れ、溶融安定性を提供する通
常のヒンダードフェノール抗酸化剤やホスファイトの各
々Q、 l phr未満の存在下で試験された他のポリ
マー類の中にレッド144顔料の退色に対して有効な安
定化を提供することは何の示唆もない。
〔発明の概要] −の末端にN−(置換)−1−(ピペラジン−2−オン
アルキル)基を有し、そしてもう一つの末端に(3,5
−ジアルキル−4−ヒドロキシフェニル)−α、α−ジ
置換アセトアミドを有するN−(置換)−1−(ピペラ
ジン−2−オンアルキル)−α−(3,5−ジアルキル
−4−ヒドロキシフェニル)−α、α−ジ置換アセタミ
ド、すなわち3 、5−DHPZNAは、レッド144
着色PP繊維のためのハイブリッド安定剤を提供するこ
とが見い出された。3 、5−DHPZNAは、単一分
子におけるアセタミドのジ置換炭素原子を介してヒンダ
ードアミンがヒンダードフェノールと結合する。
このハイブリッドがレッド144顔料により着色された
PP繊維に組み入れられた場合、多基の利点を供給しそ
してハイブリッドのそれぞれの基の1つに含まれる1以
上の安定剤の相互作用によって典型的に発生する退色を
極小化し、さらにこのようなハイブリッドで安定化され
たレッド144着色PP繊維から製造された織製品また
は不織製品は、赤外、可視光および化学線に同様に暴露
された暴露製品として試験された各種の他の市販のヒン
ダードアミン類で安定化された同等の着色PP繊維から
製造された製品のそれと比較すると、改良された強度と
退色抵抗性を有する。
レッド144着色PP繊維における3、5DHPZNA
はまた、その3 、5−DHPZNAが約Q、 l p
hr〜5 phrの範囲内の量で、使用されそしてレッ
ド144顔料がPP繊維の約0.1phr〜約l ph
rの範囲内にあるような少量で使用され場合には、フロ
リダ南部(暴露)40°で6箇月間直射日光にその繊維
が暴露されるとき、PP繊維における前記顔料の分解に
帰する退色を安定化する。
従って、45°の南部で6箇月間直射日光に暴露後、レ
ッド144着色繊維が赤色顔料の退色を実質的に全く示
さず、かつポリマーの崩壊を実質的に全く示さないよう
にその繊維を安定化しうる3゜5−DHPZNA安定剤
の有効量で、直射日光への暴露に対して安定化されたレ
ッド144着色PP繊維を提供することがこの発明の一
般的な目的である。
また、この発明の一般的な目的は、安定化されたレッド
144着色PP繊維について改良された強度と退色抵抗
性を付与するための方法であって、前記繊維の溶融安定
性に望まれる程度(0,1phr未満〉だけの通常のヒ
ンダードフェノールまたはホスファイト抗酸化剤をPP
m維に組み入れることを含んでなり、そして有効量の3
 、5−DHPZNAをレッド144 fl料と組み合
わせ、その量が、前記赤色繊維で製造された製品の使用
寿命中の着色の退色によって明らかにされるような前記
赤色繊維の退色を減速しうるちのである方法を提供する
ことである。
この発明の特殊な目的は、レッド144着色織ったPP
繊維や不織繊維から製造された製品を安定化するための
方法であって、その顔料の退色を伴うことなく45°の
南部における直射日光に6箇月間さらすことを含んでな
り、前記PP繊維がホスファイトとヒンダードフェノー
ルの両抗酸化物を実質的に含まないが、その繊維はそれ
らの中に繊維におけるPPの重量を基準として(i )
 20ppm〜約1phr、好ましくは0.1〜0.8
 phrのレッド144が組み入れられ、そして(ii
 ) 20ppm〜約2、0重量%好ましくは0.1重
量%〜0.5重量%が組み入れられている方法を提供す
ることである。
この発明のもう一つの一般的な目的は、レッド144着
色PP繊維から製造され、そして製品の使用寿命の間直
射日光にさらされる改良された強度と退色抵抗性を有す
る織布、不織布およびその他の製品提供することであっ
て、提供された前記PP!維が、その繊維の酸化分解を
減速することができる有効量で3 、5−DHPZNA
安定剤をそれらに組み入れたことを特徴とするものであ
る。
以下、この発明をより具体的に説明する。
特別の実施態様において、この発明はレッド144着色
PP繊維の織布または不織布から製造される製品を提供
する。織布は、数ある織り技法のいずれか−の方法によ
って糸から製造されている。
PPの不織布は、毛ば立てた繊維構造を有するか、また
は繊維もしくはフィラメントがランダムな整列状態で配
列されているマットからなっていてもよい。これらの繊
維はポリマーのような接着剤で接着されているか、また
はそれらの繊維が接着剤を用いないで加熱接着されてい
てもよい。前記の布は、布から製造すべき製品の最終用
途に応して、ハイドロエンタングルメント(hydro
en tang lemen t)またはスパン・レー
ス(spun−1ace)技法を含む数多くの既知の処
理法のいずれか−の方法によるか、あるいはエアー・レ
イイング(air−laying)もしくはメルト・プ
ロウィング、フィラメント(melt−blowing
 filament) 、バットトロウィング(bat
tdrawing)、スティッチボンディング(sti
tchbonding)などによって形成することが可
能である。
PPがフィラメントに紡糸される前にPPに組み入れら
れ、そして好ましくは溶融PP中で均一に分布されるの
は、(i)少1(2phr未満、好ましくは1 phr
未満、そして典型的には0.05phr〜約0.75p
hr)のレッド144、(ii)そのPPの溶融安定性
に必要なヒンダードフェノールAOおよびホスファイト
それぞれ0.1phr未満、ならびに(iii)N−(
置換)−1−(ピペラジン−2−オンアルキル)−α−
(3,5−ジアルキル−4=ヒドロキシフエニル)−α
、α−置換アセタミド(3、5−D)IPZNA)の約
20ppm 〜約2.0重量%(製品が形成されるポリ
マーの全重量に基づく)、より好ましくは約0.1 p
hr〜約1.0phrである。
3 、5−DHPZNA部分を有する各種の置換アセタ
ミド類の調製の詳細は、前述のLaiの米国特許第4.
780,495号明細書に記載されており、ここに引用
することにより、それらの記載はあたかも全体が示され
ているのと同様に本明細書の内容となる。
後述するであろう第4図で示されるグラフ上のデータか
らやがて明らかにされるように、有効なレッド144着
色安定剤の分子内にヒンダードフェノール基、置換ピペ
ラジノンもしくはピペリジル基、置換されたα炭素原子
あるいは前記2つの基のすべての組み合わせのいずれも
有することも十分でなかった。3種の基の組み合わせ、
すなわちヒンダードフェノール、置換ピペラジノンおよ
び置換α炭素原子のすべてが単一の分子内に存在し、そ
してそれらが3 、5−DHPZNA分子として存在す
ることが退色に対するPP1i維の安定化とレッド14
4顔料に対する着色安定化を提供するために必須である
同一の分子内で前述の多基が組み合わされる3゜5−D
IIPZNAおよびその酸付加塩は安定剤であることが
見い出され、そして3 、5−DIIPZNAは次の構
造式(1)で表わされる: 上式中、RI 、1<zおよびR5は、それぞれ水素、
C1〜C+Zのアルキル、フェニル、ナフチル、C1〜
C1□のシクロアルキルならびにアルキル置換シクロア
ルキル、フェニルおよびナフチルを表し、各アルキル置
換基はC2〜C6を有しており、そしてR1およびR2
の少なくとも1個はL−C4〜CI□のアルキルであり
、 R3およびR4は、独立してC5〜C1l+のアルキル
ならびにC5〜C+Zのシクロアルキル、フェニルおよ
びナフチルならびにアルキル置換シクロアルキル、フェ
ニルおよびナフチルを表し、各アルキル置換基は01〜
C0を有しており、そしてR3がR4と一緒になって環
化されている場合にはC4〜CI2のシクロアルキルな
らびにC9〜C1のアルキル置換シクロアルキルを表し
てもよく、R6、R7、R11およびR9は、それぞれ
C1〜C+Zのアルキルを表すか、あるいはR6がR7
と一緒になり、モしてR8がR9と一緒になって環化さ
れている場合にはC4〜C+Zのシクロアルキルおよび
C5〜C8のアルキル置換シクロアルキルを表してもよ
く、 R”は、水素、C1〜C8のアルキルおよび式RI:I
  Q  (該式中、R13は水素、Cl−Cl3のア
ルキルもしくはアルケニル、フェニルまたはナフチルを
表す)で示される基からなる群より選ばれ、 R++およびRI2は、独立して水素およびC1〜C+
Zのアルキルを表し、そして nは、1から約8までの範囲内の整数を表す。
このような3 、5−DHPZNA安定剤の具体例は、
以下のコード番号と別に定義しない限り線の交点におけ
るC11□基はであり、突出した線は(:thWを表す
構造によって定義される。
アセタミドのα炭素原子上に置換基は、前記定義の安定
剤化合物の主要なものである。
R1゜がアシルであることが好ましく、それはシアシク
ロアルカン環のN4原子上に置換基が存在しない3 、
5−DIIPZNAの生成後にアシル化工程によって導
入される。
前記3 、5−DIIPZNA化合物の製造方法は、ア
ルカリ金属水酸化物の存在下、好ましくは約−10’C
〜約50°Cの範囲内の温度で、2.6−ジアルキルフ
ェノールと少なくとも当モル量の脂肪族、環状脂肪族も
しくはアルクアリールゲトンおよび4アミノ−多置換ピ
ペラジンもしくは4−アミノ−多置換ピペラジン−2−
オンを反応させることを含んでなる。
この2,6−ジアルキルフェノール反応体は、次式(2
)で示される。
上式中、R’およびR2は前述のものと同し意味を有す
る。
前記4−アミノ−多置換ピペラジン−2−オンは、次式
(3)で示されるN−置換環状アルキレンイミン頻であ
る。
上式中、R5、R6、R1、R”  、R’およびRI
Gは前述のものと同じ意味を有する。例えば、その部分
がアルカンジアミンの2つの第一アミン基のそれぞれに
おにて置換されている場合には2種以上の4−アミノ−
多置換ピペラジノン部分、あるいは第三アミンもしくは
第四アミンが単一分子上に存在してもよい。
次に、3 、5−DIIPZNA&よケト形成反応によ
って生成される。前記のように、2,6−ジアルキルフ
ェノール量に対し少なくとも化学1i9ffiの前記4
−アミノ−多置換ピペラジンが使用され、アミンの過剰
が高収率にとって好ましい。最も好ましくは、4倍過剰
までである。
ケトン反応体は、ジアルキルケトン、シクロアルカノン
またはアルキルシクロアルカノンであってよく、次式(
3)で示される。
1 R’ −C−R’ 上式中、R3およびR4は、独立してCl−C11のア
ルキルから選ばれる。
3 、5−DHPZNA生戒物は、生成、次いで水性無
機酸、典型的にはHClもしくはH,SO,で濾過物を
洗浄することによって反応混合物から簡単に単離される
。濾過物は、硫酸ナトリウムのような乾燥剤で乾燥され
、次いで乾固するまで加熱される。
得られた生成物は、より高い純度が必要な場合には溶媒
から再結晶してもよい。これらの化合物の製造方法に関
するさらなる詳細は、前記のLaiの米国特許第4,7
80,495号明細書に見い出せる。
3 、5−D)IPZNA安定剤の具体例としては次の
ものが挙げられる。
(1)N−イソプロピル−N−(2−(2−ケト−3、
3、5、5−テトラメチル−(−ピペラジニル)エチル
)−2−(3,5−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルプロパナミド、このものは次式で
示される。
(2)N−(1−(2−ケト−3、3、5、5−テトラ
メチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−プロピ
ル)−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−2−メチル−プロパナミド、このものは次
式で示される。
(3)N−(1−(2−ケト−3,5,5−)ジメチル
−3−エチルーI−ピペラジニル)−2−メチル−2−
プロピル)−2−(3,5−ジーL−ブチルー4−ヒド
ロキシフェニル)−2−メチル−ブタナミド、このもの
は次式で示される。
E=エチル (4)N−[1−(2−ケト−3,3−ペンタメチレン
−5,5−ジメチル−1−ピペラジニル)−2−メチル
−2−プロピル]−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)−22−ペンタメチレンアセタ
ミド、このものは次式%式% (5)N−(1−(2−ケト−3、3、5、5−テトラ
メチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−プロピ
ル)−2−(3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシ
フェニル) −2、2−ペンタメチレンアセタミド、こ
のものは次式で示される。
(6)N−シクロヘキシル−N−(2−(2−ケト−3
,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)−エ
チル)−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル) −2、2−ペンタメチレンアセタミド、
このものは次式で示される。
(7)N−シクロヘキシル−N−(3−(2−ケト−3
,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)−プ
ロピル)−2−(3,5−ジーL−ブチルー4−ヒドロ
キシフェニル) −2、2−ペンタメチレンアセタミド
、このものは次式で示される。
(8)N−シクロヘキシル−N−(3−ケト−3、3、
5、5−テトラメチル−1−ピペラジニル)−プロピル
)−2−(3,5−ジーL−プチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルプロパナミド、このものは次式で
示される。
(9)N−シクロヘキシル−N−(3−ケト−3、3、
5、5−テトラメチル−1−ピペラジニル)−プロピル
)−3−(3,5−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルブタナミド、このものは次式で示
される。
この発明のプロピレンポリマーは、典型的にはポリプロ
ピレンホモポリマーであるが、プロピレンとモノオレフ
ィン系不飽和モノマーXとのランダムまたはブロックコ
ポリマーであって、Xが約30重量%までであり、ここ
でXはビニルアセテートまたは低級01〜C4のアルキ
ルアクリレートもしくはメタクリレートであるコポリマ
ー(P−co−X)であってもよい。このようなプロピ
レンポリマー類とポリエチレンのような他のポリマーと
のブレンドもまた、この発明の範囲内に包含される。便
宜上、ホモポリマーPPコポリマーP−co−Xとも、
本明細書では「プロピレンポリマーJPPと表す。この
PPは、約10,000〜約500.000 ノ、好ま
しくは約30,000〜約300.000 (7)範囲
内にある数平均分子量(Mn)を有し、ASTMD−1
238で測定した場合には溶融流動インデックス0.1
〜30g/10分を有する。
レッド144顔料および/または前記3,5DHPZN
Aと既知の抗酸化剤(AO)の相互作用を避けるために
、本発明者らの安定化PP繊維は、ヒンダードフェノー
ルA○と特に二次溶融安定剤としてのホスファイトのそ
れぞれが0.1 phr未満を有するプロピレンポリマ
ー溶融物から製造するのが好ましい。
単に、このプロピレンポリマーの溶融紡糸を促進する目
的で、前記PPにステアリン酸カルシウムまたはステア
リン酸亜鉛のような金属ステアレートを前記繊維の着色
に害を及ぼさない量で、好ましくは約1100pp〜約
1500ppmの範囲内で、そして二次安定剤約0.1
 phr未満をブレンドしてもよい。
主な関心事は所望の赤色にあるので、発色に十分なだけ
(2phr未満)のレッド144顔料が普通のウォータ
ー・ホワイト・プロピレンポリマーに添加される。
レッド144顔料と3 、5−DIIPZNA安定剤は
、PPの溶融紡糸前の適当な段階で常法いずれかにより
PP中に簡単に組み入れることができる。例えば、前記
顔料と安定剤は乾燥粉末状でPPと混合するか、あるい
は安定剤の懸濁液または乳化液をポリ々−の溶液、懸濁
液または乳化液と混合してもよい。
好ましいレッド144着色、3 、5−DIIPZN八
安定化Pへは、それに対して非常に少量の抗酸化剤(0
,1phr未満のAO)を有するので、それが直射日光
への暴露によって負の相互作用へ向かわせるほとんど有
意な逆効果を及ぼさず、許容しうる。
このように少量のAOは、市販のAOフリーPP繊維に
含まれているかも知れず、さらにその製造を促進するた
めの安定化処理で加えられるかも知れない。AO以外の
添加剤類は、それらが直射日光に暴露した場合に目的の
着色に悪影響を及ぼさないか、PP繊維の物理特性を劣
化させることに寄与しないときには添加してもよい。こ
のような添加剤としては、アルカリ土類金属ステアレー
ト以外の滑剤、ガラス繊維またはタルクのようなほぼ無
色か白色の充填剤および光学増白剤が挙げられる。
一度サービスに供されたなら、レッド144着色、安定
化PP繊維製の製品は、数年間の使用に適するが、45
°の南部における直射日光(暴露)で連続して12箇月
までさらすことは適さない。前記顔料の退色が最終的に
起こる場合でも、この発明の製品はその退色が問題とな
らない程長期の使用寿命を提供した。
比較試験を行い、第1〜3図に記録した。色変化は、色
の等級を測定する装置(ASTM D 2244−85
)による色の差位を換算する標的な方法で測定した。
この方法で測定された色変化は、分解された糸の崩壊し
た繊維に起因するピーチ・スキンの出現を反映しない。
布(生地)の使用寿命は桃のようにその表面が毛ば立っ
たとき終りとなる。光学顕微鏡下の視覚刺傷は、糸のマ
トリックスにおける個々の繊維が崩壊したことを示す。
ポリマーの崩壊は、低出力光学顕微鏡下に布試料を置き
、鈍いスパチュラで糸の表面を削ることによって定性的
に測定される。繊維が容易に崩壊し、糸が削られる場合
には、たとえ色変化が許容できる程低くても生地は崩壊
してしまう。
第1図は、4種の安定剤のそれぞれに関するものの4種
の曲線を表し、これらの曲線は各試料中にレッド144
を0.75phrおよびHALSを0.4 phr含有
するレッド144着色PP繊維についてキセノンウヱザ
ロメーターによる時間の関数として色変化(デルタE)
をプロットした。このウェザロメーター試験は、生地試
料を102分間光に暴露し、次いで散水を伴う光に18
分間暴露する2時間暴露周期を用いてASTM G−7
7、Method Aに記載されるように行われる。ブ
ラックパネル温度は63°Cである。
第1図では、色変化が時間の関数としてプロットし、4
種の安定剤をそれぞれ含有する試料について加速された
劣化を通じてレッド144着色生地の退色を記録して比
較した。引用数字1で特定される曲線は、Cyasor
b UV 3346の0.4 phrで安定化した繊維
に関するものであり;曲線2はChimassorb 
944に関するものであり;曲線3はTinuvin 
144に関するものであり;曲線4はGoodrite
 (商品名)X−146に関するものである。
Tinuvin 144は1以上のヒンダードピペラジ
ニル基を含み、そしてChimassorb 944と
してCyassorb[IV−3346ではピペラジニ
ル基がトリアジン環と組み合わさっている。前記X−1
46安定化生地について色変化は実質的に存在しない(
わずかに暗色化ありとさせるように見えるわずかな低下
は無視する)ことが明らかであり、これはX−146に
帰する結果に特有の効果であることがわかる。
それぞれの試料に関する曲線は、試料が桃様の毛ば立っ
た外観を持か、または生地をスパチュラで破壊すること
により生地が削り落ちることが観察された時点で停止し
た。表面削り落、L (surface−sheddi
ng)試験は、生地が脱落した点で高レベルの表面の削
り落ちが観察された。前記X−146試料については、
980時間まで実質的に毛ば立ちピーチ・スキンの出現
は全く存在しなかった。
第2図は、5種の曲線を示し、それらの一つは二次安定
剤を含まないX−146に関するものである。
他の曲線は、安定化処理のためGoodrite (商
品名)3114の0.1phr とUltranox 
626の0.08phrを有し1(ALSを含有するレ
ッド144着色PP繊維に関するものである。引用数字
5で特定される曲線は、0、4 phrのCyasor
b UV 3346で安定化した繊維に関し:曲線6は
、Chfassorb 944に関し:曲線7は、Ti
nuvin 144に関し;曲線8は、Goodrit
eX−146に関し;曲線9は、二次安定剤を含まない
Goodrite X−146に関するものである。そ
れぞれの曲線は、各繊維を南45°の角度でフロツグの
太陽の直射光線に暴露することによる時間(9箇月)の
関数として色変化(デルタE)を表す。それぞれの生地
試料には等量の二次安定剤が、各種HALSとの組み合
わせで存在し、それぞれのHALSは0.4phr i
で存在する。第5番目の曲線は、0.4phr(7) 
3 、5111PZNA (X−146)を含むが、ヒ
ンダードフェノールまたは他の二次安定剤を含まないP
P繊維に関するデータを示す。
第2図によれば、直射日光に暴露の3箇後、X−146
による色変化はTinuvin 144とCh ima
ssorb944によるものとほぼ同等であるが、X−
146に関する色変化は、他の安定剤について色変化が
増大するにもかかわらず、3箇月以降も増大しないこと
が明らかである。ガラス下で暴露した集団では、それぞ
れの安定剤による色変化がその後の3箇月間に最大とな
るが、9箇月後にはすべての試料が繊維の許容できない
崩解を示し、そして20点の色差が非常に大きくて簡単
に区別でき、かつ非常に好ましくないので試験を停止し
た。
第3図は、南45°の角度でフロツグの太陽光線に透明
なガラスシート下に繊維を暴露することによる時間の関
数として色変化(デルタE)をプロットしたグラフであ
る。ガラス下の暴露は、自動車の窓が閉られていて、直
射日光に暴露される典型的な自動車内における暴露を模
擬実験する。
第3図によれば、引用数字10で特定される曲線は、0
.4 phrのCyasorb UV 3346により
安定化された繊維に関し;曲線11は、Chimass
orb 944に関し;曲線12は、Tinuvin 
144に関し;そして曲線13は、Goodrite 
X−146に関する。ガラス下における暴露の3箇後、
色変化はX−146において最大であるとはいえ、それ
以降は他のものより大きくなく、しかもそれに続く3箇
月間は色変化が現に減小するが、一方、他の安定剤につ
いては色変化が増大する。それぞれの安定剤について、
色変化は次の3箇月間で最大になるが、9箇月後には各
生地は従前の大きな色変化を示さない。しかしながら、
1年の終了時点では、各生地が許容できないほど崩壊さ
れた。その時点で、Cyasorb UV−3346に
関する約14の色変化は約7であるX−146で得られ
る値の約2倍となり;曲線11と12はそれらの間に存
在する。5の色変化は、生地のもとの色と並べて比較し
た場合には肉眼で容易に識別することができ、5を越え
る色変化は、一般に好ましくないものとみなすことがで
きる。
第4図は、散水下のウェザロメーターにより得られたデ
ータをグラフ化して示し、このグラフにおいて色変化(
デルタE)は、次のように安定剤を含むPP繊維につい
て時間の関数としてプロットされている。(i ) +
lf+線14は、米国特許第4.547,538号明細
書で公表されたIIALS(GoodriteX〜14
1と特定される)を有するP P I6N維に関し;(
(i)引用数字15によって特定される曲線は、ヒンダ
ードフェノール(Goodrite X−144として
市販されている)を有するPP繊維に関し:そして(i
ii )曲線16は、GoodriLe X−146を
有するPP繊維に関し;それぞれの安定剤は0.4ph
r(ffiで提供する。
Goodrite X−141は次の構造式で示される
:Goodrite X−144は次の構造式で示される: 従って、ジ置換α炭素原子(トリアジン環に対してα位
)を有し、置換ピペラジン−2−オンを有する化合物(
X−141)は、X−146程有効でないとこがわかり
;また置換アセタ旦ド内にジ置換α炭素原子(ヒドロキ
シフェニル環に対してα位)を有し、置換ピペラジン−
2−オン基を有さない化合物(X−144)もX−14
6程有効でないことがわかる。
(手 順〕 0、4 phrのレッド144顔料と0.75phrの
安定剤を含有するPP繊維の織布を、比較試験を行うた
めの条件である加熱および光条件に暴露した。
暴露前に生地試料のすべては均一な光沢のある赤色であ
ることが観察された。暴露後直ちに色の明瞭な変化が存
在し、そして色変化は各試料に対する同じ帯域のスペク
トルにおいて起った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、レッド144着色PP繊維から織られた生地
の退色に関するデータを4種の安定剤のそれぞれについ
て4種の曲線で示す。これらの曲線は、ウェザロメータ
ーにおける時間の関数として色変化(デルタE)をプロ
ットした場合の生地の退色を示す。 第2図は、5種の曲線を示し、その1つは二次安定剤を
有さないX−146に関するものである。これらの曲線
は、溶融安定化抗酸化剤0.1 phr未満を有し、H
ALSを含有するレッド144着色PP繊維製の生地の
退色に関するデータを表す。これらの曲線は、フロツグ
の陽光に直接暴露することに基づく退色を示す。 第3図は、4種の曲線を示し、4種のHALSのそれぞ
れに関するものである。これらの曲線は、溶融安定化抗
酸化剤およびホスファイト安定剤のそれぞれを0,1p
hr未満有し、HALSを含有するレッド144着色P
P繊維製の生地の退色に関するデータであるが、ガラス
下のフロツグの陽光による。 第4図は、各種安定剤を含有するレッド144着色PP
繊維に対する時間の関数としてプロットした色変化(デ
ルタE)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリプロピレンホモポリマーまたは少量のエチレン
    とプロピレンとのコポリマー繊維に改良された退色抵抗
    性を付与するための方法において、前記繊維を延伸する
    溶融液に、溶融安定化するだけの量の二次安定剤および
    レッド144着色繊維を製造するのに有効量で、その繊
    維を明るい赤色に着色することができるが、2phr未
    満のレッド144アゾ縮合顔料、ならびに直射日光に暴
    露した場合に前記レッド144着色繊維の分解を減少す
    ることができる有効量のN−(置換)−1−(ピペラジ
    ン−2−オンアルキル)−α−(3,5−ジアルキル−
    4−ヒドロキシフェニル)−α,α−置換アセトアミド
    (以下、「3,5−DHPZNA」という)であって、
    次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔上式中、R^1、R^2およびR^5は、それぞれ水
    素、C_1〜C_1_2のアルキル、フェニル、ナフチ
    ル、C_4〜C_1_2のシクロアルキルならびにアル
    キル置換シクロアルキル、フェニルおよびナフチルを表
    し、各アルキル置換基はC_1〜C_6を有しており、
    そしてR^1およびR^2の少なくとも1個はt−C_
    4〜C_1_2のアルキルであり、 R^3およびR^4は、独立してC_1〜C_1_8の
    アルキルならびにC_5〜C_1_2のシクロアルキル
    、フェニルおよびナフチルならびにアルキル置換シクロ
    アルキル、フェニルおよびナフチルを表し、各アルキル
    置換基はC_1〜C_8を有しており、そしてR^3が
    R^4と一緒になって環化されている場合にはC_4〜
    C_1_2のシクロアルキルならびにC_1〜C_8の
    アルキル置換シクロアルキルを表してもよく、R^6、
    R^7、R^8およびR^9は、それぞれC_1〜C_
    1_2のアルキルを表すか、あるいはR^6がR^7と
    一緒になり、そしてR^8がR^9と一緒になって環化
    されている場合にはC_4〜C_1_2のシクロアルキ
    ルおよびC_1〜C_8のアルキル置換シクロアルキル
    を表してもよく、 R^1^0は、水素、C_1〜C_8のアルキルおよび
    式▲数式、化学式、表等があります▼ (該式中、R^1^3は水素、C_1〜C_1_8のア
    ルキルもしくはアルケニル、フェニルまたはナフチルを
    表す)で示される基からなる群より選ばれ、 R^1^1およびR^1^2は、独立して水素およびC
    _1〜C_1_8のアルキルを表し、そして nは、1から約8までの範囲内の整数を表す〕で示され
    る3,5−DHPZNAを組み入れる工程を含んでなる
    方法。 2、前記レッド144着色繊維を晴れの直射日光に暴露
    することであり、かつ前記3,5−DHPZNAは、n
    が2または3であり、R^1がC_1〜C_3のアルキ
    ルであり、R^2がC_1〜C_5のアルキルであり、
    R^3およびR^4がそれぞれC_1〜C_8のアルキ
    ルであり、一緒になって環化されている場合にはシクロ
    ヘキシル、メチルシクロヘキシル、シクロヘプチルを表
    しており、R^5がC_1〜C_8のアルキルであり、
    そしてR^1^0が水素またはC_1〜C_8のアルキ
    ルであることによって特定される請求項1記載の方法。 3、前記3,5−DHPZNAは、R^1およびR^2
    の少なくとも1個がt−ブチルまたはt−アミルであり
    、そしてR^3およびR^4が、それぞれC_1〜C_
    4のアルキルであることによって特定される請求項2記
    載の方法。 4、前記3,5−DHPZNA安定剤が、 (1)N−イソプロピル−N−〔2−(2−ケト−3,
    3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)エチル
    〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
    ェニル)−2−メチル−プロパナミド、 (2)N−〔1−(2−ケト−3,3,5,5−テトラ
    メチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−プロピ
    ル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)−2−メチル−プロパナミド、 (3)N−〔1−(2−ケト−3,5,5−トリメチル
    −3−エチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−
    プロピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
    ロキシフェニル)−2−メチル−ブタナミド、 (4)N−〔1−(2−ケト−3,3−ペンタメチレン
    −5,5−ジメチル−1−ピペラジニル)−2−メチル
    −2−プロピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4
    −ヒドロキシフェニル)−2,2−ペンタメチレンアセ
    タミド、 (5)N−〔1−(2−ケト−3,3,5,5−テトラ
    メチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−プロピ
    ル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)−2,2−ペンタメチレンアセタミド、 (6)N−シクロヘキシル−N−〔2−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)エチ
    ル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)−2,2−ペンタメチレンアセタミド、 (7)N−シクロヘキシル−N−〔3−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)プロ
    ピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)−2,2−ペンタメチレンアセタミド、 (8)N−シクロヘキシル−N−〔3−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)プロ
    ピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)−2−メチルプロパナミド、および (9)N−シクロヘキシル−N−〔3−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)プロ
    ピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)−2−メチルブタナミドからなる群より選
    ばれる請求項2記載の方法。 5、ポリプロピレンまたは少量のエチレンとプロピレン
    とのコポリマー繊維から形成され、それらの繊維が溶融
    安定化するだけの量の二次安定剤およびレッド144着
    色繊維を製造するのに有効量で、その繊維を光沢のある
    赤色に着色することができるが、2phr未満のレッド
    着色144アゾ縮合顔料を、前記ポリマーの酸化分解を
    減少することができる安定剤であって、この安定剤が置
    換されたα炭素原子を有する置換アセタミドからなり、
    そして次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔上式中、R^1、R^2およびR^5は、それぞれ水
    素、C_1〜C_1_2のアルキル、フェニル、ナフチ
    ル、C_4〜C_1_2のシクロアルキルならびにアル
    キル置換シクロアルキル、フェニルおよびナフチルを表
    し、各アルキル置換基はC_1〜C_8を有しており、
    そしてR^1およびR^2の少なくとも1個はt−C_
    4〜C_1_2をのアルキルであり、 R^3およびR^4は、独立してC_1〜C_1_8の
    アルキルならびにC_5〜C_1_2のシクロアルキル
    、フェニルおよびナフチルならびにアルキル置換シクロ
    アルキル、フェニルおよびナフチルを表し、各アルキル
    置換基はC_1〜C_8を有しており、そしてR^3が
    R^4と一緒になって環化されている場合にはC_4〜
    C_1_2のシクロアルキルならびにC_1〜C_8の
    アルキル置換シクロアルキルを表してもよく、R^6、
    R^7、R^8およびR^9は、それぞれC_1〜C_
    1_2のアルキルを表すか、あるいはR^6がR^7と
    一緒になり、そしてR^8がR^9と一緒になって環化
    されている場合にはC_1〜C_1_2のシクロアルキ
    ルおよびC_1〜C_8のアルキル置換シクロアルキル
    を表してもよく、 R^1^0は、水素、C_1〜C_8のアルキルおよび
    式▲数式、化学式、表等があります▼ (該式中、R^1^3は水素、C_1〜C_1_8のア
    ルキルもしくはアルケニル、フェニルまたはナフチルを
    表す)で示される基からなる群より選ばれ、 R^1^1およびR^1^2は、独立して水素およびC
    _1〜C_1_8のアルキルを表し、そして nは、1から約8までの範囲内の整数を表す〕で示され
    る前記アセタミドとの組み合わせで含有する溶融から延
    伸された改良された退色抵抗性を有する製品。 6、前記置換アセタミドが、 (1)N−イソプロピル−N−〔2−(2−ケト−3,
    3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)エチル
    〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
    ェニル)−2−メチル−プロパナミド、 (2)N−〔1−(2−ケト−3,3,5,5−テトラ
    メチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−プロピ
    ル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)−2−メチル−プロパナミド、 (3)N−〔1−(2−ケト−3,5,5−トリメチル
    −3−エチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−
    プロピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
    ロキシフェニル)−2−メチル−ブタナミド、 (4)N−〔1−(2−ケト−3,3−ペンタメチレン
    −5,5−ジメチル−1−ピペラジニル)−2−メチル
    −2−プロピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4
    −ヒドロキシフェニル)−2,2−ペンタメチレンアセ
    タミド、 (5)N−〔1−(2−ケト−3,3,5,5−テトラ
    メチル−1−ピペラジニル)−2−メチル−2−プロピ
    ル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)−2,2−ペンタメチレンアセタミド、 (6)N−シクロヘキシル−N−〔2−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)エチ
    ル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)−2,2−ペンタメチレンアセタミド、 (7)N−シクロヘキシル−N−〔3−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)プロ
    ピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)−2,2−ペンタメチレンアセタミド、 (8)N−シクロヘキシル−N−〔3−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)プロ
    ピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)−2−メチルプロパナミド、および (9)N−シクロヘキシル−N−〔3−(2−ケト−3
    ,3,5,5−テトラメチル−1−ピペラジニル)プロ
    ピル〕−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シフェニル)−2−メチルブタナミドからなる群より選
    ばれる請求項5記載の製品。 7、レッド144着色繊維を、晴れの直射日光に6箇月
    間暴露した場合に、その顔料の分解に起因する可視性の
    着色変化を実質的に全く起こさず、かつその繊維の崩壊
    を実質的に全く起こさない請求項6記載の製品。
JP2124302A 1989-05-16 1990-05-16 レッド144で着色された安定化ポリプロピレン繊維 Pending JPH0390614A (ja)

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ATE117747T1 (de) 1995-02-15
DE69016256T2 (de) 1995-07-13
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