JPH0390193A

JPH0390193A - 洗濯機の給水制御方法

Info

Publication number: JPH0390193A
Application number: JP1226765A
Authority: JP
Inventors: Masaru Toida; 樋田　勝; Takeshi Saito; 猛斉藤; Eiichi Odaka; 小高　栄一; Yoshirou Nagasu; 永須　義郎; Yumiko Kouuchi; 香内　由美子
Original assignee: Nihon Kentetsu Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Nihon Kentetsu Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-09-01
Filing date: 1989-09-01
Publication date: 1991-04-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、単独槽で洗濯、すすぎ、脱水の一連の洗濯工
程をマイコン等の電子制御回路で自動運転可能な洗濯機
の特に給水制御方法に関する。

〔従来の技術〕

例えば、洗濯槽と脱水槽とを共用するいわゆる一槽式全
自動洗濯機では、洗濯兼脱水槽の外側に水受槽を設け、
この水受槽に圧力スイッチを設けて、洗濯兼脱水槽内す
なわち水受槽内に一定量の水が給水された時にこの圧力
スイッチで所定水位に達したことを検知し、給水を停止
することで給水制御を行っている。

しかし、かかるタイプの洗濯機では水受槽にためる水が
無駄に使用されるため、節水の目的で洗濯兼脱水槽の周
壁の下部部分を無孔壁として水受槽内に水をためない構
造のものが提案されている。

ところが、かかる節水型の洗濯機は、前記のごとく水受
槽内には水がたまらないので水位を制御する方法として
従来のように水受槽に圧力スイッチを設けるわけにはい
かない。

他方、直接、洗濯兼脱水槽内の水量を圧力スイッチで検
知しようとすると、その検出構造には水密性が要求され
、複雑となり、水漏れが生じるおそれもあり、またコス
ト高となって量産には適さないという不都合がある。

そこで、水受槽に水をため込まない節水型の洗濯機で、
洗濯兼脱水槽内の水位制御を複雑な水密構造なしに行え
るものとして、従来、例えば特開昭５７−１５３６９４
号公報に示すものがあり、これは洗濯兼脱水槽を注水重
量により上下動するように構威し、この槽の上下動変化
を空気圧変化機構で検出し、同空気圧変化機構の空気圧
変化を圧力スイッチに導入し、該圧力スイッチの開閉で
槽への給水量を制御する。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来のものは、洗濯兼脱水槽を上下動させるなど機
械的手段により給水制御を行うものであるため、機械的
に構造が複雑となり、誤動作のおそれもあり、また、段
階的にきめ細かな給水制御を行うことが困難であった。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、簡単な構
造で、マイコン等の電子制御回路によりきめ細かな水位
設定が可能で、算出される注水時間の設定資料となる注
水流路の圧力損失に、該注水流路を構成する配管部材の
製造バラツキによる誤差があってもその影響を最少限に
止めることができ、所要注水量に正しく給水できる洗濯
機の給水制御方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段］本発明は前記目的を達成するため、外箱内に水受槽を設
け、側壁の上部にのみ多数の透水孔を穿設し下部は完全
に閉塞した貯水部とし該貯水部に内側へ向けて上下方向
の羽根体を突設した回転槽を前記水受槽内に設置し、回
転槽底部に連結する駆動軸を水受槽底部を水密に貫通さ
せて駆動モーターと直結し、この駆動モーター制御回路
は正転用の通電回路と逆転用の通電回路が形成され洗濯
及びすすぎ時には短時間の正転、停止、逆転を繰り返し
、脱水時には一方向に連続回転させて、同一の回転槽で
洗濯、すすぎ、脱水の一連の運転がマイコン等の電子制
御回路により可能な洗濯機において、給水用電磁弁の下
流側と回転槽への注水口との間の注水流路に導圧チュー
ブを連通させ、該導圧チューブの下流側の注水流路の一
部にノズル部を設け、また導圧チューブに圧力検知手段
を連設し、前記給水用電磁弁の下流側と回転槽への注水
口との間の注水流路の圧力損失を前記圧力検知手段によ
り検出して注水流量を演算し、これに基づいて回転槽の
所要注水量に対する注水時間を算出して給水用電磁弁へ
の通電時間を制御し所定の注水量を得るようにしたこと
を要旨とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、給水用電磁弁の下流側と回転槽への注
水口との間の注水流路に連通ずる導圧チューブに設けた
圧力検知手段により、前記注水流路の圧力損失を検出し
、この圧力損失にもとづいて注水流量を算出し、この注
水流量により回転槽の所要注水量に対する注水時間が算
出され、この注水時間にしたがって給水用電磁弁への通
電時間が制御される。そして、注水流路の圧力損失を検
出する際、注水流路を構成する配管部材に製造バラツキ
があっても、ここに設けたノズル部によりノズル部部分
以外の管路損失の圧力損失に対するバラツキ影響を少な
くできる。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の洗濯機の給水制御方法の実施例の動作
を示すフローチャート、第２図は本発明方法で用いる洗
濯機の一例を示す縦断側面図で、まず洗濯機の構成から
説明すると、図中（１）は外箱であり、その内部に固定
的な水受槽（３）を設け、該水受槽（３）の内側に洗濯
兼脱水槽である回転槽（７）をさらに設置する。

この回転槽（７）は、ホーローや合成樹脂で成型した篭
状体で、周囲側壁の上部にのみ透水孔（７を穿設し、下
部は透水孔のみならず排水口も形成しないで完全に閉塞
した極状の貯水部（７ａ）とし、この貯水部（７ａ）の
内周面に底面にまで達する羽根体（７ｃ）を複数条適宜
間隔で突設する。

該羽根体（７ｃ）は別体としてのものを回転槽（７に取
付けてもよいが、回転槽（７）と一体威型することがコ
ストの面で有利である。

回転槽（７）の底部外面にはポル）　（１０）により取
付金具（９）を取付け、この取付金具（９）を介して駆
動軸（１３）を取付ける。該駆動軸（１３）は水受槽（
３）の底部に設けられたベローズ（１１）を、オイルシ
ール（１２）を介して下方に水密に貫通して突出し、そ
の突出端は底枠（２）内に防振バネ（１５）で支承され
る駆動モーター（１４）の出力軸とカップリング（１６
）により連結する。

水受槽（３）の底部に形成した排水口（１８）に））は排水ホース（１９）が接続され、水受槽（３）の上面
開口部には内Ｍ（４）が設けられ、核内！（４の上方に
はさらに蓋（５）が配設される。

この蓋（５）は駆動軸（１３）に係設されたカップリン
グ（ＩＱ）に係設するブレーキシュー（図示せず）に係
着するブレーキ紐（１７）と、外箱（１）の上部に配置
されたパネル（６）の内部で連携し、蓋（５）を開いた
場合はブレーキ機構が作動して回転槽（７）の回転を止
め安全を図るよう構威しである。

図中（８）は、回転槽（７）の上縁に形成され、内部に
食塩水を充填した中空輸体のバランサーを示し、また、
（２０）はパネル（６）に配設した電源スィッチを示す
。

かかる構成の洗濯機において、第３図にも示すように、
外箱（１）の上部に給水口（２１）を開口し、該給水口
（２１）に給水ホースを介して手動の水栓（２２）を連
結するとともに、給水用電磁弁（２３）を介して先端に
回転槽（７）への注水口（２４）を形成した注水流路（
２５）に連通した。

）そして、給水用電磁弁（２３）の下流側で注水流路（２
５）を分岐し、ここに導圧チューブ（２６）を連通し、
この導圧チューブ（２６）をパネル（６）内に配設した
圧力検知手段としての圧力スイッチ（２７）に接続する
。

前記注水口（２４）は第４図に示すように少なくとも吐
出端での圧力損失が定まるよう、ノズル孔（２４ｂ　）
を形成したノズル（２４ａ）を先端に挿着した。

また、圧力スイッチ（２７）は−例として第５図に示す
ように、導圧チューブ（２６）への接続口（２７ａを開
口し、内部に導圧チューブ（２７）からの圧力を受ける
ダイヤプラム（２７ｂ　）を設けるものとし、該ダイヤ
フラム（２７ｂ）の変位、すなわち圧力スイッチ（２７
）への印加圧力に応じた出力信号をコイル（２７ｃ）と
マグネット（２７ｄ）とにより得るよう構威しである。

次に、本発明の給水制御方法を第１図のフローチャート
にしたがい説明する。

蓋（５）及び内蓋（４）を開いて回転槽（７））内に洗濯物と所定量の洗剤とを投入して蓋（５）、内蓋
（４）を閉じ（ステップア）、水栓（２２）を手動で開
き（ステップイ〉、電源スィッチ（２ｏ）をオンする（
ステップウ）。

この電源スィッチ（２０）の投入により制御回路（図示
せず）に通電され、圧力スイッチ（２７）の初期設定が
なされ（ステップエ）、例えば接点の異常の有無や発振
周波数の異常の有無（発振周波数が設定値以上か）（ス
テップオ）が検証された後、給水用電磁弁（２３）に通
電されてこれが開弁しくステップ力）、給水が開始する
（ステップキ）給水開始により給水ホースから給水口（
２１）へと水が流れ、注水流路（２５）を通って注水口
（２４）から回転槽（７）内に注水される。

この時、接続口（２７ａ　）　、導圧チューブ（２６）
を介して注水流路（２５）に連通ずる圧力スイッチ（２
７）のダイヤフラム（２７ｂ　）には、導圧チューブ（
２６）の下流側に生じる圧力損失に相当する静圧「Ｐ」
が印加され、該ダイヤプラム（２７ｂ　）が変位して印
加圧力に応じた発振周波数の出力信号が出力される。

制御装置ではこの発振周波数の読み込みを開始しくステ
ップキ）、所定時間読み込みを行う（ステツブシ）、こ
の時間は、給水開始後の不安定な通水状態に対する保護
のために設定したマスク時間である。

ところで、一般に、ΔＰ：圧力損失、Ｋ：損失係数、Ｑ
：流量の関係は第６図に示すようにΔＰ＝　Ｋ　Ｑ　！
の関係式で表わされ、損失係数Ｋが定まっている注水流
路（２５）にあっては圧力スイッチ（２７）により静圧
「Ｐ」の検出により給水流Ｎ：Ｑの検出が可能となる。

また、注水流路（２５）の先端にノズル（２４ａ）を設
けであることから、前記圧力損失ΔＰは、ノズル孔（２
４ｂ）の圧力損失ΔＰ１と、ノズル孔（２４ｂ以外の管
路損失ΔＰ２の合成抵抗で、ΔＰ−ΔＰ。

トΔＰ！となり、ノズル孔（２４ｂ　”）を適宜設定す
ることでΔＰｒ＞ΔＰ２のように設定して、ノズル孔（
２４ｂ）以外の管路損失ΔＰ２のΔＰに対するバラツキ
の影響を少なくおさえることが可能と）なる。

他方、ダイヤフラム（２７ｂ）への印加圧力Ｐと発振周
波数Ｆとの関係は第７図に示すように反比例するもので
あり、制御装置では圧力スイッチ（２７）からの発振周
波数にもとづいて印加圧力を算出しくステツブシ）、こ
の圧力値をもとにして前記計算式ΔＰ＝ＫＱ”により給
水流量Ｑを演算する（ステップサ）。

また、必要な給水量は回転槽（７）の内容積などにより
予め決定されていることから、第８図に示す給水時間Ｔ
と給水流量Ｑの関係図式により、前記のようにして演算
した給水流量Ｑにもとづいて給水時間Ｔを演算しくステ
ツブシ）これを設定する。

以上のようにして現在の給水流量Ｑに見合う給水時間Ｔ
が設定され、この設定された給水時間Ｔが経過すると（
ステラプス）、給水用電磁弁（２３）が閉弁して給水工
程が終了する。

給水工程終了後、予め定められたプログラムにしたがっ
て洗濯運転が開始する（ステツブシ）。

洗濯工程ではまず、駆動モーター７　（１４）がモータ
ー反転時間設定用リレー（図示せず）により予め設定さ
れた運転モードにより、正転用通電と逆転用通電とが繰
返されて、正転、停止、逆転を短時間で繰返す。

これにより、駆動モーター（１４）に直結された回転槽
（７）も同様に正転、停止、逆転を短時間で繰返すこと
になり、回転槽（７）内に設けである羽根体（７Ｃ）に
より揺動水流を発生させて洗いを行う。

所定の洗濯運転時間が経過すると（ステツブシ）洗濯液
の排水工程へと移行し、運転モード切換用リレー（図示
せず）が反転して排水モードとなり、駆動モーター（１
４）には一定時間正転用に通電され、駆動モーター（１
４）は正転方向に高速連続回転となる。

その結果、回転槽（７）の内部の水分は遠心力により回
転槽（７）の内壁面を上昇して透水孔（７ｂ）より水受
槽（３）へと排出され排水口（１日）を介して排水ホー
ス（１９）より機外へ排出される（ステップチ）。

以上のようにして排水、脱水運転が行われ、所定時間が
経過すると（ステツブシ）、すすぎ工程に移行する（ス
テップテ）。ここですすぎ回数とすすき時間が設定され
、すすぎのための給水工程へともどる（ステップエ）。

そして、前記と同様にして給水され、給水終了後、前記
洗い運転と同様のモードですすぎ運転が行われ、すすぎ
運転終了後は前記と同様にして排水、脱水が行われ、こ
れを繰り返して設定回数だけすすぎが行われたならば（
ステップヲ）一連の洗濯運転の工程が全て終了する。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の洗濯機の給水制御方法は、給
水流量に対応させて給水時間をマイコン等により自動的
に設定するようにしたので、機械的に構造を複雑にする
ことなく簡単な構造で所定の水位を得ることができる。

しかも、給水流量を算出する資料となる注水流路の圧力
損失を検出する際、注水流路を構成する配管部材に製造
バラツキがあっても注水流路にノズルを設けたのでバラ
ツキの影響を少なくすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の給水制御方法の実施例の動作
を示すフローチャート、第２図は本発明方法で用いる洗
濯機の一例を示す縦断側面図、第３図は同上要部である
注水流路部分の説明図、第４図は同上要部である注水口
部分の一部切欠いた正面図、第５図は同じく同上要部で
ある圧力スイッチの一部切欠いた正面図、第６図は圧力
損失と注水流量の関係を示す特性曲線図、第７図は圧力
損失と発振周波数の関係を示す特性曲線図、第８図は発
振周波数、圧力損失、給水時間の関係を示す図である。（１）・・・外箱（３）・・・水受槽（５）・・・蓋（７）・・・回転槽（７ｂ）・・・透水孔（２）・・・底枠（４）・・・内蓋（６）・・・パネル（７ａ）・・・貯水部（７ｃ）・・・羽根体（８）・・・バランサー（９）・・・取付金具（１１）・・・ベローズ（１３）・・・駆動軸（１５）・・・防振バネ（１７）・・・ブレーキ紐（１９）・・・排水ホース（２１）・・・給水口（２３）・・・給水用電磁弁（２４ａ）・・・ノズル（２５）・・・注水流路（２７）・・・圧力スイッチ（２７ｂ）・・・ダイヤフラム（２７ｄ）・・・マグネット（１０）・・・ボルト（１２）・・・オイルシール（１４）・・・駆動モーター（１６）・・・カップリング（１日）・・・排水口（２０）・・・電源スィッチ（２２）・・・水栓（２４）・・・注水口（２４ｂ　）・・・ノズル孔（２６）・・・導圧チューブ（２７ａ）・・・接続口（２７ｃ　）・・・コイル

Claims

【特許請求の範囲】

外箱内に水受槽を設け、側壁の上部にのみ多数の透水孔
を穿設し下部は完全に閉塞した貯水部とし該貯水部に内
側へ向けて上下方向の羽根体を突設した回転槽を前記水
受槽内に設置し、回転槽底部に連結する駆動軸を水受槽
底部を水密に貫通させて駆動モーターと直結し、この駆
動モーター制御回路は正転用の通電回路と逆転用の通電
回路が形成され洗濯及びすすぎ時には短時間の正転、停
止、逆転を繰り返し、脱水時には一方向に連続回転させ
て、同一の回転槽で洗濯、すすぎ、脱水の一連の運転が
マイコン等の電子制御回路により可能な洗濯機において
、給水用電磁弁の下流側と回転槽への注水口との間の注
水流路に導圧チューブを連通させ、該導圧チューブの下
流側の注水流路の一部にノズル部を設け、また導圧チュ
ーブに圧力検知手段を連設し、前記給水用電磁弁の下流
側と回転槽への注水口との間の注水流路の圧力損失を前
記圧力検知手段により検出して注水流量を演算し、これ
に基づいて回転槽の所要注水量に対する注水時間を算出
して給水用電磁弁への通電時間を制御し所定の注水量を
得るようにしたことを特徴とする洗濯機の給水制御方法
。