JPH038945Y2 - - Google Patents

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JPH038945Y2
JPH038945Y2 JP8467488U JP8467488U JPH038945Y2 JP H038945 Y2 JPH038945 Y2 JP H038945Y2 JP 8467488 U JP8467488 U JP 8467488U JP 8467488 U JP8467488 U JP 8467488U JP H038945 Y2 JPH038945 Y2 JP H038945Y2
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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロータリーキルンや円筒形回転ドラ
イヤ等の横向き回転体を周方向に回転自在に支え
る受けローラの位置調整を行う測定装置に関す
る。
〔従来の技術〕
アスフアルトプラントに設備される円筒形回転
ドライヤは、第3図と第4図に示すように、基礎
1上に傾斜状態で設置されたフレーム2の上面
に、左右一対の受けローラ3,3を前後(第3図
で左右)2組配設するとともに、それらの受けロ
ーラ3の上に回転ドラム4を周方向に回転自在に
載設し、該回転ドラム4を回転駆動装置(図示せ
ず)によつて周方向に回転させながら、骨材を回
転ドラム4の上側の端部から回転ドラム内に投入
し、バーナ5で加熱乾燥する構造とされている。
上記円筒形回転ドライヤの製造に当つては、左
右一対の受けローラ3,3間の距離Aと、受けロ
ーラ3の中心から回転ドラム4中心の高さBを、
前後2組の受けローラ3において等くし、また回
転ドラム4の中心線と受けローラ3の中心線が平
行、或いは所定の微小角になるように調整する必
要がある。このような寸法計測と調整は、従来、
作業員がスケールを用い、目視によつて行つてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、円筒形回転ドライヤの基礎1やフレ
ーム2等には製作や据付け誤差があり、また回転
ドラム4の回転中心線が寸法計測のための線とし
てとられることができないため、前記のようなA
寸法とB寸法の計測と調整には長年の経験と鋭い
感覚が必要で、熟練者しかできないという問題点
がある。
本考案は、上記円筒形回転ドライヤにおける回
転ドラム等の回転体を受けて周方向に回転自在に
支持する受けローラの位置を、誰でも簡単かつ正
確に割り出してその正否を判断することができる
回転体受けローラの調整用測定装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、同長
の2本のアームを、互いの同一位置を交差させ、
かつその交差点を枢軸で枢支して基準盤に回動自
在に取り付け、上記アームの外端には接触部材を
それぞれ設けるとともに、上記基準盤に、上記ア
ームの回動面内における基準盤の水平を見る水準
器を取り付けた構成としたものである。
〔作用〕
2本のアームの接触部材を左右一対の受けロー
ラの間に入れ、枢軸を中心に上記アームを開く方
向に回動させて2個の接触部材を受けローラとこ
れに支えられた回転体にそれぞれ同時に接触させ
る。
左右一対の受けローラの中心距離と、受けロー
ラの中心から回転体の中心までの高さは、受けロ
ーラと回転体に2個の接触部材を接触させた上記
状態における2本のアームの角度、あるいは2本
のアームの任意の2点間の距離と、予め知られ
た、回転体と接触部材、及び受けローラの直径
(半径)、並びに枢軸から接触部材の中心までのア
ームの長さの関数としてそれぞれ示されるので、
2本のアームの角度、あるいは2本のアームの2
点間の距離を目盛等で知ることによつて左右一対
の受けローラの中心距離と、受けローラの中心か
ら回転体の中心までの高さを算出する。
また、基準盤に設けられた水準器が水平とされ
た状態において該水準器の水平線にアームの枢軸
を通つておろした垂線が、2本のアームの2等分
線に一致しているかどうかを見ることにより、左
右一対の受けローラが同一の水平線上に正しく配
置されているかどうかを知る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示すもので、符号
11は基準盤である。この基準盤11には、互い
に同長に形成された2本のアーム12,13が、
互いの同一位置をX状に交差させるとともに、そ
の交差点を枢軸14で枢支されて回動自在に取り
付けられている。基準盤11から上方に突出した
アーム12,13の上端には、ローラよりなる接
触部材16,17が、その中心を中心軸18,1
9で軸支されてアーム12,13の回動面(厳密
にはアーム12,13の回動面と平行な面)内に
おいて周方向にそれぞれ回転自在に取り付けら
れ、またアーム12,13の下端には、指針2
0,21がそれぞれ設けられている。なお、2個
の接触部材16,17は同径に形成され、また枢
軸14の中心から中心軸18,19の中心までの
アーム12,13の長さは相互に同一にされると
ともに、枢軸14の中心から指針20,21の先
端までの距離も互いに同一にされている。基準盤
11の指針移動面には目盛22が付され、基準盤
11の下部には水準器23が一体に取り付けられ
るとともに、基準盤11の四隅には止め環24,
25,26,27が設けられ、また基準盤11の
左右の側部中央には支持環28,29が設けられ
ている。上記目盛22は、2本のアーム12,1
3の角度、あるいは2個の指針20,21の距離
を表示するもので、通常、枢軸14の中心を通つ
て水準器23の水平線におろされた垂線Pを中心
に左右対称に付される。
また、符号30は指示棒である。この指示棒3
0は、2本のアーム12,13の中間位置、つま
り前記垂線Pに一致する2等分線を示すもので、
下端を前記枢軸14に枢支されている。この指示
棒30にはその長さ方向に長孔31が穿設され、
その長孔31には、同長の2本のリンク32,3
3の上端を回動自在に結合した摺動ピン36が摺
動自在に取り付けられ、また上記リンク32,3
3の下端は、2本のアーム12,13の同一位置
にピン34,35によつて回動自在に止められて
いる。このため、指示棒30は、2本のアーム1
2,13の回動に関係なく、アーム12,13の
2等分線上にある。
次に上記のように構成された本考案に係る回転
体受けローラの調整用測定装置の作用を使用方法
とともに第2図を参照して説明する。
本測定装置の使用に際しては、ターンバツクル
等の取付け具37,38を支持環28,29に係
止して基準盤11をフレーム2に仮に取り付け、
接触部材16,17を左右一対の受けローラ3,
3の間に入れてアーム12,13を枢軸14を中
心に開方向に回動させることにより、接触部材1
6,17を、受けローラ3,3と、該受けローラ
3,3に支えられた回転ドラム等の回転体4に第
2図のようにそれぞれ同時に接触させるととも
に、取付け具37,38を操作してその状態を保
持する。なお、取付け具37,38を操作して基
準盤11をフレーム2に固定する場合、垂線Pに
対する2本のアーム12,13の角度が左右等し
くなるように調整する。この調整状態において
は、回転体4の中心Oと枢軸14の中心を結ぶ線
が垂線Pに一致し、また指示棒30は、リンク3
2,33の働きで前述のようにアーム12,13
の回動に関係なく、常に、アーム12,13の2
等分線上にあり、垂線Pに重さなる。
上記の状態で指針20,21が示す角度、ある
いは距離を目盛22から読み取り、左右一対の受
けローラ3,3の中心O1,O1の距離Aと、受け
ローラ3の中心O1から回転体4の中心Oまでの
高さBを算出する。すなわち、 回転体の半径;R 受けローラ3の半径:r1 接触部材16,17の半径:r2 枢軸14の中心から中心軸18,19の中心ま
でのアーム12,13の長さ:a 枢軸14の中心から指針20,21の先端まで
の長さ;b が予め知られているため、例えば、垂線Pに対す
るアーム12,13の角度がαであつた場合、 aSinα を計算して接触部材16,17の中心O2,O2
の距離1/2の距離cを出し、回転体4の中心Oと
接触部材16,17の中心O2を結ぶ直線と、垂
線Pとの夾角βを、 Sinβ=C÷(R+r2) から知る。
また、回転体4と受けローラ3、及び接触部材
16,17の各中心O,O1,O2を頂点とする三
角形の三辺の長さが(R+r1),(R+r2),(r1
r2)であるため、第2余弦定理から、回転体4の
中心と受けローラ3の中心O1を結ぶ直線と、回
転体4の中心Oと接触部材16,17の中心O2
とを結ぶ直線の夾角γを知る。
上記において、受けローラ3,3の中心O1
O1の距離Aは、下記の(1)式によつて示され、ま
た受けローラ3の中心O1から回転体4の中心O
までの高さBは、下記の(2)式によつて示されるの
で、それらを計算してAし寸法とB寸法を割り出
す。
A={(R+r1)Sin(β+γ)}×2 (1) B=(R+r1)Cos(β+γ) (2) 目盛22が距離目盛となつている場合には、指
針20,21によつて示された距離と、アームの
長さa,bから前記cを計算し、上記同様にし
て、A寸法とB寸法を算出する。
また、前記の調整操作によつて、接触部材1
6,17の中心O2,O2を結ぶ直線が水準器23
と平行とされ、また受けローラ3,3の中心O1
O1を結ぶ直線と、接触部材16,17の中心O2
O2を結ぶ直線とは互いに平行となつているため、
左右一対の受けローラ3,3が同一の水平線上に
正しく配設されているか否かは、水準器23を見
て判断する。受けローラ3,3が正しく配設され
回転体4を正しく支えている場合、指示棒30は
回転体4の中心Oの真下位置を示す。
ところで、左右一対の受けローラ3,3が同一
の水平面になく、それらの中心O1,O1を結ぶ線
が多少傾斜していても実用上大きな問題はない
が、それでも、左側の前後一対の受けローラ3,
3(第2図において後方の受けローラ3は前の受
けローラ3に重なつている)の中心O1,O1を結
ぶ直線(第2図で紙面に垂直な直線)と、右側の
前後一対の受けローラ3,3の中心O1,O1を結
ぶ中心の平行度は正しくする必要がある(但し、
実際は完全な平行でなく、微小な角度をつけるこ
とがある)。
前後2組の受けローラ3,3の設置状態が正し
く保たれているか否かを判断するためには、前後
2組の本測定装置の水準器23に角度目盛をそれ
ぞれ付しておき、その角度目盛から、接触部材1
6,17の傾きを知つて判断する。また、上記以
外の判断方法としては、例えば、前方の基準盤1
1の止め環25と後方の基準盤11の止め環26
間、及び前方の基準盤11の止め環26と後方の
基準盤11の止め環25間に2本のワイヤを対角
線張りして判断する。
すなわちこの場合は、例えば、第1図において
後方の基準盤11(図に現れている訳ではない)
が図示された前方の基準盤11に対して右に寄つ
ていたとすると、前方の基準盤11の止め環25
と後方の基準盤11の止め環26が相近付き、逆
に前方の基準盤11の止め環26と後方の基準盤
11の止め環25が相近付き、逆に前方の基準盤
11の止め環26と後方の基準盤11の止め環2
5が相離れることになるため、2本のワイヤの長
さが異なることになり、上記が判断される。正常
の場合は2本のワイヤの長さが等しいことは言う
までもない。
なお、接触部材16,17は図のようにローラ
になつていることが好ましいが、1点を中心に円
弧状に形成されておれば、アーム12,13に固
定されていてもよい。また図のアーム12,13
はX状に交差させられているが、V状に交差させ
て実施することもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る回転体受け
ローラの調整用測定装置は、同長の2本のアーム
が、互いの同一位置を交差させ、かつその交差点
を枢軸で枢支されて基準盤に回動自在に取り付け
られ、上記アームの外端には接触部材がそれぞれ
設けられるとともに、上記基準盤には、上記アー
ムの回動面内における基準盤の水平を見る水準器
が取り付けられた構成とされているので、2個の
接触部材を左右一対の受けローラと、該受けロー
ラに支えられた回転体に同時に接触させ、その時
の2本のアームの角度、あるいは2本のアームの
2点間の距離を知ることによつて、左右一対の受
けローラの中心距離と、受けローラの中心から回
転体の中心までの高さを正確かつ迅速に測定する
ことができるとともに、左右一対の受けローラが
同一の水平線上に正しく設けられているかどうか
も知ることができる。また、アームを回動させて
接触部材を受けローラと回転体に接触させるだけ
で良いので、経験や熟練等が不要で、誰れでも正
確に受けローラと回転体の組立ての可否を知るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転体受けローラの調整
用測定装置の正面図、第2図は第1図の本測定装
置の使用例を示す正面略図、第3図は円筒形回転
ドライヤの側面図、第4図は第3図の(−)
線部分の断面略図である。 11……基準盤、12,13……アーム、14
……枢軸、16,17……接触部材、23……水
準器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同長の2本のアームが、互いの同一位置を交差
    させ、かつその交差点を枢軸で枢支されて基準盤
    に回動自在に取り付けられ、上記アームの外端に
    は接触部材がそれぞれ設けられるとともに、上記
    基準盤には、上記アームの回動面内における基準
    盤の水平を見る水準器が取り付けられたことを特
    徴とする回転体受けローラの調整用測定装置。
JP8467488U 1988-06-27 1988-06-27 Expired JPH038945Y2 (ja)

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JP8467488U JPH038945Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

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JP8467488U JPH038945Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

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JPH026996U JPH026996U (ja) 1990-01-17
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JPH026996U (ja) 1990-01-17

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