JPH038849Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH038849Y2
JPH038849Y2 JP20121084U JP20121084U JPH038849Y2 JP H038849 Y2 JPH038849 Y2 JP H038849Y2 JP 20121084 U JP20121084 U JP 20121084U JP 20121084 U JP20121084 U JP 20121084U JP H038849 Y2 JPH038849 Y2 JP H038849Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
core
fixed
valve
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20121084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61116276U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20121084U priority Critical patent/JPH038849Y2/ja
Publication of JPS61116276U publication Critical patent/JPS61116276U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH038849Y2 publication Critical patent/JPH038849Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁弁の改良に関し、その目的は流体
のシール効果に優れ、しかも、簡素な構造で小
形・軽量化した電磁弁を提供することにある。
〔従来の技術〕
従来、電磁弁は、例えば、第5図で示すような
ものがあり、その構造を同図により説明すると、
固定鉄心1の下部を嵌合した案内筒2の上部を前
記固定鉄心1と溶接し、この案内筒2に可動鉄心
3を上下動可能に挿入して前記案内筒2の下部開
口端の外側に押え板4を嵌合して案内筒2に溶着
し、この押え板4を流体の流入口14と流出口1
5とを設けた弁本体5上にねじ止等を行つて前記
案内筒2を弁本体5上に直立させ、案内筒2の外
側には、内部に樹脂モールドにてコイル6を一体
的に収納固定したケース7を嵌め込み、このケー
ス7の上面から上方に突出する固定鉄心1のねじ
部に締付ナツト8を緊締して前記コイル6及びケ
ース7を押え板4に固定する。又、前記可動鉄心
3には、その外周面に流体の流入口14及び固定
鉄心1に設けた流通孔10と連通する流通溝9が
縦方向に設けられており、しかも、可動鉄心3の
上、下端面には、弁本体5の弁口11と固定鉄心
1側の流通孔10とをそれぞれ開閉する弁12,
12′を嵌着し、前記可動鉄心3の上下動により
流入口14から流入する流体を、固定鉄心1の流
通孔10あるいは弁本体5の流出口15に流出さ
せるように構成されている。
〔考案が解決するための課題〕
然るに、前記構成の電磁弁Aにおいては、次に
示すような問題があつた。
(1) 弁室13内における流体の封止場所は、固定
鉄心1と案内筒2との溶接部分aと、固定鉄心
1と押え板4との溶接個所しかなく、これらの
溶接個所等が不完全な溶接、あるいは可動鉄心
3の駆動時における振動等により亀裂等が生じ
て気密性が損われた場合、弁本体5内に流入し
た流体が案内筒2や押え板4を伝つて外部に漏
出するという問題があつた。このため、弁本体
5内に流入する流体の供給圧力を高くして流通
させることが難しい問題があつた。
(2) 又、電磁弁Aの組立に際しては、前記のよう
に、溶接個所が2ケ所存在するため、製造工程
が複雑化し、量産性に欠けるとともに、可動鉄
心3は案内筒2内を上下動する構造となつてい
るので、可動鉄心3の上、下端面には、固定鉄
心1の流通口10や弁本体5の弁口11を開閉
する弁12,12′をそれぞれ必要とする問題
があつた。
(3) 更に、コイルボビンに巻装したコイル6を収
容するケース7は、一般に鉄心等の磁性材料を
有底円筒状に絞り加工等を行つて形成してお
り、しかも、コイル6はこのケース7内におい
て、樹脂により前記ケース7と一体的にモール
ド成形して収容固定していたので、電磁弁Aの
製造に際しては、前記ケース7の絞り加工及び
このケース7とコイル6とのモールド成形をは
じめとして、前記した溶接作業の複雑化、複数
個の弁12,12′を使用する点等、多くの手
間と時間を必要とするとともに、部品点数が増
加するため量産性に欠け製造原価を高くする問
題があつた。
(4) 又、電磁弁Aはケース7を円形に絞り込んだ
ものを使用している関係上、この電磁弁Aを複
数個機器に設置する場合、ケース7が円形であ
ると、デツトスペースが生じやすく、機器の狭
隘なスペースを有効利用しての設置が困難とな
る問題もあつた。
本考案は前記の問題点に鑑み、流通孔を設けた
固定鉄心とコイルを内側に備えたヨークと、前記
ヨーク及び固定鉄心の下端面において流体の浸入
阻止をはかるシール部材等をモールド樹脂により
一体的にモールド形成して電磁石を形成し、流体
の流入口と流出口とを設けた弁本体側には、弁室
内の弁口と固定鉄心の流通孔とを開閉する弁を備
えてヨークの下端面に吸引される板状の可動鉄心
を上下動可能に収納し、この弁本体上に前記電磁
石をシール部材を介して取付けることにより、溶
接作業を行うことなくシール効果に優れ、しか
も、部品点数を減して構成の簡素化をはかること
により、小型・軽量で経済的な製造を可能とした
電磁弁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、コ字形に折曲したヨークの橋絡部
を、中心に流通孔を設けた固定鉄心に嵌着してヨ
ークの折曲片を固定鉄心と平行に垂設し、コイル
を巻装したコイルボビンを、その中空胴部に固定
鉄心を貫通させた状態で、前記固定鉄心とヨーク
の折曲片との間の空所に挿入して前記ヨークの折
曲片をコイルボビンの下部鍔部に穿孔した貫通孔
に貫通させ、コイルボビンの下部鍔部には、ヨー
クの折曲片下端と固定鉄心とをそれぞれシールリ
ングを介して下方に突出させてシール基板を当接
し、このシール基板をはじめ前記固定鉄心、ヨー
ク、コイル等を樹脂にて一体にモールド成形して
電磁石を構成し、この電磁石の下側には、流体の
流入口、流出口を設けて弁口及び固定鉄心の流通
孔を開閉する弁を嵌着した板状の可動鉄心を上下
動可能に収納した弁本体を配置し、この弁本体と
電磁石とをシール部材を介して一体的に固定して
電磁弁を構成したことを特徴とする。
〔作用〕
本考察は前記のように、電磁弁の電磁石部分は、
固定鉄心に嵌着したコ字形のヨークをはじめ、こ
のヨークと固定鉄心との間の空所に挿入したコイ
ル、更に、前記コイルを巻装したコイルボビンの
下端面に、シールリングを介して固定鉄心及びヨ
ークの折曲下端を貫通させて当接したシール基板
とを樹脂により一体的にモールド成形して構成
し、又、この電磁石の下方端に突出する固定鉄心
及びヨークの折曲片下端面に吸引される可動鉄心
は、弁本体の狭隘な弁室内の空所を有効利用して
板状に形成して収納し、この可動鉄心を収納した
弁本体と前記電磁石とをシール部材を介して一体
的に固定することにより電磁弁が構成されている
ので、電磁弁は電磁石部分において、溶接個所が
全く存在していないので、可動鉄心の吸引時に生
ずる衝撃により溶接個所に亀裂が生じたり、溶接
の不良等により溶接部分から流体が漏出するとい
う事故を完全に解消し、流体をその供給圧力を高
めて円滑に電磁弁に流通させることができる。
又、電磁石部分のモールド成形に際しては、コイ
ルを固定鉄心とコ字形のヨークとの間に介挿し、
かつ、固定鉄心やヨークの折曲片下端面は、コイ
ルの挿入後、シールリングを介在させてシール基
板に、この基板を貫通させた状態で直立させてあ
るため、即ち、固定鉄心をはじめ、ヨーク、コイ
ル、シール基板がすべて外部に露出されに状態に
組立られているので、モールド樹脂の充填、成形
作業を円滑に行うことができる。更に、可動鉄心
は固定鉄心及びヨークの折曲片下端面と対応させ
るべく、弁本体の弁室内に収納してあるので、従
来のように、案内筒に収容して上下動させたり、
弁を固定鉄心の流通孔と弁本体の弁口側の2ケ所
に設けたりする必要がないので、電磁弁は部品点
数を少なくして簡素な構造で製造することができ
る。しかも、前記可動鉄心は固定鉄心とヨークの
折曲片下端とで吸引する構造となつているので、
大きな吸引力が得られ、この吸引力を従来の電磁
弁(案内筒に可動鉄心を上下動可能に収納して固
定鉄心のみに吸引させる方式)と同等に維持して
使用するようにした場合、本考案の電磁弁は、従
来のそれに比べて小型・軽量に製造することが可
能となり、使用機器の狭隘なスペースを有効利用
しての設置が可能となる。しかも、電磁石部分は
従来の円形ケースを使用することなく、樹脂をモ
ールド成形してケースの代用とする方式が採用さ
れているので、角形にも製造することが可能とな
り、この結果、多数の電磁弁をデツドスペースを
生じさせることなく並設して設置することができ
る利点もある。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第1図ないし第4図によ
り説明する。
第1図において、21は中心部に流体の流通孔
21aを穿孔した縦長な固定鉄心で、この固定鉄
心21の上部にはコ字形に曲折されたヨーク22
の橋絡部が、該橋絡部の両側に設けた折曲片22
a,22bの下端面を固定鉄心21の下方端と一
致させた状態で、かしめ、あるいは、圧入等にて
嵌着させている。23はコイルボビン24の固定
鉄心21が挿入される中空胴部にコイル導線を巻
装して設けたコイルで、前記コイル23を巻装し
たコイルボビン24には、その上部に第1図で示
すように、ヨーク22と固定鉄心21との間の空
所に挿入できる径寸法で上部鍔部24aが、又、
下部には上部鍔部24aより径大となしてヨーク
22の折曲片22a,22bが貫通する位置で貫
通孔25を穿孔して下部鍔部24bがそれぞれ形
成されている。そして、前記コイル23の取付け
に際しては、固定鉄心21の下端面側よりコイル
ボビン24の中空胴部に固定鉄心21を嵌合しな
がら、固定鉄心21とヨーク22の折曲片22
a,22bとの間の空所にコイルボビン24の上
部鍔部24aを挿入し、ヨーク22の折曲片22
a,22b下端をコイルボビン24の下部鍔部2
4bに穿孔した貫通孔25から貫通突出させるこ
とにより、前記コイル23を固定鉄心21に嵌合
した状態でヨーク22と固定鉄心21との間の空
所に嵌挿する。26はコイル23の下側面に取付
けられる樹脂製のシール基板で、このシール基板
26は第4図に示すように、ヨーク22の折曲片
22a,22b下端面と対応する位置に長方形の
透孔26a,26bを穿孔し、この透孔26a,
26b間には固定鉄心21の下部を挿通する挿通
孔26cが開口されており、更に前記透孔26
a,26bおよび挿通孔26cの上部周縁には、
ゴム製のシールリング27を嵌着するための係止
段部bがそれぞれ形成されている。前記シール基
板26を取付ける場合は、前記係止段部bにシー
ルリング27を嵌め込み、透孔26a,26bに
ヨーク22の折曲片22a,22bの下端部を挿
通させてコイルボビン24の下部鍔部24b下側
面にシールリング27を介して当接させる。この
際、固定鉄心21とヨーク22の折曲片22a,
22b下方端は、前記シール基板26の下側に所
定の長さ突出させてある。続いて、コイル23に
リード線28を接続してからヨーク22の内、外
部を絶縁性に優れた樹脂により、モールド成形を
行つて形成された樹脂絶縁層29によつて、固定
鉄心21、ヨーク22、コイル23、シール基板
26をそれぞれ一体的に固定して電磁石Bを構成
する。なお、前記電磁石Bの樹脂モールドに際し
ては、固定鉄心21とコ字形のヨーク22はとも
にシール基板26にシールリング26を介して直
立されており、しかも、コイル23自体は固定鉄
心21とヨーク22との間に嵌挿されているの
で、コイル23をはじめ、ヨーク22、固定鉄心
21は前記樹脂モールド時に揺動することなく円
滑・良好にモールド成形することができる。30
は弁本体で、流体の流入口31と流出口32と
が、弁室33内の中央に突設した弁座34の弁口
35を介して連通可能に形成されている。36は
弁口35および固定鉄心21側の流通口21aを
開閉する弁37を有して弁室33内に上下動可能
に収容した可動鉄心で、弁室33内に取付けたば
ね38により常時弁本体30側に付勢されてい
る。又、39は弁座34に介挿されて弁37を電
磁石B側に付勢するばねである。そして、電磁石
Bを弁本体30に取付ける場合は、弁本体30の
上面周縁に形成した嵌合溝40にガスケツト41
を挿入し、このガスケツト41を介して電磁石B
を弁本体30上に載せ、電磁石Bの上部から締付
ねじ42を挿通してこれを弁本体30のねじ孔4
3に螺着することにより、電磁石Bを弁本体30
に気密に固定して電磁弁の組立を終える。
次に、動作について説明する。
コイル23への通電により固定鉄心21を励磁
すると、可動鉄心36はばね38の力に抗してヨ
ーク22の折曲片22a,22b及び固定鉄心2
1の各下端面に吸引される。この可動鉄心36の
吸引動作により固定鉄心21の流通孔21aは弁
37によつて閉鎖される。このときより、流体は
弁本体30の流入口31から弁口35を通つて弁
室33内に流入し、この弁室33から流出口32
に排出されて図示しない例えば、シリンダー等の
機器に給送される。次にコイル23への通電を解
くと、可動鉄心36はばね38の付勢力により弁
室33の下方に押動されて弁口35を弁37によ
り閉鎖し、逆に、固定鉄心21の流通孔21aを
開放する。このため、図示しない機器から排出さ
れた流体は弁本体30の流出口32から弁室33
内に流入し、可動鉄心36と弁室33内周面との
間の隙間を通つて固定鉄心21の流通孔21aか
ら排出される。流体が弁本体30内を流通する
際、特に、流体が流入口31から流入するとき、
可動鉄心36およびシール基板26は相当の流体
圧力を受けることになるが、可動鉄心36自体は
板状に製作されているものの、両端部はヨーク2
2の折曲片22a,22bに、中央部は弁37を
介して固定鉄心21に吸引されるため、流体圧力
によつて変形するようなことは全くなく、又、シ
ール基板26はコイルボビン24の怪大な下部鍔
部24b側面にシールリング27を介して当接さ
れているので、流入する流体の圧力は前記シール
基板26の各部位にほぼ均等に加わることになる
ため、コイルボビン24に悪影響を与えることは
余りなく、しかも、下部鍔部24bとの間には複
数個のシールリング27を介在させてあるので、
流体が固定鉄心21とコイルボビン24との間か
ら漏出するのを確実に阻止することができる。更
に電磁石Bと弁本体30との接合部分にはガスケ
ツト41が介挿されているので、この部分からも
流体が流出することは全くない。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように構成されているの
で、次に示すような効果を有する。
(1) 本考案の電磁弁は、その電磁石部分が、従来
の電磁弁の如く、可動鉄心を上下動自在に案内
する案内筒を固定鉄心に溶接したり、前記案内
筒を弁本体上に直立させるための押え板を案内
筒の下部外周に溶接して設けるようにしたもの
のように、電磁弁の組立に際して溶接作業を行
うことにより、溶接作業が不完全な場合、ある
いは、可動鉄心の吸引時に生ずる衝撃等によつ
て前記溶接個所に亀裂等が発生して、流体が外
部に漏出するという問題が生じるものと全く異
なり、本考案はコイルの下端面に複数のシール
リングを介して当接させたシール基板の存在に
より、前記コイルをはじめ固定鉄心、ヨーク等
電磁弁の電磁石部分がすべて樹脂によりモール
ド成形されて構成してあるため、電磁石部分に
おいては、従来のように溶接個所が全く存在し
ていないので、溶接不良とか、可動鉄心吸引時
における振動により溶接部分に亀裂が生じて流
体が漏出するという事故を確実に防ぎ、流体を
その供給圧力を高めて円滑に電磁弁に流通させ
ることができる。
(2) 又、本考案の電磁弁における電磁石部分は、
樹脂モールドに際し、コイルは固定鉄心とコ字
形ヨークとの間の空所に嵌挿し、前記固定鉄心
及びヨークの折曲片は、その下端面がそれぞれ
前記コイルの嵌挿後、シールリングを介してシ
ール基板を貫通させた状態で直立させて組立を
行い、この状態で前記固定鉄心をはじめ、ヨー
ク、コイル、シール基板を樹脂により一体的に
モールド成形する構造となつているので、電磁
弁の組立に際し溶接作業は全く不要となり、し
かも、前記各部品を順次嵌め込み方式で組立て
ることができるため、電磁弁の組立て作業を迅
速・容易に行うことができる。
(3) 更に、本考案の電磁弁は、可動鉄心を従来の
ように、丸棒を切削加工するものとは全く異な
り、板状のものを弁室内の狭隘な空間を有効利
用して、固定鉄心及びヨークの折曲片下端面と
対応させて上下動可能に収納して構成してある
ので、従来の電磁弁のように、丸棒状の可動鉄
心を上下動可能に収容するための案内筒を設け
たり、あるいは、可動鉄心の上、下端面に、固
定鉄心の流通孔や弁本体の弁口を開閉する弁を
2ケ所も設ける必要はなく、板状のものを弁本
体の弁室内の空間を利用して挿入するだけでよ
いため、可動鉄心の構造及びその組立が簡素に
なるばかりでなく、案内筒を不要とし、かつ、
弁は1個使用すればよい等、前記溶接作業を行
わないことと相まつて、電磁弁全体を少ない部
品点数で、しかも、簡素な構造で安価に製造す
ることができる。
(4) 又、本考案の電磁弁に使用する可動鉄心は、
従来のように、固定鉄心のみに吸引されるもの
と異なり、固定鉄心と、コ字形に曲折したヨー
クの折曲片下端面とに吸引できるように構成さ
れているので、大きな吸引力を得ることが可能
となり、この結果、吸引力を従来の電磁弁と同
等に維持させるようにした場合、本考案の電磁
弁は、従来のそれに比べて小形・軽量に製造す
ることができる。
(5) 更に、コイルボビンをヨークに嵌合させ、し
かも、このコイルボビンの下側にシールリング
を介してシール基板が配置してあるので、電磁
弁の運転中、可動鉄心の吸引動作時に生ずる衝
撃によつてコイルが摺動するというようなこと
もなく、その上、高圧力の流体が弁室内に給送
されても、この流体の圧力をシール基板の全域
にわたりほぼ均等に受け止めることができるの
で、流体の圧力によつてコイルに悪影響をおよ
ぼしたり、コイルボビンが破壊されるようなこ
とは全くなく、シールリングによる流体の漏洩
阻止と相まつて、流体をその給送圧力を高めて
も容易に流通させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電磁弁の縦断面図、第2図は平
面図、第3図は本考案の電磁弁に使用する弁本体
の平面図、第4図はシール基板の平面図、第5図
は従来の電磁弁の縦断面図である。 21……固定鉄心、22……ヨーク、22a,
22b……折曲片、23……コイル、24……コ
イルボビン、24b……下部鍔部、26……シー
ル基板、27……シールリング、30……弁本
体、36……可動鉄心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コ字形に折曲したヨーク22を、その橋絡部を
    固定鉄心21の上部に、前記ヨーク22の折曲片
    22a,22bを、中心に流通孔21aを設けた
    固定鉄心21と平行させて嵌着し、ヨーク22の
    折曲片22a,22bと固定鉄心21との間の空
    所には、上部鍔部24aを前記空所に挿入可能に
    形成するとともに、下部鍔部24bは上部鍔部2
    4aより径大となし、しかも、端部にヨーク22
    の折曲片22a,22b下部が挿通する貫通孔2
    5を穿孔したコイルボビン24を、上、下部の鍔
    部24a,24b間にコイル23を巻装した中空
    胴部に前記固定鉄心21を、貫通孔25にはヨー
    ク22の折曲片22a,22bをそれぞれ貫通さ
    せた状態で嵌挿し、前記コイルボビン24の下部
    鍔部24bには、ヨーク22の折曲片22a,2
    2bと固定鉄心21とを、それぞれシールリング
    27を介して下方に突出させた状態でシール基板
    26を当接し、これら固定鉄心21、ヨーク2
    2、コイル23、シール基板26等を樹脂により
    一体的モールド成形して電磁石Bを構成し、流体
    の流入口31及び流出口32を有する弁本体30
    には、弁口35及び固定鉄心21の流通孔21a
    を開閉する弁37を取付けてヨーク22の折曲片
    22a,22bと固定鉄心21とに吸引される板
    状の可動鉄心36を上下動可能に収容し、この弁
    本体30上にガスケツト41を介して電磁石Bを
    気密に固定するようにしたことを特徴とする電磁
    弁。
JP20121084U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH038849Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20121084U JPH038849Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20121084U JPH038849Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61116276U JPS61116276U (ja) 1986-07-22
JPH038849Y2 true JPH038849Y2 (ja) 1991-03-05

Family

ID=30762783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20121084U Expired JPH038849Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH038849Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08121633A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Ranco Japan Ltd 電磁弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08121633A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Ranco Japan Ltd 電磁弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61116276U (ja) 1986-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4021838B2 (ja) 燃料噴射装置
JPH038849Y2 (ja)
US4543983A (en) O-ring solenoid water valves
US4076045A (en) Solenoid operated valve
KR102428062B1 (ko) 솔레노이드 밸브
JPH0831388B2 (ja) コイルアセンブリの製造方法
JPH04290406A (ja) ソレノイドの組立方法
GB2144060A (en) Electromagnetic valve assembly
US3249120A (en) Fluid-operated mixing valve
KR102522890B1 (ko) 솔레노이드 밸브
JP2832176B2 (ja) 円筒形状部材の支持構造及び支持構造を備えた電磁弁
KR102472586B1 (ko) 솔레노이드 밸브
US11137086B2 (en) Solenoid valve and manufacturing method for the same
TWI796939B (zh) 電磁閥
JP3149809B2 (ja) 電磁弁装置
CN221097466U (zh) 一种比例调节组件、比例调节阀及燃气热水设备
CN218440906U (zh) 轨压控制电磁阀
JPH0617207U (ja) ソレノイド
JPS5940613Y2 (ja) 電磁弁装置
JP3726203B2 (ja) ソレノイドの固定方法
JPH0914480A (ja) 流体用電磁弁
KR20240054755A (ko) 솔레노이드 밸브
JP2513676Y2 (ja) ソレノイド
JPS5832060Y2 (ja) 電磁弁
KR100976271B1 (ko) 스트로크의 안정화 및 리크가 방지되도록 구조변경된 플레이트스프링을 적용한 솔레노이드밸브