JPH0388403A - アンテナ取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業の利用分野） この発明は、例えば人工衛星に搭載されるアンテナ反射
鏡を衛星構体等の取付構造物に取付けるのに用いるアン
テナ取付装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種のアンテナ取付装置としては、アンテナ反
射鏡を衛星本体等の取付構造物に設置するのに、軽量・
高剛性の要求からアンテナブームと称する第３図に示す
ような筒状の支持体１ａや、第４図に示すようなトラス
構造の支持体１ｂが用いられている。このようなアンテ
ナ取付装置にあっては、第５図に示すように支持体１ａ
。

１ｂに対して矢印方向の曲げ１次モードの振動が付与さ
れると、支持体１ａ、ｌｂの一方端に取り付けたアンテ
ナ反射鏡２の指向方向に誤差θが生じるために、通常、
支持体１ａ、ｌｂを振動を抑制可能な程度の剛性を有し
て形成することにより、振動によるアンテナ反射鏡２の
指向制御への悪影響を防止するように構成される。

ところが、上記アンテナ取付装置では、支持体ｌａ、ｌ
ｂの剛性を振動を抑制する程度まで高めているために、
その重量が嵩むという問題を有していた。これによると
、近年の宇宙開発の分野において、要請されているアン
テナ反射鏡２の大形化を促進したものに適用すると、そ
の重量が非常に重くなるために、要請を満足することが
困難となっていた。

（発明が解決しようとする課題） 以上述べたように、従来のアンテナ取付装置では、重量
が非常に重くなるという問題を有していた。

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な
構成で、且つアンテナ指向誤差の防止を実現し得るよう
にして、可及的に軽量化の促進を図り得るようにしたア
ンテナ取付装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は、板状の柱部材を梁部材を介して互いの面が
対向するように組合せ結合した複数のラーメン構造が前
記柱部材の面方向が交差するように同軸的に積重され、
一方端にアンテナ反射鏡が取付けられ、他方端が取付構
造物に取付けられる支持体を備えてアンテナ取付装置を
構成したものである。

（作用） 上記構成によれば、支持体は、振動が付与されると、ラ
ーメン構造の柱部月が面直方向に振動が付与されて、梁
部材と略水平な方向に水平移動させることにより、振動
によりアンテナ反射鏡の指向方向に誤差が生じさせるこ
とがない。従って、支持体自体のの剛性を高めることな
く、アンテナ指向方向の誤差の抑制が実現できることに
より、可及的に軽量化の促進を図ることがてきる。

（実施例） 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係るアンテナ取付装置を
示すもので、図中１０は一方端にアンテナ反射鏡１１が
取付けられ、他方端が衛星構体等の取付構造物１２に取
付けられた支持体である。

この支持体１０は略同様に構成される第１及び第２のラ
ーメン構造１３ａ、１３ｂが同軸的に積重されて形成さ
れる。これら第１及び第２のラーメン構造１３ａ、１３
ｂはＣＦＲＰ等の複合イイ１４で板状に形成された対の
柱部材１４．１４が互いの面を対向させた状態で、アル
ニウム等で形成した梁部材１５を介して組合わせ結合さ
れており、例えば互いの柱部材１４の面方向が略直角に
交差するように同軸的に積重されてＩ０互間が接合され
る。

上記構成において、支持体１０に振動が付与されると、
第１及び第２のラーン構造１３ａ。

１３ｂは、第２図（ａ）、（ｂ）に示すように、その柱
部材１４の面直方向に振動が付与されて、柱部材１４が
梁部材１５と略水平方向に水平移動される。これにより
、支持体１０に取付けられたアンテナ反射鏡１１は、振
動により、指向方向のずれが生じることなく、所定の指
向方向が確保される。

このように、上記アンテナ取付装置は、支持体１０を板
状の柱部材１４が梁部材１５を介して互いの面が対向す
るように組合せ結合された第１及び第２のラーメン構造
１３ａ、１３ｂを柱部材１４の面方向が略直角に交差す
るように同軸的に積重して形成し、この支持体１０の一
方端にアンテナ反射鏡１１を取付け、その他方端を取付
構造物１２に取付けるように構成した。これによれば振
動が付与されると、支持体１０の第１及び第２のラーメ
ン構造１３ａ、１３ｂの柱部材１４が面直方向の梁部材
１５と略水平な方向に水平移動されることにより、アン
テナ反射鏡１１の指向方向に誤差を生じさせることがな
い。従って、従来のように支持体の剛性を高めることに
より、アンテナ指向誤差を抑制するように構成すること
がなくなるために、可及的に軽量化の促進を図ることが
できる。

なお、上記実施例では、略同様に構成される第１及び第
２のラーメン構造１３ａ、１３ｂの２個を積重して構成
した場合で説明したが、これに限ることなく、２個以上
のラーメン構造を積重して構成することも可能である。

また、上記実施例では、第１及び第２のラーメン構造１
３ａ、１３ｂを互いの柱部材１４が略直角に交差するよ
うに同軸的に積重したが、これに限ることなく、この交
差させる角度を選択的に設定することも可能である。そ
の他、２個以上のラーメン構造を所定の交差角度を有し
て順に積重したり、あるいは直角に交差した対のラーメ
ン構造を順に所定の交差角度を有して積重する等が考え
られる。

さらに、上記実施例では、第１及び第２のラーメン構造
１３ａ、１３ｂを一層で形成したが、これに限ることな
く、１個のラーメン構造を複数層に形成することも可能
である。

よって、この発明は上記実・絶倒に限ることなく、その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実
施し得ることは勿論のことである。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成で
、且つアンテナ指向誤差の防止を実現し得るようにして
、可及的に軽量化の促進を図り得るようにしたアンテナ
取付装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係るアンテナ取付装置を
示す図、第２図は第１図の動作を説明するために示した
図、第３図乃至第５図は従来のアンテナ取付装置を説明
するために示した図である。 １０・・・支持体、１１・・・アンテナ反射鏡、１２・
・・取付構造物、１３ａ、１３ｂ・・・第１及び第２の
ラーメン構造、１４・・・柱部材、１５・・・梁部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 板状の柱部材を梁部材を介して互いの面が対向するよう
   に組合せ結合した複数のラーメン構造が前記柱部材の面
   方向が交差するように同軸的に積重され、一方端にアン
   テナ反射鏡が取付けられ、他方端が取付構造物に取付け
   られる支持体を具備したことを特徴とするアンテナ取付
   装置。