JPH0387591A - キルン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、か焼キルン、特にマシコットのか焼によりリ
サージを生成するた、めのか焼キルンに関する。

化学式がＰｂＯである化学製品のりサージは、多数の工
業分野で使用されており、リサージを生産する最も一般
的な方法の一つは、酸化鉛と金属鉛の混合物であり、化
学式がｐｂｏ　＋ｐｂであるマシコットのか焼によるも
のある。

現在、使用されているキルンは、例えば、メタンガスの
燃焼により発生する煙道ガスにより取り囲まれ、かつほ
ぼ“Ｓ”字状の曲線を描いて連結された複数の管からな
っている。

“Ｓ”字状経路の一端に充填されたマシコットは、（加
熱され、かつ酸化された後）リサージに転換されて他方
の端部で経路を離れる。

材料の流れは、燃焼により発生した煙道ガスに対し向流
に流れる。

従来技術のキルンは、いくつかの欠点を有している。そ
の主なものを以下に簡単に説明する。

（ａ、）キルンの部分、正確に言えばその約半分のみが
マシコットをリサージに変換することに関して有効であ
る。キルンの残りの部分は、マシコットを予熱すること
によりキルンにより生成された熱エネルギーを回収する
機能を果たす。尚、続いてマシコットはりサージの変換
される。その結果、キルンの寸法は、その処理量に比べ
て非常に大きい。

（ｂ）その大きな寸法のため、キルンの種々の領域を正
確な定常状態の運転温度に到達させることが困難である
。事実、キルンの内部の温度は、燃焼室の温度、バーナ
ーの温度、キルンに射出される空気流の流量、及び熱拡
散等の相互に作用し合う多くの因子により影響される。

キルンの寸法が大きくなるに従い、そのような因子を制
御することは、益々困難になる。

（Ｃ）少なくとも１個の燃焼室を用意し、マシコットを
予熱して発生熱の一部を回収することによりエネルギー
消費を軽減する必要性は、キルンの寸法を更に大きくす
る原因となっている。

（ｄ）燃焼室の外側表面の大きい表面積は、周りの外部
環境に対する相当の熱損失の原因となり、それに加えて
煙突による熱損失が加算される。

（ｅ）燃焼により生じた生成物は煙道ガスに包まれた管
に相当の化学的及び熱的応力を与えて、その結果点検及
び保守のための運転中断がしばしば必要になる。

（ｆ）燃焼炎及び燃焼により発生した腐食性の高いガス
に直接曝される耐火煉瓦の内張構造は点検と保守のため
の運転中断をしばしば必要とする。

（ｇ）　１個又は２個以上の管に孔又は割れ目が生じる
と、管に含有された生成物は燃焼炎と直接接触し、その
結果酸化鉛の拡散が煙突を通して周りの環境に起こり生
態学的損害を与える。

本発明の目的は、上述の欠点の全てを同時に除去するこ
とである。

この目的は、次の記載するキルンにより達成される。即
ち、そのキルンは、マシコットをか焼してリサージを生
成するキルンであって、スクリュウ供給手段を作動させ
てキルンの内部をマシコットに前進させるキルンにおい
て、キルンは、第１端部と、第２端部との間を前進する
マシコットを含有する１個の単一の管状構造体と、管状
構造体の第１端部に取り付けられた、マシコットを送入
する手段と、電磁誘導作用の原理に基づいて管状構造体
の長さに沿って作動する加熱装置と、マシコットを酸化
する空気供給手段と、及び管状構造体の第２端部に据え
つけられた、リサージに転化されたマシコットを送出す
る手段とを備えている、ことを特徴とするキルンである
。

添付図面を参照して、実施例に基づいて本発明を以下に
詳細に説明する。

本発明に係るキルンｌは、マシコットをか焼してリサー
ジの生成を行うことを意図している。

キルンは、基本的には、主軸３（即ち、キルンの軸）を
備えた１個の単一管状本体２と、加熱装置４と、キルン
に原料を供給する手段５と、管状本体の内部の処理され
た材料を並進させるためのスクリュウコンベヤ手段６と
、材料を送出する手段７と、酸化空気を供給する手段８
と、キルンの内部の圧力低下を制御するための手段９と
を備えている。

加えてキルンＩには、キルンを正確に運転するのに必須
である、キルン重量計量装置を装備することもできる。

管状本体２は、第１ヘッド９と第２ヘッド１０とを備え
たステンレス鋼管から構成されている。前記第１及び第
２ヘッドは、断熱され、かつキルンに原料を供給する手
段５とキルンから処理された材料を送出する手段７とに
それぞれ関係している。

管状本体２は加熱装置４の内側に同軸に収容されている
。加熱装置４は、外側から内側に向かって列挙すると誘
導コイル１１と、断熱耐火材層１２と強磁性材料製管１
３とを備えている。

誘導コイル１１は、複数の素子により構成されている。

図示の場合では、前記誘導コイル１１は、異なる巻線の
巻回数を有する、従って種々の加熱力を提供できる、３
個の素子１１Ａ　、１１Ｂ　、１１Ｃにより構成されて
いる。強磁性材料製管１３は、継ぎ手１４により接続さ
れた複数の素子１３Ａ　、　１３Ｂ　、　１３Ｃにより
構成されている。

コイル素子１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃは、それぞれに素子
１３Ａ　、　１３Ｂ　、　１３Ｃを電磁誘導作用により
加熱する。今度は素子１３Ａ　、　１３Ｂ　、　１３ｃ
が、管状本体２に熱を伝達する。管状本体２は、その内
部で転換中の材料の浸食性に耐えることができるために
非酸化性材料で出来ている。

管１３、及び明らかに管１３を構成する素子１３Ａ、１
３Ｂ　、　１３Ｃの腐食を防止するために、前記管（３
と管状本体２との間に空間１５が設けてあり、その内部
に窒素等の不活性ガスが射出される。この目的のため、
窒素供給ホース１６と窒素排気ホース１７とがそれぞれ
加熱装置の両端部に設けてあり、ガラス繊維強化シリコ
ーン樹脂の封止帯からなる封止手段に連通している。こ
れにより、必要なときは何時でも窒素を再注入すること
ができる。

断熱耐火材層１２は、外側から内方に列挙すると、間隔
保持ビーム１９と、ガラス繊維強化ポリエステル樹脂の
被覆層２０、商標“マイクロターム（Ｍｉｃｒｏ−ｔｅ
ｒｍ）　”の名前で市場に出ている材料の複数の層２１
（実施例では、この層が２層設けてある）、ガラス繊維
又はアスベストリボンで出来ている包装体２２、セラミ
ック繊維の複数の層２３（この実施例では、この層が２
層設けてある）とを備えている。

“マイクロターム”は、酸化チタンと酸化ジルコニウム
をガラス繊維布の袋に充填して市販されており、高い断
熱性の特性で著名である。

断熱材料として、他の材料でなく“マイクロターム″を
使用することは、この材料の高い水準の断熱性により、
断熱耐火材層１２の厚さを相当に減少することが可能で
、これにより誘導コイル１１を容易に装着することがで
きる。

キルンに原料を供給する手段５は、供給ホッパー２８と
、適当な比率モータ２５により駆動される計量スクリュ
ウ供給器２４と、及び供給器架台２７とを備えている。

計量スクリュウ供給器は、ホッパー２８の底部から材料
を引き出し、次いで可撓性継ぎ手２６が設けてある第１
ヘッド９に直接送出する。

供給器架台２７と供給ホッパー２８との間に、ホッパー
２８の重量を検出する荷重セル２９が取りつけである。

検出されたデータは、回路に伝達される。

回路は、単位時間当たりの計量スクリュウ供給器の重量
の減少を決定し、前記減少量を設定最適供給速度と比較
し、次いで必要ならば計量スクリュウ供給器２４の歯の
回転速度を比率モータ２５を調節することにより補正し
て前記原料供給速度をその値の設定範囲にする。

管状本体２の内部の材料を並進させるためのコンベヤス
クリュウ手段２４は、パドルを備えたシャフト３０と、
チェーン伝動装置３４と、及び適当なモータ３５とから
概略構成されている。尚、シャフト３０の軸は、キルン
の主軸３である。シャフト３０に取付けられたパドル３
６は、第１ヘッド９に最も近接した領域と第１ヘッドと
第２ヘッド１０との間の中間領域に単純なスクリュウ又
は錐を形成するように配置され、一方策２ヘッド１０に
最も近接した領域には、パドル３６により形成されたス
クリュウ又は錐は二重になっている。

シャフト３０は第１軸受３１と第２軸受３２によりその
第１端部と第２端部でそれぞれ支持されている。

このような軸受は、キルンの主軸３に直交して移動でき
る。

特に第５図と第６図に示すように、主軸３は、垂直面３
７と水平面３８との交差により形成された線として認識
できる。

これらの平面は、キルンの第１、第２、第３、及び第４
部分を形成する。適当な案内平面３９とスクリュウ調整
手段４０は、キルンの軸とパドルを備えたシャフト３０
の軸との間の距離“ｄ”を調整することを可能にしてい
る。これにより、シャフト３０をキルンの第２又は第４
部分に斜めシャフトにより位置させることができる。事
実、経験により、処理する原料の蓄積が、第４部分に起
こり、従ってシャフト３０を移動して第４部分にシャフ
ト３０を配置することによりこのような材料を取り除く
ことが可能となる、ことが判る。

芯の合っていない状態にシャフトを動かすことをしない
で、材料を取り除くことを可能にするために、パドル３
６の高さを次のような寸法にすることを考えるのは可能
でない。即ち、前記パドルの寸法は、パドルの端部を管
状本体２の面に出来るかぎり近接して走行させ、前記全
内面を擦って通ることのできる寸法にすることである。

それは、その場合処理される材料から受ける機械的及び
熱的応力に加えて管状本体２が受ける曲げが、キルンの
内部の材料を移送する手段を捕捉して動かなくする原因
となるからである。実際、あるパドルの上端部は、管状
本体２の内面により捕捉されて動かなくなる。例えばモ
ータ３５の電流を測定し、コンベヤスクリュウ手段６の
捕捉の危険指度としてその値を使用することにより、異
状が起きると同時にキルン運転における異状を検知する
ことができる。シャフト３０は、高温グリースで潤滑し
たスタフィンボックス４■と関連していて、管状本体２
の内部の高い汚染物質である材料が周囲の環境に排出さ
れるのを防止する。

処理する材料の性質とパドルを備えたシャフト３０の構
造のために、しばしば、材料はシャフト３０に例外的に
高い程度で固着し、過度の負荷をかけることになる。

材料の望ましくない蓄積を防止するために、ビーティン
グ手段４２が、例えばシャフト３０の第２端部に取り付
けられている（第４図参照）。

前記ビーティング手段４２は、例えば空気圧式の複数の
ハンマー４３を備えている。シャフト３ｏに対する各ハ
ンマーの打撃を他のハンマーで行う打撃で補償すること
が出来るような位置にハンマーを配置する。

ここに挙げた例では、ハンマーは、３個の空気式ハンマ
ーが相互に１２０°の角度の軸で取りつけてあり、１分
間当たり１０００打撃までの打撃頻度で打つことができ
る。バルブ５３を操作することにより所望の値に打撃頻
度を調整することができる。

各空気式ハンマー４３によるシャフト３ｏへの打撃は、
他の２個のハンマーによる打撃により補償され、軸受３
１と３２に対する損傷を避けることができる。

しかし、打たれたシャフト３０は振動して、シャフト３
０に過剰の負荷をかける恐れのある材料を脱着させる。

空気式ハンマーは三角支持構造体４４に拘束され、全部
のハンマーは１本の空気ダクト４６により同時に空気圧
が供給される。

空気式ハンマー４３により生じた騒音は防音材料の内側
被覆層５５が張っである箱５４により封止される。

材料を送出する手段７は、第２ヘッド１０に連通して配
置された開口４７と、摺動継ぎ手フランジ４８、及び切
り換えゲート５０に連通して２本のダクトに分岐してい
るダクト４９とを備えている。

ダクト４９の分岐点から出た２本のダクトは、第１コン
ベヤテープ５１と第２コンベヤテープ５２で終端となる
。切り換えゲート５０は、品質水準、例えばリサージに
よって到達される純度水準により、材料（リサージ）の
出口流れの行き先を変えることを可能にしている。

酸化空気供給手段８は、注入された酸化空気流れの流量
を制御するために、圧力計を備えた圧力調節器５７と、
ロータメータ５９とが電気式弁５８の下流に取り付けら
れている。

酸化空気は、外部の大気から取り入れられ、フレキシブ
ル継ぎ手２６のところで射出される。キルンを通して流
れる酸化空気の量を計測することは、生成したりサージ
を汚染する２種の物質の形成を防止するために必須であ
る。即ち１．過剰空気の存在下において形成された鉛丹
（Ｐｂ３０４）と空気不足の場合に形成される金属鉛（
Ｐｂ）の形成の防止のためである。特別な場合、周りの
空気の代わりに、適当なガス混合物を使用することもで
きる。

キルン内の圧力減圧を制御する手段５６は、酸化空気供
給手段８をほぼ補完する。

前記手段５６は、吸入管６０と、取り入れを調節するサ
ーボ制御弁６１と、キルン内の圧力減圧を点検する計器
６２と、適当なセンサー６３とを有する。

吸入管６０は、第２ヘッドＩＯに近接してキルンｌの端
部に取り付けてあって、キルン側から分岐する第１水平
延長部と第２垂直延長部とを有している。

これにより、管６０を流れる埃とガスとによる冷却作用
のため沈降して、形成した鉛丹は、キルン１内に含有さ
れる材料、この時点でリサージに転換している材料を汚
染することなく、同じ吸入管６０の垂直延長部の底部端
部に設けてあるチャンバー６４の中に収集される。

サーボ制御弁６１と適当なセンサー６３は、キルン１の
内部の圧力を非常に低い設定減圧値に維持する。

事実、酸化鉛等の有害物質を取り扱う装置の全てに生じ
るように、これらのキルンの内部は減圧に維持されて、
そのような酸化物が作業場所を介して拡散するのを防止
する。

しかし、キルンの機能的要求と適合して、酸化空気の望
ましくないかつ制御できない流入を防止することができ
る程度に減圧の値をできるだけ低く保持することが必要
である。流入空気は、マシコットからりサージへの転換
を支配する化学反応を変化させ、例えば鉛丹等の望まし
くない副生物を生成させるからである。

キルンの計量手段６５は、キルン支持する架台６６を備
え、その架台は、支持架台６６に作用する重量を検知す
るのに適当な荷重セル６７の上に載り、フレキシブル継
ぎ手２６と摺動フランジ４８とがこの目的のため設けて
ある。

キルン重量は、電子式制御計器（図示してない）により
処理され、キルンｌが一定の設定値を超える場合、制御
計器は警報信号を発信する。

荷重セル２９により与えられた値を受取り、次いで計量
スクリュウ供給器２４の回転速度を、従ってダクト４９
を通って排出される材料の流量の関数としてキルン１に
送入される材料の流量を調節する構成に、前記電子式制
御計器をすることもできる。

更に、モータ３５に流れる電流を監視する場合、前記電
子式装置により、スクリュウコンベウヤ手段６の回転速
度を制御することができる。

ここに開示した電気式キルン１は、マシコットのか焼に
よりリサージを生成するのに特に適している。しかし、
前記キルンｌは、他の物質を、それが例え腐食性であっ
ても、制御された雰囲気、例えば酸化又は還元雰囲気又
は不活性雰囲気の下での処理の要求に応えるために、７
５０°゛の最大温度にまでかつ可変の時間加熱し、適当
な化学的転換が材料に生じるのを可能にする。

処理すべき原料は、供給ホッパー２８に貯蔵され、そこ
から計量スクリュウ供給器２４が設定流量パラメータの
関数として原料を引き出す。

原料は、フレキシブル継ぎ手２６を通って第１ヘッド９
でキルンに入る。

シャフト３０のパドル３６は、前記材料を押圧して管状
本体２を通し、管状本体２の内側で材料は、か焼の化学
反応が始まる温度に加熱される。酸化空気は、酸化され
るマシコットに含有される遊離ｐｂに必要な０□を供給
し、ＰｂＯを生成する。

この処理の重要な局面は、リサージの温度が、か焼が起
きた温度から低下してリサージが安定であると認識でき
る室温に到達するときの、生成したりサージの冷却に代
表される。

材料の冷却曲線は、リサージの不純物である鉛丹にリサ
ージが転化する一定の温度範囲（臨界範囲）の内側を通
過するので、冷却は、出来るだけ速いことが必要である
。冷却工程中に形成された不純物の鉛丹の量は、はぼ臨
界範囲の内側にリサージが滞在する時間に比例するから
である。

本発明に係る電気式キルンにおいて、この特別な面は、
特別な考慮が払われている。即ち、キルンの加熱能力は
、退出領域において増加し、パドル３６の数は生成物出
口に近い領域において２倍である。そのため、パドルを
備えたシャフト３０の回転速度は同じでも、そのような
領域で、キルンの端部から生成物のより速いかつより効
率的な除去が達成され、かつ前記生成物は究極的には完
全に取り除かれる。事実、そのような領域は、鉛丹の形
成に最も臨界的な領域であって、変換パラメータの制御
のうちの最大に困難な領域である。

キルンの種々の領域における加熱能力には、誘導コイル
１１の巻数の数を変えることにより区別を付けることが
できる。誘導コイル１１を素子１１Ａ、１ＩＢ１１１Ｃ
に分割してそれぞれの管状素子１３Ａ、１３Ｂ　、　１
３Ｃに異なる加熱能力で作用させる。このようにして、
キルンに設定の一定温度を確立し、過剰加熱領域（通常
、中央部）と温度のより低い領域（通常、ヘッド９と１
０）を無くことが可能になる。特に、傾向として、原料
装填と退出ダクト４９の存在とかつヘッド９と１０によ
る熱拡散のためにより温度が低い第１ヘッド９と第２ヘ
ッドＩＯに近接した領域は、中央領域に存在する最適温
度に非常に近い温度に到達することができる。゛その結
果、キルンの容量を有効に利用することができ、生成物
品質の劣化に帰着するマイナスの現象を制御することが
できる。

本発明に係るキルンの利点は、次の通りである。

（ａ）キルンは、全長にわたり反応に有効である。

その特長は、キルンの寸法を従来型キルンを構成する一
連の管の１本の寸法にほぼ減少することを可能にした。

（ｂ）電磁誘導効果による加熱作用は、非常に均等な材
料の加熱を可能にしている。同時に、キルンのいずれの
部分においても非常な正確さとかつ信頼性をもって材料
の温度を確立することを可能にし、その結果キルンの長
さに沿って供給されるエネルギーの相当の量を減少でき
る。

（Ｃ）キルンを加熱するために供給されるエネルギーの
量を非常に素早く調整することが可能である。

（ｄ）熱拡散が制限され、定常状態の温度に悪い影響を
与えない。

（ｅ）燃焼により発生した腐食性煙道ガスにより包まれ
ている時間が長くないため、管の外側壁に作用する化学
的及び熱的応力が減少しているので、保守費用を非常に
軽減することができる。更に、遊離した炎が存在しない
ので、従来のキルンでは継続した点検と補修作業を必要
とする耐火煉瓦被覆の必要性を無くしているから、費用
が軽減する。

（ｆ）管に孔が開いても、管に含有された生成物は下の
床に落下するだけである。従って、鉛のために周囲の大
気に生じる非常に高い公害生成物の拡散がない。

（ｇ）正確に連続して熱−反応体量を確実に監視するこ
とが容易であるから、キルン作業を自動的に調節しかつ
監視する手段を容易にかつ効率的に取り付けることがで
きる。

（ｈ）キルンの内部で減圧を制御してキルンを減圧状態
に常に維持することを確実にすることにより、キルンの
運転により生じた環境汚染は、事実上存在しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るキルンの断面図、第２図は、キ
ルンの正面図、 第３図は、加熱装置の側面図、 第４図は、キルンのシャフトに適用されたビーティング
装置を示す、 第５図は、パドルでシャフトを換える手段を示す、 第６図は、キルンの管状構造に対する、パドルを備えた
シャフトの位置外れの図である。 １・・・キルン ２・・・管状本体 ３・・・主軸 ４・・・加熱装置 ５・・・キルンに原料を供給する手段 ７・・・キルンから処理された材料を送出する手段８・
・・酸化空気供給手段 ９・・・第１ヘッド ＩＯ・・・第２ヘッド １１・・・誘導コイル １１Ａ　、　１１Ｂ　、　１１ｃ・・・素子１２・・・
断熱耐火材層 １３・・・強磁性材料製管 １３Ａ　、　１３Ｂ　、　１３Ｃ・・・素子１５・・・
空間部 １９・・・間隔保持ビーム ２０・・・ガラス繊維強化ポリエステル樹脂層２１・・
・マイクロターム層 ２２・・・ガラス繊維又はアスベストリボンによる包装
体 ２３・・・セラミック繊維層 ２４・・・計量スクリュウ供給器 ２５・・・ロータメータ ２７・・・支持架台 ２８・・・供給ホッパー ２９・・・荷重セル ３０・・・シャフト ３１・・・第１軸受 ３２・・・第２軸受 ３４・・・チェーン伝動装置 ３５・・・モータ ３６・・・パドル ４２・・・ビーティング手段 ４３・・・空気式ハンマー ４７・・・開口 ４８・・・摺動継ぎ手フランジ ４９・・・送出ダクト ５０・・・切り換えゲート ５６・・・減圧制御手段 ５７・・・圧力調節器 ５８・・・電気式弁 ５９・・・ロータメータ ６０・・・吸入管 ６１・・・サーボ制御弁 ６３・・・センサー ６４・・・チャンバー ６５・・・計量手段 ６６・・・支持架台 ６７・・・荷重セル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スクリュウ供給手段（６）の作動により前記キルン
   （１）の内部を前進するマシコットをか焼してリサージ
   を生成するキルン（１）において、キルン（１）は、主
   軸（３）と、第１ヘッド（９）と、第２ヘッド（１０）
   とを有する前記前進する材料を含有するための１個の単
   一の管状本体（２）と、前記第１ヘッド（９）に取り付
   けられたキルンに原料を送入する手段（５）と、電磁誘
   導作用の原理に基づいて前記管状本体（２）の長さに沿
   って作用する加熱装置（４）と、酸化空気供給手段（８
   ）と、及びキルンから材料を送出する手段（７）とを備
   えている、ことを特徴とするキルン。 ２、前記加熱装置（４）は、前記管状本体（２）の外側
   に同軸で配置され、かつ前記管状本体（２）の外側面か
   ら始めて、強磁性材料製管（１３）と少なくとも１層の
   断熱耐火材層（１２）と及び誘導コイル（１１）とを備
   えている、ことを特徴とする請求項１に記載のキルン。 ３、前記誘導コイル（１１）は、前記強磁性材料製管（
   １３）に対して種々の誘導作用力を有する複数の素子（
   １１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ）に分割され、前記強磁性材料
   製管（１３）は、前記誘導コイル（１１）の前記素子（
   １１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ）に対応しかつ前記誘導コイル
   （１１）の素子の数に等しい数の複数の素子（１３Ａ、
   １３Ｂ、１３Ｃ）に分割され、各強磁性材料素子（１３
   Ａ、１３Ｂ、１３Ｃ）は、熱的及び磁的連続性を確保す
   るために、接合部（１４）により隣接素子に連結されて
   いる、ことを特徴とする請求項２に記載のキルン。 ４、前記管状本体（２）と前記強磁性材料製管（１３）
   との間に空間部（１５）が設けてあって、その空間部（
   １３）の内部に不活性ガスが含有されている、ことを特
   徴とする請求項２に記載のキルン。 ５、前記管状本体（２）はステンレス鋼製で、前記不活
   性ガスは窒素で、再装入できる、ことを特徴とする請求
   項４に記載のキルン。 ６、前記断熱耐火材層（１２）は、キルン（１）の外側
   面から始めて、前記誘導コイル（１１）の巻線が支持さ
   れる間隔保持ビーム（１９）と、ガラス繊維強化ポリエ
   ステル樹脂被覆層（２０）と、商標“マイターム”の名
   で市販されている材料の複数の層（２１）と、ガラス繊
   維又はアスベストリボンの包装体（２２）と、複数のセ
   ラミック繊維層（２３）とを備えている、ことを特徴と
   する請求項２に記載のキルン。 ７、キルン（１）の内部で材料を並進させるための前記
   スクリュウコンベウヤ手段は、パドルを備えたモータ（
   ３５）により駆動されるシャフト（３０）と、前記シャ
   フト（３０）の第１端部に取り付けられた適当なチェー
   ン伝動装置（３４）とを備え、前記シャフト（３０）に
   設けてある前記パドル（３６）は、前記第１ヘッド（９
   ）に近接した領域と前記第１ヘッド（９）と前記第２ヘ
   ッド（１０）との間の中間領域とに単重のスクリュウを
   形成し、かつ前記第２ヘッド（１０）に近接した領域に
   ２重のスクリュウを形成するように配置されている、こ
   とを特徴とする請求項１に記載のキルン。 ８、パドルを備えた前記シャフト（３０）は、その両端
   部で第１軸受（３１）と第２軸受（３２）とにより支持
   され、前記軸受は、キルンの前記主軸（３）に直交する
   方向の斜めのシャフトにより前記シャフト（３０）を位
   置が合わない状態にできる、ことを特徴とする請求項７
   に記載のキルン。 ９、パドルを備えた前記シャフト（３０）は、前記シャ
   フト（３０）に加えられる打撃を平衡させる方向でかつ
   平衡させるビーティング強度で前記シャフトに同時に作
   動するビーティング手段（４２）と関係している、こと
   を特徴とする請求項１に記載のキルン。 １０、前記ビーティング手段（４２）は、相互に１２０
   ゜の角度をなして配置された軸に、沿って動作する３個
   の空気式ハンマー（４３）を備えている、ことを特徴と
   する請求項９に記載のキルン。 １１、前記ビーティング手段（４２）は、防音箱（５４
   ）の中に閉囲されている、ことを特徴とする請求項１０
   に記載のキルン。 １２、前記キルンに原料を供給する手段（５）は、適当
   なロータメータ（２５）を備えた計量スクリュウ供給器
   （２４）と、供給ホッパー（２８）と、荷重セル（２９
   ）を備えた前記ホッパーの支持架台（２７）とを備え、
   前記荷重セル（２９）は、前記支持架台（２７）と前記
   供給ホッパー（２８）との間に据えつけられ、前記荷重
   セル（２９）は、前記ホッパー（２８）の重量の変化を
   、かつ従ってキルン（１）運転パラメータの関数として
   単位時間当たりのスクリュウ供給器（２４）により供給
   された材料の重量を検出する、ことを特徴とする請求項
   １に記載のキルン。 １３、キルン（１）は、酸化空気供給手段（８）を備え
   、前記酸化空気供給手段（８）は、電気式弁（５８）の
   下流に据えつけられた圧力計付き圧力調節器（５７）と
   、供給酸化空気の流量を制御するためのロータメータ（
   ５９）とを備え、前記酸化空気は前記第１ヘッド（９）
   の所でキルン（１）に射出される、ことを特徴とする請
   求項１に記載のキルン。 １４、前記酸化空気供給手段（８）は、キルン（１）の
   内部の減圧を制御する手段（５６）と関連して作動し、
   前記キルン（１）の内部の減圧を制御する手段（５６）
   は、吸入管（６０）とサーボ制御弁（６１）と、及びキ
   ルン（１）の内部の減圧を検出する計器と適当なセンサ
   ー（６３）とを備えている、ことを特徴とする請求項１
   ３に記載のキルン。 １５、前記吸入管（６０）は、キルンの側から分岐して
   いる第１水平延長部と、第２垂直延長部とを有し、前記
   第２垂直延長部には、沈降したダストを収集するチャン
   バー（６４）が設けてある、ことを特徴とする請求項１
   ４に記載のキルン。 １６、材料を送出する前記手段（７）は、前記第２ヘッ
   ド（１０）に設けた開口（４７）と、摺動継ぎ手フラン
   ジ（４８）と、及び切り換えゲート（５０）に連通する
   ２本のダクトに分岐する送出ダクト（４９）とを備える
   、ことを特徴とする請求項１に記載のキルン。 １７、キルンは、キルンを計量する手段（６５）を備え
   、前記計量手段（６５）は、キルン（１）を支持し、キ
   ルンの重量を検出するのに適当する複数の荷重セル（６
   ７）の上に支持されている支持架台（６６）を備える、
   ことを特徴とする請求項１に記載のキルン。１８、前記
   モータ（３５）は、モータに流れた電流の監視を受け、
   前記電流のインプットは、キルン（１）の内部の材料の
   詰まりの危険度を示す指度とされる、ことを特徴とする
   請求項７に記載のキルン。 １９、前記ホッパー（２８）と関連する前記荷重セル（
   ２９）及び、前記モータ（３５）に流れた電流の監視装
   置、並びにキルン（１）の重量を検出する荷重セル（６
   ７）は、キルン（１）への原料供給を制御する１個の単
   一電子装置と接続されている、ことを特徴とする請求項
   １２、１７、及び１８のうちいずれか１項に記載のキル
   ン。