JPH038686Y2 - - Google Patents
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- JPH038686Y2 JPH038686Y2 JP1986078711U JP7871186U JPH038686Y2 JP H038686 Y2 JPH038686 Y2 JP H038686Y2 JP 1986078711 U JP1986078711 U JP 1986078711U JP 7871186 U JP7871186 U JP 7871186U JP H038686 Y2 JPH038686 Y2 JP H038686Y2
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Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、各種電線束を収納し、電線の引出し
及び巻き戻しのできる電線ドラムに関し、更に詳
細には各種電線束の巻径の相違に対して広範囲に
対応できる機構を備えた電線ドラムに関する。
及び巻き戻しのできる電線ドラムに関し、更に詳
細には各種電線束の巻径の相違に対して広範囲に
対応できる機構を備えた電線ドラムに関する。
(従来技術)
従来、各種電線束の巻径の相違に対して巻軸を
拡開、縮小できる機構を備えた、電線ドラムとし
て、実開昭57−189217号公報に記載のコイル電線
巻戻し用支持枠や実開昭56−40150号公報等に記
載の可変巻胴装置が知られている。
拡開、縮小できる機構を備えた、電線ドラムとし
て、実開昭57−189217号公報に記載のコイル電線
巻戻し用支持枠や実開昭56−40150号公報等に記
載の可変巻胴装置が知られている。
実開昭57−189217号公報に記載のコイル電線巻
戻し用支持枠は「対設せる組立式支持枠間に、両
端を夫々支持枠に着脱可能に取付けた支軸を設
け、該支軸上にネジを外周に刻設した軸管を嵌合
し、該軸管の両端寄りネジ上に調節板を螺合し、
該調節板の各内側面に沿うて円盤状側枠板を装置
し、これを調節板の殻部に押しネジで取付けた保
持環で定着し、対設した調節板の殻部間の軸管上
に、コイルスプリングを中間に配してろくろ状環
を摺動可能に配置し、該ろくろ状環に放射状に設
けた連結片に、基端を夫々螺着した相対設せる起
伏支杆を夫々一組宛互に交叉されて立設すると共
に、交叉させた各組の起伏杆の上端をコイル電線
支承板の下面に設けた連結片に連結し、支承板を
軸管を中心に円輪状に配設した」ものである。
戻し用支持枠は「対設せる組立式支持枠間に、両
端を夫々支持枠に着脱可能に取付けた支軸を設
け、該支軸上にネジを外周に刻設した軸管を嵌合
し、該軸管の両端寄りネジ上に調節板を螺合し、
該調節板の各内側面に沿うて円盤状側枠板を装置
し、これを調節板の殻部に押しネジで取付けた保
持環で定着し、対設した調節板の殻部間の軸管上
に、コイルスプリングを中間に配してろくろ状環
を摺動可能に配置し、該ろくろ状環に放射状に設
けた連結片に、基端を夫々螺着した相対設せる起
伏支杆を夫々一組宛互に交叉されて立設すると共
に、交叉させた各組の起伏杆の上端をコイル電線
支承板の下面に設けた連結片に連結し、支承板を
軸管を中心に円輪状に配設した」ものである。
また、実開昭56−40150号公報等に記載の可変
巻胴装置は「主軸に回転または軸方向に摺動自在
に挿着された複数の各スライダに、所定角度で傾
斜する可動リングを介して複数の巻胴板を連結
し、上記各スライダの回動、つまり軸方向の摺動
により上記各巻胴板が形成する短形形状を自在に
変化させるようにした」ものである。
巻胴装置は「主軸に回転または軸方向に摺動自在
に挿着された複数の各スライダに、所定角度で傾
斜する可動リングを介して複数の巻胴板を連結
し、上記各スライダの回動、つまり軸方向の摺動
により上記各巻胴板が形成する短形形状を自在に
変化させるようにした」ものである。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、これら電線ドラムにあつては、
巻軸を拡開、縮小できる構造として、両端を回動
自在に枢着した連結部材によるリンク機構をとつ
ているため、電線束の内面の巻軸への装着が一方
へかたよつたり、電線束が巻軸の外面に均一に押
圧していない状態では、連結部材が枢着部分で回
動し、巻軸の外面が傾斜し、電線束を確実に保持
することができないという問題があつた。実開昭
56−40150号公報記載の可変巻胴装置のように中
心軸に三組以上のリンク機構をとれば、このよう
な巻軸の外面の傾斜の問題は生じないが、かかる
装置では構造自体が複雑であるとともに各リンク
機構を同時に移動させないと巻軸の拡開、縮小が
できず操作が面倒であるという問題があつた。
巻軸を拡開、縮小できる構造として、両端を回動
自在に枢着した連結部材によるリンク機構をとつ
ているため、電線束の内面の巻軸への装着が一方
へかたよつたり、電線束が巻軸の外面に均一に押
圧していない状態では、連結部材が枢着部分で回
動し、巻軸の外面が傾斜し、電線束を確実に保持
することができないという問題があつた。実開昭
56−40150号公報記載の可変巻胴装置のように中
心軸に三組以上のリンク機構をとれば、このよう
な巻軸の外面の傾斜の問題は生じないが、かかる
装置では構造自体が複雑であるとともに各リンク
機構を同時に移動させないと巻軸の拡開、縮小が
できず操作が面倒であるという問題があつた。
本考案は、このような両端を回動自在に枢着し
た連結部材によるリンク機構を有する電線ドラム
について、簡単な構造で安定して巻軸の径を一定
に保つことができ電線束を確実に保持することが
できる。
た連結部材によるリンク機構を有する電線ドラム
について、簡単な構造で安定して巻軸の径を一定
に保つことができ電線束を確実に保持することが
できる。
(課題を解決するための手段)
そこで上記目的を達成するため本考案の採つた
手段は、平板形状で中心に中心回転軸を挿通する
挿通孔を有する基板と、この基板の中心に端部を
挿通し円柱形状で外表面にネジ部を設けた中心回
転軸と、中空円筒形状で前記中心回転軸に螺合す
るネジ螺合部を内面に設け外端部に二組の摺動レ
バー両端部共通の枢着部を設けた調節ツマミと、
この調節ツマミの枢着部に両端を共通に枢着し各
他端を各々対称配置された二つの摺動部の各枢着
部に枢着した二組の摺動レバーと、この二組の摺
動レバーの各端部に各枢着部を枢着し前記中心回
転軸に対して対称配置し基板に当接する底面部を
有する半円筒形状の二つの摺動部とを備え、基板
に沿つて摺動する摺動部に対して、この二つの摺
動部の底面部を挟むように前記基板の反対側に設
けた円盤形状の安定板と、この安定板と前記調節
ツマミとの間に設けた安定板を押圧する支持バネ
とにより摺動部を保持させて成ることを特徴とす
るものである。
手段は、平板形状で中心に中心回転軸を挿通する
挿通孔を有する基板と、この基板の中心に端部を
挿通し円柱形状で外表面にネジ部を設けた中心回
転軸と、中空円筒形状で前記中心回転軸に螺合す
るネジ螺合部を内面に設け外端部に二組の摺動レ
バー両端部共通の枢着部を設けた調節ツマミと、
この調節ツマミの枢着部に両端を共通に枢着し各
他端を各々対称配置された二つの摺動部の各枢着
部に枢着した二組の摺動レバーと、この二組の摺
動レバーの各端部に各枢着部を枢着し前記中心回
転軸に対して対称配置し基板に当接する底面部を
有する半円筒形状の二つの摺動部とを備え、基板
に沿つて摺動する摺動部に対して、この二つの摺
動部の底面部を挟むように前記基板の反対側に設
けた円盤形状の安定板と、この安定板と前記調節
ツマミとの間に設けた安定板を押圧する支持バネ
とにより摺動部を保持させて成ることを特徴とす
るものである。
(作用)
このような上記手段を採る本考案の電線ドラム
にあつては、調節ツマミを回動することにより二
組の摺動レバーを中心回転軸に沿つて摺動させ、
この二組の摺動レバーが水平自在に摺動すること
により二つの半円筒形状の摺動部を前記基板に沿
つて摺動させ、電線束の巻径に対応させて、その
内面を押圧できるようになつている。
にあつては、調節ツマミを回動することにより二
組の摺動レバーを中心回転軸に沿つて摺動させ、
この二組の摺動レバーが水平自在に摺動すること
により二つの半円筒形状の摺動部を前記基板に沿
つて摺動させ、電線束の巻径に対応させて、その
内面を押圧できるようになつている。
このとき、円盤形状の安定板と支持バネとによ
つて二つの摺動部を保持し、摺動部の摺動を安定
させ、電線束が片方にかたよつたり、電線束の内
面が摺動部の外面を均一に押圧していない状態に
あつても電線束の巻径に合わせた一定の径に保つ
ことができるようになつている。
つて二つの摺動部を保持し、摺動部の摺動を安定
させ、電線束が片方にかたよつたり、電線束の内
面が摺動部の外面を均一に押圧していない状態に
あつても電線束の巻径に合わせた一定の径に保つ
ことができるようになつている。
(実施例)
以下に、図面を参図して、この考案を具体化し
た好適な実施例を例示的に詳しく説明する。
た好適な実施例を例示的に詳しく説明する。
第1図は本考案を具体化した電線ドラム10の
一例で、二つの摺動部5を開いた状態を示す全体
正面図で、第2図は第1図の全体断面図で、第3
図は第1図の内部の構造を示す部分拡大正面図
で、第4図は二つの摺動部5を閉じた状態を示す
全体断面図である。
一例で、二つの摺動部5を開いた状態を示す全体
正面図で、第2図は第1図の全体断面図で、第3
図は第1図の内部の構造を示す部分拡大正面図
で、第4図は二つの摺動部5を閉じた状態を示す
全体断面図である。
これらの図に示す電線ドラム10は基板1と、
中心回転軸2と、調節ツマミ3と、二組の摺動レ
バー4と、二つの摺動部5と、安定板6と、支持
バネ7と、側面支持板8と、支持枠11とを備え
たものである。
中心回転軸2と、調節ツマミ3と、二組の摺動レ
バー4と、二つの摺動部5と、安定板6と、支持
バネ7と、側面支持板8と、支持枠11とを備え
たものである。
以下、この第1図〜第4図に於いて、基板1は
電線束9の一方の側面を確実に支持し、且つ摺動
部5底面を支持するもので、その形状は円盤形
状、その材質は合板、スチール、プラスチツク
等、何でもよい。そしてこれの内側表面には電線
を保護する弾性体(ゴムシート)が貼設され、且
つ摺動部5の摺動面が当接され、これの中心には
中心回転軸2端部を挿通する挿通孔が穿設されて
いる。
電線束9の一方の側面を確実に支持し、且つ摺動
部5底面を支持するもので、その形状は円盤形
状、その材質は合板、スチール、プラスチツク
等、何でもよい。そしてこれの内側表面には電線
を保護する弾性体(ゴムシート)が貼設され、且
つ摺動部5の摺動面が当接され、これの中心には
中心回転軸2端部を挿通する挿通孔が穿設されて
いる。
中心回転軸2は調節ツマミ3を回動させて、こ
の中心軸2に対して水平自在に摺動させるもの
で、その形状は外表面にネジ部を設けた円柱形
状、その材質はスチール、強化プラスチツク等で
ある。そしてこれの外表面に螺刻されたネジ部に
は調節ツマミ3はこれを回動することにより、二
組の摺動レバー4を前記中心回転軸2に対して水
平自在に摺動させるもので、その形状は円筒形
状、材質は強化プラスチツク等で、前記中心回転
軸2に螺合するネジ螺合部がその内面に設けら
れ、その外端部に二組の摺動レバー4両端部共通
の枢着部31が設けられている。そしてこの枢着
部31には二組の摺動レバー4の各端部が共通に
枢着されている。
の中心軸2に対して水平自在に摺動させるもの
で、その形状は外表面にネジ部を設けた円柱形
状、その材質はスチール、強化プラスチツク等で
ある。そしてこれの外表面に螺刻されたネジ部に
は調節ツマミ3はこれを回動することにより、二
組の摺動レバー4を前記中心回転軸2に対して水
平自在に摺動させるもので、その形状は円筒形
状、材質は強化プラスチツク等で、前記中心回転
軸2に螺合するネジ螺合部がその内面に設けら
れ、その外端部に二組の摺動レバー4両端部共通
の枢着部31が設けられている。そしてこの枢着
部31には二組の摺動レバー4の各端部が共通に
枢着されている。
二組の摺動レバー4は二つの摺動部5を前記基
板1に対して水平自在に摺動されるもので、その
形状は棒形状、材質は強度的に強い鋼材等で、前
記枢着部31と摺動部5の枢着部51とに各々ピ
ン棒で枢着できるようにその両端部には小さい挿
通孔41が設けられている。そしてこれの他端部
は挿通孔41を介してピン棒で各摺動部5の枢着
部51に枢着されている。
板1に対して水平自在に摺動されるもので、その
形状は棒形状、材質は強度的に強い鋼材等で、前
記枢着部31と摺動部5の枢着部51とに各々ピ
ン棒で枢着できるようにその両端部には小さい挿
通孔41が設けられている。そしてこれの他端部
は挿通孔41を介してピン棒で各摺動部5の枢着
部51に枢着されている。
二つの摺動部5は電線束9の内外面を内側から
押圧することにより確実に支持するもので、その
形状は半円筒形状で、材質は強度的に強いスチー
ル等で、前記摺動レバー4の端部が枢着できるよ
うにこの二つの摺動部5の下部には各々枢着部5
1が設けられ、前記基板1に対して水平自在に摺
動できるように各々底面には半円盤形状の底面部
が設けられている。そしてこの底面部の上面には
安定板6が支持バネ7により押圧されている。
押圧することにより確実に支持するもので、その
形状は半円筒形状で、材質は強度的に強いスチー
ル等で、前記摺動レバー4の端部が枢着できるよ
うにこの二つの摺動部5の下部には各々枢着部5
1が設けられ、前記基板1に対して水平自在に摺
動できるように各々底面には半円盤形状の底面部
が設けられている。そしてこの底面部の上面には
安定板6が支持バネ7により押圧されている。
安定板6は前記二つの摺動部5の摺動を支持バ
ネ7でこの安定板6を押圧することにより安定さ
せるもので、その形状は円盤形状、材質は強度的
に強いスチール等で、前記中心回転軸2を挿通で
きるようにその中心には挿通孔61が設けられて
いる。そしてこれの挿通孔61周辺部は支持バネ
7により押圧されている。
ネ7でこの安定板6を押圧することにより安定さ
せるもので、その形状は円盤形状、材質は強度的
に強いスチール等で、前記中心回転軸2を挿通で
きるようにその中心には挿通孔61が設けられて
いる。そしてこれの挿通孔61周辺部は支持バネ
7により押圧されている。
支持バネ7は前記調節ツマミ3を支持固定し、
そして前記安定板6を押圧するもので、その形状
はコイル形状、材質は強度的に強い弾性を有する
材質で、これは前記中心回転軸2をこの中に挿通
し前記安定板6と前記調節ツマミ3との間に設定
されている。
そして前記安定板6を押圧するもので、その形状
はコイル形状、材質は強度的に強い弾性を有する
材質で、これは前記中心回転軸2をこの中に挿通
し前記安定板6と前記調節ツマミ3との間に設定
されている。
側面支持板8は前記電線束9の一方の側面を確
実に支持し、これの取外しができ、且つ電線が側
面支持板8と前記摺動部5との隙間から剥み出さ
ない構造を有するもので、その形状は中心に前記
二つの摺動部5を挿通できる大きな挿通穴を有す
るドーナツ形状、材質は合板、スチール、プラス
チツク等、何でもよい。そしてこの側面支持板8
は電線束9の装着が簡単にできる構造を備え、且
つ電線が側面支持板8と前記摺動部5との隙間か
ら剥み出さないように、側面支持板8と前記摺動
部5とに隙間が生じない構造を備えている。
実に支持し、これの取外しができ、且つ電線が側
面支持板8と前記摺動部5との隙間から剥み出さ
ない構造を有するもので、その形状は中心に前記
二つの摺動部5を挿通できる大きな挿通穴を有す
るドーナツ形状、材質は合板、スチール、プラス
チツク等、何でもよい。そしてこの側面支持板8
は電線束9の装着が簡単にできる構造を備え、且
つ電線が側面支持板8と前記摺動部5との隙間か
ら剥み出さないように、側面支持板8と前記摺動
部5とに隙間が生じない構造を備えている。
即ち上記前者の構造は本実施例の場合、側面支
持板8上の両端部に対称に配設した二本の押え軸
82と、この二本の押え軸82に各々周着する二
つのバネ83と、前記二本の押え軸82と中心回
転軸2とを挿通する三つの挿通孔を有する押え板
85と、前記二本の押え軸82に各々螺合し押え
板85を支持する二つの押えネジ84と、中心回
転軸2に螺合し押え板85を支持する押えツマミ
86とを備えたもので、この構造に限定しない。
持板8上の両端部に対称に配設した二本の押え軸
82と、この二本の押え軸82に各々周着する二
つのバネ83と、前記二本の押え軸82と中心回
転軸2とを挿通する三つの挿通孔を有する押え板
85と、前記二本の押え軸82に各々螺合し押え
板85を支持する二つの押えネジ84と、中心回
転軸2に螺合し押え板85を支持する押えツマミ
86とを備えたもので、この構造に限定しない。
又、上記後者の構造は本実施例の場合、側面支
持板8と前記摺動部5とに隙間が生じないよう
に、側面支持板8の内側表面に、ドーナツ形状の
弾性体87であるゴムシートを貼設したもので、
この構造に限定しない。
持板8と前記摺動部5とに隙間が生じないよう
に、側面支持板8の内側表面に、ドーナツ形状の
弾性体87であるゴムシートを貼設したもので、
この構造に限定しない。
支持枠11は前記中心回転軸2を支持し、電線
ドラム10全体を回転させることのできるもの
で、この支持枠11の挿通孔111に中心回転軸
2の両端部が挿通され支持され、中心回転軸2の
両端部が挿通孔111から外されないよう二つの
ネジが螺着されている。この支持枠11を設けた
ことにより、作業現場での電線束9の引出し及び
巻戻しを更に円滑に行なうことができ、そして電
線ドラム10の持ち運びが容易にできる。
ドラム10全体を回転させることのできるもの
で、この支持枠11の挿通孔111に中心回転軸
2の両端部が挿通され支持され、中心回転軸2の
両端部が挿通孔111から外されないよう二つの
ネジが螺着されている。この支持枠11を設けた
ことにより、作業現場での電線束9の引出し及び
巻戻しを更に円滑に行なうことができ、そして電
線ドラム10の持ち運びが容易にできる。
さて次に第2図〜第4図を参照して本考案の電
線ドラム10の操作について説明する。
線ドラム10の操作について説明する。
この第2図〜第4図に示す電線ドラム10にあ
つては、基板1が電線束9の一方の側面を確実に
支持し且つ摺動部5の底面図52を支持し、側面
支持板8が前記電線束9の他方の側面を確実に支
持し、そして中心回転軸2にはその外表面にネジ
部が螺刻されているから調節ツマミ3を円滑に回
動させることができ、この調節ツマミ3を回動す
ることにより二組の摺動レバー4を前記中心回転
軸2に対して水平自在に摺動させ、この二組の摺
動レバー4が水平自在に摺動することにより二つ
の摺動部5が前記基板1に対して水平自在に摺動
させ、この半円筒形状の二つの摺動部5が前記基
板1に対して水平自在に摺動することにより電線
束9の内外面を押圧、又は弛緩する仕組みとなつ
ている。これにより、各種電線束9の巻径の相違
に対して広範囲に対応でき、各種電線束9の装着
が容易にでき、又作業中、衝撃等により電線束9
がゆるむということはない。
つては、基板1が電線束9の一方の側面を確実に
支持し且つ摺動部5の底面図52を支持し、側面
支持板8が前記電線束9の他方の側面を確実に支
持し、そして中心回転軸2にはその外表面にネジ
部が螺刻されているから調節ツマミ3を円滑に回
動させることができ、この調節ツマミ3を回動す
ることにより二組の摺動レバー4を前記中心回転
軸2に対して水平自在に摺動させ、この二組の摺
動レバー4が水平自在に摺動することにより二つ
の摺動部5が前記基板1に対して水平自在に摺動
させ、この半円筒形状の二つの摺動部5が前記基
板1に対して水平自在に摺動することにより電線
束9の内外面を押圧、又は弛緩する仕組みとなつ
ている。これにより、各種電線束9の巻径の相違
に対して広範囲に対応でき、各種電線束9の装着
が容易にでき、又作業中、衝撃等により電線束9
がゆるむということはない。
尚、円盤形状の安定板6が二つの摺動部5の摺
動を安定させ、支持バネ7が衝撃等により前記調
節ツマミ3がゆるまないようにこれを確実に支持
固定している。
動を安定させ、支持バネ7が衝撃等により前記調
節ツマミ3がゆるまないようにこれを確実に支持
固定している。
そして各種電線束9の装着、交換は側面支持板
8を取外して行なう。この側面支持板8の取外し
は、押えツマミ86、二つの押えネジ84、押え
板85、二つの押えバネ83、側面支持板8の順
に行なうものである。又側面支持板8の取付け
は、以上の逆の順に行なえばよい。よつて、各種
電線束9の装着、交換は容易に行なうことができ
る。
8を取外して行なう。この側面支持板8の取外し
は、押えツマミ86、二つの押えネジ84、押え
板85、二つの押えバネ83、側面支持板8の順
に行なうものである。又側面支持板8の取付け
は、以上の逆の順に行なえばよい。よつて、各種
電線束9の装着、交換は容易に行なうことができ
る。
第5図は本考案を具体化した電線ドラム10の
別例を示す全体断面図である。
別例を示す全体断面図である。
この第5図に於いては、各種電線束9を区画す
る区画板12が、基板1と側面支持板8との間に
設けられている。これにより、電線ドラム10に
二種類以上の電線束9を区別して装着することが
できる。よつて、配線作業現場に於いては、その
作業性の向上を図ることができる。
る区画板12が、基板1と側面支持板8との間に
設けられている。これにより、電線ドラム10に
二種類以上の電線束9を区別して装着することが
できる。よつて、配線作業現場に於いては、その
作業性の向上を図ることができる。
尚、この区画板12は摺動部5上面に沿つて摺
動可能なもので、この表面には電線を保護できよ
うに、弾性体(ゴムシート)を貼設してある。
動可能なもので、この表面には電線を保護できよ
うに、弾性体(ゴムシート)を貼設してある。
(考案の効果)
以上、本考案の電線ドラムにあつては、調節ツ
マミを回動することにより二組の摺動レバーを中
心回転軸に沿つて摺動させ、この二組の摺動レバ
ーが水平自在に摺動することにより二つの半円筒
形状の摺動部を前記基板に沿つて摺動させ、電線
束の巻径に対応させて、その内面を押圧できるよ
うになつている。
マミを回動することにより二組の摺動レバーを中
心回転軸に沿つて摺動させ、この二組の摺動レバ
ーが水平自在に摺動することにより二つの半円筒
形状の摺動部を前記基板に沿つて摺動させ、電線
束の巻径に対応させて、その内面を押圧できるよ
うになつている。
このとき、円盤形状の安定板と支持バネとによ
つて二つの摺動部を保持し、摺動部の摺動を安定
させ、電線束が片方にかたよつたり、電線束の内
面が摺動部の外面を均一に押圧していない状態に
あつても電線束の巻径に合わせた一定の径に保つ
ことができるようになつている。
つて二つの摺動部を保持し、摺動部の摺動を安定
させ、電線束が片方にかたよつたり、電線束の内
面が摺動部の外面を均一に押圧していない状態に
あつても電線束の巻径に合わせた一定の径に保つ
ことができるようになつている。
これにより、電線束のゆるみもなく、電線束を
確実に保持し、円滑な電線の引出しができるよう
になつている。そして、一組の摺動レバーによる
リンク機構で摺動部を拡開、縮小できる簡単な構
造であり、またその操作も調節ツマミの回転によ
り容易に行なうことができる。
確実に保持し、円滑な電線の引出しができるよう
になつている。そして、一組の摺動レバーによる
リンク機構で摺動部を拡開、縮小できる簡単な構
造であり、またその操作も調節ツマミの回転によ
り容易に行なうことができる。
第1図は本考案を具体化した電線ドラムの一例
で、二つの摺動部を開いた状態を示す全体正面
図、第2図は第1図の全体断面図、第3図は第1
図の内部の構造を示す部分拡大正面図、第4図は
二つの摺動部を閉じた状態を示す全体断面図、第
5図は本考案を具体化した電動ドラムの別例を示
す全体断面図である。 符号の説明、1……基板、2……中心回転軸、
3……調節ツマミ、31……枢着部、4……摺動
レバー、41……挿通孔、5……摺動部、51…
…枢着部、52……底面部、6……安定板、61
……挿通孔、7……支持バネ、8……側面支持
板、81……挿通穴、82……押え軸、83……
押えバネ、84……押えネジ、85……押え板、
86……押えツマミ、87……弾性体、9……電
線束、11……支持枠、10……電線ドラム、1
2……区画板。
で、二つの摺動部を開いた状態を示す全体正面
図、第2図は第1図の全体断面図、第3図は第1
図の内部の構造を示す部分拡大正面図、第4図は
二つの摺動部を閉じた状態を示す全体断面図、第
5図は本考案を具体化した電動ドラムの別例を示
す全体断面図である。 符号の説明、1……基板、2……中心回転軸、
3……調節ツマミ、31……枢着部、4……摺動
レバー、41……挿通孔、5……摺動部、51…
…枢着部、52……底面部、6……安定板、61
……挿通孔、7……支持バネ、8……側面支持
板、81……挿通穴、82……押え軸、83……
押えバネ、84……押えネジ、85……押え板、
86……押えツマミ、87……弾性体、9……電
線束、11……支持枠、10……電線ドラム、1
2……区画板。
Claims (1)
- 平板形状で中心に中心回転軸を挿通する挿通孔
を有する基板と、この基板の中心に端部を挿通し
円柱形状で外表面にネジ部を設けた中心回転軸
と、中空円筒形状で前記中心回転軸に螺合するネ
ジ螺合部を内面に設け外端部に二組の摺動レバー
両端部共通の枢着部を設けた調節ツマミと、この
調節ツマミの枢着部に両端を共通に枢着し各他端
を各々対称配置された二つの摺動部の各枢着部に
枢着した二組の摺動レバーと、この二組の摺動レ
バーの各端部に各枢着部を枢着し前記中心回転軸
に対して対称配置し基板に当接する底面部を有す
る半円筒形状の二つの摺動部とを備え、基板に沿
つて摺動する摺動部に対して、この二つの摺動部
の底面部を挟むように前記基板の反対側に設けた
円盤形状の安定板と、この安定板と前記調節ツマ
ミとの間に設けた安定板を押圧する支持バネとに
より摺動部を保持させて成ることを特徴とする電
線ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986078711U JPH038686Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986078711U JPH038686Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63192369U JPS63192369U (ja) | 1988-12-12 |
JPH038686Y2 true JPH038686Y2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=30927903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986078711U Expired JPH038686Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH038686Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640150B2 (ja) * | 1976-01-01 | 1981-09-18 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640150U (ja) * | 1979-09-07 | 1981-04-14 | ||
JPS57189217U (ja) * | 1981-05-23 | 1982-12-01 |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP1986078711U patent/JPH038686Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640150B2 (ja) * | 1976-01-01 | 1981-09-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63192369U (ja) | 1988-12-12 |
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