JPH0386869A - キナゾリン誘導体の製造法 - Google Patents

キナゾリン誘導体の製造法

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JPH0386869A
JPH0386869A JP22365889A JP22365889A JPH0386869A JP H0386869 A JPH0386869 A JP H0386869A JP 22365889 A JP22365889 A JP 22365889A JP 22365889 A JP22365889 A JP 22365889A JP H0386869 A JPH0386869 A JP H0386869A
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JP
Japan
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formula
compound
solvent
dichloroquinazoline
base
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Pending
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JP22365889A
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English (en)
Inventor
Kenji Yoshida
健二 吉田
Takashi Tanaka
隆 田中
Hiroshi Otaka
博 大高
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は医薬品として宥用なキナゾリン誘導体の製造法
に関する。
更に詳しくは、本発明は公開特許公報(特開昭64−4
2472号)に記載されている脳機能障害改善剤として
有用な2−(4−アリル−1−ピペラジニル)−4−ペ
ンチルオキシキナゾリン(I)またはその薬理学的に許
容される酸付加塩の製造法に関する。
[従来の技術] 前記公報には、キナゾリン誘導体(I)およびその薬理
学的に許容される酸付加塩が低酸素負荷による学習・記
憶障害に対する改善作用、低酸素状態における脳保護作
用、過酸化脂質生成抑制作用等の種々の薬理作用を有す
ることから老人性痴呆における脳機能障害改善剤として
宥用であると記載されている。また、同公報には、キナ
ゾリン誘導体(I)およびその薬理学的に許容される酸
付加塩の製造法についても種々の方法が記載されており
、その一つとして以下の製造法が記載されている。
即ち、2.4−ジクロロキナゾリン(II )と1−ペ
ンタノール(m)とをN、N−ジメチルホルムアくト等
の不活性有機溶媒中で水素化ナトリウム等の塩基の存在
下に反応させ2−クロロ−4−ペンチルオキシキナゾリ
ン(IV)とし、これを単離精製した後、無溶媒もしく
はトルエン等の不活性有機溶媒中でN−アリルピペラジ
ン(V)と反応させてキナゾリン誘導体(I)を製造し
、更に必要に応じて常法に従って薬理学的に許容される
酸付加塩に導く製造法が記載されている。
(工り (IV) (I) [発明が解決しようとする課題] 本発明者らはキナゾリン誘導体(I)またはその薬理学
的に許容される酸付加塩の工業的に右利な製造法を見出
すべく種々検討を加えた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記の観点に立って種々検討した結果、前
記製造法に改良を加えることによって、キナゾリン誘導
体(I)またはその薬理学的に許容される酸付加塩が工
業的に有利に製造できることを見出し本発明を完成させ
た。
即ち、化合物(II)と化合物(m)とを相間移動触媒
と塩基の存在下に反応させて化合物(IV)とした後、
これを単離精製することなく化合物(V)と反応させる
ことによってキナゾリン誘導体(I)をワンポット反応
で製造することができることを見出し本発明を完成させ
た。
本発明は以下のようにして実施される。
即ち、化合物(II)にこれと当モルないしや\過剰量
、通常1〜1.5倍モルの化合物(III)とを、水と
混和しない不活性有機溶媒と水との混合溶媒中で相間移
動触媒と塩基の存在下に室温から溶媒の沸点、好ましく
は室温から506Cで1時間以上、好ましくは2〜5時
間反応させ化合物(IV)とした後、これを単離精製す
ることなく引続き化合物(II)に対して当モルないし
や\過剰量、通常1〜1.5倍モルの化合物(V)を加
え、50℃から溶媒の沸点で1〜3時間反応させること
によってキナゾリン誘導体(I)が得られる。また、更
に必要に応じて常法に従って薬理学的に許容される酸付
加塩に導くことができる。
なお、薬理学的に許容される酸付加塩としては例えば塩
酸塩、硫酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩等が挙げられ
る。
上記製造法によって生成したキナゾリン誘導体(I)お
よびその酸付加塩は常法、例えば減圧蒸留、クロマトグ
ラフィー、結晶化および/または再結晶等によって単離
精製することができる。
上記製造法において、不活性有機溶媒としては例えばト
ルエン、キシレン、1.2−ジクロロエタン等が用いら
れる。
相関移動触媒としては臭化テトラ−n−ブチルアンモニ
ウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ラウ
リルピリジニウム等が用いられ、化合物(II)に対し
て0.02倍モル以上、好ましくは0.055倍モル程
を用いる。
塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無
機塩基を用いることができ、化合物(II)に対して当
モル以上、好ましくは2倍モル程度を用いる。
上記製造法において原料として用いられる化合物(II
)は2,4(IH,3H)−キナゾリンジオン(VI)
から種々の方法(例えばF、H,S、Curd、 J、
に、Land−quist and F、L、Rose
、 J、Chem、Soc、、1947.775に記載
の方法)で製造することができるが、化合物(VI)と
、化合物(VI)に対して2〜3倍モルのオキシ塩化リ
ンと1〜2倍モルの無水マレイン酸あるいは炭酸エチレ
ンとを無溶媒で室温から反応混合物の沸点、好ましくは
80〜120℃で0.5〜3時間反応させることによっ
ても製造することがで(VI) [発明の効果] 本発明の製造法によれば、合成中間体である化合物(I
V)を単離精製することなく引続いて次の反応を行うこ
とができるため化合物(II)からキナゾリン誘導体(
I)をワンポット反応で、しかも高収率で製造すること
ができる。また、化合物(II)と化合物(III)と
の反応において、塩基として従来の水素化ナトリウムの
かわりに、取扱い易く、しかも安価な水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等の無機塩基を使用することができる
従って、本発明の製造法によって、脳機能障害改善剤と
して宥用なキナゾリン誘導体(I)またはその薬理学的
に許容される酸付加塩を工業的に右利に製造することが
できる。
[実施例] 次に、製造例および実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明する。
製造例1 2.4−ジクロロキナゾリン(工I: 2.4(IH,3H)−キナゾリンジオン(VI) 5
.0g(30゜8mmo1)と無水マレイン酸6.04
g(61,6mmol)とオキシ塩化リン10m1(0
,llmol)との混合物を120°Cで2時間加熱攪
拌した。反応混合物にクロロホルム25m1を加え、得
られた溶液を氷水25m1中に注ぎ、10分間攪拌した
。次いで、10%水酸化ナトリウム溶液を加えて水層の
pHな7〜8とし、有機層を分取した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を常圧下に留去した。残
渣にクロロホルム(5ml)を加え、攪拌しなからn−
ヘキサン(15ml)を加えて析出した結晶を濾取し、
減圧乾燥して2.4−ジクロロキナゾリン(II ) 
4.5g (収率73z)を得た。
融点: 117−119°C NMR(CDC13,δppm) : 7.50−8.
46(4H,m)。
元素分析値(CaH4CIJ2として):計算値(駕)
C,48,28,H,2,03,N、14.07実測値
CX)C,4B、29;H,2゜25;N、14.22
実施例1 2.4−ジクロロキナゾリン(II ) 7.8Kg(
39,2mol)と1−ペンタノール(III) 4.
1Kg(46,5mol)とをトルエン26Kgに40
°Cで加熱溶解した。この溶液に臭化テトラ−n−ブチ
ルアンモニウム0.6Kgを加えた後、水酸化ナトリウ
ム3.3Kgを水7.8Kgに溶かした溶液を456C
以下で攪拌下に加えた。35〜45℃で4.5時間攪拌
した後、生成した2−クロロ−4−ペンチルオキシキナ
ゾリン(rV)を単離精製することなしに1−アリルピ
ペラジン(V ) 5.0Kg(39,6mol)を加
え2時間加熱還流した。反応混合物を30’Cまで冷却
後、不溶物を濾別し、有機層を分取した。
有機層を水11Kgで2回洗浄した後、減圧濃縮して油
状の2−(4−アリル−1−ピペラジニル)−4−ペン
チルオキシキナゾリン(I ) 11.2Kg (収率
84z)を得た、これをアセトン3.8kgと水11.
3kgに溶解し、アセトン8.8kgと水11.3kg
とフマル酸3.8kg(32,7mol)の混合物中に
滴下し、加熱溶解した。冷機、析出した結晶を濾取し、
アセトン16.5kgと水20.8助の混合溶媒から再
結晶することによって2−(4−アリル−1−ピペラジ
ニル)−4−ペンチルオキシキナゾリン・1フマル酸塩
10.4kg (全収率58%)を得た。
融点: 137−141℃ NMR(DMSO−d6.δppm) : 0.90(
3H,t)、1.30−1.48(4H,m) 、 1
.76−1.85(2H,m) 、2.51−2.57
(4H。
m) 、3.10(2H,d) 、3.84−3.88
(4H,m) 、4.46(2H。
t) 、5.18−5.28(2H,m) 、5.80
−5.94(IH,m)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物と下式 CH_3(CH_2)_4OH で示される化合物とを、相関移動触媒と塩基の存在下に
    反応させて下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物とした後、これを単離精製することな
    く下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物と反応させることを特徴とする下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるキナゾリン誘導体またはその薬理学的に許容
    される酸付加塩の製造法。
JP22365889A 1989-08-30 1989-08-30 キナゾリン誘導体の製造法 Pending JPH0386869A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604384A (en) * 1993-02-08 1997-02-18 Winner International Royalty Corporation Anti-theft device for motor vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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