JPH0386799A - 食品用洗浄剤 - Google Patents

食品用洗浄剤

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JPH0386799A
JPH0386799A JP22408189A JP22408189A JPH0386799A JP H0386799 A JPH0386799 A JP H0386799A JP 22408189 A JP22408189 A JP 22408189A JP 22408189 A JP22408189 A JP 22408189A JP H0386799 A JPH0386799 A JP H0386799A
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saponin
acid
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protein
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Hideaki Miyawaki
宮脇 英昭
Yasuo Taniguchi
康雄 谷口
Sumiko Sakamoto
坂本 寿美子
Kenji Hanno
賢治 半埜
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TAIYO KORYO KK
Katayama Chemical Inc
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TAIYO KORYO KK
Katayama Chemical Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、食品用洗浄剤に関する。更に詳しくは、野菜
、果物、穀物、魚貝類等の洗浄用として好適な洗浄剤に
関する。
最丘、指定産地を中心とした広域の野菜、果物栽培では
、栽培面積の拡大、施設の大型化、恒久化等に伴って連
作が余儀なくされ、そのために連作障害、病害虫の発生
に悩まされ、農薬散布する機会が多くなっている。ここ
で多数回の農薬散布は、従事者の健康への悪影響のみな
らず、残留農薬による環境汚染及び収穫した野菜、果物
汚染が社会問題となっている。
また今日、家庭廃水、産業廃棄物、船舶廃油等による海
洋汚染も深刻となっており魚貝類の汚染が心配されてい
る。斯かる状況下、汚染された野菜、果物及び魚貝類等
を効率良く洗浄できる安全な食品用洗浄剤か求められて
いる。
食品、食器等の食品用洗浄剤には、従来から石鹸を始め
種々の界面活性剤が用いられてきているが、近年、公害
上の問題、食品衛生上の問題、高品質化の要望等がクロ
ーズアップされるにつれて、下記のごとき品質が要求さ
れるようになってきている。
■食品添加物と同等に毒性の心配がないこと、■手荒れ
などの皮膚障害がないこと、 ■生分解性が良いこと、 ■農薬除去効果や除菌効果か優れていること。
この点に関し、従来から比較的安全でかつ効力の優れた
洗浄剤として、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル
型界面活性剤、シg糖脂肪酸エステル型界面活性剤、ソ
ルビタン脂肪酸エステル型界面活性剤等のいわゆる多価
アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤を単独又は併用
したものが種々用いられている(特開昭50−9290
8号、同50−119812号、同51−20907号
、同51−114406号、同51−92802号、同
49−67910号、同49−90706号、同51−
72983号、同5G−109188号、同51−30
587号、同51−2907号各公報等)。
そして、ことに安全性の高い食品性浄剤として、食品添
加物であるショ糖脂肪酸エステルを洗浄剤成分としたも
のが使われている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記したショ糖脂肪酸エステルは一般に
食品及び食器用洗浄剤として使われている合成洗浄剤に
比して起泡外及び洗浄力共に充分ではない。さらに、シ
ョ糖脂肪酸エステルは、それ自身食品添加物であり、安
全性については全く問題ないかショ糖脂肪酸エステルを
用いた洗浄剤においては、通常、対象水中での金属イオ
ンによる洗浄能力の低下を防止するために、ビルダーと
呼ばれろ金属イオン封鎖剤が多量に必要であり、このよ
うなビルグー自体の安全性について問題があった。
この点に関し、グルテン等の穀物蛋白質の部分分解物が
、それ自体で優れた洗浄効果を奏し、ことに金属イオン
の存在下においても、ビルダーを用いることなく有効な
洗浄効果を発現するという事実が見出されている。
しかしながら、グルテン等の穀物蛋白質の部分分解物に
よる洗浄効果は必ずしも充分なしのとはいえず、また、
起泡力が低いため家庭で食品を洗浄する際に、洗浄効果
の確認を目視で行うことが困難であって、実用性に欠け
る問題があった。
一方、本発明の有効成分の一つとして用いるキャラサポ
ニンやムクロジサポニン等のサポニン類は、古くから洗
浄作用を有する天然化学物質であることは知られている
か、洗浄効果の点で、食品用洗浄剤として適する乙ので
はなかった。
本発明はかかる状況下なされた乙のであり、従来のショ
糖脂肪酸エステル並の安全性を有すると共に、洗浄力及
び起泡力に優れた洗浄剤を提供しようとするもである。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用かくしてこの
発明によれば、穀物蛋白質の分解物であって、重量平均
分子量が500〜110,000の範囲の部分分解物と
、キャラサポニン及び/又はムクロジサポニンとを有効
成分として含有してなる食品用洗浄剤が提供される。
本発明は、紡述した穀物蛋白質部分分解物と、サポニン
類とを併用した際に、各々の単独使用時に比して優れた
洗浄効果及び起泡効果が奏される事実の発見に基づくも
のである。
そ・して、かかる洗浄剤組成物は、ビルダーを用成分は
いずれ#Jtffiめて安全性の高い化学物質であるた
め、食品用洗浄剤として極めて好適な組成物である。
本発明に用いろ穀物蛋白質部分分解物はゲル濾過法での
重量平均分子f1Mvv500〜110.000のらの
が適しており、洗浄効果の点で500〜30.000の
ものが好ましい。なお、Mwが500未満では実質的に
アミノ酸やそのオリゴマーが主体となって効果が低下し
、また110,000を越えると未分解のものの性状に
近く効果が低いため適さない。なお、これらの分子量は
、標準物質として1600.6500゜16000、6
5000.88000の分子量を有するポリスチレンス
ルホン酸ソーダを用い、ファルマシア社製のセファデッ
クスG−75又はG −LOGを担体として用いてゲル
濾過法によって測定した値である。
なお、本発明で穀物蛋白質とは、穀物に含有される蛋白
質を意味し、ここで穀物としては、麦類(例えば、小麦
)、トウモロコシ類、豆類(例えば、大豆)などが挙げ
られる。かかる穀物に含まれる蛋白質のうち、例えば小
麦蛋白質は、グルテニンとグリアジンを主成分として含
み、通常小麦グルテンと称せられる。また、トウモロコ
シ蛋白質は、ゼインを主成分として含み、通常トウモロ
コシグルテンと称せられる。これらはいずれら公知の物
質であり、穀物から常法によって分離や抽出して得るこ
とができる。例えば、小麦蛋白質(小麦グルテン)を得
る場合、小麦粉に少量の水を加えて固く練り、次いでこ
れを多量の水中で練ると澱粉は水中に懸濁し、グルテン
含有分は粘着性のかたまりとなって残る。この操作を、
水を替えて数回行うと灰褐色、粘稠な塊状物となって得
ることができる。この発明の部分分解物の調製のために
は、このような塊状物をそのまま使用することができる
が、その乾燥品を用いてもよく、さらに精製したしのや
部分変性品等を用いてもよい。例えば、小麦グルテンは
、乾燥品が市販されており容易に入手することができる
。その他市販のトウモロコシグルテンや大豆蛋白質を簡
便に使用することができる。なお、かかる蛋白質は、粗
製品を用いても精製品を用いてもよいが、蛋白質を70
%以上含有するものを用いるのが好ましい。
本発明に用いる穀物蛋白質部分分解物は上記穀物蛋白質
を部分分解処理に付すことにより得られる。ここで部分
分解処理は、上記穀物蛋白質を、アルカリ、酸、酵素、
還元剤又は酸化剤を用いた分解処理に付すことにより行
うことができる。
上記アルカリによる分解処理は、希アルカリ水溶夜中で
加熱することにより行なうのが適している。通常、分解
対象物の水溶液又は水分散液を水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ剤の存在下、約60〜180℃−
下、約10〜600分撹拌して行なうのが適している。
ここで分解対象物の水溶液又は水分散液としては2〜4
0重量%のものを用いるのが好ましく、また使用するア
ルカリ剤の量は分解対象物20gに対し0.l〜69と
するのが好ましい。
一方酸による分解処理は、希酸水溶液中で加熱して行な
うのが適している。通常、分解対象物の水溶液や水分散
液を、塩酸、硫酸等の無機酸や酢酸等の有機酸の存在下
、約60〜120℃下、約10〜600分撹拌して行な
うのが適している。ここでの量的条件は前述したアルカ
リ加水分解の際の条件と同一とするのが好ましい。
同じく、酵素による分解処理は、プロテアーゼ活性を有
する酵素の活水溶液中で行なうのが適しており、通常、
分解対象物の水溶液や水分散液に、ペプンン、アルカリ
プロテアーゼ、パパイン等の酵素を少量存在させた状態
でこの酵素の至適pH条件下で約10〜60℃下、約6
0〜600分行なわれる。
ここで量的条件は分解対象物209に対し酵素使用量を
0.02〜59とする以外上記と同様とするのが好まし
い。
同じく還元剤又は酸化剤による分解処理は、還元剤又は
酸化剤の活水溶液中で行なうのが適しており、通常、分
解対象物の水溶液や水分散液に、亜硫酸塩、チオール系
化合物、エリソルビン酸、ヒドラジン等の還元剤又は過
酸化水素、次亜塩素酸塩等の酸化剤を少量存在させた状
態て、約10〜lOO℃下で、lO〜600分行なわれ
る。この際の量的条件は、分解対象物209に対する還
元剤又は酸化剤の使用量を0.1〜59とする以外上記
と同様とするのが好ましい。
上記分解処理は、単独のみならず、二種以上を組合せて
行なってもよい。ことに本発明者らの知見によれば、ア
ルカリによる分解処理(A)を必須の処理とし、これに
酸、酵素、酸化剤、還元剤のta又は2N以上の分解処
理(B)を組合わせた二工程以上の分解処理により得ら
れる分解物が、従来の分解物とは異なる新規な分解物で
あり、この発明に用いる部分分解物として一つの好適な
ものであることも見出している。かかる新規な穀物蛋白
質部分分解物は、以下の物性により特性づけられるもの
である。
(a)重量平均分子量(ゲル濾過法による)が500〜
9flQGQの範囲にある。
(b)紫外吸収λwaxが、260〜28Onm付近で
、かつ赤外吸収が1400.1630及び3400cm
−’付近である。
(c)等電点が、3.9〜5.0の範囲にある。
(d)pH緩衡性(氷晶の5!量%水溶液100g(の
PHを6から2まで低下させるのにIN−塩酸を2〜2
5対必要とする)を有する。
(e)水に可溶であり、メタノール、エタノール、アセ
トン、エーテルに不溶である。
(「)外観は淡黄色ないし赤茶色の粉末である。
(g)キサントプロティン反応、ニンヒドリン反応によ
って呈色する。
(h)強い表面張力低下能(氷晶を25℃の純水に0.
1重量%添加することによって、純水の表面張力を50
dyne/ca+以下(デュヌイの表面張力計で計測)
に低下させろ)を有する。
(i)強い乳化能(氷晶19の添加使用により少なくと
も、大豆油を30重量%含有する水−大豆油混合物10
09を完全乳化(均一な乳化状態を少なくとも10分、
好ましくは1時間以上維持することを意味する)しうる
)を有する。
かかる部分分解物は、とくに上記表面張力低下能(h)
及び乳化能(i)の点で、通常の穀物蛋白質部分分解物
とは区別されるものである。
なお、上記多段分解処理の順序はとくに限定されない。
即ち、小麦グルテン等の原料を最初にアルカリ分解処理
(A)に付した後、上述した酸、酵素、還元剤又は酸化
剤を用いた分解処理(B)(アルカリ以外の分解処理)
又はその二種以上の処理に付してもよく、またこの逆の
順で分解処理を行なってもよい。また、先にアルカリ以
外の分解処理(B)に付した後、アルカリ分解処理(A
)に付し、再びアルカリ以外の分解処理(B)に付すこ
とにより得ることも可能である。また、これらの各処理
間では、適宜、中和処理がなされてもよい。これらのう
ち、アルカリ分解処理(A)と酸による分解処理(B)
とを組合わけたものが洗浄効果の点で最ら好ましい。
一方、本発明で用いるキラヤサポニンは、キラヤ酸をア
グリリコンとするトリテルペン系サポニン又はこれを主
とするサポニンであり、例えば、南米のチリ−、ポリビ
ア、ペルー地域に自生するシャボンの木(学名Quil
laja 5aponia Mo1)の樹皮から抽出し
て得ることができる。かかるキラヤサポニンはFDA 
(米国食品医薬局)においてCFRに「人間の摂取する
食品に直接添加することを認められている食品添加物」
としてキラヤ(Quillaja)の名称で掲載され加
工食品や飲料に使用することが許可されている(丸善化
成(株)キラヤニン技術資料より)。
このキラヤサポニンの代表的な構造を下式(r)に示す
(式中、Rは水素原子又はグルコピラノシル基である) 一方、ムクロジサポニンは、ヘデラゲニンをアグリコン
とするトリテルペン系サポニン又はこれを主とするサポ
ニンであり、例えば5apindus mukuros
si GAERTNER(Sapindaceae)の
果皮(別名、延命皮)から抽出して得ることができる。
このムクロジサポニンの代表的構造を下式(fl)及び
(tI[)に示す。
(式中、Rは下記9F!*の多*iを示すR=1 : 
−ara(p)−rham−ara(p)  7 : 
−ara(p)−rhaa−ara(p)2 : −a
ra(p)−rham−xyl   8 : −ara
(p)−rhaa+−xyl3 : −ara(p)−
rhaa+−ara(f)  9 : −ara(p)
−rhaa4 : −ara(p)−rhaa 5 : −ara(p)−rhas+−xyl−Ac1
 : −ara(p)−rhaa+−ara(p) −
Ac\ c (但し、上記記号は、各々、下記を意味するara(p
) : L−アラビノピラノシル rham : L−
ラムノピラノシルara(f) : L−アラビノフラ
ノシル にyl:D−キシロピラノシルglc   :
D−グルコピラノシル  AC=Cニアセチル本発明の
食品用洗浄剤は、上記穀物蛋白質部分分解物と、上記サ
ポニンとを直接混合するかあるいは水系媒体中に、溶解
又は分散して配合することにより得られる。直接混合の
場合は、混合後に顆粒化してもよい。この際の混合、又
は配合割合は、洗浄効果及び起泡効果の点で、蛋白質部
分分解物とサポニンの重量比として、100:l〜1:
10とするのが適しており、50:1−titとするの
が好ましい。
但し、本発明の食品用洗浄剤中には、本発明の効果を阻
害しない限りにおいて、他の界面活性剤、ことにレシチ
ンのような天然界面活性剤が含まれていてもよく、さら
に所望の製剤化に必要な各種添加剤、例えば溶解助剤、
ビルグー、防腐剤、着色剤、香料等が含有されていても
よい。
ここで溶解助剤としては、エタノール、プロピレングリ
コール、グリセリン、蔗糖、ブドウ糖、ソルビトール、
デキストリン等が挙げられる。有機ビルグー類としては
、グルコン酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の有機酸
類、グリシン、グルタミン酸、アラニン酸のアミノ酸類
又はこれらのカリウムもしくはナトリウム塩等が挙げら
れる。
無機ビルグー類としては、炭酸アルカリ塩、リン酸アル
カリ塩、ケイ酸アルカリ塩、芒硝、食塩等が挙げられる
。防腐剤しては、エタノール、プロピオン酸、乳酸、ソ
ルビン酸、デヒドロ酢酸、食塩等が挙げられる。
(ホ)実施例 本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説明する。
(穀物蛋白質部分分解物の調製) 塩化水素換算で2gに相当する塩酸水溶液1009の入
ったフラスコに和光純薬工業(昧)製の小麦グルテン(
試薬品)209を加え、100℃で60分間加熱拡販し
た(酸分解)。
その後、水酸化ナトリウムで中和し、純水で総量200
gにし、その+009を取り出し水酸化ナトリウム29
を添加し、100℃で60分間加熱撹拌した(アルカリ
分解)。その後、塩酸にて中和し、純水で総11200
9とした後、これを噴霧乾燥し、小麦グルテンの酸及び
アルカリによる部分分解物を粉末して得た。
この部分分解物の物性及び作用を表−■に示した。
表−1 (本発明の洗浄剤の調製) 上記グルテン部分分解物と、粉末状のキラヤサポニン(
キラヤニンc −100 ;キラヤ樹皮抽出分100%
;丸善化成(+り製)又はムクロジサポニン(ムクロジ
エキスパウダー;ムクロジ果皮抽出針100%;丸善化
成(味)製)を用いて本発明の洗浄剤を調製した。なお
、調製に際し、溶解助剤としてデキストリンら使用した
これらの組成を、比較例の洗浄剤の配合及び組成と共に
表−2に示す。
(以下余白) 表−2 (試験例1) これらの各組成物(実施例A、B、比較例A。
B)について、純水を溶媒として洗浄有効成分濃度0.
3重量%における温度25℃の起泡力をロスマイルス法
(JIS K−3362)によって測定した。この結果
を表−3に示す。
表−3 このように、本発明の洗浄剤は比較例に比して高い起泡
力を奏することが判る。
(試験例2) 上記各組成物の洗浄有効成分濃度0.3重量%純水溶演
について、デュヌイ法に基づき25℃における表面張力
低下能を評価した。この結果を表−4に示す。
(以下余白) 表−4 このように、本発明の洗浄剤は、比較例よりも優れた表
面張力低下能を有することが判る。
(試験例3) 下記方法によって、上記した実施例B及び比較例Bの洗
浄剤並びにキラヤサポニン、ムクロジサポニン及び小麦
グルテン部分分解物についての洗浄効果を比較評価した
A)洗浄試料の作成法 キャベツを3c+nX3cm角に、はぼ均一に切取り、
一般生菌数161 X 10’コ/112の“ぬか”を
水道水で100倍に希釈し、その上a液中に、10分間
浸漬し、一般生菌を付着させる。
B)洗浄 洗浄有効成分としてのO,01%水溶液を各々作製し、
室温で上記工程A)にて作製したキャベツを洗浄する。
洗浄方法は、試料4枚を3009の水又は洗浄液で振盪
機にて10秒間洗浄し、洗浄液使用のものは更に3G(
ifの水道水で5秒間水洗した。
C)検液作製 滅菌生理食塩水(8,8910100gに試料をそれぞ
れ1枚ずつ入れ試料の表面に残った菌をIO分間振振盪
機て遊離させる。
D)培養 任意に希釈した検液lRQをシャーレにとり、培地を約
15xQ流し込み室温で固め30℃で48時間培養する
E)菌数測定 シャーレ上に発生したコロニーを測定する。
F)洗浄率の算出 この試験結果を表5に示す。
表5 このように、本発明の洗浄剤によれば、起泡力に優れて
おり、洗浄効果が目視で簡便に確認できるのみならず、
各有効成分単独使用時に比して相乗的に優れた洗浄効果
が奏されることが判る。
(へ)発明の効果 本発明の食品用洗浄剤は、優れた起泡力及び洗浄力を奏
するものであり、かつ極めて毒性の低い穀物蛋白質の分
解物やサポニンを有効成分としているため、安全性に優
れたものである。従って食品用洗浄剤としてのその実用
価値は極めて大なるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、穀物蛋白質の分解物であって、重量平均分子量が5
    00〜110,000の範囲の部分分解物と、キヤラサ
    ポニン及び/又、はムクロジサポニンとを有効成分とし
    て含有してなる食品用洗浄剤。 2、穀物蛋白質が、小麦グルテン、とうもろこしグルテ
    ン又は大豆蛋白である請求項1の洗浄剤。 3、部分分解物が、穀物蛋白質を、アルカリ、酸、酵素
    、還元剤又は酸化剤による分解処理の1種又は2種以上
    の組合わせによる分解処理に付して得られるものである
    請求項1の洗浄剤。 4、部分分解物が、穀物蛋白質を、アルカリによる分解
    処理(A)と酸、酵素、還元剤または酸化剤による分解
    処理の1種又は2種以上(B)の組合わせによる部分分
    解処理に付して得られるものである請求項1の洗浄剤。 5、部分分解物が、穀物蛋白質を、アルカリによる分解
    処理と酸による分解処理の組合わせによる部分分解処理
    に付して得られるものである請求項1の洗浄剤。 6、重量平均分子量が500〜30,000である請求
    項1の洗浄剤。 7、キラヤサポニンが、キラヤ酸をアグリコンとするト
    リテルペン系サポニンである請求項1の洗浄剤。 8、ムクロジサポニンがヘデラゲニンをアグリコンとす
    るトリテルペン系サポニンである請求項1の洗浄剤。 9、蛋白質部分分解物とキラヤサポニン及び/又はムク
    ロジサポニンとが重量比100:1〜1:10で含有さ
    れてなる請求項7又は8の洗浄剤。
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