JPH03860B2 - - Google Patents

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JPH03860B2
JPH03860B2 JP56187930A JP18793081A JPH03860B2 JP H03860 B2 JPH03860 B2 JP H03860B2 JP 56187930 A JP56187930 A JP 56187930A JP 18793081 A JP18793081 A JP 18793081A JP H03860 B2 JPH03860 B2 JP H03860B2
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xanthogen
mol
acid
chlorine bleach
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Arento Gyuntaa
Keenihisuhoofuen Hainritsuhi
Myuraa Peetaa
Mutsushu Ryudeigaa
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/02Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/04Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F36/14Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen
    • C08F36/16Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen containing halogen
    • C08F36/18Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated containing elements other than carbon and hydrogen containing halogen containing chlorine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C329/00Thiocarbonic acids; Halides, esters or anhydrides thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキサンチン酸−O−エステル−アルカ
リ金属塩を塩素漂白液を用いて酸化しキサントゲ
ンジスルフイド類を製造する方法に関する。 キサントゲンジスルフイド類は、不飽和モノマ
ー、特にクロロプレンの重合における重要な分子
量調節剤である。生成物を高収率で且つ良好な純
度で収得することが可能でなければならない。キ
サントゲンジスルフイド類の製造方法は、しばし
ば文献に記されている。少なくとも等モル量のア
ルカリの存在において、アルコールを二硫化炭素
と反応させることによつて、キサンチン酸−O−
エステル塩を製造し、それを酸化してキサントゲ
ンジスルフイドを生成せしめることができる。最
初は酸化剤として沃素または硫酸銅〔Zeise:
Schw.J.1822、36;Berz.J.1824、、82;1837、
16、306;Ann.Phys.1835、35、489および
“Houben−Weyl,Meth.der Organ.Chemie”
9、812(1955)〕が用いられ、次いで以下のもの
が酸化剤として挙げられた:テトラチオン酸ナト
リウム、臭化シアノジエン、亜硝酸、クロラミン
−T、塩化ニトロシル(Cambron,Whitby:
Canadian J.Res.,1930、、144)。更に、電解
的な方法もまた記されている(Schall:Z.
Elektrochem.1895、、475)。ペルオキソ二硫
酸カリウムまたは過酸化水素もまた、ドイツ特許
出願公開明細書2306610号中で酸化剤として挙げ
られている。しかしながら、これらの酸化剤は大
規模に使用するには高価に過ぎ且つこれらは安全
性の理由によつて容易には使用し難い。場合によ
つては空気で希釈した塩素ガスまたは臭素ガス
が、米国特許2375083号およびドイツ特許出願公
開明細書2533989号において、酸化剤として提案
されている。 これらの方法はすべて通常は良好な収率を与え
る。 しかしながら、精製段階を包含させない限り
は、これらの方法によつて生成する化合物は元素
分析によつては純粋のように思われるけれども、
重合調節剤としてのこれらのジスルフイドの実際
的な使用のためには純度が不適当である。それ
故、カナダ特許856834号においては、比較的低級
の脂肪族アルコール、特にイソプロパノールの存
在における水系中の塩素漂白液を用いる、キサン
チン酸塩の酸化方法の遂行が提案されている。同
時にアルコールを使用することの結果として、色
が淡く且つ小さい融点範囲を有する生成物を取得
することができる。 塩素、塩素漂白液、クロラミン−Tまたは過硫
酸塩酸化による純粋に水性の系中で生成したキサ
ントゲンジスルフイド類は、場合によつては繰返
しの蒸留または再結晶によつて、分子量調節剤と
して使用することができるような純度で取得する
ことができる。しかしながら、これらの精製操作
は工業的にはかなりの費用をかけなければ遂行す
ることができない。たとえば、ジエチルキサント
ゲンジスルフイドは0.05mmの圧力において蒸留す
ることができるが、18mmで試みた蒸留操作におい
てはこの化合物は完全に分解する(Tschugaeff
−反応、これに関してはBulmer,Mann:J.
Chem.Soc.1945、674頁参照)。多くのキサントゲ
ンジスルフイド類は再結晶可能であるが、熱的な
ストレス下におけるキサントゲンジスルフイド類
の大きな不安定性のために、再結晶には小さな温
度差を用いうるのみである。それ故、この精製方
法にもまた問題があり、これは収率の過度の低下
をもたらす。使用する溶剤の再生もまた必要であ
り、溶解したキサンチン酸塩残留物の大きな熱安
定性にかんがみて、それもまた同様に、特別な注
意をはらう場合にのみ、工業的に可能であるに過
ぎない(Tschugaeff反応:メルカプタンの生
成)。 それ故、きわめて純粋な状態のキサントゲンジ
スルフイド類の製造を可能とし且つ水性の媒体中
の安価な酸化剤を使用する方法は、顕著な技術的
進歩を提供するものである。 キサントゲンジスルフイド類の純度を決定する
ために、通常の物理的データに加えて、クロロプ
レンの重合における分子量調節剤としてのそれら
の適応性をも試験した。この試験の間に、一定量
のキサントゲンジスルフイドの添加のもとに、標
準的な混合物中でクロロプレンを重合させ、生成
するエラトマーを処理してムーニー粘度を測定し
た(実施例1a参照)。 ビス−(5−エチル−1,3−ジオキサン−5
−イル)−メチルキサントゲンジスルフイド
(“MTX”と略記する)の場合においては、良好
な品質の製品は、大きくても50、平均して35〜45
のムーニー粘度(ML−4′値)を与え;不良のバ
ツチにおいては、ML−4′は場合によつては100を
超えることが認められている。標準混合物として
のエラストマーのムーニー粘度と高圧液体クロマ
トグラフイー(HPLC)分析によつて求めた
MTX中の硫黄含量(MTXのHPLC分析につい
ては実施例1b参照)の間の関係は、分子量調節
剤のあらゆる特性値を調べることによつて、確立
することができる。キサントゲンジスルフイド中
の低い絶体硫黄含量のために、分析には当然比較
的大きな誤差が伴なうから、この関係を統計的に
確認した。第1図においては硫黄含量に対する
ML−4′値の依存性をプロツトしており、各点は、
それぞれMTXの異なる実験バツチを用いるクロ
ロプレンの重合実験の結果に相当する。ML−
4′=50の規格上限は、調節剤中の硫黄含量が1.5
〜1.7%よりも大きくなる場合には常に超過して
しまうことが認められる。それ故、純粋に水性の
媒体中で製造したキサントゲンジスルフイド類に
ついて特許文献(たとえばカナダ特許856834号)
において認められ且つ記述されている欠点のある
調節剤の効果は、硫黄元素の含量に基因するもの
である。 この硫黄含量は、元素分析結果の変動によつ
て、または融点の低下によつては、検出すること
ができない。 比較的不良の調節剤バツチの比較的高い硫黄含
量は、クロロプレンの重合プロセスの間の活性剤
溶液の消費とも関連させることができる(実施例
1および第1表参照)。高い硫黄含量を有する
MTXを使用して製造した重合体は、熱空気老化
(70℃で3時間)の間にムーニー粘度のかなりの
上昇を示す。 それ故、本発明は、重量で1.7%未満、好まし
くは1.2%未満の元素状の硫黄含量を有する、下
式: 式中で RおよびR1は相互に無関係に水素、C1〜C6
アルキル、C5〜C8−シクロアルキルまたは5〜
8の環員を有し且つ場合によつてはC1〜C4−ア
ルキルによつて1〜3置換してある酸素含有複素
環式環系を表わすか、または式中で RおよびR1は、相互に結合して、3〜6炭素
原子および1〜3の酸素環員を有する複素環式の
環を構成してもよく、環は場合によつては1〜3
個のC1〜C4−アルキル基によつて置換されてい
てもよい、 のキサントゲンジスルフイド類の製造法を提供す
る。 上式のキサントゲンジスルフイドとしては、た
とえば以下のものを挙げることができる:ジメチ
ルキサントゲンジスルフイド、ジエチルキサント
ゲンジスルフイド、ジプロピルキサントゲンジス
ルフイド、ジブチルキサントゲンジスルフイド、
ジシクロヘキシルキサントゲンジスルフイド、ビ
ス−(1,3−ジオキソラン−4−イル−メチル)
−キサントゲンジスルフイド、ビス−(5−エチ
ル−1,3−ジオキソラン−5−イル−メチル)
−キサントゲンジスルフイド(MTX)およびジ
イソプロピルキサントゲンジスルフイド。 Rは水素を表わすことが好ましく且つR1は5
−エチル−1,3−ジオキサン−5−イルまたは
1,3−ジオキソラン−4−イルを表わすことが
好ましい。 本発明は、0.9モルNaOCl/Kg未満、好ましく
は0.4〜0.7モル/Kg、の濃度を有する水性の塩素
漂白液を使用し且つ10〜20℃、好ましくは0〜10
℃の温度で、8〜12、好ましくは8〜11のPHにお
いて、キサンチン酸−O−エステル−アルカリ金
属塩が、反応の終りに、使用量に基づいて0.1〜
5モル%、好ましくは1〜3モル%の量でなお存
在しているに過ぎなくなるまで酸化を行なうこと
を特徴とする、下式: 式中で RおよびR1は前記の意味を有し、且つMはア
ルカリ金属、好ましくはナトリウムまたはカリウ
ムを表わす、 のキサンチン酸−O−エステル−アルカリ金属塩
と水性の塩素漂白液との反応によるキサントゲン
ジスルフイド類の製造方法をも提供する。 本発明による反応の終点は、沃度滴定的に容易
に決定することができる。生成したキサントゲン
ジスルフイドを、たとえば、液相として分離する
か、または場合によつて固体物質として過し且
つ乾燥することによるというような、公知の方法
に従つて、単離する。 酸化プロセスは、前記反応条件からの逸脱に対
して、特に比較定高い濃度の塩素漂白液に対し
て、高過ぎる温度または低過ぎるPHにおける操作
に対して、および不適当な混合の結果として局部
的に生じやすい過度の酸化に対して、敏感であ
る。大規模な混合の場合には、このような逸脱の
影響として、増大した遊離硫黄含量を有するキサ
ントゲンジスルフイドが生じる。 式()のキサンチン酸塩は、別個に、または
その場で(in situ)製造することができる。 本発明による方法の好適実施形態においては、
一般式()のキサンチン酸エステル塩を、公知
の方法に従つて、別個の工程段階において純粋な
形態で製造する;これに関しては、たとえば
“Houben−Weyl:Methoden der Organischen
Chemie;第9巻、812頁(1955)”を参照すべき
である。 その場合における製造方法を使用すべき場合
は、本発明による方法の特に好適な実施形態にお
いては、キサンチン酸塩を、二硫化炭素および、
二硫化炭素に基づいて、0〜20モル%、好ましく
は3〜15モル%過剰の当該アルコールの混合物か
ら、好ましくは重量で50%のソーダ灰を滴加する
ことによつて製造し、且つそのキサンチン酸塩を
中間的な単離なしに直接に更に反応させる。キサ
ンチン酸塩のその場における合成においては、反
応材料を場合によつては水で希釈することによつ
てキサントゲン結晶の生成を防止するが、二酸化
炭素の水に対するモル比は1:20未満、好ましく
は1:10未満でなければならず、さもなければ硫
化ナトリウムの生成を伴なう加水分解が生じ易い
ということがその理由である。本発明の方法は、
同じ理由によつて、40℃未満、好ましくは0〜20
℃の温度で行なわなければならない。キサンチン
酸塩の生成は最大12時間の反応時間後に完了する
が、反応は、沃度滴定的に容易に追跡することが
できる。 希薄な塩素漂白液を、キサンチン酸塩またはそ
の濃厚水溶液に対して、きわめて完全な混和と共
に、反応器の冷却により可能な限り迅速に加え、
同時にPHを、たとえば硫酸、塩酸、硝酸、リン酸
または酢酸のような酸の添加によつて、望ましい
範囲に保保つ。合成は、キサントゲン含量の沃度
滴定的に制御した低下によつて、分析的に追跡す
ることが最良である。キサントゲンジスルフイド
は、塩素漂白液により、なかんずく硫黄の生成を
伴なつて、緩徐な反応で酸化的な攻撃を受けるか
ら、合成をキサンチン酸塩の僅かな残存含量が存
在する時期に早期に中止する。残存量は、初期量
に対して0.1〜5モル%、好ましくは1〜3モル
%、でなければならない。 塩素漂白液の消費をキサンチン酸塩の転化率に
対してプロツトすると、約95%の転化率に至るま
では、厳密な比例関係が認められる。それから先
は、塩素漂白液の消費は比例的以上に増大する
(実施例4Eおよび第2図参照)。それ故、一般に
沃化カリ/殿粉紙を用いる酸化反応の通常の終点
測定は、本発明の場合には、特に混和の問題が存
在する大量の混合物の場合においては適用するこ
とができない。 塩素漂白液の反応混合物への十分に完全な混和
を達成するためには、大量の混合物の場合には、
漂白液を導入点において直接に微細に分散させな
ければならない。そこで、たとえば、塩素液を液
相中に、または酸化反応器のガス室中に噴霧する
という方法が、効果的であることが認められてい
る。反応器の内容物を外部的な循環によつて反復
的に送入し、塩素漂白液を通常の混合ノズル(注
入ノズル)によつて測流中に放出するという方法
が特に好適である。 塩素漂白液は、塩素を不均化することによつて
アルカリ性反応媒体中で製造することができるか
ら、本発明による合成は、塩素漂白液の代りに塩
素を使用して行なうことも可能である。キサント
ゲンジスルフイドの過度の酸化を防ぐために、反
応は、空気または窒素を用いて十分に希釈した塩
素硫を用いて行なわなければならず、特に1:20
乃至1:100の塩素:不活性ガスの容積比が、こ
の場合に特に好都合であることが認められてい
る。 比較的高濃度の塩素漂白液を用いる場合には、
局部的な過度の酸化が生じるおそれがある。特に
緩徐な添加と特に完全な混和を行なう場合には、
このような塩素漂白液の使用も原則的には可能で
あるが、長い反応時間と大きなプロセス非信頼性
という代償を払わなければならない。撹拌装置を
備えた反応器中で不連続的に、または、たとえば
反応器カスケード、管状または蛇管状反応器ある
いはスクリユー装置中で連続的に、酸化工程を遂
行することができる。 終点の調節に関しては、不連続的な方法が有利
であると認められているのに対して、連続的な方
法においては、向上した混和とより簡単な温度制
御を達成することができる。それ故、何れの種類
の方法を使用すべきかの決定は、それぞれの操作
上の要因に依存するのみである。 更に本発明は、ベンゼン可溶性の重合体の製造
のためのクロロプレンの重合における分子量調節
剤としての本発明によるキサントゲンジスルフイ
ド類の使用に関するものである。キサントゲンジ
スルフイド類は特に、きわめて良好な加硫性を有
し、接着剤の原料として、ポリクロロプレンラテ
ツクスの製造のために、且つまたドイツ特許出願
公開明細書1720107号によるゾル−ゲルタイプの
架橋したクロロプレン重合体との混合物中での使
用が見込まれる、淡色のポリクロロプレンゴムの
製造にして、適している。 ポリクロロプレンの製造は古くから公知であつ
て、たとえばUllmanns Encyclopa¨die der
technischen Chemie,Stuttgart,第9巻、336
頁、Verlas Urban und Schwarzenberg,
Mu¨nchen−Berlin,1957およびEncyclopedia of
Polymer Science and Technology、第3巻、
705〜730頁、John Wiley,New York 1965中
に記されている。 工程は2段階で行なわれる。すなわち、ラテツ
クスへの重合が第一段階で行なわれ、たとえば凍
結凝固によるラテツクスの固体ゴムへの加工は第
二段階で行なわれる。このようにして製造し且つ
加硫したポリクロロプレンは、望ましい程度の高
い強度を有していない。高い強度は、連鎖移動剤
としてメルカプタンではなくキサントゲンジスル
フイド、たとえばビス−(5−エチル−1,3−
ジオキサン−5−イル−メチル)キサントゲンジ
スルフイド(MTX)を用いるときに、達成する
ことができる。連鎖移動剤として用いたキサント
ゲンジスルフイドは、この方法に従つて重合体を
製造するときに、乾燥器中で処理したのちに、多
かれ少なかれ著るしい褐色の色調を示す重合体を
与える。これは乾燥工程の間における重合体に対
する顕著な熱および光の作用に基づくものであ
る。 しかしながら、淡褐色の固有の着色を有する重
合体、たとえば、白色サイドウオール自動車タイ
ヤのための配合物の製造に対して、または淡色透
明で変色することのない結合のための接着剤の製
造に対しては、使用することができない。 ポリクロロプレンラテツクスに添加する場合
に、本発明によるキサントゲンジスルフイド類は
明確に向上した調節剤としての効率を有し、それ
故、改良された貯蔵安定性を有するラテツクスを
与える。その上、比較的僅かな量の活性剤を必要
とするのみである。 公知のように、2−クロロブタジエン(クロロ
プレン)はラジカル開始剤の存在でアルカリ性の
水性エマルシヨン中で重合させる。異なるコモノ
マーを使用してクロロプレンを重合させることも
可能である。一般的に用いられるコモノマーは、
たとえば次のものである:1−クロロブタジエ
ン、2,3−ジクロロブタジエン、スチレン、イ
ソプレンまたはアクリロニトリル。生成する重合
体の分子量は、連鎖移動剤としてのMTXの添加
によつて調節される。重合温度は5〜80℃とする
ことができるが、一般には10〜50℃である。この
ような反応温度において、重合工程は、モノマー
の転化率が50〜85%、通常は60〜70%となつたと
きに、停止させる。適当な乳化剤系としては下記
のものを用いることができる:水溶性、飽和また
は不飽和モノカルボン酸のアルカリ金属塩、たと
えば、場合によつてはオレイン酸およびヤシ油脂
肪酸のような脂肪酸と混合した、不均化樹脂酸。
乳化剤は、モノマー100部当りに重量で2〜10部
(好ましくは重量で3〜5部)の量で添加する。 ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドから
の縮合生成物をも追加の乳化剤として使用するこ
とができる。 上記の乳化剤系を用いるには、10よりも高いエ
マルシヨンのPHが必要である。PHは12〜13.5であ
ることが好ましい。 重合工程は公知の重合開始剤の添加によつて開
始し且つ進行させる。開始剤としては、ラジカル
を生成する、たとえば下記のような化合物が用い
られる:過硫酸アルカリ金属塩、過酸化水素およ
びクメンヒドロペルオキシドまたは過酸化ベンゾ
イルのような有機過酸化物。たとえばホルムアミ
ジンスルフイン酸のような還元剤の添加によつて
重合を開始させることもまた可能である。たとえ
ばフエノチアジンのような禁止剤を用いて重合工
程を停止させる。残留する未反応のモノマーは水
蒸気蒸留によつて除去することができる。アルカ
リ性ラテツクスのPHを希酢酸によつてPH5〜7に
低下させたのち、たとえば凍結凝固によつて、こ
のエマルシヨンから重合体を単離し、それを、た
とえば、Chem.Engng.Progr,43、391(1974)お
よびドイソ特許1051506号に記すようにして、乾
燥する。しかしながら、たとえばドイツ特許
1111804号に記すような、他の通常の方法もまた
適当である。 接着剤の製造のためには、ポリクロロプレン
を、たとえばベンゼン、トルエン、塩化メチレン
またはトリクロロエチレンのような有機溶剤中
に、あるいは、これらの溶剤と、それ自体はポリ
クロロプレンを溶解しない、たとえば石油、シク
ロヘキサンまたは酢酸メチルのような、他の溶剤
との混合物中に溶解する。 溶液の粘度は使用目的に依存するが、ブルツク
フイールド−LVT−粘度計を用いて20℃におい
て測定して、10〜100ポアズであることが好まし
い。 ポリクロロプレン接着剤の製造のためのその他
の方法はドイツ特許出願公告明細書1200988号中
に記されている。 以下の実施例は本発明を例証するためのもので
ある。 実施例1 (参考例) a ビス−(5−エチル−1,3−ジオキサン−
5−イル−メチル)−キサントゲンジスルフイ
ド(MTX)の分子量調節作用を試験するため
のクロロプレン重合プロセスに対する標準混合
物。 反応器中に44℃で以下のものを導入する(部数
はすべて重量部である): 125部の蒸留水3.5部の不均化アビエチン酸のNa
塩0.65部のナフタレンスルホン酸とホルムアルデ
ヒドの縮合物のNa塩0.65部の水酸化ナトリウム
100部のクロロプレン、および0.7部のMTX。 重合を開始させるために、ホルムアミジンスル
フフイン酸の2.5重量%溶液30〜92部を、3.5時間
にわたつて反応器中に流下させる。活性剤溶液の
量はMTXの硫黄含量に関係する(第1表参照)。 モノマーの転化率が66%となつたときに、フエ
ノチアジンの添加によつて反応を停止させる。残
留モノマーを水蒸気蒸留によつて混合物から除去
する。PHを7に低下させたのち、重合体を0.5%
硫酸マグネシウム溶液を用いて沈殿させ、水相を
傾瀉する。生成物を塩が存在しなくなるまで洗浄
したのち、真空下に70℃において終夜乾燥する。 b ビス−(5−エチル−1,3−ジオキサン−
5−イル−メチル)−キサントゲンジスルフイ
ド(MTX)の硫黄含量の高圧液体クロマトグ
ラフイー(HPLC)による測定。 装 置:液体クロマトグラフパーキン−エルマ
ー、シリーズ2、紫外検出器パーキン−エル
マーLC15、記録計、カラム250×4.6mm 固定相:Li−クロモソーブSi60、5mm 移動相:30mln−ブタノールと27mlのアセトニト
リルをn−ヘキサンで希釈して1とする。 流 速:1.5ml/分 注入量:5μ 注入溶液:25mlのメスフラスコ中の10mgのMTX
試料を分析用天秤中に計り入れ、移動相で満
す。 温 度:25℃ 保持時間:硫黄2.3分、MTX4.7分 この方法を最純のMTX中に硫黄を計り入れる
ことによつて校正した。 最純のMTX中に硫黄を計り入れることによつ
て生成させた試料は、下記のムーニー粘度を与え
た: 【表】 異なる合成実験から多数の著るしく異なる
MTX試料を、実施例1に従つて調節剤として使
用して、取得したエラストマーのムーニー粘度を
測定した。その結果を第1図に図示する。ダツシ
ユで示す直線は第1表の値に相当する。第1図は
ムーニー粘度とMTX調節剤の硫黄含量の間の関
係を明確に証明する。ムーニー粘度の測定は、測
定範囲に依存して±3〜5%の誤差を有し、且つ
HPLC分析による少量の硫黄の定量は、約20%に
至るまでの誤差を含む可能性があるから、個々の
値は比較的広く分布している。MTX中の硫黄含
量が1.7%を超えるときは、ML−4′値は常に50を
超える。 2%を超える高い硫黄含量を有するMTXバツ
チの場合には、しばしば、比例的関係を超える大
きなムーニー粘度測定値が結果する。この効果
は、酸化的な作用の結果によるMTX中のその他
の未知の不純物に由来する。それらは恐らく硫黄
析出の前段階としてのポリスルフイドであり、そ
れはHPLC分析では硫黄として記録されないが、
重合プロセスでは硫黄と同様に作用する。 第1表は活性剤の消費を示している。MTX中
は硫黄含量の増大が、連続的に増大する活性剤の
消費で示されるように、重合プロセスを如何に抑
制するかをも認めることができる。25%に至るま
でのムーニー値の上昇によつて認めることができ
るように、たとえば熱空気中の貯蔵安定性のよう
な重合体の物理的性質もまた、平行して低下す
る。 実施例 2 異なる反応条件のビス−(5−エチル−1,3
−ジオキサン−5−イル−メチル)−キサント
ゲンジスルフイドの製造 A キサンチン酸塩の合成 以下のものを反応器中に入れる: 16.33Kg(112モル)の5−エチル−5−ヒドロ
キシメチル−1,3−ジオキサン、5.8(322モ
ル)の水、および7.6Kg(100モル)の二硫化炭
素。 8.9Kg(111モル)の50重量%ソーダ灰を10〜15
℃で5〜7時間かけて流入させる。次いで混合物
を10℃で更に3時間撹拌する。沃度滴定的に定量
したキサンチン酸塩の含量は98%である。 B1 酸化 先ず、7.6Kg(4.55モル)の、0.6モル/Kgの濃
度、1.97の密度d20を有する、塩素漂白液を、錨
形混合機(n=120/分)を備えた250のVA反
応器中のキサンチン酸塩溶液中に5〜10℃で流入
させる。次いでPHを20重量%の硫酸または塩酸の
添加によつて9〜10に調節し、次いで上記の濃度
の塩素漂白液を5〜10℃において更に流入させ、
同時に酸の添加によつてPHを9〜10に保つ。沃度
滴定的に定量したキサンチン酸塩含量が出発量の
1〜3重量%に達したときに流入を中止する。そ
れまでに約108Kg(65モル)の塩素漂白液を消費
している。懸濁液を過し、塩素がなくなるまで
洗浄したのち、真空下に乾燥する。 収率:使用したCS2に対して82〜86% アセトン不溶物:<0.1% HPLCによる遊離硫黄:<0.5%、融点=51〜53
℃。 生成物はほとんど白色で、粗い結晶状であり且
つ容易に流下させることができる。 B2 酸化段階における混合機の速度をn=25/
分に低下させるほかは同様な実験を繰返すとき
は、油状の生成物が生じ、それは反応器中で底
のバルブを通じて取出すことができないような
大きさの球状物に凝集する。収率を測定するこ
とは不可能である。混合操作が不適当であるこ
とが認められる。 色 :暗黄色 融点:42〜47℃ 遊離硫黄含量:1.9% 実施例 3 65/分の撹拌速度の十字形の撹拌機および流動
撹乱器を備えた容量23m3の反応器中で、CS2に基
づいて12.2kmolの混合物の量を用いて、前記と
同様にして実施例2を繰返す。黄色の油状生成物
が生じ、それが紙の目をふさぐために、過は
きわめて困難である。この操作中に過ケーキが
結合して、きわめて硬い組成物となる。 融点:48〜53℃ 硫黄含量:1.2% 20〜25m2/時間の速度で生成物の部分流を反応
器の底のバルブから反応器のふたにある供給バル
ブを通じて再循環させるほかは、同じ実験を繰返
す。この再循環流を混合ノズルの推進噴流として
使用すると共に、そのノズル中に塩素漂白液を側
流として導入する。そのほかは同一の反応条件下
に顕著な結晶性と卓越した過性を有する、ほと
んど無色の生成物が取得される。 融点:51〜53℃ 硫黄含量:0.1% 収量:2.175Kg∧=80.7% 実施例 4 酸化段階のパラメーターを、それぞれ第2表に
示すように変化させるほかは、実施例2を繰返
す。実施例4aと4dのみが本発明に従がうもので
ある。これらの生成物は品質的には実際に要求ど
おりであるが、収率は実施例2と3に比べて明ら
かに低い。実施例4b、4cおよび4eは本発明によ
るものではなく、明確化のために用いられる。 【表】 実施例4eにおいて、キサンチン酸塩の転化率
を、終点の近くでNaOClの消費の関数として記
録した。約97%の転化率までは、関係は厳密に直
線的であり;残りのキサンチン酸塩は、その後
は、第2図にみるように、塩素漂白液の比例的関
係以上の量を使用することにより、更に反応する
のみである。このことから、高転化率において且
つ主として過度の酸化においては、副反応が表に
現われるので、良好な品質の生成物を取得するた
めには、それを完全に回避しなければならない。 実施例 5 ジエチルキサントゲンジスルフイド 丸底フラスコ中に以下のものを入れる: 51.5g(1.12モル)のエタノール58ml(3.22モ
ル)の水、および76g(1.0モル)の二硫化炭素。 89g(1.1モル)の50重量%ソーダ灰を5〜10
℃において6時間にわたつて滴加する。この混合
物を終夜撹拌し、橙色の溶液を60mlの水で希釈す
る。0.62モル/の濃度を有する塩素漂白液約
100mlを5〜7℃で滴加し、次いでPHを20重量%
硫酸を用いて9に調節する。沃度滴定的に定量す
るキサントゲン転化率が97%となるまで、塩素漂
白液を用いる酸化を行なう。下方の有機相を分離
し、約40℃において減圧下に脱気する。 収量:84g∧=CS2に対して76%。生成物は放置す
ると結晶化する。 融点:22〜24℃ 硫黄含量:0.88% 実施例 6 ビス−シクロヘキシルキサントゲンジスルフイ
ド 112g(1.12モル)のシクロヘキサノール、58
ml(3.22モル)の水、76g(1.0モル)の二硫化
炭素、および89g(1.1モル)の50重量%ソーダ
灰 を実施例5と同様にして反応させる。 沃度滴定的に定量した97%のキサントゲン転化
率となるまで塩素漂白液によつて酸化したのち、
粘稠な黄色油状物と取得する。 収量:110g∧=CS2に対して67% 硫黄含量:0.58% 実施例 7 ビス−(5−エチル−1,3−ジオキサン−5
−イル−メチル)−キサントゲンジスルフイド
の連続的製造 A キサンチン酸塩の合成 キサンチン酸塩は実施例2Aに従つて合成した。 B 酸化 2反応器カスケード(充填容量2.5/1.3)
中に以下のものを入れる: 773g/時間(2モル/時間)のキサンチン酸
塩溶液、 743ml/時間(1.3モル/時間)の塩素漂白液、 〜450ml/時間の硫酸(25重量%)、および1.3
/時間の水。 第一の反応器中の温度は5〜10℃に、第二の反
応器中の温度は10〜15℃に保つた。PH値は何れの
反応器中でも10〜11とした。滞留時間は反応器1
中では42分、反応器2中では24分とした。9時間
の通過時間の間に、キサントゲンジスルフイドを
75〜79%の収率で取得した。 融点=51〜53℃ HPLCによる遊離硫黄=0.3% 比較例 1 ドイツ特許出願公開明細書第2306610号に記載
の実施例5に従い、酸化剤として過硫酸アンモニ
ウムを使用してビス−(5−エチル−1,3−ジ
オキサン−5−イル−メチル)キサントゲンジス
ルフイド(MTX)の製造を行なう。45〜51℃の
融点を有する黄色味がかつた生成物を取得する。 比較例 2 比較例1に従つて取得したキサントゲンジスル
フイドを以下のようにして再結晶によつて精製す
る。 湿つている、未だ乾燥してないMTXをアセト
ン中に溶解し、その溶液を過する。MTXアセ
トン相とH2O−塩相が生じる。水と共に2回消
化したのち、水相を分離することによつて、材料
から水、塩およびアセトンを除去する。次いでイ
ソプロパノールおよびアセトンと再混合したの
ち、約30℃に加温し、それによつてすべての
MTXを溶解する。次いでそれを0℃に冷却し、
結晶化したMTXを吸引過したのち、乾燥す
る。 50〜51℃の融点を有するほとんど白色の微結晶
性生成物を取得する。 参考例 1〜3 実施例2AおよびB1並びに比較例1および2に
従つて製造したMTXを、クロロブレン重合プロ
セスにおいて調節剤として使用する。重合は次の
ようにして行なう: (M)=モノマー相: クロロプレン 100.0重量部 実施例8、9、2AおよびB1によるMTX
0.7重量部 (W)=水相: 脱塩水 130.0重量部 不均化アビエチン酸のナトリウム塩 4.0重量部 ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドの縮
合物のナトリウム塩 0.7重量部 カセイソーダ 0.63重量部 (A)=活性剤相: 2.5重量%のホルムアミジンスルフイン酸水溶
液 水相およびモノマー相を20の反応器中で混合
し、生成するエマルシヨンを5部の活性剤相と混
合する。反応は40℃の内部温度で容易に開始す
る。発生する重合熱を外部からの冷却によつて除
去して、重合温度を45℃に保つ。モノマーの転化
率が66%となつたとき、反応をフエノチアジンの
添加によつて停止させる。重合体から水蒸気蒸留
によつて残留モノマーを除去し、重合体ラテツク
スを冷却ローラー上で凍結させて、PHを7.0に低
下させたのち、単離する。ムーニー粘度と活性剤
の消費量を下表に示す。 【表】 参考例 4〜6 参考例1〜3に従つて製造した重合体ラテツク
スを、西ドイツ特許出願公開明細書1051506号に
従つて、冷却ローラー上で凍結し、乾燥器中で乾
燥する。本発明に従つて製造したゴムは比較的淡
色の固有の色を有している。色を評価するため
に、重合体をトルエン中に溶解した(重量で20
%)。この溶液から1mmの厚さのフイルムを流延
し、乾燥後に、その色に対して、ドイツ漂準委員
会(DNA)、6フランクフルト/M.1グートロイ
ト街、163〜167、における供給条件と品質信頼性
についての委員会の試料カード(RAL)を割当
てた。 参考例 重合体の参 考例番号 RALによる重 合体の色 4 1 1015 5 2 1013 6 3 9001 上表から、本発明によつて製造した調節剤(参
考例3)によつて、低い活性剤の消費において、
実質的に向上した調節剤効率が達成され且つ淡い
固有の色を有するゴムを製造することができる
(参考例6)ことが明らかである。 参考例7〜9 ポリクロロプレン接着剤の製造のために、以下
の組成の混合物を窒素雰囲気下に重合させた: クロプレン 100.0重量部 比較例1、2又は実施例2A+B1によるMTX
0.48〜0.61重量部 脱塩水 140.0重量部 不均化アビエチン酸のナトリウム塩 6.0重量部 ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合
物のナトリウム塩 0.7重量部 ソーダ灰(100%) 0.6重量部 ペルオキソ二硫酸カリウム 0.1重量部 重合は2重量%ホルムアミジンスルフイン酸水
溶液の連続的な供給によつて+10℃において行な
われる。モノマーの転化率が71%となつたとき、
0.1重量部のフエノチアジンの添加によつて重合
を停止させる。後処理は参考例1〜3に記したよ
うにして行なう。 〔参考例 10〕(接着剤強度) ポリイソシアナートの添加によつて、接着剤の
硬化速度と即座の強度が向する。この種の2成分
接着剤は、重合体を2:2:1の重量比の酢酸エ
チル/65〜95℃石油/トルエン中で撹拌して17重
量%の溶液を調製し、次いで5部のトリフエニル
メタン−4,4′,4″−トリイソシアナートと混合
することによつて製造する。接着強度はCIN53
273に従つて天然ゴム加硫物について測定する。 【表】 接着強度は本発明によつて製造した接着剤原料
によつて明らかに向上することがわかる。 参考例 11 ドイツ特許出願公開明細書2165453号に従つて
3−メトキシブタノール−1のキサントンゲンジ
スルフイドを製造して、参考例1〜3に記すよう
にして、0.65重量部の存在でクロロプレンを重合
させる。後処理後にML−4′=54MEのムーニー
粘度を有する固体ゴムを得る。 〔実施例 12〕 実施例2AおよびB1に記すように、本発明に従
がう反応条件下にキサンチン酸塩を製造するほか
は、〔参考例11〕と同様にしてクロロプレンを重
合させる。 ゴムはML−4′=38MEのムーニー粘度を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図はMTXの硫黄含量とポリクロロプレン
のムーニー粘度の間の関係を示す。第2図はキサ
ンチン酸塩の転化率とNaOCl消費量との間の関
係を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式 式中、 RおよびR1は、相互に無関係に、水素、C16
    −アルキル、C5〜C8−シクロアルキルまたは5
    〜8の環員を有し且つC1〜C4−アルキルによつ
    て1〜3置換されていてもよい酸素含有複素環式
    環系を表わすか、またはRおよびR1は、相互に
    結合して、3〜6の炭素原子と1〜3の酸素環員
    を有する複素環式の環を構成していてもよく、且
    つ該環は1〜3個のC1〜C4−アルキル基によつ
    て置換されていてもよい、 のキサントゲンスルフイド類を製造する方法であ
    つて、下記式 式中、 RおよびR1の定義は上記に同じであり、そし
    て Mはアルカリ金属を表わす、 のキサンチン酸−O−エステル−アルカリ金属塩
    を、水性塩素漂白液と、−10〜20℃の温度で且つ
    8〜12のPHにおいて反応せしめ、その際、0.9モ
    ルNaOCl/Kg未満の濃度を有する水性塩素漂白
    液を使用しそして酸化を、使用量に基づいて0.1
    〜5.0モル%のキサンチン酸−O−エステル−ア
    ルカリ金属塩が反応の終りになお存在するまで行
    なうことを特徴とする方法。 2 0.4〜0.7モル/Kgの濃度を有する水性塩素漂
    白液を使用することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3 酸化を、使用量に基づいて、使用したキサン
    チン酸−O−エステル−アルカリ金属塩の1〜3
    モル%が反応の終りになお存在するまで行なうこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
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