JPH0386040A - 整流子及びその製造方法 - Google Patents

整流子及びその製造方法

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JPH0386040A
JPH0386040A JP22037489A JP22037489A JPH0386040A JP H0386040 A JPH0386040 A JP H0386040A JP 22037489 A JP22037489 A JP 22037489A JP 22037489 A JP22037489 A JP 22037489A JP H0386040 A JPH0386040 A JP H0386040A
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JP
Japan
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segments
commutator
manufacturing
resin
silver
Prior art date
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Pending
Application number
JP22037489A
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English (en)
Inventor
Shinichi Fujii
真一 藤井
Takahiro Harada
隆弘 原田
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HARADA SEISAKUSHO KK
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
HARADA SEISAKUSHO KK
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動機の整流子及び整流子・を製造する方法に
関する。
〔従来の技術] ガソリンタンク内に配設してガソリンの圧送を行うポン
プに使用する電動機や、有害ガスの雰囲気中で使用する
電動機にあっては、ブラシと接する整流子の摺動部の摩
耗が、空気中で使用する電動機に比べて著しく進行する
この現象は、特に酸化劣化したガソリンを取扱う場合等
に顕著である。
整流子の材料は、通常鋼を主材とする合金が使用される
が、摺動面を肉厚とするか、またはより耐久性の高い金
属を積層することが考えられる。
銀を含む材料を用いることで耐久性を向上することはで
きるが、貴金属を使用することによりコストが上昇する
そこで、飼主材の上面の摺動部に相当する位置に銀合金
等の耐性導電材を接合することにより耐久性の向上を図
る整流子が特開昭54−101104号公報に提案され
ている。
整流子には、摺動部が円周上に配設される円筒形の整流
子と、摺動部が軸方向に配設される平面形の整流子があ
る。平面形の整流子は、ブラシが回転子の軸に平行に配
設されるので、電動機の直径を小さくでき、燃料ポンプ
をコンパクトに構成することができる。
平面形の整流子にあっては、同上の公報にも記載されて
いるように、円盤状の素材を用意する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
円盤状の飼主材の上面に銀合金等の耐性導電材を接合す
る場合に、ロー付等の接着手段では作業に手間がかかり
、品質の安定性を確保することが困難である。
円盤状の飼主材の上面に円盤状の銀合金を圧着してクラ
ツド材とすることが強度的にも望ましいが、圧延により
寸法が変化し、寸法精度の管理が難しくなる。
そこで本発明は、平面形の整流子のセグメントを予め独
立したセグメントで形成し、このセグメントを樹脂成形
により一体に組立てることにより上述した従来の問題点
を解消する整流子と、この整流子の製造方法を提供する
〔課題を解決するための手段〕
本発明の整流子は、摺動面を肉厚に形成するか、または
摺動面に耐性導電材を圧着した導電性の主材から成る複
数個のセグメントと、複数個のセグメントを一体に成形
する樹脂部と、隣接するセグメントを絶縁するスリット
とを備える。
そして、この整流子を製造する工程は、主材上の一部を
肉厚にするか、または主材上に耐性導電材を圧延して条
材を製造する工程と、条材を打ち抜いてセグメントを得
る工程と、セグメントに曲げ加工を施す工程と、所要数
のセグメントを成形型内に並べて樹脂成形する工程と、
隣接するセグメントの間に絶縁用のスリットを形成する
工程とを備えている。
〔作用] 以上の手段を有することにより、本発明の整流子は厳し
い雰囲気中でも充分な耐久性を発揮する。
そして、整流子を製造する際に条材からセグメントを打
ち抜き加工するので、貴金属を含む条材を歩留まり良く
利用することができ、製造コストも低減する。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の整流子を適用するモータを燃料ポンプ
に使用する例を示すもので、燃料ポンプのケーシング4
0内には回転子50が軸受を介して回転自在に支持され
ており、回転子50は、その周囲に配設する界磁磁石5
5とともにモータを構成する。回転子50の軸の下端に
は2枚の羽根車60をとりつけてあり、羽根車60の回
転によリ、ハウジング40の下端に設ける吸込口42が
ら吸い込まれる燃料は、ハウジング40の上端に設ける
吐出口44へ向けて圧送される。吐出口44にはチエツ
ク弁46を設けである。
モータの回転子50の端部には本発明の平面形の整流子
IOが取付けられる。この整流子10に給電するための
ブラシ70は柱状のもので、回転子50の軸と平行に配
設される。ブラシ70はスプリング75により常時整流
子lOに対して押圧され、ブラシ70はチョークコイル
80を介して端子に接続する。
このような構造をもつ燃料ポンプは、燃料タンク内に配
設され、常時燃料内に没入する。したがって、ブラシ7
0と整流子10の間の接触面にも燃料が介在し、整流子
の摩耗を促進する。
本発明は、以上のような厳しい環境で使用するモータに
適する整流子と、その整流子の製造方法を提供する。
第2図乃至第5図は、整流子の詳細を示している。整流
子は整流子導電性の金属で形成するセグメント20と樹
脂部30で構成される。セグメント20は、飼主材を肉
厚に形成するか、または銀ニッケル合金材による摺動部
22と、この摺動部の裏面に接合する飼主材による基部
25を有する。摺動部22は、板状のものでブラシ70
との間で摺動し、基部25は、折り曲げた爪27,28
によって樹脂部30と一体に成形されるとともに、回転
子50のコイルに接続するためのフック26を有する。
本実施例では8個のセグメント20を備える整流子を示
しであるが、隣接するセグメント20の間にはスリット
15を設けて絶縁をはかる。
樹脂部30はセグメント20と一体に形成され、その中
心には回転子のシャフトに圧入する貫通穴32を有する
次に、整流子10の製造方法を工程順に説明する。
本発明の製造方法においては、セグメントの素材に条材
を用いることができる。
第6図及び第7図は素材である条材を示すもので、飼主
材100の摺動面に相当する部分を肉厚に形成するか、
または銅基材lOO上に銀−ニッケル合金材110を圧
着して条材を得る。銀−ニッケル合金としては、例えば
銀90%、ニッケル10%の含有率の合金を使用し、ロ
ーラによる圧延によって飼主材に圧着する。
次に、第8図に示すように、この条材をプレス等により
打ち抜き加工して多数のセグメント20を得る。図示の
ように互い違いに材料取りを行うことにより、高価な銀
−ニッケル合金を歩留まりよく利用することができる。
第9図は打ち抜き加工された単体のセグメントを示し、
飼主材による肉厚の摺動部22、または銀−ニッケル合
金材による摺動部22と、飼主材によるフック26及び
樹脂部との接合用の爪27゜28を有する。
次に、このセグメント20のフック26及び爪27.2
8を第10図と第11図に示すように折り曲げる。フッ
ク26及び爪27.28は飼主材であるので、容易に折
り曲げ加工を施すことができる。
次に、折り曲げたセグメント20を樹脂成形するが、こ
の工程には第12図及び第13図に示す成形装置を使用
する。
第12図は成形装置200の断面図であって、部材21
0と220で構成する下型と、上型250を備える。下
型210,220に8個のセグメント20を円周上に並
べるが、下型210゜220に並べられたセグメント2
0の平面上の配列は第13図に示すようになる。下型2
10゜220は中空部240を形成し、中心部に中子2
30を立設する。
上型250内には樹脂溜り260を備え、熱硬化性のフ
ェノール樹脂等の適宜の樹脂を下型の中空部240へ流
し込み、成形加工を施す。
樹脂成形加工によりセグメントと樹脂部が一体となった
整流子を型から外し、隣接するセグメントの間にスリッ
ト15を設ける。スリット15の加工にはフライス盤等
の適宜の加工手段を用いる。
最後に、フック26を外側に折り曲げて整流子が完成す
る。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように、電動機の整流子を導電性の多数
のセグメントと合成樹脂とで構成したので、合理的な設
計を行うことができる。そして、電動機の回転子の軸と
平行に配設するブラシと対向する摺動面は、飼主材を肉
厚に形成するか、または銀−ニッケル合金等の耐性導電
材を積層しであるので、使用条件の厳しい雰囲気中であ
っても充分な耐久性を確保することができる。
そして、この整流子のセグメントを製造する際に、銅合
金の主材上の一部を肉厚とするか、または銅合金の主材
上に耐性導電材を圧延加工によりクラッドした条件を素
材として用い、これを打ち抜き加工によりセグメント素
材に切り離すので、高価な耐性導電材を含む素材を歩留
まり良く活用することができる。主材と耐性導電材とは
圧延により圧着するので、接合力も強く、打ち抜き加工
によるので、寸法精度も高い。
打ち抜いたセグメント素材には、爪やフック等の曲げ加
工を施した後に、金型内に並べて樹脂成形するので、セ
グメントと樹脂部の接合も丈夫である。
樹脂成形後に隣接するセグメントの間にスリットを形成
し、絶縁を確保する。
以上の工程により、平面形の整流子を効率良く製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施する燃料ポンプの断面図、第2図
は本発明の整流子の正面図、第3図は第2図のA−A断
面図、第4図は背面図、第5図は平面図、第6図は整流
子の製造に使用する条材の平面図、第7図は断面図、第
8図はセグメントの打ち抜き方法を示す説明図、第9図
はセグメントの平面図、第10図はセグメントに曲げ加
工を施した状態を示す平面図、第11図は側面図、第1
2図は樹脂成形工程に使用する装置の断面図、第13図
はセグメントの配列を示す平面図である。 10・・・・・・整流子、 20・・・・・・セグメント、 22・・・・・・摺動面、 26・・・・・・フック、 27.28・・・・・・爪、 30・・・・・・樹脂部、 50・・・・・・回転子、 55・・・・・・界磁磁石、 60・・・・・・羽根車、 70・・・・・・ブラシ、 100・・・・・・銅合金、 110・・・・・・銀−ニッケル合金、200・・・・
・・成形金型。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電動機の回転子の軸に平行に配設するブラシに対向
    する摺動面を有する平面形の整流子において、 摺動面に肉厚に形成した導電性の主材から成る複数個の
    セグメントと、 複数個のセグメントを一体に成形する樹脂部と、 隣接するセグメントを絶縁するスリットと、からなるこ
    とを特徴とする整流子。 2、電動機の回転子の軸に平行に配設するブラシに対向
    する摺動面を有する平面形の整流子において、 摺動面に耐性導電材を圧着した導電性の主材から成る複
    数個のセグメントと、 複数個のセグメントを一体に成形する樹脂部と、 隣接するセグメントを絶縁するスリットと、からなるこ
    とを特徴とする整流子。 3、請求項1記載の整流子を製造する方法において、 主材の一部を肉厚にして条材を製造する工程と、 条材を打ち抜いてセグメントを得る工程と、セグメント
    に曲げ加工を施す工程と、 所要数のセグメントを成形型内に並べて樹脂成形する工
    程と、 隣接するセグメントの間に絶縁用のスリットを形成する
    工程と、 からなることを特徴とする整流子の製造方法。 4、請求項2記載の整流子を製造する方法において、 主材の一部を肉厚にして条材を製造する工程と、 条材を打ち抜いてセグメントを得る工程と、セグメント
    に曲げ加工を施す工程と、 所要数のセグメントを成形型内に並べて樹脂成形する工
    程と、 隣接するセグメントの間に絶縁用のスリットを形成する
    工程と、 からなることを特徴とする整流子の製造方法。
JP22037489A 1989-08-29 1989-08-29 整流子及びその製造方法 Pending JPH0386040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003050932A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Mitsuba Corporation Procede de fabrication d'un commutateur plat et systeme de fabrication correspondant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003050932A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Mitsuba Corporation Procede de fabrication d'un commutateur plat et systeme de fabrication correspondant
CN1331301C (zh) * 2001-12-11 2007-08-08 株式会社美姿把 扁平形换向器的制造方法及其制造装置

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