JPH0385195A

JPH0385195A - 穴かがりミシンの布切り装置

Info

Publication number: JPH0385195A
Application number: JP22170389A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Shibuya; 澁谷　彰一; Mitsuhiro Tachikawa; 充宏立川
Original assignee: Juki Corp
Current assignee: Juki Corp
Priority date: 1989-08-30
Filing date: 1989-08-30
Publication date: 1991-04-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は穴かがりミシンの布切り装置、特にボタン穴等
の形状に沿った布切りを行う穴かがりもシンの布切り装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来穴かがりミシンの布切り装置としては特公昭５２−
２１９３１号公報や特公昭５２−２９２１９号公報に示
されたものが知られている。

又ミシンの上軸等に連動してボタン穴かがり縫目形成サ
イクルの完了直前に布のボタン穴を自動的に切断する切
断機構として第２図に示すような速断フレームを含む駆
動装置を有するサイクルミシンが使われている。この駆
動装置については特公昭５３−３７７７９号公報等に開
示されているが概略を説明する。チェーン５０を図示し
ない足踏ペダルにより下方に引くと起動レバー５１の押
圧部５２が右方に押されて遮断フレーム５３を軸５４を
中心に反時計方向に回動し、この回動により遮断フレー
ム５３の停止片５５が停止カムのカム溝から抜は出して
、ミシンは駆動され高速度で回転する。そして、縫目形
成サイクルが完了する数計前にミシンを低速で駆動する
。

次に、縫目形成サイクルが完了すると、遮断フレーム５
３はばね５６の作用によって時計方向に回動復元し、停
止片５５が停止カムに接触してそのカム溝に突入し主軸
への回転を遮断してミシンを定位置に停止する。尚、５
７はミシンアーム５８に固定した支持体、５９は掛止レ
バー６０の回動軸、６１は掛止レバー６０の左端の掛止
片６２と係合する高速面、低速面、停止面を持つ速度切
換カム、６３は駆動装置である。

従って、ミシンが起動すると、遮断フレーム５３に一端
を連結した起動連結棒６４は矢符Ａ方向に移動すること
によりスインチロ５がＯＮよりＯＦＦ状態となる。そし
て、起動連結棒６４の他端は起動アーム６６の腕６６ａ
を矢符Ａ方向に引くから、起動アーム６６は軸６６ｂを
中心として時計方向に回動し、メス駆動フック６７のピ
ン６７ａとの係合が解除される。すると、メス駆動フッ
ク６７の突起部６７ｂが作動爪６８．６９と係合する（
軸体７０に挿通されたばね７０ａのばね力により常には
作動爪６９の上端部が他方の作動爪６８の折曲した上端
部と当接している）、この状態でボタン穴かがり縫いが
進行する。一方、上軸７１に連動して回転する主カム７
２の上面にはロフト７３の下端が摺接しており、ボタン
穴かがり縫いの終了少し前になると、ロッド７３がカム
ピース７４に乗り上げ、作動爪６８．６９を軸体７０を
中心に時計方向へ回転させる。これにより、メス駆動フ
ック６７の突起部６７ｂがそれまで当接していた作動爪
６９の上端部より外れ、ばね７６の弾性力により作動爪
６８の上端部に当接する。

この状態から更に主カム７２が回転し、ロッド７３がカ
ムピース７４より脱落すると、作動爪６日はばね７５の
弾性力により反時計方向に回転する。

この時、作動爪６９は突起部６７ｂの側方に当接してい
るため回動せず、両作動爪６８．６９の上端部は離間し
、その隙間に突起部６７ｂがばね７６の弾性力により入
り込み、メス駆動フック６７は反時計方向に回転する。

これによりメス駆動フック６７の凹部６７ｃの周辺が係
合板７７に当接する。この係合板７７と揺動板７８は上
軸７１の回転に伴って上下に揺動しており、上昇時には
、先ず係合板７７が凹部６７ｃと一致して嵌入し、次い
で下降時に揺動板７８が嵌入する。

この後、揺動板７８の上昇に伴い係合板７７も上昇する
。

その結果、一端がメス駆動フック６７に回動自在に連結
され、他端がばね７９に附勢されると共にミシンアーム
５８の突出部８０に螺合させて威る１１節ポルト８１で
位置規制される駆動レバー８２が軸８２ａを中心に時計
方向に回転するから、スイッチ８３がＯＦＦとなる。

依って、メス作動状態を検出するスイッチ６５とスイッ
チ８３の２つの信号（ＯＦＦ信号）のアンド回路により
ソレノイドバルブ８４を所定時間開き図示しない空気源
よりエアシリンダ８５を駆動させ、メス棒８６を下方に
押し下げ、布切りメス８７によりボタン穴かがり形状を
縫製した布８９にボタン穴を形成するように構成されて
いる。

又、ボタン穴の長さ等による計数の変更は、主カム７２
の回転速度をミシンの上軸と連結する歯車等の交換によ
り変更させて実施している。

更にこのような穴かがりミシンの布切り装置の各部の作
動を調節するようにしたものとしては例えば特公昭６２
−４１０３９号公報に示すものがある。

この装置は第３図に示す構成を有し、１４は可動布切り
メス、１６は固定メス、１８はリンク機構、２６はエア
駆動装置、２８はエアシリンダ、３０はレギュレータ、
３８はソレノイドバルブ、４６．４８はスピードコント
ローラである。

この装置では、布切りメス１４の作動スピードをスピー
ドコントローラ４６．４８にて調整し、作動圧はレギュ
レータ３０にて調整し、作動ストロークはソレノイドバ
ルブ３８の励磁期間を調整することによって行っている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しなから上記特公昭６２−４１０３９号公報に示され
ている調節装置においては各部の操作が総て互いに関連
するエアー圧力によって行われているため例えばレギュ
レータ３０にて布切りメス１４の作動圧を変更すると、
作動ストロークと作動スピードが同時に変化してしまう
ため、作動スピードを再調整し、更に作動ストロークの
再調整のためソレノイドバルブ３８の励磁期間を再調整
する必要がある。又作動スピードを変更すると、作動ス
トローク、即ちソレノイドバルブ３Ｂの励磁期間を再調
整しなくてはならず、夫々を単独で調整することは出来
ない欠点があった。

又第２図に示す従来の穴かがりミシンの布切り装置にお
いては、ソレノイドバルブの励磁期間が一定であるため
に、レギュレータにより作動スピードと作動圧が決めら
れてしまい、布切りメスの切れ味や生地の厚さ等によっ
て弱く遅いスピードか、強く早いスピードの何れかを選
択しなければならず、メスを含む部品の破損、早い時期
の布切りメス切れ味不良の原因となっていた。

本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の穴かがりミシンの布切り装置はボタン穴の形状
に沿った布切りを行う穴かがりミシンの布切り装置にお
いて、布切りメスを往復動するエアシリンダに設けたシ
リンダストローク可変手段と、布切りメスの作動圧を定
めるため上記エアシリンダに対するエア圧を調整するた
めのレギュレータと、上記エアシリンダに対するエア供
給時間をエアシリンダの往復動ストロークに必要な時間
以上に任意に設定するための手段とを有することを特徴
とする。

〔作　用〕

本発明の穴かがりミシンの布切り装置においては布切り
メス作動ストロークがエアシリンダーのストローク可変
機構により、又作動圧はレギュレータにより、更に作動
時間はソレノイドバルブの励磁期間の変更により夫々単
独に調整される。

〔実　施　例〕

以下図面によって本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明を適用した穴かがりミシンの布切り装置
の一実施例であって、第２図と同一部分は同一符号を付
して示す。

本実施例においてはエアシリンダ８５のピストンロッド
クツション４の上端にシリンダストローク可変ねじ５を
螺合し、このシリンダストローク可変ねし５の位置をピ
ストンロッドクツション４に相対的に変えることによっ
て布切りメス作動ストロークを変えるようにすると共に
、ソレノイドバルブ８４に対するエア圧をレギュレータ
フによって調節自在ならしめ、駆動レバー８２が軸８２
ａを中心に時計方向に回転することによりスイ。

チ８３がＯＦＦとなり、それを受けて制御盤９に設けた
可変調整機構１０によってソレノイドバルブ８４の励磁
期間を従来エアシリンダの往復ストロークのために必要
とされていたエアシリンダ８５の必要作動時間以上に任
意に設定出来るようにする。

尚１図において１１はエア圧源とエアシリンダ間を接続
するエアチューブ、１２．１３は夫々制御盤９とソレノ
イドバルブ８４及びスイッチ８３間を接続する電気ケー
ブルである。

向上記実施例では、起動連結棒６４の入方向への移動に
関連してロッド７３が主カム７２のカムピース７４に乗
り上げ、更に脱落することにより駆動レバー８２が軸８
２ａを中心として時計方向に回転することによりスイッ
チ８３がＯＦＦとなり、それを受けて制御盤９に設けた
可変調整機構１０によってソレノイドバルブ８４の励１
期間を任意に設定出来るようにしているが、それに限る
ものではない、即ち、本発明の他の実施例においてはス
イッチ８３等の代わりに上軸の回転回数を予め設定し、
上軸に取り付けられたセンサにより上軸の回転回数がこ
の設定値に至った時に中央処理装置（入出力回路、ＣＰ
Ｕ、ＲＯＭ、ＲＡＭ）より布切りメス作動指令をソレノ
イドバルブ８４に出力するか、又は主カム７２上のカム
ピース７４を直接或いは間接的（例えば回動輪を持つ回
動レバー等）にセンサ等により検出し、それを受けて制
御盤９に設けた可変調整機構１０によってソレノイドバ
ルブ８４に出力することによっても同し効果を得ること
が可能である。

〔発明の効果〕

本発明の穴かがりミシンの布切り装置は上記のような構
成であるから布切性メス作動ストロークは可変ねじ５よ
り戒るシリンダストローク可変手段により、又作動圧は
レギュレータフの圧力調整により更に作動時間はソレノ
イドバルブ８４の励磁期間の変更により個々に他の影響
を受けることなく設定可能となり、更に布切りメスの作
動時間を従来設定されていた時間以上に任意に延長出来
るため低作動圧（低布切りメス圧）にて時間をかけて布
切りメスを作動させることにより、部品の破損、早い時
期の布切りメス切れ味不良が解消出来、又厚物や切り難
い布であると、シリンダが完全に作動しないで上昇して
しまうという不具合が解消される等の種々の利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の穴かがりミシンの布切り装
置の説明図、第２図、第３図は夫々従来の穴かがりミシ
ンの布切り装置の説明図である。２８．８５　　・・エアシリンダ、・ビストンロソドクッシッン、５・・・シリンダストローク可
変ねし、７．３０・・・レギュレータ、９・・・制御盤
、ＩＯ・・・可変調整機構、１１゜エアチューブ、１２
．１３・・・電気ケーブル、１４・・・可動布切りメス
、１６・・・固定メス、１８・・・リンク機構、２６・
・・エア駆動装置、３８．８４・・・ソレノイドバルブ
、４６．４８・・・スピードコントローラ、５０・・・
チェーン、５１・・・起動レバー、５２・・・押圧部、
５３・・・遮断フレーム、５４．６６ｂ８２ａ・・・軸
、５５・・・停止片、５６，７０ａ、、７５，７６．７
９・・・ばね、５７・・・支持体、５８・・・ミシンア
ーム、５９・・・回動軸、６０・・・掛止レバー、６１
・・・速度切換カム、６２・・・掛止片、６３・・・駆
動装置、６４・・・起動連結棒、６５・・・スイッチ、
６６・・・起動アーム、６６ａ・・・腕、６７・・・メ
ス駆動フンク、６７ａ・・・ビン、６７ｂ・・・突起部
、６７ｃ・・・凹部、６８．６９・・・作動爪、７０・
・・軸体、７１・・・上軸、７２・・・主カム、７３・
・・ロンド、７４・、。カムピース、７７・・・係合板、７８・・・揺動板、８
０・・・突出部、８１・・・調節ボルト、８２・・・駆
動レバー、８３・・・スイッチ、８６・・・メス棒、８
７・・・布切りメス、８９・・・布。 →

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ボタン穴の形状に沿った布切りを行う穴かがりミ
シンの布切り装置において、布切りメスを往復動するエ
アシリンダに設けたシリンダストローク可変手段と、布
切りメスの作動圧を定めるため上記エアシリンダに対す
るエア圧を調整するためのレギュレータと、上記エアシ
リンダに対するエア供給時間をエアシリンダの往復動ス
トロークに必要な時間以上に任意に設定するための手段
とを有することを特徴とする穴かがりミシンの布切り装
置。