JPH0384985A - 波長可変半導体レーザ - Google Patents

波長可変半導体レーザ

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JPH0384985A
JPH0384985A JP22343389A JP22343389A JPH0384985A JP H0384985 A JPH0384985 A JP H0384985A JP 22343389 A JP22343389 A JP 22343389A JP 22343389 A JP22343389 A JP 22343389A JP H0384985 A JPH0384985 A JP H0384985A
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JP22343389A
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English (en)
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Shigeru Murata
茂 村田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電流によって波長を制御できる波長可変半導体
レーザ(以下、波長可変レーザ)に関し、特に高速波長
切換が可能な波長可変レーザに関する。
〔従来の技術〕
波長可変レーザは、コヒーレント光通信システムや波長
分割光交換システムにおけるキーデバイスの一つである
。波長可変レーザのうちで、キャリア注入を利用して波
長を変化させる波長可変分布ブラッグ反射型半導体レー
ザ(以下、波長可変DBRレーザ)は、波長可変範囲が
最も広い。この波長可変DBRレーザの従来例としては
、打出らによって報告されたものなどがある(S、Mu
rata et al EIectron、Leet、
2LA(1988)577)。この波長可変DBRレー
ザは、活性領域2位相制御領域2分布ブラッグ反射(以
下DBR)領域の3領域から成る。位相制御領域とDB
R領域にある、レーザ光に対して透明な光ガイド層へp
n接合を通してキャリアを注入することにより、これら
の領域の等偏屈折率を変化させ、波長を変化させる。
1.55μm付近の波長で最大4.4nmの連続波長可
変動作が実現している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の波長可変DBRレーザは波長切換時間が
数ns以上かかり、応答が遅いという欠点がある。これ
は、応答時間が光ガイド層へ注入されたキャリアの寿命
時間で制限されているためである。
本発明の目的は、上述の従来の波長可変DBRレーザの
欠点を改善し、高速で波長切換が可能な波長可変DBR
レーザを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の波長可変レーザは、活性領域と波長制御領域と
を少くとも有し、波長制御領域がキャリア注入可能な光
ガイド層を含み、この光ガイド層が高濃度のp型不純物
を含むことを特徴とする構成になっている。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
以下では、まず第1図と第2図を用いて、本発明の動作
原理と第1の実施例について説明し、次に、第3図から
第6図を用いて、本発明のポイントとなる高濃度p型不
純物がドープされた光ガイド層を含む波長制御領域の構
造と製造方法についての第2から第5の実施例を説明す
る。
なお、以下の実施例では、発振波長が1.55μm付近
のInGaAsP/InP系の波長可変DBRレーザに
ついて述べている。したがって活性層の組成はフォトル
ミネッセンス波長にして1.53μm付近のInGaA
sP、光ガイド層の組成は、1、3〜1.4 p m付
近のInGaAsPである。
第1図は本発明により実現される波長可変レーザの第1
の実施例を示す斜視図(第1図(a))と斜視図のA−
A’線における断面図(第1図(b))である。各部分
を説明する前に、本発明の動作原理を述べておく。本発
明のポイントは波長制御領域400(位相制御領域20
0とDBR領域300を合せてこう呼ぶことにする)に
ある光ガイド層30に高濃度(I X 10 ”am−
”以上)のp型不純物が含まれていることである。公知
のように、半導体に高濃度の不純物をドープすると、非
発光再結合成分が増大して注入されたキャリアの寿命時
間が減少する。したがって本発明のようにキャリア注入
による屈折率変化を利用した波長可変DBRレーザにお
いて、波長切換速度を上げるためにはキャリア注入層(
ここでは波長制御領域400にある光ガイド層30)に
高濃度の不純物をドープすればよい、従来の波長可変D
BRレーザのキャリア注入層は、ノンドープか、または
低濃度のn型不純物をドープしたものがほとんどある。
高濃度の不純物をドープするといっても、この場合は、
p型不純物でなければならない。それは次の理由による
。すなわち、キャリア注入による屈折率変化は、電子注
入による方がホール注入によるよりも約2桁大きい。こ
の差は電子とホールの有効質量の差による。pn接合を
通してp型のキャリア注入層に電子が注入されれば、そ
の屈折率の変化は大きいが、n型のキャリア注入層の場
合は、はじめから電子が存在するために、屈折率の変化
は小さい。このため、波長可変DBRレーザで従来と同
じ大きな波長変化に加えて、高速の波長切換を実現する
ためには、キャリア注入層ヘドーブする不純物はp型で
ある必要がある。ただし、p型不純物をドープするには
製造工程にいくつかの方法が考えられる。この製造方法
の違いによって、レーザ構造も若干具なる。特にこの点
について、以下の各実施例で詳しく説明する。
まず、第1図にもとづいて、本発明の第1の実施例の構
造を説明する。この波長可変DBRレーザは、活性領域
1001位相制御領域200.DBR領域300の3つ
の領域から成る。位相制御領域200とDBR領域30
0は同じ層構造をしている。この2つの領域を合せた波
長制御領域400にある光ガイド層30にキャリアを注
入することによって活長な制御する。第2図は第1実施
例の製造工程のうちで、高濃度p型不純物を光ガイド層
30にドープする工程を含む部分を示している。
以下、第2図に示した製造手順を追って構造を詳細に説
明する。まずn型InP基板10の一部に回折格子15
を形成する。次に1回目の液相エピタキシャル成長法(
以下、LPE法)によってn型InGaAsP光ガイド
層30(厚さ0.3μm ) # n 型I n Pエ
ツチングストップ層40(厚さ0.05.um)、In
GaAsP活性層50(厚さ0.1μm)、p型InP
クラッド層60(厚さ0.1μm)を成長する(第2図
(a))。この段階では光ガイド層は低濃度のn型であ
る。次に選択エツチングによって波長制御領域400の
p型クラッド層60と活性層50を除去する(第2図(
b))。次に2回目のLPE法によってZnを約IX 
10 ”am−”ドープしたp型InPクラッド層61
(厚さ1μm)とp型InGaAsPキャップ層70(
厚さ0,5μm)を全面に成長する。この成長中にp型
InPクラッド層61のZnが固相拡散して、波長制御
領域400の光ガイド層30にまで入り、光ガイド層3
0が高濃度p型(約5×10 ”an−’)となる(第
2図(C))。一方、活性領域100では、クラッド層
60があるために、Znは活性層50までは達しない。
このため、活性層500発光効率が下ることはない。第
1図(b)及び第2図(c)では高濃度p型部分600
を斜線で示した0次によく知られた手順を用いて、横モ
ード制御のための埋め込み構造を形成する。ここでは埋
め込み構造としてハイドライド気相戒法による高抵抗I
nP層を埋め込み層80として用いた。
次に、両面に電極90を形成した後、3つの領域の間に
分離溝500を設ける。最後にへき開によって素子を切
り出す。活性領域100の長さは200μm2位相制御
領域200の長さは100、um、DBR領域300の
長さは400.umである。こうして製作した波長可変
DBRレーザの波長制御領域400にある光ガイド層3
0に注入されたキャリア寿命は、0.5ns以下であっ
た。
次に、他の実施例について説明する。以下に説明する第
2から第5の実施例では、高濃度p型光ガイド層の製造
工程と構造を中心に述べ、他の部分については第1の実
施例とほとんど同じであるため説明を省略する。
第3図は第2の実施例の製造工程を示す。第2の実施例
の特徴は、高濃度p型光ガイド層30をZnの気相から
の拡散またはイオン注入によって形成することである。
以下製造工程を順に説明する。まずn型InP基板10
の上に、n型InG−aAsP光ガイド層30.n型I
nPエツチングストップ層40.InGaAsP活性層
50.p型InPクラ、ド層60をLPE法で成長する
。次に波長制御領域400に光ガイド層30までとどく
ようなZnの気相拡散またはイオン注入を行う。
これによって、光ガイド層30は高濃度p型(5X I
 O”an−’以上)になる(第3図(a))、次に第
1の実施例と同じように、活性層50までを選択的に除
去する(第3図(b))。Znの拡散またはイオン注入
で荒れた高濃度p型部分602部の表面はこのとき除去
される。次に2回目のLPE法により、全体にp型In
Pクラッド層61.p型InG a A s Pキャッ
プ層70を成長する(第3図(C))。この後は第1の
実施例と同じく埋め込み成長などの工程を行う。なおこ
こでは、選択エツチングを行う前に、拡散またはイオン
注入を行ったが、活性層50まで選択エツチングをした
後(つまり第3図(b)の状態)、または、クラッド層
60だけを選択エツチングした後で、拡散またはイオン
注入を行うことも可能である。
第4図は、第3の実施例の製造工程を示す。第3の実施
例の特徴は、高濃度p型光ガイド層30を選択成長によ
って形成することである。以下、製造工程を説明する。
まずn型InP基板10の上にn型InPバッファ層2
0.InGaAsP活性層50.p型InPクラッド層
60.p型InGaAsPキャップ層70をLPE法に
よって成長する(第4図(a))。次に選択エツチング
によって波長制御領域400の活性層50までを除去し
、バッファ層20の一部に回折格子を形成する(第4図
(b))。次に活性領域iooをSighでマスクして
、波長制御領域400に高濃度(Zn:5x l Q 
”cm−”) p型InGaAsP光ガイド層30゜p
型InPクラッド層61.1)型InGaAsPキャッ
プ層71をハイドライド気相成長法によって成長する(
第4図(C))。この後は第1の実施例と同じである。
この方法は第1.第2の実施例と違って結晶成長によっ
て高濃度p型光ガイド層30を形成しているためドーピ
ングの制御性がよい。
第5図は、第4の実施例の製造工程を示す。第4の実施
例の特徴は、高濃度p型光ガイド層30を選択成長を用
いない全面への結晶成長によって形成していることであ
る。この光ガイド層30の成長方法は、すでにB I 
G (Bundle−Integrated−Guid
e)構造として知られているものであるが、ここではこ
の構造を高濃度p型光ガイド層30の形成に適用した。
以下に製造工程を説明する。
まずLPE法を用いて、n型InP基板lOの上にn型
InPバッファ層20.InGaAsP活性層50.p
型InPクラッド層60を順次成長する(第5図(a)
)。次に波長制御領域400を活性層50まで選択的に
除去する。次にバッファ層20の一部に回折格子を形成
する(第5図(b))。
次に2回目のLPE法を用いて、全面に高濃度(Zn 
: 5X 10”am−’) p型InGaAsP光ガ
イド層30.p型InPクラッド層61.p型InGa
AsPキャップ層70を順次成長する(第5図(C))
。この後の工程は第1の実施例と同じである。この方法
も結晶成長によって高濃度p型光ガイド層30を形成し
ているため、ドーピングの制御性がよい。
第6図は、第5の実施例の製造工程を示す。第5の実施
例の特徴は、基板にp型InP基板11を用いている点
である。このため従来例とほぼ同様の工程で高濃度p型
光ガイド層30を形成することができる。以下に製造工
程を説明する。まずLPE法を用いて、回折格子が形成
されているp型InP基板11の上に高濃度p型(Zn
:lxl 0 ”cm−’) I nGaAs P光ガ
イド層30.p型工nPエツチングストップ層41.I
nGaAsP活性層50.n型InPクラッド層62を
順次成長する(第6図(a))。次に波長制御領域40
0の活性層50までを選択的に除去する(第6図(b)
)。次に2回目のLPE法を用いて全面にn型InPク
ラッド層63.n型InGaAsPキャップ層72を成
長する(第6図(C))。この後の工程は第1の実施例
と同じである。
以上、5つの実施例の構造と製造工程を説明してきた。
詳しくは述べなかったが、それぞれ利点および欠点があ
る。しかし、得られた波長可変DBRレーザの変調特性
としては、どの実施例もほぼ同様である。波長切り換え
時間としてIns以下が実現できる。
なお、上述の実施例においては、結晶成長の方法はLP
E法またはハイドライド気相成長法を用いたが、有機金
属気相成長法などを用いてもよい。
また第3から第5の実施例ではp型不純物としてZnの
かわりにCdなどを用いることもできる。
横モード制御構造としては、リッジ型など他の半導体レ
ーザに適用されている構造でもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、波長可変DBRレーザの
波長制御領域にある光ガイド層に高濃度p型不純物をド
ープすることにより、高速の波長切り換えを実現できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b)は本発明の第1の実施例を示
す斜視図とA−A’線断面図。第2図は第1の実施例の
製造工程を説明する図、第3図から第6図は第2の実施
例〜第5の実施例の製造工程を説明する図である。図に
おいて、100は活性領域、200は位相制御領域、3
00はDBR領域、400は波長制御領域、500は分
離溝、600は高濃度p型部分(図では斜線で表わした
)、10゜11は基板、20はバッファ層、30は光ガ
イド層、40.41はエッチストップ層、50は活性層
、60,61,62.63はクラッド層、70゜71.
72はキャップ層、80は埋め込み層、90は電極、1
5は回折格子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 活性領域と波長制御領域とを少くとも有し、前記波長制
    御領域は、キャリア注入可能な光ガイド層を含む波長可
    変半導体レーザにおいて、前記光ガイド層が高濃度のp
    型不純物を含むことを特徴とする波長可変半導体レーザ
JP22343389A 1989-08-29 1989-08-29 波長可変半導体レーザ Pending JPH0384985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065975A (ja) * 1992-06-22 1994-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レーザ
JP2016513889A (ja) * 2013-03-15 2016-05-16 プレビウム リサーチ インコーポレイテッド 広帯域可変掃引光源

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