JPH038496Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はガソリンタンクの注入口に装着する自
動車用ガソリンキヤツプを取外したとき、そのキ
ヤツプを収納する自動車用ガソリンキヤツプの収
納装置に関するものである。

従来の技術 従来においては、タンクにガソリンを注入する
ときは、この注入口を閉塞している所謂ガソリン
キヤツプを取外し、このガソリンキヤツプを例え
ば、車両の屋根に載せたり、あるいはガソリンス
タンドのガソリンボツクス上に載せたりしている
が、近時はこのガソリンキヤツプを覆つている開
閉自在の蓋の裏壁面に掛止片や矩形のボツクスを
形成し、この中にガソリンキヤツプを収納してい
る。

考案が解決しようとする問題点 車両やガソリンボツクスに傷を付けたり、また
掛止片の位置が固定しているので、各種のガソリ
ンキヤツプを引掛けるとき、引掛けられないこと
もあり、さらにボツクスタイプのものにおいて
は、ガソリンキヤツプとそれを覆う蓋との間に僅
かな隙間しか存在しないので、限られた大きさの
ボツクスにしなければならないなどの欠点があつ
た。

問題を解決するための手段 本考案は上記欠点を除去するために、ガソリン
キヤツプを収納する収納部の両側に折曲部を形成
し、この収納部を拡開且つ折りたたみ自在にする
ことにある。

ガソリンキヤツプを収納部材の両側壁に複数の
折曲部を形成し且つこの収納部材をガソリンキヤ
ツプの覆い蓋の裏面に装着して収納部を形成し、
この収納部にガソリンキヤツプを挿脱させたとき
収納部が拡開し且つ折りたたまれるように、収納
部を伸縮自在にすることにある。

作 用 本考案はガソリンキヤツプを覆う蓋の裏面に着
脱自在に設けられた拡開且つ折りたたみ自在の収
納部にガソリン注入口より取外したガソリンキヤ
ツプを収容したとき、この収納部は拡開し、また
このガソリンキヤツプを収納部より取出すとこの
収納部が折りたたまれて薄くなるようにした自動
車用ガソリンキヤツプの収納装置である。

実施例 本考案の一実施例について図面と共に説明す
る。

第１図はガソリンキヤツプを装着し且つ蓋を閉
塞した縦断面図、第２図は分解斜視図、第３図は
ガソリンキヤツプと蓋の裏側の斜視図を表わすも
のである。

１はガソリンタンク側に蝶番２で蝶着された蓋
であつて、この蓋１はガソリンキヤツプ３が外部
に露出しないように、体裁よくこのガソリンキヤ
ツプ３を覆うものである。

４はガソリンキヤツプを装着するガソリンタン
ク（図示せず）の注入口４′を有するパイプであ
る。本考案の実施例においてはガソリンキヤツプ
３の螺子部３′と注入口４′の螺子部４″とを螺合
させて、このガソリンキヤツプ３を螺着する。

蓋１の裏面１′に対向し且つ溝１″を有する折曲
片１ａ，１ｂを形成し、この折曲片１ａ，１ｂの
溝１″に、予め両側壁に複数の折曲部５′を形成し
た所謂ジヤバラタイプの収納部材５であつて、こ
の収納部材５の両側縁部５″を挿入し収納部Ａを
形成する。この収納部材５は拡開且つ折りたたみ
自在に形成されるものであるが、他の実施におい
てこの収納部材５が伸縮するゴム材であつてもよ
い。

効 果 本考案は以上のようにガソリンキヤツプの収納
部を拡開且つ折りたたみ自在としたので、大、小
各種のガソリンキヤツプを収納できると共に、ま
たこのガソリンキヤツプをこの収納部から取出し
ガソリンの注入口に装着した後、蓋を閉塞すると
ガソリンキヤツプと蓋とに押圧されて折りたたま
れるので、ガソリンキヤツプと蓋との隙間が狭く
ても蓋を十分閉塞できるという効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例であつて、第１図はガソ
リンキヤツプを装着し且つ蓋を閉塞した縦断面
図、第２図は要部の分解斜視図、第３図はガソリ
ンキヤツプと蓋の裏側の斜視図を表わすものであ
る。 Ａ……収納部、１……蓋、１″……溝、３……
ガソリンキヤツプ、４′……注入口、５……収納
部材、５′……折曲部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガソリンキヤツプを覆う蓋とこの蓋の裏面に形
   成した溝を有する折曲片とこの折曲片に挿入され
   且つ両側壁に複数の折曲部を形成した収納部材を
   設けて収納部を形成しこの収納部にガソリンキヤ
   ツプを収納したときこの収納部材が拡開し且つガ
   ソリンキヤツプを収納しないときは折りたためら
   れて薄くなることを特徴とする自動車用ガソリン
   キヤツプの収納装置。