JPH0383844A - 金属パネル用裏打材及びその製造法 - Google Patents
金属パネル用裏打材及びその製造法Info
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- JPH0383844A JPH0383844A JP22106689A JP22106689A JPH0383844A JP H0383844 A JPH0383844 A JP H0383844A JP 22106689 A JP22106689 A JP 22106689A JP 22106689 A JP22106689 A JP 22106689A JP H0383844 A JPH0383844 A JP H0383844A
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)技術分野
本発明は、金属パネルの各種性能の向上を図るための金
属パネル用裏打材とその製造方法に関するものである。
属パネル用裏打材とその製造方法に関するものである。
(ロ)従来技術
金属板を表面材としこれに裏打材を付加して一体とした
金属パネルは、従来から建築用をはじめとして、船舶、
自動車、航空機、電気機器等に広く使用され、その中で
も特に建築用材料としての需要が多く大量に生産されて
いる。
金属パネルは、従来から建築用をはじめとして、船舶、
自動車、航空機、電気機器等に広く使用され、その中で
も特に建築用材料としての需要が多く大量に生産されて
いる。
例えば、建築用パネルでは折曲げ加工した表面金属板と
裏面シートで形成される空間に裏打材が挿入又は充填さ
れて構成されており、該裏打材としては通常石膏ボード
、岩綿板9発泡樹脂等種々の材料が用いられでいる。
裏面シートで形成される空間に裏打材が挿入又は充填さ
れて構成されており、該裏打材としては通常石膏ボード
、岩綿板9発泡樹脂等種々の材料が用いられでいる。
裏打材として要求される特性効果としては、断熱性、耐
蝕性、防火性、軽量性、耐結露性、防水性、9&密性、
係合性9強度、施工性等に優れ、更に副次的には接着性
、クツション性、防音性等の機能を肴する素材が望まれ
ているのである。
蝕性、防火性、軽量性、耐結露性、防水性、9&密性、
係合性9強度、施工性等に優れ、更に副次的には接着性
、クツション性、防音性等の機能を肴する素材が望まれ
ているのである。
(ハ)発明の開示
本発明は、金属パネルの裏打材に要求される上記のよう
な各種性能のうち、特に防火性、軽量性、金属表面のへ
こみならびに面材の湾曲の抑制等を改善しあるいは防止
することを目的として開発された技術である。
な各種性能のうち、特に防火性、軽量性、金属表面のへ
こみならびに面材の湾曲の抑制等を改善しあるいは防止
することを目的として開発された技術である。
即ち、本願発明の特徴の第1は、「パーライト系骨材群
又はカーボン系骨材群から選ばれる少なくとも1種以上
の骨材とシリカゾル結合材を配合して固化させた硬化体
からなる金属パネル用裏打材jであり、第2の特徴は「
上記骨材にパルプ繊維を添加配合した後にシリカゾル結
合材で固化させて硬化体とした金属パネル用裏打材」で
ある。
又はカーボン系骨材群から選ばれる少なくとも1種以上
の骨材とシリカゾル結合材を配合して固化させた硬化体
からなる金属パネル用裏打材jであり、第2の特徴は「
上記骨材にパルプ繊維を添加配合した後にシリカゾル結
合材で固化させて硬化体とした金属パネル用裏打材」で
ある。
また、本願発明において、上記パーライト系骨材は粗粒
又は微粒の各単独の骨材あるいは両者を所定比に配合し
た骨材であり、上記カーボン系骨材は粗粒又は微粒の各
単独の骨材あるいは両者を所定比に配合した骨材であっ
て、更にシリカゾル結合材は高濃度シリカゾル(Si0
2:30%以上)である。
又は微粒の各単独の骨材あるいは両者を所定比に配合し
た骨材であり、上記カーボン系骨材は粗粒又は微粒の各
単独の骨材あるいは両者を所定比に配合した骨材であっ
て、更にシリカゾル結合材は高濃度シリカゾル(Si0
2:30%以上)である。
ここで、パーライト系骨材の場合、粗粒とは粗粒率が5
.0(篩目2.5〜5mm )のものをいい、微粒とは
粗粒率が1.70 (篩目0.3〜0.Elmm )〜
3.07(篩目0.3〜2.5層■)のパーライト粒群
のものをいう。
.0(篩目2.5〜5mm )のものをいい、微粒とは
粗粒率が1.70 (篩目0.3〜0.Elmm )〜
3.07(篩目0.3〜2.5層■)のパーライト粒群
のものをいう。
一方、カーボン系骨材粒の場合、粗粒とは粗粒率311
(篩目o、e〜1.2mm )のものを5また微粒とは
粗粒率2.91 (篩目0.3〜0.8−m)のカーボ
ン粒群のものをいう。
(篩目o、e〜1.2mm )のものを5また微粒とは
粗粒率2.91 (篩目0.3〜0.8−m)のカーボ
ン粒群のものをいう。
本発明に係る金属パネル用裏打材は、パーライト系骨材
及び又はカーボン系骨材、パルプ繊維ならびにシリカゾ
ル接合材から構成されており、いずれの材料も安価に多
量入手が可能なものである。
及び又はカーボン系骨材、パルプ繊維ならびにシリカゾ
ル接合材から構成されており、いずれの材料も安価に多
量入手が可能なものである。
まず、接合材として使用するシリカゾルは、通常裏打材
の分類上無機質物質中の反応体系に属し、例えば「スノ
ーテックス(日産化学■製の商品名)」等として市販さ
れており、一般用としてはsio、が20〜21%(比
重1.12〜1.10のシリカゾルであるが、本発明に
使用するシリカゾルとしては、更に濃縮した5XO2が
30%(比重1.20〜1.22)以上の高濃度シリカ
ゾルが良く。
の分類上無機質物質中の反応体系に属し、例えば「スノ
ーテックス(日産化学■製の商品名)」等として市販さ
れており、一般用としてはsio、が20〜21%(比
重1.12〜1.10のシリカゾルであるが、本発明に
使用するシリカゾルとしては、更に濃縮した5XO2が
30%(比重1.20〜1.22)以上の高濃度シリカ
ゾルが良く。
より好ましくは、S i OHが40%(比重1.28
〜1.35)程度の高濃度シリカゾルが適している。
〜1.35)程度の高濃度シリカゾルが適している。
また、パーライト系骨材としては、粗粒率5.38程度
の粗粒骨材と、粗粒率1.70〜3.07程度の微粒骨
材とを、粗粒/微粒が0.6/0.4〜0.2/(1,
8程度に混合配合したものがよいが、硬化性、軽量性。
の粗粒骨材と、粗粒率1.70〜3.07程度の微粒骨
材とを、粗粒/微粒が0.6/0.4〜0.2/(1,
8程度に混合配合したものがよいが、硬化性、軽量性。
使用量の低減化等からして、両者の混合比は粗粒/微粒
= 0.510.5程度のものが最も効果的である。
= 0.510.5程度のものが最も効果的である。
次に、カーボン系骨材としては、上記パーライト系骨材
に混合配合して使用する訳であるが、粗粒骨材と微粒骨
材いずれの場合でも、パーライト系微粒骨材との配合比
は(カーボン系骨材/パーライト微粒骨材) 0.71
0.3〜0.270.8程度が固化・硬化共に良好であ
り、最も好ましいのは0.870.4程度である。
に混合配合して使用する訳であるが、粗粒骨材と微粒骨
材いずれの場合でも、パーライト系微粒骨材との配合比
は(カーボン系骨材/パーライト微粒骨材) 0.71
0.3〜0.270.8程度が固化・硬化共に良好であ
り、最も好ましいのは0.870.4程度である。
また、パルプ繊維は圧縮強度や曲げ強度を著しく向上さ
せる。その添加量は多いほど効果的であるが、2〜7w
t%程度で充分であり、好ましくは5%程度である。
せる。その添加量は多いほど効果的であるが、2〜7w
t%程度で充分であり、好ましくは5%程度である。
次に、本発明を実施例によって詳細に説明する。
(ニ)実施例
本実施例に供試した結合剤は、
A : S i OH濃度が約20%のシリカゾルn:
sio、濃度が約20%で粒子大のシリカゾル C: S i 02濃度が約40%のシリカゾルであり
、一方供試した骨材は、パーライト系3種(P−1〜3
)と炭素系2種(M−1〜2)の各粒子群のもので、そ
の各物性は第1表に示す通りである。
sio、濃度が約20%で粒子大のシリカゾル C: S i 02濃度が約40%のシリカゾルであり
、一方供試した骨材は、パーライト系3種(P−1〜3
)と炭素系2種(M−1〜2)の各粒子群のもので、そ
の各物性は第1表に示す通りである。
(以下余白)
第
表
(注)粗粒率とは、骨材の粒度を表す一指標で、この値
が大きいほど粗粒の骨材である。
が大きいほど粗粒の骨材である。
予備実験l
結合材として上記Aを使用し、第1表に示す骨材各車味
に結合材/骨材比が0.38〜4.08の範囲で変化さ
せて調合した試料を厚さが2 cm、直径lOaimの
円筒形容器に投入し、12〜14℃の室内で静置して、
6時間後と24時間後と9日間後とのそれぞれの硬化状
態を目視観察した。その結果。
に結合材/骨材比が0.38〜4.08の範囲で変化さ
せて調合した試料を厚さが2 cm、直径lOaimの
円筒形容器に投入し、12〜14℃の室内で静置して、
6時間後と24時間後と9日間後とのそれぞれの硬化状
態を目視観察した。その結果。
固化不充分で粒子がバラバラであり、硬化しなかった。
予備実験2
次に、結合剤添加量の変化による固化状態を調べるため
、結合材Aと骨材P−3を供試して、結合材/骨材比を
1.41 、1.6/ 、1.95 、2.30と変化
させて、予備実験lと同様に試験した。その結果、結合
剤の添加量が多いほど固化状態が良い傾向が認められた
。
、結合材Aと骨材P−3を供試して、結合材/骨材比を
1.41 、1.6/ 、1.95 、2.30と変化
させて、予備実験lと同様に試験した。その結果、結合
剤の添加量が多いほど固化状態が良い傾向が認められた
。
予備実験3
予備実験1では、全般的に結合材不足のため硬化が不充
分であったこと、及び使用骨材P−1が粗粒のため結合
材が下方に流れて結合材が不足すること等に対する改善
と硬化促進を図るため、50℃の恒温槽に各試料を入れ
て硬化状態を調べた。
分であったこと、及び使用骨材P−1が粗粒のため結合
材が下方に流れて結合材が不足すること等に対する改善
と硬化促進を図るため、50℃の恒温槽に各試料を入れ
て硬化状態を調べた。
供試材料は、結合材を再添加して調合したものと、骨材
P−1に骨材P−3を約等量混合したものに結合材Bを
添加したもの(No、4)であり、その目視観察結果は
第2表に併記した通りで、全体として硬化しているもの
は粒子の粒度分布が良いが、結合力の不足が認められた
。
P−1に骨材P−3を約等量混合したものに結合材Bを
添加したもの(No、4)であり、その目視観察結果は
第2表に併記した通りで、全体として硬化しているもの
は粒子の粒度分布が良いが、結合力の不足が認められた
。
一方、均一粒度に近いものは結合材の保持力が非常に弱
く、硬化するに致らない。
く、硬化するに致らない。
(以下余白)
以上の予備実験の結果から2次のことが分った。
(1)結合材の濃度が薄いため、多量の結合材を必要と
する。その対策として、高濃度シリカゾルを使用する必
要があること。
する。その対策として、高濃度シリカゾルを使用する必
要があること。
(2)粗粒状のP−1、M−1、M−2の各骨材は結合
材の保持力がないため、硬化が進行しない。
材の保持力がないため、硬化が進行しない。
その対策として、微粒骨材を適量配合することの必要性
があること。
があること。
試 験−1
上記予備実験の結果から、前記高濃度結合材Cを混合骨
材に添加して固化ならびに硬化試験を行ない、併せて試
料の比重、結合材の使用率等を求めた。
材に添加して固化ならびに硬化試験を行ない、併せて試
料の比重、結合材の使用率等を求めた。
まず使用材料は2結合材としてC(SiO,が40%の
もの)を使用し、骨材として(P−1) +(P−2)
と(P−1) + (P−3)の各配合骨材を使用した
。
もの)を使用し、骨材として(P−1) +(P−2)
と(P−1) + (P−3)の各配合骨材を使用した
。
試料の調合は、第3表に示す通りであり、骨材粒子間に
充分に結合材が充填されたことを目視により確認した。
充分に結合材が充填されたことを目視により確認した。
試料の作威と養成は各試料を金属製円形型枠に打ち込み
、直ちに50℃の恒温槽中に静置する。
、直ちに50℃の恒温槽中に静置する。
3日後、更に105℃で乾燥し、試料の固化・硬化状態
と比重を測定した。その結果を第3表に示す。
と比重を測定した。その結果を第3表に示す。
また、骨材(P−1) +(P−2)と(P−1) +
CP−3)を第3表の混合比で混合した単位質量当りの
容積を求めた結果を第1図に示す。
CP−3)を第3表の混合比で混合した単位質量当りの
容積を求めた結果を第1図に示す。
次に、結合材の使用率を求めるために第3表により試料
を作威し、混練り直後の単位容積質量を測定し、次式に
より結合材使用率を求めた。その結果を第2図に示す。
を作威し、混練り直後の単位容積質量を測定し、次式に
より結合材使用率を求めた。その結果を第2図に示す。
ω5=GxWs/W ・・・・・・・・(1)ωS=結
合材使用率(g/cc) Wsヨ結合材使用量(g) G冨試料の単位容積質量 W=使用材料の総質量(g) (以下余白) 上記試験−1の結果から次の事柄がわかる。
合材使用率(g/cc) Wsヨ結合材使用量(g) G冨試料の単位容積質量 W=使用材料の総質量(g) (以下余白) 上記試験−1の結果から次の事柄がわかる。
■)結合材としては、A、BよりもC(310゜が40
%)が効果的である。
%)が効果的である。
■)骨材の混合比については、P−1骨材の混合比が高
いほど軽い硬化体が得られ、更に良好な硬化体を作るた
めには、微粒骨材であるP−2やP−3の添加が必要で
ある。
いほど軽い硬化体が得られ、更に良好な硬化体を作るた
めには、微粒骨材であるP−2やP−3の添加が必要で
ある。
■)比重については、上記混合比による(P−1)+
(P−2)硬化体の比重は約0.4Bで、(P−1)+
(P−3)では約0.39であり、軽量化には後者が
よい。
(P−2)硬化体の比重は約0.4Bで、(P−1)+
(P−3)では約0.39であり、軽量化には後者が
よい。
■)結合材の使用量については、一定容積の硬化体を作
るために必要な結合材料は、微粒骨材添加率50%の場
合、(P−1)+ (P−2)=0.78g/cc、
(P−1) + CP−3) =0.41g/ccで
あるため、結合材の使用量を歩なくするには後者がよい
。
るために必要な結合材料は、微粒骨材添加率50%の場
合、(P−1)+ (P−2)=0.78g/cc、
(P−1) + CP−3) =0.41g/ccで
あるため、結合材の使用量を歩なくするには後者がよい
。
■)好ましい硬化体としては、P−1骨材とP−3骨材
の混合比を50wt%とし、C結合材(SiO2が40
%)で硬化させるのが最も効果的である。
の混合比を50wt%とし、C結合材(SiO2が40
%)で硬化させるのが最も効果的である。
試 験−2
前記の試験結果に基づいて、前記高濃度結合材c(si
o、ao%)を混合骨材に添加し、試料の固化又は硬化
の強化改善を目的として試験を行ない、併せて各試料の
比重および結合材の使用率等を求めた。
o、ao%)を混合骨材に添加し、試料の固化又は硬化
の強化改善を目的として試験を行ない、併せて各試料の
比重および結合材の使用率等を求めた。
まず、結合材として前記Cを使用し、骨材としてはCM
−1)+ (P−2)、(M−1)+ (P−3)、C
M−2)+ CP−2)、(M−2)+(P−3)の各
配合骨材を使用した。
−1)+ (P−2)、(M−1)+ (P−3)、C
M−2)+ CP−2)、(M−2)+(P−3)の各
配合骨材を使用した。
試料の作成とII或は試験−1と同様にして行ない、配
合比ならびにその結果を第4表と第5表に示す。
合比ならびにその結果を第4表と第5表に示す。
(以下余白)
上記試験−2の結果から次の事がわかる。
工)結合材としては、A、BよりCが効果的である。
■)骨材の混合比については、M−1骨材比が高いほど
軽い硬化体が得られ、更に良好な硬化体を作るためには
、微粒骨材であるP−2又はP−3の添加が必要である
。
軽い硬化体が得られ、更に良好な硬化体を作るためには
、微粒骨材であるP−2又はP−3の添加が必要である
。
■)硬化体の比重については、上記混合比(0,8:0
1)による(M−1)+ CP−2)硬化体の比重は約
0.54.(M−1)+ (P−3)硬化体では約0.
52であり、軽量化には後者が良い。
1)による(M−1)+ CP−2)硬化体の比重は約
0.54.(M−1)+ (P−3)硬化体では約0.
52であり、軽量化には後者が良い。
■)結合材の使用量については、M−1系では一般に微
粒骨材の添加率が増すほど増加するが、M−2系では変
化は少ない、これは、M−2混合比の低下による結合材
使用量の減少と微粒骨材増加による結合材使用量の増加
が相殺されるためであろう。
粒骨材の添加率が増すほど増加するが、M−2系では変
化は少ない、これは、M−2混合比の低下による結合材
使用量の減少と微粒骨材増加による結合材使用量の増加
が相殺されるためであろう。
一定容積の硬化体を作るために必要な結合材量は、微粒
骨材添加率が40%の場合、 (M−1)+ CP−2)で0.78 g/ cc、(
M−1)+ (P−3)で0.78 g/ cc、(M
−2)+(P−2)で0.95 g/ cc、(M−2
)+ (P−3)で0.90g/ccであり、結合材の
使用量を少なく抑えるためにはM−2系よりM−1系の
方が有利である。
骨材添加率が40%の場合、 (M−1)+ CP−2)で0.78 g/ cc、(
M−1)+ (P−3)で0.78 g/ cc、(M
−2)+(P−2)で0.95 g/ cc、(M−2
)+ (P−3)で0.90g/ccであり、結合材の
使用量を少なく抑えるためにはM−2系よりM−1系の
方が有利である。
■)好ましいは硬化体を作るためには、M−1骨材とP
−2骨材又はP−3骨材との混合比を6=4として、C
結合材で硬化させるのが最も効果的である。
−2骨材又はP−3骨材との混合比を6=4として、C
結合材で硬化させるのが最も効果的である。
試 験−3
次に、上記各試験の結果に基づいて定めた所定混合比の
骨材に、パルプ繊維を混合して、その硬化状態と曲げ及
び圧縮強度に対するパルプ繊維の効果につき試験した。
骨材に、パルプ繊維を混合して、その硬化状態と曲げ及
び圧縮強度に対するパルプ繊維の効果につき試験した。
木に験に使用した。材料は次の通りである。
結合材:C高濃度シリカゾル(s i o、が4θ%)
骨 材: (P−1)+ (P−3)混合骨材(M−1
)+ CP−3)混合骨材 混合材:パルプ繊維 調合は、 (P−1) + (P−3)骨材の混合比
を0.5 : 0.5とした場合と、(M−1)+ (
P−3)骨材の混合比を0.8 : 0.4とした場合
につき、各mta混合率を骨材質量+7)0,5,10
,15wt%の4水準とした。
)+ CP−3)混合骨材 混合材:パルプ繊維 調合は、 (P−1) + (P−3)骨材の混合比
を0.5 : 0.5とした場合と、(M−1)+ (
P−3)骨材の混合比を0.8 : 0.4とした場合
につき、各mta混合率を骨材質量+7)0,5,10
,15wt%の4水準とした。
試料の作成と養成は、各調合試料を金属製角柱型枠(4
X4X16cm)に打ち込み、直ちに50℃の恒温槽中
に静置する。2E後、更に105℃で乾燥し、試料の固
化・硬化状態及び各強度試験を行なった。
X4X16cm)に打ち込み、直ちに50℃の恒温槽中
に静置する。2E後、更に105℃で乾燥し、試料の固
化・硬化状態及び各強度試験を行なった。
その結果を第6表に示す、また、パルプ繊維添加率と圧
縮強度との関係を第3図に、パルプ繊維添加率と曲げ強
度との関係を第4図に、絶乾比重との関係を第5図に示
す。
縮強度との関係を第3図に、パルプ繊維添加率と曲げ強
度との関係を第4図に、絶乾比重との関係を第5図に示
す。
(以下余白)
試 験−4
次に、パーライト系とカーボン系骨材を主体とするパル
プ繊維混合硬化体の防火性能について試験を行なった。
プ繊維混合硬化体の防火性能について試験を行なった。
・使用材料
結合材=C高濃度シリカゾル
骨 材:P−1+P−3、M−1+P−3の混合骨材
混合材:パルプ繊維
・調合
P−1骨材とP−3骨材の混合比を0.5:0.5とし
、M−1骨材とP−3骨材の混合比を0.8:01とし
、繊維混合率はそれぞれ骨材質量の5%とした。
、M−1骨材とP−3骨材の混合比を0.8:01とし
、繊維混合率はそれぞれ骨材質量の5%とした。
・試料の作成と養生
試料は金属製角型枠(14X 16 am)で厚さはl
amと2cm及び3cmに成形し、50℃の恒温槽中
に静置する。2日後、更に105℃で乾燥し、防火試験
に供した。
amと2cm及び3cmに成形し、50℃の恒温槽中
に静置する。2日後、更に105℃で乾燥し、防火試験
に供した。
・防火試験方法
JIS−A−1301の2級加熱曲線に基づいて加熱試
験を行ない、試料の裏面温度を測定した。加熱面は直径
的5cmである。その結果を第7表に示す。
験を行ない、試料の裏面温度を測定した。加熱面は直径
的5cmである。その結果を第7表に示す。
(以下余白)
第
7
表
(注)各データーはN=2の平均値
第7表から、厚さ2cmのものは木造軸組の防火性能を
充分に確保できることが分る。
充分に確保できることが分る。
以上の試験例から、次のことが分る。
1)粗粒パーライト骨材と微粒パーライト骨材の混合比
を1:1とし、パルプ繊維を5%添加した硬化体が良好
であり2該硬化体の絶乾比重は0.53であり、また厚
さ2c■のものは木造軸組の防火性能を充分に確保でき
る。
を1:1とし、パルプ繊維を5%添加した硬化体が良好
であり2該硬化体の絶乾比重は0.53であり、また厚
さ2c■のものは木造軸組の防火性能を充分に確保でき
る。
2)カーボン粒骨材と微粒パーライト骨材の混合比を0
.6:0.4とし2パルプ繊維を5%添加した硬化体が
全般的に良好であり、該硬化体の絶乾比重は0.71で
あり、また厚さ2c■のものは木造軸組の防火性能を充
分に確保できる。
.6:0.4とし2パルプ繊維を5%添加した硬化体が
全般的に良好であり、該硬化体の絶乾比重は0.71で
あり、また厚さ2c■のものは木造軸組の防火性能を充
分に確保できる。
(ホ)発明の効果
上述したように、本発明に係る金属パネル用裏打材によ
れば、外装材料に要求される各種性能のうち、特に防火
性、軽量性、耐水性、金属表面のへこみ及び面材の湾曲
の抑制等を改善あるいは防止することができるのである
。
れば、外装材料に要求される各種性能のうち、特に防火
性、軽量性、耐水性、金属表面のへこみ及び面材の湾曲
の抑制等を改善あるいは防止することができるのである
。
しかも、本発明に使用する各材料は安価で大量に入手で
きる無機質又は墳機質材であるので、各種の特性に優れ
た金属パネルを安価に提供することができる利点を有す
る。
きる無機質又は墳機質材であるので、各種の特性に優れ
た金属パネルを安価に提供することができる利点を有す
る。
第1図はパーライト系の粗粒及び微粒骨材の混合比とそ
の混合骨材の単位質量容量との関係を示すグラフ、第2
図はパーライト系の粗粒及び微粒骨材の混合比と使用率
との関係を示すグラフ、第3図はパーライト系骨材なら
びにカーボン系骨材へのパルプ繊維添加量とその硬化体
の圧縮強度との関係を示すグラフ、第4図はパーライト
系骨材ならびにカーボン系骨材へのパルプ繊維添加量と
その硬化体の曲げ強度との関係を示すグラフ、第5図は
パーライト系骨材ならびにカーボン系骨材へのパルプ繊
維添加量とその硬化体の絶乾比重との関係を示すグラフ
である。 特 許 出 願 人 岩 瀬 辰
二車 質 容 (CC/?) 使 用 率 伊/(2) 圧縮強度 (K9f/ cry) 曲 げ強度 (Kりf/−) 絶 乾 比 重
の混合骨材の単位質量容量との関係を示すグラフ、第2
図はパーライト系の粗粒及び微粒骨材の混合比と使用率
との関係を示すグラフ、第3図はパーライト系骨材なら
びにカーボン系骨材へのパルプ繊維添加量とその硬化体
の圧縮強度との関係を示すグラフ、第4図はパーライト
系骨材ならびにカーボン系骨材へのパルプ繊維添加量と
その硬化体の曲げ強度との関係を示すグラフ、第5図は
パーライト系骨材ならびにカーボン系骨材へのパルプ繊
維添加量とその硬化体の絶乾比重との関係を示すグラフ
である。 特 許 出 願 人 岩 瀬 辰
二車 質 容 (CC/?) 使 用 率 伊/(2) 圧縮強度 (K9f/ cry) 曲 げ強度 (Kりf/−) 絶 乾 比 重
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)パーライト系骨材群又はカーボン系骨材群から選
ばれる少なくとも1種以上の骨材とシリカゾル結合材を
配合してなることを特徴とする金属パネル用裏打材。 (2)パーライト系骨材群又はカーボン系骨材群から選
ばれる少なくとも1種以上の骨材をシリカゾル結合材で
固化させて硬化体とすることを特徴とする金属パネル用
裏打材の製造法。 (3)パーライト系骨材群から選ばれる少なくとも一種
以上の骨材とカーボン系骨材群から選ばれる少なくとも
一種以上の骨材との一方をそのまま又は両方を混合し、
更にこれに所定量のパルプ繊維を添加混合して、シリカ
ゾル結合材で固化させて硬化体とする特許請求の範囲第
2項記載の金属パネル用裏打材の製造法。 (4)前記パーライト系骨材が粗粒又は微量の各単独あ
るいは両者を所定比に配合した骨材であり、前記カーボ
ン系骨材が粗粒又は微粒の各単独あるいは両者を所定比
に配合した骨材であって、更にシリカゾル結合材が濃度
30%以上の高濃度シリカゾルである特許請求の範囲第
2項又は第3項記載の金属パネル用裏打材の製造法。 (5)前記パーライト系の粗粒骨材と微粒骨材との混合
比が0.6/0.4〜0.2/0.8、好ましくは0.
6/0.4〜0.4/0.6である特許請求の範囲第2
項、第3項又は第4項記載の金属パネル用裏打材の製造
法。 (8)前記カーボン系骨材とパーライト系微粒骨材との
混合比が0.7/0.3〜0.2/0.8である特許請
求の範囲第2項、第3項、第4項又は第5項記載の金属
パネル用裏打材の製造法。 (7)パルプ繊維の添加混合比が混合骨材質量に対して
2wt%以上、好ましくは3〜7wt%である特許請求
の範囲第2項、第3項、第4項、第5項又は第6項記載
の金属パネル用裏打材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22106689A JPH0383844A (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 金属パネル用裏打材及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22106689A JPH0383844A (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 金属パネル用裏打材及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0383844A true JPH0383844A (ja) | 1991-04-09 |
Family
ID=16760958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22106689A Pending JPH0383844A (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 金属パネル用裏打材及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0383844A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514462A (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-08 | アブソリュート エンジニアリング リミテッド | インク回収システム |
US8597554B2 (en) * | 2005-05-03 | 2013-12-03 | Luca Toncelli | Article of lightweight inorganic agglomerate in form of slab, process of manufacturing the same and resulting panel |
-
1989
- 1989-08-28 JP JP22106689A patent/JPH0383844A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514462A (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-08 | アブソリュート エンジニアリング リミテッド | インク回収システム |
US8597554B2 (en) * | 2005-05-03 | 2013-12-03 | Luca Toncelli | Article of lightweight inorganic agglomerate in form of slab, process of manufacturing the same and resulting panel |
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