JPH0383074A - 湿式現像静電記録装置 - Google Patents

湿式現像静電記録装置

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JPH0383074A
JPH0383074A JP1218892A JP21889289A JPH0383074A JP H0383074 A JPH0383074 A JP H0383074A JP 1218892 A JP1218892 A JP 1218892A JP 21889289 A JP21889289 A JP 21889289A JP H0383074 A JPH0383074 A JP H0383074A
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宮尾 真由美
Manabu Mochizuki
学 望月
Tsuneo Kurotori
恒夫 黒鳥
Kenzo Ariyama
賢三 有山
Kenji Kojima
賢次 小島
Ichiro Tsuruoka
鶴岡 一郎
Katsuhiro Echigo
勝博 越後
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、PPC複写機、静電プリンタ等々のような静
電記録方式の記録装置に関し、特に液体現像剤を用いて
静像の現像を行なう、湿式現像静電記録装置に関する。
[従来の技術] 湿式現像静電記録装置に使用される現像剤に関する技術
としては、例えば、特開昭52−17419号公報、特
開昭61−180248号公報、特開昭63−4249
号公報が従来より知られている。
また一般に、湿式のPPC複写機においては。
良好な画像定着性を得るために、従来より、現像剤とし
て、石油系脂肪族炭化水素溶媒でなる担体液中に、着色
剤と樹脂とを主成分とするトナーを分散させたものが利
用されている。即ち、石油系脂肪族炭化水素溶媒として
は、例えば、エッソスタンダード社製のアイソパーE、
G、H,L、K。
Mや、シェル石油社製のシェルゾール71.ツルペッツ
150等が知られている。また他の担体液としては、シ
クロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オク
タン、イソオクタン、イソドデカン、リグロインなどが
ある。
液体の現像剤は、着色剤と分IK!樹脂とその他少量の
添加剤を上記担体液と共にボールミル、ケデイミル等の
手段で混練して濃縮トナーとし、これを適量の担体液中
に分散することで作ることができる。
湿式のRPC複写機においては、従来より、現像剤がポ
ンプ等によって画像形成ユニット内を循環されるように
構成されており1例えば、現像に利用されなかった未転
写トナーは、クリーニングユニットに回収され、クリー
ニングフオームローラで再分散され、クリーニング液回
収穴から現像タンクへ戻され再利用される。このような
繰り返しの利用をすることによって、トナーの無駄な消
費がなくなり、比較的小量の現像剤で大量の記録動作を
行なうことができる。
湿式現像静電記録装置においては、記録動作を行なうの
に伴なって、現像剤中のトナー濃度が低下する。トナー
濃度が低下すれば、記録濃度が低下する。従って、記録
濃度を一定に保つため、従来より、現像剤中のトナー濃
度を検出し、その濃度を一定に維持するようにトナーの
補給を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで2例えば湿式PPC複写機を移動する場合には
、現像液が外部にこぼれ落ちないように、複写機内の現
像剤を予め抜き取る必要があるが、複写機を移動した後
で、現像タンクに現像液を入れずにそのまま長時間放置
する場合がある。そのように放置した後で(現像剤を入
れて)複写機を使用すると、記録濃度が異常に薄くなる
場合がある。
即ち、トナー濃度を検出するセンサとして、透過型の光
学センサを用いろ場合には、複写機内の現像剤を抜き取
った時に、トナー濃度センサの発光素子の発光面と受光
素子の受光面との間隙(約0.5〜1.0mm)部分だ
けに現像剤が付着して残り、放置されている間にその現
像剤が乾燥し、センサの検出面が付着したトナーによっ
て汚れる。その結果、センサの受光レベルが低下し、ト
ナー濃度が低い時でも濃度が高い時と同レベルの信号が
検出され、トナーの補給が行なわれないので現像剤のト
ナー濃度が下がり、記録濃度が薄くなる。
この種の異常の発生は、従来は避けられないものであり
、これが生じた場合には、再び現像剤を全て抜き去って
、手作業でトナー濃度センサの検出面を清掃する、とい
う方法によって対応していた。
本発明は、トナー濃度検出手段における汚れの発生を防
止することを課題とする。
[IIIIiを解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明においては、記録画像
に対応する静電潜像を形成する潜像形成機構;前記静電
潜像を可視化する現像機構;前記現像機構中に配置され
、石油系脂肪族炭化水素でなる第1成分と、該第1成分
に対し蒸発性の低い特性を有しシロキサン構造を有する
シリコーンオイルでなる第2成分との混合液を担体液と
し、該担体液中に着色剤と樹脂とを主成分とするトナー
を分散して構成された液体の現像剤;発光素子と受光素
子を含み、前記現像剤の存在する部分に、発光素子の発
光面と受光素子の受光面とが所定の間隙をおいて対向配
置された、トナー濃度検出手段:該トナー濃度検出手段
の検出信号に応じて前記現像剤中にトナーを補給する、
トナー補給手段;前記現像剤を前記現像機構中で循環さ
せろ循環機構;及び前記現像機構によって可視化された
画像を所定の記録媒体に転写する。転写手段;を設ける
[作用] 即ち、本発明の湿式現像静電記録装置においては、現像
剤の担体液として、石油系脂肪族炭化水素でなる第1成
分と、該第1成分に対し蒸発性の低い特性を有しシロキ
サン構造を有するシリコ−ンオイルでなる第2成分との
混合液を用いている例えば、メチルフェニルポリシロキ
サンのようなシリコーンオイルは、比較的蒸発しにくい
特性を有している。従って、これを11!像剤の担体液
の1枚分として用いることによって、トナーが乾燥しに
くくなり、例えば現像剤を抜き取ってそのまま放置した
場合でも、トナー濃度検出手段の検出面の汚れを低減し
、記録濃度の異常が生じるのを防止することができる。
実験によれば、メチルフェニルポリシロキサンのような
シリコーンオイルを現像剤の担体液として用いた場合、
トナー濃度センサの検出面に付着した現像剤は、長時間
放置した後でも蒸発することなく油滴のごとく残り、検
出面の汚れが防止されることが確認できた。
ところが、シロキサン構造のシリコーンオイルは、比較
的定着性が悪く良好な記録N像が得られない、という難
点を有している。更に、比較的粘度が高いので、現像剤
のIJa環機構中でトラブルを生じる可能性がある。
しかし本発明においては、現像剤の担体液に第1成分と
第2成分を含んでいるので、第1成分(石油系脂肪族炭
化水素)によって良好な画像定着性が得られ、また第2
成分によってトナーの乾燥が防止される。
〔実施例] 第1図に1本発明を実施する一形式の湿式電子写真複写
機の主として機構部の構成の概略を示す。
第1図を参照すると、この複写機の上部に光学走査系1
0が設けられており、その下方に画像形成ユニット20
が設けられている0図示しない原稿は、コンタクトガラ
ス板12上に載置され、圧板11で押圧される。IM稿
の下面、即ち画像面が。
光学走査系10の露光ランプ13によって露光される0
M稿からの反射光は、第1ミラー14.第2ミラー15
.第3ミラー16.レンズユニット17、第4ミラー1
8を通り、画像形成ユニット20に備わった感光体ドラ
ム21の表面に結像される。
光学走査系IOにおいては、露光ランプ13及び第1ミ
ラー14が図示しない第1キヤリツジに搭載されており
、第2ミラー15及び第3ミラー16が第2キヤリツジ
に搭載されている。第1キうリッジ及び第2キヤリツジ
は、図中の矢印A方向に各々一定速度で走査駆動される
。第2キヤリツジの速度は第1キヤリツジの速度の1/
2になっている。従って、第1キヤリツジ及び第2キヤ
リうジの移動に伴なって、コンタクトガラス板12上の
原稿画像が順次に走査され、読取られた画像が感光体ド
ラム21上に結像される。
一方、画像形成ユニット20においては、感光体ドラム
21が図中の矢印の方向に一定速度で回転駆動される。
感光体ドラム21の表面は、メインチャージャ22によ
って−様な電位に荷電された後、前記光学走査系10に
よって画像光の露光を受けるので、その面に読取画像に
対応する電位分布、即ち静電潜像が形成される。この静
電潜像は、それに対して感光体ドラムの進行方向に位置
する現像ユニット60を通る時に、可視化される。
即ち、電位分布に応じて、その面に現像ユニット60内
のトナーが吸着し、電位の高/低に応じたトナー像が形
成される。
給紙機構30は、トナー像の形成に同期した所定のタイ
ミングで、1枚の転写紙(記録紙)を感光体ドラム21
の表面に送り込む、この転写紙は、感光体ドラム21上
のトナー像に重なって感光体ドラムの回転に伴なって移
動し、それが転写チャージャ25を通る時にトナー像は
転写紙に転写される。像が転写された転写紙は5分離ユ
ニット26によって感光体ドラム21から分離し、所定
の経路を搬送され、定着ユニット50に向かう、定着ユ
ニット50では、加圧と加熱によって転写紙上の画像を
転写紙に定着させる。定着が終了した転写紙は、排紙ロ
ーラを通って排紙トレイに排紙される。
なお画像形成ユニット20においては、転写紙の分離が
終了すると、クリーニングユニット70において、感光
体ドラム21の表面に残留したトナー及び紙粉をクリー
ニングし1次回の画像形成に備える。
現像ユニット60及びクリーニングユニット70には、
各々、現像剤供給機構40から、液体の現像剤が供給さ
れる。@他剤供給機構40には、内部に現像剤が満たさ
れたタンク41が備わっており、この中の現像剤が、ポ
ンプ45によって汲み上げられ、供給バイブ47を介し
て、現像ユニント60及びクリーニングユニット70に
供給されろ、タンク41には、濃縮現像剤が入った現像
剤容器42と希釈液が入った希釈液容器43が装着され
ている。現像剤の消費に伴なってタンク41内の液面が
所定よりも低下すると、自動的に希釈液容器43の口が
開かれて、希釈液をタンク内に供給する。また、タンク
41内の現像剤中のトナー濃度が薄くなると、ソレノイ
ド装Tf1144が付勢される。ソレノイド装置44が
付勢された時には、現像剤容器42の口が開かれて、濃
縮現像剤がタンク内に供給される。
再像形成ユニット20及び現像剤供給機構40の詳細を
第2図に示す、第2図を参照すると、現像ユニット60
内には、第1現像ローラ62.第2現像ローラ63及び
スクイズローラ65が回転自在に支持されている。これ
らのローラは導電体であり感光体ドラム21の表面から
ごくわずか離れて配置されている。ローラ62及び63
は反時計方向、ローラ65は時計方向にそれぞれ回転駆
動される。これらのローラは、感光体ドラム21が回転
している時には回転し、感光体ドラム21が停止する時
には停止する。
現像供給機構40のタンク内の現像剤は、ポンプ45及
び供給パイプ47aを通り、現像ユニット60の上方に
設けられた供給口61から現像ユニット内に注入されろ
、ローラ62,63及び65には、それぞれスクレーバ
64a、64b及び64cの自由端が接触している。ス
クレーパ64a、64b及び64cは、各ローラの表面
に付着している現像剤を掻き落とすと共に、上方から流
下する現像剤をその上に留める。各スクレーパ上に留ま
った現像液がローラの表面を濡らす、ローラ62,63
表面の現像剤は、感光体ドラム21の表面の電荷に吸引
されて感光体ドラムに移る。
ローラ65は、感光体ドラム2工表面の過剰な液を除去
する。現像ユニット60内の下方に留まった現像剤は、
自重によって排出口66から回収バイブ48aを通って
、現像剤供給機構4oのタンク41に回収される。
クリーニングユニット70においては、スポンジ状の発
泡ローラ73の表面とブレード76の一端が感光体ドラ
ム21の表面に当接しており、これらが感光体ドラム2
1表面の残留する現像剤を掻き落とす、また1発泡ロー
ラ73を押圧する形で配置された絞りローラ74は、i
I!泡ローラ73にしみ込んだ現像剤を絞り取る。また
、クリーニングユニット70には、現像剤供給機構4o
がら、供給パイプ47bを介して、クリーニング用の現
像剤が供給される。この現像剤は、クリーニングユニッ
ト上方の供給ロア1から供給され、下方の排出ロア5か
ら排出され1回収パイプ48bを通ってタンク41に戻
る。
つまり、実際に使用されずユニット内に残留した現像剤
は、タンク41と現像ユニット6oとの間、及びタンク
41とクリーニングユニット70との間を循環し、再利
用される。
なお第2図において、24はイレーザ、27は#電うン
プを示している。
ところで、現像剤供給機F140において循環されろ現
像剤の一部分は、トナー濃度検出ユニット46の内部を
通る。トナー濃度検出ユニット46は、第4a@に示す
ように僅かな間隙(0,5〜1.0mm程度)をあけて
対向させた発光素子46aと受光素子46bを備えてお
り、その間隙の部分を現像剤FLDが通るようにn或さ
れている。つまり、トナー検出ユニット46は、透過型
の光学センサを構成しており、現像剤の光透過量に応じ
た信号をトナー濃度として検出する。
濃度検出ユニット46が検出したトナー濃度の信号は、
濃度制御ユニット80に入力されろ、濃度制御ユニット
80は、所定の時間間隔で、入力されるトナー濃度を参
照し、それが所定濃度よりも薄い時には、所定時間、ソ
レノイド装置44を付勢し、現像剤容@42の口を開い
て内部の濃縮現像剤をタンク41内に定量補給する。こ
の制御によって、タンク41内の現像剤のトナー濃度が
所定の範囲に維持される。
第3図に、第1図の定着ユニット50の具体的な構成を
示す、第3図を参照すると、転写紙39の通過経路に沿
って、定着ローラ51及び加圧ローラ53が設けられて
いる。定着ローラ51の中心部には、ヒータ52が内蔵
されている。加圧ローラ53は、加圧ばね55の力を受
ける加圧カム54によって上向きの力を受け、転写紙3
9及びその上面に付着したトナー像39aを定着ローラ
51に押圧する。
ところで、この種の湿式複写機で使用される現像剤は、
担体液中に着色剤と樹脂等を分散することにより構成さ
れ、担体液としては、例えば、エッソスタンダード社製
のアイソパー(Isopar) Hなどの石油系脂肪族
炭化水素の溶媒が利用されている。
この種の担体液は好ましい定着性を有しているので、そ
れを利用することによって高品質の画像を記録すること
ができる。
しかしながら、この種の担体液は、比較的蒸発し易い特
性を有しているために、次のような不都合が生じる場合
がある。
(1)この実施例のように現像剤を循環させて再利用す
る場合には、クリーニングユニットの未転写トナーや現
像ローラに付着しスクレーバでかき取られるトナーは、
大部分は元の現像剤中に戻され均一に分散されるが、残
りの一部分のトナーはヘドロ状になってユニット内に蓄
積される。ヘドロ状のトナーも、通常は循環する液流に
よって洗い流され現像タンクに回収されるが、長時間を
経過すると、ヘドロ状のトナーはユニット内のデッドス
ペース(液流の流れの弱い部分)に堆積する。
また、複写動作を長時間休止すると、その間にヘドロ状
のトナーは徐々に乾燥し、再分散が困難なフレーク状の
大粒子(現像に寄与しない)などが生成してしまう、こ
の大粒子は大きさ(1〜500μ)がトナー粒子の大き
さ(0,5〜0.8μ)に対して大きいので、現像ロー
ラと呪光体とのギャップ(100〜150μ)にはさま
る、その場合、黒ベタ両像を記録する時に1例えば第7
1!ffに拡大して示す記録画像のように、白スジなど
の画像抜けが生じ、記録画像品質が悪化する。
(2)例えば複写機を移動する場合には、現像液が外に
こぼれ落ちないように、複写機内の現像剤を予め抜き去
る必要がある。ところが、複写機を移動した後で現像タ
ンクに現像剤を入れずにそのまま放置すると、第4b図
に示すように、トナー検出ユニット46の発光素子46
aと受光素子46bとの間の間隙に残留した現像剤FL
Dが乾燥し、トナー検出ユニットの検出面に汚れとなっ
て付着する。この汚れは、現像剤を注入した場合にも容
易には落ちず、トナー検出ユニットの受光レベルを大幅
に減衰させろ、その結果、トナー検出ユニットの検出濃
度が正常時よりも大幅に高くなり、その誤った検出濃度
に基づいて濃度制御を継続すると、現像剤濃度が異常に
低下し、記録濃度が低下する。
(3)また、石油系脂肪族炭化水素を用いた現像剤の場
合、定着工程でオフセットが発生し易い。
即ち、転写紙上に転写されたトナー像の一部分が。
定着ローラもしくは加圧ローラに逆転写され、記@画像
に濃度低下や抜けを生じたり、ローラに付着したトナー
が転写紙に再び転写されろ場合がある。この種のオフセ
ットを防止するために、−数的には、定着器のローラ表
面の材質として、オフセットが生じにくいシリコーンゴ
ムを用い、更にローラ表面に、常時シリコーンオイルを
塗布するように構成している。しかしながら、シリコー
ンゴムは耐熱性及び耐久性が比較的低いため、劣化の程
度に応じて定期的に部品の交換をしなければならない、
またシリコーンオイルを塗布する必要があるために、定
着器の構造が複雑化するのは避けられない。
上述の不都合を回避するために、この実施例においては
、現像剤の担体液として、ポリメチルフェニルシロキサ
ン(シリコーンオイル)とl5opar H(石油系脂
肪族炭化水素)との混合液を使用している。即ち、ポリ
メチルフェニルシロキサンは。
石油系脂肪族炭化水素に比べて蒸発性が低いので、それ
を含有することによって@他剤がQ!、燥しにくくなり
、トナーがフレーク状の粒子になるのを防止でき、トナ
ー検出ユニットにトナーの汚れが付着するのも防止でき
ろ。また1石油系脂肪族炭化水素も含有するので、ii
!i像の定着性が劣化するのを防止できろ、更に、ポリ
メチルフェニルシロキサンのようなシリコーンオイルは
、それ自体が定着工程でのオフセットの発生を防止する
ので、定着ローラや加圧ローラにシリコーンゴム以外の
材質を用いることができ、シリコーンオイルの塗布も省
略できる。この実施例では、定着ローラ51及び加圧ロ
ーラ53,54 (内部はアルミニウム)の表面を、耐
熱性及び耐久性の高いテフロン(デ;ボン社の登録商標
:商品名)で覆ってあり、また。
シリコーンオイルを塗布する機梢は定着ユニット50で
は省略されている。
この現像剤の担体液の改良に伴なう効果について、実験
の結果とともに次に説明する。
X鷺上工 この例では、次の通りの条件下で実験した。
複写機: 湿式複写機CT−5085 トナー:  CT−5085用トナ一 転写紙: 標11(Q転写紙Type6200(以上は
、全て株式会社リコー製) 現像剤二 上記トナーを各々の担体液にIQあたり10
0グラムの割合で分散して構成 a作条件: 黒ベタ面積15%の原稿を用いて、1日あ
たり50(]−11000枚A4サイズ)の複写動作を
22日間継続して実施 実験の結果を次の第1表に示す。
試験液A:ポリメチルシロキサン100%試験液B :
 l5opar H/ポリメチルフェニルシロキサン(
95/ 5 )w#&C: Iaopar H/ポリメ
チルフェニルシロキサン(90/10)試験液D : 
l5opar H/ポリメチルフェニルシロキサン(8
5/15)試験液E : Iaopar H/ポリメチ
ルフェニルシロキサンcgo/20)開始時: 初口の
実験開始直後に! 終了時: 22日試験後に測定 記録品質のランク 5: 黒ベタ中に白スジなし 4: 黒ベタ中に僅かに白スジあり(1本M3: 黒ベ
タ中に白スジあり(3本M 2: 黒ベタ中に明らかな白スジが3本以上右1:  
!ペタ中に明らかなr1スジが5本以上右異常トナー:
 現像弁j中のフレーク状トナーの存在第1表を参照す
ると、現像剤の担体液に、ポリメチルフェニルシロキサ
ンを少なくとも5%含めれば、フレーク状トナーの発生
による記録品質の低下を防止できることが分かる。フレ
ーク状トナーの発生が防止できる理由は、ポリメチルフ
ェニルシロキサンのようなシロキサン構造を有するシリ
コーンオイルの蒸発性が、石油系脂肪族炭化水素に比べ
て充分に低いので、ヘドロ化したトナーが乾燥する前に
それを担体液中に再分散させうろことによると考えられ
ろ。
またこの実験により、試験液A−Eを用いる場合には、
トナーの固着がないので、その以外の担体液の場合に比
べ、クリーニングローラ、Tfl、fiローラ等の回転
部で負荷トルクの増大が発生しないことが分かった。具
体的には、試験液A−Eを用いろ場合に、従来のイソパ
ラフィン系の溶剤に比べ、クリーニング部で、IS%程
度の負荷トルクの減少が認められた。更に、現像に寄与
しないトナーの存在が減少し、トナーの単位重量あたり
のコピー可能枚数が増大した。
第8 a 図に、ポリメチルフェニルシロキサン(信越
シリコーン:KF−58)とI 5opar IIとの
各種混合比率における蒸発特性を示し、第8b図にI 
5oparの各種グレードの蒸発特性を示す。
各図を参照すると、ポリメチルフェニルシロキサンを混
合した担体液は、 l5opar H単独のものに比べ
て蒸発が遅いことが分かる。
なお、l5opar Vは非常に蒸発しにくいが、他の
グレードに比べて粘度が非常に高い(IsoparHが
1.13. l5opar Vが11.9)ので、それ
を慣独で現像剤の担体液に使用するのは宛しい。
また、前記第1表を参照すると、100%ポリメチルフ
ェニルシロキサンの液を担体液として利用しても良いが
、実際には良好な画像定着性を得ろために、石油系脂肪
族炭化水素をも含有する方が好ましい結果が得られる。
去遣]」一 実施例のトナー検出ユニット46を、様々な挿類の現像
剤中に浸漬させ、25±1℃の環境下で2週間自然放置
し、結果を確認した。各々の現像剤は、後述する担体液
中に、IQあたり100グラムの割合いで1株式会社リ
コー製のCT −5085用トナーを分散させて構成し
た。
実験の結果を次の第2表に示す。
試験液B 1 : l5opar 試験液B 2 : l5opar 試験液B 3 : l5opar H/ l5opar H/ l5opar H/ l5opar Vを混合(95/ 5 ) Vを混合(90/lo) ■を混合(75/25) 試験液Cl : 100%ジメチルシロキサン試験液C
2: 100%メチルフェニルシロキサン試験液C3°
l5opar H/上記C1を混合(95/ 5 )試
験液C4: l5opar +I /上記C1tt混合
(90/10)試験液C5、l5opar H/上記C
1を混合(75/25)試験液C6: l5opar 
II /上記C2を混合(95/ 5 )試験液C7:
 l5opar II /上記C2を混合(90/10
)試験液C8、Igopar H/上記C2を混合(7
5/25)センサ汚れ・ センサをタンクに入れて50
0m fl /分の液流を流し、1分間を経過後の汚れ
具合。ランクは次の通り。
0:全面汚れなし Δ:トナー固着が認められるが、検出釦×:全面トナー
固着、トナー再分散せず応答串:センサ応答特性の実験
前と実験後の比串第2表を参照すると、実験番号A7〜
C8で使用した担体液は、液の蒸発性が低いため、セン
サ汚れの点に関して、好ましい結果が得られている。
しかし、l5opar Vは他のものに比べて粘度が非
常に高いので、これをそのまま@他剤の担体液として利
用するのは難しい。
そこで、試験液B1−83のように、比較的粘度の低い
Igopar Hと、粘度は高いが蒸発性の低いl5o
par Vとの混合液を担体液とすれば、現像剤全体の
粘度は比較的低く抑えることができ、しかも@他剤の乾
燥によるセンサの汚れを防止することができる。
また、ジメチルシロキサンやメチルフェニルシロキサン
のようなシリコーンオイルは、一般に石油系脂肪族炭化
水素に比べて蒸発性が低いので。
それらを含む試験液Cl−C8の場合には、センサの汚
れを防止する点で好ましい結果が得られている。但し、
湿式複写機のような画像記録では、石油系脂肪族炭化水
素を使用すると好ましい直像定着性が得られるので、C
3〜c8のようにシリコーンオイルと石油系脂肪族炭化
水素との混合液を担体液とするのが望ましい。
去(」」− 定着工程でのオフセット(転写紙とローラとの間のトナ
ー転写)の発生状況を様々な定着温度で測定した。実験
の条件は次の通り。
定着部のローラ表面材If¥:ふっ素糸樹脂のP T 
F E (Polyt、etrafluor oeth
ylene)及びP F A (Per fluor 
oalkoxy)現像剤の担体液の抑類 A : l5opar )(/メチルフェニルポリシロ
キサン混合液(20/80) B : l5opar H/メチルフェニルポリシロキ
サン混合液(60/40) C: l5opar H(石油系脂肪族炭化水素)のみ
定着部ローラに対しシリコーンオイルの塗布有以上の条
件で、第5図に示す結果が得られた。
第5@を参照すると、Cの担体液は、110″C程度の
低い温度でもかなりのオフセットが発生するので、この
ままでは通常の高品質のコピーは得られない、つまり、
Cの担体液を使用する場合には、オフセットが生じにく
い材質(例えばシリコーンゴム)を従来通り、定着部の
ローラ表面に被覆しなければならない、しかし、シリコ
ーンゴムは耐熱性及び耐久性が充分でないので、定期的
な部品の交換が必要になる。
第5図を参照すると、担体液にメチルフェニルポリシロ
キサンを混合することによって、オフセントが改善され
ることが理解できる。即ち、メチルフェニルポリシロキ
サンを80%含有する担体液を用いる場合には、温度が
170℃の場合であっても、オフセットの発生がなく、
好ましいコピーが得られる。
第6図は、担体液へのメチルフェニルポリシロキサンの
混合比重と使用できる定着温度上限との関係を示してい
る。例えば、120℃の定着温度で使用されろ複写機の
場合には、メチルフェニルポリシロキサンを50%以上
含めることによって、オフセットの発生をなくすことが
できる。定着温度が高くなるに従って、メチルフェニル
ポリシロキサンの含有比率を高めろ必要がある。
またこの実験において、シリコーンオイルの塗布を中止
し、それ以外は上記と同一の条件で測定を行なったとこ
ろ、使用できる定着温度上限が。
約10〜20℃低下することが分かった。従って、メチ
ルフェニルポリシロキサンの含有比率を充分に高くする
場合には、シリコーンオイルの塗布を省略してもオフセ
ットは生じない。
PTFE、PFA等のふっ素糸樹脂は、耐熱性及び耐久
性が高いので、この材質を定着ユニットのローラ表面に
使用すると、ローラが損傷しにくくなり、定期的な部品
の交換が不要になる。
[効果コ 以上のとおり本発明によれば、現像剤の担体液として、
石油系脂肪族炭化水素でなる第1成分(例えばl5op
ar H)と、該第1成分に対し蒸発性の低い特性を有
しシロキサン構造を有するシリコーンオイルでなる第2
成分(例えばポリメチルフェニルシロキサン〉との混合
液を用いるので。
第1成分によって好ましい画像定着特性が得られろ、ま
た、蒸発性の低い952成分が存在するので。
装置内の現像剤を抜き去って長特開放置する場合でも、
残留トナーが乾燥しにくく、トナー濃度検出手段に汚れ
が生じにくい、従って、現像剤濃度制御の異常による記
録濃度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する一形式の湿式複写機内部の
主要機構部の構成を示す正面図である。 第2図は、第1図の画像形成ユニット20の詳細を示す
拡大正面図である。 第3図は、第1図の定着ユニット50を示す正面図及び
斜視図である。 第4a図及び第4b図は、それぞれ第2図のトナー濃度
検出ユニット46の構成を示す斜視図及び正面図である
。 第5図及び第6図は、実験3の結果を示すグラフである
。 第7図は、フレーク状トナーによって白スジが発生した
黒ベタ画像の例を示す拡大平面図である。 第8a図及び第8b図は、各種液体の蒸発特性の測定結
果を示すグラフである。 10:光学走査系    20:画像形成ユニット21
:感光体ドラム(潜像形成機4iり22:メインチャー
ジャ 25:転写チャージャ(転写手段) 30:給紙機構 40 : ![7pJ(18n(@環4ut)41:タ
ンク      42:現像剤容器43:希釈液容器 44:ソレノイド装置12(hナー補給手段)45:ポ
ンプ 46:トナー濃度検出ユニット(トナー濃度検出手段)
50:定着ユニット 60:現像ユニット(現像機1) 61:供給口      62:第1呪像ローラ63:
第2現像ローラ  65ニスクイズローラ66:排出口
      70:、クリーニングユニット71:供給
口      73:発泡ローラ75:排出口    
  76:ブレード東 図 舅 3 図 1 殆4aIJ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録画像に対応する静電潜像を形成する潜像形成機構; 前記静電潜像を可視化する現像機構; 前記現像機構中に配置され、石油系脂肪族炭化水素でな
    る第1成分と、該第1成分に対し蒸発性の低い特性を有
    しシロキサン構造を有するシリコーンオイルでなる第2
    成分との混合液を担体液とし、該担体液中に着色剤と樹
    脂とを主成分とするトナーを分散して構成された液体の
    現像剤;発光素子と受光素子を含み、前記現像剤の存在
    する部分に、発光素子の発光面と受光素子の受光面とが
    所定の間隙をおいて対向配置された、トナー濃度検出手
    段; 該トナー濃度検出手段の検出信号に応じて前記現像剤中
    にトナーを補給する、トナー補給手段;前記現像剤を前
    記現像機構中で循環させる循環機構;及び 前記現像機構によって可視化された画像を所定の記録媒
    体に転写する、転写手段; を備える、湿式現像静電記録装置。
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