JPH0382759A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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JPH0382759A
JPH0382759A JP21612789A JP21612789A JPH0382759A JP H0382759 A JPH0382759 A JP H0382759A JP 21612789 A JP21612789 A JP 21612789A JP 21612789 A JP21612789 A JP 21612789A JP H0382759 A JPH0382759 A JP H0382759A
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JP
Japan
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target
substrate
sputtering
magnetic pole
magnetic field
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JP21612789A
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English (en)
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Junji Nakada
純司 中田
Hideaki Takeuchi
英明 竹内
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/14Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
    • H01F41/18Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates by cathode sputtering

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、スパッタリング装置に関し、特に連続的に移
送される基板上に連続的にスパッタリングを行い薄膜を
形成するスパッタリング装置に関する。
〔従来技術〕
近年、光磁気記録媒体はレーザー光による書き込み、読
み出しが可能な光磁気ディスクとして大容量のデータフ
ァイル等に広く利用されている。
この光磁気ディスクは、ガラスやプラスチック等の透明
基板上に形成された誘電体層、記録層及び保護層等から
成る多層構造で構成されている0例えば、光磁気効果を
示す前記記録層は、希土類金属(以下REと称す)と遷
移金属(以下TMと称す)の混合膜或いは積層膜とから
成っており、このような薄膜を形成する薄膜形成法とし
てスパッタ法がある。
前記スパッタ法とは、低圧雰囲気中においてArガス等
の不活性ガスを導入してグロー放電を発生せしめ、プラ
ズマ中のイオンを陰極ターゲットに照射してターゲット
材料表面から構造原子、分子を叩き出すことにより、該
ターゲットに対向するように配置された陽8i基板ホル
ダー上の基板表面に薄膜を付着形成する薄膜形成方法で
あり、広く工業的に利用されている。
前記薄膜形成方法のなかでも、前記ターゲット上に該タ
ーゲットと概ね平行な磁場成分を形成し、電界と磁界を
ほぼ直交させるマグネトロンスパッタ法は、成膜速度が
速く、被スパツタリング基板の温度上昇が抑えられる等
の効果があり、非常に有効な1m形成方法として半導体
や磁気記録媒体の製造工程等で広く利用されている。
次に、従来の光磁気記録媒体の記録層の製造装置につい
て説明する。
従来の製造装置にはその一つに回転成膜方式と呼ばれて
いるマグネトロン型スパックリング装置があり、この基
本的構造はスパッタ室内において、室内上方に回転する
ホルダーが設置され、このホルダーに成膜用基板を装着
するように構成され、更に、スパッタ室内の低部に、例
えば2つのマグネトロンスパッタカソードがそれぞれ成
膜材料であるRE金金属7M金属とから戒る円形のター
ゲットを有し、マグネトロン放電を可能にするために各
ターゲット裏面側には永久磁石を備えた構成にて所定の
間隔をあけて配置されている。
前記回転成膜方式の装置には、前記マグネトロンスパッ
クカソードに対向するように設けられた前記ホルダーに
は、単に公転する構造のものと、自公転(遊星ギア等を
有した構成)する構造のものとがある。公転型の場合は
膜厚分布を均一にするために膜厚分布修正板が配置され
ており、自公転型のもは前記pa膜厚分布修正板無くと
も膜厚分布の均一化が良好にできる。
このような回転成膜方式の成膜装置によれば、前記RE
金属層とTM金属層の積層構造を自由に変えることがで
きるので、記録層の磁化量、保磁力、光磁気効果(カー
効果)等の優れた特性を有する高品質な、光磁気記録媒
体が得られる。更に、記録層の積層構造変化は前記基板
ホルダーの公転成いは自転の回転数と前記両ターゲット
に印加するスパッタパワー比とでコントロールできるた
めに、比較的制御性が良い。
しかしながら従来装置によれば、膜厚の均一性を図るた
めに前記膜厚分布修正板や自公転機構等の機械的動作構
造に多く依存しているので、前記スパッタ室内の清浄性
の点から望ましくなく、例えば前記膜厚分布修正板に付
着したスパッタ粒子に起因したダストが薄膜を形成する
基板上に付着して薄膜のピンホールを発生する。
また、前記自公転式の成膜装置においては、前記基板を
自公転機構に取り付ける作業は複雑で自動化しにくく生
産性が低い、また、駆動機構が複雑で設備コストが高い
だけでなく、メンテナンス性においても問題がある。
更に、上記回転成膜方式の成膜装置においては、前記基
板上への誘電体層、保護層、記録層等の各層の成膜がそ
れぞれ独立したスパッタ室で行われるため、スパッタ室
の開放は一回のスパッタリング毎に必要になることは当
然のことながら、前記基板ホルダーは前記各スパッタ室
内の移送や前記各スパッタ室内の回転軸への取付けの際
にチャッキングが必要になる。このため、前記基板ホル
ダーのセツティング時間が大きくなり、生産性が上がら
ないと言う問題がある。
そこで、前記生産性の向上のために、第6図に示した様
な通過成膜方式の連続スパッタ装置が採用されている。
前記通過成膜方式の連続スパッタ装置は、それぞれ独立
した排気系を持つ複数の真空室を有しており、そのうち
連続して設けられたスパッタ室126゜127、128
では連続してスパッタが行われる。前記スパッタ室12
6.127.128はゲートバルブ131により連通し
て分けられている。そして、搬送経路を形成した搬送ロ
ール120に案内された複数の基板ホルダー121は、
前記スパッタ室126.127.128内に連続して一
定速度で移送されるように構成されている。また、前記
基板ホルダー121 は、その移送方向に対して直交方
向に並んだ複数のプラスチック基板!25を保持してい
る。
そして、例えば前記スパッタ室127内には、底部にマ
グネトロンスパンタカソード122が成膜材料であるR
E金金属7M金属から成り基Fi搬送方向に対して直角
方向に延びた長方形の合金ターゲッ目23を有し、マグ
ネトロン放電を可能にするためにターゲット裏面側には
、例えば第7図に示す如く上方から見て両極が矩形環状
の間隙27を空けるようにして前記合金ターゲット12
3の全域に対応する永久磁石124を備えている。また
、前記プラスチック基板125上に形成される成膜層の
成膜時間を調整するために、前記合金ターゲット123
の上方にはシャッター129が配置されている。
前記合金ターゲット123は、ターゲット電源130が
繋げられており、該合金ターゲラ目23に適したスパン
タバワーを与え、所望の合金薄膜が形成出来るようにな
されている。更に、前記合金ターゲラ[23は、上記し
たように前記基板ホルダー121の移送方向に対して直
交方向に延びる矩形状に形成されており、該合金ターゲ
ット123の長手方向の長さは通常、前記基板ホルダー
121に並設された前記プラスチック基板125の直径
の合計長に対して従来においては実用上から約1.6〜
2.0倍程度に設定されている。
そこで、前記通過成膜方式の連続スパッタ室内では、前
記基板ホルダー121に並設された複数の前記プラスチ
ック基板125が連続移送されながらスパッタを行われ
同時成膜されるので、生産性が大幅に向上する。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記通過成膜方式の連続スパッタ装置で
は、前記基板ホルダー121の移送直角方向の中央部分
に設置されたプラスチック基板125上に形成された薄
膜の平均膜厚と、移送方向両側端部分に設置されたプラ
スチック基板125上に形成されたi!IIJ!の平均
M厚との間に差が生してしまい、両端の前記プラスチッ
ク基板125の平均膜厚が中央のものに比べて薄くなる
といった所謂取付は位置によるV厚着が生しるといった
問題があった。
これは、第8図に示した長方形のターゲットを使用した
場合の基板ホルダーの移送直角方向における薄膜の膜厚
分布から明らかな様に、スパッタ室両端部分(即ち、長
方形ターゲットの長平方向両端部分)の膜厚が極端に低
くなってしまうためであり、例えば前記長方形ターゲ7
)123上の基板ホルダーの移送直角方向に並設された
基板A。
B、Cに形成される薄膜のlI!厚もこれに比して両端
の基板B、Cの膜厚が中央の基板Aの膜厚よりも薄くな
ってしまう、尚、第8図における規格化膜厚とは、最大
膜厚を1とした時の各測定位置の膜厚の比であり、各測
定位置はスパッタ室内央を座標原点とした際の距離によ
って示した。
そこで、従来においては前記基板ホルダー121の移送
方向に対して直交方向に延びる前記合金ターゲット12
3の長手方向の長さを基板走行ラインの幅に比べて十分
に長くすると云う対策を取っていた。しかし、前記合金
ターゲラ)123の長手方向の長さを長くすると、スパ
ッタ室の大型化になるだけでなくターゲット材料の基板
への付着効率が減少し、製造コストが増加するという問
題を生した。
即ち、本発明の目的は上記UIMを解消することにあり
、生産性が良く、膜厚分布はターゲットを搬送方向に対
して直角方向に長くしなくとも均一で高品質なyi膜を
形成することができるスパッタリング装置を提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、スパッタ室内に連続的に移送され
る基板上に薄膜を形成するため、前記基板に対向して配
設されたターゲットによって連続的にスパッタリングを
行うスパッタリング装置において、前記ターゲットの裏
面側に配置されてターゲット表面の近傍にて電界と略直
交するように該表面に沿った磁界を形成する磁界発生手
段が前記基板の移送方向に対して直交方向に並設された
複数の磁極対を前記ターゲ・ントの裏面全域に対応した
形状で設けられており、前記各磁極対はそれぞれ独立し
た磁界強さを設定できるように構成されていることを特
徴とするスパッタリング装置により遺戒される。
以下、本発明の一実施態様について詳細に説明する。
〔実施態様〕
第1図は、本発明に基づくスパッタリング装置の要部概
略図を示し、第2図はターゲットと基板の位置関係を示
すための概略平面図である。
第1図及び第2図に示すように、本発明に基づくスパッ
タリング装置は、それぞれ独立した排気系17を持つ複
数の真空室を有しており、そのうち連続して設けられた
スパッタ室14.15.16では連続してスパッタが行
われる。前記スパッタ室14.15゜16はゲートバル
ブ18により連通して分けられている。そして、搬送経
路を形成した搬送ロール11に案内された複数の基板ホ
ルダー7は、前記スパッタ室14.15.16内に連続
して一定速度で移送されるように構成されている。また
、前記基板ホルダー7の本体の下方側に、それぞれ円形
のプラスチック基板A、B、Cを保持した回転自在なタ
ーンテブル6を備えている。前記ター・ンテーブル6は
、その中心に回転軸8を有しており、該回転軸8が前記
基板ホルダー7の本体を貫通して上方に延びており、該
回転軸8の上方端寄りにピニオン9が設けられている。
前記ビニオン9は前記スパッタ室14.15.16に固
定されているラック10に係合し、前記基板ホルダー7
が前記搬送ロール11に沿って移動することにより、前
記ターンテーブル6をそれぞれ所定方向に回転させるこ
とができる。
そして、前記スパッタ室15内には、底部にマグネトロ
ンスパッタカソード3が設置されており、該マグネトロ
ンスパッタカソード3が成膜材料であるRE金金属7M
金属から成る矩形の合金ターゲ・7トIを有し、前記合
金ターゲット1の裏面側には、マグネトロン放電を可能
にするため各ターゲット表置の近傍にて電界と略直交す
るように該表面に沿った漏れ磁界を発生させる永久磁石
2が配置されている。
前記合金ターゲットlは、前記プラスチック基板A、B
、Cに対して平行で且つ基板搬送方向に対して直角方向
に延びた長方形に形成されており、該合金ターゲットl
にはスパッタ電源4が接続されている。
前記合金ターゲットlの裏面側に配置された前記永久磁
石2は、第3図に示すようにS極とN極の組合せであっ
てそれぞれ前記合金ターゲット1の表面に独立したトン
ネル磁場を形成する中央磁極対ブロック2bと両端磁極
対ブロック2a、2cとが基板搬送方向に対して直角方
向に並ぶように構成されている。即ち、前記各中央磁極
対ブロック2b及び両端磁極対ブロック2a、2cは、
各ブロック中央に矩形のS極(l極は図中斜線にて示す
)を配置し、且つ前記S極の回りに上から見て該S極を
囲むように方形環状の間隙20,21.22を空けて連
続して形成されたN極を有している。従って、それぞれ
独立した磁気回路を形成することができる前記中央磁極
対ブロック2b及び両端磁極対ブロック2a、 2cの
領域を適宜分割することにより、それぞれのブロックに
おける磁場強度を適宜設定することができるので、前記
合金ターゲット1の表面に形成される前記両端磁極対ブ
ロック2a+2cのトンネル磁場の強さを前記中央磁極
対ブロック2bのトンネル磁場の強さよりも強めに設定
するか、或いは同じ強さに設定するなど任意に設定する
ことができる。
そこで、上記のように構成されたスパッタリング装置の
スパッタ室15にアルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス
をガス導入口19から導入し、且つ前記水平ターゲット
1b並びに傾斜ターゲットla、 lcに適宜スパッタ
パワーを付加させた状態にしておき、前記基板ホルダー
7に予め誘電体層が形成された前記プラスチック基Fi
A、B、Cを連続して次々に装着する。
前記基板ホルダー7は連続して前記スパッタ室15に移
送されて行き、前記プラスチック基板AB、Cはそれぞ
れ前記ターンテーブル6によりスパッタ室内にて回転さ
れながら移送され、各基板表面上に1膜が形成される。
このように、本発明によれば、複数の前記プラスチック
基板A、B、Cは前記基板ホルダー7に保持されて連続
的に移送されながらスパッタリングされるので、生産性
を向上させることができる。
また、前記中央磁極対ブロック2b及び両端磁極対ブロ
ック2a 、 2cの各領域における前記合金ターゲッ
ト1に加えられる電力(スパッタパワー)は同しである
が、前記各領域におけるターゲット表面に形成される各
プラズマ密度は、前記各プロ・2りにおける磁場強度の
強弱によって変化するので、前記中央磁極対ブロック2
bの磁場強度よりも強い磁場強度に設定された前記両端
磁極対ブロフク2a。
2cの領域におけるターゲット表面のプラズマ密度は、
前記中央磁極対ブロフク2bの領域におけるターゲット
表面のプラズマ密度に比較して高い状態になっている。
即ち、前記合金ターゲットlの長手方向両端部において
は、上方(前記プラスチック基板A、B、Cが移送され
る有効成膜領域の移送方向両端部)に向かって飛散する
スパッタ粒子が多くなる。そこで、成膜率の低い前記有
効成膜領域の移送方向両端部にスパッタ粒子が補われ、
前記有効成膜領域内の成膜率を均一にすることができる
。従って、前記プラスチック基板A、B。
Cに付着するスパッタ粒子は、従来のように前記スパッ
タ室15の中央部分に位置して移送される前記プラスチ
ックl&IiBだけが多くなることが効果的に避けられ
、スパッタ室両端部分を通過する前記プラスチック基F
iA、Cにも前記プラスチ/り基板Bと同量のスパッタ
粒子を付着させることができるので、複数の前記プラス
チック基板の取付は位置による成膜厚のばらつきが解消
され、各々の基板間のM厚分布が均一にでき、当然、各
基板内における膜厚分布の均一性も向上し動特性の良好
な光磁気ディスクを提供することができる。
また、前記永久磁石2の形状は上記実施態様の形状に限
定するものではなく、例えば第5図に示す永久磁石23
のように、各中央磁極対ブロック23b及び両端磁極対
ブロック23a、23cは、各プロ・ンク中央に円形又
は長円形のS極(磁極は図中斜線にて示す)を配置し、
且つ前記S極の回りに上から見て該S極を囲むように円
環状の間隙24,25.26を空けて連続に形成された
N極を有している。
上記実施態様においては、前記永久磁石2.23を3つ
の磁極対ブロックに分けたが、本発明の装置はこれに限
るものではなく、2つ以上であればいくつの磁極対ブロ
ックを構成しても良い。
尚、前記実施B様においてはRE金金属TM金金属から
戒る合金ターゲ7)を用いたが、本発明はこれに限るも
のではな(、他のターゲット材料を用いても良い。
また、前記実施a様では、前記基板ホルダー7のそれぞ
れのターンテーブル6に一枚の前記プラスチック基板を
対応させて計3枚装着して自転させながら移送する例を
示したが、本発明はこれに限るものではなく、基板が更
に多い場合でもよく、また、基板ホルダーに複数の基板
を装着して該基板を公転成いは自公転させながら移送し
て成膜を行っても充分な効果が期待できることは言うま
でもない。
更に、上記実施態様においては、永久磁石のN極が連続
に形成された一体構造の永久磁石を用いたが、各磁極対
ブロック毎にそれぞれ別個の永久磁石を用いても良いこ
とは勿論である。
〔発明の効果] 以上述べたように、本発明のスパッタリング装置は、ス
パッタ室内に連続的に移送される基板上に薄膜を形成す
るため、前記基板に対向して配設されたターゲットの裏
面側に配置されてターゲット表面の近傍にて電界と略直
交するように該表面に沿った磁界を形成する磁界発生手
段が前記基板の移送方向に対して直交方向に並設された
複数の磁極対を前記ターゲットの裏面全域に対応した形
状で設けられており、前記各磁極対はそれぞれ独立した
磁界強さを設定できるように構成されているので、前記
ターゲット長手方向両端部におけるスパッタ粒子の蒸発
量を高めることができる。
そこで、基板ホルダーのセツティングに要する時間中も
連続してスパッタリングを行うことができて生産性が向
上するだけでなく、この優れた生産性に加え、ターゲッ
ト表面から飛散するスパッタ粒子は複数の前記基板の有
効成膜領域の移送方向両端部に亘って均一に飛散するの
で、前記有効成膜領域内の成膜率を均一にすることがで
きる。
従って、基板ホルダーに保持された複数の基板に均一な
膜厚の薄膜を成膜するために従来のようにターゲット長
手方向にターゲットを大きくしなくても基板の基板ホル
ダーへの装着位置にょる膜厚差が回避でき、スパッタ室
の小型化を促進でき、製品の品質のバラ付きを無くすこ
とかで゛きるだけでなく、該ターゲット材料の節約でき
極めて高い生産効率を得ることができる。
〔実施例] 以下、実施例により本発明の効果を更に明確にする。
某社ill 第1図〜第3図に示す本発明のスパッタリング装置を用
いて試料光磁気ディスクを作製した。
スバ、7り室内に配設された合金ターゲット1には、輻
: 130 trm、長さ: 600 rm、 Hさ:
5請の大きさのTbzJey。Co7材料を用いた。ま
た、該合金ターゲット1の裏面側に構成された永久磁石
2の中央磁極対ブロック2bの領域を幅:130m、長
さ:300閣、同じく両端磁極対ブロック2a、 2c
の領域を幅:130篩、長さ4150mとなるように構
成した。ここで、前記永久磁石2における各磁極対は中
央がS極で外周部分がN極とし、各磁極対ブロックに対
応したターゲット表面の磁極(N極)の中心から5Il
111離れた所におけるターゲツト面に垂直な方向の磁
界強度は、それぞれ中央磁極対ブロック2bに対応した
部分にて800Gauss、両端磁極対ブロック2a、
 2cに対応した部分にて1000Gaussであった
また、厚さ:1.2+n+a、直径:130+nmのプ
ラスチック基板A、B、Cは、それぞれ中心距離150
 Mで基板ホルダー7に装着し、前記水平ターゲット1
bと前記プラスチック基板A、B、Cとの垂直距離は1
00IIIlllとした。
そして、前記スパッタ室15内の圧力を5X10−’T
orrまで真空排気した後、前記ガス導入口19からA
「ガスを40SCCM導入しガス圧を2.0 m To
rrとした。次に、合金ターゲット1に8.OkWの放
電パワー(DC電力)を印加してスパッタ放電を維持し
た後、前記基板ホルダー7は前記プラスチック基板A、
B、Cをそれぞれ2rpmで回転させながら150 o
n/winの搬送速度で移送させ、前記プラスチック基
FiA、B、C上に磁性膜を形成した。このときの前記
スパッタ室15の左右方向(基板搬送方向に対して直角
方向)の基板位置における規格化膜厚を第4図に示す。
また、成膜後、前記各基板に付着したTb、、Fe、。
Co?膜の膜厚を段差計により複数箇所測定した。その
平均膜厚を表1に示す。
表1 表1より明らかなように、膜厚のバラツキは±2.0%
以内と極めて良好な結果が得られた。
且」え田 次に、上記実施例1に対する比較として、第6図及び第
7図に示すような従来のスパッタリング装置を用いた。
スパッタ室127内に配設された合金ターゲット123
には、幅: 127 rta、長さ:61011I11
.厚さ:5飾の大きさの一枚の矩形TbzzFet。C
o7材料を用いまた、厚さ:1.2an、直径:l30
nnのプラスチック基板A、B、Cは、それぞれ中心距
離150 amで基板ホルダー121に装着し、前記合
金ターゲット123と前記プラスチック基+IiA、B
、Cとの垂直距離は100 mとした。
そして、前記スパッタ室15内の圧力を5X10−’T
orrまで真空排気した後、前記ガス導入口19からA
rガスを40SCCM1人しガス圧を2.0 mTor
rとした。次に、前記合金ターゲット123に8kWの
放電パワー(DC電力)を印加してスパッタ放電を維持
した後、前記基板ホルダー7は前記プラスチック基板A
、 B、 Cをそれぞれ2rpmで回転させながら15
0 a/+*inの搬送速度で移送させ、前記プラスチ
ック基板A、B、C上に磁性膜を形成した。このときの
前記スパッタ室127の左右方向(基板搬送方向に対し
て直角方向)の基板位置における規格化膜厚を第8図に
示す。また、成膜後、前記各基板に付着したT b z
 x F e ?。Co、膜の膜厚を段差計により複数
箇所測定した。その平均膜厚を表2に示す。
表2 表2から判るように、従来のスパッタリング装置によっ
て形成された膜厚のバラツキは±4.0%程度となり、
本発明の実施例に比べて明らかに膜厚分布が劣っている
ことがわかる。
また、第4図と第8図の基板搬送方向に対して直角方向
の基板位置における規格化膜厚の分布を比較すれば明ら
かなように、本実施例のスバ・ンタリング装置において
は規格化膜厚の分布が均一に改善されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づくスパッタリング装置の要部概
略図、第2図はターゲットと基板の位置関係を示すため
の概略平面図、第3図は本発明の一実施態様に基づくマ
グネトロンスパッタカソードの磁極形状を示す平面図、
第4図は本発明の実施例におけるスパッタ室左右方向(
基板搬送方向に対して直角方向)の基板位置と規格化膜
厚との関係を示す分布図、第5図は本発明の他の実施態
様に基づくマグネトロンスパンタカソードの磁極形状を
示す平面図、第6図は従来の通過成膜方式の連続スパッ
タリング装置の要部概略図、第7図は従来のマグネトロ
ンスパンタカソードの磁極形状を示す平面図、第8図は
従来の装置におけるスパッタ室左右方向(基板搬送方向
に対して水平直角方向)の基板位置と規格化膜厚との関
係を示す分布図である。 (図中の符号) 1・・・合金クーゲット、   2・・・永久磁石、2
a、2c・・・両端磁極対ブロック、2b・・・中央磁
極対ブロック、 3・・・マグネトロンスパンタカソード、4・・・スパ
ッタ電源、     6・・・ターンテーブル、7・・
・基板ホルダー     8・・・回転軸、9・・・ピ
ニオン、10・・・ランク、11・・・搬送ロール、 
     14,15.16・・・スパッタ室、17・
・・排気系、       18・・・ゲートバルブ、
19・・・ガス導入口、     20,21.22・
・・間隙、23・・・永久磁石、 23a 、 23c・・・両端磁極対ブ07り、23b
・・・中央磁極対ブロック、24,25.26.27・
・・間隙、120・・・搬送ロール、121・・・基板
ホルダ、122・・・マグネトロンスパッタカソード、
123・・・合金ターゲット、  124・・・永久磁
石、125・・・プラスチック基板、 126、12’l、 12B・・・スパッタ室、129
・・・シャンク−130・・・スパッタ電源、131・
・・ゲートバルブ。 第 図 第 3 図 第 図 壜榎屑Aイi1 (他、l#1) 第 図 ?3 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  スパッタ室内に連続的に移送される基板上に薄膜を形
    成するため、前記基板に対向して配設されたターゲット
    によって連続的にスパッタリングを行うスパッタリング
    装置において、前記ターゲットの裏面側に配置されてタ
    ーゲット表面の近傍にて電界と略直交するように該表面
    に沿った磁界を形成する磁界発生手段が前記基板の移送
    方向に対して直交方向に並設された複数の磁極対を前記
    ターゲットの裏面全域に対応した形状で設けられており
    、前記各磁極対はそれぞれ独立した磁界強さを設定でき
    るように構成されていることを特徴とするスパッタリン
    グ装置。
JP21612789A 1989-08-24 1989-08-24 スパッタリング装置 Pending JPH0382759A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5382344A (en) * 1991-08-02 1995-01-17 Anelva Corporation Sputtering apparatus
US5458759A (en) * 1991-08-02 1995-10-17 Anelva Corporation Magnetron sputtering cathode apparatus
WO2015043763A1 (de) 2013-09-30 2015-04-02 Karl Kaps Gmbh & Co. Kg Verstellbares stativ für ein optisches beobachtungsgerät

Cited By (3)

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