JPH0381280B2 - - Google Patents

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JPH0381280B2
JPH0381280B2 JP56184212A JP18421281A JPH0381280B2 JP H0381280 B2 JPH0381280 B2 JP H0381280B2 JP 56184212 A JP56184212 A JP 56184212A JP 18421281 A JP18421281 A JP 18421281A JP H0381280 B2 JPH0381280 B2 JP H0381280B2
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JP
Japan
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circuit
output
tube
ray
ray tube
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JP56184212A
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JPS5887800A (ja
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Hiroshi Asahina
Hidenori Sato
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は2焦点を有するステレオ撮影用のX線
管を用いたX線装置の改良に関するものである。
(従来の技術) X線診断装置において、診断に供する写真の撮
影法の中に特殊な撮影法として、X線源と被写
体、撮影用フイルムの位置関係を所定の関係に
し、幾何学的に拡大して撮影する拡大撮影、2管
球を被写体に対し斜入角を持つて左右に配置し、
写真を観察する際2枚の写真を人間の目によつて
立体視するステレオ撮影、加えてこの両者の特徴
を包含した拡大ステレオ撮影というテクニツクが
ある。ここで拡大ステレオ撮影を実現するため
に、X線管の陽極上に微小X線焦点を必要な斜入
角に相当する間隔に2焦点を配置したX線管があ
り、このX線管2焦点から交互にX線曝射を行な
えば、ステレオ撮影が行なえる。X線管の2焦点
から交互にX線を曝射するには、そのフイラメン
ト部を三極管構造にし、フイラメントとグリツド
間の電位を制御することによりX線曝射に供する
焦点を切り換えることができる。
ところで、現在、実用化されている焦点切換回
路は常時、2つのフイラメントとグリツド間にカ
ツトオフに必要な電圧を印加しておく。また、各
フイラメントとグリツド間にそれぞれ電子管を置
き、曝射しようとする側のフイラメントに結ばれ
ている電子管を導通状態にする。すると、曝射側
フイラメントとグリツド間に印加されていたカツ
トオフ用バイアスはなくなり、同電位となるため
X線曝射可能すなわち管電流を流すことができる
ようになる。この時、曝射に供しない側のフイラ
メント、グリツド間にはカツトオフ用バイアスが
印加されたままで管電流を流すことはできない。
次に、導通状態にあつた電子管を非導通状態に
し、非導通側の電子管と導通状態にすると、曝射
に供するフイラメントを切り換えることができ
る。
このように、フイラメントとグリツド間に入れ
た2本の電子管を交互にスイツチングすることに
より曝射可能なフイラメントを切り換え、ひいて
は曝射焦点を切り換えることになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、拡大ステレオ撮影を行なうためX線
焦点は微小焦点であることが望ましく、最大管電
流は低い値、つまり、抵抗大の状態に制限され
る。一方、高圧トランスの2次側からX線管まで
の高圧ケーブルは高電圧印加中極めて高い電位に
おかれるため疑似キヤパシタンスとして作用し、
高電圧が印加されなくなつた後においても電荷が
充電された状態となる。先に述べた通り、X線管
は見かけ上抵抗大の状態となつているためこの高
電圧系の残留電荷の放電には長い時間が必要にな
る。
高電圧残留中、つまり、残留電荷が十分に放電
されていない状態で焦点を切り換えることによつ
て両焦点ともに非導通となる過渡状態を生じる
と、焦点切り換りの過程で電子管の両端に高電圧
が印加される危険性が極めて高い。これは、X線
管、電子管共に抵抗が見かけ上無限大の状態とな
るので電子管の両端に印加される電圧が予測でき
ないからである。従つて、電子管を破壊すること
になり、使用する電子管の耐電圧が必要以上に高
いものが要求されることになる。
しかし、通常、焦点のカツトオフ用バイアスは
数千ボルト程度であり、高電圧系の残留の放電を
待つて焦点を切り換える過程に従えば、使用する
電子管の耐電圧を低くすることができる。この場
合、放電を待つため焦点切り換えの繰り返し速度
に制限を受けることになり、高速での撮影ができ
ないという欠点がある。
本発明は上記従来技術の欠点を除去し、高速で
のステレオ撮影を可能にしたX線装置を供給する
ものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本願発明は、ステレオ
撮影用の2焦点を有するX線管を用いたX線装置
において、前記X線管の管電流値を検出する検出
回路と、この検出回路の検出値と許容X線管電流
値の1/2以下の設定値とを比較し、比較出力を発
生する比較回路と、この比較回路の出力に基づい
て互いに反転する2信号を発生するフリツプフロ
ツプ回路と、この回路の出力信号の立ち上がりの
みを遅延させて出力する遅延回路と、この遅延回
路の二出力が同一レベルの期間は前記X線管の2
焦点を導通状態とし、互いに異なる出力レベルの
期間はそれぞれ対応する焦点のみを非導通状態に
制御することによつて高電圧印加に起因する残留
電荷の放電に要する時間を短縮し得るようにした
焦点制御回路とを具備することを特徴とするもの
である。
(作 用) 本願発明は上記の構成とすることによつて、管
電流が所定値に達する毎に所定の時間遅れをもつ
てX線曝射に供した焦点カツトオフ制御を行うよ
うにしたので、焦点切換時に前記遅延時間の間は
二つの焦点がカツトオフ状態にならないから焦点
切換時の残留電荷は速やかに放電されるので高速
で焦点切換えができるようになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例に係るX線装置につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は高圧発生回路と焦点を切換えるための
制御回路を示す図である。
同図中、E1は商用三相交流電源、1はこの三
相交流電源E1から供給される電力を遮断する電
磁継電器、2はこの電磁継電器1を介して与えら
れる三相交流電源E1の出力を受けてこれを昇圧
する高電圧変圧器、3はこの昇圧された出力を整
流する高耐圧全波整流ブリツジ、4はX線曝射信
号でこのX線曝射信号4により前記電磁継電器1
は閉成される。5は左右の2焦点を有するX線
管、7,6はX線管5の左右のフイラメントであ
る。8,9はこのフイラメント7,6に対応して
設けられ、それぞれ対応するフイラメントに二次
側より加熱電流を与える絶縁変圧器、10,11
はフイラメント加熱状態調整用の抵抗でこれら各
絶縁変圧器8,9の一次側にそれぞれ直列に接続
され、交流電源E2より供給される一次電圧の調
整を行なうものである。12は単相交流電源E3
の出力を一次入力とする絶縁変圧器、13はこの
絶縁変圧器の出力を整流する全波整流ブリツジ、
14はこの整流出力平滑用のコンデンサ、15,
16は抵抗でこの平滑後の整流出力はX線管5の
フイラメント6,7にこの抵抗を介して与えられ
る。17,18は電子管、19,20はコンデン
サ、21,22は全波整流ブリツジ、23,24
は一次側中間タツプ付きのインバータ用絶縁変圧
器、25,26は抵抗である。尚、直流電源の正
電位側は抵抗15,16を介して両フイラメント
に結ばれ、負電位側はグリツドと同電位に結ばれ
る。27は管電圧を供給する高圧発生系の陰極母
線と前記電子管17,18を介してX線管5のフ
イラメント6,7との間に接続され、X線管5の
管電流検出回路、28はX線管5のフイラメント
の選択を行なう焦点切換信号発生回路、29は初
期曝射焦点設定信号である。この初期曝射焦点設
定信号29は、X線写真をステレオ撮影する際に
被写体に向かつて左焦点から曝射するよう決めら
れているため、焦点切換信号発生回路28に入力
して初期焦点を設定するものである。
次に第2図を参照して第1図の焦点切換信号発
生回路28の構成について詳細に説明する。
同図において31は単相交流電源E4の出力を
全波整流する全波整流ブリツジ、32はその整流
出力を平滑するコンデンサ、33はパルス信号を
発生するフリーラン形発振器、34はこの発振信
器33の出力するパルス信号に基づいて交互にセ
ツトリセツトされるフリツプフロツプ、35はX
線管5の管電流を設定するための管電流設定器、
36はこの管電流設定器35の設定値を基準に前
記管電流検出回路27の出力信号30を比較し比
較値が基準値以下となつたとき出力を発生する比
較器、37はこの比較器36の出力に基づいて交
互にセツトリセツトされると共に初期曝射焦点設
定信号29によりセツト状態にプリセツトされる
フリツプフロツプ、38,39はこのフリツプフ
ロツプ37の出力側にそれぞれ設けられた遅延回
路である。40〜43は2入力アンドゲート、4
4〜47はインバータ用トランジスタであり、ア
ンドゲート40はフリツプフロツプ34の肯定側
出力端子Q出力のアンド論理をとり、またアンド
ゲート41はフリツプフロツプ34の否定側出力
端子出力と遅延回路38を介して与えられるフ
リツプフロツプ37の肯定側出力端子Q出力のア
ンド論理をとり、またアンドゲート42はフリツ
プフロツプ34の肯定側出力端子Q出力と遅延回
路39を介して与えられるフリツプフロツプ37
の否定側出力端子出力とのアンド論理をとり、
またアンドゲート43はフリツプフロツプ34の
否定側出力端子出力遅延回路39を介して与え
られるフリツプフロツプ37の否定側端子出力
とのアンド論理をとる。また、インバータ用トラ
ンジスタ44,45,46,47はそれぞれ対応
するアンドゲート40,41,42,43により
動作し、前記絶縁変圧器23,24の一次側の電
流方向を切り換えてインバータとして機能を果た
すものである。即ち、絶縁変圧器23,24はそ
の一次側中間タツプを前記全波整流ブリツジ31
出力の陽極側に接続され、また各々のトランジス
タ44,45,46,47はエミツタを接地する
と共に絶縁変圧器一次側の端部にコレクタを接続
してあり、対となるトランジスタ44,45また
は46,47を交互に導通させることにより、一
次側の電流方向を切り換えるものである。
次に上記構成の本装置の動作について説明す
る。
商用三相交流電源E1は常時電磁継電器1に接
続されており、X線曝射信号4を受けるとこの電
磁継電器1は閉成され、商用三相交流電源E1出
力は高電圧変圧器2に入力されてここで高電圧に
昇圧される。この高電圧変圧器2はその高電圧側
すなわち二次側が2分割されており、各々に高耐
圧全波整流ブリツジ3が接続されているため、
各々全波整流されて直流化される。
2つの高耐圧全波整流ブリツジ3は各々その出
力側の片端が接地されているから接地電位に対し
正・負の高電圧を出力する中性点接地形の直流電
源となる。この直流電源はX線管5の管電圧とし
てX線管5の陽極とグリツドとの間に供給され
る。
一方、X線管5には2つのフイラメント6,7
があり、単相交流電源E1よりその出力が抵抗1
0,11を介して絶縁変圧器8,9に供給され、
高電圧の電位に昇圧されて後、X線管5の両フイ
ラメント6,7に印加され、フイラメント6,7
を加熱させる。ここで、抵抗10,11はそれぞ
れX線管5のフイラメント6,7の加熱状態を調
整するためにあり、両フイラメント6,7の加熱
状態が同一になるように調整する。これによつて
同一条件のX線が曝射可能となる。また、単相交
流電源E3の出力は絶縁変圧器12によつて高電
圧に昇圧され、全波整流ブリツジ13によつて整
流され、コンデンサ14に充電される。このコン
デンサ14に充電された直流電源は両焦点を切り
換えるためのカツトオフ用バイアスとして使用さ
れる。直流電源の正電位側は抵抗15,16を介
してX線管5の両フイラメント6,7に結ばれ、
その負電位側はグリツドと同電位に結ばれてお
り、一方、フイラメントとグリツド間は高絶縁状
態にあるため、コンデンサ14に充電された直流
電源は全電圧がX線管5のグリツドとフイラメン
ト間にグリツドが負電位の状態で印加される。従
つて、この状態では、X線管5の両極に高電圧が
管電圧として印加されてもグリツドのカツトオフ
効果にて管電流は流れずX線曝射はされない。
本装置においてはこのカツトオフ用直流電源の
両端に電子管17,18が接続されており、この
電子管が導通状態になるとカツトオフ用バイアス
電圧は15または16の抵抗に印加されることに
なりグリツドとフイラメントの間が同電位とな
る。そのため、グリツドとフイラメントが同電位
になつた状態でX線管の両極に高電圧が印加され
るとカツトオフ用バイアスが無くなつているた
め、X線管5には管電流が流れるのでX線管5よ
りX線曝射がなされる。電子管17,18の導
通、非導通の状態制御、すなわち、スイツチング
制御は各々の電子管のグリツドカソード間に印加
される電圧によつてなされる。すなわち、この制
御系の絶縁変圧器23,24には焦点切換信号発
生回路28により高周波の方形波交流信号が入力
され、これがこの絶縁変圧器23,24により高
電圧の電位に昇圧され、全波整流ブリツジ21,
22によつて全波整流されてコンデンサ19,2
0にて平滑される。そして、この直流信号の正電
位側は電子管のカソード側に与えられ、負電位側
はグリツドに与えられることになる。絶縁変圧器
23,24に信号が入力されていない状態では、
電子管17,18のグリツドとカソード間は同電
位となり電子管17,18は導通状態になつてい
る。ここで、絶縁変圧器23に方形波交流信号が
入力されている場合、絶縁変圧器23の昇圧出力
はコンデンサ19に充電され、電子管17のグリ
ツドには負電位が印加され電子管17は非導通状
態になり、X線管5のフイラメント7とグリツド
間にはカツトオフ用バイアス電圧が印加され、フ
イラメント7によるX線曝射は不可状態となり、
この状態でX線管5フイラメント6より電子ビー
ムが放出されてX線曝射が成される。方形波交流
信号が止まればコンデンサ19に充電された直流
バイアスは抵抗25にて放電されるので電子管1
7は導通状態に回復する。逆に絶縁変圧器24に
方形波交流信号が入力された場合、その昇圧出力
はコンデンサ20に充電され電子管18のグリツ
ドには負電位が入力されることになり、この電子
管18は非導通状態になり、その結果、X線管5
のフイラメント6とグリツド間にはカツトオフ用
バイアス電圧が印加されることになつてフイラメ
ント6によるX線曝射は不可状態となる。従つて
この状態でX線管の両極に高電圧が印加されれば
フイラメント7によりX線曝射が成される。この
ように、絶縁変圧器23,24に方形波交流信号
を入力するか否かによつてX線曝射可能なフイラ
メントを切り換えることができる。
この方形波交流信号の切換えを行うための焦点
切換制御信号はステレオ写真の撮影開始時は必ず
決められた焦点にて曝射するよう制御される。ま
た、X線管5に流入する管電流の検出信号30に
基づいて、2焦点に同時に関電流が流れてもX線
管陽極の許容熱容量を越えることがない状態にな
つた時、カツトオフされていた焦点を導通状態に
し、一定時間の経過した時点で最初に導通状態に
あつた焦点をカツトオフ状態に切り換えるよう制
御される。この動作を第3図に示すタイミングチ
ヤートを参照しながら説明すると、第3図bに示
す如く管電流信号30が出力されこれが比較器3
6に入力されると管電流設定器35に設定されて
いる許容管電流の半分の値と比較され、許容管電
流の半分以下になつた場合、比較器36は信号を
出力する。この信号が出力された状態は、管電流
値が半分になつており2焦点が導通状態になり2
倍の管電流が流れても許容値を越えない。尚、こ
の場合、残留放電による画質の劣化が懸念される
ところではあるが、2焦点共に導通状態にするの
は残留電荷による管電流が許容X線管電流の1/2
以下になつた後であるため、残留電圧もまた十分
低い状態となつており、その後の残留放電による
画質への影響は微細なものであるといえる。更
に、比較器36の出力信号はフリツプフロツプ3
7に入力され、第3図c,dの如くQ端子、端
子の出力を反転させる。このQ端子、端子は焦
点切換信号として用いられており、比較器36の
信号がフリツプフロツプ37に入力されることに
より焦点が切換つたことになる。即ち、フリツプ
フロツプ37のQ端子出力を受けたときはアンド
ゲート40,41が動作してインバータを構成す
る絶縁変圧器23より第3図eの如く、また端
子出力を受けたときはアンドゲート42,43が
動作してインバータを構成する絶縁変圧器24よ
り第3図fの如く出力がなされる。つまり、フリ
ツプフロツプ37の出力はそれぞれ遅延回路3
8,39出力信号が“L”レベルから“H”レベ
ルに反転した時だけ遅延時間を持ち“H”レベル
から“L”レベルに反転した場合は遅延時間が生
じないように設けられた遅延回路38,39を介
して前記2入力アンドゲート40〜43に与え
る。従つて、各々の変圧器23,24の出力に基
づいて得られるカツトオフバイアスは第3図g,
hの如くとなり、Q端子又は端子が“H”レベ
ルを出力した方のX線管5のフイラメントにカツ
トオフ用バイアスが印加される。従つて、フイラ
メントが導通状態になる過程では遅延時間は生せ
ず逆に、フイラメントにカツトオフ用バアススが
印加される過程において遅延時間が生じる。この
結果、第3図aの如くX線曝射信号4を受ける毎
に一部期間2つの焦点よりX線曝射される形で交
互に焦点切換が行われることになる。
以上の制御により焦点切換時、両焦点ともカツ
トオフになるような過渡状態を生じることなく、
又2焦点が同時に導通状態になつても焦点の許容
入力を越えることなく、しかも2焦点共に導通状
態にすることによつて残留電荷の放電を促進させ
ることになるので高速に焦点を切り換えることが
可能になる。
本願発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能なこ
とは言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳細に説明した通り、本願発明は上記構成
とすることにより、管電流が所定値に達する毎に
所定の時間遅れをもつてX線曝射に供した焦点カ
ツトオフ制御を行うようにしたので、焦点切換時
に前記遅延時間の間は二つの焦点がカツトオフ状
態にならないから焦点切換時の残留電荷は速やか
に放電されるので高速で焦点切り換えが可能なX
線装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るX線装置の全
体的な構成を示す回路図、第2図は同実施例の要
部構成を示す回路図、第3図はその動作を説明す
るタイムチヤートである。 2…高電圧変圧器、3…高耐圧全波整流ブリツ
ジ、5…X線管、6,7…フイラメント、17,
18…電子管、21,22…全波整流ブリツジ、
23,24…絶縁変圧器、27…管電流検出回
路、28…焦点切換信号発生回路、31…全波整
流ブリツジ、33…フリーラン形発振器、34,
37…フリツプフロツプ、35…管電流設定器、
36…比較器、38,39…遅延回路、40〜4
3…2入力アンドゲート、44〜47…インバー
タ用トランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステレオ撮影用の2焦点を有するX線管を用
    いたX線装置において、 前記X線管の管電流値を検出する検出回路と、 この検出回路の検出値と許容X線管電流値の1/
    2以下の設定値とを比較し、比較出力を発生する
    比較回路と、 この比較回路の出力に基づいて互いに反転する
    2信号を発生するフリツプフロツプ回路と、 この回路の出力信号の立ち上がりのみを遅延さ
    せて出力する遅延回路と、 この遅延回路の二出力が同一レベルの期間は前
    記X線管の2焦点を導通状態とし、互いに異なる
    出力レベルの期間はそれぞれ対応する焦点のみを
    非導通状態に制御することによつて高電圧印加に
    起因する残留電荷の放電に要する時間を短縮し得
    るようにした焦点制御回路とを具備することを特
    徴とするX線装置。
JP56184212A 1981-11-17 1981-11-17 X線装置 Granted JPS5887800A (ja)

Priority Applications (1)

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JP56184212A JPS5887800A (ja) 1981-11-17 1981-11-17 X線装置

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JPS5887800A JPS5887800A (ja) 1983-05-25
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