JPH0247837B2 - - Google Patents

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JPH0247837B2
JPH0247837B2 JP57153398A JP15339882A JPH0247837B2 JP H0247837 B2 JPH0247837 B2 JP H0247837B2 JP 57153398 A JP57153398 A JP 57153398A JP 15339882 A JP15339882 A JP 15339882A JP H0247837 B2 JPH0247837 B2 JP H0247837B2
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voltage
generator
tube
cathode
ray
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JP57153398A
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Herumeieru Berundo
Mesutaa Haintsu
Negure Hansu
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication of JPH0247837B2 publication Critical patent/JPH0247837B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/26Measuring, controlling or protecting
    • H05G1/30Controlling
    • H05G1/32Supply voltage of the X-ray apparatus or tube
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/10Power supply arrangements for feeding the X-ray tube
    • H05G1/12Power supply arrangements for feeding the X-ray tube with dc or rectified single-phase ac or double-phase

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陽極と陰極との間に位置する接地グリ
ツドを具えているX−線管用のX−線発生器にあ
つて、X−線管に直流電圧を発生させるためには
該X−線管の陽極と陰極とに接続すべき高圧発生
器の直列回路を具えており、かつ陽極電圧と陰極
電圧との比率を変更させる手段も具えているX−
線発生器に関するものである。
斯種のX−線発生器はドイツ国公開公報第
2917636号から既知である。
本発明に基ずくX−線発生器によつて附勢すべ
きX−線管の例については雑誌
“MEDICAMUNDI”(Vol.25、No.1、1980年、
第29〜30頁)およびドイツ国公開公報第2850583
号から既知である。斯種のX−線管は“Super
Rotalix Ceramic”なる商品名にてフリツプス社
からも市販されている。これらのX−線管は、そ
の金属グリツド電圧を陰極電圧に対して通常は正
とし、かつその電圧を最大管電圧の1/2またはそ
れ以上に相当する極めて高い値とし得ると言う点
で慣例のグリツド制御のX−線管とは相違してい
る。斯種のX−線管の陽極電流は陰極電流よりも
小さい。その理由は電子の一部が陽極から反射し
た後にグリツドに入射するからである。斯種のX
−線管の陽極に到達する電子流は陰極温度だけで
なく、陰極と接地グリツドとの間の電圧によつて
も大いに左右される。従つて、陰極電圧が低下
し、陰極温度が一定のままである時には、X−線
管を流れる電流が低下し、このために十分にX−
線を放射させることがでなくなる。内部抵抗が極
めて高い高圧発生器、例えばd.c./a.c.変換器を
具える高圧発生器を使用する場合には、陽極電流
が陰極電流よりも小さいことからして、管電流が
増大する際に、陰極電圧が陽極電圧よりも遥かに
減少してしまうと言う問題もある。陽極と陰極と
の間の電圧を適当な制御回路によつて一定値に維
持せしめるようにしても、陰極電圧そのものは減
少し、従つて放射電流も減少する。
前記ドイツ国公開公報第2917636号に開示され
ているX−線発生器では上述したような影響をな
くすために、グリツド制御のX−線管を介して陽
極側の高圧発生器に直列に接続される高圧発生器
が、陽極側の高圧発生器によつて発生される電圧
よりも高い電圧を発生するようにしている。しか
し、このように別のグリツド制御管を必要とする
斯かる解決法は経費が非常に嵩むと言う欠点があ
る。
本発明の目的は、管電圧が低い場合でも精巧な
追加の設備を必要とせずに大きな放射電流を発生
し得るように適切に構成配置した前述した種類の
X−線発生器を提供することにある。
本発明は冒頭に述べたX−線発生器において、
前記直列回路がn個の高圧発生器を具え、ここに
nを3以上の整数とし、該直列回路における第1
高圧発生器の正の出力端子を前記X−線管の陽極
に接続し、かつ前記直列回路におけるn番目の高
圧発生器の負の出力端子を前記X−線管の陰極に
接続し、前記X−線発生器が高圧スイツチング装
置も具え、該高圧スイツチング装置が第1切換え
状態においてはi番目と(i+1)番目の高圧発
生器の接続点を接地点に接続し、かつ第2切換え
状態においては(i+1)番目と(i+2)番目
の高圧発生器の接続点を接地点に接続し、ここに
iを1i(n−2)の範囲内の整数とし、前
記高圧スイツチング装置を管電圧および管電流の
双方の値、またはいずれか一方の値を調整する手
段によつて制御可能とし、管電圧の値が比較的低
い場合の陽極電圧と陰極電圧との比率が、管電圧
の比較的高い値の場合の比率よりも小さくなり、
かつ陰極電圧が所定値を越えないように前記高圧
スイツチング装置の切換え状態を制御するように
したことを特徴とする。
従つて、本発明によれば高圧スイツチング装置
の一方の位置にて3個の高圧発生器の内の少なく
とも1個を陰極側に作用させると共に、その発生
器をスイツチング位置の他方の位置では陽極側に
作用させる。関連する高圧発生器が陰極側に作用
する場合(陰極電圧または管電圧が比較的低い場
合)にはその高圧発生器により放射電流が増大す
る。しかし、斯かる高圧発生器を管電圧が高い場
合(例えば150KV)、特に管電流が低く設定され
る場合にも陰極側に作用し得るようにする場合に
は、例えば100KVの電圧がかかつている陰極側
に高圧過負荷が生じることになる。これがため、
高圧過負荷が陰極側にとかく発生しがちの高い管
電圧の場合には斯かる高圧発生器を陽極側に作用
させる必要がある。
この目的のために本発明では高圧スイツチング
装置を追加的に必要とするでけである。また、慣
例の2個の高圧発生器の代りに少なくとも3個の
高圧発生器を設ける必要があるも、これらの発生
器は低圧用に構成することができる。例えば、各
高圧発生器を高圧変圧器の二次巻線によつて形成
し、その二次巻線の電圧を整流装置によつて整流
する場合には、3個の二次巻線が必要とされる
が、これらの二次巻線の少なくとも一部分は、僅
か2個の高圧発生器しか用いなかつた場合よりも
低い電圧にかなうように構成することができる。
整流装置に組込まれる整流ダイオードの個数は本
発明による3個以上の整流装置の存在によつて増
えることはない。その理由は、個々の整流装置は
少なくとも部分的に低電圧用に構成し得るからで
ある。
図面につき本発明を説明する。
3個の高圧発生器1,2および3は高圧変圧器
4の3個の二次巻線11,21および31を具え
ており、変圧器4の一次巻線5は予定した時間周
期の間二次巻線に予定の電圧値を形成し得るスイ
ツチング兼制御装置(図示せず)に接続する。二
次巻線11,21,31は整流装置10,20お
よび30と共に高圧発生器1,2および3をそれ
ぞれ形成する。高圧発生器1の負の出力端子12
は高圧発生器2の正の出力端子23に接続し、こ
の高圧発生器2の負の出力端子22は第3高圧発
生器3の正の出力端子33に接続する。高圧発生
器1の正出力端子13および高圧発生器3の負出
力端子32の各々は制動抵抗6を介してX−線管
7に接続する。このX−線管は陽極と陰極との間
に大地0に接続される接地金属グリツド8を具え
ている。X−線管7の陽極および陰極は各々管電
圧の測定に仕える分圧器15を介して大地0に接
地する。X−線管7のフイラメント7′の温度は
フイラメント電流用変圧器16に発生するフイラ
メント電流によつて決定される。高圧発生器1お
よび3の出力端子13および32と大地0との間
にそれぞれ接続されるコンデンサ17′および1
7はX−線管の電圧を平滑化する。
所要に応じて高圧発生器2の負出力端子22
か、または高圧発生器1の負出力端子12(この
端子の電位は高電圧発生器2の正出力端子23の
電位と同じである)を大地0に接続する高圧スイ
ツチング装置9を設ける。高圧スイツチング装置
9の図示の位置では、陰極電圧は高圧発生器3に
よつて発生されるだけであるが、陽極電圧は高圧
発生器1と2によつて発生される。しかし、高圧
スイツチング装置9の第2位置(図示せず)で
は、陰極電圧は高圧発生器2と3とによつて発生
されるが、陽極電圧は高圧発生器1によつて発生
されるだけである。これがため、斯かる後者の第
2位置では陰極電圧は陽極電圧に比べて図示の第
1位置の場合よりも高くなる。
高圧発生器1および2の出力直流電圧の和は高
圧発生器3の出力直流電圧に等しくする必要があ
る。従つて、高圧スイツチング装置9の図示の位
置では管電流が小さい場合(例えば透視法の間)、
および特に管電圧が高い場合にも管電圧は陽極側
と陰極側に対称に分配される。しかし、高圧発生
器1および2の出力電圧の比率は高圧発生装置
1,2および3の内部抵抗に応じた大きさとする
必要がある。上記発生装置の内部抵抗が高くなる
につれて、高圧発生器2の出力電圧は高圧発生器
1の出力電圧に比べて高くする必要がある。一次
巻線5をd.c./a.c.変換器(図示せず)に接続す
ると、相当高い内部抵抗が生じ、例えばそのよう
なことからも分るように、二次巻線11および2
1はそれらの巻回数を同数とし、整流装置10お
よび20は同数の整流ダイオードで構成して、両
高圧発生器1および2が互いに等しい高出力電圧
を供給するようにするのが好適である。この場
合、高圧発生器3の出力電圧は高圧発生器1およ
び2の出力電圧の和に等しくする必要がある。高
圧発生器3は高圧発生器1および2と同一の2個
の高圧発生器を直列に接続したものとして形成す
るのが特に好適である。この場合には同一構成の
4個の高圧発生器を使用できるため、製造コスト
が安価となる。
上述したように設計される高圧発生器1,2お
よび3を用いる場合のX−線管7に対する作動モ
ードにはつぎのようなものがある。
(a) 小さな管電流(例えば透視法の際における数
mAの電流)の場合。
高圧スイツチング装置9の第1図に示す位置
では(極性を無視すれば)陽極電圧と陰極電圧
は互いに等しくなる。これに対し、高圧スイツ
チング装置9の図示されない第2位置では、陰
極電圧は陽極電圧よりも3倍高くなる。管電圧
が例えば150KVのように極めて高い場合には、
陰極電圧が前述したように陽極電圧の3倍に増
大すると、グリツド/陰極電圧差が過度に大き
くなるため、X−線管7に高圧過負荷が生ず
る。管電流が(極めて)小さい場合には、陰極
電圧の低下による管電流の低減もX−線管のフ
イラメント7′にて消失すべき電力を増大させ
ることによつて補償し得るから、X−線管7に
高圧過負荷がかかる場合にはスイツチング装置
9を用いないで、その装置を第1図に示す状態
のままで絶えず作動させるようにする。
(b) 大きな管電流(例えばX−線撮影の場合の数
100mA以上の電流)の場合。
出力端子13および32の無負荷電圧が第1
図に示す高圧スイツチング装置9の位置にて互
いに等しくても、陰極電圧は大きな管電流の場
合に陽極電圧よりも低くなる。このような作用
は一方では(前述したように)高い内部抵抗に
よつて生じ、他方では陰極によつて放射される
電子の一部が陽極によつてグリツド8に反射さ
れるために陰極電流が陽極電流よりも大きくな
ることによつて生ずる。従つて、その他の点で
同じ情況(銅の断面積、巻回数等)にあつて
も、陰極側での電圧低下は陽極側での電圧降下
よりも大きくなり、電圧分布は非対称となる。
特に、管電圧が低い場合には、陰極電圧が低く
なり、所望な大きな管電流が流れなくなりがち
である。そのような場合には、スイツチング装
置9を図示の位置とは反対側に切換えて、高圧
発生器1の負出力端子12または高圧発生器2
の正出力端子23を大地0に接地する。この
際、管電流が極めて小さい場合に発生する陽極
電圧と陰極電圧との間の前述した非対称性は、
高い内部抵抗と、陰極電流および陽極電流の不
等性とによつて部分的に補償される。従つて管
電流が極めて大きい場合には、陽極電圧と陰極
電圧の値は再び互いに等しくなり得る。しかし
この場合、管電流は図示の高圧スイツチング装
置9の位置におけると同じ管電圧および同じフ
イラメント温度を発生する管電流よりも2倍大
きくなり、所定の情況下でもずつと大きくな
る。非対称無負荷電圧にも拘わらずX−線管7
にて対称な電圧分布が得られるように内部抵抗
おび管電流を大きくする際には高圧スイツチン
グ装置9を絶えず指定のスイツチング装置(図
示せず)のままとすることができる。
高圧スイツチング装置9は制御装置18によつ
て制御され、この制御装置は、所定値の内部抵
抗、高圧発生器2の電圧、管電圧と管電流の調整
値等を考慮しての高圧スイツチング装置9の他方
の位置にて、例えばブレークダウンを起すような
高圧過負荷が陰極側に生ずるようにグリツド/陰
極電圧差が大きくなる際に常に高圧スイツチング
装置9を図示の位置に切換えるように作用する。
X−線発生器の内部抵抗が比較的低い場合に
は、陰極電圧の電圧分布およびその電圧値は管電
流にほぼ無関係である。このような場合にはオペ
レータにより調整された管電流が予定値を越した
ら直ちに高圧スイツチング装置9を図示の位置に
セツトすすれば十分である。スイツチング装置の
切換えは分圧器15によつて測定される最小陰極
電圧に応じて制御することはできない。その理由
は、陰極電圧が小さい場合には上記切換えを管電
圧の存在の元で、即ち撮影または透視中に行わな
ければならない(このようなことは避けるべきで
ある。)からである。上記切換えは選択管電圧を
スイツチング・オンする前に予じめ行なう必要が
ある。
しかし、内部抵抗が極めて高い高圧発生器で
は、無負荷電圧が非対称ににも拘わらず、管電圧
は陽極側と陰極側に対称に分配れるため、上述し
た場合(管電流が大きい場合)には高圧スイツチ
ング装置9を図示していない第2位置のままとす
ることができる。しかし、極めて小さな管電流し
か流れない場合でも、X−線管7の電圧分布は非
対称となるため、切換えを行う必要がある。この
場合における切換えは調整管電流に応じて十分に
行なうことができる。
しかし一般的には管電圧と管電流に応じて切換
えを行なうのが有利である。これがため制御装置
18には第1スイツチ181を設け、このスイツ
チを管電圧調整用の調整素子19に結合させる。
スイツチ181は4個の抵抗182の各一端部
(これらの抵抗の他端部は4つの電圧端子U1…U4
にそれぞれ接続する)をそれぞれ一つづつ第2ス
イツチ183に接続する。この第2スイツチ18
3は値の異なる数個の抵抗184の何れかに切換
えることができる。なお、上記抵抗184の他端
は接地する。電圧U1…U4は管電圧セレクタ19
によつて調整された電圧に比例し、また抵抗18
4は選択管電流にてグリツド8を経て流れる電
流、従つて管電流そのものにもほぼ反比例する。
抵抗182は関連する選択電圧値における高圧発
生器の内部抵抗に対応する大きさとする。内部抵
抗が斯かる電圧に無関係である場合には、抵抗1
82を省くことができ、その代り第1スイツチ1
81に供給される電圧U1、U2、U3およびU4を、
対応する内部抵抗を有する直流電圧発生器によつ
て供給せしめる。
2個のスイツチ181と183との間の接続線
の電圧は、調整管電圧が高くなるにつれて高くな
ると共に、調整管電流が小さくなるにつれて高く
なる。上記接続線の電圧は高圧スイツチング装置
9の図示していない第2位置での陰極電圧と同様
に、管電圧および管電流の調整値に依存し、斯か
る電圧は高圧スイツチング装置9を制御するのに
用いられる。この目的のために比較回路185を
設け、これにより2個のスイツチ181と183
との間における接続線の電圧を予定の基準値UR
と比較して、接続線における電圧が基準値UR
上である場合には高圧スイツチング装置9を図示
の位置に切換え、斯かる電圧が基準値URよりも
低下する場合にはスイツチング装置9を他方の位
置に切換えるようにする。
従つて、制御装置18は(高圧スイツチング装
置9の図示していない第2位置での)X−線管7
の陰極における電気的な状態をシミユレートする
シユミレーシヨン回路網を現わす。斯種のシミユ
レーシヨン回路網は、調整すべき管電圧および管
電流の値がデイジタル値であり、しかもX−線発
生器の制御用にプログラマブルのデイジタル算術
装置を具えているX−線発生器では省くことがで
きる。この場合にはシミユレーシヨン回路網を用
いる代わりに陰極電圧をプログラムによつて計算
する。コンピユータはその計算した陰極電圧に基
いて高圧スイツチング装置9を制御する。第2図
は管電流を測定するために測定抵抗25を具える
例を示したものである。X−線管の管電流は、一
端が接地されており、かつ管電流を搬送する抵抗
25を利用することによつて容易に測定し得るこ
とは既知である。管電流とはX−線を発生する陽
極に到達する電流のことである。上述したX−線
管における陰極電流は管電流にほぼ等しくなる。
その理由は、電子の内でグリツド8に達する部分
の電子はあらゆる実際の目的にとつて無視し得る
程度に少ないからである。第2図に示す例では、
測定抵抗25を2個のコンデンサ17と17′と
の間に接続する。高圧スイツチング装置は4個の
スイツチング接点91〜94を具えている。スイ
ツチング接点91は高圧発生器3の正出力端子3
3を高圧発生器2の負出力端子22か、抵抗25
とコンデンサ17との接続点26の何れかに接続
する。スイツチング接点92は抵抗25の接続点
26側の端子を高圧発生器2の正出力端子23に
接続するか、または、開放せしめる。スイツチン
グ接点93は高圧発生器1の負出力端子12を抵
抗25の接地側の端子か、または高圧発生器2の
正出力端子23に接続する。スイツチング接点9
4は高圧発生器2の負出力端子22を大地0に接
地するか、または開放させる。接点91〜94は
すべて第1図に示す制御装置18によつて図示の
位置に同時に切換えるか、または破線にて示す切
換え位置に切換えることができる。破線にて示す
切換え位置では電流が高圧発生器3の正出力端子
33からスイツチング接点91を経て高圧発生器
2の負出力端子22へと流れる。高圧発生器2の
正出力端子23からの電流はスイツチ92および
抵抗25を経て大地0へと流れる。この大地0か
らの電流はスイツチング接点93を経て高圧発生
器1の負出力端子12に流れる。接点の斯かる切
換位置では、直列に接続された高圧発生器2およ
び3が陰極電圧を供給し、高圧発生器1が陽極電
圧を供給する。図示の切換位置では高圧発生器3
の正出力端子33からの電流は接点91を経て抵
抗25の一端に流れ、かつ抵抗25とスイツチン
グ接点94を経て高圧発生器2の負出力端子22
へと流れる。この際、高圧発生器2の正出力端子
23はスイツチング接点93を介して高圧発生器
1の負出力端子12に接続されている。また、高
圧発生器2の負出力端子22はスイツチング接点
94を介して大地0に接地されるため、この切換
え位置では陰極電圧は高圧発生器3によつて供給
されるだけであり、陽極電圧は直列接続された高
圧発生器1と2とによつて供給される。
第2図に示す例にて管電流を測定するために
は、第1図に示す例では必要としなかつた3個の
別のスイツチング接点92,93,94によつて
高圧スイツチング装置を拡張する必要があるだけ
でなく、高圧発生器2によつて供給される電圧が
高いためにスイツチング接点は互いに絶縁する必
要もある。これは、図示の切換位置では高圧発生
器3により発生される直流電圧を伴なうスイツチ
ング接点91,92および94における電位がス
イツチング接点93の電位よりも低くなるからで
ある。破線にて示す他の切換位置ではスイツチン
グ接点91の電位が接点92,93および94の
電位よりも低くなる。
なお、上述した各例では単相変圧器を用いた例
につき述べたが、本発明は多層高圧変圧器を具え
ているX−線発生器にも適用し得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるX−線発生器の一例を示
す回路図;第2図は同じく本発明によるX−線発
生器の他の例を示す回路図である。 1,2,3……高圧発生器、4……高圧変圧
器、5……変圧器一次巻線、6……制動抵抗、7
……X−線管、7′……フイラメント、8……グ
リツド、9……高圧スイツチング装置、10,2
0,30……整流装置、11,21,31……変
圧器二次巻線、15……分圧器、16……フイラ
メント電流用変圧器、17,17′……コンデン
サ、18……制御装置、19……管電流調整素
子、25……管電流測定抵抗、91〜94……ス
イツチング装置、181,183……スイツチ、
182,184……抵抗、185……比較回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陽極と陰極との間に位置する接地グリツドを
    具えているX−線管用のX−線発生器にあつて、
    X−線管に直流電圧を発生させるために該X−線
    管の陽極と陰極とに接続すべき高圧発生器の直列
    回路を具えており、かつ陽極電圧と陰極電圧との
    比率を変更させる手段も具えているX−線発生器
    において、前記直列回路がn個の高圧発生器1,
    2,3を具え、ここにnを3以上の整数とし、該
    直列回路における第1高圧発生器1の正の出力端
    子を前記X−線管の陽極に接続し、かつ前記直列
    回路におけるn番目の高圧発生器3の負の出力端
    子を前記X−線管7の陰極に接続し、前記X−線
    発生器が高圧スイツチング装置9も具え、該高圧
    スイツチング装置が第1切換え状態においてはi
    番目と(i+1)番目の高圧発生器の接続点を接
    地点0に接続し、かつ第2切換え状態においては
    (i+1)番目と(i+2)番目の高圧発生器の
    接続点を接地点0に接続し、ここにiを1i
    (n−2)の範囲内の整数とし、前記高圧スイツ
    チング装置9を管電圧および管電流の双方の値、
    またはいずれか一方の値を調整する手段によつて
    制御可能とし、管電圧の値が比較的低い場合の陽
    極電圧と陰極電圧との比率が、管電圧の比較的高
    い値の場合の比率よりも小さくなり、かつ陰極電
    圧が所定値を越えないように前記高圧スイツチン
    グ装置の切換え状態を制御するようにしたことを
    特徴とするX−線発生器。 2 特許請求の範囲1記載のX−線発生器におい
    て、各高圧発生器1,2,3を整流装置10,2
    0,30に接続される高圧変圧器4の二次巻線1
    1,21,31をもつて構成するようにしたこと
    を特徴とするX−線発生器。 3 特許請求の範囲1または2に記載のX−線発
    生器において、直列回路を3個の高圧発生器1,
    2,3をもつて構成し、負出力端子32がX−線
    管の陰極に接続される高圧発生器3の正出力端子
    33と、該高圧発生器に接続される高圧発生器2
    の正出力端子23を高圧スイツチング装置9に結
    合させるように構成したことを特徴とするX−線
    発生器。 4 特許請求の範囲3記載のX−線発生器におい
    て、陰極に接続される高圧発生器3を同一構成の
    高圧発生器を2個直列に接続して構成し、これら
    の高圧発生器の出力電圧が他の各高圧発生器1,
    2の高電圧値の2倍となるように構成したことを
    特徴とするX−線発生器。 5 特許請求の範囲1〜4の何れか1つに記載の
    X−線発生器において、少なくとも1個の高圧発
    生器3によつて発生される電流を流す管電流測定
    抵抗を高圧スイツチング装置91,92,93,
    94に結合させ、管電流測定抵抗の一方の端子を
    大地電位点に接続すると共に高圧スイツチ93お
    よび94を介して第1高圧発生器1の負出力端子
    か、第2高圧発生器2の負出力端子に接続し、前
    記抵抗の他方の端子を第2高圧発生器2の正出力
    端子か、第3高圧発生器3の正出力端子に接続す
    るようにしたことを特徴とするX−線発生器。
JP57153398A 1981-09-04 1982-09-04 X−線発生器 Granted JPS5854600A (ja)

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