JPH0381035B2 - - Google Patents

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JPH0381035B2
JPH0381035B2 JP58247581A JP24758183A JPH0381035B2 JP H0381035 B2 JPH0381035 B2 JP H0381035B2 JP 58247581 A JP58247581 A JP 58247581A JP 24758183 A JP24758183 A JP 24758183A JP H0381035 B2 JPH0381035 B2 JP H0381035B2
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JP
Japan
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layer
spiral wire
intermediate layer
sheet
layers
Prior art date
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Application number
JP58247581A
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English (en)
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JPS60143286A (ja
Inventor
Jun Mito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明は複数層スパイラルワイヤ補強層間に特
定の中間層を設けることにより、特に高温による
耐内圧および耐衝撃圧低下が小さく、かつ柔軟で
曲げ剛性の小さい高圧ホースに関するものであ
る。 〔従来技術〕 高圧ホースは内管の外周に補強布または糸編組
層を設け、その上に複数層のスパイラルワイヤ補
強層をそれぞれ中間層を介して積層し、更にその
最外周に外管を積層したものが一般に用いられ
る。この中間層はスパイラルワイヤ補強層の繰返
えし加圧による疲労を防止するために設けられる
もので通常、ゴムあるいは可撓性合成高分子材料
でつくられる。ゴムあるいは可撓性合成高分子材
料からなる中間層は柔軟で曲げ剛性を維持できる
が、耐熱性に劣り、たとえば150℃以上の高温領
域では物性低下が激しく内圧あるいは衝撃圧によ
つて破損し、その結果、ホース全体が短期間に破
壊する欠点があつた。 〔発明の目的〕 本発明の目的は熱による耐内圧あるいは耐衝撃
圧低下が小さく、かつ柔軟で曲げ剛性の小さい高
圧ホースを提供することにある。 〔発明の構成〕 本発明の構成は内管の外周に複数層のスパイラ
ルワイヤ補強層をそれぞれ中間層を介して積層し
てなる高圧ホースにおいて、上記中間層は厚さ
0.1〜0.5mmのシートをスパイラルワイヤ補強層の
巻回施行角と近似の角度で巻回施行されたもので
あり、該シートには長さ1〜15mmの短繊維が10〜
50重量%含有され、該短繊維はシート長さ方向に
配向している高圧ホースをその要旨とするもので
ある。 以下、本発明の構成を更に具体的に説明する。 本発明における高圧ホースは少なくとも内管と
複数層のスパイラルワイヤ補強層と、そのスパイ
ラルワイヤ層の間に中間層を有するものであり、
好ましくは内管と第1スパイラルワイヤ補強層と
の間に補強布または糸編組物からなる繊維補強層
を有し、また最外層に外管を有するものである。
内管はゴムで作られることが多く、外管はゴムあ
るいは繊維補強ゴムで作られるのが一般的であ
る。繊維補強層の材質はポリアミド、ポリエステ
ル等の有機合成繊維であり、これらをコードある
いは編組物として用いる。スパイラルワイヤ補強
層は、金属たとえばスチールのワイヤをスパイラ
ル状に巻回施行するものであり、2〜6層設けら
れるのが一般的である。各スパイラルワイヤ補強
層の間には中間層が設けられるが、本発明におい
てはこの中間層に特定の材料を用い、特定の施行
を行なうものである。 本発明における中間層のベースとなる材質は従
来から中間層として使われている天然ゴム,合成
ゴム,可撓性合成樹脂を使用することができる
が、好ましくはNBR,CR,NR,SBRまたはこ
れらの混合物であり、必要に応じてEPDM,ク
ロロブチルゴムを配合することもよい。本発明の
中間層はこれらのベースゴムに短繊維を配合する
が、短繊維の長さは1〜15mm、配合量は中間層全
体の重量に対して10〜50重量%にする必要があ
る。短繊維の長さが1mm未満では繊維としての補
強効果が小さく、また配向させたときの方向性に
特徴が出ないため使用できない。また長さが15mm
を越えると加工性が悪くなり、実用性がない。そ
して、好ましくは1〜13mm、更に好ましくは2〜
10mmである。短繊維の配合量が中間層全体の重量
に対して10重量%未満であると配合効果、即ち補
強効果が発現せず、50重量%を越えるとベースゴ
ムの弾力性を失なうばかりでなく加工性も悪くな
るので使用できない。そして好ましくは20〜40重
量%である。本発明の中間層はシート状物を巻回
施行するが、配合された短繊維はこのシートの長
さ方向に配向させる必要がある。つまり、短繊維
はシート中にランダムに配合されているのではな
くシートの長さ方向に揃つている必要がある。配
合された短繊維を配向させる方法としてはシート
製造時にシートを長さ方向に延伸する手段等が用
いられる。シート、即ち中間層の厚みは0.1〜0.5
mmにする必要がある。厚みが0.1mm未満では強度
に問題があり、隣接するスパイラルワイヤ層が接
触する可能性があり、衝撃時に損傷が生じるし、
0.5mmを越えると各補強層への圧力の伝達が阻害
される等の問題が生じる。 更に、本発明においては中間層とするシートを
巻回施行する際、その巻回施行角がスパイラルワ
イヤ補強層の巻回施行角に同じかまたは近似して
いる必要がある。即ち、スパイラルワイヤ補強層
の巻回角が、たとえば45°でスパイラル状に巻回
されていれば、中間層のシートも同方向に45°、
あるいは、好ましくは45°±5°の角度で巻回され
るのである。そうすることによつて、シート中で
長さ方向に配向している短繊維の方向はスパイラ
ルワイヤ補強層のワイヤ方向とほぼ同じ方向に巻
かれることになるのである。本発明に使用する短
繊維としてはガラス等の無機繊維、ポリアミド、
ポリアラミド、ポリエステル等の有機繊維が使わ
れる。 以下、図面を参照して本発明の構成を説明す
る。 第1図は従来の高圧ホースの一部切開側面図で
あり、最も内側にゴム製の内管1があり、その外
周に補強布または糸編組物からなる繊維補強層2
が積層され、その外周に第1スパイラルワイヤ層
3、第1中間層a、第2スパイラルワイヤ層4、
第2中間層b、第3スパイラルワイヤ層5、第3
中間層c、第4スパイラルワイヤ層6が順次積層
され、最も外側に外管7が積層されている。第1
〜3中間層a,b,cはすべてゴムの単一層で構
成されている。 第2図は本発明の高圧ホースの一部切開側面図
であり、内管1を最内層とし、繊維補強層2、第
1スパイラルワイヤ層3、第1中間層A、第2ス
パイラルワイヤ層4、第2中間層B、第3スパイ
ラルワイヤ層5、第3中間層C、第4スパイラル
ワイヤ層6が順次外周に積層され、最外周に外管
7が積層されている構造は従来の高圧ホースと変
らないが、中間層A〜Cの組成および施行状態が
従来のものと異なつている。即ち、この中間層A
〜Cは厚さ0.1〜0.5mmのシートをスパイラルワイ
ヤ補強層3〜6の巻回施行角と近似の角度で巻回
施行してあり、シートを構成するベースゴムには
長さ1〜15mmの短繊維が10〜50重量%含有され、
その短繊維はシート長さ方向に配向している。し
たがつて、短繊維の配向方向はスパイラルワイヤ
の巻回方向とほぼ同じになつている。 〔発明の効果〕 本発明の高圧ホースは各スパイラルワイヤ層の
間に特定の中間層を特定の施行状態で設けたもの
であるため、次のような効果を奏する。 (イ) 中間層の常温50%モジユラスが5〜10倍向上
し、高温(150℃)モジユラスの低下率を約10
%に抑えることができるため、ホースの熱時耐
圧力の低下が20%程度に抑えられる。 (ロ) 高温繰返し衝撃圧において、寿命が10〜20倍
になる。 (ハ) 中間層がスパイラルワイヤと同じ施行角度を
有することにより、短繊維配合によるホースの
硬化が抑制され、従来品と変らぬ柔軟性と曲げ
剛性を維持する。 以下、実施例を挙げて本発明の効果を説明す
る。 実施例 第2図に示した構造の4s/wスパイラルワイヤ
構造液圧用ゴムホースを製造し、同構造の従来品
(短繊維配合なし)と比較した。 常温および熱時の中間層の50%モジユラスを測
定し、表1にその結果を示す。
【表】 次に各ホースの耐圧性能および高温繰返し衝撃
圧力試験を行ない表2および表3の結果を得た。
このホースは使用温度範囲−40〜150℃、最高使
用圧力250Kgf/cm2に設計されたものである。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高圧ホースの一部切開側面図、
第2図は本発明の高圧ホースの一部切開側面図で
ある。 1……内管、2……繊維補強層、3,4,5,
6……スパイラルワイヤ補強層、7……外管、
a,b,c……中間層、A,B,C……短繊維入
り中間層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内管の外周に複数層のスパイラルワイヤ補強
    層をそれぞれ中間層を介して積層してなる高圧ホ
    ースにおいて、上記中間層は厚さ0.1〜0.5mmのシ
    ートをスパイラルワイヤ補強層の巻回施行角と近
    似の角度で巻回施行されたものであり、該シート
    には長さ1〜15mmの短繊維が10〜50重量%含有さ
    れ、該短繊維はシート長さ方向に配向しているこ
    とを特徴とする高圧ホース。
JP58247581A 1983-12-29 1983-12-29 高圧ホ−ス Granted JPS60143286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58247581A JPS60143286A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 高圧ホ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58247581A JPS60143286A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 高圧ホ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60143286A JPS60143286A (ja) 1985-07-29
JPH0381035B2 true JPH0381035B2 (ja) 1991-12-26

Family

ID=17165628

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58247581A Granted JPS60143286A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 高圧ホ−ス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62170890U (ja) * 1986-04-18 1987-10-29
JP2008279657A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Bridgestone Flowtech Corp 耐圧ホースおよびその製造方法、製造装置
JP2021165567A (ja) * 2020-04-06 2021-10-14 株式会社ブリヂストン ホース

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JPS60143286A (ja) 1985-07-29

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