JPH0379711A - 溶銑樋脱珪方法 - Google Patents
溶銑樋脱珪方法Info
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- JPH0379711A JPH0379711A JP21710689A JP21710689A JPH0379711A JP H0379711 A JPH0379711 A JP H0379711A JP 21710689 A JP21710689 A JP 21710689A JP 21710689 A JP21710689 A JP 21710689A JP H0379711 A JPH0379711 A JP H0379711A
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Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、製鉄所の圧延工程で循環使用する冷却排水
の水処理過程で発生する含油鉄粉スラッジを脱珪剤とし
て使用する溶銑樋脱珪方法に関する。
の水処理過程で発生する含油鉄粉スラッジを脱珪剤とし
て使用する溶銑樋脱珪方法に関する。
［従来の技術〕
製鉄所の圧延工程で使用された冷却排水は、スケールビ
ットで粗粒子のスケール（ミルスケール〉を沈降除去し
、砂濾過器等のフィルターで微粒子のスケール（含油鉄
粉スラッジ〉を除去する等の水処理過程を経て循環使用
される。このフィルターで除去した含油鉄粉スラッジは
第１表に示すように鉄分が６０〜７０％と高い、しかし
、圧延ロールの延命、製品品質向上等のために油を使用
する潤滑圧延の実施、および各種機器からの作動油、潤
滑油の漏れが冷却排水に混入し、スラッジ中に吸着され
ることから、多い時は含油骨が８％にも達することがあ
る。製鉄所において、鉄粉スラッジは焼結原料として再
利用されるが、含油鉄粉スラッジの焼結原料化について
は、油分、含油ダストが焼結排ガス電気集塵機で着火燃
焼事故を起こすため利用できない、そのため、スラッジ
焼却炉で油分を燃焼除去したｆ＆焼結原料化するか、ま
たは低価格でセメント原料等として売却していた。
ットで粗粒子のスケール（ミルスケール〉を沈降除去し
、砂濾過器等のフィルターで微粒子のスケール（含油鉄
粉スラッジ〉を除去する等の水処理過程を経て循環使用
される。このフィルターで除去した含油鉄粉スラッジは
第１表に示すように鉄分が６０〜７０％と高い、しかし
、圧延ロールの延命、製品品質向上等のために油を使用
する潤滑圧延の実施、および各種機器からの作動油、潤
滑油の漏れが冷却排水に混入し、スラッジ中に吸着され
ることから、多い時は含油骨が８％にも達することがあ
る。製鉄所において、鉄粉スラッジは焼結原料として再
利用されるが、含油鉄粉スラッジの焼結原料化について
は、油分、含油ダストが焼結排ガス電気集塵機で着火燃
焼事故を起こすため利用できない、そのため、スラッジ
焼却炉で油分を燃焼除去したｆ＆焼結原料化するか、ま
たは低価格でセメント原料等として売却していた。
一方、高炉では溶鉄の脱珪のためミルスケールが使用さ
れており、特公昭６１−４５６８１号公報には、溶銑樋
を流れる溶銑中にミルスケールをキャリアガスとともに
吹込み脱珪する技術が開示されている。
れており、特公昭６１−４５６８１号公報には、溶銑樋
を流れる溶銑中にミルスケールをキャリアガスとともに
吹込み脱珪する技術が開示されている。
第１表
［発明が解決しようとする課題］
含油鉄粉スラッジは高鉄分であり、製鉄原料として使用
価値があるにもかかわらず、含油のため、焼結原料とす
るには油分を焼却処理する必要があるため多大な費用を
要し、またセメント原料としての外販は、市況に左右さ
れて価格が安定せず低僅格を余儀なくされるという問題
点がある。
価値があるにもかかわらず、含油のため、焼結原料とす
るには油分を焼却処理する必要があるため多大な費用を
要し、またセメント原料としての外販は、市況に左右さ
れて価格が安定せず低僅格を余儀なくされるという問題
点がある。
［課題を解決するための手段］
本発明は上記のような問題点を解決しようとするもので
、出銑樋を流れる溶銑に精錬剤を吹込んで、溶銑の脱珪
を行う溶銑樋脱珪方法において、脱珪剤に含油鉄粉スラ
ッジを混合して溶銑中に吹込むことを特徴とする溶銑樋
脱珪方法である。
、出銑樋を流れる溶銑に精錬剤を吹込んで、溶銑の脱珪
を行う溶銑樋脱珪方法において、脱珪剤に含油鉄粉スラ
ッジを混合して溶銑中に吹込むことを特徴とする溶銑樋
脱珪方法である。
［作用］
高炉の出銑樋の溶銑への含油鉄粉スラッジの単味吹込み
は、油分による粘結性により搬送配管の詰まりの問題が
あるが、含油鉄粉スラッジをミルスケールに適当量混合
すれば、搬送配管詰まりの問題は無くなる。また、溶銑
の温度は約１４５０℃の高温であるため鉄粉スラッジの
油分は燃え尽きてしまい、集塵機に対する影響が無くな
る。
は、油分による粘結性により搬送配管の詰まりの問題が
あるが、含油鉄粉スラッジをミルスケールに適当量混合
すれば、搬送配管詰まりの問題は無くなる。また、溶銑
の温度は約１４５０℃の高温であるため鉄粉スラッジの
油分は燃え尽きてしまい、集塵機に対する影響が無くな
る。
［実施例コ
本発明の方法を以下に詳細に説明する。第１図は本発明
の方法の実施例の説明図である。高炉１の溶銑は出銑孔
２より出銑樋３に吐出され、出銑１１３を流れて溶銑鍋
１１に受銑される。４は溶銑の脱珪剤の貯蔵ホッパー、
５は脱珪剤の搬送配管、６は出銑樋を流れる溶銑７の上
部に設けられた脱珪剤の吹込みランス、８は出銑樋３の
カバーで、出銑中に発生するガスはこの出銑樋カバー８
により補集され、集塵ダクト９を通って集塵機１０で集
塵された後、大気中に放出される。
の方法の実施例の説明図である。高炉１の溶銑は出銑孔
２より出銑樋３に吐出され、出銑１１３を流れて溶銑鍋
１１に受銑される。４は溶銑の脱珪剤の貯蔵ホッパー、
５は脱珪剤の搬送配管、６は出銑樋を流れる溶銑７の上
部に設けられた脱珪剤の吹込みランス、８は出銑樋３の
カバーで、出銑中に発生するガスはこの出銑樋カバー８
により補集され、集塵ダクト９を通って集塵機１０で集
塵された後、大気中に放出される。
本発明の方法は、貯蔵ホッパー４にミルスケルに含油鉄
粉スラッジを混合したものを投入し、キャリアガスとと
もに搬送配管５を経て吹込みランスから出銑樋３を流れ
る溶銑７中に吹込むものである。
粉スラッジを混合したものを投入し、キャリアガスとと
もに搬送配管５を経て吹込みランスから出銑樋３を流れ
る溶銑７中に吹込むものである。
本発明方法の実施に先立ち、以下の実験を行った。搬送
配管での搬送性を良くするため、ミルスケール１６００
ｋｇに含油鉄粉スラッジ４００ ｋｇを混合しく含油鉄
粉スラッジの混合割合、２０％）出銑樋のスキンマー（
溶銑と滓の分離槽〉の上流に、搬送空気９ＩＴｉ／分に
より１５０ｋｇ／分の割合で１３分間吹込んだ、なお、
使用したミルスケルおよび含油鉄粉スラッジの性状は第
２表に示す通りであり、吹込み時の溶銑の温度は１４５
０°Ｃ１出銑速度は約７Ｔ／分であった。第３表は実験
前後における吹込み部および集塵機入り口部の集塵ガス
の分析を示すものである。含油鉄粉スラッジおよびミル
スケールの混合物の吹込みにより、集塵ガス温度および
Ｃｏ２濃度が上昇した。
配管での搬送性を良くするため、ミルスケール１６００
ｋｇに含油鉄粉スラッジ４００ ｋｇを混合しく含油鉄
粉スラッジの混合割合、２０％）出銑樋のスキンマー（
溶銑と滓の分離槽〉の上流に、搬送空気９ＩＴｉ／分に
より１５０ｋｇ／分の割合で１３分間吹込んだ、なお、
使用したミルスケルおよび含油鉄粉スラッジの性状は第
２表に示す通りであり、吹込み時の溶銑の温度は１４５
０°Ｃ１出銑速度は約７Ｔ／分であった。第３表は実験
前後における吹込み部および集塵機入り口部の集塵ガス
の分析を示すものである。含油鉄粉スラッジおよびミル
スケールの混合物の吹込みにより、集塵ガス温度および
Ｃｏ２濃度が上昇した。
これは、油分の燃焼、鉄の酸化反応および脱珪反応によ
るものである。また、吹込みにより、ａａ機入り口部の
ダスト濃度が増加した。集塵機で補集されたダストには
油分は無く、且つ、７０％と高鉄分で焼結原料として使
用できることが分かった。
るものである。また、吹込みにより、ａａ機入り口部の
ダスト濃度が増加した。集塵機で補集されたダストには
油分は無く、且つ、７０％と高鉄分で焼結原料として使
用できることが分かった。
次に、本発明の方法の実施結果について説明する。水分
１％以下に乾燥した含油鉄粉スラッジとミルスケールを
混合したちの（含油鉄粉スラッジの混合割合；２０％）
を溶銑屯当たり１５ｋｇおよび、焼石灰と蛍石の混合物
を溶銑屯当たり２ｋｇを搬送空気により、溶銑流に２５
分間吹込んだ。
１％以下に乾燥した含油鉄粉スラッジとミルスケールを
混合したちの（含油鉄粉スラッジの混合割合；２０％）
を溶銑屯当たり１５ｋｇおよび、焼石灰と蛍石の混合物
を溶銑屯当たり２ｋｇを搬送空気により、溶銑流に２５
分間吹込んだ。
その結果、集塵装置へ含油ダストの飛散はなく、且つ、
溶銑中Ｓｔ％は吹込み前の０．２８％がら０．１５％に
低下した。これは含油鉄粉スラッジを使用しない脱珪処
理と同様であり、含油鉄粉スラッジが溶銑予備処理の脱
珪剤としても充分な効果を有していることが分かった。
溶銑中Ｓｔ％は吹込み前の０．２８％がら０．１５％に
低下した。これは含油鉄粉スラッジを使用しない脱珪処
理と同様であり、含油鉄粉スラッジが溶銑予備処理の脱
珪剤としても充分な効果を有していることが分かった。
第
２
表
第
表
［発明の効果］
本発明は、含油鉄粉スラッジを溶銑流に吹込むようにし
たので、利用の阻害要因であった油分は燃焼除去され、
集塵機に対する悪影響もなくなる。また、溶銑予備処理
の脱珪剤として使用でき、その鉄分を溶銑として回収す
ることができる。
たので、利用の阻害要因であった油分は燃焼除去され、
集塵機に対する悪影響もなくなる。また、溶銑予備処理
の脱珪剤として使用でき、その鉄分を溶銑として回収す
ることができる。
第１図は本発明の方法の実施例の説明図である。
１・・高炉、２・・・出銑孔、３・・・出銑樋。
４・・・貯蔵ホッパー、５・・・搬送配管、６・・・吹
込みランス、７・・・溶銑、９・・・集塵ダクト、１０
・・・集塵機。
込みランス、７・・・溶銑、９・・・集塵ダクト、１０
・・・集塵機。
Claims (1)
- 出銑樋を流れる溶銑に精錬剤を吹込んで、溶銑の脱珪を
行う溶銑樋脱珪方法において、脱珪剤に含油鉄粉スラッ
ジを混合して溶銑中に吹込むことを特徴とする溶銑樋脱
珪方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21710689A JPH0379711A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 溶銑樋脱珪方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21710689A JPH0379711A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 溶銑樋脱珪方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0379711A true JPH0379711A (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=16698946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21710689A Pending JPH0379711A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 溶銑樋脱珪方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0379711A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002001396A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-08 | Kawasaki Steel Corp | 製鉄スラジの利用方法 |
| KR100411283B1 (ko) * | 1998-12-21 | 2004-02-14 | 주식회사 포스코 | 열연오일슬러지를이용한용선탈규제제조방법 |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP21710689A patent/JPH0379711A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100411283B1 (ko) * | 1998-12-21 | 2004-02-14 | 주식회사 포스코 | 열연오일슬러지를이용한용선탈규제제조방법 |
| JP2002001396A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-08 | Kawasaki Steel Corp | 製鉄スラジの利用方法 |
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