JPH0379014A - フィルムコンデンサの製造方法 - Google Patents

フィルムコンデンサの製造方法

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JPH0379014A
JPH0379014A JP21670289A JP21670289A JPH0379014A JP H0379014 A JPH0379014 A JP H0379014A JP 21670289 A JP21670289 A JP 21670289A JP 21670289 A JP21670289 A JP 21670289A JP H0379014 A JPH0379014 A JP H0379014A
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JP
Japan
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electrode
film
capacitor
margin
gap
Prior art date
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Pending
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JP21670289A
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English (en)
Inventor
Shigeji Fujie
藤江 成次
Shinichi Suzawa
陶澤 真一
Hisaaki Tachihara
久明 立原
Shinichi Ueda
植田 真一
Tadashi Kimura
忠司 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はフィルムコンデンサの製造方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年、電子機器、電気機器の多機能化、小型化の取り組
みが盛んであり、これに用いられるフィルムコンデンサ
もますます小型化、軽量化、高性能化を要求されている
以下第6図(^)、(B)および第7図、第8図、第9
図に基づいて従来のフィルムコンデンサの製造方法を説
明する。
第6図(A)は積層型フィルムコンデンサ素子の理想的
な構造を示す。
第6図(B)は従来のフィルムコンデンサの製造方法に
よって製造された積層型フィルムコンデンサ素子の実際
の構造を示す。
従来、フィルムコンデンサ素子の端面電極を形成するた
めのフィルム間隙2を形成するため、フィルム幅方向に
交互に0.2 rats程度ずらせたラップ状態で片面
金属化フィルム1を巻取っている。これによりフィルム
間隙2を形成し、端面電極としてメタリコン等により形
成される溶射金属(図示せず)の食い込みを十分なもの
とし、溶射金属と片面金属化フィルムlの電極1aとの
間に良好な電気的接合と端面電極の十分な付着強度を得
ていた。しかしながら、このような方法には片面金属化
フィルム1の巻取り精度の高い巻取り方法が要求される
。またコ・ンデンサの小型化のため、フィ ・ルムの幅
を小さくしたり、大容量化のため、フィルム厚みを薄く
シたりするとフィルムが蛇行して、フィルム幅方向の設
定ずらし量を0.2M程度に保つことが難しく、実際に
は第6図([1)のようになっている。そのためこのよ
うな方法では歩留まり安定性が低いこと、装置コストが
高いこと、さらにフィルムコンデンサの小型化を図りに
くいことなどの問題があった。
また複数のコンデンサ幅をもつ片面金属化フィルム1を
巻回した後、単一のコンデンサに切断するという製造方
法は、それ自体は、生産性の高い方法であるが、フィル
ム間隙2が形成されないため、現在のところ複数のコン
デンサ幅をもつ片面金属化フィルム1を単一コンデンサ
幅に切断した後、巻回して製造しているため、生産性が
非常に低いという問題があった。そのため、特開昭58
24933号公報に示されているように複数のコンデン
サ幅をもつ片面金属化フィルムlの互いに近接するマー
ジン幅4の中央に点在するように貫通孔9を設けてから
、このフィルムを巻回し、得られた巻回金属化フィルム
を互いに近接するマージン幅4の中央部分で切断し、フ
ィルム間隙2を形成する方法が開発された。
以下第7図、第8図、第9図に基づいてこの方法につい
て説明する。
この方法は第7図に示すように、複数の電極laとマー
ジン部3が形成されている広幅の片面金属化フィルム1
の、互いに近接するマージン幅4の中央に、複数の貫通
孔9を設け、その後この片面金属化フィルム1を第8図
に示すように互いに近接スるマージン幅4の各間が上下
のフィルムで1/2ずつずれるように複数枚重ね合わせ
て巻回し、巻回金属化フィルムを互いに近接するマージ
ン幅4の中央で切断することによって第9図に示すよう
な親コンデンサ素子に分割する。このようにして貫通孔
9によってフィルム間隙2を形成して、端面電極として
メタリコン等により形成される溶射金属の食い込みを十
分なものとし、溶射金属と片面金属化フィルム1の電i
1aとの間に良好な電気的接合と端面電極の十分な付着
強度を得ていた。しかしこの方法では、貫通孔9を形成
する際に発生する貫通孔9周囲のかえりのため、近接す
るフィルムを圧迫してフィルム間隙2が塞がれたり、ま
たフィルムの厚さが2.0μm以下と薄くなると、フィ
ルムの柔軟性のためフィルムがだれてフィルム間隙2を
塞いだりしてメタリコンにより形成される溶射金属と片
面金属化フィルム1の電極1aとの間に良好な電気的接
合が得られないという問題があった。
このような課題を解決する方法として、特公昭59−3
7564号公報に示されているように、逆スパツタリン
グ法を利用して、誘電体端面がそろっている電極引き出
し端面をエツチングして電極を突出させてフィルムコン
デンサを製造する方法が開発された。しかしこの方法を
工業的に実施するには、装置コストが高く、また物理的
なエツチングであるため、エツチング速度が遅く生産性
が低いという問題が残されている。さらにこの方法によ
れば、電極までエツチングされてしまい、エツチング時
にフィルムコンデンサ素子に高い電圧が印加されるため
イオンや電子の照射によルタメージを受け、所望のコン
デンサ特性が得られないという問題があった。
このような問題を解決する方法として、フィルムコンデ
ンサの電極引き出し端面にその誘電体を構成する有機材
料と反応性のある成分を少なくとも含むガスを接触させ
、これにより電極引き出し端面の誘電体層のみを選択的
除去し、電極と誘電体層を凸凹状態にすることにより、
電極と端面電極との電気的な接触と端面電極の付着強度
を得ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこのような従来の方法では、電極引き出し端面の
誘電体を選択的除去する際、その反応熱が電極自体にダ
メージを与え、溶射金属が入り込むフィルム間隙が減少
したり、存在しない状態が発生したりして、電極引き出
し端面と端面電極が不確実な接触状態となり、従ってそ
の部分が抵抗をもち誘電圧・接待性を不安定にし、端面
電極の十分な付着強度が得にくいという問題があった。
この発明の目的は、有機材料からなる誘電体と電極とを
多重に交互に重ね合わせた積層型または巻回型のフィル
ムコンデンサにおいて、電極と端面電極との良好な電気
的接触および端面電極の十分な付着強度を得られること
ができ、生産性のよいフィルムコンデンサの製造方法を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のフィルムコンデンサの製造方法は、端縁より
後退した位置にマージン部を形成した金属化フィルムを
積層し、前記マージン部より外側の位置で端部を折り曲
げることにより前記金属化フィルムの各層間に間隙を設
けた後、前記金属化フィルムの端部の誘電体層に反応性
のある成分を1つは含むガスに接触させ、化学的に選択
除去し、端面電極を形成する方法である。
〔作用〕
この発明によれば積層型のフィルムコンデンサ素子のx
i引き出し端面の層に予め間隙を設けることにより、前
記電極引き出し端面を化学的選択除去する際の反応熱に
より前記間隙が減少しても、端面電極形成のためのメク
リコンによる溶射金属の電極への食い込みが十分となる
ため電極と端面電極との良好な電気的接合と端面電極の
十分な付着強度が得られる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図、第2図、第3図、第4図
、第5図に基づいて説明する。
第1図(1)、 (B) 、 (C) 、 (D)は、
この発明によるフィルムコンデンサの製造方法を示す工
程図である。
lは誘電体としてポリフェニレンサルファイドフィルム
(ppsフィルム)を用いた片面金属化フィルム、1a
は電極(アルミニウム蒸着膜)、2はフィルム間隙、3
はマージン部、4はマージン幅、5は親コンデンサ素子
、6は端面電極、7は電極対向幅、8はマージン部3が
ら確保したわずかな距離である。
第1図(B)に示すようにマージン部3がら確保したわ
ずかな距if!18を建保し、ヘラ(図示せず)を用い
てフィルム間隙2を形成する0次に第4図に示す酸素プ
ラズマ処理装置を用いて、親コンデンサ素子5の電極引
き出し端面15を酸素ガスプラズマに接触させ、第1図
(C)に示すように片面金属化フィルム1をマージン幅
4より小さい幅で化学的に選択除去し、電極1aを突出
させ、電極1aと片面金属化フィルムlを凸凹状態にす
る。
この凸凹量は0.2 msを超えない範囲でかつ電極引
き出し端面15中90%以上あるように形成する。
その後、この電極引き出し端面15に黄銅を溶射し、第
1図CD)に示すように端面電極6を形成した後、マー
ジン部3の形成方向と直角な方向へ親コンデンサ素子5
を切断し、単一フィルムコンデンサを得る。
次に第1図(A)に示す親コンデンサ5の製造方法を説
明する。
第2図は、複数のコンデンサ幅をもつ片面金属化フィル
ム1の拡大斜視図である。第3図は、積層された片面金
属化フィルム1の正面図である。
第2図に示す片面金属化フィルム1を第3図に示すよう
に互いに隣接する一組のマージン幅4の間隔が上下の片
面金属化フィルムlで1/2ずっずれるように積層し、
その後切断位fKで切断して、第1図(A)に示す親コ
ンデンサ素子5を形成する。
第4図はこの実施例で用いた酸素プラズマ装置を示す。
10は減圧保持可能な真空容器、11は石英窓、12は
高周波が印加される電極、13は高周波電源、14はア
ルミニウムからなるマスクである。なお酸素プラズマ処
理装置によるエツチング条件は、酸素流量603CCM
、圧力1. OTorr、高周波電力400Wとした。
以上ように製造した積層形フィルムコンデンサと、比較
例として前述フィルム間隙を広げる工程を省いて製造し
た積層形フィルムコンデンサの充放電試験を行った結果
を第5図に示す。
第5図に示すようにこの発明によって製造された1fi
llt形フイルムコンデンサは比較例に比べ充放電試験
に強(、良好なコンタクトを持っていることがわかる。
なお実施例では電極引き出し端面をエツチング処理する
際、酸素ガスを用いたが、少なくとも酸素ガスを含むガ
スにCF、、SFおよびN、Oのうち少なくとも一種を
添加したガス、少なくともオゾンを含むガス、少なくと
もオゾンを含むガスにN、Oを添加したガス、少なくと
も酸素を含むプラズマから引き出した酸素ラジカルを用
いることによっても前述のような効果が得られる。
この実施例では誘電体にPPSフィルムを用いたが、こ
れに限らず通常プラスチックコンデンサに使用される誘
電体であればこの発明に用いることができる。またフィ
ルム蒸着構造は、片面金属化フィルムlを用いたが、こ
れに限らず両面金属化フィルムを用いてもよい、さらに
コンデンサ構造も積層型に限らず巻回型でも同様の効果
が得られる。
なおこの実施例では電極引き出し端面のフィルム間隙2
を設けるためにヘラを用いたが、これに限らずマージン
部3から確保したわずかな距離8の位置をプレス成形面
両端としプレス成形することによりフィルム間隙2を設
けることもできる。
さらにこの実施例での工程順は第3図に示す積層された
片面金属化フィルム1を切断位置にで切断し、第1図(
A)に示す親コンデンサ素子5を形成した後、第1図(
B)に示すフィルム間隙2を形成したが、プレス成形に
よってフィルム間隙2を設ける際は、第3図に示す積層
された片面金属化フィルムlを切断せずに、上記位置を
プレス成形し、フィルム間隙2を形成した後、これを切
断し第1図(B)のように形成してもよい。
〔発明の効果〕
この発明によればフィルムコンデンサの電極引き出し端
面に予めフィルム間隙を設け、その後化学的選択除去を
行い端面電極を形成するため、電極と端面電極との良好
な電気的接触および端面電極の十分な付着強度を得られ
ることができ、生産性が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A) 、 (B) 、 (C) 、 ([1)
はこの発明によるフィルムコンデンサの製造方法を示す
工程図、第2図は複数のコンデンサ幅をもつ片面金属化
フィルム1の拡大斜視図、第3図は積層された片面金属
化フィルム1の正面図、第4図はこの発明の実施例で用
いた酸素プラズマ装置の断面図、第5図はこの発明によ
り製造された積層型フィルムコンデンサと比較例の積層
型フィルムコンデンサの充放電試験の測定結果を表すグ
ラフ、第6図(八)は積層型フィルムコンデンサ素子の
理想的な構造を示す正面図、第6図(、B)は従来のフ
ィルムコンデンサの製造方法によって製造された積層型
フィルムコンデンサ素子の実際の構造を示す正面図、第
7図、第8図、第9図は従来の巻回型フイルムコンデン
サの製造方法を示す工程図である。 1・・・片面金属化フィルム、1a・・・電極、2・・
・フィルム間隙、3・・・マージン部、4・・・マージ
ン幅、5・・・親コンデンサ素子、6・・・端面電極、
7・・・電極対向幅、8・・・マージン部3から確保し
たわずかな距離、15・・・電極引き出し端面 第2図 第3図 4 ] ′は 4 4 1・・−M面金五七フィルム 1a−6 2・−フィルム閉涌 3−・マージ〉舒 4・・・マージン幅 (C) (D) ・・・・*涛伜j t100V 78−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  端縁より後退した位置にマージン部を形成した金属化
    フィルムを積層する工程と、前記マージン部より外側の
    位置で端部を折り曲げることにより前記金属化フィルム
    の各層間に間隙を設ける工程と、前記金属化フィルムの
    端部の誘電体層を化学的に選択除去する工程とを含むフ
    ィルムコンデンサの製造方法。
JP21670289A 1989-08-22 1989-08-22 フィルムコンデンサの製造方法 Pending JPH0379014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401680B1 (ko) * 2001-09-19 2003-10-17 린나이코리아 주식회사 가스기기용 버너구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401680B1 (ko) * 2001-09-19 2003-10-17 린나이코리아 주식회사 가스기기용 버너구조

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