JPH0378901A - 照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は照明装置に係り、例えば、劇場の舞台、テレビ
スタジオのホリゾント面などの鉛直面を照明する装置に
おける照明の色光の混色性を高めたものである。

（従来の技術） 従来のこの種の照明装置は、ランプと光源とからなる各
照明系を並列に配設し、この照明系からそれぞれ異なる
色光を照射して被照射面を照明するようにしているが、
従来の装置は、各照明系の反射体は同一形状に形成され
、第７図に示すように、並列に配設された各照明系１か
らの被照射面２に対する照射範囲がそれぞれ異なってい
た。

またこの種の従来の照明装置は、複数の照明系の反射体
の照射開口部に配設される色フィルタの光透過率は同一
で、同一色のフィルタの照明系では外側に位置する照明
系の色が際立っていた。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の各照明系の反射体が同一の形状とした照明装
置では、並列に配設された照明系からの被照射面に対す
る照射範囲がそれぞれ異なっているため、被照射面全体
の混色が均一に行われず、被照射面の美麗な色合いの演
出ができない問題があった。

また上記従来の同色の内側と外側の照明系のフィルタの
光透過率が同一の装置では、外側に位置する照明系の色
が際立って内側の混色光との差異が顕著に表れ、演出効
果が充分にできない問題があった。

またスポットライトを１個１個別々に取付けて照射角度
を個々に調整することも考えられるが、各スポットライ
トの照射角度調整が困難であり、特に、ロウホリゾント
照明、フットライトのような照明装置では、取付は位置
の制約を受は実用性に欠ける問題がある。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、取付は施
工性が容易で、被照射面における混色性が確実で、演出
効果が高められ、被照射面が照明装置に接近していても
美麗な色合いの照明ができ、ホリゾント照明、ボーダラ
イト照明などに適した照明が得られる照明装置を提供す
るものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 請求項１に記載の発明の照明装置は、ランプとこのラン
プに光学的に対向して設けられた反射体とをそれぞれ備
え、異なる色光を照射する複数組の照明系を並列に配設
し、前記各照明系の反射体はその光軸がある一点に交わ
るように集中する反射角に設定したことを特徴とするも
のである。

請求項２に記載の発明の照明装置は、ランプとこのラン
プに光学的に対向して設けられた反射体と、この反射体
の照射開口部に設けられた異なる色のフィルタとを備え
、異なる色光を照射する複数組の照明系を並列に配設し
、前記各照明系のフィルタは外側に位置する照明系のフ
ィルタの光透過率を内側に位置する照明系の同色のフィ
ルタの光透過率よりも低く設定したことを特徴とするも
のである。

（作用） 請求項１に記載の発明の照明装置は、各照明系の反射体
はその光軸がある一点に交わるように集中する反射角に
設定されているため、各照明系から被照射面に照射され
る色光の照射角範囲は、それぞれ反射体によって路間−
面を照射する範囲となり、各照明系の照射範囲が路間−
となり、各照明系の色光が均一に混色され、被照射面の
美麗な演出が容易に得られる。

請求項２に記載の発明の照明装置は、各照明系から被照
射面に照射される同一の色光は外側の照明系のフィルタ
の光透過率が低くなっているため、外側の照明系の色光
が際立つことがなく、照射範囲が路間−になり、各照明
系の色光が均一に混色され、被照射面の美麗な演出が容
易に得られる。

（実施例） 本発明の照明装置を図面第１図について説明する。

１０は照明装置本体で、この本体ＩＯには、ランプ１１
とこのランプ１１に光学的に対向した反射体１２とから
なる複数の照明系１３が各反射体１２の照射開口部１４
を前面に向けて左右方向に一列に並列に配設されている
。そしてこの各照明系１３は前記ランプ１１から照射さ
れる色光または各反射体１２の照射開口部１４に配設さ
れた色フィルタによって異なる色光を被照射面に向かっ
て照射するようになっている。そして、例えば、−側か
ら順次、赤色の色光の照明系１３Ｒ１緑色の色光を照射
する照明系１３Ｇ１青色の色光を照射する照明系１３Ｂ
１さらに同様に赤色の色光の照明系１３Ｒ１緑色の色光
を照射する照明系１３Ｇ、青色の色光を照射する照明系
１３Ｂを配設する。

そしてこの各照明系１３の反射体１２はその光軸がある
一点に交わるように集中する反射角に設定することによ
り、照射角はそれぞれ路間−面を照射する範囲に設定さ
れている。この各反射体１２の照射角をそれぞれ路間−
面を照射する範囲に設定するには、例えば、第２図に示
すように、被照射面の中央部に配設される照明装置では
、反射体１２の放物面の光軸と直交する切断面にて照射
開口部■を有する照明系１３を中央部に配設し、この切
断面の光軸に対する角度を順次外側の照明系１３にした
がって大きくし、左右対称位置の照明系１３の反射体１
２は対称形状とする。したがって、外側の照明系１３か
ら中央の照明系１３の各反射体１２のランプ１１の位置
から反射体１２の照射開口部１４の外側縁までの寸法ａ
、ｂ、ｃは順次長くなり、 ａ＜ｂ＜ｃ の関係になっている。

次にこの実施例の作用を説明する。

各照明系１３から被照射面１５に照射される色光の照射
角範囲は、第３図に示すように、それぞれ反射体１２に
よって路間−面を照射する範囲に設定されているため、
各照明系１３の照射範囲が路間−になり、各照明系１３
の色光が均一に混色される。

したがって、本体１０を所定の位置に設置することによ
り、各照明系１３の反射体１２を調整する必要なく、被
照射面ＩＳの美麗な演出が容易に得られる。

また第４図に示すように、各照明系１３の反射体１２は
その光軸がある一点に交わるように集中する反射角に設
定することにより、各照明系１３の反射体１２は照射角
をそれぞれ路間−面を照射する範囲に設定する構成とし
て、照明系１３の各反射体１２の照射開口部１４の左右
方向の寸法を外側を内側の寸法より長（形成して各寸法
ｄ、ｅ、ｆを、ｄ＞ｅ＞ｆ の関係とする。

この構成でも、各照明系１３から被照射面１５に照射さ
れる色光の照射角範囲は、それぞれ反射体１２によって
路間−面を照射する範囲に設定されて、各照明系１３の
照射範囲が路間−になり、各照明系１３の色光が均一に
混色される。

次に他の実施例の構成を図面第５図および第６図につい
て説明する。

前記実施例では、各照明系１３はランプ１１からの色光
または色フィルタにより所望の色光を照射する構成につ
いて説明したが、この実施例の照明装置は、各照明系１
３は色フィルタ１６によって所定の色光をそれぞれ照射
する構成である。

照明装置本体１０には、前記実施例と同様にランプ１１
と、このランプ１１に光学的に対向した反射体１２と、
この各反射体１２の照射開口部１４に配設された色フィ
ルタ１６からなる複数の照明系１３が各反射体１２の照
射開口部１４を前面に向けて左右方向に一列に並列に配
設されている。この各照明系１３は前記ランプ１１から
照射される光を各反射体１２の照射開口部１４に配設さ
れた色フィルタ１６によって異なる色光に変換して被照
射面に向かって照射するようになっている。そして例え
ば、中央に赤色の色光に変換するフィルタ１６を装着し
た照明系＋３Ｒを配設し、順次、その左右外側にそれぞ
れ青色の色光に変換するフィルタ１６を装着した照明系
１３Ｂを配設し、さらにその左右外側にそれぞれ緑色の
色光に変換するフィルタ１６を装着する照明系１３Ｇを
配設し、またその外側にそれぞれ赤色の色光に変換する
フィルタを装着した照明系１３Ｒを配設する。この各照
明系１３のフィルタ１６は外側に位置する照明系１３の
フィルタ１６の光透過率を内側に位置する照明系１３の
同色のフィルタ１Ｇの光透過率よりも低く設定されてい
る。例えば、両端の照明系１３Ｒの赤色の色光に変換す
るフィルタ１６は、中央の照明系１３Ｒの赤色の色光に
変換するフィルタ１６よりも光透過率が低くなるように
設定されている。

そして、第６図に示すように、照明系１３の反射体１２
の照射開口部１４の両側に位置して複数のフィルタ１６
を重ね合わせて装着できるようにフィルタ１６の保持溝
１７を形成し、この保持溝１７に装着するフィルタ１６
の枚数によって光の透過率を調整することができる。

また、必要に応じて、この各照明系１３の反射体１２は
その光軸がある一点に交わるように集中する反射角に設
定することにより、各照明系１３の反射体１２も照射角
をそれぞれ路間−面を照射する範囲に設定する。

次にこの実施例の作用を説明する。

各照明系１３から被照射面１５に照射される色光は、フ
ィルタ１６によってそれぞれ異なる色光となって被照射
面１５を照射する。そして各照明系１３から被照射面１
５に照射される同一の色光は外側の照明系１３のフィル
タ１もの光透過率が低（なっているため、外側の照明系
１３の色光が際立つことがない。

例えば、中央の赤色の色光を照射する照明系１３Ｒのフ
ィルタ１６より両端の赤色の色光を照射する照明系１３
Ｒのフィルタ１６の光透過率が低く、両端の照明系１３
Ｒの色光の出力が低く、中間の照明系１３Ｒの色光の出
力との差が少なくなり、各照明系１３の色光が均一に混
色され、被照射面の混色照明範囲が拡大されて美麗な演
出される。

また照明系Ｉ３のフィルタ１６の光透過率の調整は、フ
ィルタ１６の濃さを適宜選択することによっても行うこ
とができる。

〔発明の効果〕

請求項１に記載の発明によれば、各照明系の反射体はそ
の光軸がある一点に交わるように集中する反射角に設定
することにより、各照明系から被照射面に照射される色
光の照射角範囲は、それぞれ反射体によって路間−面を
照射する範囲に設定され、各照明系の照射範囲が路間−
になり、各照明系の色光が均一に混色され、容易に被照
射面の美麗な演出が容易に得られるものである。

請求項２に記載の発明によれば、各照明系から被照射面
に照射される同一の色光は外側の照明系のフィルタの光
透過率が低くなっているため、外側の照明系の色光が際
立つことがなく、照射範囲が路間−になり、各照明系の
色光が均一に混色され、容易に被照射面の美麗な演出が
得られるとともに被照射面の混色照明範囲が拡大される
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す照明装置の斜視図、第
２図は同上照明系の反射体の説明図、第３図は同上照明
範囲説明図、第４図は本発明の他の実施例を示す照明装
置の斜視図、第５図は本発明の他の実施例を示す照明装
置の斜視図、第６図は同上−照明系の斜視図、第７図は
従来の装置の照明範囲説明図である。 １１・・ランプ、１２・・反射体、１３・・照明系、１
４・・照射開口部、１５・・被照射面、１６・・フィル
タ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ランプとこのランプに光学的に対向して設けられ
   た反射体とをそれぞれ備え、異なる色光を照射する複数
   組の照明系を並列に配設し、前記各照明系の反射体はそ
   の光軸がある一点に交わるように集中する反射角に設定
   したことを特徴とする照明装置。
2. （２）ランプとこのランプに光学的に対向して設けられ
   た反射体と、この反射体の照射開口部に設けられた異な
   る色のフィルタとを備え、異なる色光を照射する複数組
   の照明系を並列に配設し、前記各照明系のフィルタは外
   側に位置する照明系のフィルタの光透過率を内側に位置
   する照明系の同色のフィルタの光透過率よりも低く設定
   したことを特徴とする照明装置。