JPH0378392B2 - - Google Patents

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JPH0378392B2
JPH0378392B2 JP57019011A JP1901182A JPH0378392B2 JP H0378392 B2 JPH0378392 B2 JP H0378392B2 JP 57019011 A JP57019011 A JP 57019011A JP 1901182 A JP1901182 A JP 1901182A JP H0378392 B2 JPH0378392 B2 JP H0378392B2
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Santai Chaba
Sabo Rayosu
Karausu Jorujii
Gyurai Zuzanna
Kebe Teiboru
Fuekete Jorujii
Rerinchi Chaba
Garamubosu Yanosu
Sadon Bera
Zaieeru Maria
Fuorugachi Rira
Karupatei Egon
Kirarii Arupado
Jenjiberu
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RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
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RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D461/00Heterocyclic compounds containing indolo [3,2,1-d,e] pyrido [3,2,1,j] [1,5]-naphthyridine ring systems, e.g. vincamine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規アポビンカミノール誘導体、な
らびにそれらの製造方法及び該誘導体を含む医薬
製剤に関する。 本発明の一面によれば、一般式() の新規アポビンカミノール誘導体、すなわち、式
(a) のアポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメトキ
シ−ベンゾエート、式(b) の9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
5′−トリメトキシ−ベンゾエート、及び式(
c) の11−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
5′−トリメトキシ−ベンゾエート、ならびにそれ
らの酸付加塩が提供される。 一般式()において、R1及びR2は共に水素
を表わすか、またはR1及びR2の一方が水素を表
わし且つ他方がニトロを表わす。 一般式()の化合物の酸付加塩は無機酸また
は有機酸を用いて形成できる。無機酸を用いて形
成される塩としては塩酸塩、硫酸塩及び燐酸塩
が、そして有機酸を用いて形成される塩としては
酒石酸水素塩、コハク酸塩、クエン酸塩及びアス
コルビン酸塩が特に有用である。 アポビンカミノール及びその酢酸塩が冠動脈に
対する作用を示すことは知られている〔フランス
国特許第2035784号明細書〕。また、アポビンカミ
ノール安息香酸塩が全身性血液拡張作用を有する
こと〔ハンガリー国特許第166476号明細書;
CA82,129279v(1975)〕及び炭素数3〜12のア
ルカンカルボン酸で形成されたアポビンカミノー
ルのエステルが脳血管拡張作用を示すこと〔ハン
ガリー国特許第171662号明細書、対応米国特許第
4108996号明細書及び西ドイツ国特許第2632118号
明細書〕も知られている。 たとえば、アポビンカミノールの公知エステル
は全て向血管性作用を示す。他方、本発明の新規
化合物はホスホジエステラーゼの酵素活性を抑制
し、特に病的細胞増殖を付随して起こる皮膚疾患
の治療及びかかる疾患の再発予防に使用できる。 表皮の病的増殖を付随する疾患は比較的頻繁で
あり、人口の数パーセントに及ぶこれらの疾患は
良性及び悪性の両方の可能性があり、たとえば、
アトピー性乾燥癬状皮膚炎、初期接触性皮膚炎、
アレルギー性接触性皮膚炎、基底細胞癌及び有棘
細胞癌、魚鱗癬、前癌性過角化症、光線性角化
症、痙瘡及び脂漏性皮膚炎である。ヒトにおいて
しか発生しない疾患もあるし、ヒト及び動物の両
方に発生する疾患もある。 病的細胞増殖(たとえば、乾癬)を附随する皮
膚疾患のいくつかは動物には起こらないので、本
発明に係る化合物の乾癬に対する活性は、動物実
験においては間接的にしか予想され得ない。 ブーアヒーズ(Voorhees)ら〔Arch.Derm.
104,359−365,(1971)〕は、病的細胞殖には環
状アデノシンモノホスフエート(c−AMP)レ
ベルの減少が伴うことを見い出した。周知の通
り、c−AMPはアデニルサイクラーゼの作用下
に形成され、そしてホスホジエスラーゼによつて
分解される。ブーアヒーズは、アデニルサイクラ
ーゼの機能を刺激する薬剤(たとえば、ノルエピ
ネフイリン)またはホスホジエステラーゼの機能
を抑制する薬剤(たとえば、パパベリン)によつ
て乾癬を感化することに成功した。 我々のモデル試験を計画するに際して、我々は
ブーアの供述が相反することにも関連するという
仮定から出発した。従つて、ある化合物がホスホ
ジエステラーゼの機能を抑制することが証明され
得るならば、このことから該化合物が病的細胞増
殖を付随して起こる皮膚疾患の治療に適当である
ことが間接的に予想される。 この仮定は、間違いないことがわかつた:すな
わち、試験管内試験においてホスホジエステラー
ゼ抑制活性を示す化合物は、臨床実験においても
乾癬の治療に有効であることが判明した。 我々のモデル試験は動物体組織(ラツト脳、ウ
シ脳、ウシ心臓)から単離したホスホジエステラ
ーゼを用いて実施する。酵素はJ.シユレダー
(Schro¨der)及びH.V.リツヒエンベルク
(Richen−berg)〔Biochem.Biophys.Acta 302
50(1973)〕の方法に従つて単離し、単離したホス
ホジエステラーゼはJ.G.ハードマン(Hafdman)
及びE.W.サザーランド(Sutherland)〔J.Biol.
Chem.240,3704(1965)〕の方法によつて精製し、
そして最後に精製された酵素の活性を、G.ペツ
ヘ(Po¨ch)の放射性同位体法に従つて過剰量の
トリチウム添加c−AMP(c−AMP基質10.1ミ
リモル、これからの3H−c−AMPは2.59K Bq)
の存在下、最初は抑制剤を含まないインキユベー
シヨン系中で、次いで20分のインキユベーシヨン
期間後に抑制剤としてのアポビンカミノール−
3′,4′,5′−トリメトキシ−ベンゾエート誘導体
の存在下で測定する〔N.S.Arch.Pharmacol.268
272(1979)〕。試験化合物から1mMの原液を調製
し、そしてインキユベートした酵素調製試料にこ
の原液によつて種々の量の試験化合物を加えて、
インキユベートしたサンプル中の試験化合物の濃
度が、各々、5×10-7,1×10-6,5×10-6,1
×10-5,5×10-5及び10-4モル/になるように
する。比較に用いる化合物(パパベリン)の水溶
液を、同様にして調製した酵素に加える。 対照(抑制剤を含まない酵素溶液)の活性を
100%とし、一般式()の化合物を含む溶液及
びパパベリンを含む溶液の活性を対照に対する百
分率として表わす。ラツト脳から単離した酵素に
ついて測定した結果を次の第1表に要約する。 【表】 ウシ脳及びウシ心臓から単離した酵素について
も同様な測定を行なつた。この得られた結果を用
いて、酵素活性を酵素抑制剤濃度(μmoleで表わ
す)の対数に対してプロツトする。酵素活性を50
%減少させる酵素抑制剤の濃度(50)を曲線か
ら読み取る。得られた結果を次の第2表に要約す
る。 【表】 前記第2表から明白なように、ウシ心臓及びラ
ツト脳から単離した酵素に対して、本発明の新規
化合物は対照化合物として使用したパパベリンよ
りも各々、33〜50倍及び活性が高い。 第1次臨床試験を活性成分を含む局部投与用製
剤(軟膏剤、クリーム、溶液、チンキ剤、泥膏
剤、エアロゾール剤)を用いて実施した。(−)−
9−ニトロ−もしくは(−)−11−ニトロ−アポ
ビンカノール−3′,4′,5′−トリメトキシ−ベン
ゾエートを2%,1%,0.5%,0.25%及び0.1%
含むクリームを用いた。 乾癬にかかつている患者を処置した。選択に際
してさらに重要なことは、患者には同時に基礎疾
患の全身的処置(たとえば、免疫抑制性、細胞増
殖抑制性もしくはグリココルチコイド処理)を施
さなかつたことである。 各々患者5人からなる群を、いわゆる斑点法
(plaque method)によつて試験した。対称的な
皮膚病変の一方を活性成分を含むクリームで処置
し、そして他方を偽薬で処置した。患者の他の乾
癬皮膚表面を他の局所的方法で処置した−さら
に、対照物質として、乾癬の治療に常用される、
フルメタゾンピバレート(flumethasone
pivalate)及びサリチル酸を含む軟膏剤を用い
た。 試験は活性成分を高濃度含むクリームを用いて
開始し、別の患者には活性成分を最低濃度で含む
がまだ活性を有するクリームで処置した。処置は
2週間、1日に2回、包帯を開いた状態で行なつ
た。 作用は、3種の異なる症状−炎症、浸潤及び剥
離(落層)を観察することによつて評価した。症
状の強度は次の尺度0〜3によつて表わした。 0=症状を示さず 1=中程度の症状 2=強度の症状 3=極めて強度の症状 症状の評価は、()処置の前、()7日間の
処置後及び()14日間の処置後に行なつた。次
の第3表に、平均点数(総点数を患者数で除した
もの)を示した。活性成分を2%含むクリームを
用いた。 【表】 本発明のさらに別の一面によれば、アポビンカ
ミノールもしくはその酸付加塩を3,4,5−ト
リメトキシ−安息香酸もしくはアシル化可能なそ
の反応性誘導体と反応せしめ、そして式(a)
の化合物を単離するかまたはその医薬として許容
され得る酸付加塩に変換し、または所望ならば式
(a)の化合物をニトロ化しそして得られた式
(b)の化合物と式(c)の化合物との混合
物を個個の化合物に分離し、そして所望ならば得
られた式(b)もしくは(c)の化合物を医
薬として許容され得る酸付加塩に変換することを
含んでなる、一般式()〔式中、R1及びR2が共
に水素を表わすか、またはR1及びR2の一方が水
素で且つ他方がニトロである〕の新規化合物の製
造方法が提供される。 本発明の方法は好ましくは有機溶媒、特に塩素
化炭化水素または脂肪族ケトンもしくはピリジン
の存在下、特に塩化メチレン、クロロホルムもし
くはアセトン中で実施する。アシル化剤として
3,4,5−トリメトキシベンゾイルハライドを
用いる場合には反応は等モル量または小過剰量の
酸結合剤の存在下で実施する。このために、たと
えば、炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリまたは有
機アミンを用いることができる。アシル化剤とし
て3,4,5−トリメトキシ−安息香酸を用いる
場合には、反応は触媒量の酸(好ましくは、塩酸
もしくは硫酸)またはカルボキシ基の活性剤及
び/または脱水剤の存在下で実施する。カルボキ
シル基は、ハロゲン化フエノール、好ましくはペ
ンタクロロフエノールによつて活性化することが
できる。脱水剤としては、たとえば、N,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミドを使用できる。
アシル化は−20℃乃至反応混合物の沸点の温度に
おいて好ましくは20〜60℃において実施できる。 式(a)の化合物は抽出及び/または蒸発に
よつて反応混合物から単離できる。 こうして得られた生成物は医薬として許容され
得る酸付加塩に変換できる。塩形成は無機酸もし
くは有機酸(たとえば、塩酸、硫酸もしくは燐酸
または酒石酸、コハク酸、クエン酸もしくはアス
コルビン酸)を用いて実施できる。この塩形成は
それ自体公知の方法で実施する。これは好ましく
は、酸のエチルエーテルもしくはアセトン中溶液
を塩基の溶液に添加することによつて実施でき
る。塩形成はHz3〜6で行なう。 こうして得られた式(a)の化合物は所望な
らばニトロ化し得る。ニトロ化は好ましくは濃硝
酸を用いて実施できる。反応は好ましくは媒体と
しての氷酢酸中で実施する。ニトロ化は冷却しな
がら約0℃において実施するのが好ましい。反応
終了後、過剰量の酸を中和し、そして得られた式
(b)の化合物と式(c)の化合物との混合
物を抽出及び/または蒸発によつて反応混合物か
ら単離する。 こうして得られた異性体混合物は個々の異性体
に分離できる。異性体の分離は好ましくはクロマ
トグラフイーによつて実施できる。 式(b)及び(c)の化合物は所望なら
ば、式(a)の化合物の酸付加塩の製造に関連
して述べた方法で、その医薬として許容され得る
酸付加塩に変換できる。 本発明の別の一面によれば、式()の化合物
もしくはその医薬として許容され得る酸付加塩な
らびに場合によつてはさらに別の治療活性化合物
を活性成分とし、これに常用の医薬担体及び/ま
たは稀釈剤を配合してなる、ホスホジエステラー
ゼ抑制作用を有し且つ病的細胞増殖を付随する皮
膚疾患の治療及び再発予防に主に有用な医薬製剤
が提供される。 CFLP−マウスを用い本発明の化合物を腹腔内
又は経口投与した場合、いずれも次の急性毒性
(LD50)が得られた。化合物 LD50 a >1200mg/Kg体重b >960mg/Kg体重c >880mg/Kg体重 本発明に係る医薬製剤は活性成分を好ましくは
0.1〜8.0%、特に0.2〜2.0含む。この製剤は場合
によつてはさらに別の治療活性を有する医薬、た
とえば、抗生物質類、細胞増殖抑制剤、プロスタ
グランジン類、ジトラノール(ditranol)、サリ
チル酸、木タール、抗炎症剤、免疫抑制剤、グル
ココルチコイド及び−非経口投与に適当な製剤の
場合には−局所麻酔剤を含むことができる。グル
ココルチコイドとしては好ましくはトリアムシノ
ロン−アセトニドを使用できる。活性成分は好ま
しくは局所投与用製剤、たとえば、クリーム、軟
膏剤、溶液、ゼリー(gele′es)、エアロゾール
剤、エアロゾールフオーム、粘着性硬膏剤等の形
にすることができる。 活性成分は好ましくは塩基の形で使用でき、酸
付加塩もまた適用できる。 活性成分は、洗い落すことのできるクリーム中
に混合するのが好ましい。 クリームは、活性成分をアルコール型の溶媒中
に、好ましくはプロピレングリコールもしくはエ
チレングリコールまたは少量の水とそれらとの混
合物中に溶解せしめ、そして得られた溶液を皮膚
適合性の易延展性脂肪相と混合することによつて
調製できる。 前記脂肪相はセチルアルコール、ステアリルア
ルコール、セトステアリルアルコール、パラフイ
ン油、グリセリンステアレート等を含むことがで
きる。 クリームはまた、乳化剤、好ましくはポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエートもしくはモ
ノステアレート及び保存剤、たとえば、安息香酸
誘導体、好ましくはメチル−p−ヒドロキシベン
ゾエートを含むことができる。 クリームは好ましくは、活性成分0.25〜2.0%、
グリコール45〜50%、パラフイン油23〜27%、ス
テアリルアルコール11〜15%及び場合によつては
100%以下の別の助剤を含むことができる。 活性成分はまた、活性成分を直接脂肪相に添加
することによつて水で洗い落せる軟膏剤の形に製
剤化することもできる。 活性成分はまた溶液またはチンキ剤の製剤化す
ることもでき、溶液またはチンキ剤はたとえば、
プロピレングリコールもしくはジプロピレングリ
コール20〜40%,96%エタノール40〜55%及び蒸
留水100%以下を含むことができる。 エアロゾール剤は、活性成分のプロピレングリ
コール中溶液に脂肪物質、たとえば、イソプロピ
ルミリステート及び抛射薬(たとえば、フレオ
ン)を添加することによつて調製できる。 非経口投与に注射用溶液、好ましくは皮下もし
くは皮内投与可能な注射用溶液は、活性成分の塩
を0.72%塩化ナトリウム水溶液に溶解せしめそし
て溶液のPHを5に調整することによつて調製でき
る。 本発明に係る医薬業界において公知の方法で調
製できる。これらは、活性成分及び場合によつて
はさらに治療活性を有する化合物を適当な不活性
で無毒性の公知医薬担体及び/または添加剤と混
合しそしてこうして得られた混合物を医薬として
適当な剤型に仕上げることによつて製造できる。 本発明をさらに以下の実施例について説明する
が、これらは本発明を何ら限定するものではな
い。 実施例 1 (−)−アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリ
メトキシ−ベンゾエートの製造 (−)−アポビンカミノール3.10g(10.1ミリ
モル)を無水ジクロロメタン60ml中に溶解せし
め、次いで、無水炭酸ナトリウム3.10g及び3,
4,5−トリメトキシ−ベンゾイルクロリド2.50
g(10.9ミリモル)を加え、そして反応混合物を
室温で24時間撹拌する。反応混合物を水100mlで
稀釈し、有機相を分離し、そして水層をジクロロ
メタン各20mlで2回抽出する。合したジクロロメ
タン相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、過し、
そして液を減圧蒸発せしめる。その結果、目的
化合物4.50g(収率:89.1%)を得る。 分子式:C30H34N2O5。 分子量:502.61。 IRスペクトル(フイルム):νnax1725cm-1(−C=
O);1620cm-1(=C=C=)。 NMRスペクトル(ジユウテロクロロホルム):
δ:1.01(t,3H,CH 3CH2−);δ:3.72(s,
6H,2×−OCH3);δ:3.85(s,3H,−
OCH3);δ:4.25(s,1H,アニレーシヨ
ン);δ:5.29(s,1H,−CH=);δ:5.4(m,
2H,−OCH2);δ:7.0−7.8(m,6H,芳香
族)。 質量スペクトル(m/e):502(53),432(100),
290(17),261(41),220(19),216(23),212
(18),195(35)。 〔α〕25 D=−22.0゜(c=0.7,ジクロロメタン中)。 実施例 2 (−)−アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリ
メトキシ−ベンゾエート酒石酸水素塩の製造 実施例1に従つて製造した化合物をジエチルエ
ーテル中に溶解せしめる。酒石酸水素塩が完全に
析出するまで、この溶液にD−酒石酸のジエチル
エーテル中飽和溶液を加える。塩を別し、そし
て乾燥する。 融点:120〜121℃。 IRスペクトル(KBr):νnax1730cm-1(−C=
O);1640−1665cm-1(=C=C=)。 〔α〕25 D=−8.5゜(c=1,ピリジン中)。分子量:
652.7゜ 実施例 3 (−)−9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,
4′,5′−トリメトキシ−ベンゾエート及び
(−)−11−ニトロ−アポビンカミノール−3′,
4′,5′−トリメトキシ−ベンゾエートの製造 (−)−アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリ
メトキシ−ベンゾエート5gを氷酢酸50ml中に溶
解せしめる。得られた溶液に氷酢酸20mlと濃硝酸
(d=1.52)10mlとの混合物を0℃において撹拌
しながら加える。反応混合物を氷冷水350ml中に
注入し、そして25%水酸化アンモニウム水溶液の
添加によつてPHを9に調整する。アルカリ溶液を
まずジクロロメタン250mlで、次いで、ジクロロ
メタン各200mlで2回抽出する。合した有機溶液
を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、過しそして
液を減圧下で蒸発乾固する。 こうして得られた異性体混合物をクロマトグラ
フイーにより、吸着剤としてキーゼルゲル(Kie
−selgel)60をそして展開剤としてベンゼンとア
セトンとの10:2混合物を用いて個々の異性体に
分離する。これらの条件下で、9−ニトロ化合物
のRf値は11−ニトロ誘導体Rf値よりも大きい。
こうして、9−ニトロ化合物1.7g及び11−ニト
ロ誘導体1.8gを得る。 (−)−9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,
4′,5′−トリメトキシ−ベンゾエートの物理定
数は次の通りである: 融点:77−78℃。〔α〕D=−78.5゜(c=1,クロロ
ホルム中)。 1H−NMR(CDCl3):δ:3.8(s,6H,2×
CH3O−):δ:3.91(s,3H,1×CH3O
−);δ:7.3(d,1H,H12);δ:7.96(d,
1H,H11)δ:8.1(d,1H,H10)。 (−)−11−ニトロ−アポビンカミノール−3′,
4′,5′−トリメトキシ−ベンゾエートの物理定
数は次の通りである: 融点:72−73℃。〔α〕D=134.3゜(c=1,クロロ
ホルム中)。 1H−NMR(CDCl3):δ:3.8(s,6H,2×
CH3O−);δ:3.9(s,3H,1×CH3O−);
δ:7.56(d,1H,H9);δ:8.1(d,1H,
H10);δ:8.9(d,1H,H12)。 実施例 4 9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
5′−トリメトキシ−ベンゾエートヒドロクロリ
ド及び11−ニトロ−アポビンカミノール−3′,
4′,5′−トリメトキシ−ベンゾエートヒドロク
ロリドの製造 実施例3に従つて製造した9−ニトロ−もしく
は11−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
5′−トリメトキシベンゾエートをメタノール中に
溶解せしめ、そして塩化水素のメタノール中溶液
を添加することによつて溶液のPHを調整する。形
成した塩酸塩をジエチルエーテルの添加によつて
析出せしめる。塩を別し、洗浄し、そして乾燥
する。9−ニトロ誘導体の塩酸塩の融点は144〜
150℃であり、11−ニトロ誘導体の塩酸塩の融点
は141〜144℃である。 実施例 5 次の組成のクリームを調製した: アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメトキ
シ−ベンゾエート 2g プロピレングリコール 50g パラフイン油 26g ポリエチレングリコール 5g ステアリルアルコール 15g グリセロールモノステアレート 2g 活性成分を水浴(浴温50℃以下)上でプロピレ
ングリコールに溶解せしめる。他の成分を融解す
るまで加熱し、次いで、絶えず撹拌しながら40〜
45℃に冷却する。溶融液に活性成分の溶液を撹拌
しながら加え、そしてこうして得られたクリーム
を撹拌しながら冷却する。 同様にして、活性成分を各々0.25%,0.5%,
1.0%及び1.5%含むクリームを調製する。 活性成分として9−ニトロ−もしくは11−ニト
ロ−アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメト
キシ−ベンゾエートも同様に使用できる。 実施例 6 次に組成のクリームを調製した: 9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
5′−トリメトキシ−ベンゾエート 2g トリアムシノロンアセトニド 0.1g グリセロールモノステアレート 3.0g ポリエチレングリコール400 5.0g ステアリルアルコール 13.0g パラフイン油 24.9g プロピレングリコール 53.0g 2種の活性成分をプロピレングリコール中に溶
解せしめる以外は実施例5と同様な方法でクリー
ムを調製した。活性成分として11−ニトロ誘導体
またはアポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメ
トキシ−ベンゾエートを使用することもできる。 実施例 7 次の組成のチンキ剤溶液を調製した: 9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
5′−トリメトキシ−ベンゾエート 1g プロピレングリコール 30g 96%メタノール 69g 活性成分として11−ニトロ誘導体を用いて前記
方法を実施することもできる。 実施例 8 次の組成のチンキ剤溶液を調製する: アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメトキ
シ−ベンゾエート酒石酸水素塩 1% プロピレングリコール 30% 96%エタノール 47% 蒸留水 22% 実施例 9 次の組成のエアロゾール剤を調製する: アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメトキ
シ−ベンゾエート酒石酸水素塩 0.5% プロピレングリコール 30% イソプロピルミリステート 4.5% フレオン 65% 活性成分として9−ニトロ−もしくは11−ニト
ロ誘導体も使用できる。 実施例 10 次の組成のエアロゾールフオームを調製する: アポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメトキ
シ−ベンゾエート酒石酸水素塩 2% セトステアリルアルコール 1% ベンジルアルコール 2% ポリオキシエチレン−ソルビタン−モノステア
レート 15% 96%エタノール 30% 蒸留水 30% フレオン 20%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式()の化合物及びそれらの医薬とし
    て許容され得る酸付加塩: 〔式中、R1及びR2は共に水素であるか、また
    はR1及びR2の一方が水素を表わし且つ他方がニ
    トロを表わす〕。 2 式(a): のアポビンカミノール−3′,4′,5′−トリメトキ
    シ−ベンゾエート及びその医薬として許容され得
    る酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 3 式(b): の9−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
    5′−トリメトキシ−ベンゾエート及びその医薬と
    して許容され得る酸付加塩である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 4 式(c): の11−ニトロ−アポビンカミノール−3′,4′,
    5′−トリメトキシ−ベンゾエート及びその医薬と
    して許容され得る酸付加塩である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 5 一般式(): 〔式中、R1及びR2は共に水素であるか、また
    はR1及びR2の一方が水素を表わし且つ他方がニ
    トロを表わす〕 の化合物及びそれらの医薬として許容され得る酸
    付加塩の製造方法であつて、 アポビンカミノールもしくはその酸付加塩を
    3,4,5−トリメトキシ−安息香酸もしくはア
    シル化可能なその反応性誘導体と反応せしめ、そ
    して 式(a): の化合物を単離するかまたはこれをその医薬とし
    て許容され得る酸付加塩に変換し、または 所望ならばさらに、式(a)の化合物をニト
    ロ化し、そして得られた式(b)及び式(
    c): の化合物の混合物を個々の化合物に分離し、そし
    て所望ならばさらに、得られた式(b)もしく
    は(c)の化合物をその医薬として許容され得
    る酸付加塩に変換する ことを含んでなる製造方法。 6 アシル化剤として3,4,5−トリメトキシ
    −ベンゾイルクロリドを用いる特許請求の範囲第
    5項記載の製造方法。 7 有機溶媒の存在下で前記アシル化を実施する
    特許請求の範囲第5項または第6項記載の製造方
    法。 8 氷酢酸の存在下で前記ニトロ化を実施する特
    許請求の範囲第5項記載の製造方法。 9 前記ニトロ化を約0℃の温度で実施する特許
    請求の範囲第5項または第8項記載の製造方法。 10 一般式(): 〔式中、R1及びR2は共に水素であるか、また
    はR1及びR2の一方が水素を表わし且つ他方がニ
    トロを表わす〕 の化合物またはそれらの医薬として許容され得る
    酸付加塩を活性成分とし、場合によつてはさらに
    他の治療活性のある化合物を含み、適当な不活性
    で無毒性の医薬担体及び/または助剤をこれに配
    合してなる、病的細胞増殖を付随する疾患の治療
    及び再発予防用医薬製剤。 11 乾癬の治療及び再発予防に用いる特許請求
    の範囲第10項記載の医薬製剤。 12 一般式()の化合物を0.1〜8.0%含む特
    許請求の範囲第10項または第11項記載の医薬
    製剤。 13 一般式()の化合物を0.2〜2.0%含む特
    許請求の範囲第12項記載の医薬製剤。 14 クリーム、軟膏剤、溶液、エアロゾール
    剤、エアロゾールフオームまたは皮下もしくは皮
    内投与に適当な注射剤の形態である特許請求の範
    囲第10項から第13項までのいずれかに記載の
    医薬製剤。
JP57019011A 1981-02-11 1982-02-10 Apovincaminol derivative, manufacture and medicinal drug containing same Granted JPS57150684A (en)

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HU192013B (en) * 1984-04-25 1987-04-28 Richter Gedeon Vegyeszet Process for production of new aporincavinol esther derivatives

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HU170888B (hu) 1975-06-10 1977-09-28 Richter Gedeon Vegyeszet Sposob poluchenija novykh, opticheski aktivnykh proizvodnykh eburnameninov
IL60613A (en) 1979-08-16 1983-12-30 Richter Gedeon Vegyeszet Dermatological compositions applicable directly to the skin comprising an eburnamenine derivative and process for their preparation

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HU183324B (en) 1984-04-28
PT74401A (en) 1982-03-01
PT74401B (en) 1983-07-07
US4424224A (en) 1984-01-03
JPS57150684A (en) 1982-09-17
BE891991A (fr) 1982-08-02

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