JPH0378186B2 - - Google Patents

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JPH0378186B2
JPH0378186B2 JP58171259A JP17125983A JPH0378186B2 JP H0378186 B2 JPH0378186 B2 JP H0378186B2 JP 58171259 A JP58171259 A JP 58171259A JP 17125983 A JP17125983 A JP 17125983A JP H0378186 B2 JPH0378186 B2 JP H0378186B2
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Moritoshi Nagasaka
Koichi Shioda
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Publication of JPH0378186B2 publication Critical patent/JPH0378186B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/06Arrangements or circuits for starting the arc, e.g. by generating ignition voltage, or for stabilising the arc

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、出力電流の調整を遠隔操作により行
うことができる交流アーク溶接機に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来のこの種の溶接機は、第1図に示すよう
に、可動鉄心Cと入力巻線W1と出力巻線W2と
を有する溶接変圧器Tと、溶接変圧器Tの可動鉄
心CをモータMにより移動させる機構とを備え、
出力増大指令を発するスイツチSW1及び出力減
少指令を発するスイツチSW2を介してモータM
にそれぞれ正電圧+V及び負電圧−Vを印加し
て、該モータを正回転または逆回転させることに
より出力電流の調整を行うようにしていた。また
この従来の溶接機においてはモータMにより電流
指示装置Aの指針を駆動して、該電流指示装置に
より出力電流の設定値を表事させるようにしてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の溶接機では、モータの回転を可動鉄
心に伝達する機構が複雑になり、機械部分への注
油や清掃等の保守が非常に面倒になるという問題
があつた。
また溶接変圧器の可動鉄心は重量が大きいた
め、上記の構成では可動鉄心を駆動するモータと
して大形のものを必要とするだけでなく、該モー
タの回転を可動鉄心に伝達する機構の歯車等が大
形になり、装置が大形かつ高価になるのを避けら
れなかつた。
更に上記のようにモータの回転により溶接変圧
器の可動鉄心を移動させるようにした場合には、
応答時間が長くなるため、増減指令を出してから
出力電流が定まるまでに時間がかかるという問題
があつた。
また上記のように構成した場合には、可動鉄心
の重量が大きいためモータの回転を可動鉄心に伝
達する機構等の摩耗が激しく、寿命短くなるとい
う欠点があつた。
更に上記の溶接機では、モータの回転により電
流指示装置を駆動して出力電流の設定値を機械的
に表示させるようにしているが、該モータの機械
的変位を正確に電流値に換算することは困難であ
るため、実際の電流値と設定値との誤差が大きく
なるのを避けられなかつた。
尚特開昭58−68476号に示されているように、
押ボタンスイツチを押す回数により出力の増加指
令、出力の減少指令、出力の増減停止指令及び溶
接開始指令を与えるようにしたものが提案されて
いる。
しかしながらこの既提案の装置では下記のよう
な問題があつた。
(1) 溶接の開始時に予め約束された複雑な押ボタ
ン操作を必要とするため、誤操作を行うおそれ
がある。
(2) 押ボタンスイツチを操作する回数により増減
指令及び増減停止指令を与えるため、押ボタン
を正しい回転操作したとしても、ボタンの押し
方によつては、正確に増減指令または増減停止
指令が与えられないおそれがある。そのため、
溶接作業者の意思に反した設定動作が行われる
おそれがある。
(3) 設定値を確認する手段が設けられていないた
め、溶接作業者が出力を増加させる操作を行つ
たのか、出力を減少させる操作を行つたのかを
確認することができない。
(4) 出力の増加量及び減少量はそれぞれ出力の増
加及び減少を指令する押ボタン操作を行つてか
ら、出力の増減を停止させることを指令する押
ボタン操作を行うまでの時間により決まり、し
かも出力の増加量及び減少量を確認するための
手段を持たないため、実際にどれだけ出力が増
加または減少したのか確認することができな
い。
仮に作業者が熟練して出力を増減させる時間
を正確に認識することができるようになつたと
しても、それによつて変化した出力量は指令を
出す直前の出力値からの増加または減少量であ
るので、実際の出力がどの程度であるかは知る
ことができない。
(5) 上記(3)及び(4)の問題があるため、溶接作業者
は適当と思われる時間だけ出力を増減させる操
作を行つてから実際に溶接を行つて見て、その
結果から設定値の適否を判断する必要があり、
判断した結果、溶接結果が適当でないと思われ
る場合には、再度出力の設定操作を行うという
試行錯誤を繰り返す必要がある。従つて溶接結
果は作業者の熟練度により左右されることにな
る。
(6) 出力の設定値を確認できないため、設計段階
で溶接条件を指定することができず、溶接品質
の管理を行うことができない。
本発明の目的は、出力電流の設定を電子的に行
うことにより、出力の設定を機械的に行つていた
従来の装置が有する問題点を解決するとともに、
誤動作のおそれをなくし、かつ設定した出力電流
値の確認を確実に行うことができるようにして、
熟練を要することなく常に良好な溶接結果を得る
ことができるようにした交流アーク溶接機を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明においては、出力電流値の増加または減
少を指令する増減指令信号を出力する出力増減指
令発生手段と、パルス発振器と、このパルス発振
器の出力をカウント入力とし、出力増減指令信号
に応じてカウントを増減するアツプダウンカウン
タと、アツプダウンカウンタの出力をアナログ量
に変換して設定信号として出力するデジタル/ア
ナログ変換器と、該設定信号を入力として電子的
制御素子により出力電流値を設定値に制御する出
力電流制御回路と、アツプダウンカウンタの出力
側またはデジタル/アナログ変換器の出力側に接
続されて出力電流の設定値を表示する設定電流値
指示計とを設けた。
[作用] 上記のように構成すると、交流アーク溶接機の
出力電流値の設定を電子回路により行うので、複
雑な機構を用いる必要がなく、信頼性を高めるこ
とができる。
また上記のように構成すると、機械的な部分が
ないので、電流設定部を小形かつ安価に構成する
ことができるだけでなく、面倒な保守を省略する
ことができる。
更に上記のように、出力電流を設定するアツプ
ダウンカウンタまたはデジタル/アナログ変換器
の出力側に設定電流値指示計を接続して設定値を
表示させる構成にすると、設定値と実際の出力電
流値とを良く一致させることができる。
また上記のように、出力電流の制御を電子的に
行うと、出力電流の設定の応答性を従来より大幅
に向上させることができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
第2図は本発明の一実施例を示したもので、同
図において1は電子的制御素子により出力電流値
を制御する公知の出力制御部である。この出力制
御部1は、溶接変圧器と、該溶接変圧器の1次側
もしくは2次側に設けられたサイリスタ等の位相
制御手段又はトランジスタ等のアナログ制御手段
もしくはスイツチング制御手段とにより構成され
ている。この出力制御部1は入力端子1a,1
a′と出力端子1b,1b′とを備えている。
2は出力制御部1の出力ラインに設けられた出
力電流検出部3から得られる出力電流検出信号
(電圧信号)Viと後記する電流設定部から得られ
る設定信号Vsとを入力として出力電流の設定値
と実際の出力電流との偏差に相応する誤差信号e
を出力する誤差増幅器で、この誤差増幅器2の出
力が出力制御部1の制御入力端子1Aに与えられ
ている。出力制御部1及び誤差増幅器2及び出力
電流検出部3により出力電流出制御回路4が構成
されており、出力制御部1は上記誤差信号eを零
にするように出力電流を制御して該出力電流値を
設定値に一致させる。
5は出力増減指令信号を出力する出力増減指令
発生手段で、この出力増減指令発生手段5が出力
する出力増減指令信号は、出力電流値を増加させ
ることを指令する出力増加指令信号と、出力電流
値を減少させることを指令する出力減少指令信号
とからなつている。この例では、この出力増減指
令発生手段5が、押ボタンスイツチからなる出力
増加指令スイツチ6と出力減少指令スイツチ7と
からなつている。指令スイツチ6及び7の一端は
共通に接続され、指令スイツチ6の他端と零電位
部Gとの間及び指令スイツチ7の他端と零電位部
Gとの間にそれぞれ直流正電圧+E及び直流負電
圧−Eが印加されている。
電流設定部8は出力増減指令発生手段5の指令
スイツチ6及び7の共通接続点から出力される出
力増減指令信号を入力として、入力された増減指
令信号が出力増加指令信号であるか、出力減少指
令信号であるかを検出する増減信号検出器9と、
一定の周波数のパルスを発生するパルス発振器1
0と、パルス発振器の出力パルスをカウント入力
として計数するアツプダウンカウンタ11と、ア
ツプダウンカウンタ11の出力をアナログ量に変
換するデジタル/アナログ変換器(以下D/A変
換器という。)12とからなつており、アツプダ
ウンカウンタ11は、増減指令信号が出力増加指
令信号である場合にはカウント数を増加させ、増
減指令信号が出力減少指令信号である場合には、
カウント数を減少させる。D/A変換器12から
得られる設定信号(電圧信号)Vsは誤差増幅器
2に入力されている。
増減信号検出器9は発振器制御信号出力端子9
a及びカウンタ制御信号出力端子9bを有してい
て、出力端子9aは、出力増加指令信号V1(=
+E)または出力減少指令信号V2(=−E)の
いずれかが与えられているときにLレベル(論理
状態が「0」)になり、出力増加指令信号及び出
力減少指令信号のいずれもが与えられていないと
きにHレベル(論理状態が「1」)になる。また
出力端子9bは出力増加指令信号V1が与えられ
たときにHレベルになり、出力減少指令信号V2
が与えられたときにLレベル(論理状態が0)に
なる。発振器10は増減信号検出器9からLレベ
ルの信号が与えられている間発振して一定の周波
数のパルスを発生し、増減信号検出器9からHレ
ベルの信号が与えられているときには発振を停止
している。またアツプダウンカウンタ11は、増
減信号検出器9からHレベルの信号が与えられた
時にアツプカウントを行い、増減信号検出器9か
らLレベルの信号が与えられた時にダウンカウン
トを行う。
D/A変換器12の出力側には上記設定値を表
示する設定電流値指示計13が接続されている。
この場合指示計13としては電流目盛を設けて電
流値を表示するように較正した電圧計を用いる。
なお上記のようにD/A変換器12の出力側に指
示計を接続する代りに、図に破線で示したように
アツプダウンカウンタ11の出力側に、該カウン
タの出力を入力として出力電流の設定値をデジタ
ル表示するデジタル式の指示計を接続するように
してもよい。
上記実施例において、溶接作業者は設定すべき
出力電流値になるように出力増加指令スイツチ6
または出力減少指令スイツチ7を操作する。今出
力電流を増加させるため、出力増加指令スイツチ
6が閉じられたとすると、該スイツチ6が閉じて
いる間だけ増減信号検出器9の発振器制御信号出
力端子9aがLレベルになり、カウンタ制御信号
出力端子9bがHレベルになる。このとき発振器
10が発振してパルスを発生し、アツプダウンカ
ウンタ11はアツプカウントを行つて、その計数
値を増大させていく。アツプダウンカウンタ11
の出力はD/A変換器12によりアナログ量に変
換され、該アナログ量が設定信号Vsとして誤差
増幅器2に入力される。指令スイツチ6が開かれ
ると、発振器制御信号出力端子9aがHレベルに
なり、発振器10が発振を停止する。従つてカウ
ンタ11の出力は指令スイツチ6が開かれる寸前
の計数値に保持され、これにより出力電流の設定
値は作業者が設定した所定の値に保持される。ま
た出力電流を減少させるため、出力減少指令スイ
ツチ7が閉じられたとすると、増減指令検出器9
の発振器制御信号出力端子9aがLレベルにな
り、カウンタ制御信号出力端子9bがLレベルに
なる。このとき発振器10が発振してパルスを発
生し、カウンタ11がダウンカウントを行つてそ
の計数値を減少させていくため、D/A変換器1
2が出力する設定信号Vsが減少する。指令スイ
ツチ7が開かれると発振器10が発振を停止し、
カウンタ11はその計数値をスイツチ7が開かれ
る寸前の値に保持する。従つて出力電流の設定値
は作業者が設定した所定の値に保持される。
上記実施例においては、出力増減指令発生手段
5として押ボタンスイツチからなる指令スイツチ
4及び7を用いたが、この出力増減指令発生手段
は出力電流の増減を指令する信号を発生すること
ができるものであればよい。例えば、公知の接触
子を用いて増減指令を与えるようにすることもで
きる。
第3図は接触子を用いて増減指令を与えるよう
にした実施例を示したもので、同図において第2
図の各部と同等な部分には同一の符号を付してあ
る。第3図において、20は公知の接触子で、こ
の接触子はダイオード21と抵抗22との直列回
路を絶縁棒23の内部に収納したものからなり、
絶縁棒23の両端にはダイオード21と抵抗22
との直列回路の両端につながる電極24及び25
が設けられている。26は出力制御部1の入出力
間に跨がつて接続された補助変圧器で、接触開始
前はこの補助変圧器により溶接機の出力回路に電
圧が印加されている。第3図において接触子20
の電極24及び25をそれぞれ溶接機の出力端子
1b及び1b′に接触させると、補助変圧器26か
ら接触子20を通して図示の実線矢印方向の電流
iが出力回路に流れる。また接触子20の向きを
逆にして電極24及び25をそれぞれ出力端子1
b′及び1b′に接触させると補助変圧器26から接
触子20を通して図示の破線矢印方向の電流iが
出力回路に流れる。このように、溶接機の出力端
に接触させる接触子20の向きを異ならせること
により出力回路に向きの異なる電流iを流すこと
ができ、電流iの極性によつて出力増大指令また
は出力減少指令を与えることができる。
上記電流iの極性を検出するため、溶接機の出
力回路の電流が変流器27により検出され、該変
流器の出力が接触子極性判別回路28に入力され
ている。極性判別回路28は図示の実線矢印方向
の電流iが検出されたときに出力増大指令信号V
1を増減信号検出器9に与え、図示の破線矢印方
向の電流iが検出されたときには出力減少指令信
号V2を増減信号検出器9に与える。なお溶接が
開始された後は、極性判別回路28が溶接器出力
回路から切離されるようにしておく。その他の点
は第2図の実施例と全く同様である。
第4図は第2図及び第3図の実施例における電
流設定部8及び設定電流値指示計13の具体的構
成例を示したもので、この例では主要部が半導体
集積回路により構成されている。第4図において
発振器8はタイマー用集積回路IC1、抵抗R1,
R2及びコンデンサC1,C2からなるパルス発
振回路と、該発振回路の発振の起道及び停止を行
うスイツチ回路を構成するトランジスタTR1及
び抵抗R3とからなつている。なお第4図におい
て+E及び−Eはそれぞれ直流制御電源の正及び
負の出力端子に接続されて正及び負の直流電圧E
が印加されることを示し、0vは零電位部に接続
されることを示している。IC1は例えば
μPC617/1555(商品名)で、IC1に接続された抵
抗R1,R2及びコンデンサC2は発振周波数決
定用の抵抗及びコンデンサであり、C1は誤動作
防止用のコンデサである。またトランジスタTR
1のコレクタはIC1の端子7に接続され、該ト
ランジスタのベースが増減信号検出器9の発振器
制御信号出力端子9aに接続されている。出力増
大指令信号V1または出力減少指令信号V2のい
ずれかが与えられていて増減信号検出器9の端子
9aがLレベルになつているときにはトランジス
タTR1が遮断状態にあつて発振回路が発振し、
IC1の出力端子3にクロツクパルスが出力され
る。また出力増大指令信号及び出力減少指令信号
のいずれもが与えられていないために増減信号検
出器9の端子9aがHレベルにある時には、トラ
ンジスタTR1が導通状態になり、発振回路が発
振を停止する。
アツプダウンカウンタ11は4ビツトアツプダ
ウンバイナリカンタ集積回路IC2からなり、IC
2のクロツク入力端子CKに発振器8が出力する
クロツクパルスが入力されている。このIC2と
しては例えばμPD4516BC(商品名)を用いること
ができる。
D/A変換器12は、乗算型の4ビツトD/A
変換回路(電流出力型)IC3と演算増幅器IC4
とこれらの集積回路に接続された抵抗R4〜R7
とからなつており、IC3の入力端子にIC2の計
数出力端子P1〜P4に得られる計数出力が入力
されている。ここでR4は基準電流設定用の抵抗
であり、R5は設定値誤差補正用抵抗である。R
6は演算増幅器IC4の増幅率を決定する抵抗、
R7は補償用証抵抗であり、これらの抵抗と演算
増幅器IC4とによりIC3が出力する電流信号を
設定信号Vs(電圧信号)に変換する出力回路が構
成されている。
上記設定信号Vsの上限と下限とを決定するた
め、上下限決定回路30が設けられており、この
上下限決定回路30は、比較器IC5及びIC6と、
NAND回路IC7及びIC8と、抵抗R8〜R12
とからなつている。抵抗R8乃至R10は直列に
接続され、これらの抵抗の直列回路の両端に直流
定電圧+Eが印加されている。抵抗R8乃至R1
0は基準電圧を発生するもので、抵抗R10の両
端に設定信号Vsの下限値を定める下限基準信号
Vminが得られ、また抵抗R9及びR10の両端
に設定信号の上限値を定める上限基準信号Vmax
が得られるようになつている。下限基準値Vmin
及び上限基準値Vmaxはそれぞれ比較器IC6のマ
イナス入力端子及び比較器IC5のプラス入力端
子に入力されている。また比較器IC5のマイナ
ス入力端子及びIC6のプラス入力端子に設定信
号Vsが入力され、比較器IC5の出力端子及びIC
6の出力端子にそれぞれ抵抗R11及び抵抗R1
2を通して直流電圧+Eが印加されている。比較
器IC5の出力端子aはVs<VmaxのときにHレ
ベルになり、Vs≧VmaxのときにLレベルにな
る。また比較器IC6の出力端子bはVs≦Vmax
のときにLレベルになり、Vs>Vminの時にHレ
ベルになる。比較器IC5の出力端子aに得られ
る信号は増減信号検出器9のカウンタ制御信号出
力端子9bに得られる信号とともにNAND回路
IC7に入力されている。比較器IC6の出力端子
bに得られる信号はNAND回路IC7の出力とと
もにNAND回路IC8に入力されている。NAND
回路IC8の出力端子はアツプダウンカウンタIC
1のアツプダウン切替信号入力端子U/Dに接続
されている。
設定電流値指示計13はカウンタIC2の出力
の2進信号を2進化10進信号に変換するコンバー
タIC9とLED表示器ドライヴ用集積回路IC10
と、該IC10により抵抗R13乃至R19を通
して駆動されるLED表示器31とからなる公知
のものであり、カウンタ11の出力を出力電流の
設定値としてデジタル表示する。
第4図において、設定信号Vsが上限基準信号
Vmax未満で、下限基準信号Vminよりも大きい
時にはIC5の出力端子aがHレベルにあり、IC
6の出力端子bがHレベルにある。この状態で出
力増大指令信号V1が与えられると増減信号検出
器9の端子9aがLレベルになり、端子9bがH
レベルになる。このとき発振器8が発振し、同時
にNAND回路IC8の出力端子がHレベルになり、
カウンタIC2にアツプカウント指令が与えられ
る。このときカウンタIC2はアツプカウントを
行い、その計数値を増大させていく。このカウン
タの出力はD/A変換器IC3によりアナログ量
(電流値)に変換され、更にIC4により電圧信号
に変換されてこの電圧信号が設定信号Vsとして
第2図または第3図の誤差増幅器2に入力され
る。出力増大指令信号が与えられ続けてカウンタ
の計数値が上限に達すると、設定信号Vsが上限
基準信号Vmaxを越えてIC5の出力端子aがLレ
ベルになり、IC8の出力端子がLレベルになる。
従つてカウンタIC2はダウンカウントに切替わ
り、その計数値を1つ減少させる。これにより設
定信号Vsが上限基準信号Vmax以下になり、再
びIC5の出力端子aがHレベルになる。このと
きIC8の出力端子がHレベルになり、カウンタ
IC2はアツプカウントに切替えられる。これら
の動作が繰返されるため、カウンタIC2がカウ
ントアツプして該カウンタの出力が最大値からい
きなり零になるのが防止される。出力増大指令信
号が与えられなくなると、増減信号検出器9の端
子9aがHレベルになるためトランジスタTR1
が導通して発振回路の発振を停止させる。従つて
カウンタIC2の計数値は出力増大指令信号が消
滅する寸前の値に保持され、設定信号Vsは該計
数値に相応した値に保持される。
また出力減少指令信号V2が与えられたときに
は、増減信号検出器9の端子9aがLレベルにな
るため発振器10が発振し、また端子9bがLレ
ベルになるためIC8の出力端子がLレベルにな
る。このときカウンタ11はダウンカウントを行
い、その計数値を減少させていく。従つて設置信
号Vsも減少していく。出力減少指令信号が与え
られなくなると、端子9aがHレベルになるため
発振器10が発振を停止し、カウンタIC2の計
数値は出力減少指令信号が消滅する寸前の値に保
持される。また出力減少指令信号が与えられ続け
られてカウンタIC2がカウントダウンし、その
計数値が最小になると設定信号Vsが下限基準信
号Vmin以下になるためIC6の出力端子がLレベ
ルになり、IC8の出力端子がHレベルになる。
従つてカウンタ11がアツプカウントに切替えら
れ、該カウンタの計数値が1つ増大する。このと
き設定信号Vsが下限基準信号Vminを越えるため
IC6の出力端子が再びHレベルになり、IC8の
出力端子がLレベルになつてカウンタIC2がダ
ウンカウントに切替えられる。以下同様に同様の
動作が繰返されるため、カウンタの出力は最小値
に保持され、該カウンタの出力が最小値からいき
なり最大値になるのが防止される。
次に第5図は上記の各実施例で用いる増減信号
検出器の具体的構成例を示したもので、同図の例
では、トランジスタ41乃至44と抵抗45乃至
53とツエナーダイオード54と、ダイオード5
5,56とにより増減信号検出器9が構成されて
いる。更に詳細に述べると、PNPトランジスタ
41のエミツタは直流制御電源の正出力端子に接
続され、コレクタは抵抗45と46との直列回路
を介して零電位部に接続されている。トランジス
タ41のベースは抵抗47を介して直流制御電源
の正出力端子に接続されるとともに抵抗48を介
してツエナーダイオード54のカリードに接続さ
れ、ツエナーダイオード54のアノードが増減信
号発生手段5を構成する指令スイツチ6及び7の
共通接続点に接続されている。また指令スイツチ
6及び7の共通接続点にダイオード55のアノー
ドが接続され、該ダイオード55のカソードは抵
抗49を介して抵抗45及び46の接続点に接続
されている。抵抗45,46の接続点にはNPN
トランジスタ42のベースが接続され、トランジ
スタ42のエミツタは零電位部に接続されてい
る。また指令スイツチ6及び7の共通接続点にダ
イオード56のアノードが接続され、ダイオード
56のカソードが抵抗50及び51の直列回路を
介して零電位部に接続されている。抵抗51及び
52の接続点にNPNトランジスタ43のベース
が接続され、該トランジスタ43のエミツタ零電
位部に、またコレクタは抵抗52を介して直流制
御電源の正出力端子にそれぞれ接続されている。
トランジスタ43のコレクタにはNPNトランジ
スタ44のベースが接続され、該トランジスタ4
4のエミツタは零電位部に、またコレクタは抵抗
53を介して直流制御電源の正出力端子にそれぞ
れ接続されている。そしてこの例ではトランジス
タ42のコレクタが発振器制御信号出力端子9a
となり、トランジスタ44のコレクタがカウンタ
制御信号出力端子9bとなつている。
上記第5図の回路において、制御直流電源の電
圧をE、トランジスタ41のベースエミツタ間電
圧をVbe、ツエナーダイオード54のツエナー電
圧をVzとすると、2E−Vbe>Vz>Eに設定され
ている。ここで指令スイツチ6が閉じて出力増大
指令信号V1が与えられると、ダイオード55及
び抵抗49を通してトランジスタ42にベース電
流が流れて該トランジスタ42が導通する。従つ
てトランジスタ42のコレクタ(端子9a)はL
レベルになる。またこのときダイオード56及び
抵抗50を通してトランジスタ43にベース電流
が供給されるため該トランジスタ43が導通し、
トランジスタ44が遮断する。従つてトランジス
タ44のコレクタ(端子9b)はHレベルにな
る。また指令スイツチ7が閉じて出力減少指令信
号V2が与えられたときには抵抗47,48及び
ツエナーダイオード54を通してトランジスタ4
1にベース電流が流れ該てトランジスタ41が導
通し、これによりトランジスタ42にベース電流
が流れて該トランジスタ42が導通する。従つて
トランジスタ42のコレクタ(端子9a)はLレ
ベルになる。またこのときダイオード56が逆バ
イアスされるためトランジスタ43にベース電流
が流れず、該トランジスタ43が遮断する。従つ
てトランジスタ44が導通状態になり、該トラン
ジスタ44のコレクタ(端子9b)がLレベルに
なる。更に指令スイツチ6及び7の双方が開いて
いる時にはトランジスタ4にベース電流が流れ
ず、該トランジスタが遮断状態にあるため、該ト
ランジスタ42のコレクタ(端子9a)はHレベ
ルになる。またこのときトランジスタ43が遮断
状態にあるため、トランジスタ44が導通して該
トランジスタ44のコレクタ(端子9b)がLレ
ベルになるが、端子9aがHレベルのときには発
振器が発振を停止しているので端子9bがLレベ
ルになつても動作には影響が無い。
次に第6図を参照して第3図の実施例で用いる
接触子極性判別回路28の具体的構成例を説明す
る。この判別回路はエミツタが共通接続された
NPNトランジスタ61とPNPトランジスタ62
とを備え、トランジスタ62のコレクタは直流制
御電源の正出力端子(出力電圧=+E)に、また
トランジスタ62のコレクタは直流制御電源の負
の出力端子(出力電圧=−E)にそれぞれ接続さ
れている。トランジスタ61のベースにはダイオ
ード63のカソードが接続され、ダイオード63
のアノードは交流器27の一端に接続されてい
る。またトランジスタ62のベースにダイオード
64のアノードが接続され、ダイオード64のカ
ソードが変流器27の一端に接続されている。ト
ランジスタ61及び62のベースと変流器27の
他端(零電位部)との間にそれぞれ平滑用コンデ
ンサ65及び66が接続され、トランジスタ61
及び62のエミツタの共通接続点と零電位部との
間に抵抗67が接続されている。
この判別回路において、接触子20(第3図参
照)が一方の向きで接触して変流器27に図示の
実線矢印方向の検出電圧が誘起したとすると、ト
ランジスタ61にベース電流が流れて該トランジ
スタが導通し、抵抗67の両端に図示の矢印方向
の出力増大指令信号V1が得られる。
また接触子20が他方の向きで接触して変流器
27に図示の破線矢印方向の検出電圧が誘起した
とすると、トランジスタ62にベース電流が流れ
て該トランジスタ62が導通し、抵抗67の両端
に図示の矢印方向の出力減少指令信号V2が得ら
れる。なおこの場合、溶接開始後は、変流路27
を短絡する等して判別回路28が信号を出力しな
いようにしておく。
本発明は上記の各実施例に限定されるものでは
なく、各部を同等の機能を有するもので置換える
ことができるのはもちろんである。また第4図の
例では説明を簡単にするために4ビツトのカウン
タを用いたが精度を上げるためにビツト数を増大
させることができるのはもちろんである。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、交流アーク溶
接機の出力電流値の設定を電子回路により行うの
で、複雑な機構を用いる必要がなく、信頼性を高
めることができる。
また本発明によれば、機械的な部分がないの
で、電流設定部を小形且つ安価に構成することが
できるだけでなく、面倒な保守を省略することが
できる利点がある。
更に本発明では、出力電流を設定するアツプダ
ウンカウンタまたはデジタル/アナログ変換器の
出力側に設定電流値指示計を接続して設定値を表
示させるので、設定値と実際の出力電流とを良く
一致させることができる。
また本発明においては、出力電流の制御を電気
的に行うので、出力電流の設定の応答性を従来よ
り大幅に向上させることができる利点がある。
更に本発明では、出力増減指令に応じてパルス
発信器の出力をアツプカウントまたはダウンカウ
ントすることにより出力電流の設定値を得るよう
にするとともに、設定値を指示計により確認する
ことができるようにしたため、溶接作業者は指示
計を見ながら出力増加指令または出力減少指令の
いずれかを出す操作を行うだけで正確に出力電流
を設定することができる。従つて予め定めた約束
に従つて複雑な押ボタン操作を行う従来の装置に
比べて、操作を単純にすることができ、出力設定
時に誤操作をする恐れを皆無にすることができる
利点がある。
更に、本発明によれば、出力の設定値を直接表
示する指示計が設けられているため、溶接作業者
は出力設定時の自己の操作結果を確認することが
でき、何等熟練を要することなく出力の設定を正
確に行うことができる利点がある。
また本発明によれば、指示計により溶接条件の
数値的な設定確認を行うことができるため、溶接
品質管理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示した概略構成図、第2図及
び第3図はそれぞれ本発明の異なる実施例の全体
的な構成を示したブロツク図、第4図は第2図及
び第3図の実施例における電流設定部及び設定電
流値指示計の具体的な構成例を示した接続図、第
5図は第2図及び第3図の実施例で用いる増減信
号検出器の一構成例を示した回路図、第6図は第
3図の実施例で用いる接触子極性判別回路の一構
成例を示した回路図である。 1……出力制御部、2……誤差増幅器、3……
出力電流検出部、4……出力電流制御回路、5…
…出力増減指令発生手段、6,7……指令スイツ
チ、8……電流設定部、9……増減信号検出器、
10……パルス発振器、11……アツプダウンカ
ウンタ、12……D/A変換器、13……設定電
流値指示計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 出力電流値の増加または減少を指令する増減
    指令信号を出力する出力増減指令発生手段と、パ
    ルス発振器と、前記パルス発振器の出力をカウン
    ト入力とし前記増減指令信号に応じてカウントを
    増減するアツプダウンカウンタと、前記アツプダ
    ウンカウンタの出力をアナログ量に変換して設定
    信号として出力するデジタル/アナログ変換器
    と、前記設定信号を入力として電子的制御素子に
    より前記出力電流値を設定値に制御する出力電流
    制御回路と、前記アツプダウンカウンタの出力側
    または前記デジタル/アナログ変換器の出力側に
    接続されて前記出力電流の設定値を表示する設定
    電流値指示計とを備えた交流アーク溶接機。
JP17125983A 1983-09-19 1983-09-19 交流ア−ク溶接機 Granted JPS6064764A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5868476A (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd ア−ク溶接機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5868476A (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd ア−ク溶接機

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