JPH037744A - ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents

ポリオレフィン樹脂組成物

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JPH037744A
JPH037744A JP14273189A JP14273189A JPH037744A JP H037744 A JPH037744 A JP H037744A JP 14273189 A JP14273189 A JP 14273189A JP 14273189 A JP14273189 A JP 14273189A JP H037744 A JPH037744 A JP H037744A
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JP
Japan
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catalyst
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polyolefin resin
tert
compound
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JP14273189A
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English (en)
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Toru Haruna
徹 春名
Masayuki Takahashi
雅之 高橋
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Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Argus Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、安定化されたポリオレフィン樹脂組成物に関
し、さらに詳しくは、ハロゲン含有マグネシウム化合物
を触媒担体とするチーグラー型コンプレックス触媒を用
いて得られて未だ触媒残留物除去工程を経て居ない結晶
性ポリオレフィン樹脂の安定性を改善したポリオレフィ
ン樹脂組成物に関する。
〔従来の技術およびその問題点〕
ポリオレフィン樹脂合成触媒において、ハロゲン含有マ
グネシウム化合物を担体とすると、触媒の主成分である
遷移金属(たとえば、チタン)当りのポリマー収量が無
担体の触媒(たとえば、四塩化チタンを金属アルミニウ
ムで還元して、さらに粉砕により活性化した三塩化チタ
ン−塩化アルミニウム混合物とジエチルアルミニウムモ
ノクロライドとを組合せた系)を使用した場合の収量に
比べて数百倍から数千倍も高く、しかも生成されたポリ
マーの結晶性が高いため、触媒の除去(肌触)あるいは
無定形ポリマーの抽出工程の不要な、新しい世代の触媒
として脚光を浴びつつある。
このような新しい型の触媒の代表的な例としては、特開
昭47−9342号公報および特開昭50−12659
0号公報が挙げられる。
しかしながら、このような担体担持触媒は、触媒の主成
分である遷移金属当りのポリマー収量は高いものの遷移
金属担持濃度が低いことに相当して担体当りのポリマー
収量が低い。
従って無肌触ポリオレフィン樹脂には残留担体による悪
影響が出る。すなわち、担体に担持された遷移金属成分
の量は固体触媒成分当り1%以下から高々10%(重量
)であるため、担体(マグネシウム化合物)当りのポリ
マー収量は数千ないし敵方程度にしかならず、そのため
肌触処理を行わない場合には残存マグネシウム化合物(
通常はハロゲン化マグネシウム)によって製品ポリマー
の熱安定性、臭気、色、腐食性、耐候性等が悪くなる傾
向がある。
これらのポリオレフィン樹脂が成型されて、屋外使用末
端商品となりうることからすれば、その耐候性が大きな
問題となる。
そのため、例えば、ホスファイト等の含リン化合物を添
加する方法(特開昭54−73842号公報)、ハイド
ロタルサイト化合物を添加する方法(特開昭57−20
0733号公報)あるいはペンタエリスリトールジホス
ファイト化合物と特定のフェノール化合物を添加する方
法(特開平1−36634号公報)等が提案されたがま
だ充分ではなく、さらにこれらの耐候性の改良が望まれ
ていた。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は上記のような問題点を解決し、安定性の極
めて高いポリオレフィン樹脂を与えることを目的として
鋭意検討を重ねた結果、ハロゲン含有マグネシウム化合
物を触媒担体とするチーグラー型コンプレックス触媒を
用いて得られて、未だ触媒残留物除去工程を経ていない
結晶性ポリオレフィン樹脂に対して、特定のフェノール
化合物および特定の有機ホスファイト化合物を添加する
ことにより、安定性の極めて優れたポリオレフィン樹脂
組成物が得られることを知見し本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は、ハロゲン含有マグネシウム化合物を
触媒担体とするチーグラー型コンプレックス触媒を用い
て得られて、未だ触媒残留物除去工程を経ていない結晶
性ポリオレフィン樹脂に対して、次の一般式(1)で表
される特定のフェノール化合物および次の一般式(II
)〜(IV)で表される有機ホスファイト化合物から選
ばれた少なくとも一種を添加することにより安定化され
たポリオレフィン樹脂組成物を提供するものである。
R,0−P−OR3 (II) R2 R+ +O−P −OR+ z (式中、Rは1〜4価のアルコール残基を示し、nは1
〜4を示す。R7〜ll+zはそれぞれ独立して置換基
を有していてもよいアルキル基、アリール基、アルキル
アリール基、アリールアルキル基、シクロアルキル基を
示し、Aは置換基を有していてもよい二価の基を示し、
Bは置換基を有していてもよい三価の基を示す。) 以下、本発明について詳述する。
上記一般式(1)で表される特定のフェノール化合物の
具体例としては、例えばβ−(3第三ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸とメチル、
エチル、ブチル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキ
シル、ノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラ
デシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ト
コシル、テトラデシルおよびトリアコンチルアルコール
等の1価アルコールとのモノエステル;エチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール
、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
1.6ヘキサンジオール、チオジェタノール、3,9ビ
ス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシ)−24,8,
10−テトラオキサスピロ[5,5] ウンデカンおよ
び水添ビスフェノール−A等の2価アルコールとのジエ
ステル;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパンおよびトリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアヌレート等の3価アルコールとのトリエステル
;ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパンお
よびジトリメチロールエタン等の4価アルコールとのテ
トラエステルがあげられる。
これら特定のフェノール化合物の添加量はポリオレフィ
ン樹脂100重量部に対し、0.001〜10重量部、
好ましくは0.01〜5重量部である。
また、上記一般式(ff)〜(IV)で表される有機ホ
スファイト化合物としては、例えば、トリラウリルホス
ファイト、トリデシルホスファイト、オクチル・ジフェ
ニルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト
、トリフェニルホスファイト、トリス(モノ・ジ混合ノ
ニルフェニル)ボスファイト、トリス(2,4−ジ第三
ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2第三ブチル
−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、
ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、オクタデシル
・2,2′メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフエニ
ル)ホスファイト、2−エチルヘキシル・22’−メチ
レンヒス(6−第三ブチル−4−メチルフェニル)ホス
ファイト、ビス(オクチルフェニル)・ビス(4,4’
−ブチリデンビス(3−メチル−6−第三ブチルフェニ
ル)〕 ・1,6−ヘキサンジホスファイト、テトラ(
トリデシル)イソプロピリデンジフェニルジホスファイ
ト、テトラ(トリデシル)−4,4”−ブチリデンビス
(2−第三ブチル−5−メチルフェニル)ジホスファイ
ト、ヘキサ(トリデシル) 1,1.3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブ
タントリホスファイト等があげられる。
これら有機ホスファイト化合物の添加量はポリオレフィ
ン樹脂100重量部に対し、0.001〜10重量部、
好ましくは0.01〜5重量部である。
本発明に用いられる触媒は、チーグラー型コンプレック
ス触媒、すなわち、周期律表第■〜第■族遷移金属化合
物と周期律表第1〜■族金属の有機金属化合物との組合
せより生成するコンプレックス触媒において、前者がハ
ロゲン含有マグネシウム化合物上に担持されているもの
である。
ここで「触媒担体とする」あるいは「担持する」とは、
遷移金属化合物がハロゲン含有マグネシウム化合物上に
単に物理的に載っている場合だけでなく両者が物理的、
物理化学的あるいは化学的な相互作用または結合をなし
ている場合をも包含するものであり、またハロゲン含有
マグネシウム化合物が何らかの触媒作用をしている場合
を排除するものではない。
チーグラー型コンプレックス触媒に用いられる遷移金属
の代表的な例としては、チタンおよ0 びバナジウムが挙げられる。これらは最高原子価または
還元された状態で使用され、ハロゲン化物、オキシハロ
ゲン化物、アルコキシド、アルコキシハロゲン化物等、
個々の金属にとって触媒性能上量も好ましい化合物の形
として使用することができる。それら遷移金属化合物の
具体例としては、四塩化チタン、三塩化チタン、二塩化
チタン、テトラブトキシチタン、トリブトキシチタンク
ロライド、ジブトキシチタンジクロライド、四塩化バナ
ジウム、バナジウムオキシクロライド、バナジウムトリ
クロライド等があげられる。これらは、単独で使用する
ことは勿論のこと、二種以上を組合せて使用することも
できる。
一方、有機金属化合物の代表例としては、アルキルアル
ミニウム化合物、特にトリアルキルアルミニウム、ジア
ルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウムハ
ライド、アルキルアルミニウムセスキハライド、ジアル
キルアルミニウムハイドライド、アルキルアルミニウム
シバイドライド等(これらのアルキルアルミニウム化合
物におけるアルキル基は01〜cII程度、ハロゲンは
塩素、臭素、よう素が好ましい)が挙げられる。
具体的には、たとえば、トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアル、ミニラム、トリーn−プロピルアルミニウ
ム、トリーn−ブチルアルミニウム、トリイソブチルア
ルミニウム、トリn−ヘキシルアルミニウム、トリーn
−オクチルアルミニウム:ジエチルアルミニウムクロラ
イド、ジエチルアルミニウムヒドリド、エチルアルミニ
ウムジクロライド:エチルアルミニウムセスキクロライ
ド、ジエチルアルミニウムヒドリド等がある。
担体として用いられるハロゲン含有マグネシウム化合物
としては、ジハロゲン化マグネシウム、オキシマグネシ
ウムハロゲニド、オキシマグネシウムハロゲニドをアル
キルアルミニウムハライド(たとえば、エチルアルミニ
ウムジクロライド)で処理してその一部がジハロゲ1 ン化マグネシウムに変化したもの、ジハロゲン化マグネ
シウムを各種の電子供与化合物で処理して錯体化したも
の等が挙げられる。
遷移金属触媒成分をハロゲン含有マグネシウム化合物担
体上に担持するには、両者をボールミル等の粉砕装置に
より共粉砕する方法、前者が液状の状態のとき(それ自
身で、あるいは溶媒たとえば炭化水素、ハロゲン化炭化
水素等による溶液として)に後者を分散させる方法、あ
るいは両者を適当な共通溶媒に溶解させる方法、その他
既知ないし利用可能な任意の方法で実施することができ
る。
触媒性能向上の目的で、各種の電子供与性化合物を触媒
製造の任意の段階で任意の触媒成分と任意の方法で組合
せることもできる。代表的な例としては、N、N、N’
、N’−テトラメチルエチレンジアミンを四塩化チタン
と反応させて1:lの分子化合物を予めつくって、これ
を無水塩化マグネシウムと共にミル中で粉砕したもの(
a)とトリエチルアルミニウムと安息香酸エチルを2 予め反応させて得られる生成物(b)とを組合せプロピ
レン重合用触媒を得る方法(特開昭4816986号公
報)、あるいは無水塩化マグネシウムと安息香酸エチル
をボールミル中で共粉砕し、次いでこの粉砕生成物を四
塩化チタン中に懸濁させて四塩化チタンを塩化マグネシ
ウム上に担持させ、これをヘキサンで処理して非担持四
塩化チタンを洗い去って固体触媒成分をつくり、これを
トリエチルアルミニウムと組合せプロピレン重合用触媒
を得る方法(特開昭50126590号公報)等がある
上記触媒によって得られて本発明に使用されるポリオレ
フィン樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン−1、ポリ−4メチルペンテン−1、その他
の結晶性ホモポリオレフィンの外に、オレフィン相互ま
たはオレフィンと他の共重合可能な単量体との共重合体
、たとえばエチレン−プロピレン共重合体があげられる
。このようなポリオレフィン樹脂の重合方式は任意であ
って、溶液中の懸濁重合、液化モノマー中での懸濁重合
、モノマーがガス状で存在する条件下で希釈を使用しな
いで行なう気相重合法等があげられる。
本発明に使用されるポリオレフィン樹脂は、上記のよう
な触媒によって得られて、未だ触媒残留物除去工程を経
ていないものである。
本発明でいう[触媒残留物除去工程」とは、重合により
得られたポリオレフィン樹脂中に含まれる触媒残渣を積
極的に除去するために、アルコール類や水のように触媒
と反応してこれを不活性化しあるいは可溶化する化合物
でこのポリオレフィンを処理し、次いでろ過、洗浄、遠
心分離等の物理的手段によって不活性化ないし可溶化触
媒を除去する工程を意味する。
従って、懸濁重合の際の分散媒(溶媒または液化モノマ
ー)から生成ポリマーを分離する段階は、分散媒溶存溶
媒の除去が行われるかも知れないとしても本発明でいう
触媒残留物除去工程には該当しない。また、重合後に触
媒を不活性化するために生成ポリマーにエーテル、アル
コール、ケトン、エステル、水等の触媒毒を少量添加し
たり、分散媒を除去するため生成ポリマー懸濁液を水蒸
気や窒素等のガスで処理する工程も本発明でいう触媒残
留物除去工程には該当しない。
従って、本発明で使用される「未だ触媒残留物除去工程
を経ていない結晶性ポリオレフィン」とは、使用した触
媒中のマグネシウム化合物の実質的部分が残存している
ようなポリオレフィンである。
前述した無肌触ポリオレフィン樹脂に特定のフェノール
化合物及び有機ホスファイト化合物を添加する方法は特
に制限を受けず、一般に用いられる方法をそのまま適用
することができる。
たとえば、重合直後に未反応モノマー(および重合方式
によっては分散媒)を含むポリマーに必要配合成分を添
加する方法、未反応モノマーや分散媒を除去した段階で
添加する方法、粉末状で得られた乾燥ポリマーを造粒す
る段階で添加する方法等があげられる。添加後、ポリ第
5 レフイン樹脂が流動可能な温度で混練して均一組成物と
するのが普通である。
本発明の組成物に更に硫黄系の抗酸化剤を加えてその酸
化安定性の改善をはかることもできる。この硫黄系抗酸
化剤としては例えば、チオジプロピオン酸のジラウリル
、シミリスチル、ジステアリルエステル等のジアルキル
チオジプロピオネート類及びペンタエリスリトールテト
ラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネート)等のポリ
オールのβ−アルキルメルカプトプロピオン酸エステル
類があげられる。
本発明の組成物に更に他のフェノール系の抗酸化剤を添
加することによってその酸化安定性を一層改善すること
もできる。このフェノール系抗酸化剤としては例えば、
2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフ
ェニル−4オクタデシルオキシフエノール、ジステアリ
ル(3,5−ジ第三ブチルー4−ヒドロキシベンジル)
ホスホネート、4,4”−チオビス(6−第三ブチルm
−クレゾール)、2−オクチルチオ−4,66 ジ(3’、5’−ジヒドロキシフェノキシ)−Sトリア
ジン、2,2”−メチレンビス(4−メチル6−第三ブ
チルフェノール) 、2.2’−メチレンビス(4−エ
チル−6−第三ブチルフェノール)、ビス〔3,3−ビ
ス(4゛−ヒドロキシ−3゛−第三ブチルフェニル)ブ
チリックアシッドコグリコールエステル、4.4’−フ
チリデンビス(6−第:ブチル−m−クレゾール) 、
2.2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフエ
ノール) 、2.2’エチリデンビス(4−第二ブチル
−6−第三ブチルフェノール)、2−第三ブチル−4−
メチル6−(2”−アクリロイルオキシ−3゛−第三ブ
チル−5′−メチルベンジル)フェノール、ビス〔2−
第三ブチル−4−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3
′−第三ブチル−5゛−メチルベンジル)フェニル〕テ
レフタレート、Ll、3−トリス(2’メチル−4゛−
ヒドロキシ−5”−第三ブチルフェニル)ブタン、L3
.5−)リス(2’、6”−ジメチル−3′−ヒドロキ
シ−4゛−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、L
3,5−トリス(3’、57 8 ジ第三ブチルー4゛−ヒドロキシベンジル)イソシアヌ
レート、1,3.5−)リス(3’、5’−ジ第三ブチ
ルー4゛−ヒドロキシベンジル) −2,4,6トリメ
チルベンゼン等が挙げられる。
本発明の組成物に、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン化
合物等の光安定剤を添加することによってその耐光性を
一層改善することができる。
この光安定剤としては例えば、2,4−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4メトキシベンゾフエ
ノン、2−ヒドロキシ−4オクトキシベンゾフエノン、
5,5′−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン
類;2−(2°−ヒドロキシ−5゛−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ5”−第
三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、l(2’−
ヒドロキシ−3’、5’ −ジ第三ブチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、1−(2’ヒドロキシ−3’、5’
−ジ第三ブチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2”ヒドロキシ−3′=第三ブチル−5゛−
メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
(2”−ヒドロキシ−3’、5’−ジクミルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2.2’−メチレンビス(4第三
オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フェノール等の2
−(2°−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類
;フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエ
ート、2I4−ジ第三ブチルフェニル−3’、5’−ジ
第三ブチルー4゛ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシ
ル−3゜5−ジ第三ブチルー4−ヒドロキシベンゾエー
ト等のベンゾエート類;2−エチル−2゛−エトキシオ
キザニリド、2−エトキシ−4′−ドデシルオキザニリ
ド等の置換オキザニリド類;エチルーα−シアノ−β、
β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3
−メチル−3(p−メチルフェニル)アクリレート等の
シアノアクリレート類; 2,2.6.6−テトラメチ
ル4−ピペリジルステアレート、1,2,2,6.6−
ベンタメチルー4−ピペリジルステアレート、219 2.6.6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ベンタ
メチルー4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2
,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタン
テトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6
,6−ベンタメチルー4−ピペリジル)1.2.3.4
−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,
6,6−ベンタメチルー4−ピペリジル)・ジ(トリデ
シル)  −L2,3.4−ブタンテトラカルボキシレ
ート、ビス(1,2,2,6,6−ベンタメチルー4−
ピペリジル)−2−ブチル−2(3,5−ジ第三ブチル
ー4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−ヒ
ドロキシエチル)2.2,6.6−テトラメチル−4−
ピペリジツール/コハク酸ジエチル重縮合物、1.6−
ビス(2,2゜6.6−テトラメチル−4−ピペリジル
アミノ)ヘキサン/ジブロモエタン重縮合物、1.6−
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
アミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−第三第0 クチルアミノ−5−)リアジン重縮合物、1,6ビス(
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ
)ヘキサン/ 2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−3
−トリアジン重縮合物等のヒンダードアミン化合物があ
げられる。
その他必要に応じて、本発明の組成物には重金属不活性
化剤、造核剤、金属石けん、顔料、充填剤、有機錫化合
物、可塑剤、エポキシ化合物、発泡剤、帯電防止剤、難
燃剤、滑剤、加工助剤等を包含させることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ハロゲン含有マグネシウム化合物を触
媒担体とするチーグラー型コンプレックス触媒を用いて
得られて、未だ触媒残留物除去工程を経ていない結晶性
ポリオレフィン樹脂を用いて安定性の改善されたポリオ
レフィン樹脂組成物を得ることができる。
従って本発明の組成物を使用した成型物は、その熱安定
性、臭気、色、腐食性、耐候性等の諸性質、特に耐候性
において優れたものを得ることができる。
[実施例] 次に本発明を実施例によって具体的に説明する。しかし
ながら、本発明はこれらの実施例によって制限を受ける
ものではない。
実施例1 重合後、未だ触媒残留物除去工程を経ていないポリプロ
ピレン(Ti:4、^1:13 、Mg:69 ppm
含有)100重量部に表−1に示す各種フェノール化合
物0.15重量部、テトラ(トリデシル)イソプロピリ
デンジフェニルジホスファイト0.1重量部およびステ
アリン酸カルシウム0.05重量部を添加し、充分混合
した。
次いで、これらの組成物を樹脂温度250”Cで通常の
押出機によってペレット化し、さらに250°Cで射出
成型して、厚さ1mmの試験片を作成した。
この試験片を用いて、熱安定性、色相の変化および耐候
性を下記の方法にて評価した。
その結果を表−1に示す。
[熱安定性および色相変化] 試験片を150°Cのギヤーオーブンに入れ、劣化する
までの時間を測定した。(熱安定性)また、1000時
間加熱後の試験片の色相変化をハンター比色計で測定し
、その黄色度によって表した。
〔耐候性〕
試験片をウェザ−メーターに入れ、63°Cで100時
間照射後の試験片の白色度をハンター比色計で測定した
実施例2 重合後、未だ触媒残留物除去工程を経ていないポリプロ
ピレン(Ti:4、Al:13 、Mg:270 pp
m含有)100重量部に表−2に示す各種有機含リン化
合物0.15重量部、ビス[β−(3第三ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸] 3
.9−ビス(1,■−ジメチルー2−ヒドロキシ) −
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5] ウ
ンデカンジエステル0.2重量部、およびステアリン酸
カルシウム0.05重量部を添加し、充分混合した。
次いで、これらの組成物を樹脂温度250°Cで通常の
押出機によってペレット化し、さらに250°Cで射出
成型して、厚さlll1111の試験片を作成した。こ
の試験片を用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
その結果を表−2に示す。
実施例3 重合後、未だ触媒残留物除去工程を経ていない高密度ポ
リエチレン(Ti :4、Δ1:51 、Mg:3、S
i:42 ppm含有)100重量部に、表−3に示す
各種フェノール化合物およびオクタデシル・2.2゛−
メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフエニル)ホスフ
ァイトを各々0.1重量部添加し、充分に混合した。
次いで、これらの組成物を樹脂温度250°Cで通常の
押出機によってペレット化し、さらに250℃で射出成
型して、厚さ1mmの試験片を作成した。この試験片を
用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
なお、色相変化(熱着色性)は72時間加熱後の試験片
の黄色度を測定した。
その結果を表−3に示す。
実施例4 重合後、未だ触媒残留物除去工程を経ていない低密度エ
チレン・ブテン−1共重合体(Ti:3、Al:82 
、 Mg:4、Siニア6 ppm含有)100重量部
に表−4に示す各種有機含リン化合物およびトリス〔β
−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ5−メチルフェニ
ル)プロピオン酸〕 トリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアヌレートを各々0.1重量部添加し、充分に混
合した。
次いで、これらの組成物を樹脂温度190°Cで通常の
押出機によってペレット化し、さらに190℃で射出成
型して、厚さ1+nmの試験片を作成した。この試験片
を用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
なお、色相変化(熱着色性)は144時間加熱後の試験
片の黄色度を測定した。
その結果を表−4に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン含有マグネシウム化合物を触媒担体とする
    チーグラー型コンプレックス触媒を用いて得られて、未
    だ触媒残留物除去工程を経ていない結晶性ポリオレフィ
    ン樹脂に対して、次の一般式( I )で表される特定の
    フェノール化合物および次の一般式(II)〜(IV)で表
    される有機ホスファイト化合物から選ばれた少なくとも
    一種を添加することにより安定化されたポリオレフィン
    樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは1〜4価のアルコール残基を 示し、nは1〜4を示す。R_1〜R_1_2はそれぞ
    れ独立して置換基を有していてもよいアルキル基、アリ
    ール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、シ
    クロアルキル基を示し、Aは置換基を有していてもよい
    二価の基を示し、Bは置換基を有していてもよい三価の
    基を示す。)
JP14273189A 1989-06-05 1989-06-05 ポリオレフィン樹脂組成物 Pending JPH037744A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473842A (en) * 1977-11-25 1979-06-13 Mitsubishi Petrochem Co Ltd Polyolefin resin composition
JPS6286039A (ja) * 1985-10-11 1987-04-20 Sumitomo Chem Co Ltd 熱成形食品容器用ポリプロピレン樹脂シート
JPH0284452A (ja) * 1988-06-22 1990-03-26 Mitsui Petrochem Ind Ltd 超高分子量ポリオレフィン系分子配向成形体

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