JPH0377383B2 - - Google Patents

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JPH0377383B2
JPH0377383B2 JP58247407A JP24740783A JPH0377383B2 JP H0377383 B2 JPH0377383 B2 JP H0377383B2 JP 58247407 A JP58247407 A JP 58247407A JP 24740783 A JP24740783 A JP 24740783A JP H0377383 B2 JPH0377383 B2 JP H0377383B2
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light
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Shinji Ikeda
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/1455Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means by using a second control of the closed loop type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はデイーゼルエンジンの燃焼室内の燃焼
光を検出することにより着火時期を検出する装置
に関する。
[従来技術] デイーゼルエンジンは、着火時期に敏感である
ため、最適な着火時期のタイミングを捉えない
と、発煙、エミツシヨン、ノツキング、燃費ある
いは出力に直ちに影響を生じる。
従来、デイーゼルエンジンの着火時期の検出は
音、圧力、温度等を用いてもその応答性の悪さか
ら不正確となり、それらのデータを用いて着火時
期を精密に制御することは困難であつた。
そこで、エンジンのシリンダ壁を貫通して導光
体を設け、燃焼室内での着火による発光を検出す
るという光方式と着火時期センサが用いられるに
至つた。
しかし、この光方式の着火時期検出装置におい
ても、その検出部である燃焼室内の受光面に汚物
が付着したり、導光体の劣化により光透過度が低
下することにより導光体からのアナログ出力の絶
対値が低下を来すと、当該導光体からのアナログ
信号を所定のしきい値と比較して二値化するA/
D変換の過程において、着火時期と判断される時
刻が遅れることになり、未だに完全な着火時期検
出装置とはいえなかつた。
なお、従来においても、特開昭58−204978号に
おいては、導光体出力が一定のしきい値を越えた
時点で着火時期を判定するのではなく、導光体出
力の最大値の所定割合に達した時期を検知するこ
とで、導光体からの出力の最大値が変動しても正
確な着火時期判定を行い得ることを目的とした発
明が知られている。
ところが、この公報記載の発明によれば、導光
体出力の最大値が小さくなつた場合には、判定基
準のしきい値が極めて小さなものとなり、場合に
よつてはノイズレベル以下になつてしまうおそれ
がある。通常の燃焼サイクル毎の光出力のばらつ
きではこうした不具合は生じないであろうが、本
発明が問題としている様な導光体受光面の汚損等
の場合には、かかる自体も生じ得る。
即ち、この公報に記載された発明においては、
導光体受光面の汚損等による導光体自体からの光
出力の低下に対しては、かえつて不正確な検出と
なつてしまうおそれがあつた。
[発明の目的] 本発明はデイーゼルエンジンの着火時期を精密
に検出する着火時期検出装置を提供することを目
的とするものである。
そして、特に導光体受光面の汚損等による導光
体自体からの光出力の低下の如く、導光体自体の
能力が大幅に劣化してしまつた場合にも信頼性の
高い着火時期検出を行い得ることを目的としてい
る。
[発明の構成] 本発明の要旨とするところは、第1図の基本構
成図に示す如く、 デイーゼルエンジンのシリンダに、該シリ
ンダ壁を貫通して燃焼室とシリンダ外部との間
に導光体を設け、該導光体からの光出力が所
定のしきい値を越える時期に基づいえ燃焼室の着
火時期を判定する判定手段を有する着火時期検
出装置において、 前記デイーゼルエンジンが所定の負荷で、且
つ所定の回転数の下に作動しているときの前記導
光体からの光出力の最大値を検出する最大値検
出手段と、 該最大値検出手段により検出された光出力の
最大値と、これを検出したと同じ条件下で正常な
導光体が検出するものとして予め分かつている
光出力の最大値とを比較し、その比較結果に応じ
て前記判定手段により判定された着火時期を補
正する着火時期補正手段とを備えたことを特徴
とする着火時期検出装置にある。
[作用] 本発明の着火時期検出装置の作用を、第10図
の模式図に基づいて説明する。
今、正常な場合を考えると、導光体からの光
出力は、例えば図示符号Aのラインの如く大きな
最大値を有するサイン波状の山として検出され
る。従つて、その光出力ラインAがしきい値を越
える時期t1は、実際の着火時期t0から一定の遅れ
をもつて検出される。
ここで、導光体の光出力がやや低下した場合
を考える。このときの光出力ラインBがしきい値
を越える時期は、その傾きの減少と共に実際の着
火時期t0よりも大きく遅れ、図では時期t2の如く
になる。
ところが、本発明の着火時期検出装置において
は、単にしきい値だけで判断するのではなく、光
出力ラインBの最大値Bmaxと、通常な場合の光
出力ラインAの最大値Amaxとを比較し、その比
較結果に基づいて補正する構成を採用したから、
最終的には時期t2は時期t1若しくはこれに極めて
近い時期に補正される。
そして、例えば導光体の受光面が汚損された
場合の様に、光出力が著しく低下してラインCの
如くになつても、光出力の最大値Cmaxがしきい
値を越えている限りは、時期t3が時期t1若しくは
これに極めて近い時期に補正される。なお、しき
い値は、当然ながらノイズレベル以上の値が採用
されている。
一方、特開昭58−204978号公報記載の発明によ
る場合は、ラインAとラインBとで見た場合に
は、着火時期t0から同じ時間だけ遅れた時期t11
を検出することができ、光出力の最大値の変動に
よつて着火時期判定が不正確とはならない。
しかし、ラインCまで光出力が低下すると、時
期t11は、ノイズレベル以下の値に達した時期と
して捉えねばならなくなり、正確にこれを捉えら
れなくなつてしまう。
つまり、従来提案されていた特開昭58−204978
号公報記載の着火時期検出装置では、通常の燃焼
サイクル毎の光出力のばらつきに対しては良好な
着火時期検出を行うことができるものの、本発明
が問題としている様な導光体受光面の汚損等の場
合には、かえつて不正確な検出をすることになる
のである。そして、これを避けるためには、最大
値に対する「所定割合」なる検出条件を、例えば
最大値の90%とするなど、極めて高い割合に設定
しなければならなくなる。
ところが、こうなると、火炎伝播の遅れなどの
場合の様に、図示ラインDの如く最大値Dmaxが
正常時の最大値Amaxよりも大きく後ろへずれた
場合に、検出時期がtAからtDへと時間(tD−
tA)だけ大幅に遅れてしまい、着火時期検出が
不正確になつてしまう。
これに対し、本発明によれば、かかる場合の着
火時期検出の誤差を時間(t4−t1)と最小限にと
どめることができ、単に汚損等に対して有効なだ
けでなく、そうした作用を果たしつつ、火炎伝播
の変動の様な場合に大きな誤差を生じないという
作用をも奏するのである。
次に本発明を実施例を挙げて図面と共に説明す
る。
[実施例] 第2図は本発明の実施例が適用されるデイーゼ
ルエンジン及びその周辺部の一例を示す概略構成
図を表わしている。
ここで11はデイーゼルエンジンを、12はデ
イーゼルエンジン11の副室13内に先端を露出
している着火時期を検出する手段としての火炎セ
ンサを、14は副室13に燃料を噴射する燃料噴
射弁を、15はエンジンのピストンがTDCの位
置となつた時点で検出するTDCセンサを表わす。
上記副室13は図示した渦流室式以外に空気室式
あるいは予燃焼室式燃焼室といつた副室を用いる
こともできる。
又、16はアクセルペダル17に連動し、その
踏み込み量に応じたアナログ信号を出力するアク
セル開度センサを表わす。
20は公知の電子制御式の分配型燃料噴射ポン
プの主要部を示している。21はエンジンにより
回転駆動されるドライブシヤフト、22はドライ
ブシヤフト21により駆動され燃料をポンプ室に
吸引するフイードポンプ、23はカムプレート、
24はカムプレート23のカムフエイスと当接す
るローラ24aを備え後記タイマピストンの変位
に応じて回動するローラリング、25はシリンダ
26内に挿入され、ドライブシヤフト21により
回転駆動されると同時にカムプレート23とロー
ラ24aとの作用により往復運動をするポンププ
ランジヤをそれぞれ表わしている。
ポンププランジヤ25には軸孔25aとこれに
連通するスピルポート25bが穿設され、スピル
ポート25b位置のポンププランジヤ25の外周
にはスピルリング27が摺動自在に外嵌されてい
る。スピルリング27はガバナレバー28を介し
てリニアソレノイド式のスピルアクチユエータ2
9に連動し、その位置が電子制御装置で演算され
た最適燃料噴射量に基づいて制御され、溢流時期
を調整することにより燃料噴射量が制御される。
30はポンププランジヤ25の分配ポートから
送られた燃料を燃料噴射弁14のノズルへ圧送す
るデリバリバルブ、31は燃料のシリンダ26へ
の供給を遮断する燃料遮断弁である。
32は燃料噴射時期を調整する油圧式のタイマ
であり、カムプレート23に当接するローラリン
グ24の円周方向における回動をタイマピストン
33の移動により、燃料噴射時期を調整するよう
に構成される。
タイマピン33が挿入されるシリンダ内にはタ
イマピストン33の前後端側に高圧油室34と低
圧油室35が形成され、低圧油室35にはコイル
ばね36が挿入され、高圧油室34と低圧油室3
5とはタイマコントロールバルブ37を配設した
管路38により接続される。従つて、例えば20Hz
の制御パルス信号のデユーテイ比に応じて作動す
るタイマコントロールバルブ37により、高圧油
室34の圧油を信号のデユーテイ比に基づいて低
圧油室35内へ漏洩させ、高圧油室34の油圧と
低圧油室35内に油圧及びばね力とが均衡する位
置にタイマピストン33の位置、即ちローラリン
グ24の回動位置を決めることができる。上記タ
イマ32は90°展開図で表わされている。
又、39はギア40の回転速度に応じたパルス
信号を出力する電磁ピツクアツプ方式の回転数セ
ンサ、41はスピル位置センサを表わす。
51は火炎センサ12、TCDセンサ15、ア
クセル開度センサ16、回転数センサ39及びス
ピル位置センサ41等から得られたデータを適宜
処理し、その結果に基づきスピルアクチユエータ
29、燃料遮断弁31又はタイマコントロールバ
ルブ37等を駆動する電子制御回路を表わす。ま
た、上記電子制御回路51は着火時期判定手段、
最大値検出手段及び着火時期補正手段を兼ねてい
る。
次に第3図は上記電子制御回路51の例とその
関連部分とのブロツク図を表わしている。
52は各センサより出力されるデータを制御プ
ログラムに従つて入力及び演算すると共に、各種
装置を作動制御等するための処理を行なうセント
ラルプロセシングユニツト(以下単にCPUと呼
ぶ)、53は制御プロラグラム及び初期データが
格納されるリードオンリメモリ(以下単にROM
と呼ぶ)、54は電子制御回路51に入力される
データや演算制御に必要なデータが一時的に読み
書きされるランダムアクセスメモリ(以下単に
RAMと呼ぶ)、55は電源遮断されても以後の
内燃機関作動に必要なデータを保持するよう、バ
ツテリによつてバツクアツプされた不揮発性メモ
リとしてのバツクアツプランダムアクセスメモリ
(以下単にバツクアツプRAMと呼ぶ)、56,5
7は各センサ16,41の出力信号のバツフア、
58の各センサの出力信号をCPU52に選択的
に出力するマルチプレクサ、59はアナログ信号
をデジタル信号に変換するA/D変換器、60は
バツフア56,57、マルチプレクサ58及び
A/D変換器59を介して各センサ信号をCPU
52に送ると共にCPU52からのマルチプレク
サ58、A/D変換器59のコントロール信号を
出力する入出力ポートを表わしている。
そして61はTDCセンサ15、回転数センサ
39及び火炎センサ12の出力信号の波形を整形
する整形回路を表わし、各センサ信号は直接、入
力ポート62によりCPU52に送られる。
更に、63,64,65は出力ポート66,6
7,68を介してCPU52からの信号によつて
スピルアクチユエータ29、燃料遮断弁31、タ
イムコントロールバルブ37を駆動する駆動回路
をそれぞれ表わしている。又、69は信号やデー
タの通路となるバスライン、70はCPU52を
始めROM53、RAM54等へ所定の間隔で制
御タイミングとなるクロツク信号を送るクロツク
回路を表わしている。
上記した火炎センサ12の構造の第1例80を
第4図に示す。
ここで81は筒状ハウジングであり、エンジン
のシリンダ部分に螺着できるように、外周面に螺
刻部81a及び六角状の頭部81bが設けられて
いる。この筒状ハウジング81の中心孔には石英
ガラス等で構成されている光フアイバー等の導光
体82が挿入されており、この先端部82aは筒
状ハウジング81より突出し、レンズ状をなして
受光しやすいよう構成されている。他端にはフオ
トトランジスタ、フオトダイオード、太陽電池等
の光を検出し電気信号に変換する光検出回路83
が設けられている。
このような構成の火炎センサ12は第5図に示
すようにエンジン11のシリンダヘツド11aに
ある副室13内にその導光体82の先端部82a
が露出するように取り付けられている。導光体8
2は筒状ハウシング81を介してシリンダヘツド
11aの外部へ導出したあと、光検出回路83に
接続している。副室13内の光は導光体82を介
して光検出回路83に到達し、ここで電気信号と
なつて、電子制御回路51へ出力される。14a
は燃料噴射弁14のノズルであり、そこから噴射
される燃料はほぼ導光体82先端部82aに衝突
するよう配置されている。このことにより先端部
82aが燃料で洗浄されるので、カーボン粒子等
で汚染されにくくなる。
以上のように構成される本実施例の着火時期検
出装置において、デイーゼルエンジン11の着火
時期の検出は第6図に示す信号の伝達、及び第7
図に示す電子制御回路51の情報処理の流れに沿
つて行われるのである。
まず、火炎センサ80からの電気信号は第6図
aに示すが如く、導光体82の光端部82aに入
る光量によつて定まり、従つて光検出回路83の
出力はb図に示すようにアナログ信号として出力
される。しかし、電子制御回路51での情報処理
の単位は2植化したデジタル信号であるため、整
形回路61は、まず第1に、c図に示す如く所定
のしきい値と光検出回路83のアナログ出力とを
比較して、例えば当該アナログ信号がしきい値以
上であれば高レベル出力(以下、単にHレベル出
力と呼ぶ)を、以下のときには低レベル出力(以
下、単にLレベル出力と呼ぶ)を生じるようにす
る。そして、CPU52ではこの2植化された整
形回路61出力に基づいて、例えば当該整形回路
61出力がLレベルからHレベルに変化する時点
で燃焼室内で着火が行われたものと判定するので
ある。ところが、上述した着火時期の判定は、整
形回路61での2植化のタイミングによつて一義
的に決定されるものであるため、導光体82の光
伝導度の低下や、その受光部82aの表面汚れの
程度に起因して、燃焼室内での燃焼光に対する火
炎センサ80からのアナログ出力が低下すると、
整形回路61での2植化に際し、アナログ出力が
整形回路61の有するしきい値に達するまでの時
間がその出力の低下に比例して長くなる。そこ
で、整形回路61は前記したc図に示す信号と並
行して、d図に示すように光検出回路83からの
アナログ出力を細分化し、アナログ出力の瞬時の
大きさを符号化した信号も同時にCPU52へ出
力しているのである。このd図の示す信号は
CPU52へ入力され、アナログ信号の最大値Vm
を検出するために用いられる。そして、前記実行
された着火時期の検出結果と、この最大値Vmと
の2つの情報に基づいて真実の着火時期を演算す
るのである。
以上の信号処理の手順を第7図の流れ図に示
す。この着火時期検出ルーチンは、例えばエンジ
ン1の所定回転角毎、又は所定時間毎にCPU5
2によつて実行される。
ステツプ100は、第6図bに示した整形回路
61の出力に基づいて着火時期t1を求めるステツ
プである。
続くステツプ110は、アクセル開度センサ1
6や回転数センサ39等からの出力により、エン
ジン1が現在アイドル状態で作動しているか否か
の判断ステツプである。エンジン1の作動状態、
例えば坂道の走行等の高負荷時やアイドル状態の
低負荷時等、によつて燃料室内に吸入される空気
量や燃料噴射量は可変なものであり、従つてその
燃焼によつて生じる発光量はこの作動状態により
左右される。即ち、火炎センサ80からのアナロ
グ出力の最大値が変化する要因は前記した火炎セ
ンサ80自体によるものと、このエンジン1の作
動状態によるものと2つがあり、着火時期の検出
に影響を及ぼす前者のもののみを判断しなければ
ならない。そこで、火炎センサ80からのアナロ
グ出力最大値をサンプリングするための条件とし
て、エンジン1作動状態を特定するのである。こ
こで、作動状態をアイドル時に特定したのは、車
両の使用に際してアイドル運転の状態は最も頻繁
に発生するものであるため、火炎センサ80の出
力最大値の更新がより適確に行われるからであ
る。本ステツプにおいてアイドル時であると判断
されるとステツプ120へ、その他の作動状態で
あると判断するとステツプ120を飛び越してス
テツプ130へとその処理が移行する。
ステツプ120は、エンジン1がアイドル作動
時のときのみ実行されるもので、第6図dに示し
た信号の中から最大値Vmを検索し、その値Vm
を、火炎センサ80が何ら出力の低下を生じてい
ないときのアイドル時の出力最大値と比較して正
規化した値Pfを記憶する。この値Pfの記憶はた
とえイグニツシヨンキーがOFFにされても消去
されないようにバツクアツプ回路を有するPAM
55に格納して行われる。
次のステツプ130は上記算出された正規化値
Pfを用いて着火時期補正値t2を算出するステツプ
である。このとき、アイドル時には直前のステツ
プ120によつて新たに更新された正規化値Pf
を用いて、それ以外の時には以前のアイドル時の
ときの更新されたバツクアツプRAM55に格納
されている正規化値Pfを用いて着火時期補正値t2
を算出する。本例においては、着火時期補正値t2
の算出をクランク角に変換して行うため、第8図
に示すマツプを利用して行つている。このマツプ
は、予めROM53内に、実験により求めた正規
化値Pf、エンジン回転数Neと着火時期の送れ角
との関係を格納しているものである。これによつ
て、CPU82はエンジン1の現在の回転数Neと
最新の火炎センサ80の検出状態を示す正規化値
Pfとを用いて簡単に補正値t2を算出することがで
きる。
続くステツプ140は、これまでに算出された
着火時期t1とその補正値t2とから真実の着火時期
T(=T1−T2)を求めるステツプである。
以上、説明したように、本実施例によれば火炎
センサ80の検出能力によつて生じる着火時期検
出の誤差を、エンジン1のアイドル時を基準にし
て火炎センサ80の出力最大値Vmを求めること
により適宜補正することができるのである。
上述したステツプの内、ステツプ100が着火
時期判定手段としての処理に該当し、ステツプ1
10及び120が最大値検出手段としての処理に
該当し、ステツプ130及び140が着火時期補
正手段としての処理に該当する。
次に、第1の実施例に示した着火時期検出装置
を燃料噴射時期制御に利用する場合について説明
する。第2図に示した電子制御式の分配型燃料噴
射ポンプにおいては、最良の条件の下でデイーゼ
ルエンジン11を作動するためにデイーゼルエン
ジン11の回転数や負荷等に応じて燃料を燃焼さ
せるタイミングを算出し、厳しく制御している。
そして、より精密に燃料噴射時期を制御するた
め、実際に燃焼室内で着火の生じた時期を検出し
燃料噴射時期をフイードバツク制御する方法が取
られている。
第9図に、この燃料噴射時期制御に第1の実施
例で示した着火時期検出装置を利用した制御流れ
図を示す。この噴射時期制御プログラムは、メイ
ンプログラムの一部を構成するものである。
ステツプ200は、本実施例において、その制
御をタイマコントロールバルブ37の駆動タイミ
ングをとる50msのタイミングを用いて行うため
のステツプである。従つて、本ステツプにてタイ
マコントロールバルブ37の駆動タイミングと一
致したときのみ、以下の噴射時期制御を実行し、
それ以外であればステツプ210〜ステツプ31
0までの処理を飛び越し、他の制御を実行する。
ステツプ210は、デイーゼルエンジン11の
回転数を回転数センサ39から、その負荷をアク
セル開度センサ16等から読み込みデイーゼルエ
ンジン11に最適の着火時期(以下、単に要求着
火時期という)Tfを算出するステツプである。
続くステツプ230からステツプ270までは
既に第1の実施例に示した実際の着火時期を検出
するステツプ群で、前述同様にステツプ230で
着火時期判断手段により着火時期t1の判断し、次
いで直前のアイドル状態のときに検出した正規化
値Pfに基づいて補正着火時期t2を演算後、実際の
着火時期Tをステツプ270にて算出している。
次に実行されるステツプ280は、以上求めら
れた要求着火時期Tfと実際の着火時期Tとの差
△Tを求めるステツプで、この差△Tを用いて以
下のステツプ290を実行する。
ステツプ290は、差△Tを用いてタイマコン
トロールバルブ37の駆動デユーデイ(パルス
巾)の比例項D(P)と積分項D(I)を算出する
ステツプで、D(P)=f(△T)、D(I)=f(△
T)の差△Tの関係として演算する。
次のステツプ300は、比例項D(P)、積分項
D(I)を用いてタイマコントロールバルブ37
のデユーテイ(パルス巾)DutyをDuty=D(P)
+ΣD(I)なる計算式より算出するステツプであ
る。
ステツプ310は以上算出されたタイマコント
ロールバルブ37のパルス巾Dutyに応じた出力
をタイマコントロールバルブ37に与えるステツ
プで、これによりタイマコントロールバルブ37
が作動し、タイマ位置、噴射時期が決定されるの
である。
このように、本実施例に係る着火時期検出装置
を用いれば、火炎センサ80による検出結果の誤
差を適宜補正が可能で正確な着火時期の検出がで
きるものである。従つてデイーゼルエンジン11
の要求着火時期Tfと正確に一致した実際の着火
時期を容易に得ることができ、着火時期のズレに
よつて生じる発煙、エミツシヨン、ノツキング、
燃費あるいは出力の低下を防ぐことができるもの
である。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明の着火時期検出装置
によれば、デイーゼルエンジンの燃焼室内での着
火時期を燃焼光の検出の際に生じる誤差を補正し
て正確に得ることができる。
従つて、例えば燃焼噴射時期等の着火時期に密
接に関係するその他の制御に利用することによ
り、デイーゼルエンジンをより最適な状態で作動
させることができるため、発煙、エミツシヨン、
ノツキング、燃費あるいは出力の低下をより適確
に減少させることができる副次的効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本的構成図、第2図は本
発明の適用概略図、第3図は電子制御装置のブロ
ツク図、第4図は火炎センサーの実施例を示す
図、第5図はその火炎センサの実装状態を示す概
略図、第6図は一実施例の信号の流れを示す概略
図、第7図はその制御流れ図、第8図は正規化値
算出のマツプ図、第9図は一実施例を噴射時期制
御に利用した制御流れ図、第10図は本発明の作
用を従来技術と比較しつつ説明した模式図を示
す。 11……デイーゼルエンジン、12……火炎セ
ンサ、14……噴射ノズル、37……タイマコン
トロールバルブ、51……電子制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイーゼルエンジンのシリンダに、該シリン
    ダ壁を貫通して燃焼室とシリンダ外部との間に導
    光体を設け、該導光体からの光出力が所定のしき
    い値を越える時期に基づいて燃焼室の着火時期を
    判定する判定手段を有する着火時期検出装置にお
    いて、 前記デイーゼルエンジンが所定の負荷で、且つ
    所定の回転数の下に作動しているときの前記導光
    体からの光出力の最大値を検出する最大値検出手
    段と、 該最大値検出手段により検出された光出力の最
    大値と、これを検出したと同じ条件で正常な導光
    体が検出するものとして予め分かつている光出力
    の最大値とを比較し、その比較結果に応じて前記
    判定手段により判定された着火時期を補正する着
    火時期補正手段とを備えたことを特徴とする着火
    時期検出装置。
JP58247407A 1983-12-23 1983-12-23 着火時期検出装置 Granted JPS60135668A (ja)

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JPH0686857B2 (ja) * 1986-03-17 1994-11-02 株式会社日立製作所 燃焼光検出信号の補正方法
JPS62167871U (ja) * 1986-04-14 1987-10-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58204978A (ja) * 1982-05-25 1983-11-29 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 燃焼時期検出装置

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