JPH0376962B2 - - Google Patents

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JPH0376962B2
JPH0376962B2 JP57160577A JP16057782A JPH0376962B2 JP H0376962 B2 JPH0376962 B2 JP H0376962B2 JP 57160577 A JP57160577 A JP 57160577A JP 16057782 A JP16057782 A JP 16057782A JP H0376962 B2 JPH0376962 B2 JP H0376962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
separator
gas passage
passage
powder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57160577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5949817A (ja
Inventor
Shizuo Tsuchida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Cement Co Ltd
Original Assignee
Nihon Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Cement Co Ltd filed Critical Nihon Cement Co Ltd
Priority to JP16057782A priority Critical patent/JPS5949817A/ja
Publication of JPS5949817A publication Critical patent/JPS5949817A/ja
Publication of JPH0376962B2 publication Critical patent/JPH0376962B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉粒体焼成装置などに適用される、ガ
スと粉粒体の分離機に関する。
集塵機、セメント焼成用キルン予熱機等に用い
られる粉粒体分離装置としてサイクロン式分離機
が一般的に使用されている。該分離機は、構造が
簡単なため多く使われており、ガスと粉粒体とを
分離するためガスに旋回流を与え、遠心力作用を
利用している。
該機構自体は、非常に簡単な機構であり、効率
良くガスと粉粒体とを分離できる働きがあるが、
粉粒体を分離したあとのガスは、旋回したまま排
出されるため圧力損失が大きく、このため系全体
として動力を多く必要とする欠点を有している。
本発明はかかる従来例の問題点を解消し、分離
機としての分離効率を下げることなく、圧力損失
を可及的に減少させ、動力を大巾に低減しうる分
離機を提供することを目的とし、その要旨とする
ところは、ガスと粉粒体のための分離機におい
て、ガスの入口より出口に向けてその方向が水平
方向において90度以上両側壁を湾曲することによ
り変えられたガス通路を備え、該ガス通路はその
断面積が上記ガス入口の断面積より大であり、か
つ通路下部がホツパー状に収束し、その下端に粉
粒体の排出口が形成されている分離機である。
以下本発明の好適な実施例を図面により説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す概念図であ
り、分離機1は入口2から導入されるガスと粉粒
体とを、ガス通路3内を通過させて後述する如く
分離し、図中実線で示すガスは出口4から、また
図中破線で示す粉粒体は下部の粉粒体排出口5か
ら下方へ各々排出するようになつている。
しかして、上記ガス通路3は、図示の如く入口
2から所定距離直進したのち、本実施例では水平
方向において略180度湾曲して、出口4方向に再
び直進するように形成されている。また、ガス通
路3はその断面積が上記入口2の断面積より大き
く形成されており、また上記排出口5に至る下部
6が下方に収束するホツパー状に形成されてい
る。
本実施例においては、ガス通路3の断面積が入
口2の断面積より大であるから、入口2から流入
したガスはその速度が低下し、よつて該ガスとと
もに導入された粉粒体の沈降が始まる。
また、ガス通路3の方向は、途中で該ガス通路
3を形成する外周壁8及び内周壁31をスムーズ
に湾曲することにより水平方向において略180度
変更されているため、該湾曲部7を通過する際に
粉粒体はその慣性により外周壁8近くに集まり、
ガスと粉粒体との分離が行なわれる。
沈降しながら分離された粉粒体は、ホツパー状
の下部6から排出口5に至つて下方に排出され、
またガスは出口4から排出されることになる。
この際、上記下部6をホツパー状に形成したの
で、分離された粉粒体の排出が容易になる。
また、ガス通路3は入口2側の通路3aと出口
4側の通路3bとが外周壁8及び内周壁31によ
つて完全に分離されているので、ガス流れが撹乱
することがなく、分級効率はより高まる。
しかして、ガス流に旋回流を与えることなしに
粉粒体を分離させるため、分離機1本体の圧力損
失を従来例の1/3程度に大巾に低減することが可
能である。
なお、出口4は第1図に仮想線で示すようにガ
ス通路3の終端の上部方向に設けてもよく、この
場合はガスは仮想矢線で示すように上方へと排出
されることとなる。
また、本実施例ではガス通路3の行きと帰りの
内周壁31,31を若干間隔をあけて配設した例
を示しているが、両内周壁31,31を一体にし
て隙間をなくした構成にしてもよい。
次に、第2図は本発明の第2実施例を示し、本
実施例においては、ガス通路3は入口2から出口
4に至るまでに略360度湾曲して形成されており、
かつ入口2側のガス通路3aは、出口4側に近い
ガス通路3bとは完全に分離されており、出口4
は上方へとガスが排出されるように配設されてい
る。その他の構成については、第1実施例の場合
と同様である。
本実施例においても、入口2から導入されたガ
スと粉粒体とは、ガス通路3に沿つて略360度湾
曲して流れる間に分離することができ、粉粒体は
慣性力の差により下方へと落下し、ホツパー状の
下部6から排出口5に至つて下方に排出される。
よつて、第1実施例と同様の作用効果を奏する
ものである。
なお、上記した各実施例ではガス通路の方向を
180度以上変えた例を示したが、ガス通路は少な
くとも90度以上その方向を変えた構成にすれば、
充分に上記した分離機能を発揮しうるものであ
る。
次に、第3図には本発明に係る分離機1をサス
ペンシヨンプレヒータAと、ロータリーキルン1
6とからなるセメント焼成装置に予熱機として組
み込んだ例を示す。
従来のサイクロン式では、サイクロン出口部に
おいてもガス流れは旋回しており、その上部での
熱交換ダクト内においてガスが旋回しているた
め、ダクトの中心部では、旋回流により下向きの
ガス流れが生じやすく、この部分では原料は熱交
換しないまま下方に落下し、また、旋回流に乗つ
た粉粒体も旋回流の遠心力作用により壁際に押し
つけられるなどの欠点を有しているが、本発明に
係る分離機1を有熱機として用いれば、上述した
如く旋回流が全く生じないため、図示の如きガス
流となり、粉粒体とガスとの熱交換が極めて効率
よく行われる。
また、旋回流がなくなることにより、熱交換部
での圧力損失も20〜40%程度低減する。
なお、本例の場合原料としての粉粒体は、破線
で示す如く投入口12からダクト13内に投入さ
れ、上昇するガスとともに最上部の予熱機1a内
に送り込まれ、分離された後に排出口5からダク
ト14を通つて、下段のダクト13′から予熱機
1b内に送り込まれ、以下同様に予熱機1c及び
予熱機1dを経て、最後に最下端部のロータリー
キルンへと送給される。
一方、ガスは実線で示す如くロータリーキルン
から予熱機1d、予熱機1c、予熱機1b、予熱
機1aへと上昇していき、最後に図示しない排気
風車により排気管15から排出されるようになつ
ている。
また、本発明に係る分離機1は、第3図の例の
他、サスペンシヨンプレヒータと、仮焼炉およ
び/または焼成炉と、ロータリーキルンとからな
るセメント焼成装置に予熱機として組み込むこと
も可能である。
上述した如く構成された本発明にあつては、分
離機のガス通路の方向を、該ガス通路を形成する
両側壁を湾曲することにより入口から出口に向け
て水平方向において少なくとも90度以上変え、該
ガス通路の断面積を入口の断面積より大きくし、
かつ分離機の下部をホツパー状に形成することに
より、ガスの旋回流をなくして圧力損失を可及的
に減少させ、系全体の動力費を大巾に低減するこ
とができ、粉粒体とガスの分離効率も極めて良好
な分離機を提供しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は各々本発明に係る分離機の
第1実施例及び第2実施例を示す概念図、第3図
は本発明に係る分離機を予熱機としてセメント焼
成装置に適用した一例を示す概念図である。 1……分離機、2……入口、3……ガス通路、
4……出口、5……排出口、6……下部、7……
折曲部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガスと粉粒体のための分離機において、ガス
    の入口より出口に向けてその方向が水平方向にお
    いて90度以上両側壁を湾曲することにより変えら
    れたガス通路を備え、該ガス通路はその断面積が
    上記ガス入口の断面積より大であり、かつ通路下
    部がホツパー状に収束し、その下端に粉粒体の排
    出口が形成されていることを特徴とする分離機。
JP16057782A 1982-09-14 1982-09-14 分離機 Granted JPS5949817A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16057782A JPS5949817A (ja) 1982-09-14 1982-09-14 分離機

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JP16057782A JPS5949817A (ja) 1982-09-14 1982-09-14 分離機

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Publication Number Publication Date
JPS5949817A JPS5949817A (ja) 1984-03-22
JPH0376962B2 true JPH0376962B2 (ja) 1991-12-09

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ID=15717968

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JP16057782A Granted JPS5949817A (ja) 1982-09-14 1982-09-14 分離機

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JPS5949817A (ja) 1984-03-22

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