JPH03767Y2 - - Google Patents
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- JPH03767Y2 JPH03767Y2 JP1983107956U JP10795683U JPH03767Y2 JP H03767 Y2 JPH03767 Y2 JP H03767Y2 JP 1983107956 U JP1983107956 U JP 1983107956U JP 10795683 U JP10795683 U JP 10795683U JP H03767 Y2 JPH03767 Y2 JP H03767Y2
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- signal
- emitter
- transistor
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- control voltage
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、例えばFMステレオ受信機において
入力電界が弱いときにS/Nが劣化するのを防止
すべく左右のチヤンネルの音声出力信号を混合す
る場合などに用いられる信号混合回路に間する。
入力電界が弱いときにS/Nが劣化するのを防止
すべく左右のチヤンネルの音声出力信号を混合す
る場合などに用いられる信号混合回路に間する。
背景技術とその問題点
FM受信機においては入力電界が弱くなると
S/Nが急激に劣化する。このため、電界が急変
動する移動受信のような場合には受信品位の低下
が著しい。特にステレオ時はモノラル時に比べて
ノイズレベルが大幅に増大するので、その傾向が
一層顕著になる。
S/Nが急激に劣化する。このため、電界が急変
動する移動受信のような場合には受信品位の低下
が著しい。特にステレオ時はモノラル時に比べて
ノイズレベルが大幅に増大するので、その傾向が
一層顕著になる。
そこで、FMステレオ受信機において、入力電
界が低下したときに左右のチヤンネルの音声出力
信号を混合して左右のチヤンネルに同相のノイズ
成分を打ち消すことにより、S/Nの劣化を防止
することが考えられる。この場合、各々のチヤン
ネルについて、そのチヤンネルの信号の出力レベ
ルと他チヤンネルの信号の混合レベルを、入力電
界の低下ととも前者が減少するにつれ後者が増大
するように互いに逆方向に、連続的に変化させる
ことができるとともに、入力電界の変化に対して
出力レベルと混合レベルが緩やかに変化すること
が望ましい。
界が低下したときに左右のチヤンネルの音声出力
信号を混合して左右のチヤンネルに同相のノイズ
成分を打ち消すことにより、S/Nの劣化を防止
することが考えられる。この場合、各々のチヤン
ネルについて、そのチヤンネルの信号の出力レベ
ルと他チヤンネルの信号の混合レベルを、入力電
界の低下ととも前者が減少するにつれ後者が増大
するように互いに逆方向に、連続的に変化させる
ことができるとともに、入力電界の変化に対して
出力レベルと混合レベルが緩やかに変化すること
が望ましい。
考案の目的
本考案は、かかる点に鑑み、2チヤンネルの信
号を互いに混合して2系統の出力を得る信号混合
回路において、そのチヤンネルの信号の減衰レベ
ルないし出力レベルと他チヤンネルの信号の混合
レベルを1つの制御電圧源で同時に制御すること
ができ、かつ、そのチヤンネルの信号の出力レベ
ルと他チヤンネルの信号の混合レベルを互いに逆
方向に連続的に変化させることができるととも
に、互いに別個に設定することができ、しかも、
制御電圧の変化に対して減衰レベルないし出力レ
ベルと混合レベルが緩やかに変化するようにした
ものである。
号を互いに混合して2系統の出力を得る信号混合
回路において、そのチヤンネルの信号の減衰レベ
ルないし出力レベルと他チヤンネルの信号の混合
レベルを1つの制御電圧源で同時に制御すること
ができ、かつ、そのチヤンネルの信号の出力レベ
ルと他チヤンネルの信号の混合レベルを互いに逆
方向に連続的に変化させることができるととも
に、互いに別個に設定することができ、しかも、
制御電圧の変化に対して減衰レベルないし出力レ
ベルと混合レベルが緩やかに変化するようにした
ものである。
考案の概要
本考案では、コレクタ接地とされた第1のトラ
ンジスタのエミツタを第1の抵抗を介して第1の
信号源に接続するとともに、コレクタ接地とされ
た第2のトランジスタのエミツタを第2の抵抗を
介して第2の信号源に接続し、第1及び第2のト
ランジスタの夫々のベースを第3の抵抗を介して
制御電圧源に接続し、第1のトランジスタのエミ
ツタから第1の出力端子を導出するとともに、第
2のトランジスタのエミツタから第2の出力端子
を導出して、第1及び第2のトランジスタの夫々
のエミツタにバイアス電圧を供給するようにし
て、コレクタ接地のトランジスタのエミツタ側か
らみたインピーダンスを減衰レベルの決定に利用
し、ベース側からみたインピーダンスを混合レベ
ルの決定に利用する。
ンジスタのエミツタを第1の抵抗を介して第1の
信号源に接続するとともに、コレクタ接地とされ
た第2のトランジスタのエミツタを第2の抵抗を
介して第2の信号源に接続し、第1及び第2のト
ランジスタの夫々のベースを第3の抵抗を介して
制御電圧源に接続し、第1のトランジスタのエミ
ツタから第1の出力端子を導出するとともに、第
2のトランジスタのエミツタから第2の出力端子
を導出して、第1及び第2のトランジスタの夫々
のエミツタにバイアス電圧を供給するようにし
て、コレクタ接地のトランジスタのエミツタ側か
らみたインピーダンスを減衰レベルの決定に利用
し、ベース側からみたインピーダンスを混合レベ
ルの決定に利用する。
実施例
第1図は本考案の信号混合回路の基本構成を示
すもので、第1及び第2のトランジスタQ1及び
Q2が設けられ、トランジスタQ1及びQ2のコレク
タがそれぞれ交流的に接地され、エミツタが第1
及び第2の抵抗R1及びR2を介して第1及び第2
の信号S1及びS2の信号源1及び2に接続され、ベ
ースが第3の抵抗R3を介して制御電圧VCの電圧
源3に接続され、トランジスタQ1及びQ2のエミ
ツタより第1及び第2の出力端子4及び5が導出
される。VBはバイアス用の電圧である。具体的
な定数は、例えば、抵抗R1及びR2がそれぞれ20k
Ω、抵抗R3が100kΩ〜200kΩ、電圧VBが4Vにさ
れる。
すもので、第1及び第2のトランジスタQ1及び
Q2が設けられ、トランジスタQ1及びQ2のコレク
タがそれぞれ交流的に接地され、エミツタが第1
及び第2の抵抗R1及びR2を介して第1及び第2
の信号S1及びS2の信号源1及び2に接続され、ベ
ースが第3の抵抗R3を介して制御電圧VCの電圧
源3に接続され、トランジスタQ1及びQ2のエミ
ツタより第1及び第2の出力端子4及び5が導出
される。VBはバイアス用の電圧である。具体的
な定数は、例えば、抵抗R1及びR2がそれぞれ20k
Ω、抵抗R3が100kΩ〜200kΩ、電圧VBが4Vにさ
れる。
この回路で、トランジスタQ1,Q2のエミツタ
抵抗をre1,re2、ベース抵抗をrb1,rb2、ベース電
圧をVb1,Vb2、相互コンダクタンスをgn1,gn2、
出力アドミツタンスをgp1,gp2とすると、信号S1
及びS2がトランジスタQ1,Q2の接合容量や帰還
容量などを無視できるような周波数の場合には、
この回路は等価的に第2図のように表わされ、電
圧VB及びVCによるバイアスがトランジスタQ1,
Q2の遮断領域のときは、トランジスタQ1,Q2の
遮断特性インピーダンスが抵抗R1,R2に比べて
著しく大きく、出力端子4,5には信号S1,S2そ
のものがもとのままのレベルで現われる。
抵抗をre1,re2、ベース抵抗をrb1,rb2、ベース電
圧をVb1,Vb2、相互コンダクタンスをgn1,gn2、
出力アドミツタンスをgp1,gp2とすると、信号S1
及びS2がトランジスタQ1,Q2の接合容量や帰還
容量などを無視できるような周波数の場合には、
この回路は等価的に第2図のように表わされ、電
圧VB及びVCによるバイアスがトランジスタQ1,
Q2の遮断領域のときは、トランジスタQ1,Q2の
遮断特性インピーダンスが抵抗R1,R2に比べて
著しく大きく、出力端子4,5には信号S1,S2そ
のものがもとのままのレベルで現われる。
そして、制御電圧VCを下げてトランジスタQ1,
O2の動作領域にすると、出力端子4,5に現わ
れる信号S1,S2の成分VL(S1),VR(S2)は、トラ
ンジスタQ1,O2のコレクタ接地小信号電流増幅
率をhfc1,hfc2とすると、 VL(S1)=re1+{1/gp1rb1+(R3〔rb2+hfc2
{1/gp2(re2+R2)}〕)/hfc1}/R1+re1+{
1/gp1rb1+(R3〔rb2+hfc2{1/gp2(re2+R
2)}〕)/hfc1}S1 VR(S2)=re2+{1/gp2rb2+(R3〔rb1+hfc1
{1/gp1(re1+R1)}〕)/hfc2}/R2+re2+{
1/gp2rb2+(R3〔rb1+hfc1{1/gp1(re1+R
1)}〕)/hfc2}S2 となる。また、C点に現われる信号S1,S2の成分
をVC(S1),VC(S2)とすると、 VC(S1)=1/gp1rb1+(R3〔rb2+hfc2{1/g
p2(re2+R2)}〕)/hfc1/re1+{1/gp1rb1+
(R3〔rb2+hfc2{1/gp2(re2+R2)}〕)/hfc
1} ×R3〔rb2+hfc2{1/gp2{re2+R2)}〕/rb1+
(R3〔rb2+hfc2{1/gp2(re2+R2)}〕)×VL
(S1) VC(S2)=1/gp2rb2+(R3〔rb1+hfc1{1/g
p1(re1+R1)}〕)/hfc2/re2+{1/gp2rb2+
(R3〔rb1+hfc1{1/gp1(re1+R1)}〕)/hfc
2} ×R3〔rb1+hfc1{1/gp1{re1+R1)}〕/r
b2+(R3〔rb1+hfc1{1/gp1(re1+R1)}〕)
×VR(S2) となり、出力端子4,5に逆に信号S2,S1の成分
も VL(S2)=hfc1{1/gp1(re1+R1)}/rb1+hfc
1{1/gp1(re1+R1)}×R1/R1+re1×VC(S2) VR(S1)=hfc2{1/gp2(re2+R2)}/rb2+hfc
2{1/gp2(re2+R2)}×R2/R2+re2×VC(S1) で表わされる分だけ現われる。
O2の動作領域にすると、出力端子4,5に現わ
れる信号S1,S2の成分VL(S1),VR(S2)は、トラ
ンジスタQ1,O2のコレクタ接地小信号電流増幅
率をhfc1,hfc2とすると、 VL(S1)=re1+{1/gp1rb1+(R3〔rb2+hfc2
{1/gp2(re2+R2)}〕)/hfc1}/R1+re1+{
1/gp1rb1+(R3〔rb2+hfc2{1/gp2(re2+R
2)}〕)/hfc1}S1 VR(S2)=re2+{1/gp2rb2+(R3〔rb1+hfc1
{1/gp1(re1+R1)}〕)/hfc2}/R2+re2+{
1/gp2rb2+(R3〔rb1+hfc1{1/gp1(re1+R
1)}〕)/hfc2}S2 となる。また、C点に現われる信号S1,S2の成分
をVC(S1),VC(S2)とすると、 VC(S1)=1/gp1rb1+(R3〔rb2+hfc2{1/g
p2(re2+R2)}〕)/hfc1/re1+{1/gp1rb1+
(R3〔rb2+hfc2{1/gp2(re2+R2)}〕)/hfc
1} ×R3〔rb2+hfc2{1/gp2{re2+R2)}〕/rb1+
(R3〔rb2+hfc2{1/gp2(re2+R2)}〕)×VL
(S1) VC(S2)=1/gp2rb2+(R3〔rb1+hfc1{1/g
p1(re1+R1)}〕)/hfc2/re2+{1/gp2rb2+
(R3〔rb1+hfc1{1/gp1(re1+R1)}〕)/hfc
2} ×R3〔rb1+hfc1{1/gp1{re1+R1)}〕/r
b2+(R3〔rb1+hfc1{1/gp1(re1+R1)}〕)
×VR(S2) となり、出力端子4,5に逆に信号S2,S1の成分
も VL(S2)=hfc1{1/gp1(re1+R1)}/rb1+hfc
1{1/gp1(re1+R1)}×R1/R1+re1×VC(S2) VR(S1)=hfc2{1/gp2(re2+R2)}/rb2+hfc
2{1/gp2(re2+R2)}×R2/R2+re2×VC(S1) で表わされる分だけ現われる。
従つて結局、出力端子4,5には、それぞれ信
号S1及びS2の混合された、VL=VL(S1)+VL
(S2),VR=VR(S2)+VR(S1)で表わされる信号
が得られる。そして、制御電圧VCを変化させて
エミツタ抵抗re1,re2などのパラメーターを変化
させることにより、出力端子4に信号S1が、出力
端子5に信号S2が、それぞれ制御電圧VCに比例
して現われ、逆に、出力端子4に信号S2が、出力
端子5に信号S1が、それぞれ制御電圧VCに反比
例して現われる。
号S1及びS2の混合された、VL=VL(S1)+VL
(S2),VR=VR(S2)+VR(S1)で表わされる信号
が得られる。そして、制御電圧VCを変化させて
エミツタ抵抗re1,re2などのパラメーターを変化
させることにより、出力端子4に信号S1が、出力
端子5に信号S2が、それぞれ制御電圧VCに比例
して現われ、逆に、出力端子4に信号S2が、出力
端子5に信号S1が、それぞれ制御電圧VCに反比
例して現われる。
この場合、一定の制御電圧のもとにおける信号
S1と信号S2の混合比は、抵抗R1,R2とエミツタ
抵抗re1,re2の比率やコレクタ接地小信号電流増
幅率hfc1,hfc2の大小により、あるいは抵抗R3の
うちの交流インピーダンス分の設定により変わる
ので、ある制御電圧に対して出力端子4,5にお
ける信号S1,S2の減衰レベルないし出力レベルと
信号S2,S1の混合レベルは各々別個に設定するこ
とができる。また、出力端子4,5における信号
S1,S2の減衰レベルないし出力レベルと信号S2,
S1の混合レベルが制御電圧VCの変化に対して緩
やかに変化する。
S1と信号S2の混合比は、抵抗R1,R2とエミツタ
抵抗re1,re2の比率やコレクタ接地小信号電流増
幅率hfc1,hfc2の大小により、あるいは抵抗R3の
うちの交流インピーダンス分の設定により変わる
ので、ある制御電圧に対して出力端子4,5にお
ける信号S1,S2の減衰レベルないし出力レベルと
信号S2,S1の混合レベルは各々別個に設定するこ
とができる。また、出力端子4,5における信号
S1,S2の減衰レベルないし出力レベルと信号S2,
S1の混合レベルが制御電圧VCの変化に対して緩
やかに変化する。
応用例
かような本考案の信号混合回路をFMステレオ
受信機のステレオ復調回路の後段の設ければ、入
力電界が弱いときにS/Nが劣化するのを防止す
ることができる。
受信機のステレオ復調回路の後段の設ければ、入
力電界が弱いときにS/Nが劣化するのを防止す
ることができる。
第3図はその場合のFMステレオ受信機の原理
的構成を示すもので、アンテナ11で受信された
FM放送信号がフロントエンド12に供給されて
中間周波信号に変化され、これが中間周波増幅回
路13を通じてFM検波回路14に供給されて
FM検波され、その検波信号がステレオ復調回路
15に供給されて左右のチヤンネルの音声信号SL
及びSRが復調され、この信号SL及びSRが本考案の
信号混合回路10に前述の信号源1及び2の信号
S1及びS2として供給される。従つて、信号電界強
度が低下したときに制御電圧VCを下げれば、出
力端子4,5においてそのチヤンネルの音声信号
SL,SRが減衰してミユーテイングがかかり、同時
に出力端子4,5に他チヤンネルの音声信号SR,
SLが現われるので、ノイズレベルが抑圧されると
ともに、左右のチヤンネルの同相のノイズ成分が
打ち消されて、S/Nの劣化を防止できる。
的構成を示すもので、アンテナ11で受信された
FM放送信号がフロントエンド12に供給されて
中間周波信号に変化され、これが中間周波増幅回
路13を通じてFM検波回路14に供給されて
FM検波され、その検波信号がステレオ復調回路
15に供給されて左右のチヤンネルの音声信号SL
及びSRが復調され、この信号SL及びSRが本考案の
信号混合回路10に前述の信号源1及び2の信号
S1及びS2として供給される。従つて、信号電界強
度が低下したときに制御電圧VCを下げれば、出
力端子4,5においてそのチヤンネルの音声信号
SL,SRが減衰してミユーテイングがかかり、同時
に出力端子4,5に他チヤンネルの音声信号SR,
SLが現われるので、ノイズレベルが抑圧されると
ともに、左右のチヤンネルの同相のノイズ成分が
打ち消されて、S/Nの劣化を防止できる。
実際には、制御電圧VCが入力電界に応じて自
動的に変化して、ミユーテイングないし混合が自
動的になされるようにするもので、即ち、第4図
に示すように、中間周波増幅回路13を通じた中
間周波信号が振幅検波回路16に供給されて振幅
検波されることにより信号電界強度に比例した検
波電圧が得られ、これが前述の制御電圧VCとさ
れる。従つて、信号電界強度が低下するにつれて
緩やかにミユーテイングがかかり、入力電界が低
下してもノイズレベルが急激に増大するのが抑え
られるとともに、信号電界強度の低下とともに左
右のセパレーシヨンが自動的に制御され、左右の
チヤンネルの同相のノイズの成分が打ち消される
ようになり、電界が急変動する移動受信のような
場合にすこぶる好適である。
動的に変化して、ミユーテイングないし混合が自
動的になされるようにするもので、即ち、第4図
に示すように、中間周波増幅回路13を通じた中
間周波信号が振幅検波回路16に供給されて振幅
検波されることにより信号電界強度に比例した検
波電圧が得られ、これが前述の制御電圧VCとさ
れる。従つて、信号電界強度が低下するにつれて
緩やかにミユーテイングがかかり、入力電界が低
下してもノイズレベルが急激に増大するのが抑え
られるとともに、信号電界強度の低下とともに左
右のセパレーシヨンが自動的に制御され、左右の
チヤンネルの同相のノイズの成分が打ち消される
ようになり、電界が急変動する移動受信のような
場合にすこぶる好適である。
さらに第5図は前述のミユーテイング機能を受
信機のパワースイツチをオンにしたときのノイズ
の発生の防止に兼用させた場合で、パワースイツ
チ21の出力側に容量CoとRoからなる微分回路
22が接続され、微分回路22の出力側がトラン
ジスタ23のベースに接続され、トランジスタ2
3のコレクタが信号混合回路10の制御電圧供給
端に接続され、前述の振幅検波回路16の出力端
とこの制御電圧供給端の間に抵抗RCが接続され
たもので、パワースイツチ21をオンにしたと
き、スイツチ21の出力側の電圧が電圧VBに立
ち上がると、その立ち上がりでトランジスタ23
がオンになつて、信号混合回路10の制御電圧が
瞬間的に接地電位になり、回路10においてミユ
ーテイングがかかつて、クリツクノイズの発生が
抑えられる。
信機のパワースイツチをオンにしたときのノイズ
の発生の防止に兼用させた場合で、パワースイツ
チ21の出力側に容量CoとRoからなる微分回路
22が接続され、微分回路22の出力側がトラン
ジスタ23のベースに接続され、トランジスタ2
3のコレクタが信号混合回路10の制御電圧供給
端に接続され、前述の振幅検波回路16の出力端
とこの制御電圧供給端の間に抵抗RCが接続され
たもので、パワースイツチ21をオンにしたと
き、スイツチ21の出力側の電圧が電圧VBに立
ち上がると、その立ち上がりでトランジスタ23
がオンになつて、信号混合回路10の制御電圧が
瞬間的に接地電位になり、回路10においてミユ
ーテイングがかかつて、クリツクノイズの発生が
抑えられる。
考案の効果
本考案によれば、2チヤンネルの信号を互いに
混合して2系統の出力を得る場合において、コレ
クタ接地とされた第1のトランジスタのエミツタ
を第1の抵抗を介して第1の信号源に接続すると
ともに、コレクタ接地とされた第2のトランジス
タのエミツタを第2の抵抗を介して第2の信号源
に接続し、第1及び第2のトランジスタの夫々の
ベースを第3の抵抗を介して制御電圧源に接続
し、第1のトランジスタのエミツタから第1の出
力端子を導出するとともに、第2のトランジスタ
のエミツタから第2の出力端子を導出して、第1
及び第2のトランジスタの夫々のエミツタにバイ
アス電圧を供給するようにして、コレクタ接地の
トランジスタのエミツタ側からみたインピーダン
スを減衰レベルの決定に利用し、ベース側からみ
たインピーダンスを混合レベルの決定に利用する
ので、そのチヤンネルの信号の減衰レベルないし
出力レベルと他チヤンネルの信号の混合レベルを
1つの制御電圧源で同時に制御することができ、
かつ、そのチヤンネルの信号の出力レベルと他チ
ヤンネルの信号の混合レベルを互いに逆方向に連
続的に変化させることができるとともに、互いに
別個に設定することができ、しかも、制御電圧の
変化に対して減衰レベルないし出力レベルと混合
レベルが緩やかに変化するようにすることができ
る。従つて、例えばFMステレオ受信機において
入力電界が弱いときにS/Nが劣化するのを防止
するのに用いてすこぶる好適である。
混合して2系統の出力を得る場合において、コレ
クタ接地とされた第1のトランジスタのエミツタ
を第1の抵抗を介して第1の信号源に接続すると
ともに、コレクタ接地とされた第2のトランジス
タのエミツタを第2の抵抗を介して第2の信号源
に接続し、第1及び第2のトランジスタの夫々の
ベースを第3の抵抗を介して制御電圧源に接続
し、第1のトランジスタのエミツタから第1の出
力端子を導出するとともに、第2のトランジスタ
のエミツタから第2の出力端子を導出して、第1
及び第2のトランジスタの夫々のエミツタにバイ
アス電圧を供給するようにして、コレクタ接地の
トランジスタのエミツタ側からみたインピーダン
スを減衰レベルの決定に利用し、ベース側からみ
たインピーダンスを混合レベルの決定に利用する
ので、そのチヤンネルの信号の減衰レベルないし
出力レベルと他チヤンネルの信号の混合レベルを
1つの制御電圧源で同時に制御することができ、
かつ、そのチヤンネルの信号の出力レベルと他チ
ヤンネルの信号の混合レベルを互いに逆方向に連
続的に変化させることができるとともに、互いに
別個に設定することができ、しかも、制御電圧の
変化に対して減衰レベルないし出力レベルと混合
レベルが緩やかに変化するようにすることができ
る。従つて、例えばFMステレオ受信機において
入力電界が弱いときにS/Nが劣化するのを防止
するのに用いてすこぶる好適である。
第1図は本考案の信号混合回路の基本構成の接
続図、第2図はその等価回路図、第3図〜第5図
はそれぞれ本考案の信号混合回路を用いたFMス
テレオ受信機の基本的構成ないし具体例を示す接
続図である。 図中、Q1及びQ2は第1及び第2のトランジス
タ、R1,R2及びR3は第1,第2及び第3の抵抗、
S1及びS2は第1及び第2の信号、VCは制御電圧、
4及び5は第1及び第2の出力端子である。
続図、第2図はその等価回路図、第3図〜第5図
はそれぞれ本考案の信号混合回路を用いたFMス
テレオ受信機の基本的構成ないし具体例を示す接
続図である。 図中、Q1及びQ2は第1及び第2のトランジス
タ、R1,R2及びR3は第1,第2及び第3の抵抗、
S1及びS2は第1及び第2の信号、VCは制御電圧、
4及び5は第1及び第2の出力端子である。
Claims (1)
- 第1及び第2のトランジスタの夫々のコレクタ
の交流的に接地され、上記第1のトランジスタの
エミツタが第1の抵抗を介して第1の信号源に接
続されるとともに、上記第2のトランジスタのエ
ミツタが第2の抵抗を介して第2の信号源に接続
され、上記第1及び第2のトランジスタの夫々の
ベースが第3の抵抗を介して制御電圧源に接続さ
れ、上記第1のトランジスタのエミツタから第1
の出力端子が導出されるとともに、上記第2のト
ランジスタのエミツタから第2の出力端子が導出
され、上記第1及び第2のトランジスタの夫々の
エミツタにバイアス電圧が供給される信号混合回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983107956U JPS6017052U (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 信号混合回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983107956U JPS6017052U (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 信号混合回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6017052U JPS6017052U (ja) | 1985-02-05 |
JPH03767Y2 true JPH03767Y2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=30252049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983107956U Granted JPS6017052U (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 信号混合回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017052U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55121548U (ja) * | 1979-02-22 | 1980-08-28 |
-
1983
- 1983-07-12 JP JP1983107956U patent/JPS6017052U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6017052U (ja) | 1985-02-05 |
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