JPH0376590A - 光学活性脂肪酸トランス―2―フエニル1―シクロヘキシル - Google Patents

光学活性脂肪酸トランス―2―フエニル1―シクロヘキシル

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JPH0376590A
JPH0376590A JP20995889A JP20995889A JPH0376590A JP H0376590 A JPH0376590 A JP H0376590A JP 20995889 A JP20995889 A JP 20995889A JP 20995889 A JP20995889 A JP 20995889A JP H0376590 A JPH0376590 A JP H0376590A
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JP
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trans
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cyclohexyl
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JP20995889A
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Naoyuki Yoshida
尚之 吉田
Kazutoshi Miyazawa
宮沢 和利
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学活性トランス−2−フェニル1−シクロヘ
キサノールの合成法およびその合成に有効な新規な中間
体に関する。
〔従来の技術〕
光学活性)ランス−2−フェニル1−シクロヘキサノー
ルは、生理活性物質等の不斉合成において、非常に有用
な不斉源として利用することができる。
たとえば、ポーターら(J、 Am、 Chem、 S
oc、 m 11 (L6276 (1988) )は
、下記の式で示すように光学活性トランス−2−フェニ
ル1−シクロヘキサノール(、)から光学活性トランス
−2−フエニ/l/1−シクロヘキサノールのビニルエ
ーテル(b)を合成し、過酸化物と反応させてジアステ
レオマー(、)をりくす、これを分離しで還元するεい
う手法を用いてEPiehlo・t)’Ph1naから
抽出窟れる天然物に相当する化合物(d)を得ている。
また、グリーンら(J、 Am、 Chew。S61!
、 、 109? ’4752(19B?) )は、ア
リルクロリド誘導体(、)と光学活性トランス−2−フ
ェニル1−シクロヘキサノール(、)を結合古せ、その
後、Diels−Alder反応させるこ6とにより不
斉誘起させ、セスキチルdンの一種である(−)−α−
および(+)−β−CuPar@non@を合成してい
る。
HHH (a)               (b)(@) 
       (a) OH(ω 従来の光学活性トランス−2−フェニル1−シクロヘキ
サノールの合成法は、ブラウンら(J。
OvL Chem、47 、5047 (1982)他
)による不斉ハイドロボレーションによる方法とロバー
トら(Chimia、 40.318 (1986) 
)による酵素の加水分解能を利用した速度論的光学分割
の方法が知られて−る。しかし、工業的に優れた効率の
良り合成法及び有効な中間体は知られていない。
ブラウンらの不斉ハイドロボレーションの方法は、光学
収率は優れているものの、ホウ素試薬の調製が容易でな
い己と、−度に一方の鏡像体しか得られな−こと、−2
5℃で168時間も反応に要すること尋実用的とは言い
難h0 ロバートらの酵素の加水分解方法は、実験室レベルでは
行ない易<、(+)−1=Pよび(−)−の両鏡保体が
得られるといった利点もあるが、大量に行なう場合には
反応溶媒、酵素の固定化、生成物の精製管に多数の難点
がある。
〔発明が解決しようとする問題点3 以上のことから、不斉合成の広範な応用に極めて有用な
光学活性トランス−2−フェニル1−シクロヘキサノー
ルの両鏡保体を効率よく、かつ大量に得られる方法が望
1れている。その一つとして、工業的に容易に大量生産
できる光学活性トランス−2−フェニル1−シクロヘキ
サノールの中間体が強く要望されている。
本発明者らは、辷れらの問題点を解決するためトランス
−2−フェニル1−シクロヘキサノールの中間体を開発
すべく検討した結果、光学活性脂肪酸トランス−2−フ
ェニル1−シクロヘキシルを得ることに成功し、同時に
光学活性トランス−2−フェニル1−シクロヘキサノー
ルの効率よく大量に得る製造法を見出し、本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明の目的は、光学活性トランス−2−フ
ェニル1−シクロヘキサノールの両鏡保体を効率よくか
つ大量に得られる方法を提供することであシ、また、工
業的に容易に大量生産できる新規々中間体を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発F!Aの光学活性脂肪酸トランス−2−フェニル1
−シクロヘキシルは、一般式 (式中、Rは炭素数2から15′tでのアルキル基、率
は不斉炭素原子を示す。)で示される。
本発明の第1の製造法、すなわち、光学活性なトランス
−2−フェニル1−シクロヘキサノールおよび光学活性
脂肪酸トランス−2−フェニル1−シクロヘキシルの製
造法は、エステラーゼを用いて、一般式 で示される(±)−トランス−2−フェニル1−シクロ
ヘキサノールとトリグリセリドもしくは脂肪酸ビニルと
をエステル交換反応させることを特徴とする。
本発明の第2の製造法、すなわち、光学活性のトランス
−2−フェニル1−シクロヘキサノールの製造法は、光
学活性脂肪酸トランス−2−フェニル1−シクロヘキシ
ルの反応によシ得ることを特徴とする。
本発明の光学活性脂肪酸トランス−2−フェニル1−シ
クロヘキシルは、前記一般式(I)で示されるが、具体
的化合物塩もしくは、 (へ)−(2R,l5)−プロピオン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−酪酸トランス2−フェニル1
−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−吉草酸トランス2−フェニル
1−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−カプロン酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−へブタン酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−カプリル酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 に)−(2R,l5)−ノナン酸トランス2−フェニル
1−シクロヘキシル、 (ハ)−、(2R,l5)−デカン酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−ウンデカン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (へ)−(2R,l5)−ラウリン酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 日−(2R,l5)−トリデカン酸トランス2−フェニ
ル1−シクロヘキシル、 (ハ)−(2R,l5)−ミリスチン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (へ)−(2R,l5)−ペンタデカン酸トランス2−
フェニル1−シクロヘキシル、 (へ)−(2R,l5)−パルミチン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(2s、IR)−プロピオン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(2s、IR)−酪酸トランス2−フェニル1
−シクロヘキシル、 (ト)−(2s、IR)−吉草酸トランス2−フェニル
1−シクロヘキシル、 (ト)−(2s、IR)−カプロン酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(28,IR)−へブタン酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 (+)−(2g、IR)−カプリル酸トランス2−フェ
ニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(28,1R)−ノナン酸トランス2−フェニ
ル1−シクロヘキシル、 (ト)−(28,IR)−デカン酸トランス2−フエニ
ル1−シクロヘキシル、 山−(2S、IR)−ウンデカン酸トランス2−フェニ
ル1−シクロヘキシル、 (ト)−(2S、1.R)−ラウリン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(2s、IR)−トリデカン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(28,1R)−ミリスチン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル、 (ト)−(28,IR)−ペンタデカン酸トランス2−
フェニルl−シクロヘキシル、 (ト)−(2g、IR)−パルミチン酸トランス2−フ
ェニル1−シクロヘキシル をあげるこεができる。
本発明の第1の製造法すなわち、光学活性なトランス−
2−フェニル1−シクロヘキシルールレよび光学活性脂
肪酸トランス−2−フェニル1−シクロヘキシルの製造
法の反応は、(±)−トランス−2−フェニル1−シク
ロヘキサノールヲ約0.5当量のアシル化剤すなわち脂
肪酸ビニルまたはトリグリセリドと混合し、エステラー
ゼと効率よく抜触きせる仁とにより行われる。巴のとき
反応温度は室温(10℃前後)ないし150℃が適当で
あシ、特に好ましくは20ないし45℃である。反応時
間は、アシル化剤によつで異なるが、1ないし1000
時間である。(±)−トランス−2−フェニル1−シク
ロヘキサノールと脂肪酸ビニルまたはトリグリセリドと
の割合は1:0.01ないし1:0.6(モル比)であ
シ、好ましくは1:0.5(モル比)である。
jOようにしてエステル交換反応を行った後、エステラ
ーゼは通常O濾過操作で除去するここができ、そのtオ
再使用することが可能である。P液である反応液を減圧
蒸留するか、あるいはカラムクロマトグラフィーにかけ
ることよシ光学活性なトランス−2−フェニル1−シク
ロヘキサノールと光学活性脂肪酸トランス−2−7エニ
ル1−シクロヘキシルεにそれぞれ分離する迄とができ
る。反応終了後、アシル化されなかりたトランス−2−
フェニル1−シクロヘキサノール(残った方)の光学純
度が低かった場合(エステル交換が充分進行しなかった
場合)は、再度エステラーゼによるエステル交換反応を
行うこεにより、光学純度の高いものを得るここができ
る。
なか、用いるエステラーゼによυ得られる脂肪酸トラン
ス−2−フェニル1−シクロへキシルの光学活性の符号
は(ト)−1(ハ)−のどちらもあシ得る。
本発明の第一の製造法における出発物質である式(II
)で示される(土)−トランス−2−フェニル1−シク
ロヘキサノールは、已ユンら(Te trahearo
n L@tt、、 1979.1503 )が報告して
いるようにフェニルマグネシウムプロミドとシクロヘキ
センオキシドを塩化第一銅存在下反応させるここにより
容易に得ることができる。
本発明に係るトリグリセリドとしては、トリプロピオ二
ン、トリブチリン、トリカプロイン、トリラウリン等が
あげられる。
本発明に係る脂肪酸ビニルεしては、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル
等があげられる。これらのトリグリセリド、脂肪酸ビニ
ルはアシル化剤さなる。
本発明に係るエステラーゼとしては、微生物の生産する
エステラーゼまたは動物由来のエステラーゼであう、市
販されているものとして次表に示したものがあげられる
また、これらの他に、エステラーゼを生産する微生物で
あれば、その種類を問わずにその微生物からのエステラ
ーゼは使用できる。かかる微生物の例としては、 シュウトモナス(Pseudomonus)属、アルス
ロバクタ−(Arthro−baeter)属、アクロ
モバクタ−(Acromobacter)属、アルカリ
ゲネス(Alcal ig@nes)属、アスペルギル
ス(Aaparigillus)属、クロモバクテリウ
ム(Chromobacterium)属、カンデイダ
(Candida)属、 ムコール(Mucor)属、 リゾプス(Rhizopus)属 などに属するものがあげられる。
これらの中で特に好ましいのはシュウトモナス(Pse
udomonus+)属由来のものである。
反応溶媒は、n−ヘキサン、n−ヘプタン等の炭化水素
系や、ベンゼン、トルエン等、さらにはエーテル類も使
用でき、エステラーゼ活性を阻害しないものであれば広
く使用することができる。
本発明の第2の製造法である光学活性のトランス−2−
フェニル1−シクロヘキサノールの製造法は、光学活性
脂肪酸トランス−2−フェニル1−シクロヘキシルを、
アルカリ(塩基としては水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどを使用することができる)、あ
るいは酸(酸としては、塩酸、硫酸などを使用すること
ができる)による加水分解、加アルコール(メタノール
、エタノールなど)分解、還元(還元剤としては、水素
化リチウムアルミニウムなどが使用できる。)等を行な
うことじよる。
本発明の第2の製造法で得られる光学活性のトランス−
2−フェニル1−シクロヘキサノールは、本発明の第1
の製造法によシ得られる光学活性なトランス−2−フェ
ニル1−シクロヘキサノールの対象体となる。
以上の本発明の第1の製造法と第2の製造法により、(
ト)一体、(へ)一体それぞれ光学活性なトランス−2
−フェニル1−シクロヘキサノールを得ることができる
〔実施例〕
以下、実施例によシ本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例によって制限されるものではな
い。
実施例1 1001Ll三ロフラスコに(±)−トランス−2−フ
ェニル1−シクロヘキサノール1.76.9(10mm
o1)とラウリン酸ビニル1.1311(5mmol)
をヘプタン201!Ll中で混合して入れ、エステラー
ゼとしてリパーゼP(天野製薬製)5gを加え室温で4
0時間撹拌した。リパーゼPの粉末をF側抜減圧濃縮し
て3.2j’の液体を得た。つぎにこれをシリカゲルク
ロマトグラフィー(溶出液、トルエン:酢酸エチル=1
0:1)によシ、(へ)−(2R,l5)−ラウリン酸
トランス2−フェニル1−シクロヘキジル1.191 
(3,3mmol、収率33%)と、(ト)−(IR,
2S )−)ランス−2−フェニル1−シクロヘキサノ
ール1.22N(6,9mmol)を得た。
(ト)−(IR,28)−)ランス−2−フェニルl−
シクロヘキサノールの比旋光度は、〔α)、+26.3
°(c 1.15. MeOH)であった。
更に、光学純度を高めるためつぎの反応を行った。
上記の(ト)−(IR128)−トランス−2−フェニ
ル1−シクロヘキサノール1.221 (6,9mmo
 l )とラウリン酸ビニル0.9 ji (4mmo
l )をヘプタン2011j中で混合して入れ、先に使
用したリパーゼP(天野製薬製)3gを加え室温で6時
間撹拌した。リパーゼP粉末をF側抜減圧濃縮して2.
1gの液体を得た。つぎに前述と同様にシリカゲルクロ
マトグラフィー(溶出液、トルエン:酢酸エチル=10
:1)によって精製し、比旋光度が、(α)、+56.
12°(c O,39、MeOH)である(ト)−(I
R,2S)−)ランス−2−7エニル1−シクロヘキサ
ノール0.86JF (49mmol。
収率49%)を得た。
実施例2 実施例1で得られた(へ)−(2R,l5)−ラウリン
酸トランス2−フェニル1−シクロヘキシル1.191
 (3,3mmol 、収率33係)は、水酸化ナトリ
ウム0.371 (8mmol )とジオキサン−水(
3/1 ”)混合溶媒20d中2時間加熱還流した。
トルエン50r111を加え分液ロートに移した後、巴
の有機相を氷冷した2N−塩酸20mで洗い、さらに洗
液が中性になるまで水洗した。有機相を硫酸マグネシウ
ムで乾燥後溶媒を減圧留去し、白色結晶を得た。己れを
ヘキサンで再結晶し、比旋光度が 〔α)D−55,1° (c O,25,M@OH)で
ある(へ)−(2R,l5)−トランス2−フェニル1
−シクロヘキサノール0.54.5’ (3,1mnm
ol。
収率31%)を得た。
実施例3 300277三日フラスコに(土)−トランス−2−フ
ェニル1−シクロヘキサノール3. (31/ (5Q
mmol )εカプロン酸ビニル3.69 (25rn
rnol )をトルエン2〇−中に混合して入れ、リパ
ーゼP(犬骨製薬製)3gを加え室温で48時間撹拌し
た。リパーゼP粉末を戸別後減圧濃縮して液体を得た。
つぎにこれをシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液、
トルエン:酢酸エチル−10:1)により、(ハ)−(
2R,l5)−カプロン酸トランス−2−フェニル−1
−シクロヘキシル4.61 (16,8mmol、収率
34%)と、(ト)−(IR128)−トランス−2−
フェニル1−シクロヘキシル6、Og(37,5yn、
mol)を得た。
更に光学純度を高めるためにつぎの反応を行った。
上記の(ト)−(IR,28)−トランス−2−フェニ
ル1−シクロヘキサノール6、0 、S’ (37,5
rnmol )とカプロン酸ビニル4゜11 (35m
rnol )をヘキサン301R1中に混合して入れ、
リパーゼP(犬骨製薬製)5gを加え室温で48時間撹
拌した。リパーゼP粉末を戸別後減圧濃縮して液体を得
た。つぎに前述と同様にシリカゲルクロマトグラフィー
(溶出液、トルエン:酢酸エチル−10:1)によって
精製し、比旋光度が、 〔α)   +31.99°(e O,52,CHC4
)である(ト)−(IB、2B )−)ランス−2−フ
ェニル1−シクロヘキサノール3゜81 (24amo
l、収率48%)を得た。
実施例4 実施例3で得られた(へ)−(2R,l5)−カプロン
酸トランス2−フェニル1−シクロヘキシル4.6 I
I (16,8nxmol )は、水素化ナトリウム1
゜6f! (24mmol )とエタノール−水(3/
1)混合溶媒3〇−中2時間加熱還流した。トルエン5
0TR1を加え分液ロートに移した後、己の有機相を氷
冷した2N−塩酸20M!4で洗い、さらに洗液が中性
になるまで水洗した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥
後溶媒を減圧留去し、白色結晶を得た。
これをヘキサンで再結晶し、比旋光度が、である(へ)
−(2R,18)−)’ランス2−フェニル1−シクロ
ヘキサノール146 ll(15mmol、収率31%
)を得た。
〔発明の効果〕
本発明の光学活性脂肪酸トランス−2−フェニル1−シ
クロヘキシルは、本発明者らによって初めて合成された
新規化合物である。この新規化合物ハ光学活性トランス
−2−フェニル1−シクロヘキサノールの前駆体(中間
体)であシ、加水分解などを行って光学活性トランス−
2−フェニル1−シクロヘキサノールにするここにより
生理活性物質専の不斉合成にかいて非常に有用な不斉源
こして利用できる。
本発明の第1訃よび第2の製造法により光学活性トラン
ス−2−フェニル1−シクロヘキサノールを光学純度良
く、効率的に、しかも大量に両鏡僧体を得る巴とができ
る。
以上 〔α)  +32.64° (e O,39,CHCA
’s )手続補正書(自発) 平底2年4月19日 1、事件の表示 平成1年特許願第209958号 2、発明の名称 光学活性脂肪酸トランス−2−7エニル1−シクロヘキ
シル 8、補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪府大阪市北区中之島三丁目6番32号(〒530)
(207)チッソ株式会社 代表者野木貞雄 4、代理人 東京都新宿区新宿2丁目8番1号(〒160)5、補正
命令の日付 6、補正により増加する請求項の数 なし 7、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 8、補正の内容 1)明細書の第4頁の最終行、 に改める。
2)明細書の第6頁、5〜6行、「反応溶媒、・・・難
点がある。」ヲ「反応溶媒の選択、pHの調整が微妙で
あり、しかもくり返し同じ酵素を使用するためには固定
化が必要である。しかも、反応溶液がエマルジョンとな
るため、生成物の精製が不可欠であるなどの難点が多い
。」に改める。
3)明細書の「第8頁7行目、第16頁1行目、第16
頁12行目」の「光学活性の」ヲ「光学活性な」に改め
る。
4) EA細書の第8頁、下から4行目、「もしくは、
」を「としては、」に改める。
5)明細書の第15頁6行目「Arthro −bac
terJt r Arthrobacter Jに改め
る。
以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素数2から15までのアルキル基、*は
    不斉炭素原子を示す。)で示される光学活性脂肪酸トラ
    ンス−2−フェニル1−シクロヘキシル。
  2. (2)エステラーゼを用いて、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示される(±)−トランス−2−フェニル1−シクロ
    ヘキサノールとトリグリセリドもしくは脂肪酸ビニルと
    をエステル交換反応させることを特徴とする光学活性な
    トランス−2−フェニル1−シクロヘキサノールおよび
    光学活性脂肪酸トランス−2−フェニル1−シクロヘキ
    シルの製造法。
  3. (3)光学活性脂肪酸トランス−2−フェニル1−シク
    ロヘキシルの反応により得ることを特徴とする光学活性
    のトランス−2−フェニル1−シクロヘキサノールの製
    造法。
JP20995889A 1989-08-14 1989-08-14 光学活性脂肪酸トランス―2―フエニル1―シクロヘキシル Pending JPH0376590A (ja)

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