JPH0376515B2 - - Google Patents

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JPH0376515B2
JPH0376515B2 JP24226584A JP24226584A JPH0376515B2 JP H0376515 B2 JPH0376515 B2 JP H0376515B2 JP 24226584 A JP24226584 A JP 24226584A JP 24226584 A JP24226584 A JP 24226584A JP H0376515 B2 JPH0376515 B2 JP H0376515B2
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data
transaction
data memory
transaction device
electronic passbook
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JP24226584A
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Inventor
Nobuo Minematsu
Yoshinori Koshida
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Priority to KR1019850008410A priority patent/KR920008069B1/ko
Priority to EP85114334A priority patent/EP0182244B1/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁性カード基材にCPUやデータ
メモリ等から成るICチツプを内蔵したカード状
の電子通帳に関し特にデータメモリに関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年銀行等の金融機関のエレクトロニクス化、
機械化が著しく進められており、その将来はエレ
クトロニツクバンキングと呼ばれ、様々な機械化
システムが検討されている。
このような機構的改革の中で、預貯金通帳は
ICカードを利用して電子通帳化することが検討
され始めており、これが実施されると、従来より
用いられている冊子状通帳の機能を損うことな
く、より多様な通帳利用形態が期待できる。
従来の冊子状通帳は、取引に使用する装置の構
造的な制約により、紙質、中紙の枚数等が制限さ
れてしまい、低価格化や中紙枚数増加という金融
機関側からの要求に対して、十分に対応がなされ
ていないのが現状である。
冊子状通帳において、中紙枚数の不足はデータ
収納量の不足を意味しており、特に複数の取引科
目を1冊の通帳にまとめて総合通帳とするような
場合は、更にデータ収納量不足が顕著となつてこ
のことが結果的に新規通用発行数量の増加として
現われ、トータルコストの低減化を妨げる一因と
なつている。因みに、現在使用されている冊子状
通帳は4〜8キロバイトのデータ格納(印字出
力)が可能である。また、金融機関における通帳
は、取引結果の履歴を記載したものであり、内容
を直接読み取れることも重要な機能である。
一方、ICカードはCPUやデータメモリ等から
成るICチツプ、デイスプレイ、キースイツチ、
及び電池等を絶縁性カード基材に実装することに
よつて構成されるものであり、取引装置により取
引データ等をデータメモリに書込んで格納できる
と共に、その取引データ等をキー操作によりデー
タメモリから取出してデイスプレイに表示できる
ので、金融機関の預貯金通帳としての機能を果た
すことは充分可能である。
加えて近年半導体技術の飛躍的な向上により、
データメモリは256キロビツトのC MOS RAM
が実現され、ICカードにおいても同様に大容量
のデータメモリが実装可能となつたので、ICカ
ードにおけるデータ格納量は冊子状通帳に比較し
て大幅に増大し、ICカード1枚で冊子状通帳何
冊分にも相当する取引データを格納することが可
能となつている。
このようなICカードを利用した電子通帳とし
て、例えば特開昭59−20087号、特開昭59−94170
号、及び特願昭59−155495号等が提案されている
が以下のような問題を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
すなわち、上述したデータメモリは大容量では
あるが、そのデータ格納量には限度があり、その
ためデータ書込み量が限度に達した場合、電子通
帳を新たに発行するか、もしくは新しいデータを
データメモリのアドレスの先頭から書込むことが
必要となる。
しかし、前者の場合のようにデータメモリのデ
ータ格納量が限度に達する毎に新規に電子通帳を
発行する場合、電子通帳は高価であることから経
費が大きくなると共に、発行するのに手間もかか
るという問題があり、また後者の場合はデータメ
モリに既に書込まれている取引データが新しいデ
ータの書込みにより蒸発することになるので、信
頼性の面で問題がある。
また、何らかの原因によつてデータメモリの格
納機能に故障が生じた場合、新規の電子通帳を発
行する必要があるが、この場合電子通帳の保有者
である顧客が係員に前記の故障を知らせ、それに
よつて新規の電子通帳を発行してもらわなければ
ならないという不便さがあつた。
本発明はこのような問題を解決するためになさ
れたもので、取引データを蒸発させることなくデ
ータメモリの繰返し使用を可能にして経費の削減
を計ることができると共に、データメモリの故障
によりデータの書込みが不能になつたときに顧客
の手をわずらわせることなく新規の電子通帳の発
行手続を行うことが可能な電子通帳を実現するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題を解決しかつ目的を達成するため、
本発明はデータメモリに格納されたデータ量が限
度付近に達したときのニアエンド状態と、第1の
データメモリへのデータ書込み不能状態を検出し
て、その信号を取引装置に送出する手段を設けた
ものである。
〔作用〕
上述した手段によれば、データメモリに格納さ
れたデータ量が限度付近に達したときのニアエン
ド状態を検出してその信号を取引装置に送出でき
るので、それに基づいてデータメモリに格納され
ている過去の取引データを取引装置の印字出力部
に転送することにより所定の用紙に印字出力する
ことができ、このようにしてデータを蒸発させる
ことなくデータメモリを空にできるので再使用が
可能となる。
また、データメモリの故障等による書込み不能
状態も検出して、取引装置にその信号を送出する
ので、それにより電子通帳を取引装置に取込ん
で、電子通帳の再発行を係員に指示することが可
能となる。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による電子通帳の一実施例を示
すブロツク図で、図において1はCPUであり、
ここでは4ビツトのC MOS CPUが用いられ
ている。このCPU1はプログラムメモリ2によ
り電子通帳内部の制御及び取引装置との接続制御
を行うもので、次に述べる第1のデータメモリに
格納されたデータ量が格納量の限度付近に達した
ときのニアエンド状態と、第1のデータメモリへ
のデータ書込み不能状態を検出してそれを取引合
装置に送出する手段が設けられている。
3は取引結果を示す取引データを格納する第1
のデータメモリで、例えば8〜64キロバイトのC
MOS RAMが用いられており、また4は暗証
番号データ及び顧客の属性データ等を格納する第
2のデータメモリで、前記第1のデータメモリ3
と同様に8〜64キロバイトのC MOS RAMが
用いられている。この第1のデータメモリ3と第
2のデータメモリ4は後で詳しく説明するが、互
いのアドレスが区別され、第1のデータメモリ3
に格納された取引データのみが液晶デイスプレイ
5に表示されるようになつている。
6は前記第1のデータメモリ3に格納されたデ
ータを液晶デイスプレイ5に表示するために用い
るキースイツチ部、7はCPU1を取引装置に接
続させるためのインターフエース部である。
8と9は電源供給手段であり、具体的にいう
と、8は第1及び第2のデータメモリ3,4の内
容をバツクアツプするためのリチウム電池、9は
電子通帳の主電源となる太陽電池である。
第2図は上述した構成による電子通帳の外観を
示す正面図で、10は絶縁性カード基材であり、
この絶縁性カード基材10の表面に液晶デイスプ
レイ5、キースイツチ部6、及び太陽電池9が配
置され、CPU1、プログラムメモリ2、第1の
データメモリ3、及び第2のデータメモリ4等か
ら成るICチツプ、それにリチウム電池8は絶縁
性カード基材10の中に内蔵されている。
ここで、液晶デイスプレイ5は32字×2行の文
字表示ができるように構成され、またキースイツ
チ部6には取引データの科目の指定及び表示デー
タの切替え等を行うキー6a〜6dが設けられて
おり、更に太陽電池9は例えば蛍光灯の光でも起
動して電子通帳の機能を果すのに必要な充分の電
力を供給するようになつている。
尚、11は取引装置との接続部で、フオトカプ
ラにより信号の授受を行うための手段である。
次に上述した構成の作用について説明する。
まず、金融機関において顧客との新規取引発生
時、例えば顧客が総合口座の新規口座の開設を希
望した場合、金融機関側では取引装置に上述した
構成による電子通帳を接続して取引を行う。この
とき、新規入金取引と併せて、暗証番号や通帳保
有者となる顧客の属性データ等が同時に第1のデ
ータメモリ3と第2のデータメモリ4にそれぞれ
書込まれ、取引終了後その電子通帳が顧客に渡さ
れる。つまり金融機関から顧客に電子通帳が発行
されるわけである。
この後、取引を行う毎に銀行側のセンタフアイ
ル内にたくわえられていた未記帳データが電子通
帳の第1のデータメモリ3に書込まれることにな
るが、この場合取引装置は電子通帳の第2のデー
タメモリ4内に格納されている顧客の属性データ
を読出して取引のデータ処理を行うことができ
る。
また、取引装置に接続しない状態では、電子通
帳のキースイツチ部6の操作により第1のデータ
メモリ3に格納させている取引データを液晶デイ
スプレイ5に表示することができる。
すなわち、キースイツチ部6の科目キーである
普通キー6aを押下すると、普通預金の最新の取
引内容を示す取引データが通帳フオーマツトに従
つて第2図に示すように液晶デイスプレイ5に表
示される。ここで以前の取引内容をさかのぼつて
見たい場合は、表示切替用の↑キー6cを押下す
ると表示データの送りが行われ、液晶デイスプレ
イ5には順次さかのぼつて取引データが表示され
る。また↓キー6dを押下した場合は、表示送り
により現在表示されている取引データより新しい
取引データが表示される。
更に、定期預金のデータ表示を指定する定期キ
ー6bを押下すると、その最新の取引内容を示す
取引データが通帳フオーマツトに従つて液晶デイ
スプレイ5に表示される。このときも、キー6
c,6dにより上記と同様に表示データの送りを
行うことができる。
第3図は第1のデータメモリ3のデータフオー
マツトを示す図、第4図は第2のデータメモリ4
のデータフオーマツトを示す図である。
第1のデータメモリ3は第3図に示すように1
〜nの取引データ用のメモリブロツクを有してい
て、各メモリブロツクは68バイトから成り、1番
目のバイトを科目コード用、2〜4番目のバイト
を取引番号用、5〜68番目のバイトを取引データ
用としている。
そこで、いまキースイツチ部6の科目キー例え
ば普通キー6aが押下されると、CPU1は第1
のデータメモリ3における取引データのメモリブ
ロツクの第1バイト目に示される科目コードが
“1”のものを見つけ出す。次に科目コード“1”
のメモリブロツクの中から第2、第3、第4バイ
ト目に示される3桁の取引番号のうち、最も大き
い数値を見つけだし、そのメモリブロツクの取引
データを液晶デイスプレイ5に表示する。その後
↑キー6cが押下された場合、表示中の取引番号
を1マイナスした数値のメモリブロツクを見つけ
出して、該メモリブロツクの取引データを液晶デ
イスプレイ5に表示し、また↓キー6dが押下さ
れた場合、表示中の取引番号を1プラスした数値
のメモリブロツクを見つけ出して、該メモリブロ
ツクの取引データを液晶デイスプレイ5に表示す
る。
金融機関の取引装置から電子通帳への取引デー
タを書込む場合、電子通帳は第1のデータメモリ
3の科目コードを判別して同一科目コードのメモ
リブロツクの取引番号データの最大値を見つけ出
し、その直に1プラスした値を取引番号として科
目コードと取引データの間に挿入して第1のデー
タメモリ3に書込む。このとき、科目コードとし
て“0”は、表示禁止コードつまり後述する第2
のデータメモリ4用として使用するため、“0”
以外例えば普通預金のコードとして“1”、また
は定期預金のコードとして“2”を書込む。
一方、第2のデータメモリ4は、第4図に示す
ように5バイトから成る暗証番号用のメモリブロ
ツクと、各々259バイトから成る1〜nの顧客の
属性データ用のメモリブロツクを有していて、暗
証番号用のメモリブロツクは、第1番目のバイト
を表示禁止コード用、2〜4番目のバイトを暗証
データ用とし、また属性データ用メモリブロツク
は第1番目のバイトを表示禁止コード用、2及び
3番目のバイトを情報コード用、更に4〜259番
目のバイトを属性データ用としている。尚、ここ
で各メモリブロツクの表示禁止コードはすべてて
“0”に固定する。
この第2のデータメモリ4は、前述したように
第1のデータメモリ3とメモリアドレスが区別さ
れ、電子通帳単体では液晶デイスプレイ5に表示
できないようにCPU1にプログラムされている。
具体的には、第1のデータメモリ3及び第2の
データメモリ4の各メモリブロツクの先頭アドレ
ス、つまり第1番目のバイトを判定し、“0”の
場合は表示禁止データとして液晶デイスプレイ5
に行わないようにする。
電子通帳を新規に発行する場合、金融機関の通
帳発行装置により上述したフオーマツトで第2の
データメモリ4に顧客の暗証データ、情報コー
ド、属性データが書込まれる。そして取引時に、
この電子通帳を取引装置に接続すると、取引装置
から電子通帳に暗証番号の要求命令が出され、こ
れによりCPU1は第2のデータメモリ4の先頭
アドレスから5バイトを取出し、第1番目のバイ
トの表示禁止コードを除く2〜5番目のバイトの
データを取引装置に転送する。
転送された暗証番号により本人確認がなされる
と、取引装置から電子通帳にその取引に必要な顧
客情報要求命令が出される。これによりCPU1
は顧客情報要求命令の中に指定された顧客情報コ
ードを判定し、それに該当する情報のみ取引装置
に転送する。すなわち、第2のデータメモリ4に
格納されている259バイトから成る顧客の属性デ
ータ用のメモリブロツクの中の第2バイト目及び
第3バイト目に示される情報コードと一致したメ
モリブロツクのうち、第1番目のバイトの表示禁
止コードを除く第2番目以下の258バイトを取引
装置に転送する。
取引装置は、この顧客の属性データをもとに取
引に成立/不成立あるいは顧客サービス情報、例
えば定期預金満期日情報、預金有効投資情報、マ
ル優限度額残高情報等を取引装置のデイスプレイ
に表示し、更に引続いて取引処理が進み、取引が
成立すると、取引データが電子通帳に転送され、
CPU1により第1のデータメモリ3に格納され
て取引が終了する。
このようにして取引を繰返し行うと、第1のデ
ータメモリ3のデータ格納量はやがて限度とな
り、引続きデータを書込むためには、過去に書込
まれ格納されている取引データをはき出す必要が
生じてくる。
以下にその手順を第5図及び第6図により説明
する。
第5図は取引装置と電子通帳間ににおけるデータ
伝送制御手順とニアエンド状態の検出を示す図、
第6図は第5図と対応するフローチヤートであ
る。
まず、取引装置は電子通帳との接続状態、及び
電子通帳の状態を知るために、ステータスリード
コマンド信号COM−1(以下単にCOM−1と略
記する。)を電子通帳に発信する。これに対して
電子通帳は自身に異常がないか否かをCPU1で
判断し、異常がなければ正常レスポンス信号
RES−1(以下単にRES−1と略記する。)を取
引装置へ送出する。
次に、取引装置は暗証番号を知るために、暗証
番号要求コマンド信号COM−2(以下単にCOM
−2と略記する。)を発信する。これに対して電
子通帳は、第2のデータメモリ4から暗証データ
4バイトを読出し、R DATA−1として取引
装置へ転送する。
暗証番号が一致すると、取引装置は顧客の属性
データを知るために顧客の属性データ要求コマン
ド信号COM−3(以下単にCOM−3と略記す
る。)を発信する。これに対して電子通帳は、こ
のCOM−3により指定された顧客情報コードか
ら第2のデータメモリ4に格納されている情報コ
ード及び属性データ258バイトを読出し、R
DATA−2として取引装置へ転送する。尚、こ
のCOM−3の発信からR DATA−2の転送ま
での処理は省略される場合もある。
次に、取引装置において、例えば今行われた現
取引と、自動引落しによる未記帳取引4件の合計
5件の取引単位、言換えると、紙による冊子状通
帳に印字する5行分の取引があつた場合、取引装
置は電子通帳の状態を知るため、電子通帳COM
−1を発信し、これに電子通帳は異常がなければ
RES−1を取引装置へ発信する。
取引装置はこのRES−1を受取ると、未記帳
取引4件のうち、日付の古い取引データから順に
電子通帳の第1のデータメモリ3に書込みを行う
ために、取引データ書込みコマンド信号COM−
4(以下単にCOM−4と略記する。)及び取引デ
ータ(以下W.DATA)1を発信する。これに対
して電子通帳は、取引装置から送られてくるW.
DATA−1を第1のデータメモリ3に第3図に
示したデータフオーマツトに従つて格納し、この
とき電子通帳に異常がなければ取引装置へRES
−1を送る。
続いて取引装置は、前記と同様にCOM−4と
次のW.DATA−2を発信し、これに対して電子
通帳はこのW.DATA−2を第1のデータメモリ
3に格納すると共にRES−1を取引装置へ送る。
更に取引装置は、COM−4及びW.DATA−3
を発信し、電子通帳はこのW.DATA−3を第1
のデータメモリ3に格納する。
そこで、例えばこのとき第1のデータメモリ3
からデータ格納量が限度に近いニアエンド状態
(以下ニアエンド状態という)がCPU1に通知さ
れると、このCPU1からニアエンドステータス
信号RES−2(以下単にLES−2と略記する。)
が取引装置へ送られる。
尚、このときのニアエンドの判定は次のように
行われる。すなわち、CPU1に設けられている
検出手段は取引装置から送られてきた取引データ
つまり上記W.DATA−3が第1のデータメモリ
3に格納された後、この第1のデータメモリ3の
総バイト数mと、既にデータを格納している取引
単位数nと、1取引データ数68バイトを、X=m
−68×nで計算し、X<68となつたときにニアエ
ンド状態と判定する。
引取装置は、電子通帳からRES−2を受取る
と、この電子通帳の第1のデータメモリ3に格納
されているすべての取引データを取込むために、
取引データ要求コマンド信号COM−5(以下単
にCOM−5と略記する。)を発信する。これに対
して電子通帳は、第1のデータメモリ3の先頭ア
ドレスより68バイトを1ブロツクとして、これを
DATA−1として取引装置に転送する。
取引装置は電子通帳からDATA−1を受取る
と、それを取引装置内に設けられている印字出力
部に転送し、該印字出力部により予じめ定められ
た通帳フオーマツトに従つてロール紙または単票
に印字出力する。
次に、取引装置は電子通帳に対してCOM−1
を発信し、これに対して電子通帳は第1のデータ
メモリ3にまだ取引データを格納している場合
RES−2を取引装置に送る。
その後取引装置は、次の取引データを電子通帳
に要求するために再度COM−5を発信し、これ
により電子通帳が第1のデータメモリ3の次の68
バイトの取引データをDATA−2として取引装
置に送ると、取引装置の印字出力部でその
DATA−2の印字出力が行われる。
以下同様にして電子通帳の第1のデータメモリ
3に格納されている取引データが順次取引装置に
送られ、DATAnまで繰返して印字出力される。
このようにして電子通帳の第1のデータメモリ
3に格納されている取引データがすべて取引装置
に転送された後、取引装置からCOM−5が発信
されると、電子通帳はデータ転送終了レスポンス
信号RES−3(以下単にRES−3と略記する。)
を取引装置へ送る。
この状態で電子通帳は初期化されたことにな
る。
この後、取引装置は中断されていた5件分の取
引のうち残り2件の取引データを電子通帳の第1
のデータメモリ3に書込んで格納させるために
COM−1を発信し、これに対して電子通帳は取
引装置へRES−1を送り、以下取引装置と電子
通帳との間で、COM−4、W.DATA−4発信、
RES−1応答、COM−4,W.DATA−5発信、
RES−1応答という前記と同様の手順により前
記2件の取引データを第1のデータメモリ3に書
込む。
以上の処理により第1のデータメモリ3に格納
されていた取引データの印字出力を終了し、同時
に第1のデータメモリ3の書替えが完了する。
尚、印字出力された過去の取引データは顧客へ
渡される。
次に、第1のデータメモリ3への書込み不能時
における処理を第7図〜第9図により説明する。
第7図は取引装置と電子通帳間のデータ伝送制
御手順と第1のデータメモリの異常検出を示す
図、第8図は電子通帳の異常検出を示す図、第9
図は電子通帳が無応答の場合を示す図である。
まず、第7図の場合について説明すると、取引
装置がCOM−4 W.DATA−1により電子通帳
の第1のデータメモリ3に取引データの書込みを
行つた場合、この第1のデータメモリ3の異常発
生があると、例えば正常に書込まれたことを確認
するための再読取り中のパリテイーエラー検出ま
たはチエツクコードエラーの検出時にCPU1に
設けられた検出手段により電子通帳から取引装置
へ書込み異常終了レスポンス信号RES−4が送
られる。
また、第8図に示すように、取引に先立つて取
引装置からCOM−1が発信されたとき、電子通
帳内の異常が前記検出手段により検出されると、
電子通帳から取引装置へ電子通帳異常レスポンス
信号RES−5が送られる。
更に、第9図に示すように取引装置からの
COM−1に対し、電子通帳が無応答の場合もあ
る。
このように取引装置から発信されると各種のコ
マンド信号に対し、電子通帳から各種の異常レス
ポンス信号が返されたり、応答がなかつた場合、
取引装置は必要に応じてリトラインシーケンスを
とり、その結果第1のデータメモリ3への書込み
が不能と判断すると、電子通帳は取引装置へ取込
まれる。その後取引装置は係員により電子通帳の
再発行処理を誘導する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、電子通帳内のデ
ータメモリに格納されたデータ量が格納限度付近
に達したときのニアエンド状態と、このデータメ
モリへのデータの書込み不能状態を検出して、そ
の信号を取引装置に送る手段を設けているため、
データメモリがニアエンド状態になつたとき、前
記手段からの信号に基づいて取引装置によりデー
タメモリに格納されている過去の取引データを所
定の用紙に印字出力し、これにより初期化したデ
ータメモリに新しい取引データを書込むことがで
きる。
従つて過去の取引データは用紙に印字して保存
できるのでデータの蒸発をなくすことができると
共に、電子通帳の繰返しの使用が可能となり、信
頼性の向上、経費の削減及び通帳発行の手間の削
減を計ることができるという効果がある。
また、データメモリの故障等によりデータのの
書込み不能状態になつた場合も、それを検出して
信号を取引装置へ送るので、取引装置を通じて金
融機関の係員へ電子通帳の再発行処理を誘導する
ことが可能となり、その結果顧客の手をわずらわ
せることなく新規の電子通帳発行を行うことがで
きるという効果もある。
また、本発明によれば冊子状通帳に比較してデ
ータ格納量が大幅に増加すると共に、顧客の属性
データも含めて様々なデータの格納が可能となる
ので用途も拡大でき、しかも多様な形態をとる冊
子状通帳の場合より取引装置の機構部が簡単にな
るので、取引装置の小形化、低価格化を実現でき
るという効果もあり、更に従来金融機関のデータ
処理センタのメモリフアイルシステムに格納され
ていた機密を要する顧客の属性データをも電子通
帳内のデータメモリの格納することが可能となる
ため、データ処理センタの負担を軽減できる等の
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子通帳の一実施例を示
すブロツク図、第2図は同電子通帳の外観を示す
平面図、第3図は第1のデータメモリのデータフ
オーマツトを示す図、第4図は第2のデータメモ
リのデータフオーマツトを示す図、第5図は取引
装置と本発明による電子通帳間のデータ伝送制御
手順とニアエンド状態の検出を示す図、第6図は
第5図と対応するフローチヤート、第7図は取引
装置と本発明による電子通帳間のデータ伝送制御
手順と第1のデータメモリの異常検出を示す図、
第8図は電子通帳の異常検出を示す図、第9図は
電子通帳の無応答を示す図である。 1……CPU、2……プログラムメモリ、3…
…第1のデータメモリ、4……第2のデータメモ
リ、5……液晶デイスプレイ、6……キースイツ
チ部、7……インターフエース部、8……リチウ
ム電池、9……太陽電池、10……絶縁性カード
基材、11……接続部、COM−1……ステータ
スリードコマンド信号、COM−2……暗証番号
要求コマンド信号、COM−3……顧客の属性デ
ータ要求コマンド信号、COM−4……取引デー
タ書込みコマンド信号、COM−5……取引デー
タ要求コマンド信号、RES−1……正常レスポ
ンス信号、RES−2……ニアエンドステータス
信号、RES−3……データ転送終了レスポンス
信号、RES−4……書込異常終了レスポンス信
号、RES−5……電子通帳異常レスポンス信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絶縁性カード基材中にCPUやデータメモリ
    等から成るICチツプを内蔵すると共に、デイス
    プレイ、キースイツチ部、電源供給手段、及び取
    引装置との信号授受手段を有する電子通帳におい
    て、 データメモリに格納されたデータ量が格納量限
    度付近に達したニアエンド状態とデータメモリへ
    のデータの書込み不能状態を検出してその信号を
    取引装置に送出する手段を設け、ニアエンド検出
    時にはデータメモリに格納されているデータを取
    引装置へ転送して、新たなデータを格納し、かつ
    書込み不能状態検出時には取引装置を介して再発
    行を誘導するようにしたことを特徴とする電子通
    帳。
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