JPH037587Y2 - - Google Patents
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- JPH037587Y2 JPH037587Y2 JP1985137667U JP13766785U JPH037587Y2 JP H037587 Y2 JPH037587 Y2 JP H037587Y2 JP 1985137667 U JP1985137667 U JP 1985137667U JP 13766785 U JP13766785 U JP 13766785U JP H037587 Y2 JPH037587 Y2 JP H037587Y2
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
この考案は、クライオポンプに係り、特にクラ
イオポンプの再生,予冷に費す時間を大幅に短縮
するようにしたクライオポンプに関する。
イオポンプの再生,予冷に費す時間を大幅に短縮
するようにしたクライオポンプに関する。
《考案の背景》
クライオ排気とは、冷却された表面上に弱いフ
アン・デル・ワールス力あるいは分散力によつ
て、分子を凝縮させ溜め込むことである。表面温
度が充分低くて表面に貼着した分子が運動エネル
ギーを充分失つて表面上にとどまつているなら
ば、原理的には如何なる気体をも排気することが
できる。
アン・デル・ワールス力あるいは分散力によつ
て、分子を凝縮させ溜め込むことである。表面温
度が充分低くて表面に貼着した分子が運動エネル
ギーを充分失つて表面上にとどまつているなら
ば、原理的には如何なる気体をも排気することが
できる。
この原理をポンプに適用したものがクライオポ
ンプであり、このクライオポンプは高真空の環境
を作るため、例えば薄膜を作成するために材料を
蒸発させたり、凝縮させる場合に多く用いられて
いる。
ンプであり、このクライオポンプは高真空の環境
を作るため、例えば薄膜を作成するために材料を
蒸発させたり、凝縮させる場合に多く用いられて
いる。
第4図に基づきクライオポンプの構成と作用に
ついて簡単に説明する。
ついて簡単に説明する。
すなわち、クライオポンプは、一面を真空チヤ
ンバ1側へ開口した有底状のポンプケース2と、
このポンプケース2の底面を貫通してケース内に
配置される冷凍機のエキスパンシヨンヘツド3
と、このエキスパンシヨンヘツド3に接合され、
ケース1内を超低温に保つシールドパネル4,ク
ライオパネル5、バツフルパネル6等のパネル類
から構成されている。
ンバ1側へ開口した有底状のポンプケース2と、
このポンプケース2の底面を貫通してケース内に
配置される冷凍機のエキスパンシヨンヘツド3
と、このエキスパンシヨンヘツド3に接合され、
ケース1内を超低温に保つシールドパネル4,ク
ライオパネル5、バツフルパネル6等のパネル類
から構成されている。
そして上記冷凍機のエキスパンシヨンヘツド3
の超低温(図示したものは20K,70Kのそれぞれ
の冷却ステージをもつ2段式冷凍機である)に応
じてシールドパネル4,バツフルパネル6が70K
(−203℃)に、クライオパネル5が20K(−253
℃)の超低温状態に冷却されている。
の超低温(図示したものは20K,70Kのそれぞれ
の冷却ステージをもつ2段式冷凍機である)に応
じてシールドパネル4,バツフルパネル6が70K
(−203℃)に、クライオパネル5が20K(−253
℃)の超低温状態に冷却されている。
この超低温のため、空気中の水蒸気はバツフル
パネル6並びにシールドパネル4面に凍結し、か
つチツ素,酸素及びアルゴンは、クライオパネル
5の外面に凍結する(これら凍結現象をクライオ
コンゼンセーシヨンと称する)。
パネル6並びにシールドパネル4面に凍結し、か
つチツ素,酸素及びアルゴンは、クライオパネル
5の外面に凍結する(これら凍結現象をクライオ
コンゼンセーシヨンと称する)。
そして、水素,ヘリウム,ネオン等、20Kにお
いても凍結しないガスは、クライオパネル5の内
面に設けられた活性炭等の吸着剤7に吸着させる
(この吸着現象をクライオソープシヨンと称す
る)。
いても凍結しないガスは、クライオパネル5の内
面に設けられた活性炭等の吸着剤7に吸着させる
(この吸着現象をクライオソープシヨンと称す
る)。
従つて、空気中のガスは、クライオコンゼンセ
ーシヨン並びにクライオソープシヨンにより凍
結,吸着され、真空チヤンバ1側からポンプケー
ス2内に吸気され、結果的に真空チヤンバ1内に
高真空状態を呈する。これがクライオポンプの構
成と作用である。
ーシヨン並びにクライオソープシヨンにより凍
結,吸着され、真空チヤンバ1側からポンプケー
ス2内に吸気され、結果的に真空チヤンバ1内に
高真空状態を呈する。これがクライオポンプの構
成と作用である。
ところで、係るクライオポンプにあつては、ポ
ンプ内が飽和状態(例えば、クライオソープシヨ
ンの場合、パネル面上に吸着分子が2,3層積も
ると、吸着容量の限界であり、通常この吸着容量
限界は1015原子/cm2である)になれば、ポンプの
運転を停止した後、ポンプケース内を暖め、凝縮
物を蒸発させ、これら蒸発ガスを安全弁8を介し
て外部へ排出するようにしている。
ンプ内が飽和状態(例えば、クライオソープシヨ
ンの場合、パネル面上に吸着分子が2,3層積も
ると、吸着容量の限界であり、通常この吸着容量
限界は1015原子/cm2である)になれば、ポンプの
運転を停止した後、ポンプケース内を暖め、凝縮
物を蒸発させ、これら蒸発ガスを安全弁8を介し
て外部へ排出するようにしている。
従来では、ポンプケース2の外周面をヒータ9
により加熱し、ケース2内の温度を上昇させる方
法や、加熱ガスを外部からポンプケース2内に導
入する方法等が試みられており、ケース2内部の
温度上昇により、ガス蒸発が活発に行なうように
させ、これら蒸発ガスを図示しないメカニカルポ
ンプにより外部へ粗引きするようにしている。
により加熱し、ケース2内の温度を上昇させる方
法や、加熱ガスを外部からポンプケース2内に導
入する方法等が試みられており、ケース2内部の
温度上昇により、ガス蒸発が活発に行なうように
させ、これら蒸発ガスを図示しないメカニカルポ
ンプにより外部へ粗引きするようにしている。
しかしながら、これらの方法は、ポンプケース
2内の加温ガスの熱伝導により凝縮物を蒸発させ
るというものであり、更にメカニカルボンプで排
気しながら行なうため、これらの熱伝達量が小さ
く再生処理時間をさほど短縮できるものではなか
つた。
2内の加温ガスの熱伝導により凝縮物を蒸発させ
るというものであり、更にメカニカルボンプで排
気しながら行なうため、これらの熱伝達量が小さ
く再生処理時間をさほど短縮できるものではなか
つた。
よつて、これらクライオポンプの再生処理時間
をより短縮させ、ポンプ効率を上げることが急務
であつた。
をより短縮させ、ポンプ効率を上げることが急務
であつた。
また、クライオポンプの運転開始に当たり、ポ
ンプケース内のパネル類を所望の超低温域に到達
させるのに長時間費しており、これらクライオポ
ンプの予冷時間の短縮化も解決課題であつた。
ンプケース内のパネル類を所望の超低温域に到達
させるのに長時間費しており、これらクライオポ
ンプの予冷時間の短縮化も解決課題であつた。
《考案の目的》
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、クライオポンプの
再生時間を大幅に短縮するとともに、ポンプ運転
開始時の予冷時間の短縮を可能にしたクライオポ
ンプを提供することにある。
で、その目的とするところは、クライオポンプの
再生時間を大幅に短縮するとともに、ポンプ運転
開始時の予冷時間の短縮を可能にしたクライオポ
ンプを提供することにある。
《考案の構成》
前記目的を達成するために、本考案は、ポンプ
ケース内に配設された冷凍機のエキスパンシヨン
ヘツドと、このヘツドに接合され、ポンプケース
内を超低温状態に保つシールドパネル、クライオ
パネル等のパネル類とを備え、 上記超低温に冷却されたパネル表面上に空気中
のガスを凍結,吸着させることにより、真空チヤ
ンバ側からポンプケース側へ吸気を行なうクライ
オポンプにおいて、 前記エキスパンシヨンヘツドの外周部には、金
属パイプが巻装されているとともに、該ポンプ内
に加熱もしくは冷却媒体が供給されることを特徴
とする。
ケース内に配設された冷凍機のエキスパンシヨン
ヘツドと、このヘツドに接合され、ポンプケース
内を超低温状態に保つシールドパネル、クライオ
パネル等のパネル類とを備え、 上記超低温に冷却されたパネル表面上に空気中
のガスを凍結,吸着させることにより、真空チヤ
ンバ側からポンプケース側へ吸気を行なうクライ
オポンプにおいて、 前記エキスパンシヨンヘツドの外周部には、金
属パイプが巻装されているとともに、該ポンプ内
に加熱もしくは冷却媒体が供給されることを特徴
とする。
《実施例の説明》
以下、本考案に係るクライオポンプの一実施例
について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
第1図,第2図はクライオポンプの再生処理状
態を示す縦断面図、第3図はクライオポンプの再
生処理状態もしくは予冷処理状態を示す縦断面図
である。
態を示す縦断面図、第3図はクライオポンプの再
生処理状態もしくは予冷処理状態を示す縦断面図
である。
図中クライオポンプ10は、一面に開口部11
aを有した有底状のポンプケース11と、このポ
ンプケース11の底面11bの中央部を貫通して
ポンプケース11内に突出させた冷凍機12のエ
キスパンシヨンヘツド13,14と、上記エキス
パンシヨンヘツド13に接合され、ポンプケース
11よりもやや小型で、開口部15aを備えた有
底状のシールドパネル15と、エキスパンシヨン
ヘツド14の先端に取付けられたクライオパネル
16と、上記シールドパネル15の開口部15a
に取付けられたバツフルパネル17とから構成さ
れている。上記フライオパネル16内面には活性
炭やゼオライト等の吸着剤18が全面に亘つて接
着されている。そして上記ポンプケース11の開
口部11aは、高真空バルブ19を介して真空チ
ヤンバ20につながつている。
aを有した有底状のポンプケース11と、このポ
ンプケース11の底面11bの中央部を貫通して
ポンプケース11内に突出させた冷凍機12のエ
キスパンシヨンヘツド13,14と、上記エキス
パンシヨンヘツド13に接合され、ポンプケース
11よりもやや小型で、開口部15aを備えた有
底状のシールドパネル15と、エキスパンシヨン
ヘツド14の先端に取付けられたクライオパネル
16と、上記シールドパネル15の開口部15a
に取付けられたバツフルパネル17とから構成さ
れている。上記フライオパネル16内面には活性
炭やゼオライト等の吸着剤18が全面に亘つて接
着されている。そして上記ポンプケース11の開
口部11aは、高真空バルブ19を介して真空チ
ヤンバ20につながつている。
なお上記冷凍機12は、ヘリウムガスを用いた
2段式冷凍機であり、一方のエキスパンシヨンヘ
ツド13は70K(−203℃)、他方のエキスパンシ
ヨンヘツド14は20K(−253℃)にそれぞれ冷却
されており、これらエキスパンシヨンヘツド1
3,14と上記パネル15,16とはほとんど冷
却損失がなく接合されているので、一方のエキス
パンシヨンヘツド13に接合されるシールドパネ
ル15並びにこのシールドパネル15に取付けら
れたバツフルパネル17はそれぞれ70Kの超低温
状態に維持され、かつ他方のエキスパンシヨンヘ
ツド14に接合されたクライオパネル16は20k
の超低温状態を呈する。
2段式冷凍機であり、一方のエキスパンシヨンヘ
ツド13は70K(−203℃)、他方のエキスパンシ
ヨンヘツド14は20K(−253℃)にそれぞれ冷却
されており、これらエキスパンシヨンヘツド1
3,14と上記パネル15,16とはほとんど冷
却損失がなく接合されているので、一方のエキス
パンシヨンヘツド13に接合されるシールドパネ
ル15並びにこのシールドパネル15に取付けら
れたバツフルパネル17はそれぞれ70Kの超低温
状態に維持され、かつ他方のエキスパンシヨンヘ
ツド14に接合されたクライオパネル16は20k
の超低温状態を呈する。
係る超低温状態に維持されたシールドパネル1
5,クライオパネル16,バツフルパネル17ク
ライオパネル16によりポンプケース11内のガ
スを凍結,吸着することにより、真空チヤンバ2
0側からポンプケース11側へ吸気を行ない、真
空チヤンバ20を高真空状態に保つのである。
5,クライオパネル16,バツフルパネル17ク
ライオパネル16によりポンプケース11内のガ
スを凍結,吸着することにより、真空チヤンバ2
0側からポンプケース11側へ吸気を行ない、真
空チヤンバ20を高真空状態に保つのである。
更に本考案のクライオポンプ10においては、
上記エキスパンシヨンヘツド13,14の外周部
には、上記冷凍機12のエキスパンシヨンヘツド
13,14を冷却する冷却系統とは独立した別系
統の金属パイプ21が直接密に巻装されており、
このパイプ21の一方側は吸入バルブ22を介し
てコンプレツサ23に接続され、かつ他方側は排
出バルブ24を介してメカニカルポンプ25に接
続されている。
上記エキスパンシヨンヘツド13,14の外周部
には、上記冷凍機12のエキスパンシヨンヘツド
13,14を冷却する冷却系統とは独立した別系
統の金属パイプ21が直接密に巻装されており、
このパイプ21の一方側は吸入バルブ22を介し
てコンプレツサ23に接続され、かつ他方側は排
出バルブ24を介してメカニカルポンプ25に接
続されている。
なお、図中符号26は、クライオポンプ10の
再生処理に当たつて、ポンプケース11内の蒸発
ガスを外部に粗引き排気するメカニカルポンプで
あり、符号27はこのメカニカルポンプ26に接続
された排出バルブを示す。
再生処理に当たつて、ポンプケース11内の蒸発
ガスを外部に粗引き排気するメカニカルポンプで
あり、符号27はこのメカニカルポンプ26に接続
された排出バルブを示す。
本考案に係るクライオポンプ10は、クライオ
ポンプの運転を一旦停止し、パネル類に凍結,吸
着されたガスを蒸発させ外部に排出する、すなわ
ち再生処理に特に好適なものであつて、以下その
再生処理について説明する。
ポンプの運転を一旦停止し、パネル類に凍結,吸
着されたガスを蒸発させ外部に排出する、すなわ
ち再生処理に特に好適なものであつて、以下その
再生処理について説明する。
まずクライオポンプ10の正常運転が停止され
ると、吸入バルブ22を開放して、コンプレツサ
23から加熱されたチツ素ガスを上記金属パイプ
21内に送り込む。この金属パイプ21は、エキ
スパンシヨンヘツド13,14の外周部に密に巻
装されているので、エキスパンシヨンヘツド1
3,14は短時間で効率よく加熱される。
ると、吸入バルブ22を開放して、コンプレツサ
23から加熱されたチツ素ガスを上記金属パイプ
21内に送り込む。この金属パイプ21は、エキ
スパンシヨンヘツド13,14の外周部に密に巻
装されているので、エキスパンシヨンヘツド1
3,14は短時間で効率よく加熱される。
そして加熱により熱損失を受けたチツ素ガス
は、排出バルブ24を通じてメカニカルポンプ2
5で吸引される。
は、排出バルブ24を通じてメカニカルポンプ2
5で吸引される。
このように熱容量の大きいエキスパンシヨンヘ
ツド13,14の外周部に巻装されて金属パイプ
21内に加熱チツ素ガスを供給,排出を行なうこ
とにより、実際にガスが凍結,吸着しているシー
ルドパネル15,クライオパネル16,バツフル
パネル17を効率よく加温することができ、これ
らガスの蒸発を早めることができ、この蒸発した
ガスは、排出バルブ27を介してメカニカルポン
プ26により粗引き排気することにより、ポンプ
ケース11外部に排出される。
ツド13,14の外周部に巻装されて金属パイプ
21内に加熱チツ素ガスを供給,排出を行なうこ
とにより、実際にガスが凍結,吸着しているシー
ルドパネル15,クライオパネル16,バツフル
パネル17を効率よく加温することができ、これ
らガスの蒸発を早めることができ、この蒸発した
ガスは、排出バルブ27を介してメカニカルポン
プ26により粗引き排気することにより、ポンプ
ケース11外部に排出される。
なお、クライオポンプ10の駆動時には、メカ
ニカルポンプ25の吸引作用により、金属パイプ
21内を真空断熱状態にしておけば、クライオポ
ンプ10の正視の運転に支障を来たすことはな
い。
ニカルポンプ25の吸引作用により、金属パイプ
21内を真空断熱状態にしておけば、クライオポ
ンプ10の正視の運転に支障を来たすことはな
い。
第2図に示す実施例は、クライオポンプ10再
生用に使用する加熱チツ素ガス等の加熱媒体を循
環させる閉サイクルを示すもので、省資源の面か
ら有利である。符号28は、ヒータ等の加熱手段
である。
生用に使用する加熱チツ素ガス等の加熱媒体を循
環させる閉サイクルを示すもので、省資源の面か
ら有利である。符号28は、ヒータ等の加熱手段
である。
次に、本考案に係るクライオポンプをポンプの
冷却効率を高めるために使用した実施例について
第3図を基に説明する。
冷却効率を高めるために使用した実施例について
第3図を基に説明する。
本実施例では、上記冷凍機12のエキスパンシ
ヨンヘツド13,14を冷却する冷却系統とは独
立した別系統の金属パイプ21は、ウオームステ
ージのエキスパンシヨンヘツド13のみに巻装固
定されている。この金属パイプ21の一方側には
吸入バルブ22を介してコンプレツサ23が接続
され、他方側には排出バルブ24を介してメカニ
カルポンプ25に接続されている点は上述実施例
と同一である。
ヨンヘツド13,14を冷却する冷却系統とは独
立した別系統の金属パイプ21は、ウオームステ
ージのエキスパンシヨンヘツド13のみに巻装固
定されている。この金属パイプ21の一方側には
吸入バルブ22を介してコンプレツサ23が接続
され、他方側には排出バルブ24を介してメカニ
カルポンプ25に接続されている点は上述実施例
と同一である。
しかし、本実施例ではこの金属パイプ21内に
は液体チツ素(−210℃)が送り込まれ、冷凍機
12のエキスパンシヨンヘツド13が予備冷却さ
れ、冷凍機12のエキスパンシヨンヘツド13の
冷却系統によつて、エキスパンシヨンヘツド1
3,14が冷却されるため、この2系統の冷却機
能により、エキスパンシヨンヘツド13を短時間
に、効率よく冷却するというものである。このよ
うに本実施例にあつては、クライオポンプの運転
開始から、所望の超低温状態までに到達する時間
を大幅に短縮させることを可能とする。
は液体チツ素(−210℃)が送り込まれ、冷凍機
12のエキスパンシヨンヘツド13が予備冷却さ
れ、冷凍機12のエキスパンシヨンヘツド13の
冷却系統によつて、エキスパンシヨンヘツド1
3,14が冷却されるため、この2系統の冷却機
能により、エキスパンシヨンヘツド13を短時間
に、効率よく冷却するというものである。このよ
うに本実施例にあつては、クライオポンプの運転
開始から、所望の超低温状態までに到達する時間
を大幅に短縮させることを可能とする。
《考案の効果》
以上説明したように、本考案に係るクライオポ
ンプにあつては、ポンプケース内に配設された冷
凍機のエキスパンシヨンヘツドの外周部に、上記
冷凍機のエキスパンシヨンヘツドを冷却する冷却
系統とは独立した別系統の金属パイプが直接密に
巻装され、このパイプ内に加熱もしくは冷却媒体
を供給するように構成したものであるから、2系
統の冷却機構によりポンプケース内を冷却でき
る。特に熱容量の大きいエキスパンシヨンヘツド
の外周に金属パイプを巻装したものであるから、
これに冷却媒体として液体窒素等を供給すること
により予備冷却が可能であり、また加熱媒体とし
て加熱窒素ガス等を供給することも可能であるた
め、冷却・ポンプ再生時間を従来に比し、大幅に
短縮でき、この種クライオポンプの効率を大幅に
向上せしめることができる。
ンプにあつては、ポンプケース内に配設された冷
凍機のエキスパンシヨンヘツドの外周部に、上記
冷凍機のエキスパンシヨンヘツドを冷却する冷却
系統とは独立した別系統の金属パイプが直接密に
巻装され、このパイプ内に加熱もしくは冷却媒体
を供給するように構成したものであるから、2系
統の冷却機構によりポンプケース内を冷却でき
る。特に熱容量の大きいエキスパンシヨンヘツド
の外周に金属パイプを巻装したものであるから、
これに冷却媒体として液体窒素等を供給すること
により予備冷却が可能であり、また加熱媒体とし
て加熱窒素ガス等を供給することも可能であるた
め、冷却・ポンプ再生時間を従来に比し、大幅に
短縮でき、この種クライオポンプの効率を大幅に
向上せしめることができる。
また、上記の如き構成によれば、予備冷却もし
くは再出処理が終了後のクライオポンプ正常運転
中には、メカニカルポンプ等を介して金属パイプ
内を真空排気して真空断熱保持することが可能で
あるため、金属パイプの熱伝導率を下げることが
でき、そのため金属パイプから発散する熱量を小
さくできるので、冷凍機によるエキスパンシヨン
ヘツド,シールドパネル,クライオパネルの冷却
作用を妨げることがない。
くは再出処理が終了後のクライオポンプ正常運転
中には、メカニカルポンプ等を介して金属パイプ
内を真空排気して真空断熱保持することが可能で
あるため、金属パイプの熱伝導率を下げることが
でき、そのため金属パイプから発散する熱量を小
さくできるので、冷凍機によるエキスパンシヨン
ヘツド,シールドパネル,クライオパネルの冷却
作用を妨げることがない。
第1図は本考案に係るクライオポンプの再生処
理に使用した状態を示す縦断面図、第2図は同ク
ライオポンプの再生処理の変形例を示す縦断面
図、第3図は本考案に係るクライオポンプを再生
処理もしくは予冷処理に使用した状態を示す縦断
面図、第4図は従来のクライオポンプの再生処理
を説明する断面図である。 10……クライオポンプ、11……ポンプケー
ス、12……冷凍機、13,14……エキスパン
シヨンヘツド、15……シールドパネル、16…
…クライオパネル、17……バツフルパネル、1
8……吸着剤、19……高圧真空バルブ、20…
…真空チヤンバ、21……金属パイプ、22……
吸入バルブ、23……コンプレツサ、24……排
出バルブ、25,26……メカニカルポンプ、2
7……排出バルブ、28……加熱手段。
理に使用した状態を示す縦断面図、第2図は同ク
ライオポンプの再生処理の変形例を示す縦断面
図、第3図は本考案に係るクライオポンプを再生
処理もしくは予冷処理に使用した状態を示す縦断
面図、第4図は従来のクライオポンプの再生処理
を説明する断面図である。 10……クライオポンプ、11……ポンプケー
ス、12……冷凍機、13,14……エキスパン
シヨンヘツド、15……シールドパネル、16…
…クライオパネル、17……バツフルパネル、1
8……吸着剤、19……高圧真空バルブ、20…
…真空チヤンバ、21……金属パイプ、22……
吸入バルブ、23……コンプレツサ、24……排
出バルブ、25,26……メカニカルポンプ、2
7……排出バルブ、28……加熱手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ポンプケース内に配設された冷凍機のエキスパ
ンシヨンヘツドと、このヘツドに接合され、ポン
プケース内を超低温状態に保つシールドパネル,
クライオパネル等のパネル類を備え、上記超低温
に冷却されたパネル表面上に空気中のガスを凍
結,吸着させることにより、真空チヤンバ側から
ポンプケース側へ吸気を行なうクライオボンプに
おいて、 前記エキスパンシヨンヘツドの外周部には、上
記冷凍機のエキスパンシヨンヘツドを冷却する冷
却系統とは独立した別系統の金属パイプが直接密
に巻装されているとともに、該パイプ内に加熱も
しくは冷却媒体が供給されることを特徴とするク
ライオポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985137667U JPH037587Y2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985137667U JPH037587Y2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245382U JPS6245382U (ja) | 1987-03-19 |
JPH037587Y2 true JPH037587Y2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=31041935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985137667U Expired JPH037587Y2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH037587Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS582379B2 (ja) * | 1975-05-16 | 1983-01-17 | 新日本製鐵株式会社 | オンラインケツシヨウリユウドソクテイソウチ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS582379U (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | 日本真空技術株式会社 | クライオポンプ |
-
1985
- 1985-09-09 JP JP1985137667U patent/JPH037587Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS582379B2 (ja) * | 1975-05-16 | 1983-01-17 | 新日本製鐵株式会社 | オンラインケツシヨウリユウドソクテイソウチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6245382U (ja) | 1987-03-19 |
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