JPH0375517A - 2軸可撓継手型支持装置およびその製造方法、並びにその装置を有する2軸自由度ジャイロ - Google Patents

2軸可撓継手型支持装置およびその製造方法、並びにその装置を有する2軸自由度ジャイロ

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JPH0375517A
JPH0375517A JP21219689A JP21219689A JPH0375517A JP H0375517 A JPH0375517 A JP H0375517A JP 21219689 A JP21219689 A JP 21219689A JP 21219689 A JP21219689 A JP 21219689A JP H0375517 A JPH0375517 A JP H0375517A
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Takao Sagawa
孝夫 佐川
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Tokyo Keiki Inc
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は、2軸自由度ジャイロにおいて、駆動回転軸に
対して直角な平面上で互いに直交する2軸の回りでの1
回転子の自在な傾動を許容する2軸可撓継手型支持装置
およびその製造方法、並びにその装置を有する2軸自由
度ジャイロに関する。
【従来の技術] 従来、この種の2軸可撓継手型支持装置は、以下のよう
にして製造される。
まず、第5図で示すように、中空円筒状の外筒撓み部材
61および内筒撓み部材71に、それぞれ別々に4対の
円形孔62を穿設する。
その円形孔62は1機械加工によりあけられ、仕上研磨
することによって形成される。
これにより、外筒撓み部材61の1対の円形孔62の間
には、第1撓み部分63が形成される。
同様に、内筒撓み部材71の1対の円形孔の間には、第
2撓み部分か形成される(図示せず)。
第2撓み部分は、第1撓み部分と直交状態で対向してい
る。
次に、外筒撓み部材61の内側に内筒撓み部材71を同
心的に組み合わせ、配置する。その組み合わせたものに
、電極を用いた放電加工により、円周に沿ってスロット
64を設け、スロット64により対応する2つの円形孔
を接続する。
こうして、2軸可撓継手型支持装置が製造される。
その装置で、外筒撓み部材61は、スロット64により
上方部分65、中間リング部分66および下方部分67
の3つの部分に分割されており、各部分は、第1撓み部
分63により接続されている。
また、内筒撓み部材71も同様に、3つの部分に分割さ
れ、第2撓み部分により接続されている。
外筒撓み部材61の上方部分65、下方部分67は、そ
れぞれ内筒撓み部材71の上方部分。
下方部分に固定されている。
内筒撓み部材71の第2撓み部分は、回転軸線2の軸方
向の力に対して、2軸可撓継手型支持装置に強度をもた
らしている。
また、第1撓み部分63および第2撓み部分は、回転軸
線Zに直角方向での回転子の傾動、すなわち、2軸変位
を可能としている。
これにより、2軸可撓継手型支持装置は、駆動軸と、例
えば、回転子のような被駆動部材との間に設けられて、
駆動軸によって回転子が回転させられるとき、この両者
の間の角度傾斜が、回転子に影響を及ぼさないようにし
ている。
このような従来技術として、特公昭55−2562号公
報に示す2軸可撓継手型支持装置がある。
その他の従来技術として、特公昭63−52929号公
報に示す2軸可撓継手型支持装置がある。
この装置では、円形孔が治具ポーラを用いた機械加工に
よって穿設され、スロットが放電加工によって形成され
る。
【発明が解決しようとする課B1 従来の2輌可撓継手型支持装置にあっては、WAみ部分
を形成するために、対になった円形孔を機械加工によっ
て穿設している。しかしながら、機械加工は接触加工で
あるため、加工後に被加工物内に応力が残ってしまう、
その応力は、支持装置に歪を生じるため、その支持装置
を用いて製造されたジャイロの性能に悪影響を及ぼす可
能性かあるという問題点があった。
また、機械加工による円形孔の穿設は、寸法管理が困難
であるため、対になった円形孔の近接の度合を一定にす
るのが困難であった。円形孔の近接の度合が一定でない
場合には、製造されたジャイロの性能に悪影響を及ぼす
可能性があるという問題点かあった。
また、通常の放電加工による製造では、ある程度の量の
加工を行なうと、電極が消耗して所望の孔の形成ができ
なくなるため、定期的に電極を交換する必要があり、処
理を中断することにより、生産性が落ちるという問題点
があった。
また、円形孔をワイヤ放電加工により形成する場合には
、中央の丸く繰り抜かれた部分か落ちて、被加工物とワ
イヤとの間に挟まることがある。この場合、これを取り
除かない限り、ワイヤ放電することかできないので、取
り除くために処理を中断することにより、生産性が落ち
るという問題点かあった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目
してなされたもので、機械加工を用いずに製造すること
ができ、ワイヤ放電加工により製造する場合には、寸法
管理か容易であって、歪を有さず、生産性を向上させる
とともに、2軸自由度ジャイロの性能を向上させる2軸
可撓継手型支持装置およびその製造方法、並びにその装
置を有する2軸自由度ジャイロを提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本願は、かかる目的を達成するための手段として、次の
発明を提供する。
本発明の2軸可撓継手型支持装置は、スロット・により
3つの部分に分割され、円周面上で等間隔で離れた4つ
の第1)Jみ部分により接続されて一体に形成された中
空円筒状の外筒撓み部材と、該外筒撓み部材の内側に同
心で配置され、スロットにより3つの部分に分割され、
各前記第1撓み部分とそれぞれ直交状態で対向する第2
撓み部分により接続されて一体に形成された中空円筒状
の内筒撓み部材とを具備した2軸可撓継手型支持装置に
おいて、 前記第1撓み部分は、前記外筒撓み部材の互いに近接す
るスロットの間に挟まれた部分から成り、前記第2撓み
部分は、前記内筒撓み部材の互いに近接するスロットの
間に挟まれた部分から成ることを特徴とする。
スロットの端部は、撓み部材が一定の回転中心で撓むの
を許容するスロット形状であれば、例えば、半円、放物
線状、V字状などいかなる形状であってもよい。
しかしながら、スロットの端部は、弧状に湾曲しており
、前記第1撓み部分および前記第2撓み部分は、前記弧
状スロットの間に挾まれた部分から成ることが、好適で
ある。
なお、弧状には、例えば、円、楕円などの弧の一部の形
状を含むものである。
また、本発明の2軸自由度ジャイロは、このような2軸
可撓継手型支持装置を有するものである。
本発明の2軸可撓継手型支持装置の製造方法は、スロッ
トにより3つの部分に分割され、円周面上で等間隔で離
れた4つのWJl撓み部分により接続され°て一体に形
成された中空円筒状の外筒撓み部材と、該外筒撓み部材
の内側に同心で配置され、スロットにより3つの部分に
分割され、各前記第1撓み部分とそれぞれ直交状態で対
向する第2撓み部分により接続されて一体に形成された
中空円筒状の内筒撓み部材とを具備した2軸可撓継手型
支持装置の製造方法において、 前記外筒撓み部材に、対を構成するスロット間に前記第
1撓み部分を形成する4対の端部スロットを、円周面上
で等間隔で離して形成する工程、 前記内筒撓み部材に、前記第2撓み部分を形成する4対
の端部スロットを、円周面上で等間隔で離して形成する
工程、 を具備することを特徴とする。
本発明の2軸可撓継手型支持装置の製造方法は、好適に
は、前記スロットをワイヤ放電加工により形成すること
を特徴とする。
ワイヤ放電加工とは、ワイヤと被加工物との間に電圧を
かけて、放電を発生させ、被加工物を溶融、蒸発させる
ことにより、被加工物から溶融部分を除去して加工する
技術である。ワイヤ放電加工ては、ワイヤと被加工物と
の間に物理的接触かないため、被加工物に応力か残らず
、従って、被加工物は、歪を有さない。また、一般に、
ワイヤ放電加工では、機械加工に比べて、加工時間か短
縮される。
[作用J 2軸可撓継手型支持装置は、外筒撓み部材の撓み部分か
、外筒撓み部材の互いに近接するスロットの間に挟まれ
た部分から戒り、内筒撓み部材の撓み部分か、内筒撓み
部材の互いに近接するスロットの間に挟まれた部分から
成る。
このように、撓み部分がスロットから成るため、機械加
工などの接触加工を施すことなく、非接触°式のワイヤ
放電加工により製造することができ、ワイヤ放電加工に
より製造された2軸可撓継手型支持装置は、歪を有さず
、2軸自由度ジャイロの性能を向上させる。
また、ワイヤ放電加工は、2軸可撓継手型支持装置の寸
法管理を容易にするため、ワイヤ放電加工により製造さ
れた2軸可撓継手型支持装置を有する2軸自由度ジャイ
ロの性能を向上させる。
さらに、ワイヤ放電加工による製造は、常にワイヤの新
たな部分で加工するため、通常の放電加工による製造と
異なり、電極を交換する必要かない。
また、2軸自由度ジャイロでは、回転子の駆動軸回りの
慣性能率なA、中間リングの駆動軸回りの慣性能率をB
、中間リングの駆動軸と直交して自在傾斜を可能とする
撓み部分の中心軸回りの慣性能率をC1中間リングの駆
動軸およびCと直交して自在傾斜を可能とする撓み部分
の中心軸回りの慣性能率なりとすると、 C+D−B という関係式が成立する( Robert J、G、C
raigによる  “ Theory  of  Er
rors  of  a  MultigimbalE
lastically 5upported、Tune
d GyroscopeIEEE  TRANSACT
IONS  ON  AERO3PACE  ANDE
LECTRONICSYSTEMS VOL、AES−
8,NO,3MAY 1972参照)。
上記関係式で、F、値か大きいほど、2軸自由度ジャイ
ロの同調性(チューニング)かよいことか、わかってい
る。上記関係式で、F、値を大きくするには、分母の(
C+D−B)を小さくすればよい。そのためには、中間
リングの径を小さくするか、あるいは、2軸可撓継手型
支持装置の中間リングの駆動軸方向の長さを短くすると
よい。
本発明は、中間リング部分の駆動軸方向の長さを十分に
縮めることにより、2軸自由度ジャイロの同調性を向上
させる。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す、2軸可撓継手型支持
装置の分解斜視図、第2図は内筒撓み部材の展開図、第
3図は外筒撓み部材の展開図、第4図は2軸可撓継手型
支持装置の斜視図である。
第1図に示すように、本発明の2軸可撓継手型支持装置
は、中空円筒状の外筒撓み部材11と、外筒撓み部材1
1の内径より小径の外径を有する内筒撓み部材lとを具
備している。外筒撓み部材11は、上部に、外径がその
下部の外径より大径をなしたフランジ28を有している
外筒撓み部材11および内筒撓み部材1は、説明の便の
ため、第1図で、軸方向に分離して示しているか、常態
では、第4図で示すように、円筒撓み部材lは、外筒撓
み部材11の内側に、共通する回転軸線Zを有して同心
的かつ入れ子犬に挿入されて、設けられている。
以下、本発明の2軸可撓継手型支持装置の製造方法につ
いて説明する。
まず、ワイヤ放電により、外筒撓み部材11の円周面に
4対の端部スロット22.23,32゜33を形成する
端部スロット22,23,32.33を形成するには、
まず、電極を用いた放電加工により、外筒撓み部材11
の円周面に8個の直径0.5mm程度の大きさの貫通孔
を形成する。
次に、その貫通孔にワイヤを通して、ワイヤ放電加工に
より、溝状の孔を形成して、端部スロット22,23,
32.33とする。
端部スロット22,23,32.33は、端部スロット
22.23と端部スロット32.33とが円周面で等間
隔で隣り合って、すなわち、それぞれ回転軸線Zを中心
として90度離れて、穿設されている。
端部スロット22.32は上位置に穿設されて円弧部分
を下方に向けており、端部スロット23.33は下位置
に穿設されて、円弧部分を上方に向けている。従って、
端部スロット22は、端部スロット23と互いに円弧部
分で、回転軸線Zの軸線方向で近接して対向している。
同様に、端部スロット32は、端部スロット33と近接
して対向している。端部スロット22,23゜32.3
3は、好適には、半円の円弧形の孔から戒っている。し
かしながら、端部スロットは、スロットであれば、例え
ば、半楕円の弧状の孔であってもよい。
端部スロット22と端部スロット23との間、および、
端部スロット32と端部スロット33との間には、第1
撓み部分14が、形成される。
第1撓み部分14の長手方向は、回転軸線2に対し直角
をなしている。
第1撓み部分14の幅は、所望のばね定数を有する長さ
に設定される。
端部スロット22は、回転軸!i!Zを中心として18
0度離度離他の端部スロット23と下方スロット19に
より連通されており、端部スロット3゛2は、回転軸M
Zを中心として180度離度離他の端部スロット33と
上方スロット18により連通されている。
第3図で、上方スロット18は、端部スロット32の左
端から左方向に平行に伸びて上方に直角に折れ曲り、フ
ランジ28の下縁に沿ってのび、端部スロット22.2
3の上方を過ぎて、端部スロット32の近くで下方に直
角に折れ曲って、端部スロット33の右端へ右方向から
平行に連通している。
一方、下方スロット19は、端部スロット22の右端か
ら右方向に平行に伸びて下方に直角に折れ曲り、端部ス
ロット32.33の下方を過ぎて、端部スロット23の
近くで上方に直角に折れ曲って、端部スロット23の左
端へ左方向から平行に連通している。
上方スロット18と下方スロット19とは平行であって
、上方スロット18の上方には上方部分15か形成され
、上方スロット18と下方スロット19との間には中間
リング部分16か形成され、下方スロット19の下方に
は下方部分17が形成される。従って、外筒撓み部材1
1は、第1撓み部分14で接続された、上方部分15と
中間リング部分16と下方部分17との3つの部分に分
れる。
端部スロット23の下方で、下方スロ・ソト19の延長
上には、小孔20か穿設されている。
一方、内筒撓み部材lは、円周面に4対の端部スロット
2.3,12.13を有する。
端部スロット2,3,12.13は、端部スロット2,
3と端部スロット12.13とが円周面で等間隔で隣り
合って、すなわち、それぞれ回転軸線2を中心として9
0度離れて、穿設されている。
第2図で、端部スロット2は左位置に穿設されて円弧部
分を右方向に向けており、端部スロット3は右位置に穿
設されて円弧部分を左方向に向けている。従って、端部
スロット2は、端部スロット3と互いに円弧部分で、回
転軸線Zに直角の方向て近接して対向している。同様に
、端部スロット12は、端部スロット13と近接して対
向している。
端部スロット2,3,12.13は、好適には、半円の
円弧形の孔から成っている。しかしながら、端部スロッ
トは、スロットであれば、例えば、半楕円の弧状の孔て
あってもよい。
端部スロット2と端部スロット3との間、および、端部
スロット12と端部スロット13との間には、第2撓み
部分4か、形成される。
第2撓み部分4の長手方向は、回転軸線Zの軸線方向に
沿っている。
第2撓み部分4の幅は、所望のばね定数を有する長さに
設定される。
端部スロット2は、回転軸線Zを中心として約180度
離れた他のスロット3と下方スロット9により連通され
ており、端部スロット12は、回転軸線Zを中心として
約180度離れた他のスロット13と上方スロット8に
より連通されている。
第2図で、上方スロット8は、端部スロット12の上端
から左方向に平行に伸びて上方に直角に折れ曲り、端部
スロット3.2の上方を過ぎて、端部スロット13の近
くで下方に直角に折れ曲って、端部スロット13の下端
へ右方向から平行に連通している。
一方、下方スロット9は、端部スロット2の下端から左
方向に平行に伸びて下方に直角に折れ曲り、端部スロッ
ト13.12の下方を過ぎて、端部スロット3の近くで
上方に直角に折れ曲って、端部スロット3の上端へ右方
向から平行に連通している。
上方スロット8と下方スロット9とは平行であって、上
方スロット8の上方には上方部分5が形成され、上方ス
ロット8と下方スロット9との間には中間リンク部分6
が形成され、下方スロット9の下方には下方部分7が形
成される。従って、内筒撓み部材lは、第2撓み部分4
で接続された、上方部分5と中間リング部分6と下方部
分7との3つの部分に分れる。
端部スロット2と3との中間で、下方スロット9の延長
上には、小孔10が穿設されている。内筒撓み部材lの
小孔10と外筒撓み部材11の小孔20とは、第2撓み
部分4と第1撓み部分14とをアライメントするための
ものである。
外筒撓み部材11の内側に内筒撓み部材1か挿入された
とき、外筒撓み部材11の第1撓み部分14と内筒撓み
部材lの第2撓み部分4とは、直交状態て対向して中心
が一致し、重なり合うよう配置される。
外筒撓み部材11の上方部分15は、内筒撓み部材1の
上方部分5と結合され、下方部分17と7とかそれぞれ
結合される。
次に作用を説明する。
第1図において、内筒撓み部材1の第2Waみ部分4は
、回転軸線Zの軸方向の力に対して、2軸可撓継手型支
持装置に強度をもたらしている。
外筒撓み部材11の第1撓み部分14と、内筒撓み部材
lの第2撓み部分4とは、回転軸線Zに直角で、第1撓
み部材14と第2撓み部材4との交差部の中心を通る軸
線の回りで、角変位、すなわち撓むことか可能である。
そして、第1撓み部分14および第2撓み部分4は、回
転軸線Zに直角方向での回転子の傾動、すなわち、2軸
変位を可能としている。
端部スロットは、ワイヤ放電加工により、穿設すること
ができる。この場合、機械加工による孔加工に比べて、
加工後の被加工物の残留応力が少なく、ワイヤ放電加工
により製造された2軸可撓継手型支持装置を有する2軸
自由度ジャイロの性能は、向上するものである。
また、このように構成された2軸可撓継手型支持装置で
は、第1撓み部分14を形成する端部スロット22,2
3,32.33が半弧状であるため、撓み部分を円形孔
から形成するものに比べて、回転軸線2方向の長さが円
形孔1個の直径分だけ短くすることができる。
従って、前述のF、値の等式において、Cの値およびD
の値がともに(1/2)Hに近づくので、分母の(C+
D−B)の値がOに近づき、その結果、F1値が大きく
なることがわかる。すなわち、このような2軸可撓継手
型支持装置を有する2軸自由度ジャイロの同調性が向上
する。
【発明の効果J 本発明に係る2軸可撓継手型支持装置によれば、非接触
式のワイヤ放電加工により製造することができるので、
製造された2軸可撓継手型支持装置は、応力が残らない
ため歪を有さす、2軸自由度ジャイロの性能を向上させ
る。
また、ワイヤ放電加工は、寸法管理を容易にするため、
2軸自由度ジャイロの性能を向上させる。
また、撓み部分を形成するとき、繰り抜かれて抜は落ち
る部分かないため、それにより放電加工が中断すること
かなく、2軸可撓継手型支持装置の生産性を向上させる
ことができる。
さらに、外筒撓み部材および内筒撓み部材の撓み部分が
、互いに近接するスロットの間に挟まれた部分から威る
ので、円形孔から成る場合に比べて、撓み部分を形成す
る長さが短く、従って、中間リング部分の駆動軸方向の
長さを短縮することかできる。この長さか短縮された2
軸可撓継手型支持装置を有する2軸自由度ジャイロは、
同調性が向上し、高性能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す、2軸可撓継手型支持
装置の分解斜視図、第2図は内筒撓み部材の展開図、第
3図は外筒撓み部材の展開図、第4図は2軸可撓継手型
支持装置の斜視図である。 第5図は従来技術の2軸可撓継手型支持装置の斜視図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スロットにより3つの部分に分割され、円周面上で
    等間隔で離れた4つの第1撓み部分により接続されて一
    体に形成された中空円筒状の外筒撓み部材と、該外筒撓
    み部材の内側に同心で配置され、スロットにより3つの
    部分に分割され、各前記第1撓み部分とそれぞれ直交状
    態で対向する第2撓み部分により接続されて一体に形成
    された中空円筒状の内筒撓み部材とを具備した2軸可撓
    継手型支持装置において、 前記第1撓み部分は、前記外筒撓み部材の互いに近接す
    る端部スロットの間に挟まれた部分から成り、前記第2
    撓み部分は、前記内筒撓み部材の互いに近接する端部ス
    ロットの間に挟まれた部分から成ることを特徴とする2
    軸可撓継手型支持装置。 2、前記端部スロットは、弧状に湾曲しており、前記第
    1撓み部分および前記第2撓み部分は、前記弧状スロッ
    トの間に挾まれた部分から成ることを特徴とする請求項
    1記載の2軸可撓継手型支持装置。 3、請求項1または2記載の2軸可撓継手型支持装置を
    有する2軸自由度ジャイロ。 4、スロットにより3つの部分に分割され、円周面上で
    等間隔で離れた4つの第1撓み部分により接続されて一
    体に形成された中空円筒状の外筒撓み部材と、該外筒撓
    み部材の内側に同心で配置され、スロットにより3つの
    部分に分割され、各前記第1撓み部分とそれぞれ直交状
    態で対向する第2撓み部分により接続されて一体に形成
    された中空円筒状の内筒撓み部材とを具備した2軸可撓
    継手型支持装置の製造方法において、 前記外筒撓み部材に、対を構成するスロット間に前記第
    1撓み部分を形成する4対の端部スロットを、円周面上
    で等間隔で離して形成する工程、 前記内筒撓み部材に、前記第2撓み部分を形成する4対
    の端部スロットを、円周面上で等間隔で離して形成する
    工程、 を具備することを特徴とする2軸可撓継手型支持装置の
    製造方法。 5、前記スロットをワイヤ放電加工により形成すること
    を特徴とする請求項4記載の2軸可撓継手型支持装置の
    製造方法。
JP21219689A 1989-08-18 1989-08-18 2軸可撓継手型支持装置およびその製造方法、並びにその装置を有する2軸自由度ジャイロ Pending JPH0375517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11441598B2 (en) * 2018-12-20 2022-09-13 Raytheon Company Dual-axis flexure gimbal device

Cited By (1)

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US11441598B2 (en) * 2018-12-20 2022-09-13 Raytheon Company Dual-axis flexure gimbal device

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