JPH037529Y2 - - Google Patents

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JPH037529Y2
JPH037529Y2 JP1985138651U JP13865185U JPH037529Y2 JP H037529 Y2 JPH037529 Y2 JP H037529Y2 JP 1985138651 U JP1985138651 U JP 1985138651U JP 13865185 U JP13865185 U JP 13865185U JP H037529 Y2 JPH037529 Y2 JP H037529Y2
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JP
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magnetic
reed switch
detector
crankshaft
engine
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JP1985138651U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのオイルレベル検出装置の
改良に関する。
(従来の技術) エンジンと発電機とを直結したエンジン発電機
等のようなエンジン駆動作業機に使用するエンジ
ンは定置状態で連続運転されることが多いので、
潤滑油不足による焼付防止のためのフロート式の
オイルレベル検出装置が備えられる場合がある。
ところで、例えばエンジン発電機のエンジンオ
イルパン内には、エンジンのフライホイール、発
電機からの漏れ磁束、或は発電機の負荷の増加に
よる漏れ磁束の増大等に起因する不安定な磁界が
存在しており、この中に前記フロート式のオイル
レベル検出装置の如き磁気検出式スイツチを設け
ることになるため、これの設定位置の適選に苦慮
する。ちなみに、シールドケースを使用しない場
合、フライホイールの点火磁石の位置や磁性体
(鉄)のクランク軸等の位置に応じて磁束ループ
の状態はいろいろに変化していた。このため、実
開昭55−93948号公報、実開昭58−81309号公報等
に提案されているように、磁気検出式スイツチの
外周に磁気シールドケースを形成し、不安定な磁
界の影響を遮断して磁気検出式スイツチの誤動作
を防止することも行なわれている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記公報に記載されたものによれ
ば、フロートに埋設したオイルレベル検出用磁石
の磁束がシールドケースを通路として流れるた
め、磁気検出式スイツチが設置される場所の磁場
が強くなり過ぎたりする時、シールドケースによ
つてスイツチの動作特性が変わつてしまい(悪影
響を受け)、スイツチのセツテイングが難しくな
る。
そこで、本考案は、フロート式スイツチへの磁
気ノイズの悪影響を簡単な手段で遮断し、該スイ
ツチの誤動作を防止して常に正確なオイルレベル
を表示することができるエンジン発電機のオイル
レベル検出装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、オイルレベル
に応じて上下動するリング状フロートと、該フロ
ートに埋設された第1マグネツトと、同フロート
の中心部で上下に配置されたリードスイツチとを
非磁性体のケース内に収容して構成される検出器
が、周囲に磁力発生源を有するエンジン本体のオ
イル溜め内に配設されたエンジンのオイルレベル
検出装置において、上記オイル溜め内に、前記検
出器の前記ケースの一側方のみに近接し且つ上下
方向に延出する磁性板を設け、該磁性板は少なく
とも、リードスイツチ上端とクランク軸部分との
距離よりもクランク軸部分に近づけて配設した。
(作用) 而して、磁性板の追加によつて検出器のリード
スイツチを通らない磁束のバイパス路が形成さ
れ、リードスイツチは漏れ磁束の影響を受けるこ
となく、検出器は常に正しいオイルレベルを検出
する。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図はエンジン発電機の一部破断側面図、第
2図a,bは検出器の動作を説明するための概要
図、第3図は検出器周辺の磁束ループを示す図、
第4図は第3図の矢視A方向の図、第5図は第4
図の平面図である。
第1図に示すエンジン発電機において、エンジ
ン本体1のシリンダ2内を摺動するピストン(図
示せず)にコンロツド3を介して連結されたクラ
ンク軸4は、軸受5,6を介してクランクケース
7に回転自在に支承されており、このクランク軸
4の一端には、冷却フアン8とともに、フライホ
イール9が固設されている。一方、クランクケー
ス7から突出したクランク軸4の他端は、クラン
クケース7と一体的な発電機のケーシング10内
に突入されており、このクランク軸4の端部には
回転子軸11が同心に連結され、この回転子軸1
1には回転子12が固設され、回転子12には界
磁巻線13が巻装されている。又、ケーシング1
0には、回転子12を囲繞して固定子14が固設
され、例えばこの固定子14には、進相用コンデ
ンサ(図示せず)に接続されて閉回路を構成する
コンデンサ励磁巻線15と、負荷(図示せず)に
接続されて閉回路を構成する負荷巻線16とが、
電気角で90度の位相差をもつように不平衝2相巻
線として巻装されている。更に、回転子軸11の
クランク軸4とは反対側の端部には、冷却フアン
17が固着されている。
又、エンジン本体1の下部、即ちクランクケー
ス7の下部には、オイル溜め18が形成されてお
り、このオイル溜め18のオイルレベルLを検出
するために、リング状フロート19、第1マグネ
ツト20及びリードスイツチ21から成る検出器
22がクランク軸4の下方のオイル溜め18内に
配設されている。一方、フライホイール9の周方
向に沿う位置には、第2マグネツト23が埋設さ
れており、点火プラグ24に火花を発生させるべ
く、第2マグネツト23の磁力により作動される
点火装置ユニツト25がエンジン本体1に取り付
けられている。
ところで、クランク軸4の下方のオイル溜め1
8内であつて、フライホイール9と検出器22間
には、図示の如く鉄板等の磁性板26が検出器2
2に沿つて上下方向に延出するように設けられて
いる。そして、この磁性板26は、第3図に示す
如く、少なくとも検出器22の上端とクランク軸
4間の距離よりもクランク軸4に近付けて設けら
れる。又、同磁性板26は、検出器22の下端部
よりも下方まで延設される。
このように構成することにより、磁場が強くな
り過ぎることによるリードスイツチの誤動作を、
一層確実に、防止することができる。
而して、上記磁性板26と検出器22とはクラ
ンクケース7の内壁に取り付けられるが、両者の
取り付け構造の詳細は第4図及び第5図に示され
る。即ち、磁性板26は、垂直部26aと、該垂
直部26aを支える左右の脚部26b,26b
と、取付フランジ部26c,26cとで立体的に
構成され、これは取付フランジ26c,26cに
挿通する2本のビス27,27にてクランクケー
ス7の内壁から膨出する取付ボス部7a,7aに
検出器22と共締めされて取り付けられる。
而して、検出器22は、リードスイツチ21の
開閉動作によつてオイルレベルLを検出するもの
であるが、リードスイツチ21は、フロート19
と一体的な第1マグネツト20の上下動に応じて
開閉動作する。即ち、第2図において、オイルレ
ベルLの上昇に応じて、第2図aに示すように、
フロート19及び第1マグネツト20がリードス
イツチ21の開閉位置よりも上昇すると、第1マ
グネツト20のリードスイツチ21を介する磁路
が形成されず、リードスイツチ21は開成したま
まとなる。一方、第2図bに示すように、フロー
ト19及び第1マグネツト20がリードスイツチ
21の開閉位置に対応した位置にくると、第1マ
グネツト20の磁力によりリードスイツチ21が
閉成し、リードスイツチ21を介する磁路が形成
される。
このようにして、リードスイツチ21は開閉動
作するが、磁性板26を設けていない従来のもの
においては、発電機等からの漏れ磁束は主にクラ
ンク軸4を通り、リードスイツチ21に最も近い
所から空気中を経てリードスイツチ21を通り、
再び空気中を経て発電機等に戻るループを構成す
る。このため、リードスイツチ21はこの漏れ磁
束の影響を受け、誤動作するおそれがある。
そこで、リードスイツチ21の誤動作を防止す
るには、該リードスイツチ21を漏れ磁束が通ら
ないようにすることが必要であり、、そのために
は上記磁束のループ以外に磁束の通り易いバイパ
ス路を設ければよい。
ところで、空気中の透磁率は非常に小さく、ク
ランク軸4のそれは非常に大きいので、空間距離
の短いルートに磁束が流れ易い。従つて、本実施
例の如く磁性板26を設けてリードスイツチ21
の近くに空間距離の短いルートを設ければ、今ま
でリードスイツチ21をルートとしていた漏れ磁
束は、第3図中、破線にて示す如くその短いルー
トに吸い寄せられるため、リードスイツチ21は
漏れ磁束の影響を受けて誤動作することがなく、
検出器22は常に正しいオイルレベルLを検出す
る。
尚、磁性板26は第1マグネツト20との間に
適当な空間距離を介在させて設けられるため、こ
れのリードスイツチ21への悪影響は殆どない。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、オ
イルレベルに応じて上下動するリング状フロート
と、該フロートに埋設された第1マグネツトと、
同フロートの中心部で上下に配置されたリードス
イツチとを非磁性体のケース内に収容して構成さ
れる検出器が、周囲に磁力発生源を有するエンジ
ン本体のオイル溜め内に配設されたエンジンのオ
イルレベル検出装置において、上記オイル溜め内
に、前記検出器の前記ケースの一側方のみに近接
し且つ上下方向に延出する磁性板を設け、該磁性
板は少なくとも、リードスイツチ上端とクランク
軸部分との距離よりもクランク軸部分に近づけて
配設されるようにしたので、磁力発生源からの漏
れ磁束はクランク軸から空気中を介して磁性板に
吸い寄せられ、磁性板を通過した磁束は空気中を
経て再び磁力発生源に戻り、これによりリードス
イツチは漏れ磁束の影響を受けにくくなるので、
磁気ノイズを受けることなくオイルレベルを検出
することが可能となる。
また、ケースの一側方のみに近接して設けられ
た磁性板によつて変更されるフロートに埋め込ん
だ磁石の磁束ループは、ケース中央部のリードス
イツチ部分にはほとんど影響を及ぼさないためリ
ードスイツチの動作特性はほとんど変化しない。
したがつて、リードスイツチのセツテイングが容
易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジン発電機の一部破断側面図、第
2図a,bは検出器の動作を説明するための概要
図、第3図は検出器周辺の磁束ループを示す図、
第4図は第3図の矢視A方向の図、第5図は第4
図の平面図である。 1……エンジン本体、4……クランク軸、7…
…クランクケース、18……オイル溜め、19…
…リング状フロート、20……第1マグネツト、
21……リードスイツチ、22……検出器、23
……第2マグネツト、25……点火装置ユニツ
ト、26……磁性板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルレベルに応じて上下動するリング状フロ
    ートと、該フロートに埋設された第1マグネツト
    と、同フロートの中心部で上下に配置されたリー
    ドスイツチとを非磁性体のケース内に収容して構
    成される検出器が、周囲に磁力発生源を有するエ
    ンジン本体のオイル溜め内に配設されたエンジン
    のオイルレベル検出装置において、上記オイル溜
    め内に、前記検出器の前記ケースの一側方のみに
    近接し且つ上下方向に延出する磁性板を設け、該
    磁性板は少なくとも、リードスイツチ上端とクラ
    ンク軸部分との距離よりもクランク軸部分に近づ
    けて配設されることを特徴とするエンジンのオイ
    ルレベル検出装置。
JP1985138651U 1985-09-12 1985-09-12 Expired JPH037529Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5881309U (ja) * 1981-11-30 1983-06-02 スズキ株式会社 内燃機関における潤滑油確認装置

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