JPH037423Y2 - - Google Patents

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JPH037423Y2
JPH037423Y2 JP1983117976U JP11797683U JPH037423Y2 JP H037423 Y2 JPH037423 Y2 JP H037423Y2 JP 1983117976 U JP1983117976 U JP 1983117976U JP 11797683 U JP11797683 U JP 11797683U JP H037423 Y2 JPH037423 Y2 JP H037423Y2
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cutter
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は断片織機の緯糸切断装置に関する。
〈従来技術〉 従来の緯糸切断装置として、往復角運動する駆
動シヤフトに取付けたカツタレバーの揺動により
カツタを開閉運動させて緯糸を切断するようにし
たものがあり、このものでは、例えば第1図に示
すように、断面円形の駆動シヤフト1にカツタレ
バー2のボス部を嵌合させてボルト3により抱締
固定するようにし、織巾の変更時にはカツタの移
動に伴つてカツタレバー2を駆動シヤフト1の軸
方向にスライドさせて適宜の位置で固定すること
ができるようにしていた(実開昭52−158171号参
図)。
しかしながら、このような従来の緯糸切断装置
にあつては、織巾の変更時にカツタを単独で移動
させる必要があるのみならず、カツタの移動に伴
つてカツタレバーをスライドさせた場合、カツタ
レバーが駆動シヤフトの回動方向に動いてしまう
ので、織巾を変更する毎にカツタの開度調整が必
須の作業となり、作業時間が長くなるという問題
点があつた。
〈考案の目的〉 本考案はこのような従来の問題点に鑑み、織巾
の変更に際してカツタの位置を変更するときに、
その変更を容易すると共に、カツタの開度調整を
不要とすることを目的とする。
〈考案の構成〉 このため、本考案は、カツタを織巾方向に位置
調整可能なテンプルベースに取付け、カツタレバ
ーを駆動シヤフトに対しその軸方向にスライド可
能に、かつ回動方向に相対回動不能に嵌合させ
て、適宜のスライド位置で固定するようにしたも
のである。
〈実施例〉 以下に実施例を説明する。
第2図〜第8図は一実施例を示している。
第2図〜第4図を参照し、11は織機の反緯入
れ側のフレーム、12はフレーム11に固定され
たトツプステー、13,14はトツプステー12
に固定されたアングルである。15はアングル1
3,14に固定されたクロスフエルステーであつ
て、後述するフエルプレート、テンプル及びカツ
タ等が取付けられ、反織前側に延びる突条16に
はエクステンシヨンバー17が嵌込み固定されて
いる。また、18は筬である。
次に緯糸切断装置の構成を説明する。
21は駆動シヤフトであつて、アングル14に
固定された軸受22とクロスフエルステー15に
固定された軸受23とによつて回動自在に支持さ
れ、次に述べる駆動機構によつて往復角運動す
る。
すなわち、アングル13に固定されるプーリホ
ルダ24にプーリシヤフト25を回転自在に支持
させ、このプーリシヤフト25の一端に図示しな
い織機の主軸からベルト26を介して動力を受け
ることにより回転するプーリ27を固定してあ
る。プーリシヤフト25の他端には偏心した位置
にロツド28の一端のロツドエンド29を枢着
し、このロツド28のロツドエンド30を駆動シ
ヤフト21に抱締固定された揺動レバー31に枢
着してある。こうして、第5図に示すように、プ
ーリ27の回転によりロツド28を往復動させ、
揺動レバー31を介して駆動シヤフト21を往復
角運動させるようににしてある。
駆動シヤフト21にはカツタロアレバー32を
固定してある。ここで、駆動シヤフト21は軸受
部を除き断面矩形に形成されており、この矩形部
にカツタロアレバー32のボス部に形成した矩形
の取付孔33を嵌合させ、セツトボルト34によ
り固定してある。したがつてカツタロアレバー3
2は駆動シヤフト21の軸方向にのみ位置調整可
能である。
35はカツタアツシーであつて、支持体36
と、支持体36の端面に固定された固定刃37
と、支持体36に回動自在に支持された軸38
と、軸38に固定された可動刃39とを備え、固
定刃37と可動刃39とで挟式カツタを構成す
る。そして、支持体36を後述するテンプルのテ
ンプルベース51にボルト40で固定してある。
そして、カツタロアレバー32にロツド41の
一端のロツドエンド42を枢着し、このロツド4
1の他端のロツドエンド43をカツタアツシー3
5の軸38に抱締固定されたカツタアツパレバー
44に枢着してある。
次にテンプルの構成を説明する。
51はテンプルベースであつて、クロスフエル
ステー15に形成されたT字溝52に嵌合したT
字ボルト53とナツト54とによつてクロスフエ
ルステー15に固定してある。すなわち、織巾方
向に位置調整可能に固定してある。55はテンプ
ルカバーであつて、テンプルベース51にボルト
56で固定してある。
57はテンプルリングアツシーであつて、その
軸58の一端はテンプルベース51にナツト59
で締付固定してある。軸58の他端は第6図及び
第7図に示すようにクロスフエルステー15のT
字溝52に嵌合されてT字溝52の方向に移動可
能な樹脂製のサポートベース60に固定されたテ
ンプルリングサポート61のフオーク状の受け部
によつて支持してある。ここで、テンプルリング
サポート61のスラスト方向の位置決めは、テン
プルリングアツシー57の本体とテンプルリング
サポート61との間に介装したテンプルリングス
ペーサ62と、テンプルリングアツシー57の軸
58の端面にビス63止めしたワツシヤ64とに
より行つている。
次にフエルプレート(織前保持板)の構成を説
明する。
71は固定フエルプレート、72はスライドフ
エルプレート、73,74は固定フエルプレート
とスライドフエルプレート72との間に補完的に
配置されるフエルプレートであつて、これらはク
ロスフエルステー15に固定してある。ここで、
スライドフエルプレート72はボルト75により
固定するが、ボルト挿通孔76を長孔として固定
位置を織巾方向に調整可能としてある。
77はフエルプレートキヤツプであつて、断面
U字状をなし、固定フエルプレート71からスラ
イドフエルプレート72までの間にそれらの先端
縁に嵌込んで設けてある。
78はフエルプレートキヤツプサポートであつ
て、スライドフエルプレート72に対しスライド
可能に固定されたブラケツト79に固定されてス
ライドフエルプレート72とその隣りのフエルプ
レート74との間に位置せしめられ、フエルプレ
ートキヤツプ77を第8図に示される如く支持し
ている。
次に作用を説明する。
緯糸切断装置の作動を説明すると、織機稼動中
は、前述したようにベルト26によつてプーリ2
7が回転し、プーリシヤフト25に偏心して取り
付けられたロツド28が往復動することにより、
揺動レバー31を介して駆動シヤフト21が往復
角運動を行う。
そして、駆動シヤフト21の往復角運動により
これに取付けられたカツタロアレバー32が揺動
し、ロツド41を介してカツタアツパレバー44
を揺動させる。カツタアツパレバー44が揺動す
ると、軸38を介して可動刃39が揺動し、固定
刃37との間で開閉運動を行つて、カツタとして
機能する。
次に織巾調整時の操作についてふれてみる。
テンプルベース51ごと必要な位置までカツタ
アツシー35を移動させる際は、カツタロアレバ
ー32のセツトボルト34をゆるめ、カツタロア
レバー32も同様に移動させる。
この際、固定刃37と可動刃39の開閉状態を
移動前と同じ状態に保つ必要があるが、セツトボ
ルト34をゆるめても、駆動シヤフト21の断面
形状が矩形のため、カツタロアレバー32がその
揺動方向に回動することはなく、またカツタロア
レバー32を駆動シヤフト21の軸方向にスライ
ドさせた場合も同様であるので、カツタの開度調
整は不要である。
次に前記構成によるテンプルの特徴を説明す
る。
通常のスパン織物用のテンプルリングアツシー
の取付構造は両端部をテンプルベースに支持又は
固定するものであり、かかる取付構造においては
テンプルベースをテンプルリングアツシーの長さ
に応じて設定する必要があつた。
しかし、前記構成では、テンプルリングアツシ
ー57の一方の端部の支持を別体のテンプルリン
グサポート61によつて行い、サポートベース6
0を介してクロスフエルステー15に荷重を受け
させるようにしてあり、またサポートベース60
をクロスフエルステー15に対してスライド可能
としてある。したがつて、1種類のテンプルベー
ス51でテンプルリングアツシー57の長さの変
更に対応できる。
また、テンプルリングサポート61の受け部は
織布により常時荷重を受けながらテンプルリング
アツシー57の軸58と接触するため金属製とす
る必要があり、これを金属製のクロスフエルステ
ー15と直接接触させると、微振動による摩耗が
懸念されるため、樹脂製のサポートベース60を
介在させてある。
また、保全等でテンプルを取り外す場合に容易
に外れるように、テンプルリングサポート61の
受け部は第6図及び第7図に示したようにフオー
ク状としてある。
次に前記構成によるフエルプレートの特徴を説
明する。
フエルプレートキヤツプ77は板厚0.3mm程度
の薄板で作られたものであり、これだけでは剛性
不足であるので、織巾調整範囲をフエルプレート
73,74等で補完するが、任意の織巾に小刻み
に対応するためにはこれらのフエルプレートを各
種そろえなければならない。そのため、スライド
フエルプレート72とその隣りのフエルプレート
74との間にスライドフエルプレート72に対し
てスライド可能なフエルプレートキヤツプサポー
ト78を設け、フエルプレートの間隔があいても
問題がないようにしている。したがつて、補完用
のフエルプレートの数を少なくすることができ
る。
第9図〜第11図にはそれぞれ他の実施例を示
す。
第9図に示す実施例は、駆動シヤフト21の断
面形状を六角形とし、カツタロアレバー32のボ
ス部の取付孔33も六角形としたもので、このよ
うにしても同様の効果が得られる。勿論、これら
に限らず多角形でよく、更には非円形であればよ
い。
第10図に示す実施例は、駆動シヤフト21と
カツタロアレバー32とをキー90を介して嵌合
させるようにしたもので、この場合は駆動シヤフ
ト21として丸シヤフトを採用できる。
第11図に示す実施例は、駆動シヤフト21に
間隔をあけて支持レバー91,92を固定し、こ
れらの支持レバー91,92の先端部間に駆動シ
ヤフト21と平行にしてガイドシヤフト93を固
定し、カツタロアレバー32を駆動シヤフト21
とガイドシヤフト93との両方にスライド自在に
嵌合させ、適当な位置でボルト94により抱締固
定するようにしたものである。この場合も駆動シ
ヤフト21として丸シヤフトを採用できる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、カツタを
織巾方向に位置調整可能なテンプルベースに取付
け、カツタレバーを駆動シヤフトに対しその軸方
向にのみ位置調整可能な構成としたため、織巾変
更に際しては、テンプルの移動という一動作によ
りカツタまで位置調整することができ、またこれ
に伴つてカツタレバーを駆動シヤフトの軸方向に
スライドさせてもカツタの開度が変化しないの
で、カツタの開度調整が不要となり、作業時間の
短縮が図れると共に、回動調整の忘れによるカツ
タの破損も防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の駆動シヤフトへのカツタレバー
の取付構造を示す概略図、第2図は本考案の一実
施例を示す織機の反緯入れ側の織前付近の一部破
断平面図、第3図は同上要部の拡大平面図、第4
図は第2図の−断面図、第5図は第2図の
矢視図、第6図は第2図の−断面図、第7図
は第6図の−断面図、第8図は第2図の−
断面図、第9図〜第11図はそれぞれ他の実施
例を示す概略図である。 15……クロスフエルステー、21……駆動シ
ヤフト、32……カツタロアレバー、33……取
付孔、34……セツトボルト、35……カツタア
ツシー、37……固定刃、39……可動刃、44
……カツタアツパレバー、51……テンプルベー
ス、55……テンプルカバー、57……テンプル
リングアツシー、60……サポートベース、61
……テンプルリングサポート、71……固定フエ
ルプレート、72……スライドフエルプレート、
73,74……フエルプレート、77……フエル
プレートキヤツプ、78……フエルプレートサポ
ート、90……キー、91,92……支持レバ
ー、93……ガイドシヤフト、94……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織巾方向に延在し、軸線を中心として往復角運
    動する駆動シヤフト21に取付けたカツタレバー
    32の揺動によりカツタ35を開閉運動させて緯
    糸を切断するようにした断片織機の緯糸切断装置
    において、前記カツタ35を織巾方向に位置調整
    可能なテンプルベース51に取付け、前記カツタ
    レバー32を、前記駆動シヤフト21に対し、そ
    の軸方向にスライド可能に、かつ、回動方向に相
    対回動不能に嵌合させて、適宜のスライド位置で
    固定するようにしたことを特徴とする断片織機の
    緯糸切断装置。
JP11797683U 1983-07-30 1983-07-30 断片織機の緯糸切断装置 Granted JPS6029183U (ja)

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JP11797683U JPS6029183U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 断片織機の緯糸切断装置

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JP11797683U JPS6029183U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 断片織機の緯糸切断装置

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JPS6029183U JPS6029183U (ja) 1985-02-27
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012503A (ja) * 1973-04-19 1975-02-08
JPS5114623A (ja) * 1974-07-29 1976-02-05 Nippon Denso Co
JPS5658036A (en) * 1979-10-01 1981-05-20 Rieter Ag Maschf Cutting apparatus for loom

Patent Citations (3)

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JPS6029183U (ja) 1985-02-27

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