JPH0374223B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0374223B2
JPH0374223B2 JP22333983A JP22333983A JPH0374223B2 JP H0374223 B2 JPH0374223 B2 JP H0374223B2 JP 22333983 A JP22333983 A JP 22333983A JP 22333983 A JP22333983 A JP 22333983A JP H0374223 B2 JPH0374223 B2 JP H0374223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitroethane
group
propanethiol
nitromethylene
tetrahydro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22333983A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60116675A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP22333983A priority Critical patent/JPS60116675A/ja
Priority to US06/639,919 priority patent/US4625025A/en
Priority to KR1019840004929A priority patent/KR860002191B1/ko
Priority to EP84110010A priority patent/EP0135803B1/en
Priority to DE8484110010T priority patent/DE3484038D1/de
Publication of JPS60116675A publication Critical patent/JPS60116675A/ja
Publication of JPH0374223B2 publication Critical patent/JPH0374223B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、側鎖にニトロメチレン基を有するヘ
テロ環化合物の新規な製法に関するものである。
側鎖にニトロメチレン基を有するヘテロ環化合
物は、農薬、医薬あるいは香料などの用途を有し
ている。例えば特開昭50−151882号公開公報に
は、テトラヒドロ−2−(ニトロメチレン)−1,
3−チアジン類が、殺虫、殺ダニ剤などの農薬と
して優れた活性を示すことが提案されている。
従来、側鎖にニトロメチレン基を有するヘテロ
環化合物の多くの製法は、出発原料として合成が
容易で反応性に富む物質である環状ジチオカルバ
ミン酸エステル類が用いられている。
例えば上記の公開公報には、テトラヒドロ−2
−(ニトロメチレン)−1,3−チアジン類の製法
として、次に記す方法が開示されている。
まずテトラヒドロ−1,3−チアジン−2−チ
オンをハロゲン化メチルでメチル化し、得られる
テトラヒドロ−2−(メチルチオ)−1,3−チア
ジンを亜鉛イオンの存在下にアルキルニトロアセ
テートと反応させ、アルキルニトロ(テトラヒド
ロ−1,3−チアジン−2−イリデン)アセテー
トを得、次いでこれを塩基の存在下に加水分解し
た後脱カルボキシル化し、目的物のテトラヒドロ
−2−(ニトロメチレン)−1,3−チアジン類を
製造する。
この例にみられるように、環状ジチオカルバミ
ン酸エステル類を出発原料とする、側鎖にニトロ
メチレン基を有するヘテロ環化合物の製法は、反
応工程が非常に長く複雑であり、またメチル化し
た原料をアルキルニトロアセテートと反応させる
工程において、悪臭の原因となるメチルメルカプ
タンが発生する、など必ずしも工業的に満足でき
る方法とは言えない。
本発明者らは、側鎖にニトロメチレン基を有す
るヘテロ環化合物を、工業的に有利に製造できる
方法を確立することを目的とし、鋭意研究を行つ
た。その結果、一般式() (ただし式中X1、X2およびX3は同一または、相
異なるハロゲン原子を示し、Yは水素原子、ハロ
ゲン原子または低級アルキル基を示す。)で表わ
される2,2,2−トリハロ−1−ニトロエタン
化合物を、溶媒中で塩基の存在下に、 一般式() (ただし式中Rは、アルキル基、シクロアルキル
基、アラルキル基、アルケニル基またはアルキニ
ル基を示し、nは2、3または4を示す。)で表
わされる1−N置換アミノアルカンチオール化合
物と反応させれば、極めて工業的に有利に、 一般式() (ただし式中Yは水素原子、ハロゲン原子または
低級アルキル基を示し、Rはアルキル基、シクロ
アルキル基、アラルキル基、アルケニル基または
アルキニル基を示し、nは2、3または4を示
す。)で表わされる、側鎖にニトロメチレン基を
有するヘテロ環化合物を製造できることを見い出
し、本発明を完成するに至つた。
本発明は、上記公知法に比較し反応工程が極め
て簡略化され、工業的実施の面で障害となるメチ
ルメルカプタンの副生もなく、しかも高収率で目
的物を得ることができる。
本発明の原料である上記一般式()で表わさ
れる2,2,2−トリハロ−1−ニトロエタン化
合物において、X1、X2、X3およびYで示される
ハロゲン原子としては、塩素、臭素、フツ素およ
びヨウ素のいずれでもよく、またX1、X2、X3
よびYは同一のハロゲン原子であつてもよく、相
異なるハロゲン原子であつてもよい。またYで示
される低級アルキル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチルなど炭素数1〜4を有する
アルキル基を挙げることができる。
その具体例としては、2,2,2−トリクロロ
−1−ニトロエタン、2−ブロモ−2,2−ジク
ロロ−1−ニトロエタン、2−クロロ−2,2−
ジブロモ−1−ニトロエタン、2,2−ジクロロ
−2−ヨード−1−ニトロエタン、2−クロロ−
2,2−ジヨード−1−ニトロエタン、2,2−
ジクロロ−2−フルオロ−1−ニトロエタン、2
−クロロ−2,2−ジフルオロ−1−ニトロエタ
ン、2,2−ジブロモ−2−ヨード−1−ニトロ
エタン、2−ブロモ−2,2−ジヨード−1−ニ
トロエタン、2,2−ジブロモ−2−フルオロ−
1−ニトロエタン、2−ブロモ−2,2−ジフル
オロ−1−ニトロエタン、2,2,2−トリブロ
モ−1−ニトロエタン、2,2,2−トリヨード
−1−ニトロエタン、2,2,2−トリフルオロ
−1−ニトロエタン、1−メチル−2,2,2−
トリクロロ−1−ニトロエタン、1−エチル−
2,2,2−トリクロロ−1−ニトロエタン、1
−メチル−2−ブロモ−2,2−ジクロロ−1−
ニトロエタン、1−エテル−2−ブロモ−2,2
−ジクロロ−1−ニトロエタンなどの2,2,2
−トリハロ−1−ニトロ−1−ニトロエタンるい
および1,2,2,2−テトラクロロ−1−ニト
ロエタン、1−ブロモ−2,2,2−トリクロロ
−1−ニトロエタン、2−ブロモ−1,2,2−
トリクロロ−1−ニトロエタン、1,2−ジブロ
モ−2,2−ジクロロ−1−ニトロエタン、2,
2−ジブロモ−1,2−ジクロロ−1−ニトロエ
タン、1−クロロ−2,2,2−トリブロモ−1
−ニトロエタン、2−クロロ−1,2,2−トリ
ブロモ−1−ニトロエタン、1,2,2,2−テ
トラブロモ−1−ニトロエタンなどの1,2,
2,2−テトラハロ−1−ニトロエタン類などを
挙げることができる。これらの中でも、工業的に
入手が容易な化合物という点から、特に2,2,
2−トリクロロ−1−ニトロエタン、2,2,2
−トリブロモ−1−ニトロエタンおよび1,2,
2,2−テトラクロロ−1−ニトロエタンが有用
である。
これら2,2,2−トリハロ−1−ニトロエタ
ン化合物は、公知の方法により容易に合成するこ
とができる。例えば上記2,2,2−トリハロ−
1−ニトロエタン類の場合には、2,2−ジハロ
エチレンとニトロニウムハライドとの反応、また
上記1,2,2,2−テトラハロ−1−ニトロエ
タン類の場合には、1,2,2−トリハロエチレ
ン、四酸化二窒素およびハロゲンとの反応、によ
つて容易に合成することができる。
本発明におけるもう一方の原料である上記一般
式()で現わされる、1−N置換アミノアルカ
ンチオール化合物は、工業的に入手可能な化合物
である。その一般式()において、Rで示され
るアルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシルおよびドデ
シルなどの炭素数1〜12を有するアルキル基を挙
げることができる。シクロアルキル基としては、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシ
ル、シクロウンデシルおよびシクロドデシルなど
の炭素数5〜12を有するものを挙げることができ
る。またアラルキル基としては、ベンジル基およ
びフエネチル基などが挙げられ、アルケニル基と
しては、アリル、ブテニルおよびペンテニルなど
炭素数3〜5を有するものを挙げることができ、
さらにアルキニル基としては、プロパルギル、ブ
チニルおよびペンチニルなど炭素数3〜5を有す
ものを挙げることができる。
その代表例としては、1−メチルアミノ−2−
エタンチオール、1−メチルアミノ−3−プロパ
ンチオール、1−メチル)−メチルアミノ−4−
ブタンチオール、1−エチルアミノ−2−エタン
チオール、1−エチルアミノ−3−プロパンチオ
ール、1−エチルアミノ−4−ブタンチオール、
1−プロピルアミノ−2−エタンチオール、1−
プロピルアミノ−3−プロパンチオール、1−プ
ロピルアミノ−4−ブタンチオール、1−イソプ
ロピルアミノ−3−プロパンチオール、1−ブチ
ルアミノ−3−プロパンチオール、1−ペンチル
アミノ−3−プロパンチオール、1−ヘキシルア
ミノ−3−プロパンチオール、1−オクチルアミ
ノ−3−プロパンチオール、1−デシルアミノ−
3−プロパンチオール、1−ドデシルアミノ−3
−プロパンチオール、1−シクロヘキシルアミノ
−2−エタンチオール、1−シクロヘキシルアミ
ノ−3−プロパンチオール、1−シクロヘキシル
アミノ−4−ブタンチオール、1−シクロオクチ
ルアミノ−3−プロパンチオール、1−シクロド
デシルアミノ−3−プロパンチオール、1−ベン
ジルアミノ−2−エタンチオール、1−ベンジル
アミノ−3−プロパンチオール、1−ベンジルア
ミノ−4−ブタンチオール、1−アリルアミノ−
エタンチオール、1−アリルアミノ−3−プロパ
ンチオール、1−アリルアミノ−4−ブタンチオ
ール、1−プロパギルアミノ−2−エタンチオー
ル、1−プロパルギルアミノ−3−プロパンチオ
ール、などを挙げることができる。これら1−N
置換アミノアルカンチオール化合物は、2,2,
2−トリハロ−1−ニトロエタン化合物1モルに
対して、通常0.5〜10モル、好ましくは1〜5モ
ル使用することができる。
また本発明において使用に供される塩基として
は、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエキシ
ド、カリウムメトキシドあるいはカリウムエトキ
シドの如きアルカリ金属のアルコラート;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムの如きアルカリ金属
の水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化バリウム
あるいは水酸化マグネシウムの如きアルカリ土類
金属の水酸化物;などが有用である。これら塩基
は、使用に供される2,2,2−トリハロ−1−
ニトロエタン化合物1モルに対して、通常3モル
以上、好ましくは3.0〜6モル用いることができ
る。
本発明における反応は、溶媒中で行われる。使
用に供される溶媒としては、両原料と塩基とを同
時に溶解させ、しかも反応に不活性な物であれば
いずれも有用である。その具体例としては、メタ
ノール、エタノール、i−プロパノール、n−プ
ロパノール、i−ブタノールあるいはn−ブタノ
ールの如き低級脂肪族アルコール、水、ジメチル
スルホキシド、アセトニトリルおよびジメチルホ
ルムアミドなどを挙げることができる。これらの
中でも、工業的実施の面からは、特に低級脂肪族
アルコールを溶媒として用いるのが好ましい。
本発明における2,2,2−トリハロ−1−ニ
トロエタン化合物と、1−N置換アミノアルカン
チオール化合物との接触方法には、特別の制限を
設ける必要はない。
例えば、両原料を溶媒に溶かした液に塩基を添
加する方法、あるいは溶媒中で1−N置換アミノ
アルカンチオール化合物と塩基とを予め反応さ
せ、チオール化合物をチオラート化合物になした
後、その溶液中に2,2,2−トリハロ−1−ニ
トロエタン化合物を添加する方法、によつて実施
することもできる。しかし1−N置換アミノアル
カンチオール化合物を溶媒に溶かした液に、2,
2,2−トリハロ−1−ニトロエタン化合物と塩
基を別々に溶媒に溶かした液を、徐々に場合によ
つては分割して添加する方法を採用することによ
り、より一層高い収率で目的物を得ることができ
る。
本発明の反応は、通常100℃以下の温度、好ま
しくは−10〜50℃の温度にて、0.5〜10時間、好
ましくは1〜5時間行うことができる。
かくて上記一般式()で表わされる、側鎖に
ニトロメチレン基を有するヘテロ環化合物を高収
率にて得ることができる。例えば、1−N置換ア
ミノアルカンチオール化合物として、1−メチル
アミノ−2−エタンチオールを用いた場合には、
3−メチル−2−(ニトロメチレン)−1,3−チ
アゾリジン、3−メチル−2−(ニトロ、クロロ
メチレン)−1,3−チアゾリジンなどのチアゾ
リジン類;また1−エチルアミノ−3−プロパン
チオールを用いた場合には、テトラヒドロ−3−
エチル−2−(ニトロメチレン)−1,3−チアジ
ン、テトラヒドロ−3−エチル−2−(ニトロ、
クロロメチル)−1,3−チアジンなどのチアジ
ン類;さらに1−シクロヘキシルアミノ−4−ブ
タンチオールを用いた場合には、ヘキサヒドロ−
3−シクロヘキシル−2−(ニトロメチレン)−
1,3−チアゼピン、ヘキサヒドロ−3−シクロ
ヘキシル−2−(ニトロ、クロロメチレン)−1,
3−チアゼピンなどのチアゼピン類;をそれぞれ
製造することができる。
反応終了後、目的物の単離精製は、過、濃
縮、抽出あるいは再結晶などの操作を適宜採用す
ることによつて、容易に行うことができる。その
具体的一例を次に述べる。まず反応終了後、反応
液を鉱酸水溶液で中和し、中和液を水で希釈した
後、ジクロロメタンの如き有機溶媒で抽出する。
抽出液から有機溶媒を除去し、得られる粗結晶を
再結晶することにより、精製された目的物を単離
することができる。
次に、本発明の実施例を挙げる。なお、各例に
おける目的物の収率は、いずれも使用に供した
2,2,2−トリハロ−1−ニトロエタン化合物
基準である。
実施例 1 メタノール40mlに、1−メチルアミノ−3−プ
ロパンチオール5.0gおよびカセイソーダ1.0gを
加え撹拌し、完全に溶解させた後、混合液を0℃
に冷却した。この溶液を撹拌しながらその中に、
カセイソーダ2.2gをメタノール25mlに溶かした
溶液と、2,2,2−トリクロロ−1−ニトロエ
タン3.5gをメタノール20mlに希釈した溶液とを、
50分を要して同時にゆつくりと滴下した後、1時
間反応を行つた。この間発熱したが、液温を10℃
以下(約8℃)に保持した。反応後、3N−塩酸
水溶液でPH7に中和し、次いで水60mlを加え、塩
化メチレン50mlで4回抽出を行つた。抽出液を濃
縮し、テトラヒドロ−3−メチル−2−(ニトロ
メチレン)−1,3−チアジン3.27g(収率94%)
を得た。
実施例 2 カセイソーダに代えて、ナトリウムメトキシド
の28wt%メタノール溶液15.4gを用いた他は、実
施例1と同様の操作で実験を行つた。その結果、
テトラヒドロ−3−メチル−2−(ニトロメチレ
ン)−1,3−チアジン3.31g(収率95%)を得
た。
実施例 3 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて1−エチルアミノ−3−プロパンチオール
5.6gを用いた他は、実施例1と同様の操作で実
験を行つた。その結果、テトラヒドロ−3−エチ
ル−2−(ニトロメチレン)−1,3−チアジン
3.53g(収率94%)を得た。
実施例 4 カセイソーダに代えて、カセイカリ4.4gを用
いた他は、実施例3と同様の操作で実験を行つ
た。その結果、テトラヒドロ−3−エチル−2−
(ニトロメチレン)−1,3−チアジン3.54g(収
率94%)を得た。
実施例 5 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−イソプロピルアミノ−3−プロパンチ
オール6.3gを用いた他は、実施例1と同様の操
作で実験を行つた。その結果、テトラヒドロ−3
−イソプロピル−2−(ニトロメチレン)−1,3
−チアジン3.80g(収率94%)を得た。
実施例 6 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−n−ヘキシルアミノ−3−プロパンチ
オール8.3gを用いた他は、実施例1と同様の操
作で実験を行つた。その結果、テトラヒドロ−3
−n−ヘキシル−2−(ニトロメチレン)−1,3
−チアジン4.54g(収率93%)を得た。
実施例 7 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−シクロヘキシルアミノ−3−プロパン
チオール8.2gを用いた他は、実施例1と同様の
操作で実験を行つた。その結果、テトラヒドロ−
3−シクロヘキシル−2−(ニトロメチレン)−
1,3−チアジン4.55g(収率94%)を得た。
実施例 8 カセイソーダに代えて、カリウムメトキシドの
30wt%メタノール溶液18.7gを用いた他は、実施
例7と同様の操作で実験を行つた。その結果、テ
トラヒドロ−3−シクロヘキシル−2−(ニトロ
メチレン)−1,3−チアジン4.60g(収率95%)
を得た。
実施例 9 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−ベンジルアミノ−3−プロパンチオー
ル8.6gを用いた他は、実施例1と同様の操作で
実験を行つた。その結果、テトラヒドロ−3−ベ
ンジル−2−(ニトロメチレン)−1,3−チアジ
ン4.61g(収率92%)を得た。
実施例 10 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて1−アリルアミノ−3−プロパンチオール
6.2gを用いた他は、実施例1と同様の操作で実
験を行つた。
その結果、テトラヒドロ−3−アリル−2−
(ニトロメチレン)−1,3−チアジン3.72g(収
率93%)を得た。
実施例 11 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−プロパルギルアミノ−3−プロパンチ
オール6.1gを用いた他は、実施例1と同様の操
作で実験を行つた。
その結果、テトラヒドロ−3−プロパルギル−
2−(ニトロメチレン)−1,3−チアジン3.65g
(収率92%)を得た。
実施例 12 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−メチルアミノ−2−エタンチオール
4.3gを用いた他は、実施例1と同様の操作で実
験を行つた。
その結果、3−メチル−2−(ニトロメチレン)
−1,3−チアゾリジン2.82g(収率88%)を得
た。
実施例 13 1−メチルアミノ−3−プロパンチオールに代
えて、1−メチルアミノ−4−ブタンチオール
5.6gを用いた他は、実施例1と同様の操作で実
験を行つた。
その結果、ヘキサヒドロ−3−メチル−2−
(ニトロメチレン)−1,3−チアゼピン3.23g
(収率86%)を得た。
実施例 14 2,2,2−トリクロロ−1−ニトロエタンに
代えて、2−ブロモ−2,2−ジクロロ−1−ニ
トロエタン4.4gを用いた他は、実施例1と同様
の操作で実験を行つた。
その結果、テトラヒドロ−3−メチル−2−
(ニトロメチレン)−1,3−チアジン3.20g(収
率94%)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (ただし式中X1、X2およびX3は、同一または相
    異なるなるハロゲン原子を示し、Yは水素原子、
    ハロゲン原子または低級アルキル基を示す。)で
    表わされる2,2,2−トリハロ−1−ニトロエ
    タン化合物を、溶媒中で塩基の存在下に、 一般式() (ただし式中Rは、アルキル基、シクロアルキル
    基、アラルキル基、アルケニル基またはアルキニ
    ル基を示し、nは2、3または4を示す。)で表
    わされる1−N置換アミノアルカンチオール化合
    物と反応させることを特徴とする、 一般式() (ただし式中Yは水素原子、ハロゲン原子または
    低級アルキル基を示し、Rはアルキル基、シクロ
    アルキル基、アラルキル基、アルケニル基または
    アルキニル基を示し、nは2、3または4を示
    す。)で表わされる、側鎖にニトロメチレン基を
    有するヘテロ環化合物の製法。
JP22333983A 1983-08-25 1983-11-29 側鎖にニトロメチレン基を有するヘテロ環化合物の製法 Granted JPS60116675A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22333983A JPS60116675A (ja) 1983-11-29 1983-11-29 側鎖にニトロメチレン基を有するヘテロ環化合物の製法
US06/639,919 US4625025A (en) 1983-08-25 1984-08-10 Process for producing a 2H-1,3-thiazolidine, 2H-tetrahydro-1,3-thiazine, or 2H-hexahydro-1,3-thiazepine derivative substituted at the 2 position by a nitromethylene group derivative
KR1019840004929A KR860002191B1 (ko) 1983-08-25 1984-08-16 측쇄기로서 니트로메틸렌기를 갖는 헤테로고리 화합물을 제조하는 방법
EP84110010A EP0135803B1 (en) 1983-08-25 1984-08-22 Process for producing heterocyclic compounds having nitromethylene group as the side chain group
DE8484110010T DE3484038D1 (de) 1983-08-25 1984-08-22 Verfahren zur herstellung einer heterocyclischen verbindung mit einer nitromethylengruppe als seitenkette.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22333983A JPS60116675A (ja) 1983-11-29 1983-11-29 側鎖にニトロメチレン基を有するヘテロ環化合物の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60116675A JPS60116675A (ja) 1985-06-24
JPH0374223B2 true JPH0374223B2 (ja) 1991-11-26

Family

ID=16796606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22333983A Granted JPS60116675A (ja) 1983-08-25 1983-11-29 側鎖にニトロメチレン基を有するヘテロ環化合物の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60116675A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60116675A (ja) 1985-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1397552A (zh) 用于合成噻唑衍生物的中间体、及其制备方法
KR860002191B1 (ko) 측쇄기로서 니트로메틸렌기를 갖는 헤테로고리 화합물을 제조하는 방법
US4665172A (en) Process for producing heterocyclic compound having nitromethylene group as the side chain group
JP2010132661A (ja) ハロゲン化2−(3−ブテニルスルファニル)−1,3−チアゾールを製造する方法
KR850000572B1 (ko) 2,4,5-치환된 티아졸의 제조방법
JPH0374223B2 (ja)
JPH0374224B2 (ja)
JPH0374222B2 (ja)
JPH0373546B2 (ja)
KR100837582B1 (ko) 농약 활성을 지닌 티아졸 유도체의 제조방법
US6818769B2 (en) Process for the preparation of diamine single-sided condensation products
EP0134615B1 (en) Process for preparing n-substituted nitromethylene heterocyclic compounds
US4118501A (en) Thiazolidine derivatives
KR900006556B1 (ko) 2-구아니디노티아졸 유도체의 제조방법
SU359821A1 (ja)
US4156735A (en) Thiazolidine derivatives
US6372913B1 (en) Process for preparing 2-substituted 5-formylthiazoles
SU436492A3 (ru) Способ получения производных пиколиновойкислоты
CZ289172B6 (cs) Způsob přípravy esterů merkaptokarboxylových kyselin
KR100241089B1 (ko) 2-메르캅토-4-메틸-1,3-티아졸-5-아세트산의 신규한제조방법
RU2103264C1 (ru) Способ получения производных тиазола или их солей присоединения кислот, 5-хлор-3-тиоцианато-2-алканон и способ его получения
KR840002006B1 (ko) 5-설파모일-오르타닐산의 제조방법
CZ283402B6 (cs) Způsob výroby 4-methyl-5-(2-chloralkyl)thiazolového derivátu a 4-thiokyanato-5-chlor-2-alkanon používaný jako meziprodukt při tomto způsobu
JPH09202778A (ja) 第一級アミンのアミノ基をクロロ基に変換する方法およびこれを利用する合成方法
JPH01139584A (ja) ペニシラン酸化合物の製造法