JPH0374094A - インバータ式x線装置 - Google Patents

インバータ式x線装置

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JPH0374094A
JPH0374094A JP21007589A JP21007589A JPH0374094A JP H0374094 A JPH0374094 A JP H0374094A JP 21007589 A JP21007589 A JP 21007589A JP 21007589 A JP21007589 A JP 21007589A JP H0374094 A JPH0374094 A JP H0374094A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、X線発生装置用の電源に係り、特に小型・軽
量化に好適な共振型インバータ式X線発生用電源装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
X線発生用電源装置の小型軽量化を計るには、商用電源
の電圧をX線管へ印加するための高電圧へ昇圧する高圧
変圧器を小型軽量な物とすることが最も大きな課題であ
った。
高圧変圧器は、それへの入力電圧の周波数を高くするこ
とによって小型軽量化を計れるものである。そのような
高圧変圧器への入力電圧を高周波化する技術は、近年発
達の著しい電力制御用の半導体デバイスをスイッチング
素子として用いることによって開発されている。いわゆ
る、インバータ式X線装置と称されて現在実用化されて
いる。
そのようなインバータ式X線装置として、上記高圧変圧
器の漏れインダクタンスと、これと直列に接続されたコ
ンデンサとで共振をおこさせ、高圧変圧器の出力電圧を
整流し、xg管に印加する共振型インバータ式X線装置
がある。
この方式の装置において、負荷であるX線管に印加する
電圧(以下、「管電圧jと記す、)の制御は、例えば米
国特許第4225788号等に開示されているインバー
タの周波数を制御する方法や、特開昭63−19055
6号公報に開示されているインバータの動作位相を制御
する方法により、かつ管電圧をフィードバック制御して
管電圧の安定化を図っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記周波数及び位相もフィードバック制御する
場合、実際の管電圧と設定管電圧の誤差は変化しており
、従って管電圧の制御量である上記周波数及び位相を時
々刻々と変化する。
このため、インバータ動作の半周期毎に周波数や位相も
異なり、高圧変圧器入力の電圧−時間積に差を生じ、高
圧変圧器は偏磁する。
この偏磁による磁気飽和を防ぐためには、動作磁束密度
を小さい値に設定しなければならないので、高圧変圧器
の小型化にも限界があった。
また、偏磁すると高圧変圧器鉄心の磁歪振動が大きくな
り、これによる騒音増大の問題もあった。
したがって、X線装置も共振型インバータを導入したに
も係らず、小型化の達成の点及び騒音の点で問題を残し
ている。X線装置は、近年の各種画像診断機器(XIC
T装置、MHI装置、核医学機器、超音波診断装置等)
の普及に伴って、設置スペースも限定されつつあり、ま
た対象が患者であることから騒音を発生することは許容
されない。
そこで、本発明は共振型インバータ式X線装置の高圧変
圧器の鉄心が偏磁することを防止できる技術を提供し、
以て変圧器の小型化、ひいてはX線装置の小型化を実現
するとともに、鉄心の偏磁により生ずる磁歪振動を原因
とする騒音をなくすことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、直流電源と、直流
電圧を高周波交流に変換する共振型インバータと、この
インバータの出力電圧を昇圧する高圧変圧器と、この高
圧変圧器の出力電圧を整流する整流回路と、この整流回
路の出力電圧が印加されるX線管とを有すインバータ式
X線装置において、前記インバータの動作の1周期の正
、負の各半周期同志でインバータより高圧変圧器への出
力の電圧・時間積を等しくする手段を設けたことを特徴
としている。
また、上記目的は、直流電源と、この直流電源の出力電
圧を高周波交流に変換するために交互にオンする少なく
とも一対のスイッチング手段を有した共振型インバータ
と、このインバータの出力電圧を昇圧する高圧変圧器と
、この高圧変圧器の出力電圧を整流する整流回路と、こ
の整流回路の出力電圧が印加されるX線管と、このX線
管へ印加された電圧を検出する管電圧検出器と、管電圧
設定信号と前記管電圧検出器の検出信号とを比較しその
差分を増幅し前記インバータへ帰還制御する手段とを有
すインバータ式xg装置において。
前記差分増幅信号を利用して前記インバータの動作の1
周期内の正、負の期間同志で前記一対のスイッチング手
段のオン期間を等しくする信号を発生する手段を設ける
ことにより達成される。
〔発明の原理〕
本発明において直流電源の出力電圧は、マクロ的に見れ
ば変動することがあり得るが、高周波で動作するインバ
ータの動作1周期のような極短時間では一定値と見ても
良い、そこで1本発明はインバータが直流電圧を交流に
変換するための2つのスイッチング手段の正極側及び負
極側が交互にオン/オフする動作1周期において、正極
側のオン期間と、負極側のオン期間を等しくすることに
より、インバータより高圧変圧器への出力の電圧時間積
を同じにするものである。
そしてより詳しくは、前記〔課題を解決するための手段
〕の後段に記載したように、X線装置では実際の管電圧
を設定管電圧とするために実際の管電圧を電圧制御手段
へ帰還制御するのが一般的である。共振型インバータ式
X線装置では管電圧制御手段はインバータが兼用する。
そこで本発明は、管電圧制御のためのインバータへの帰
還制御系にインバータの一対のスイッチング手段が動作
し周期内にオンする期間を等しくする信号を発生する手
段を設けたものである。
以下、作用は実施例とともに説明する。
〔実施例〕
以下1本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明によるX線装置の一実施例を示す回路図
である。このX線装置は、二次電池などの直流電源1と
、インバータ2と、変圧器3と。
共振コンデンサ6と、調Il器4と、X線管5とを有し
ている。
上記インバータ2は、上記直流電源1から直流を受電し
て交流に変換するもので、直流電源1の正極に接続され
た第一のスイッチとしてのトランジスタT r L及び
その負極に接続された第二のスイッチとしてのトランジ
スタTrzから成る第一の直列接続体と、上記トランジ
スタTrt及びT r xにそれぞれ並列に設けられた
第三のスイッチとしてのトランジスタTra及び第四の
スイッチとしてのトランジスタTraから成る第二の直
列接続体と、上記各トランジスタT r 1〜Tr4に
それぞれ逆並列接続された第一のダイオードD1〜第四
のダイオードDaとから成る。なお、上記各トランジス
タT r l−T r aは、それぞれベース電流を流
すことによってターンオンするようになっている。
変圧器3は、上記インバータ2の出力側に接続され該イ
ンバータ2からの出力電圧を昇圧するもので、所定の巻
数比を有するとともに、漏れインダクタンスLs及びW
 M容量Csを有している。
そして、変圧器3の一次巻線には、直列に共振コンデン
サ6が接続されている。
この変圧器の工法巻線と直列に接続された共振コンデン
サ6の静電容量Crと前記変圧器の漏れインダクタンス
Lsとが共振素子として用いられる。
なお、直列共振とするために、上記変圧器の浮遊容量C
sは上記共振コンデンサ6の静電容量Crより非常に小
さい値に設定されている。
整流器4は、上記変圧器3からの出力電圧を全波整流し
て直流に変換するもので、四つのダイオードDa=Da
から成る。そして、上記整流器4の出力側には、X線管
5が接続されている。なお、第1図において、符号Ch
は上記整流器4の出力電圧をX線管5に印加するための
高電圧ケーブルの静電容量であり、整流器4からの出力
電圧を平滑するものである。
ここで1本発明においては、XIl管5に印加すべき電
圧(以下「管電圧」という、)の設定信号によって上記
インバータ2のトランジスタTr1〜T r 4の動作
位相を制御する位相制御回路10が設けられるとともに
、分圧器7によって管電圧を検出し、これを適切な信号
に変換する信号変換回路8を介して誤差増幅回路9に入
力し、管電圧設定信号81との差を増幅し、これを前記
位相制御回路10に入力するように構成されている。な
お、符号11a〜11dは、上記位相制御回路1oから
出力される制御信号に従ってそれぞれトランジスタTr
l〜Traを駆動する駆動回路である。そして、上記位
相制御回路10により、上記インバータ2の第一のスイ
ッチとしてのトランジスタT r tと第二のスイッチ
としてのトランジスタTrzをインバータ2の動作周波
数にて180°の位相差で交互にターンオンさせ、第三
のスイッチとしてのトランジスタTraと第四のスイッ
チとしてのトランジスタTraを同じ<180’の位相
差で交互にターンオンさせるとともに、第一のトランジ
スタTrxがターンオンしてから第四のトランジスタT
r4がターンオンする位相差及び第二のトランジスタT
目がターンオンしてから第三のトランジることによって
、上記X線管5に供給する電力を制御するようになって
いる。
第2図は、上記位相差がOの場合の各部のタイミング線
図で、一定の負荷条件のもとでは出力は最大となる。第
3図は、任意の位相差αにおけるタイミング線図で、任
意の出力が得られる。
出力を0にする場合は1位相差を180°にすればよい
、このように1位相差αをOから180゜まで可変する
ことによって、第4図に示すように出力電力を連続的に
制御することができる。
なお第4図において−Rt、Rzp Raは負荷抵抗で
、負荷条件、すなわち管電圧と管電流によって決まる値
である。
このようにして上記各トランジスタT r i〜Tr4
が動作を開始すると、第2図あるいは第3図に示すよう
な共振電流itが変圧器3に流れ、X線管5には前記設
定した管電圧及び管電流による電力が供給される。なお
、このとき、インバータ2は、変圧器3の漏れインダク
タンスLsと共振コンデンサ6の静電容量Crとの共振
周波数あるいはそれに近い周波数で動作する0本発明、
は、X線管5に印加された管電圧を検出する分圧器7を
設けるとともに、この分圧器7からの検出信号及び予め
設定した目標電圧信号(管電圧設定信号S1)を誤差増
幅回路9へ入力してその差を増幅するとともに、この差
によってインバータ2のトランジスタT r 1〜Tr
aの動作位相を制御する信号を1図示外のコントローラ
から入力するX線曝射信号S4によって出力する位相制
御回路10に後述の特徴を持たせたものである。そして
、これらの分圧器7と誤差増幅回路9と位相制御回路1
0とにより、上記インバータ2の第一のスイッチとして
のトランジスタT r tと第二のスイッチとしてのト
ランジスタTrZとをインバータ2の動作周波数にて1
800の位相差で交互にターンオンさせ、第三のスイッ
チとしてのトランジスタTriと第四のスイッチとして
のトランジスタT r aとを同じ<180@の位相差
で交互にターンオンさせるとともに、第一のトランジス
タT r 1がターンオンしてから第四のトランジスタ
T r aがターンオンする位相差及び第二のトランジ
スタT r zがターンオンしてから第三のトランジス
タTraがターンオンする位相差を適宜変化させること
によって、上記X線管5に供給する電力を帰還制御する
ようになっている。
このような帰還制御において、誤差増幅回路の出力は時
々刻々と変化しており、その変化は管電圧の立上り時は
特に大きい。
これをそのまま位相制御回路10に入力するとインバー
タ2の動作の正と負の半サイクル間の位相に差が生じ、
このため高圧変圧器3に入力される電圧−時間積にも差
が生じ、高圧変圧器3の鉄心が偏磁する。
これを抑制するため、本実施例のX線装置は第5図に示
す一例のように位相制御回路10が構成されている。第
5図において、10aは周波数信号発生回路で、公知の
高周波発振器やマイクロコンピュータのクロック信号を
用いインバータ2の動作周波数を決める信号Aを出力す
るもの、tabは1周期決定回路で1周波数倍号発生回
路10aの出力信号を分周して、インバータ2の動作の
1周期を決定する信号Bを作成して出力するもの。
10oは誤差ホールド回路で、第1図に示す誤差増幅回
路9より出力される信号S8と前記信号Bとを入力し、
信号Bにより信号S8をホールドしホールド信号Cを出
力するもの、10dは位相決定回路で、信号Aを入力し
鋸歯状波Eを発生させ、この鋸歯状波Eと前記ホールド
信号Cとの比較を行い、位相信号Fを出力するもの、L
ogはパルス分配回路(1)で、周波数信号発生回路1
0aの出力Aを入力し、信号PI、Psを発生するもの
、10hはパルス分配回路(2)で、前記位相信号Fを
入力しその信号を信号Pg、P4として分配出力するも
のである。パルス分配回路(1)Log、パルス分配回
路(2)10hからの上記pi〜P4がインバータ2の
トランジスタT’rx〜Tr4の駆動パルス信号であり
、第2図、第3図との対応では、Piが(a)、Psが
(c)、Pgが(b)、Piが(d)に対応している。
そして、第6図のFに示すように、インバータの動作1
周期において出力される2つの位相信号Tは等しくなる
次に、第6図の位相制御回路10の動作を説明する0周
波数倍号発生回路10aはインバータ2の動作周波数に
対応して設定された周期毎に(本実施例では、インバー
タ2の動作の172周期毎に)信号Aを出力している。
第1@において管電圧設定信号S1とX線曝信号S4が
入力されてX線管5よりX線が曝射され、その管電圧が
検出され管電圧検出信号S6が誤差増幅回路9へ入力さ
れ、信号S8が出力されているとする。いま、図に示す
周波数信号発生回路10aがパルスAを出力すると、そ
れに同期して一周期決定回路10bもパルスBを出力す
る。すると誤差ホールド回路10cはパルスBのタイミ
ングで信号Ssをホールドし、そのホールド信号Cを位
相決定回路10dへ出力する。
位相決定回路10dは信号Cの他に周波数信号発生回路
10aからの信号Aが入力されており。
この信号Aが発生するタイミングで、第6図に示す波形
の鋸歯状波信号Eを繰り返し発生する。そして1位相決
定回路10dは信号Cと信号Eとを比較し、Etcの間
だけオンする位相信号Fを出力する。このようにすると
、信号Fはインバータ2の動作1周期内にパルス出力?
l及びψ2を含み。
かつ’f’12Pzの関係のパルスを出力する。また。
信号Fのインバータ2の動作位相差αに対しての関係は
、ψ!+α=90@、ψ2+α=900となる。
周波数信号発生回路10aの最初のパルス周期において
、パルス分配回路(1)Logが信号Aにより、Plが
オン、Plがオフとなる信号を出力し、一方パルス分配
回路10hは信号Fにより、E〉Cの間だけオンするP
aと、オフ信号P4を出方する0周波数倍号発生回路1
0aが2波目のパルスAを出力すると、信号P1.Pg
がオフし、Paがオンとなる。それと同時に1位相決定
回路10dはホールドされたままの信号Cと再度発生し
た鋸歯状波Eとの比較を行ない、上記と同様にE>Cの
間だけオンする信号Fを発生する。すると、Fがオンし
たタイミングでパルス分配回路(2) 10h、それま
でオフしていたP4をオンとする。そして、第6図に示
す信号Aが3波目のパルスを出力すると、pl、Pgが
オフし、Paもオフする。
この3波目のパルスAが出力すると、−周期決定回路1
0bからパルスBが出力される。パルスBのタイミング
で誤差ホールド回路10cは誤差増幅回路9の出力信号
をホールドし直す、そして、以下は上記動作を繰り返す
、なお、Pz=Paのパルス出力は前に説明したように
インバータ2のトランジスタTrl〜Tr4へ供給され
る。
なお1本実施例の位相制御回路1oは位相決定回路10
fで鋸歯状波Eとホールド信号Cを比較するようにした
が、その他の方法でも良い0例えば、第5図において、
信号Aを誤差ホールド回路10cへ入力し鋸歯状波を発
生させ、鋸歯状波と信号Ssを比較しホールドする方法
を採用しても良く、この場合には上記実施例よりも正確
な帰還制御ができる。
次に、このように構成されたX線装置の動作について説
明する。まず、X線管5に供給する管電圧が決まると、
この管電圧に対応した管電圧設定信号S1を目標電圧信
号として図示外のコントローラから誤差増幅回路9へ入
力する。一方、この誤差増幅回路9には1分圧lI7で
検出し信号変換回路8で変換された現在の管電圧に対応
した管電圧検出信号S8が入力される。すると、この誤
差増幅回路9は、上記管電圧設定信号Stと管電圧検出
信号S6との誤差を検出し、この誤差を比例−積分制御
などにより処理し、上記誤差の大きさに対応し、てイン
バータ2の各トランジスタT r 1〜Tr4の動作の
位相差αを決定するため、位相制御回路10へ入力する
。このとき、X線曝射の開始前は、管電圧設定信号S1
に対して管電圧検出信号S+sは零であるので、S8は
最大となり(第6図ではO位置)最大電力が供給できる
ように上記位相差αは零とされる。
次に、上記位相制御回路1oでは、各トランジスタT 
r l” T r 4がターンオン及びターンオフする
制御信号を作るとともに、第一のスイッチとしてのトラ
ンジスタTr1と第四のスイッチとしてのトランジスタ
T r aがターンオンする位相差α1、及び第二のス
イッチとしてのトランジスタTr2と第三のスイッチと
してのトランジスタTraがターンオンする位相差α2
を制御する制御信号を作成する。(本発明ではαl=α
2とされる。)そして、上記位相制御回路10に図示外
のコントローラからX線曝射信号S4が入力することに
より、該位相制御回路10は、上記作成した制御信号P
1〜P4をそれぞれの駆動回路11a〜lidへ送出す
る。これにより、各駆動回路11a〜11dは、上記位
相制御回路10からの制御信号に従ってインバータ2の
各トランジスタT r 1〜Tr4を駆動する。
このようにして上記各トランジスタTr1〜Traが動
作を開始すると、第2図あるいは第3図に示すような共
振電流itが変圧器3に流れ、X線管5には管電圧が印
加し始め、管電流が流れる。そして、上記X線管の管電
圧が設定した値に近づくと、前記管電圧設定信号Slと
管電圧検出信号Ssとの誤差が小さくなるので、上記誤
差増幅回路9は、位相差αを大きくする(逆にTは小さ
くなる)ように動作し、直流電源lからの電力の供給を
少なくする。X線管の管電圧が設定した値とほぼ等しく
なると、上記設定した管電圧及び管電流による電力に等
しい電力が直流電源1から供給できる位相でインバータ
2は動作する。なお、このとき、インバータ2は、変圧
器3の漏れインダクタンスLsと共振コンデンサ6の静
電容量C2との共振周波数あるいはそれに近い周波数で
動作する。
以上のように、第1図及び第5図の実施例によれば、イ
ンバータ動作の1周期における正、負の半サイクル間の
高圧変圧器入力の電圧−時間積が等しくなるので、直流
偏磁を抑制される。
したがって、磁束密度を大きく設定することができるの
で、鉄心には断面積の小さなものが使用でき、変圧器の
小電化が可能となる。
また、直流偏磁の抑制において、鉄心の偏歪振動が小さ
くなるので、騒音も低減される。
第1図は、位相差の制御によって管電圧を制御する例で
あるが、インバータの動作周波数の制御でも管電圧の制
御が可能である。
すなわち、第2図に示すように、トランジスタT r 
1に対するTriの位相およびTriに対するTrsの
位相差をOとし、その周波数を可変する方法である。
この実施例を第7図に示す。
第7図において1周波数制御回路12の他は第1図と同
一である。負荷5に供給される出力電力を制御するには
、上記変圧器3の漏れインダクタンスLs及び共振コン
デンサ6の共振周波数F。
とインバータ2の動作周波数Flとの比Fi /Foを
、第7図に示す周波数制御回路12によって変化すると
出力電圧は第10図に示すようになる。すなわち、第8
図において、横軸をF a / F 。
とし、縦軸を直流電源1からの入力電圧Vs と変圧器
3の出力電圧Voとの比V o / V tとすると、
上記Ft/Foと出力電圧Voとの関係は、負荷抵抗R
z、 Rz、 ++、 Rx (Rz>Rz>−>Rs
)をパラメータとして第8図に示すカーブのようになる
そして、共振周波数Foは、変圧器3の漏れインダクタ
ンスLsと共振コンデンサ6で決まる一定値であるので
、インバータ2の動作周波数F、を変化させることによ
って出力電圧Voを制御できる。
第7図に示す周波数制御方式のインバータの周波数制御
回路12の一構成例を第9図に示す、第9図において、
12iは誤差ホールド回路で、誤差増幅回路9からの信
号S8をホールドし信号Iを出力するもの、12には周
波数決定回路で第11図に示すように入力電圧に応じて
出力周波数が変え得るようにするもので1本実施例では
上記信号工を入力し、工の値に応じた勾配の鋸歯状波を
2波連続して出力し所定値と比較してそれが一致した時
にパルスKを出力するように構成されている。12jは
一周期決定回路■で、パルスKを分周してインバータの
動作1周期を設定するパルスJを出力するもの、121
及び12mはパルス分配回路1.IIで1周波数決定回
路12にのパルス出力Kを入力し4 p 1 ’〜P番
′を出力するものである。
従来の周波数制御方式の帰環制御は、以下に説明する第
10図の最上段に示すように、パルスにの発生が83の
値に応じてインバータの動作の正負の各半サイクル毎に
変化する((ill歯状波の勾配が破線で示すように変
化する。)ので、高圧変圧器が偏磁する。しかし本実施
例ではそれを防止することができる。以下、第1013
i1fを併せて第9図の周波数制御回路12の動作を説
明する。第7図において、管電圧設定信号SlとX線曝
射信号S4が入力すると、誤差増幅回路9よりの出力S
3によって周波数制御回路12では、誤差ホールド回路
が88をホールドし周波数決定回路12iへ出力する0
周波数決定回路12iは入力S8に対応した鋸歯状波E
′を発生し、この鋸歯状波E′と所定値Qとが一致した
時点(始動時はOでも良い)でパルス信号Kを発生する
。最初のパルス信号にはパルス分配回路(1)12M及
びパルス分配回路(U)12mへ入力し、それらからイ
ンバータ2のトランジスタT r 1〜Tr4を駆動す
るパルス信号P1′〜P4’ を出力する。パルス信号
PI′〜P4’のうち、先ずPt’がTrzへ、そして
P4′がTraへ駆動回路11a、lidを介して供給
される。一方、 Px’及びPa′は最初オフ状態を保
つ0周波数決定回路12iでは、最初の入力Saに対応
した勾配の鋸歯状波E′が所定値Qと一致した時に2波
目のパルスKを発生する。
この時、駆動パルスル LI 、 p41がオフし、逆
にp、/、p8/がオンとなる。駆動パルスp、/P1
 はトランジスタT目及びT r Jlへ駆動回路11
b、llcを介して供給される0周波数決定回路12i
は引き続き第1波と同じ勾配の鋸歯状波E′を発生し、
所定値QとE′が等しくなった時に第2波のパルスKを
出方する0周波数決定回路12iの出力には1周期決定
回路12jへ入力され、1周期決定回路12jはKの2
パルス毎にパルスJを出力する。2波目のパルスKが出
方すると、パルス分配回路1241.12mの出カPg
’Ps’  がオフし、逆にpl/、p、/ が再びオ
ンとなる。一方、1周期決定回路12jの出方Jは誤差
ホールド回路12iへ出方され、誤差ホールド回路はそ
の時点の誤差増幅回路の出力S8をボールドする。その
出カニは周波数決定回路12にへ出力され、周波数決定
回路12には新たに鋸歯状波の勾配を設定して出力する
。以下は上記の動作が繰りされる。
以上説明した本実施例では、周波数制御方式のインバー
タの制御を、実際の管電圧と設定管電圧の誤差に応じて
、インバータの動作の1周期の正負の半サイクル同志で
均一な時間に制御できるので、インバータより高圧変圧
器への出力の電圧時間積を等しくできる。
第1図及び第2図の実施例において、位相差又は周波数
をそれぞれ単独に制御して、管電圧を制御する例につい
て述べたが、これに限定するものではなく、位相差と周
波数を併用又は同時に制御する場合にも適用できること
はもちろんである。
なお、上記実施例は、インバータはトランジスタを用い
たフルブリッジ型で、共振回路は直列共振回路として説
明したが1本発明はそれらに限定することなく変更が可
能であることは言うまでもない0例えば1周波数制御の
場合はインバータのスイッチング素子をトランジスタに
替えてサイリスタのような自己消弧素子型の素子を用い
ても良く、またフルブリッジ型インバータの代わりにプ
ッシュプル型インバータでも良い、更に、共振回路は直
列共振に代え、高圧変圧器の漏洩インダクタンスと二次
巻線の浮遊容量を共振素子として用いるものでもよい。
さらに、直流電源1を、商用電源から交流を受電し直流
に整流して平滑することによって得る方式のものにも適
用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高圧変圧器の直流偏磁が抑制され、鉄
心の磁束密度を大きく設定できるので。
高圧変圧器の小型、軽量化が可能となる。
また、鉄心の磁歪振動も低減され、N音も小さくできる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるX線装置の一実施例を示す回路図
、第2図は出力電力が最大となるように制御する場合の
動作を示すタイミング線図、第3図は出力電力が小さく
なるように制御する場合の動作を示すタイミング線図、
第4図は位相差と管電圧との関係を負荷抵抗値をパラメ
ータとして示す図、第5図は第1図の位相制御回路のブ
ロック図、第6図はそのタイミング線図、第7図は本発
明の他の実施例のX線装置の回路図、第8図は周波数と
管電圧との関係を負荷抵抗値をパラメータとして示す図
、第9図は第7図の周波数制御回路のブロック図、第1
0図はそのタイミング線図、第11図は第9図の周波数
決定回路の電圧と周波数との関係を示す図である。 1・・・直流電源、2・・・インバータ、3・・・変圧
器、4・・・整流器、5・・・負荷(X線管)、6・・
・共振コンデンサ、7・・・分圧器、9・・・誤差増幅
回路、10・・・位相制御回路、10c、12i・・・
誤差ホールド回路、11a〜lid・・・駆動回路、1
2・・・周波数制御回路、Tr1〜T r 4 ’・・
トランジスタ、Dz”Da・・・ダイオード。 黍Z口 #3 圓 茶 の 黍 4iL苅麦■ 茶8 #9 面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直流電源と、この直流電源の出力電圧を高周波交流
    に変換する共振型インバータと、このインバータの出力
    電圧を昇圧する高圧変圧器と、この高圧変圧器や出力電
    圧を整流する整流回路と、この整流回路の出力電圧が印
    加されるX線管とを有すインバータ式X線装置において
    、前記インバータの動作の1周期の正、負の半周期同志
    でインバータより前記高圧変圧器へ出力する電圧時間積
    を等しくする手段を備えたことを特徴とするインバータ
    式X線装置。 2、直流電源と、この直流電源の出力電圧を高周波交流
    に変換する共振型インバータと、このインバータの出力
    電圧を昇圧する高圧変圧器と、この高圧変圧器の出力電
    圧を整流する整流回路と、この整流回路の出力電圧が印
    加されるX線管と、このX線管へ印加された電圧を検出
    する管電圧検出器と、管電圧設定信号と前記管電圧検出
    器の検出信号とを比較しその差分を増幅し前記インバー
    タを帰還制御する手段とを有すインバータ式X線装置に
    おいて、前記差分増幅信号を利用して前記インバータの
    動作の1周期の正、負の半周期同志でインバータより前
    記高圧変圧器へ出力する電圧時間積を等しくする手段を
    備えたことを特徴とするインバータ式X線装置。
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WO2003103347A1 (ja) * 2002-06-04 2003-12-11 株式会社 日立メディコ X線装置
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JP2021002902A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 株式会社日本製鋼所 充電装置

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