JPH0373773B2 - - Google Patents
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- JPH0373773B2 JPH0373773B2 JP12181685A JP12181685A JPH0373773B2 JP H0373773 B2 JPH0373773 B2 JP H0373773B2 JP 12181685 A JP12181685 A JP 12181685A JP 12181685 A JP12181685 A JP 12181685A JP H0373773 B2 JPH0373773 B2 JP H0373773B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N5/00—Systems for controlling combustion
- F23N5/02—Systems for controlling combustion using devices responsive to thermal changes or to thermal expansion of a medium
- F23N5/12—Systems for controlling combustion using devices responsive to thermal changes or to thermal expansion of a medium using ionisation-sensitive elements, i.e. flame rods
- F23N5/123—Systems for controlling combustion using devices responsive to thermal changes or to thermal expansion of a medium using ionisation-sensitive elements, i.e. flame rods using electronic means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はガス、石油等の燃焼装置の火炎の燃焼
状態を検出する燃焼状態検出回路に関するもので
ある。
状態を検出する燃焼状態検出回路に関するもので
ある。
従来の技術
従来、フアンヒータ等の燃焼式暖房器は室内で
燃焼するため、炎の着火、失火および室内の酸素
濃度の低下、あるいは不完全燃焼の確実な検出を
必要とする。この種の検知センサとしてフレーム
ロツドセンサが広く使用されている。このセンサ
は火炎のイオン電流を計測して燃焼状態を検出す
るもので、例えば実開昭59−145422号公報のよう
なものがある。この動作を第7図から第9図を用
いて説明する。
燃焼するため、炎の着火、失火および室内の酸素
濃度の低下、あるいは不完全燃焼の確実な検出を
必要とする。この種の検知センサとしてフレーム
ロツドセンサが広く使用されている。このセンサ
は火炎のイオン電流を計測して燃焼状態を検出す
るもので、例えば実開昭59−145422号公報のよう
なものがある。この動作を第7図から第9図を用
いて説明する。
第7図はガスバーナの構成図を示し、燃焼ガス
はノズル1より噴出し、混合管2により空気と混
合され、金網で形成された燃焼板3の内面4に火
炎5を形成して燃焼する。6は火炎5中に挿入さ
れたフレームロツドで、燃焼板3との間に直流電
源7を印加し、火炎のイオン電流Ifを抵抗8の両
端の電圧降下として検出する構成としている。
はノズル1より噴出し、混合管2により空気と混
合され、金網で形成された燃焼板3の内面4に火
炎5を形成して燃焼する。6は火炎5中に挿入さ
れたフレームロツドで、燃焼板3との間に直流電
源7を印加し、火炎のイオン電流Ifを抵抗8の両
端の電圧降下として検出する構成としている。
空気中の酸素濃度のイオン電流If、およびバー
ナより発生する一酸化炭素(CO)の特性を第8
図に示す。ここでコントローラ(図示せず)は電
流Ifが2以下の時は不着火あるいは失火と判断
し、また電流Ifが7以上の時は酸素濃度不足等に
よる異常燃焼と判断して燃料の供給を強制的に停
止させる。
ナより発生する一酸化炭素(CO)の特性を第8
図に示す。ここでコントローラ(図示せず)は電
流Ifが2以下の時は不着火あるいは失火と判断
し、また電流Ifが7以上の時は酸素濃度不足等に
よる異常燃焼と判断して燃料の供給を強制的に停
止させる。
発明が解決しようとする課題
しかしながら上記のような従来の構成では、バ
ーナの不完全燃焼や着火、失火の検出ができる
が、炎電流の値は一般に数マイクロアンペアと微
少であるため、フレームロツド6にカーボンが付
着して燃焼板3と電気的に導通されたり、バーナ
内部の湿度が上昇して空気の抵抗値が小さくなつ
たときには酸素濃度が高くても炎電流Ifが第8図
の7以上となる現象が発生し、異常燃焼との区別
がつかないという課題があつた。
ーナの不完全燃焼や着火、失火の検出ができる
が、炎電流の値は一般に数マイクロアンペアと微
少であるため、フレームロツド6にカーボンが付
着して燃焼板3と電気的に導通されたり、バーナ
内部の湿度が上昇して空気の抵抗値が小さくなつ
たときには酸素濃度が高くても炎電流Ifが第8図
の7以上となる現象が発生し、異常燃焼との区別
がつかないという課題があつた。
これを解決する手段として直流電源7に変えて
交流を印加し、火炎の整流特性を利用して検出す
る手段が実用化されている。第9図にこの特性を
示す。図でAは印加電圧波形、Bは火炎に流れる
電流Iの波形を示す。
交流を印加し、火炎の整流特性を利用して検出す
る手段が実用化されている。第9図にこの特性を
示す。図でAは印加電圧波形、Bは火炎に流れる
電流Iの波形を示す。
火炎に流れる電流Iは、ロツド6に+、燃焼板
3に−を印加した時に多く流れ、この逆方向に印
加した時の電流が少ない整流特性があることが知
られている。コントローラはこの交流電流を平滑
して直流分の電流If′により燃焼状態を検出する。
この構成であると仮にロツド6にカーボンが付着
してシヨートすると正負共電流が流れるために整
流特性がなくなり電流If′がほとんど零になるた
めにロツド6のシヨートを判別できる。
3に−を印加した時に多く流れ、この逆方向に印
加した時の電流が少ない整流特性があることが知
られている。コントローラはこの交流電流を平滑
して直流分の電流If′により燃焼状態を検出する。
この構成であると仮にロツド6にカーボンが付着
してシヨートすると正負共電流が流れるために整
流特性がなくなり電流If′がほとんど零になるた
めにロツド6のシヨートを判別できる。
しかしこの手段は電流If′が直流印加時の電流If
よりも大幅に小さな値となり(1/5〜1/10)検出
回路はS/N比の良い高価な回路を必要とすると
いう課題がある。
よりも大幅に小さな値となり(1/5〜1/10)検出
回路はS/N比の良い高価な回路を必要とすると
いう課題がある。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するために本発明の燃焼状態検
出回路は 火炎に挿入され、炎イオン電流により火炎の燃
焼状態を検知する一対の電極を有するフレームロ
ツドセンサと、フレームロツドセンサの電極間に
直流電源回路により直流電圧を印加する構成と
し、この直流電圧の印加する方向を周期的に正負
に切替えるスイツチング回路と、フレームロツド
センサと直列に接続された炎電流検出抵抗を設
け、この電流検出抵抗に流れる炎電流を電流計測
回路により計測する構成とし、電流計測回路には
スイツチング回路と同期して形成される一対の第
1のしきい値a,bと炎電流を比較する第1の比
較回路と、この第1の比較回路と同期して形成さ
れる一対の第2のしきい値c,dと炎電流を比較
する第2の比較回路を含み、この第2の比較回路
の出力により燃焼状態を判定する燃焼判定回路を
有する構成とした。
出回路は 火炎に挿入され、炎イオン電流により火炎の燃
焼状態を検知する一対の電極を有するフレームロ
ツドセンサと、フレームロツドセンサの電極間に
直流電源回路により直流電圧を印加する構成と
し、この直流電圧の印加する方向を周期的に正負
に切替えるスイツチング回路と、フレームロツド
センサと直列に接続された炎電流検出抵抗を設
け、この電流検出抵抗に流れる炎電流を電流計測
回路により計測する構成とし、電流計測回路には
スイツチング回路と同期して形成される一対の第
1のしきい値a,bと炎電流を比較する第1の比
較回路と、この第1の比較回路と同期して形成さ
れる一対の第2のしきい値c,dと炎電流を比較
する第2の比較回路を含み、この第2の比較回路
の出力により燃焼状態を判定する燃焼判定回路を
有する構成とした。
作 用
以上の構成により、火炎が正常に燃焼している
ときには第2の比較回路の出力はスイツチング回
路と同期した発信出力となり、失火や酸素欠乏、
空気過剰などの不完全燃焼時、およびフレームロ
ツドセンサの絶縁劣下等の異常時、さらにはスイ
ツチング回路や電流計測回路のいずれかの回路が
故障した場合においても全て第2の比較回路の発
信出力が停止するために、燃焼判定回路は発信出
力の有無をチエツクするだけでよいという作用を
有する。
ときには第2の比較回路の出力はスイツチング回
路と同期した発信出力となり、失火や酸素欠乏、
空気過剰などの不完全燃焼時、およびフレームロ
ツドセンサの絶縁劣下等の異常時、さらにはスイ
ツチング回路や電流計測回路のいずれかの回路が
故障した場合においても全て第2の比較回路の発
信出力が停止するために、燃焼判定回路は発信出
力の有無をチエツクするだけでよいという作用を
有する。
実施例
以下本発明の実施例を第1図〜第6図に基づい
て説明していく。
て説明していく。
第1図は本発明燃焼状態検出回路の一実施例を
示す回路図で、9は2つの電位ea,ebに分圧さ
れた直流電源、10はフレームロツドセンサで、
ここでは一方の電極を火炎(図示せず)に挿入す
るフレームロツド11、他方の電極を導電性のバ
ーナ12により構成しているが、これは2本のフ
レームロツドで構成してもよい。また直流電圧
ea,ebは等しい電圧である必要もない。
示す回路図で、9は2つの電位ea,ebに分圧さ
れた直流電源、10はフレームロツドセンサで、
ここでは一方の電極を火炎(図示せず)に挿入す
るフレームロツド11、他方の電極を導電性のバ
ーナ12により構成しているが、これは2本のフ
レームロツドで構成してもよい。また直流電圧
ea,ebは等しい電圧である必要もない。
バーナ12は直流電源9の中点e0に接続され、
フレームロツド11は炎電流検出抵抗13を介し
てフレームロツドセンサ10を直流電源9のe+
電位とe−電位に周期的に切り替えて接続する。
スイツチング回路14はここでは演算増幅器15
を用い、抵抗16とコンデンサ17により決定さ
れる周期で発信する無安定マルチバイブレータを
構成し、演算増幅器15がハイ出力の時はフレー
ムロツド11に+、バーナ12に−方向に電源
eaが印加され、演算増幅器15がロー出力の時
にはフレームロツド11に−、バーナ12に+方
向に電源ebが印加するような構成となつている。
ここでスイツチング回路14は周期的にフレーム
ロツド11に印加する電源を切り替えるものであ
ればこの構成以外のものであつてもよい。
フレームロツド11は炎電流検出抵抗13を介し
てフレームロツドセンサ10を直流電源9のe+
電位とe−電位に周期的に切り替えて接続する。
スイツチング回路14はここでは演算増幅器15
を用い、抵抗16とコンデンサ17により決定さ
れる周期で発信する無安定マルチバイブレータを
構成し、演算増幅器15がハイ出力の時はフレー
ムロツド11に+、バーナ12に−方向に電源
eaが印加され、演算増幅器15がロー出力の時
にはフレームロツド11に−、バーナ12に+方
向に電源ebが印加するような構成となつている。
ここでスイツチング回路14は周期的にフレーム
ロツド11に印加する電源を切り替えるものであ
ればこの構成以外のものであつてもよい。
フレームロツドセンサ10と炎検出用抵抗13
の接続点の電位efはフレームロツドセンサ10に
流れる電流Ifに比例した値となり、電流計測回路
18に入力される。電流計測回路18は第1の比
較回路19と第2の比較回路20により構成され
ている。第1の比較回路19は一般周知の2入力
オープンコレクタ出力のコンパレータで、ハイ出
力の時はオープン出力、ロー出力の時は電位e−
になる。第1の比較回路19の負入力端子には電
源eaと電源ebの直列電源を抵抗21,22によ
り分圧された電位e1が入力されている。さらに
電位e1は抵抗23、ダイオード24を通してス
イツチング回路14の出力に接続されている。第
1の比較回路19の出力は電源eaと電源ebの直
列電源を抵抗25,26により分圧された電位e
2に接続されると共に第2の比較回路20の正入
力端子に接続されている。第1の比較回路19の
正入力端子と第2の比較回路20の負入力端子に
は炎電流Ifに比例した電位efが入力されている。
ここで第2の比較回路20は一般周知の2入力プ
ツシユプル出力のコンパレータであり、ハイ出力
の時は電位e+ロー出力の時は電位e−が出力さ
れ、この出力が燃焼判定回路27に入力されてい
る。ここでは燃焼判定回路27はトランス28の
一次巻線28′に第2の比較回路20の出力が接
続され、二次巻線28″にはダイオード29を介
してコンデンサ30と燃料供給用の安全弁31が
接続されている。
の接続点の電位efはフレームロツドセンサ10に
流れる電流Ifに比例した値となり、電流計測回路
18に入力される。電流計測回路18は第1の比
較回路19と第2の比較回路20により構成され
ている。第1の比較回路19は一般周知の2入力
オープンコレクタ出力のコンパレータで、ハイ出
力の時はオープン出力、ロー出力の時は電位e−
になる。第1の比較回路19の負入力端子には電
源eaと電源ebの直列電源を抵抗21,22によ
り分圧された電位e1が入力されている。さらに
電位e1は抵抗23、ダイオード24を通してス
イツチング回路14の出力に接続されている。第
1の比較回路19の出力は電源eaと電源ebの直
列電源を抵抗25,26により分圧された電位e
2に接続されると共に第2の比較回路20の正入
力端子に接続されている。第1の比較回路19の
正入力端子と第2の比較回路20の負入力端子に
は炎電流Ifに比例した電位efが入力されている。
ここで第2の比較回路20は一般周知の2入力プ
ツシユプル出力のコンパレータであり、ハイ出力
の時は電位e+ロー出力の時は電位e−が出力さ
れ、この出力が燃焼判定回路27に入力されてい
る。ここでは燃焼判定回路27はトランス28の
一次巻線28′に第2の比較回路20の出力が接
続され、二次巻線28″にはダイオード29を介
してコンデンサ30と燃料供給用の安全弁31が
接続されている。
次に第2図を用いて各部の動作を説明してい
く。第2図は第1図の回路の各部の特性を示し、
第2図Aはスイツチング回路14の切替状態を電
位ehで示す。電位ehは電位eoを中心にe+、e
−を交互に出力する。
く。第2図は第1図の回路の各部の特性を示し、
第2図Aはスイツチング回路14の切替状態を電
位ehで示す。電位ehは電位eoを中心にe+、e
−を交互に出力する。
第2図Bはフレームロツドセンサ10に流れる
炎電流Ifを示し第1図の矢印で示した方向を正方
向、逆を負方向として説明していく。正方向の電
流If+は第8図と同様にバーナの燃焼状態に応じ
て電流値が変化する特性を示す。負方向の電流If
−は第9図で説明した火炎の整流特性により通常
は非常に小さな値であるが、フレームロツド11
へカーボンが付着したり絶縁が劣下したときには
電流If−が増加する。第2図Cは第1図の電流計
測回路18への入力電圧efの波形を示し、efは第
2図Bの炎電流Ifを電圧に変換した電位で、電流
Ifと同様の特性を示す。(以下炎出力と呼ぶ) 室内が酸素欠乏状態になつた時は、第8図で説
明したように炎電流If+は増加し、第2図Cに示
すように電流ef+も増加してef+′になる。反対
に空気過剰等の異常燃焼状態になつたときには炎
電流If+は減少し、第2図Cの電流ef+も減少し
てef+″になる。
炎電流Ifを示し第1図の矢印で示した方向を正方
向、逆を負方向として説明していく。正方向の電
流If+は第8図と同様にバーナの燃焼状態に応じ
て電流値が変化する特性を示す。負方向の電流If
−は第9図で説明した火炎の整流特性により通常
は非常に小さな値であるが、フレームロツド11
へカーボンが付着したり絶縁が劣下したときには
電流If−が増加する。第2図Cは第1図の電流計
測回路18への入力電圧efの波形を示し、efは第
2図Bの炎電流Ifを電圧に変換した電位で、電流
Ifと同様の特性を示す。(以下炎出力と呼ぶ) 室内が酸素欠乏状態になつた時は、第8図で説
明したように炎電流If+は増加し、第2図Cに示
すように電流ef+も増加してef+′になる。反対
に空気過剰等の異常燃焼状態になつたときには炎
電流If+は減少し、第2図Cの電流ef+も減少し
てef+″になる。
またフレームロツドセンサ10の絶縁劣下が発
生したときには炎電流If−が増加し電位ef−はef
−′になる。
生したときには炎電流If−が増加し電位ef−はef
−′になる。
次に各々の状態に対する電位efの変化および第
1図の第1、第2の比較回路19,20の動作を
第3図から第6図を用いて説明する。第3図から
第6図それぞれにおいて波形Aは電位efと第1の
比較回路19のしきい値e1の状態を示し、波形
Bは第1の比較回路19の出力状態を示す。また
波形Cは電位efと第2の比較回路20のしきい値
e2の状態を示し、波形Dはその出力状態を示
す。
1図の第1、第2の比較回路19,20の動作を
第3図から第6図を用いて説明する。第3図から
第6図それぞれにおいて波形Aは電位efと第1の
比較回路19のしきい値e1の状態を示し、波形
Bは第1の比較回路19の出力状態を示す。また
波形Cは電位efと第2の比較回路20のしきい値
e2の状態を示し、波形Dはその出力状態を示
す。
第3図は正常燃焼時の状態図で、しきい値e1
はスイツチング回路14の出力がハイの時はダイ
オード24が逆バイアスになるために抵抗21,
22の分圧電位aとなる。またスイツチング回路
14がロー出力の時はダイオード24を通して抵
抗23が抵抗22と並列に接続され、この合成抵
抗と抵抗21の分圧電位bとなり、しきい値e1
はスイツチング回路14と同期してa,bの電位
に切り替わる。ここで電位aは正常燃焼時の炎出
力ef+よりも低い値に設定され、しきい値bは正
常燃焼時の炎出力ef−よりも高い値に設定されて
いる。このために第1の比較回路19の出力は第
3図の波形Bに示すようにスイツチング回路14
と同期してハイとローを繰り返す。
はスイツチング回路14の出力がハイの時はダイ
オード24が逆バイアスになるために抵抗21,
22の分圧電位aとなる。またスイツチング回路
14がロー出力の時はダイオード24を通して抵
抗23が抵抗22と並列に接続され、この合成抵
抗と抵抗21の分圧電位bとなり、しきい値e1
はスイツチング回路14と同期してa,bの電位
に切り替わる。ここで電位aは正常燃焼時の炎出
力ef+よりも低い値に設定され、しきい値bは正
常燃焼時の炎出力ef−よりも高い値に設定されて
いる。このために第1の比較回路19の出力は第
3図の波形Bに示すようにスイツチング回路14
と同期してハイとローを繰り返す。
第1の比較回路は前述のようにオープンコレク
タ出力であるために、第2の比較回路20のしき
い値e2は、第1の比較回路19の出力がハイ
(オープン)の時は抵抗25と26の分圧電位c
となる。また第1の比較回路19の出力がローの
時はしきい値e2は電位e−と同じ値dとなる。
ここでしきい値cは正常燃焼時の炎電位ef+より
も高い値に設定されているために、第2の比較回
路20の出力もスイツチング回路14の出力と同
期してハイ、ローのパルス信号を出力する。
タ出力であるために、第2の比較回路20のしき
い値e2は、第1の比較回路19の出力がハイ
(オープン)の時は抵抗25と26の分圧電位c
となる。また第1の比較回路19の出力がローの
時はしきい値e2は電位e−と同じ値dとなる。
ここでしきい値cは正常燃焼時の炎電位ef+より
も高い値に設定されているために、第2の比較回
路20の出力もスイツチング回路14の出力と同
期してハイ、ローのパルス信号を出力する。
第1図の判定回路27は第2の比較回路20が
パルス出力する事によりトランス28の二次巻線
に誘導電圧が発生し、これをダイオード29とコ
ンデンサ30により整流、平滑して直流に変換
し、安全弁31を駆動する。
パルス出力する事によりトランス28の二次巻線
に誘導電圧が発生し、これをダイオード29とコ
ンデンサ30により整流、平滑して直流に変換
し、安全弁31を駆動する。
通常、安全弁31は燃焼回路に設けられ、バー
ナが正常燃焼時には開いているが異常になつたと
きに閉止し、燃料の供給を停止するものである。
燃焼判定回路27は他の構成手段、例えばマイク
ロコンピユータ等で構成してもよいし、安全弁3
1も燃焼を停止する他の手段、例えば燃料ポンプ
などの燃料供給手段を停止する構成でもよいし、
報知や表示装置と併用する構成であつてもよい。
ナが正常燃焼時には開いているが異常になつたと
きに閉止し、燃料の供給を停止するものである。
燃焼判定回路27は他の構成手段、例えばマイク
ロコンピユータ等で構成してもよいし、安全弁3
1も燃焼を停止する他の手段、例えば燃料ポンプ
などの燃料供給手段を停止する構成でもよいし、
報知や表示装置と併用する構成であつてもよい。
次に第4図は、酸素欠乏状態により炎電流Ifが
増加した状態を示す。時点Xで酸素欠乏が発生す
ると炎電流Ifの増加により電位ef+はef+′にな
る。このために第1の比較回路19は入力電位の
関係が変わらないために第3図の正常燃焼時と同
等の動作をする。(第4図B) しかし第2の比較回路20は図Cのように電位
ef+′がしきい値cを越えるために出力がハイと
ならず発信出力が得られなくなる。(第4図D)
これにより燃焼判定回路27はトランス28の二
次巻線28″に電圧が発生しなくなり、安全弁3
1は閉止し、燃焼を停止する。
増加した状態を示す。時点Xで酸素欠乏が発生す
ると炎電流Ifの増加により電位ef+はef+′にな
る。このために第1の比較回路19は入力電位の
関係が変わらないために第3図の正常燃焼時と同
等の動作をする。(第4図B) しかし第2の比較回路20は図Cのように電位
ef+′がしきい値cを越えるために出力がハイと
ならず発信出力が得られなくなる。(第4図D)
これにより燃焼判定回路27はトランス28の二
次巻線28″に電圧が発生しなくなり、安全弁3
1は閉止し、燃焼を停止する。
第5図は空気過剰により炎電流Ifが減少した場
合の例を示し、時点Yで空気過剰が発生したとす
る。
合の例を示し、時点Yで空気過剰が発生したとす
る。
これにより電位ef+は低下し、ef+″となり第
1の比較回路19のしきい値aよりも小さくな
る。このために第5図Bで示すように出力はハイ
にならない。第2の比較回路20のしきい値cは
前述のように、第1の比較回路19の出力がハイ
の時に分圧電位e2が得られる構成であるため
に、第1の比較回路19の出力がローのままであ
ると第2の比較回路20のしきい値cもしきい値
dと同じレベルのc′となり、その出力もハイにな
る事はない。以上からパルス出力が燃焼判定回路
27に伝わらなくなり燃焼は停止される。
1の比較回路19のしきい値aよりも小さくな
る。このために第5図Bで示すように出力はハイ
にならない。第2の比較回路20のしきい値cは
前述のように、第1の比較回路19の出力がハイ
の時に分圧電位e2が得られる構成であるため
に、第1の比較回路19の出力がローのままであ
ると第2の比較回路20のしきい値cもしきい値
dと同じレベルのc′となり、その出力もハイにな
る事はない。以上からパルス出力が燃焼判定回路
27に伝わらなくなり燃焼は停止される。
第6図はフレームロツドセンサ10にカーボン
などが付着して絶縁劣下したときの状態を示す。
図では時点Zで絶縁劣下したとする。このときは
炎電流If−が増加するために電位ef−がef−′と
なり、第1の比較回路19のしきい値bよりも高
くなる。このために出力はローにならなくなり、
ハイを継続する。これにより第2の比較回路20
のしきい値dもしきい値cと同電位のd′となるの
で、その出力もハイ出力が継続され、燃焼判定回
路27のトランス28の二次巻線28″に電圧が
発生しなくなり、安全弁31は閉止し、燃焼を停
止する。
などが付着して絶縁劣下したときの状態を示す。
図では時点Zで絶縁劣下したとする。このときは
炎電流If−が増加するために電位ef−がef−′と
なり、第1の比較回路19のしきい値bよりも高
くなる。このために出力はローにならなくなり、
ハイを継続する。これにより第2の比較回路20
のしきい値dもしきい値cと同電位のd′となるの
で、その出力もハイ出力が継続され、燃焼判定回
路27のトランス28の二次巻線28″に電圧が
発生しなくなり、安全弁31は閉止し、燃焼を停
止する。
実施例では第2の比較回路20の出力波形がパ
ルス状か否かで以上を判定する構成としたが、第
1の比較回路19および第2の比較回路20の出
力状態を監視することにより異常状態が酸素欠乏
か空気過剰、あるいは絶縁不良のいずれの原因に
よるか判定する事もできる。
ルス状か否かで以上を判定する構成としたが、第
1の比較回路19および第2の比較回路20の出
力状態を監視することにより異常状態が酸素欠乏
か空気過剰、あるいは絶縁不良のいずれの原因に
よるか判定する事もできる。
本実施例では第8図に説明したように酸素欠乏
により炎電流が増加するとして説明したが、バー
ナの構成やフレームロツドの位置により炎電流If
が減少する構成も実現できるが、この場合でも本
発明の構成であれば同様に作用する。さらに第
1、第2の比較回路のしきい値a,b,c,dの
入力方法は本実施例の組み合わせに限られる事は
ない。
により炎電流が増加するとして説明したが、バー
ナの構成やフレームロツドの位置により炎電流If
が減少する構成も実現できるが、この場合でも本
発明の構成であれば同様に作用する。さらに第
1、第2の比較回路のしきい値a,b,c,dの
入力方法は本実施例の組み合わせに限られる事は
ない。
発明の効果
以上説明したように本発明の燃焼状態検出回路
は以下に示すような効果を有する。
は以下に示すような効果を有する。
(1) 燃焼状態のチエツクは直流電源eaを印加し
た時の炎電流If+の直流絶対値を検出する構成
であるために、従来の交流を平滑する構成に比
べて負方向の電流ロスがなくなり大きな電流値
で検出可能となる。従つて電流計測回路の設計
が容易となりノズルやドリフトなどの影響を受
けにくい。
た時の炎電流If+の直流絶対値を検出する構成
であるために、従来の交流を平滑する構成に比
べて負方向の電流ロスがなくなり大きな電流値
で検出可能となる。従つて電流計測回路の設計
が容易となりノズルやドリフトなどの影響を受
けにくい。
(2) フレームロツドセンサの絶縁劣下は直流電源
ebを印加したときの炎電流If−により検出する
構成であるために、交流印加時と同様の火炎の
整流作用を利用して検出するためにフレームロ
ツドが完全にシヨートせずにカーボンの付着等
による数メグオームの大抵抗の絶縁劣下であつ
ても確実に検知可能となり、信頼性の高い絶縁
検出を可能とする。
ebを印加したときの炎電流If−により検出する
構成であるために、交流印加時と同様の火炎の
整流作用を利用して検出するためにフレームロ
ツドが完全にシヨートせずにカーボンの付着等
による数メグオームの大抵抗の絶縁劣下であつ
ても確実に検知可能となり、信頼性の高い絶縁
検出を可能とする。
(3) 電流計測回路は第1と第2の2つの比較回路
により、正常燃焼時にはパルス信号で伝達する
構成であり、何等かの異常が発生したときには
パルスがなくなる構成としているために、回路
中のどの回路部品が故障してもパルスがなくな
るので、燃焼を停止する方向に動作する完全な
フエールセーフ回路を構成できる。
により、正常燃焼時にはパルス信号で伝達する
構成であり、何等かの異常が発生したときには
パルスがなくなる構成としているために、回路
中のどの回路部品が故障してもパルスがなくな
るので、燃焼を停止する方向に動作する完全な
フエールセーフ回路を構成できる。
第1図は本発明燃焼状態検出回路の一実施例を
示す回路図、第2図はその動作を説明する特性
図、第3図は第2図で正常燃焼状態時の各部の特
性図、第4図は第2図で酸素欠乏が発生したとき
の各部の特性図、第5図は第2図で空気過剰状態
が発生したときの各部の特性図、第6図は第2図
で絶縁劣下が発生したときの各部の特性図、第7
図は従来の燃焼状態検出回路を説明する構成図、
第8図はその特性図、第9図は他の従来例を説明
する特性図である。 9……直流電源回路、10……フレームロツド
センサ、11……フレームロツド(フレームロツ
ドセンサの電極)、12……バーナ(フレームロ
ツドセンサの電極)、13……炎電流検出抵抗、
14……スイツチング回路、18……電流計測回
路、19……第1の比較回路、20……第2の比
較回路、27……燃焼判定回路、If……炎電流、
a,b……第1の比較回路のしきい値(第1の一
対のしきい値)、c,d……第2の比較回路のし
きい値(第2の一対のしきい値)。
示す回路図、第2図はその動作を説明する特性
図、第3図は第2図で正常燃焼状態時の各部の特
性図、第4図は第2図で酸素欠乏が発生したとき
の各部の特性図、第5図は第2図で空気過剰状態
が発生したときの各部の特性図、第6図は第2図
で絶縁劣下が発生したときの各部の特性図、第7
図は従来の燃焼状態検出回路を説明する構成図、
第8図はその特性図、第9図は他の従来例を説明
する特性図である。 9……直流電源回路、10……フレームロツド
センサ、11……フレームロツド(フレームロツ
ドセンサの電極)、12……バーナ(フレームロ
ツドセンサの電極)、13……炎電流検出抵抗、
14……スイツチング回路、18……電流計測回
路、19……第1の比較回路、20……第2の比
較回路、27……燃焼判定回路、If……炎電流、
a,b……第1の比較回路のしきい値(第1の一
対のしきい値)、c,d……第2の比較回路のし
きい値(第2の一対のしきい値)。
Claims (1)
- 1 燃焼火炎に挿入され、炎イオン電流により火
炎の燃焼状態を検知する一対の電極を有するフレ
ームロツドセンサと、前記フレームロツドセンサ
の電極間に直流電圧を印加する直流電流回路と、
前記フレームロツドセンサへの直流電圧の印加方
向を周期的に正負に切替えるスイツチング回路
と、前記フレームロツドセンサと直列に接続され
た炎電流検出抵抗と、前記炎電流検出抵抗に流れ
る炎電流を計測する電流計測回路を有し、前記電
流計測回路は前記スイツチング回路に同期して形
成される第1の一対のしきい値と前記炎電流を比
較する第1の比較回路と、前記第1の比較回路の
出力に同期して形成される第2の一対のしきい値
と前記炎電流とを比較する第2の比較回路を有す
る構成とし、前記第2の比較回路の出力により燃
焼状態を判定する燃焼判定回路からなる燃焼状態
検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12181685A JPS61282716A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 燃焼状態検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12181685A JPS61282716A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 燃焼状態検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61282716A JPS61282716A (ja) | 1986-12-12 |
JPH0373773B2 true JPH0373773B2 (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=14820639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12181685A Granted JPS61282716A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 燃焼状態検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61282716A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003074844A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-12 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 炎検出回路 |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP12181685A patent/JPS61282716A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61282716A (ja) | 1986-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |