JPH0373756B2 - - Google Patents
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- JPH0373756B2 JPH0373756B2 JP58134381A JP13438183A JPH0373756B2 JP H0373756 B2 JPH0373756 B2 JP H0373756B2 JP 58134381 A JP58134381 A JP 58134381A JP 13438183 A JP13438183 A JP 13438183A JP H0373756 B2 JPH0373756 B2 JP H0373756B2
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- JP
- Japan
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- fuel
- injected
- nozzle
- nozzle hole
- main
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B19/00—Engines characterised by precombustion chambers
- F02B19/14—Engines characterised by precombustion chambers with compression ignition
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/04—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
- F02M61/06—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series the valves being furnished at seated ends with pintle or plug shaped extensions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
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- F02M61/18—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、デイーゼルエンジンのアイドリン
グ時におけるアイドルノツクを有効に防止するデ
イーゼルエンジンの燃焼室に関するものである。
グ時におけるアイドルノツクを有効に防止するデ
イーゼルエンジンの燃焼室に関するものである。
一般にデイーゼルエンジンの燃焼に関する特徴
の一つとしてデイーゼルノツクが知られており、
特にデイーゼルエンジンのアイドリング時には、
所謂アイドルノツクと言われる騒音が発生する。
の一つとしてデイーゼルノツクが知られており、
特にデイーゼルエンジンのアイドリング時には、
所謂アイドルノツクと言われる騒音が発生する。
このアイドルノツクの発生原因としては、イン
ジエクシヨンノズルから噴射された燃料の着火遅
れ期間中に出来る可燃混合気が、第1図の実線グ
ラフに示すように一瞬に爆発的に燃焼して圧力が
急激に上昇するためであり、特にセタン価の低い
燃料を使用した場合とか低温時に於ける着火遅れ
が長くなつた場合には、一層大きなアイドルノツ
クが発生すると言う問題があつた。
ジエクシヨンノズルから噴射された燃料の着火遅
れ期間中に出来る可燃混合気が、第1図の実線グ
ラフに示すように一瞬に爆発的に燃焼して圧力が
急激に上昇するためであり、特にセタン価の低い
燃料を使用した場合とか低温時に於ける着火遅れ
が長くなつた場合には、一層大きなアイドルノツ
クが発生すると言う問題があつた。
また、公知技術として特許第32160号公報及び
特開昭57−5545号公報が提案されている。
特開昭57−5545号公報が提案されている。
しかし、前者はインジエクシヨンノズルの先端
に設けた内室の中に空気過流を生じさせて、この
内室内で燃料と空気の拡散混合を行うように構成
されたものである。従つて、内室内に噴射された
燃料は速やかに燃焼してしまうので、アイドルノ
ツクを低減させることはなきない。
に設けた内室の中に空気過流を生じさせて、この
内室内で燃料と空気の拡散混合を行うように構成
されたものである。従つて、内室内に噴射された
燃料は速やかに燃焼してしまうので、アイドルノ
ツクを低減させることはなきない。
また、後者はノズル部の前方に中心に孔をあけ
た円板状の超音波振動子を設け、噴射されたこれ
の上に溜つた燃料を超音波の作用で微粒化して、
霧化し、蒸発を効果的に行うようにしたものであ
り、その結果、この振動子上に溜つた燃料は、速
やかに燃焼することになり、結局このノズルもア
イドルノツクを低減することができないものであ
る。
た円板状の超音波振動子を設け、噴射されたこれ
の上に溜つた燃料を超音波の作用で微粒化して、
霧化し、蒸発を効果的に行うようにしたものであ
り、その結果、この振動子上に溜つた燃料は、速
やかに燃焼することになり、結局このノズルもア
イドルノツクを低減することができないものであ
る。
前記のように従来のインジエクシヨンノズルは
主噴射燃料に対して前炎反応を起させるように副
噴孔より噴射された燃料をそのサイクルにおいて
燃焼させることなく貯えておき、次のサイクルに
おいて主噴射燃料に対して前炎反応を起してアイ
ドルノツクを防止することができるものではな
い。
主噴射燃料に対して前炎反応を起させるように副
噴孔より噴射された燃料をそのサイクルにおいて
燃焼させることなく貯えておき、次のサイクルに
おいて主噴射燃料に対して前炎反応を起してアイ
ドルノツクを防止することができるものではな
い。
この発明は、係る従来の問題点に着目して案出
されたもので、その目的とするところは簡単な構
造の燃料噴射装置で着火遅れの短縮化を図りデイ
ーゼルエンジンのアイドルノツクを有効に防止す
ると共に静寂な燃焼を行なうことが出来るデイー
ゼルエンジンの燃焼方式及びその燃焼室を提供す
るものである。
されたもので、その目的とするところは簡単な構
造の燃料噴射装置で着火遅れの短縮化を図りデイ
ーゼルエンジンのアイドルノツクを有効に防止す
ると共に静寂な燃焼を行なうことが出来るデイー
ゼルエンジンの燃焼方式及びその燃焼室を提供す
るものである。
この発明に係る前記目的を達成するためのデイ
ーゼルエンジンの燃焼室は、主噴孔と、この主噴
孔とは異なつた方向に燃料を噴射する副噴孔とを
有するノズル本体の先端部にヒートシールドを嵌
合したインジエクシヨンノズルにおいて、前記ヒ
ートシールドに主噴孔より噴射される燃料を通過
させる噴出孔を開口すると共に副噴孔より噴射さ
れる燃料を受ける燃料溜め部を形成し、この燃料
溜め部に捕捉された燃料はそのまま燃焼すること
なく、次のサイクルにおいて燃焼して主噴射燃料
に対する前炎反応を起させるように構成してい
る。
ーゼルエンジンの燃焼室は、主噴孔と、この主噴
孔とは異なつた方向に燃料を噴射する副噴孔とを
有するノズル本体の先端部にヒートシールドを嵌
合したインジエクシヨンノズルにおいて、前記ヒ
ートシールドに主噴孔より噴射される燃料を通過
させる噴出孔を開口すると共に副噴孔より噴射さ
れる燃料を受ける燃料溜め部を形成し、この燃料
溜め部に捕捉された燃料はそのまま燃焼すること
なく、次のサイクルにおいて燃焼して主噴射燃料
に対する前炎反応を起させるように構成してい
る。
つまり、副噴孔より噴射される燃料の全てをそ
のサイクルにおいて燃焼させるのではなく、この
副噴孔より噴射される燃料を燃料溜め部に一旦捕
捉しておき、次のサイクルの燃料噴射前にこの燃
料溜め部に捕捉されている燃料を気化させて燃焼
させると共に、この燃焼により主噴射燃料に対し
て前炎反応を起こさせるように構成したことを特
徴とするものである。
のサイクルにおいて燃焼させるのではなく、この
副噴孔より噴射される燃料を燃料溜め部に一旦捕
捉しておき、次のサイクルの燃料噴射前にこの燃
料溜め部に捕捉されている燃料を気化させて燃焼
させると共に、この燃焼により主噴射燃料に対し
て前炎反応を起こさせるように構成したことを特
徴とするものである。
以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説
明する。
明する。
第2図は、主噴孔1と副噴孔2とを備えたイン
ジエクシヨンノズル本体3を副室式デイーゼルエ
ンジンに実施した断面図を示し、このインジエク
シヨンノズル本体3はその先端部にヒートシール
ド4が被嵌された状態でシリンダヘツド5に装着
されている。
ジエクシヨンノズル本体3を副室式デイーゼルエ
ンジンに実施した断面図を示し、このインジエク
シヨンノズル本体3はその先端部にヒートシール
ド4が被嵌された状態でシリンダヘツド5に装着
されている。
前記インジエクシヨンノズル本体3の内部には
ニードルバルブ6が摺動自在に内装され、図示し
ないインジエクシヨンポンプからダクト7を通つ
て環状室8内に送られてきた燃料の圧力がノズル
噴射開始圧力に達すると、図示しないノズルスプ
リングの張力に打勝つてニードルバルブ6が押し
上げられ副噴孔2及び主噴孔1から燃料が噴射さ
れるのである。
ニードルバルブ6が摺動自在に内装され、図示し
ないインジエクシヨンポンプからダクト7を通つ
て環状室8内に送られてきた燃料の圧力がノズル
噴射開始圧力に達すると、図示しないノズルスプ
リングの張力に打勝つてニードルバルブ6が押し
上げられ副噴孔2及び主噴孔1から燃料が噴射さ
れるのである。
前記インジエクシヨンノズル本体3の底部中央
には、主噴孔1及び副噴孔2に連通する擂鉢状の
凹部9が形成され、この凹部9に、先端に鍔部1
0を中心側に向かつて張設させた上記ヒートシー
ルド4を被嵌させ、前記ヒートシールド4の鍔部
10と前記擂針状の凹部9との間で副噴孔2から
噴射された燃料Gの一部を溜める燃料溜め部11
を形成するものである。
には、主噴孔1及び副噴孔2に連通する擂鉢状の
凹部9が形成され、この凹部9に、先端に鍔部1
0を中心側に向かつて張設させた上記ヒートシー
ルド4を被嵌させ、前記ヒートシールド4の鍔部
10と前記擂針状の凹部9との間で副噴孔2から
噴射された燃料Gの一部を溜める燃料溜め部11
を形成するものである。
また燃料溜め部11を構成するヒートシールド
4の鍔部10の一部または全部を、金属、セラミ
ツク等の多孔質材料で形成することにより、機関
のアイドリング時に副噴孔2から噴射された燃料
Gは前記燃料溜め部11に溜り、またその一部は
ヒートシールド4の鍔部内壁面に染み込んで燃料
噴霧と空気との混合を適性に抑制することが出来
るものである。
4の鍔部10の一部または全部を、金属、セラミ
ツク等の多孔質材料で形成することにより、機関
のアイドリング時に副噴孔2から噴射された燃料
Gは前記燃料溜め部11に溜り、またその一部は
ヒートシールド4の鍔部内壁面に染み込んで燃料
噴霧と空気との混合を適性に抑制することが出来
るものである。
この発明は上記のように構成され、燃料噴射時
にインジエクシヨンノズル本体3の副噴孔2から
噴射された燃料Gが前記ヒートシールド4の鍔部
10と前記擂鉢状の凹部9とで形成された燃料溜
め部11に溜り、またその一部はヒートシールド
4の鍔部内壁面に染み込む。この燃料溜め部11
内部は、図示しない過流室内のスワールの主流か
ら隔離されており、また温度もそれほど高くない
ので該燃料溜め部11内に溜つた燃料Gの総ては
機関の膨張行程時に燃焼せず、燃料の一部は液体
状またはソフトカーボン状となつて残留する。
にインジエクシヨンノズル本体3の副噴孔2から
噴射された燃料Gが前記ヒートシールド4の鍔部
10と前記擂鉢状の凹部9とで形成された燃料溜
め部11に溜り、またその一部はヒートシールド
4の鍔部内壁面に染み込む。この燃料溜め部11
内部は、図示しない過流室内のスワールの主流か
ら隔離されており、また温度もそれほど高くない
ので該燃料溜め部11内に溜つた燃料Gの総ては
機関の膨張行程時に燃焼せず、燃料の一部は液体
状またはソフトカーボン状となつて残留する。
このように残留した燃料の一部が、次の燃焼サ
イクルの圧縮行程で充分な酸素の元で蒸発、燃焼
し、主燃料の噴射開始前に燃料溜め部11内を高
温にし、かつ活性化したラジカル(反応基)が多
量に出来るので続いて主噴孔1から噴射された燃
料Gはただちに着火し、かつ緩やかに燃焼するも
のである。
イクルの圧縮行程で充分な酸素の元で蒸発、燃焼
し、主燃料の噴射開始前に燃料溜め部11内を高
温にし、かつ活性化したラジカル(反応基)が多
量に出来るので続いて主噴孔1から噴射された燃
料Gはただちに着火し、かつ緩やかに燃焼するも
のである。
この燃焼状態を第1図のグラフに描くと鎖線に
示すような略二次曲線グラフとなる。次にこのグ
ラフに基づいて説明すると、先ず前の燃焼サイク
ルで残つた燃料の一部が次の燃焼サイクル時の圧
縮行程時に蒸発、燃焼し、第1図の鎖線のグラフ
に示すように緩やかに燃焼するものである。即
ち、主噴射燃料の着火送れ(Z領域)が著しく短
縮されることにより、従来のように着火遅れ(Z
領域)から生ずる急激な燃焼圧力の立上がりは起
らず、極めて滑らかな曲線の燃焼状態となり、こ
の為静寂なアイドリング運転が可能となる。
示すような略二次曲線グラフとなる。次にこのグ
ラフに基づいて説明すると、先ず前の燃焼サイク
ルで残つた燃料の一部が次の燃焼サイクル時の圧
縮行程時に蒸発、燃焼し、第1図の鎖線のグラフ
に示すように緩やかに燃焼するものである。即
ち、主噴射燃料の着火送れ(Z領域)が著しく短
縮されることにより、従来のように着火遅れ(Z
領域)から生ずる急激な燃焼圧力の立上がりは起
らず、極めて滑らかな曲線の燃焼状態となり、こ
の為静寂なアイドリング運転が可能となる。
なおアイドリング時以外では、燃料Gは主に主
噴孔1から噴射されるので、従来のデイーゼルエ
ンジンと同様であり、燃費やスモークが悪くなる
事はない。
噴孔1から噴射されるので、従来のデイーゼルエ
ンジンと同様であり、燃費やスモークが悪くなる
事はない。
次に第3図はこの発明の第2実施例を示し、こ
の実施例は単室式デイーゼルエンジン(直接噴射
式デイーゼルエンジン)に適用したもので、主噴
孔1a及び副噴孔2aを備えたインジエクシヨン
ノズル本体3の先端に、所定の間隙の燃料溜め部
11aを隔てて有底筒状のヒートシールド4aを
被嵌させ、上記第1実施例と同様な機能を具備さ
せたものである。
の実施例は単室式デイーゼルエンジン(直接噴射
式デイーゼルエンジン)に適用したもので、主噴
孔1a及び副噴孔2aを備えたインジエクシヨン
ノズル本体3の先端に、所定の間隙の燃料溜め部
11aを隔てて有底筒状のヒートシールド4aを
被嵌させ、上記第1実施例と同様な機能を具備さ
せたものである。
なおヒートシールド4aの側面には、主噴霧を
妨げないように噴出孔13を形成させてある。
妨げないように噴出孔13を形成させてある。
この実施例の場合には、副噴孔2aから噴射さ
れた燃料の一部がヒートシールド4aの底部4b
に溜り、液体状またはソフトカーボン状となつて
残留する。
れた燃料の一部がヒートシールド4aの底部4b
に溜り、液体状またはソフトカーボン状となつて
残留する。
このように残留した燃料の一部が、次の燃焼サ
イクルの圧縮行程で充分な酸素の元で蒸発、燃焼
し、主燃料の噴射開始前に燃料溜め部11内を高
温にし、かつ活性化したラジカル(反応基)が多
量に出来るので続いて主噴孔1aから噴射された
燃料Gはただちに着火し、かつ緩やかに燃焼する
ものである。
イクルの圧縮行程で充分な酸素の元で蒸発、燃焼
し、主燃料の噴射開始前に燃料溜め部11内を高
温にし、かつ活性化したラジカル(反応基)が多
量に出来るので続いて主噴孔1aから噴射された
燃料Gはただちに着火し、かつ緩やかに燃焼する
ものである。
なおその他の構成については、上記の第1実施
例と同様なので同一符号を付して説明は省略す
る。
例と同様なので同一符号を付して説明は省略す
る。
なお上記の実施例では、燃料溜め部11をヒー
トシールド4の鍔部10とインジエクシヨンノズ
ル本体3の擂鉢状の凹部9との間で形成したが、
このような実施例に限定されず例えば、シリンダ
ヘツドに加工して形成することも可能であり、ま
たM形燃焼室の場合には、シリンダヘツドまたは
ピストンにポケツトを形成して燃料溜め部11を
形成することも可能である。
トシールド4の鍔部10とインジエクシヨンノズ
ル本体3の擂鉢状の凹部9との間で形成したが、
このような実施例に限定されず例えば、シリンダ
ヘツドに加工して形成することも可能であり、ま
たM形燃焼室の場合には、シリンダヘツドまたは
ピストンにポケツトを形成して燃料溜め部11を
形成することも可能である。
更に直接噴射式デイーゼルエンジンには、副噴
孔2を下向きではなく斜め上方に向けて形成し、
シリンダヘツド内に燃料溜め部11を形成するこ
とも可能である。
孔2を下向きではなく斜め上方に向けて形成し、
シリンダヘツド内に燃料溜め部11を形成するこ
とも可能である。
この発明に係るデイーゼルエンジンの燃焼室
は、主噴孔と、この主噴孔とは異なつた方向に燃
料を噴射する副噴孔とを有するノズル本体の先端
部にヒートシールドを嵌合したインジエクシヨン
ノズルにおいて、前記ヒートシールドに主噴孔よ
り噴射される燃料を通過させる噴出孔を開口する
と共に副噴孔より噴射される燃料を受ける燃料溜
め部を形成し、この燃料溜め部に捕捉された燃料
はそのまま燃焼することなく、次のサイクルにお
いて燃焼して主噴射燃料に対する前炎反応を起さ
せるように構成されている。
は、主噴孔と、この主噴孔とは異なつた方向に燃
料を噴射する副噴孔とを有するノズル本体の先端
部にヒートシールドを嵌合したインジエクシヨン
ノズルにおいて、前記ヒートシールドに主噴孔よ
り噴射される燃料を通過させる噴出孔を開口する
と共に副噴孔より噴射される燃料を受ける燃料溜
め部を形成し、この燃料溜め部に捕捉された燃料
はそのまま燃焼することなく、次のサイクルにお
いて燃焼して主噴射燃料に対する前炎反応を起さ
せるように構成されている。
従つて、従来の燃焼室のようにそのサイクルに
おいて噴射された燃料の全部が燃焼してシリンダ
内圧力を急上昇させることがなく、デイーゼルエ
ンジンのアイドルノツクを有効に防止することが
でき、これによりアイドルノツクの騒音を著しく
低減することができる効果がある。
おいて噴射された燃料の全部が燃焼してシリンダ
内圧力を急上昇させることがなく、デイーゼルエ
ンジンのアイドルノツクを有効に防止することが
でき、これによりアイドルノツクの騒音を著しく
低減することができる効果がある。
またインジエクシヨンノズル自体の構成が簡単
であるため、安価に製作できる効果がある。
であるため、安価に製作できる効果がある。
第1図は従来の燃焼状態とこの発明に係る燃焼
状態を比較したグラフ説明図、第2図はこの発明
に係るインジエクシヨンノズルを副室式燃焼室に
実施した断面図、第3図はインジエクシヨンノズ
ルを単室式燃焼室に実施した場合の他の実施例を
示す断面図である。 3……インジエクシヨンノズル本体、11……
燃料溜め部、G……燃料。
状態を比較したグラフ説明図、第2図はこの発明
に係るインジエクシヨンノズルを副室式燃焼室に
実施した断面図、第3図はインジエクシヨンノズ
ルを単室式燃焼室に実施した場合の他の実施例を
示す断面図である。 3……インジエクシヨンノズル本体、11……
燃料溜め部、G……燃料。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主噴孔と、この主噴孔とは異なつた方向に燃
料を噴射する副噴孔とを有するノズル本体の先端
部にヒートシールドを嵌合したインジエクシヨン
ノズルにおいて、 前記ヒートシールドに主噴孔により噴射される
燃料を通過させる噴出孔を開口すると共に副噴孔
より噴射される燃料を受ける燃料溜め部を形成
し、この燃料溜め部に捕捉された燃料はそのまま
燃焼することなく、次のサイクルにおいて燃焼し
て主噴射燃料に対する前炎反応を起させるように
構成してなるデイーゼルエンジンの燃焼室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58134381A JPS6027727A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | デイ−ゼルエンジンの燃焼室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58134381A JPS6027727A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | デイ−ゼルエンジンの燃焼室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6027727A JPS6027727A (ja) | 1985-02-12 |
JPH0373756B2 true JPH0373756B2 (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=15127058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58134381A Granted JPS6027727A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | デイ−ゼルエンジンの燃焼室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027727A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05279737A (ja) * | 1991-06-04 | 1993-10-26 | Nippon Steel Corp | 鋼板材質予測装置 |
US7617993B2 (en) * | 2007-11-29 | 2009-11-17 | Toyota Motor Corporation | Devices and methods for atomizing fluids |
Citations (1)
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JPS575545A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-12 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | Fuel injection valve |
-
1983
- 1983-07-25 JP JP58134381A patent/JPS6027727A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575545A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-12 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | Fuel injection valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6027727A (ja) | 1985-02-12 |
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