JPH0373106A

JPH0373106A - 光治療歯ブラシ

Info

Publication number: JPH0373106A
Application number: JP1209757A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Maeda; 哲男前田; Koichi Imanaka; 今仲　行一
Original assignee: Omron Corp; Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1989-08-14
Filing date: 1989-08-14
Publication date: 1991-03-28
Also published as: US5030090A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野ン近年、医用技術の分野において、半導体レーザや発光ダ
イオードによる光を連続波またはパルス波εして疾患部
に照射することにより、疾患部の癲みや炎症を抑える光
治療の研究が進められている。光治療によれば、鎮痛効
果、消炎効果、血行促進効果があることがすでにｆ！認
されている。ただ、これが、光化学作用によるのか、光
音響的効果によるのか、電磁界効果によるものなのかは
充分には解明されていない。

本発明は、上記のような光治療の技術に関する。

〈従来の技術〉従来、光を用いて歯や歯肉の疾患部を治療する器具とし
て、実開昭５７−２００２１０号公報に開示された歯科
用レーザハンドピースが知られている。

この歯科用レーザハンドピースは、第４図に示すように
、先端がＬ字状に曲がったホルダ１１の軸心貫通孔にレ
ーザガイドファイバ１２を挿入して、その先端部をＬ字
状に曲げ、ホルダ１１の先端部に集光レンズ１３を設け
たものである。レーザ光源（図示せず）から出射された
レーザビームをレーザガイドファイバ１２内に導き、そ
の先端部から出射したレーザビームを集光レンズ１３で
集束し、光強度が最も高くなる集光レンズ１３の焦点に
おいて歯や歯肉にレーザじ一ムを照射することにより、
歯や歯肉の疾患部を治療するものである。

（発明が解決しようとする課題〉しかしながら、この従来例の場合、（ａｔ　　レーザガイドファイバ１２が１本だけである
ので、疾患部の治療は一度に一箇所に限られてしまい、
効率の良い治療が行えない、（ｂｌ　　先端に微小な集光レンズ１３を取り付けるこ
とが非常にむずかしく、組み付はコストが高くつく、ま
た、この微小な集光レンズ１３は特殊なものであって、
そのもののコストが高いことから、全体としてかなりの
コストアンプを招いている。

（Ｃ１歯科医専用のものであって一般家庭で手軽に使う
というわけにはいかないし、また、予防のために使用す
るということもほとんど行われない、等の問題がある。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、−度に複数箇所の治療や予防を行うことができ、そ
の割にコストが安く、しかも、−般家庭でも手軽に使え
る光治療歯ブラシを提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。

すなわち、本発明の光治療歯ブラシは、光透過性細線を
複数本束ねた細線束と、前記ｍ線束の基部端面に設けら
れる光発生装置と、前記細線束の端部側を折り曲げた状
態とするとともに、前記細線束の端部それぞれを分離状
態においてブラシ部として外部に突出させるように、前
記細線束を内部に固定保持するブラシ基体とからなる構
成とした。

く作用〉本発明の上記構成による作用は、次のとおりである。

光発生装置から出射された光は、基部端面からそれぞれ
の細線内に導入され、ブラシ部から対象部に照付される
。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１犬益斑第１図は光治療歯ブラシの一部破断の正面図、第２図は
その底面図である。

レーザガイドファイバを利用した光透過性細線１の複数
本をバインダによって密着状態に束ねて細線束２を構成
している。それぞれの光透過性細線の図面には内面反射
用の金属膜層が設けられている。細線束２の基端部は石
英ガラス製の円錐コネクタ３の底面に密着接合されてい
る。ステム４に取り付けられた光発生装置としての半導
体レーザ５の出射端が円錐コネクタ３の頂面に密着接合
されている。ステム４から突出している半導体レーザ５
の電極端子が、給電コード６を介して電源装置７に接続
されている。ｍｍ束２の端部側は、光透過性細線１どう
しが前後左右両方向で分離されかつ折り曲げられた折曲
部２ａとなっている。

折曲部２ａの先端部一部を除いて、細線束２のほぼ全体
と円錐コネクタ３．半導体レーザ５．ステム４とが樹脂
でモールドされ、樹脂モールド部がブラシ基体８を構成
している。前記のモールドにおいて除かれた折曲部ｚａ
の先端、つまり、ブラシ基体８から突出した部分がブラ
シ部９となっている。

以上のように、この光治療歯ブラシの構造はシンプルな
ものとなっている。

電源装置７において電源を投入すると、給電コード６を
介して半導体レーザ５に励起エネルギーが供給され、半
導体レーザ５からレーザビームが連続波またはパルス波
として出射される。このレーザビームは、円錐コネクタ
３を介して、細線束２を構成するすべての光透過性細線
１の内部を金属膜層の内面で反射しながら伝搬し、ブラ
シ部９の先端から出射される。半導体レーザ５と細線束
２との間に両者に密着接合する円錐コネクタ３を介在さ
せであるから、レーザビームをロスなく細線束２に伝達
できる。

通常の歯磨き用の歯ブラシを使うのと同様に、ブラシ基
体８を手で持ってブラシ部９を口腔内に入れ、ブラシ部
９の先端を疾患部（歯や歯肉）に当てかうことにより安
定させる。複数の光透過性細ｖＡ１の先端から出射され
たレーザビームが疾患部の比較的広い範囲で複数箇所を
同時に照射するため、効率良く疾患部の痛みや炎症を抑
制したり血行を促進したり、あるいは予防したりするこ
とができる。

夷Ｚ、スー施−例− 第３図に示すように、この実施例は、電源装置内に光発
生装０を設けたものである。

ずなわち、ＮＢ装Ｗ７のケーシングにステム４゜半導体
レーザ５および円錐コネクタ３を内蔵させ、円錐コネク
タ３に端部が密着接合する細線束２を長いものにＩＩ！
威し、ブラシ基体８以外の部分において、細線束２を軟
質樹脂でモールドし、て引き回し用のフレキシブルなコ
ード部１０としである。

なお、コード部１０は、軟質樹脂のモールドに代えて、
フレキシブルな金属ベローズで構成してもよいし、ある
いはコード部１０の保護のためにコード部１０の外周に
金属べ０−ズを外套させてもよい。

その他の構成は第１実施例と同様であるので、幻応また
は相当する部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略
する。

説明が前後するが、第１実施例では光発生装置をブラシ
基体８に内蔵しであるので、細線束２がより短くてずみ
、その分ロウコストになる。

なお、光発生装置としては、半導体レーザのほか、発光
ダイオードなど治療効果のある光を出射するものであれ
ば何でもよい。

〈発明の効果〉以上のことから、本発明によれば、次のような効果が発
揮される。

■　ブラシ部が複数本の光透過性細線を互いに分離した
状態で構成されているから、疾患部の複数箇所を同時に
照射でき（〜度に広い範囲を照射でき）、治療または予
防を効率良（行うことができる。

■　全体的にｆｌ造がシンプルであり、従来例のように
高価で組み付けが困難な微小レンズを用いないから、複
数箇所の同時照射のために光透過性細線を複数本用いて
いる割には、ｌｊウコストですむ。

■　ブラシ部を構成している複数本の光透過性細線の先
端を疾患部に当てかうこと（こより、安定した状態での
使用が可能であるやまた、わざわざ病院に出かけなくて
もよく、一般家庭において、通常の歯磨き用の歯ブラシ
と同様な感じご手軽に使・）ことができ゛ζ便利である
。０常的に使うことにより予防の効果も得られる。

■　治療または予防しながら歯’１１ｍいたり、あるい
は歯を磨きながら治療または予防をすることができ、二
乗の効用がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る光治療歯ブラシの一
部破断の正面図、第２図はその底面図である。第３図は
第２実施例に係る光治療歯ブラシの一部破断の正面図で
ある。第４図は従来山歯科用レーザハンドピースの断面
図である。１・・・光透過性細線２・・・細線束２ａ・・・折曲部５・・・半導体レーザ（光発住装置）８・・・ブラシ基体９・・・ブラシ部第１閃第３閃第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光透過性細線を複数本束ねた細線束と、前記細線
束の基部端面に設けられる光発生装置と、前記細線束の端部側を折り曲げた状態とするとともに、
前記細線束の端部それぞれを分離状態においてブラシ部
として外部に突出させるように、前記細線束を内部に固
定保持するブラシ基体と、からなる光治療歯ブラシ。